JPH11241769A - 金属製ガスケット - Google Patents

金属製ガスケット

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JPH11241769A
JPH11241769A JP9320613A JP32061397A JPH11241769A JP H11241769 A JPH11241769 A JP H11241769A JP 9320613 A JP9320613 A JP 9320613A JP 32061397 A JP32061397 A JP 32061397A JP H11241769 A JPH11241769 A JP H11241769A
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shim plate
metal
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正彦 三浦
Hiroshi Uemura
浩 植村
Kazuyuki Shimoshi
和幸 下志
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    • F16J15/00Sealings
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    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
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    • F16J15/0818Flat gaskets
    • F16J15/0825Flat gaskets laminated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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    • F16J15/0818Flat gaskets
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の弾性金属板の間にシム板を介装した金
属製ガスケットにおいて,シム板と弾性金属板との固定
する固定部をウォータジャケットに対応した位置で行う
ことにより,固定部と対向面との干渉を無くしてシム機
能を確保する。 【解決手段】 金属製ガスケット1Aを構成する弾性金
属板2,3の間に介装されるシム板4は,シリンダブロ
ック50のシリンダ体51の端面57の範囲に相当する
本体部分21と,本体部分21から一体的にウォータジ
ャケット58に対応する位置に延びる張出部分23とか
ら成る。シム板4を弾性金属板3とをかしめによって固
定する固定部30は張出部分23に位置しているので,
シリンダブロック50とシリンダヘッドとの間に締め付
けた状態では,固定部30が端面57を含む対向面と干
渉せず,金属製ガスケット1Aのシール機能を損わな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,一対の構造体の
対向面間、例えば、エンジンのシリンダブロックとシリ
ンダヘッドとの間に挟持されて対向面間をシールする金
属製ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,多気筒エンジンのシリンダブロッ
クとシリンダヘッドとの間のようなエンジンを構成する
構造体の対向面間にガスケットを配置し,シリンダヘッ
ドをシリンダブロックに締付ボルト等で締付けて両対向
面をシールすることが行われている。このガスケットは
シリンダブロックとシリンダヘッドとの当接面から燃焼
ガス等が漏洩しないように配設されるものであり、種々
のタイプのガスケットが使用されている。
【0003】最近のエンジンは,軽量化、小型化、或い
は高出力指向をめざす自動車用高性能エンジンが開発さ
れており,軽量化のためにアルミニウム合金から成るシ
リンダヘッドを採用している。しかしながら,アルミニ
ウム合金は,軽量ではある反面,剛性が低いので,エン
ジンの運転・停止又は運転状態に応じて生じる温度変化
によって熱膨張或いは熱収縮が増大し、或いはエンジン
使用時における繰り返し応力や冷熱サイクル条件によっ
てガスケットに加わるストレス即ち熱負荷のために、ガ
スケットの歪みが増大し,ガスケットの破壊やシール面
圧の急激な低下によって対向面間からガス漏れ等の不具
合が多く生じることがある。そこで、従来のアスベスト
等のガスケットの代替となる有効なシール手段として、
金属製ガスケットを用いる方法が一般的に知られること
となり、金属製ガスケットについて種々のガスケットが
開発されている。金属製ガスケットには,ピストンが往
復動するためにシリンダブロック内に形成したシリンダ
ボアに対応したボア孔が形成されており,ボア孔の周囲
には環状のビードが形成されている。ボア孔以外にもボ
ルト孔等の貫通孔の周囲近傍にビードが形成されてい
る。金属製ガスケットを間に挟んだ状態でシリンダヘッ
ドとシリンダブロックとをボルト等によって締め付けて
固定するときに,ビードが取付面に対して弾性的な接触
部,特にシリンダボアの周囲の対向面間においては環状
接触部を形成することにより,取付面間が燃焼室や水
孔,オイル孔,ボルト孔等の各種の孔の周囲がシールさ
れる。
【0004】ところで,金属製ガスケットは,通常,複
数枚の金属板から構成されている。金属板には,ビード
を形成した弾性金属板や中間板,調整板等が含まれる。
これらの金属板は,エンジン構成部品の一つである金属
製ガスケットとしての運搬,保管及び組立等の取扱いを
可能とするために,ボア孔の近傍部において溶接等の手
段で互いに固着されている。このような従来の固定構造
では,大がかりな溶接設備を導入する等の必要があるた
めに,金属製ガスケットの製造コストの一層の低減の妨
げの要因の一つになっている。
【0005】従来,ストッパ機能を備えた金属製ガスケ
ットとして,特開平4−347065号公報に開示され
たものがある。このストッパ機能を備えた金属製ガスケ
ットは,ボア孔の周囲にビードを形成した弾性金属板の
ビードの凹面側においてボア孔の端縁部から部分的なシ
ム板を併設し,ボア孔寄りの平坦部にて弾性金属板に固
定したものである。この金属製ガスケットによれば,シ
ム板に当接する部分のビードは全屈したとしても残りの
部分は全屈せずに復元性を有するため,ボア孔間が狭い
場合でもストッパ機能を奏することができる。また,ビ
ードが形成された弾性金属板を二枚とする場合は,ビー
ドの凸部が互いに外側を向くように二枚の弾性金属板を
重ね,ビードの凹面側となる両弾性金属板間に,ボア孔
の端縁部から延びる部分的なシム板が併設されている。
【0006】また,各基板に生じる応力バランスを均一
に保ちながら厚さ調節が可能で,高いシール性能を確保
することを図った金属ガスケットとして,特開平4−1
75579号公報に開示されたものがある。この金属ガ
スケットは,シリンダブロックの燃焼室ボアに対応して
ボア孔が形成されると共にボア孔周囲にビードが形成さ
れた二枚の弾性金属板を互いにビードが外方へ凸型をな
すように積層されており,ビードよりもボア孔側にて両
基板の間に増厚部材を接合したものである。
【0007】また,オープンデッキタイプのエンジンに
は,各シリンダ体が独立して形成されて各シリンダ体の
周囲がウォータジャケットとなっているフルオープンデ
ッキタイプのエンジン,又は一部或いは全部のシリンダ
体が互いに一体化され,一体化されたシリンダ体の周囲
がウォータジャケットとされているセミオープンデッキ
タイプのエンジンがある。かかるオープンデッキタイプ
のエンジンにおいては,シリンダブロックをアルミニウ
ム合金製とし,シリンダライナを耐摩耗性を考慮した特
殊鋳鉄製としたものがある。特にシリンダライナがウォ
ータジャケットに直接露出していない乾式ライナを備え
るシリンダブロックにおいては,シリンダボアの周囲の
デッキ面に,シリンダライナとシリンダライナが嵌め込
まれたシリンダケーシングとの境界線が現れている。こ
のようなエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロック
との対向面間に,特にビードの凸部が外側に向くように
積層した金属製ガスケットを配置した場合,弾性金属板
のビードの凸部が,デッキ面上の境界線上に位置するこ
とがある。シリンダケーシングとシリンダライナとは別
部材であるため境界線で僅かな段差が生じ易いので,シ
リンダヘッドをシリンダブロックに締め付けたときにシ
ールラインが不確実になるおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】オープンデッキ型のエ
ンジンにおいて,ビードが形成された弾性金属板に板厚
調整機能を与えるシム板に,シリンダボアとウォータジ
ャケットとの間に位置する環状デッキ面の全体にわたっ
て不整吸収機能や面圧分散機能等のシール性能を向上さ
せる機能を持たせることできれば,部品の複合機能化の
点で好ましい。また,乾式ライナを有するシリンダブロ
ックを有するエンジンにおいては,乾式ライナとシリン
ダケーシングとの境界線が存在するために不整となり易
いシリンダボア周りのデッキ面を確実にシールすること
ができる構造が求められている。更に,乾式ライナを有
するシリンダブロックはアルミニウム合金製とされるこ
とがあるが,剛性が鋳鉄と比較して低いアルミニウム合
金製のデッキ面を高いシール面圧から保護することも求
められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,溶接
を用いることなく簡素で機械的な固定構造によって弾性
金属板とシム板とを固定することにより,弾性金属板と
中板シムとから成る金属製ガスケットの全体を一つの部
品として低コストで一体化し,シム板が本来有する板厚
調整機能を奏すると共にシリンダボアとウォータジャケ
ットとの間のデッキ面の不整を吸収し且つ面圧の分散を
図ってシール性能を向上することが可能な金属製ガスケ
ットを提供することである。また,シールラインを多重
に設ける等により,シリンダヘッドをシリンダブロック
に締め付けたときにボア孔周りにできるだけ面圧を分散
させることが好ましい。
【0010】この発明は,シリンダボアが形成されたシ
リンダ体の周囲にウォータジャケットが形成されたシリ
ンダブロックと,前記シリンダブロックに取り付けられ
るシリンダヘッドとの対向面間に介装されて適用される
金属製ガスケットにおいて,前記シリンダボアに対応し
た第1ボア孔及び前記第1ボア孔に沿ったビードが形成
された一対の弾性金属板と前記第1ボア孔に対応する第
2ボア孔が形成され且つ前記弾性金属板間に積層された
シム板とを具備し,前記シム板は前記ウォータジャケッ
トに対応して位置する部分において少なくとも一方の前
記弾性金属板に対してかしめによって結合されているこ
とから成る金属製ガスケットに関する。
【0011】この発明による金属製ガスケットにおいて
は,ビードが形成された二枚の弾性金属板と弾性金属板
間に設けられるシム板とのかしめによる固着が,シム板
の本体からウォータジャケットに対応して位置する部分
で行われるので,シリンダヘッドをシリンダブロックに
取り付けた状態では,シム板と弾性金属板との結合部は
ウォータジャケットに対応しているのみであってシリン
ダボア周りのデッキ面と干渉することがない。したがっ
て,デッキ面から作用する力によって固定部に亀裂等を
生じて弾性金属板とシム板とを固定する機能が失われる
ことがなく,或いは逆に固定部分がデッキ面に損傷を与
えることもない。また,シリンダボアとウォータジャケ
ットとの間に位置する環状デッキ面全体においては,弾
性金属板間にシム板が存在しているので,シム板による
板厚調整と不整吸収が行われ,シール性能が確保され
る。
【0012】この金属製ガスケットにおいて,前記ビー
ドは,第1ボア孔に沿って複数条に形成されている。ビ
ードの条数が増加すると,シールラインが増加して金属
製ガスケットによるシール性能が向上する。
【0013】この金属製ガスケットにおいて,両弾性金
属板は,互いに異なる板厚を有している。板厚を弾性金
属板に応じて変更することにより,板厚調整機能に幅を
持たせることができる。
【0014】この金属製ガスケットにおいて,シム板
は,一方の弾性金属板に対して,又は両方の弾性金属板
に対してかしめによって結合されている。
【0015】この金属製ガスケットにおいて,シム板に
は,金属製ガスケットの総板厚を調整する厚さ調節板が
積層されている。
【0016】この金属製ガスケットにおいて,一方の弾
性金属板にはかしめを形成する工具が挿通可能な通し孔
が形成され,シム板と他方の弾性金属板とは,通し孔を
挿通して適用された工具によって形成されたかしめによ
って結合されている。
【0017】この金属製ガスケットにおいて,シム板の
ウォータジャケットに対応して位置する部分は,かしめ
による結合部にのみ設けられている。
【0018】この金属製ガスケットにおいて,シム板の
ウォータジャケットに対応して位置する部分にはハーフ
ビードが形成されており,シム板は,ハーフビードが形
成された部分において,ハーフビードの凸側に積層する
弾性金属板とかしめによって結合されている。或いは,
少なくとも一方の弾性金属板には,シム板のウォータジ
ャケットに対応して位置する部分に対応してシム板側に
凸となるハーフビードが形成されており,シム板は,弾
性金属板のハーフビードが形成された部分に対してかし
めによって結合されている。
【0019】この金属製ガスケットにおいて,シム板は
二枚の弾性金属板の間に挟まれて積層されており,弾性
金属板に形成されたビードは,各ビードの凸部が互いに
対向する向きでシム板に積層されている。
【0020】この金属製ガスケットにおいて,シム板と
少なくとも一方の弾性金属板とは,積層した状態で一部
を厚さ方向にプレスによって変形させた各板の変形底部
の周囲部が隣接する各板相互の食い込み部分で互いに結
合されている。
【0021】この金属製ガスケットにおいて,弾性金属
板には,ウォータジャケットに対応する領域よりも外側
の周辺領域において第1ボア孔に沿って形成したビード
の高さよりも低い高さを有する周辺ハーフビードが形成
されている。
【0022】この金属製ガスケットにおいて,シム板
は,一方の弾性金属板に沿わせた形状に形成されてい
る。シム板は,平坦な板にする必要はなく,かしめを行
う時のセッティングを容易にするため,一方の弾性金属
板に沿う形状を持たせてよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による金属製ガスケットの実施例を説明する。図1はこ
の発明による金属製ガスケットの一方の弾性金属板の一
例を示す平面図,図2は図1に示した弾性金属板に積層
される他方の弾性金属板の一例を示す平面図,図3は図
1及び図2に示された弾性金属板間に介装されるシム板
の一例を示す平面図である。
【0024】この発明による金属製ガスケット1は,一
対の構造体としてのシリンダブロックとシリンダヘッド
とが対向する取付面間のシールを行うため,かかる取付
面間に挟持されるヘッドガスケットである。金属製ガス
ケット1の説明に先立って,この金属製ガスケット1が
適用されるエンジンのシリンダブロックに50について
説明する。図11は,この発明による金属製ガスケット
1が適用される多気筒エンジンのシリンダブロック50
を示す平面図である。シリンダブロック50は,並列し
て設けられたシリンダ体51A,51B,51C・・
(総称する場合は,符号51を用いる)が互いに隣接す
る各シリンダ体51の会合部分Mで一体化されているセ
ミオープンデッキタイプのエンジン用のものであり,各
シリンダ体51には,ピストンが往復動するシリンダボ
ア52A,52B,52C・・(総称する場合は,符号
52を用いる)が形成されている。各シリンダ体51
は,シリンダライナ53A,53B,53C・・(総称
する場合は,符号53を用いる)とシリンダライナ53
が嵌合されるシリンダケーシング55A,55B,55
C・・(総称する場合は,符号55を用いる)とから構
成される。シリンダ体51の周囲には,ウォータジャケ
ット部58A,58B,58C・・が連続しているウォ
ータジャケット58が形成されている。ウォータジャケ
ット58の外側において,シリンダヘッド(図示せず)
を取り付けるためのボルトが螺入されるボルト穴59が
形成されている。なお,例えば,図4に示すように,シ
リンダライナ53の端面54とシリンダケーシング55
の端面56とは,シリンダブロック50の対向面の一部
を構成するシリンダ体51の端面57を構成している。
【0025】図1に示す弾性金属板2は金属製ガスケッ
ト1を構成する一対の弾性金属板の一方の弾性金属板で
あり,図2に示す弾性金属板3は金属製ガスケット1を
構成する他方の弾性金属板である。図3に示すシム板4
は,弾性金属板2,3間に挟んだ状態で積層される。弾
性金属板2,3は,例えばステンレスばね鋼板(SUS
301CSP−3/4H)の金属材料を打ち抜いてビー
ド加工等の成形加工をし,所定の張り強さ,伸び,及び
硬さを備えるために熱処理と表面処理が施したものであ
る。シム板4は,ステンレスばね鋼板(SUS304)
の金属材料を打ち抜いて形成されるが,弾性金属板2,
3よりも薄い金属板から製作される。
【0026】弾性金属板2には,シリンダブロック50
に形成されたシリンダボア52の数と位置に対応して,
ボア孔縁8A〜8D(総称するときは,ボア孔縁8とす
る)によって縁取られたボア孔5A〜5D(総称する場
合には,ボア孔5とする)が並列して形成されている。
弾性金属板3には,弾性金属板2の場合と同様に,ボア
孔縁18A〜18D(総称するときは,ボア孔縁18と
する)によって縁取られたボア孔15A〜15D(総称
する場合には,ボア孔15とする)が並列して形成され
ている。弾性金属板2,3のボア穴5とボア穴15と
は,互いに対応しており,同じ位置に且つ同じ大きさで
形成されており,弾性金属板2,3における第1ボア孔
を構成している。
【0027】シム板4にも,シリンダブロック50に形
成されたシリンダボア52及び弾性金属板2,3のボア
穴5とボア穴15との数,位置及び大きさに対応して,
ボア孔縁28A〜28D(総称するときは,ボア孔縁2
8とする)によって縁取られたボア孔25A〜25D
(総称する場合には,ボア孔25とする)が並列して形
成されている。ボア孔25は,弾性金属板2,3に形成
された第1ボア孔に対応する第2ボア孔を構成してい
る。シム板4は,シリンダ体51の端面57に対応して
いる本体部分21(各シリンダ体51に対応した本体部
分21A〜21Dから成る。総称するときは,符号21
を用いる)と,本体部分21から延びる張出部分23,
24とから構成されている。本体部分21の輪郭は,シ
リンダボア52の開口を定める端縁62に対応したボア
孔縁28A〜28Dと,ウォータジャケット58の開口
を定める端縁68に対応した一連の外側端縁22A〜2
2Dとから成る。張出部分23,24は,金属製ガスケ
ット1をシリンダブロック50の対向面に載置した状態
で,ウォータジャケット58に対応した位置に延びてい
る部分である。張出部分23は,本体部分21が隣接す
るボア孔25間で会合する領域26の近傍に位置し,張
出部分24は領域26とは異なる領域から延びている。
なお,想像線で示す張出部分24aのように,張出部分
を適宜の位置に必要な数だけ設けることができる。ウォ
ータジャケット58に対応する位置への無駄な張出し等
を無くすため,張出部分23,24,24aの数は必要
最小限とし,設けた張出部分にはすべてに,かしめによ
る結合部を形成するのが好ましい。
【0028】また,弾性金属板2には,ボア孔5A〜5
Dに沿ってそれぞれビード6A〜6D(総称するとき
は,ビード6とする)が,また弾性金属板3にも,同様
に,ボア孔15A〜15Dに沿ってそれぞれビード16
A〜16D(総称するときは,ビード16とする)が,
それぞれ環状に形成されている。弾性金属板2と弾性金
属板3は,ビード6,16が,それぞれボア孔5の孔縁
8,18に沿って且つビード6,16の凸部がシム板4
を介して互いに対向する向きに積層されている。
【0029】金属製ガスケット1がボルト等によってシ
リンダヘッドとシリンダブロック50との対向面間に締
め付けられた状態では,ビード6,16は,共にシム板
4と両対向面とに対して押し潰されて変形する。この変
形により,ビード6,16は,高いシール性能が要求さ
れるボア孔5,15の周りにおいて,その内外の裾位置
の部分が両対向面に強く接触して面圧が十分に高くなる
弾性的な4条の環状接触部(シールライン)を形成し,
ボア孔5,15を通る高温の燃焼ガス等の流体が対向面
から漏出するのを阻止している。隣接するボア孔5間又
はボア孔15間以外のボア孔の周りにおいては,隣接す
るボア間に比較して燃焼ガスの漏洩程度は低いので,ビ
ード6,16から成る1条のビードが形成されている。
また,金属製ガスケット1が両対向面間に締め付けられ
たときに,シム板4が存在しているために,ボア孔5,
15の孔縁8A,18A,及び28Aにおいてシム板4
が存在していない場合の面圧よりも面圧が高くなるの
で,腐食性の燃焼ガス等が弾性金属板2,3のビード
6,16の領域まで侵入するのが防止される。
【0030】弾性金属板2,3には,ウォータジャケッ
ト58に対応する領域よりも外側の周辺領域において
は,更に,シリンダブロック50のボルト穴59に対応
した位置において,締付け用のボルトが挿通するボルト
孔9,19が形成されている。また,図示しないが,ノ
ック孔,ブローバイ孔,又はオイル孔が穿設されている
が,これらの各孔は,ガスケットの技術分野においてそ
れぞれ周知のものであるので,ここでは詳細な説明を省
略する。これらの金属製ガスケット1の周辺部及び周辺
部に形成される各種の孔の回りには,通過する流体が漏
洩するのをシールするため,ビードが形成される。かか
る孔の周囲におけるシールは,シリンダボア周りのビー
ドによるシールよりもシール程度は低くて十分であるの
で,通常,ビード6,16の高さよりも低い高さを有す
るハーフビードである。ボルト孔9,19の周囲には,
ボルト孔用ハーフビード10,20が形成されており,
弾性金属板2,3の周囲に沿って周辺ハーフビード1
1,12が形成されている。
【0031】また,図示していないが,金属製ガスケッ
ト1の表裏両面,即ち,弾性金属板2,3の両外側面及
び互いに対向する内側面の少なくとも一方面には,耐熱
性及び耐油性を有するゴム(例えば,フッ素ゴム),樹
脂等の非金属材料で,厚さが,例えば,10μ〜20μ
程度のコーティングが施されている。したがって,シリ
ンダヘッド及びシリンダブロックに対して金属対金属の
接触状態を回避し,金属製ガスケットとしての耐腐食性
や耐久性及び強度を確保することができる。また,弾性
金属板2,3,シム板4及びシリンダヘッド及びシリン
ダブロック50の対向面の機械加工面に凹凸が存在して
いても,上記非金属材料が凹凸をカバーして充分なシー
ル機能を果たすことができる。
【0032】次に,図4を参照して,シム板4と一方の
弾性金属板3とのかしめによる結合について説明する。
図4は,シリンダブロック50の上に載置された状態の
金属製ガスケットの第1実施例を一つの結合部30を通
る平面で切断した部分断面図である。図4は,例えば,
図2に示す結合位置Qを通るP−P位置での断面図であ
るが,結合部30を通れば,切断位置を特に限定する必
要はないので,ボア孔5,15毎に付した記号Aを付す
ことを省略する。シリンダライナ53は,シリンダケー
シング55に嵌め込まれた乾式ライナである。金属製ガ
スケット1Aは,弾性金属板2,3の間にシム板4を挟
んで積層されている。弾性金属板2,3は,それぞれに
形成されたビード6,16の凸部7,17を対向した向
きに積層されている。シリンダブロック50のシリンダ
体51の端面57は,シリンダライナ53の端面54と
シリンダケーシング55の端面56から成り,シリンダ
ブロック50の対向面の一部を構成している。金属製ガ
スケット1Aがシリンダブロック50とシリンダヘッド
との間で締め付けられた状態では,ビード6,16は,
シリンダ体51の端面57の範囲内に位置するような形
状を備えている。
【0033】シム板4の本体部分21は,シリンダボア
52の開口を定める端縁62とウォータジャケット58
の開口を定める端縁68との間に延びている。本体部分
21のボア孔縁28は,弾性金属板2,3のボア孔縁
8,18に対応している。本体部分21の所定の箇所に
は,本体部分21から一体的に延びる張出部分23は,
金属製ガスケット1Aをシリンダブロック50上の所定
位置に配置した状態では,ウォータジャケット58に対
応する位置に存在する。弾性金属板3とシム板4とは,
複数の張出部分23においてかしめによって結合されて
いる。弾性金属板3とシム板4とのかしめによる結合部
30は,シム板4のプレスによって形成された底部の周
辺部分が弾性金属板3内に食い込んだ食込み部分31に
よって形成される。結合部30の平面形状は,円形でも
よいが,コンパクト性の観点から矩形とするのが好まし
い。弾性金属板3とシム板4との結合部30を形成し易
くするため,弾性金属板3には,シム板4の張出部分2
3に対応する部分に,張出部分23側に凸となるハーフ
ビード27が形成されている。弾性金属板3のハーフビ
ード27が形成された部分は,シム板4に接近してシム
板4に沿って互いに平坦な配置となる。ハーフビード2
7の輪郭は,円形或いは円形の一部,或いは矩形に形成
するのが好ましい。ハーフビード27によって,弾性金
属板3とシム板4との位置関係が安定し,この部分にお
けるシム板4の張出部分23とのかしめによる結合を容
易にしている。また,ハーフビード27は,ボア孔5,
15周りでの面圧をフルビード6,16に集中させずに
均一化させる作用もする。
【0034】金属薄板の結合構造を得るための工程を,
図12及び図13を参照して説明する。図12及び図1
3は,金属製ガスケット1Aのシム板4を弾性金属板3
に対してかしめによる結合を行うための絞り加工を行う
工程を説明する説明図である。弾性金属板3とシム板4
とは,図12に示されているように,かしめ工具40に
積層してセットされ,かしめ工具40の上型44と下型
41,42a,42bとで押さえ付けられた状態で,パ
ンチ43の下降により一部が厚さ方向にプレスによって
絞り成形される。図13に示すように,パンチ43が更
に下型41を押し付けることにより弾性金属板3とシム
板4とが据込みされて底部の周囲において外側に拡がろ
うとする。この際,弾性金属板3とシム板4を押さえ付
けていた下型のうち両側の型42a,42bが矢印で示
すように外側に退避する構造となっている。厚み方向の
プレスによって変形した一枚の金属板の変形底部の周囲
部分が食込み部分31となって,隣接する金属板の同様
に同じプレスによって形成された変形底部内に食い込
み,二枚(三枚でも同じ)金属板には,図4〜図10に
示すような弾性金属板3とシム板4との結合部30(4
5)が形成される。このかしめについての詳細は,実公
平7−41967号公報に開示されている。
【0035】図4に示した結合部30は,弾性金属板2
と弾性金属板3とを結合するものではないので,両弾性
金属板2,3は,図示しない適宜の位置でスポット溶
接,ハトメ組付け,鋲組付け,割りカシメ等の適宜の結
合手段によって結合させることになる。なお,シム板4
を片方の弾性金属板3にのみ取り付けることは,三枚の
金属板を対向面に取り付けるバランス上,好ましいもの
となる。即ち,実際の使用時におけるシム板4の固定強
度をシリンダブロック50側か,それともシリンダヘッ
ド側かに決めて安定させることに対応することができ
る。また,溶接による固着に比して,固定位置を任意の
且つ少ない位置に設定することができる。
【0036】したがって,図4に示すように,シリンダ
ブロック50上に載置した状態の金属製ガスケット1A
をシリンダヘッドとの間に締め付けた状態では,結合部
30は対向面間に締め付けられることがなく,対向面間
に隙間をつくったり又は対向面を損傷させることがな
く,或いは逆に,結合部30が対向面から損傷を受ける
こともない。また,弾性金属板3のビード16の凸部1
7は,実質的に,デッキ面に現れているシリンダライナ
53の端面54とシリンダケーシング55の端面56と
の境界線60の上方に位置することとなっても,締付け
状態では境界線60と直接接触してシールラインが境界
線60と干渉することはなく,ビード16によるシール
ラインを不安定にすることはない。シム板4は,シリン
ダブロック50とシリンダヘッドとの対向面間における
板厚調整機能を果たし,且つ対向面の不整を吸収する本
来の機能を果たす。
【0037】以下,図5〜図10を参照して,この発明
による金属製ガスケットの別の実施例について説明する
が,図5〜図10に示された各実施例においては,図4
に示した金属製ガスケット1Aと同じ機能を奏する構成
要素又は部位については,図4において付した符号と同
じ符号を付しているので,これらの構成要素又は部位に
ついての再度の説明を省略する。次に,図5を参照し
て,この発明による金属製ガスケットの第2実施例につ
いて説明する。図5は,金属製ガスケット1Bの結合部
45を通る平面で切断した断面図である。この実施例に
示した金属製ガスケット1Bは,互いに積層された二枚
の弾性金属板2,3と両弾性金属板2,3の間に挟まれ
た中間板としてのストッパ板4から構成されており,結
合部45を,弾性金属板2,3及びシム板4との三枚の
金属板を一緒にかしめによって結合したものである。弾
性金属板2のプレスによって形成された底部の周囲部分
31aがシム板4の底部に食い込み,且つシム板4の底
部の周囲部分31bが弾性金属板3の底部に食い込むこ
とによって,三枚の金属板を相互に結合した結合部45
が得られる。この結合構造によれば,1回の絞り加工に
より,金属製ガスケット1Bを一括して結合することが
できる。
【0038】図6には,この発明による金属製ガスケッ
トの第3実施例が示されている。図6は,金属製ガスケ
ット1Cの結合部30を通る平面で切断した断面図であ
る。この実施例では,弾性金属板2のボア孔縁8Aに沿
って2条のビード32,33が形成され,弾性金属板3
のボア孔縁18に沿っても,ビード32,33に対応し
て2条のビード34,35が形成されている。ビードを
複数条にしているので,締め付け状態では形成されるシ
ールライン数が増加し,面圧の分散が図られ且つシリン
ダ体51の端面57におけるシール性能が強化される。
【0039】また,図7には,この発明による金属製ガ
スケットの第4実施例が示されている。図7は,金属製
ガスケット1Dの結合部30を通る平面で切断した断面
図である。この実施例では,金属製ガスケット1Dの総
板厚を調整するための厚さ調節板36が,弾性金属板2
側においてシム板4に積層されている。厚さ調節板36
は,シム板4の本体部分21と同様の広がりを有する金
属板であるが,シム板4のように張出部23,24を有
してはいない。厚さ調節板36により,金属製ガスケッ
ト1Dの総板厚が定められる。また,シリンダヘッドと
シリンダブロック50との間に締め付けるときに,厚さ
調節板36の板厚により,ボア孔5,15(図1及び図
2を参照)周りでの面圧を調整することができる。
【0040】また,図8には,この発明による金属製ガ
スケットの第5実施例が示されている。図8は,金属製
ガスケット1Eの結合部30を通る平面で切断した断面
図である。この実施例では,シム板4の一方の側に積層
された弾性金属板37には,例えば円形の通し孔38が
形成され,通し孔38に対応する位置においてシム板4
とシム板4の他方の側に積層された弾性金属板3とが,
かしめによって形成された結合部30によって結合され
ている。金属製ガスケット1Eを構成する三枚の金属板
の積層が完成した時点で,図12及び図13に示したか
しめ工具のパンチ43及び上型44は,弾性金属板2と
干渉することなく,通し孔38を通してシム板4に直接
に絞り加工を施すことが可能となる。
【0041】更に,図9には,この発明による金属製ガ
スケットの第6実施例が示されている。図9は,金属製
ガスケット1Fの結合部30を通る平面で切断した断面
図である。この実施例では,シム板4の張出部分23
(或いは張出部24)にハーフビード39が形成されて
いる。シム板4は,ハーフビード39の凸側に積層され
る弾性金属板3と結合される。即ち,シム板4は,ハー
フビード39が形成された部分において,シム板4と弾
性金属板3と機械的に結合する結合部30が形成されて
いる。ハーフビード39の輪郭は円形とするのが好まし
い。ハーフビード39の機能については,図4に示した
例の場合と同様である。
【0042】更に,図10には,この発明による金属製
ガスケットの第7実施例が示されている。図10は,金
属製ガスケット1Gの結合部30を通る平面で切断した
断面図である。この実施例では,シム板46は弾性金属
板3に沿った形状を有している。即ち,シム板46は,
本体部分47と本体部分47から一体的に張り出した張
出部分48とから成り,本体部分47にビード16に対
応した凸部49が形成されている。シム板47と弾性金
属板3とを結合する際,弾性金属板3のビード16とシ
ム板46の凸部49とが嵌合して積層と位置決めが確実
になる。
【0043】以上,この発明の金属製ガスケットの各実
施例について説明したが,この発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。例えば,弾性金属板2,3の
各板厚については,エンジン部品の対向取付面の材質や
硬さ等の物理的な性質,或いはエンジンの仕様等にあわ
せて,金属製ガスケットの仕様決定に際して適宜変更し
て対向取付面に発生する不整の補正に対応させることが
できる。例えば,シリンダヘッド側の弾性金属板2の板
厚(例えば,0.18mm〜2.2mm)を,シリンダ
ブロック50側の弾性金属板3の板厚(例えば,0.1
3〜0.17mm)よりも厚くして,弾性金属板に作用
する応力や熱負荷の変動に対する耐久性を向上させるこ
とが好ましい。また,隣接するボア孔5,15間でのビ
ード6,16はそれぞれ独立したものとして説明した
が,必要なシール性能を確保することができれば,隣接
するボア孔5,15間で,ビード6,16は会合してい
てもよい。ビード6,16の高さや幅は,同じボア孔
5,15の周りであっても,周方向位置に応じて変化さ
せることができる。例えば,小型のエンジンでは,隣接
するボア孔5,15間の領域が非常に狭くなっているの
で,2本のビード6,6及びビード16,16の幅を,
他の領域におけるビードの幅よりも狭く設定される。ま
た,ビードの高さについても,隣接するボア孔5,15
間の領域では高いシール力を得るために他の領域よりも
高くする等の変化を持たせることができる。また,シリ
ンダ体51を構成するシリンダライナ53は,乾式ライ
ナとして説明したが,シリンダケーシング55に嵌め込
まない湿式ライナとして構成してもよい。金属製ガスケ
ットを適用するエンジン部品としては,シリンダヘッド
とシリンダブロックとの間の対向取付面間に限られず,
排気マニホルドをシリンダヘッドに取り付けるのに用い
られる金属製ガスケットとしても適用可能である。
【0044】
【発明の効果】この発明による金属製ガスケットは,以
上のように構成されているので,ビードが形成された少
なくとも一方の弾性金属板と弾性金属板間に設けられる
シム板との固着が,シム板の本体からウォータジャケッ
トに対応して位置する部分においてかしめによって行わ
れるので,シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付
けた状態では,シム板と弾性金属板との固定部はウォー
タジャケットに対応しているのみであってシリンダボア
周りのデッキ面と干渉しない。また,固着に溶接を用い
ないので,コストのかかる設備を必要としない。環状デ
ッキ面から作用する力によって固定部に亀裂等を生じて
弾性金属板とシム板とを固定する機能が失われることが
なく,或いは逆に固定部分がデッキ面に損傷を与えるこ
ともない。また,シリンダボアとウォータジャケットと
の間に位置する環状デッキ面全体においては,弾性金属
板間にシム板が存在しているので,シム板による板厚調
整と不整吸収が行われ,シール性能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による金属製ガスケットの実施例に用
いる一方の弾性金属板の平面図である。
【図2】この発明による金属製ガスケットの実施例に用
いる他方の弾性金属板の平面図である。
【図3】この発明による金属製ガスケットの実施例に用
いるシム板の平面図である。
【図4】この発明による金属製ガスケットの第1実施例
の部分断面図である。
【図5】この発明による金属製ガスケットの第2実施例
の部分断面図である。
【図6】この発明による金属製ガスケットの第3実施例
の部分断面図である。
【図7】この発明による金属製ガスケットの第4実施例
の部分断面図である。
【図8】この発明による金属製ガスケットの第5実施例
の部分断面図である。
【図9】この発明による金属製ガスケットの第6実施例
の部分断面図である。
【図10】この発明による金属製ガスケットの第7実施
例の部分断面図である。
【図11】この発明による金属製ガスケットが適用され
るシリンダブロックの部分平面図である。
【図12】この発明による金属製ガスケットの結合部を
形成するための絞り加工を説明する図である。
【図13】図12に示す絞り加工の絞り行程を示す途中
説明図である。
【符号の説明】
1A〜1G 金属製ガスケット 2,3,37 弾性金属板 4,46 シム板 5,15 ボア孔(第1ボア孔) 6,16,32,33,34,35 ビード 7,17 凸部 10,11,12,20 バーフビード 21,47 本体部分 23,24,48 張出部分 25 ボア孔(第2ボア孔) 27,39 ハーフビード 30,45 結合部 31 食込み部分 36 厚さ調節板 38 通し孔 40 かしめ工具 50 シリンダブロック 51 シリンダ体 52 シリンダボア 58 ウォータジャケット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアが形成されたシリンダ体の
    周囲にウォータジャケットが形成されたシリンダブロッ
    クと,前記シリンダブロックに取り付けられるシリンダ
    ヘッドとの対向面間に介装されて適用される金属製ガス
    ケットにおいて,前記シリンダボアに対応した第1ボア
    孔及び前記第1ボア孔に沿ったビードが形成された一対
    の弾性金属板と前記第1ボア孔に対応する第2ボア孔が
    形成され且つ前記弾性金属板間に積層されたシム板とを
    具備し,前記シム板は前記ウォータジャケットに対応し
    て位置する部分において少なくとも一方の前記弾性金属
    板に対してかしめによって結合されていることから成る
    金属製ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記ビードは,前記第1ボア孔に沿って
    複数条に形成されていることから成る請求項1に記載の
    金属製ガスケット。
  3. 【請求項3】 前記弾性金属板は,互いに異なる板厚を
    有していることから成る請求項1又は2に記載の金属製
    ガスケット。
  4. 【請求項4】 前記シム板は,一方の前記弾性金属板に
    対して前記かしめによって結合されるか,又は両方の前
    記弾性金属板に対して共通する前記かしめによって結合
    されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の金属製ガスケット。
  5. 【請求項5】 前記シム板には,前記金属製ガスケット
    の総板厚を調整する厚さ調節板が積層されていることか
    ら成る請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属製ガス
    ケット。
  6. 【請求項6】 一方の前記弾性金属板には前記かしめを
    形成する工具が挿通可能な通し孔が形成され,前記シム
    板と他方の前記弾性金属板とは,前記通し孔を挿通して
    適用された前記工具によって形成された前記かしめによ
    って結合されていることから成る請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の金属製ガスケット。
  7. 【請求項7】 前記シム板の前記ウォータジャケットに
    対応して位置する前記部分は,前記かしめによる結合部
    にのみ設けられていることから成る請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の金属製ガスケット。
  8. 【請求項8】 前記シム板の前記ウォータジャケットに
    対応して位置する前記部分にはハーフビードが形成され
    ており,前記シム板は,前記ハーフビードが形成された
    部分において,前記ハーフビードの凸側に積層する前記
    弾性金属板と前記かしめによって結合されていることか
    ら成る請求項1〜7のいずれか1項に記載の金属製ガス
    ケット。
  9. 【請求項9】 少なくとも一方の前記弾性金属板には,
    前記シム板の前記ウォータジャケットに対応して位置す
    る前記部分に対応して前記シム板側に凸となるハーフビ
    ードが形成されており,前記シム板は,前記弾性金属板
    の前記ハーフビードが形成された部分に対して前記かし
    めによって結合されていることから成る請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の金属製ガスケット。
  10. 【請求項10】 前記シム板は二枚の前記弾性金属板の
    間に挟まれて積層されており,前記弾性金属板に形成さ
    れた前記ビードは,各前記ビードの凸部が互いに対向す
    る向きで前記シム板に積層されていることから成る請求
    項1〜9のいずれか1項に記載の金属製ガスケット。
  11. 【請求項11】 前記シム板と少なくとも一方の前記弾
    性金属板とは,積層した状態で一部を厚さ方向にプレス
    によって変形させた前記各板の変形底部の周囲部が隣接
    する前記各板相互の食い込み部分で互いに結合されてい
    ることから成る請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    金属製ガスケット。
  12. 【請求項12】 前記弾性金属板には,前記ウォータジ
    ャケットに対応する領域よりも外側の周辺領域において
    前記第1ボア孔に沿って形成した前記ビードの高さより
    も低い高さを有する周辺ハーフビードが形成されている
    ことから成る請求項1〜11のいずれか1項に記載の金
    属製ガスケット。
  13. 【請求項13】 前記シム板は,一方の前記弾性金属板
    に沿わせた形状に形成されていることから成る請求項1
    〜12のいずれか1項に記載の金属製ガスケット。
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