JPH11241539A - キーレスエントリーシステム - Google Patents

キーレスエントリーシステム

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JPH11241539A
JPH11241539A JP6051198A JP6051198A JPH11241539A JP H11241539 A JPH11241539 A JP H11241539A JP 6051198 A JP6051198 A JP 6051198A JP 6051198 A JP6051198 A JP 6051198A JP H11241539 A JPH11241539 A JP H11241539A
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JP
Japan
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identification code
portable device
signal
trigger signal
relay device
Prior art date
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Application number
JP6051198A
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English (en)
Inventor
Takeshi Oguro
健 大黒
Katsumi Nagano
克巳 長野
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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Publication date
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Publication of JPH11241539A publication Critical patent/JPH11241539A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯機に補助電源を内蔵させることなく、携
帯機と固定機との作動距離を増大させること。 【解決手段】 携帯機1と直接交信を行うための中継装
置11を、シートベルトや座席等の携帯機1と近接し易
い位置に取り付ける。ドアスイッチ30等の検出信号に
応じて固定機21がトリガ信号を送信すると、中継装置
11のループアンテナ12Aから誘導電磁波が送信さ
れ、これにより、携帯機1は起動して識別コードを送信
する。中継装置11が携帯機1からの識別コードを固定
機21に送信すると、固定機21は固定機側の識別コー
ドとの照合を行い、両識別コードが一致する場合には、
ドアロックの解錠信号等を出力する。中継装置11を介
在させることにより、携帯機1に電池等の補助電源を設
けることなく、携帯機1と固定機21との間の作動距離
を長くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両のド
アロック等を機械式キープレートを用いずに操作するこ
とができるキーレスエントリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、機械式キープレートを用いず
に、電子的、電気的な遠隔操作によって施解錠やエンジ
ン始動等を行うことができるキーレスエントリーシステ
ムが種々提案されている。
【0003】例えば、特開平9−309409号公報等
に記載されているように、従来技術のキーレスエントリ
ーシステムでは、ユーザーが携行する携帯機から識別コ
ードを送信させ、この識別コードと予め登録された識別
コードとが一致する場合に、制御信号を出力してドアロ
ックを解除等するようになっている。
【0004】ここで、携帯機は、ループアンテナを備え
ており、車体側のループアンテナから送信された誘導電
磁波を携帯機側のアンテナで受信することにより、誘導
起電力を生起させるようになっている。そして、この誘
導起電力を電力源として利用することにより、メモリに
格納された識別コードを読み出して外部に送信する。こ
のような電磁誘導を用いることにより携帯機から識別コ
ードを送信させる方式を、電磁誘導方式、またはイモビ
ライザ方式と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、電磁誘導方式を採用することにより、携帯機側の内
部電源を不要としている。しかし、電磁誘導によって携
帯機にエネルギを供給するため、携帯機の作動距離が短
くなり、例えば、携帯機のアンテナと車体側のアンテナ
とを10cm程度まで近接させる必要がある。従って、ユー
ザーは、ポケットやバック等から携帯機を取り出して車
体側のアンテナにかざす必要があり、使い勝手が低い。
【0006】そこで、携帯機側に電池等の補助電源を内
蔵することにより、作動距離を例えば100cm程度まで増
大させる方法も考えられる。しかし、携帯機に補助電源
を設けると、補助電源の交換または充電に手間がかか
り、使い勝手が低下する。また、補助電源を搭載する分
だけ携帯機が大型化するため、携行に不便となる等の問
題を生じる。
【0007】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、補助電源を用いるこ
となく、固定機と携帯機との間の作動距離を増大させる
ことができ、容易に取り付けることができるようにした
キーレスエントリーシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明に係る遠隔操作装置は、携帯機と固定機
との間に識別コードを中継するための中継装置を設け、
これにより、補助電源を用いることなく携帯機と固定機
との間の作動距離を増大させている。
【0009】即ち、請求項1に係る発明では、携帯機か
ら送信された識別コードと予め登録された識別コードと
を照合して所定の制御を行うキーレスエントリーシステ
ムにおいて、送信要求信号を受信することにより予め設
定された識別コードを送信する携帯機と、前記携帯機の
識別コードと予め登録された識別コードとを照合し、両
識別コードが一致する場合には所定の制御信号を出力す
る固定機と、前記携帯機の近傍に位置するように設けら
れ、前記携帯機に向けて前記送信要求信号を無線信号と
して送信すると共に、前記携帯機から送信された識別コ
ードを受信して前記固定機に向けて無線信号として送信
する中継装置と、を備えたことを特徴としている。
【0010】ここで、両識別コードが一致する場合と
は、両識別コードが完全に一致する場合に限らず、例え
ば、ID001とIDAAAとを対応させる如く、両識別コー
ドが予め登録された対応関係を満たす場合も含む意味で
ある。「所定の制御信号」とは、例えば、ドアロックの
解除信号、エンジン始動許可信号等のように、本システ
ムが採用される対象(例えば、自動車やロッカー等)を
利用するのに必要な信号を含む意味である。
【0011】携帯機の近傍に配置される中継装置は、携
帯機に向けて送信要求信号を無線信号として送信する。
携帯機は、送信要求信号を受信すると、予め設定された
識別コードを送信する。この識別コードは、携帯機の近
傍に設けられている中継装置によって受信される。中継
装置は、受信した識別コードを無線信号として固定機に
送信する。固定機は、中継装置を介して送信された携帯
機側の識別コードと予め登録された識別コードとを照合
する。固定機は、両識別コードが一致する場合は、所定
の制御信号を出力する。
【0012】即ち、本発明では、識別コードの送受信を
行うための機能を固定機から独立させて中継装置とし、
中継装置を介することにより携帯機と固定機との間で認
証を行う。これにより、携帯機の感知範囲、作動範囲が
短い場合でも、中継装置を介して識別コードを固定機に
送信することができるため、携帯機と固定機との間の作
動距離を増大させることができる。また、中継装置と固
定機との間の信号伝送は無線信号によって行われるた
め、中継装置と固定機との間で信号線を接続する必要が
ない。
【0013】請求項2に係る発明のように、前記固定機
は、状態検出手段からの検出信号に基づいて生成したト
リガ信号を無線信号として前記中継装置に送信すると共
に、前記携帯機の識別コードと予め登録された識別コー
ドとを照合し、両識別コードが一致する場合には所定の
制御信号を出力するものであり、前記中継装置は、前記
トリガ信号を受信すると前記携帯機に向けて前記送信要
求信号を無線信号として送信すると共に、前記携帯機か
ら送信された識別コードを受信して前記固定機に向けて
無線信号として送信するように構成してもよい。
【0014】例えば、状態検出手段は、車両のアウトサ
イドハンドルが操作されたか否か、ユーザーが座席に着
座したか否か等の各種の状態を検出する。固定機は、状
態検出手段からの検出信号に基づいてトリガ信号を生成
し、中継装置に送信する。中継装置は、トリガ信号を受
信すると送信要求信号を携帯機に送信し、携帯機からの
識別コードを受信して固定機に中継する。
【0015】所定の状態を検出するとトリガ信号を生成
し、トリガ信号により送信要求信号を発生させるため、
中継装置の待機中消費電力を低減することができる。即
ち、例えば、中継装置から所定サイクルで送信要求信号
を送信させることにより携帯機の接近を検出することも
可能であるが、この場合には、中継装置の消費電力が増
大する。そこで、ドア操作や着座等の各種の状態変化を
監視してトリガ信号を発生させ、このトリガ信号の発生
によって送信要求信号を発生させる。これにより、中継
装置の消費電力を低減することができる。また、固定機
側でトリガ信号を生成するため、状態検出手段からの信
号線を中継装置に接続する必要がなく、中継装置を小型
化することができる。
【0016】請求項3に係る発明のように、前記中継装
置は、少なくとも前記携帯機からの識別コードの受信の
有無を通知するための状態通知手段を備えてもよい。
【0017】携帯機から識別コードを受信したか否かを
状態通知手段によって通知させることにより、ユーザー
は、携帯機を携行しているか否かを容易に確認すること
ができる。
【0018】請求項4に係る発明のように、前記中継装
置は、電源手段を備えることもできる。
【0019】電源手段としては、例えば、アルカリ電
池、リチウム電池等の各種電池、バッテリ、光発電装
置、熱起電力発生装置等を採用することができる。中継
装置が独自の電源手段を備えることにより、例えば車載
バッテリ等の外部電源から給電を受ける必要がなく、容
易に中継装置を設置することができる。
【0020】請求項5に係る発明では、携帯機から送信
された識別コードと予め登録された識別コードとを照合
することにより車両に対して所定の制御を行うキーレス
エントリーシステムにおいて、誘導電磁波を受信するこ
とにより起動して予め設定された識別コードを送信する
携帯機と、所定の車両状態が検出された場合にはトリガ
信号を無線信号として送信すると共に、前記携帯機の識
別コードと予め登録された識別コードとを照合し、両識
別コードが一致する場合には所定の制御信号を出力する
固定機と、前記携帯機の近傍に位置するように設けら
れ、前記トリガ信号を受信した場合は前記携帯機に向け
て前記誘導電磁波を送信すると共に、前記携帯機から送
信された識別コードを受信して前記固定機に向けて無線
信号として送信する中継装置と、を備え、前記中継装置
は、前記携帯機との間で送受信を行うための送受信手段
と、前記固定機からの前記トリガ信号を受信するための
トリガ信号受信手段と、前記トリガ信号受信手段によっ
て前記トリガ信号が受信された場合は、前記送受信手段
を起動させて前記携帯機との間で送受信を行わせる起動
手段と、前記送受信手段が前記携帯機からの識別コード
を受信した場合は、該識別コードを無線信号として前記
固定機に送信するための識別コード送信手段と、少なく
とも前記携帯機からの識別コードの受信の有無を通知す
るための状態通知手段と、を備えて構成され、前記固定
機は、前記所定の車両状態が検出された場合は前記トリ
ガ信号を生成するトリガ信号生成手段と、前記生成され
たトリガ信号を前記中継装置に無線信号として送信する
ためのトリガ信号送信手段と、前記中継装置から送信さ
れた識別コードを受信するための識別コード受信手段
と、予め登録された識別コードを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された識別コードと前記中継装置か
ら受信された識別コードとを照合し、両識別コードが一
致するか否かを判定するための判定手段と、前記判定手
段によって前記各識別コードが一致すると判定された場
合には、車両に対してロック解除、エンジン始動許可等
の所定の制御信号を出力する制御手段と、車室内に設け
られ、前記トリガ信号生成手段に前記トリガ信号を生成
させる手動スイッチと、を備えて構成されていることを
特徴としている。
【0021】ドアのアウトサイドハンドル等が操作され
ると、固定機はトリガ信号を生成して中継装置に送信す
る。携帯機の近傍に配置される中継装置は、トリガ信号
を受信すると、誘導電磁波を送信する。この誘導電磁波
を受信することにより、携帯機は起動し、予め設定され
た識別コードを中継装置に送信する。携帯機からの識別
コードを中継装置が受信した場合は、その旨が状態通知
手段により通知され、中継装置は、携帯機から受信した
識別コードを固定機に送信する。固定機は、携帯機の識
別コードと予め登録された識別コードとを照合し、両識
別コードが一致する場合には、ドアロックの解除信号や
エンジン始動許可信号等の所定の制御信号を出力する。
これにより、携帯機の作動距離を長くして使い勝手を向
上させることができ、容易に中継装置を取り付けること
ができる。
【0022】また、車室内に設けられた手動スイッチを
操作することによりトリガ信号を生成させることができ
るため、例えば、エンジン始動に失敗した場合やエンジ
ンを再始動させる場合に、容易にトリガ信号を生成させ
て識別コードの照合を行わせることができる。
【0023】請求項6に係る発明のように、前記中継装
置は、少なくとも前記車体のドア内部、シートベルト部
近傍、座席部近傍のいずれかまたは全てに設けることが
できる。
【0024】本発明による中継装置は、携帯機との間で
送受信を行うための機能を独立させたものであり、固定
機とは別体に構成されている。従って、中継装置は、比
較的高い自由度をもって、携帯機が近接する場所に設け
ることができる。携帯機が近接する可能性の高い場所と
して、ドア内部、シートベルト部近傍、座席部近傍を選
定している。これにより、携帯機が被服の胸ポケット等
に収容されている場合は、シートベルト部近傍に設けら
れた中継装置と交信することができる。また、携帯機が
被服の臀部ポケット等に収容されている場合は、座席部
近傍に設けられた中継装置と交信することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7に基づき本発明
の実施の形態について詳述する。
【0026】1.第1の実施の形態 まず、図1〜図4は本発明の第1の実施の形態に係り、
図1は、キーレスエントリーシステムを自動車に適用し
た場合の全体構成図である。本システムは、ユーザーが
携行する携帯機1と、車体の所定箇所に配設される一つ
または複数の中継装置11と、車体に設けられる固定機
21とから構成されている。
【0027】1−1 構成 携帯機1は、送受信部2と、電源部3と、ID記憶部4
とを備えている。中継装置11から送信された誘導電磁
波を送受信部2のループアンテナ2Aが受信すると、誘
導起電力が生起される。この起電力は、コンデンサ等か
らなる電源部3に蓄積される。これにより、ID記憶部
に設定された識別コード(図中では、「ID」とも示
す)が読み出され、誘導起電力を利用して送受信部2か
ら送信されるようになっている。なお、携帯機1の電源
部3は、電池等を内蔵するものではない。送信に必要な
電力は、誘導起電力によって賄われる。
【0028】中継装置11は、図2と共に後述するよう
に、携帯機1と近接するようにして車体の所定箇所に設
けられるものである。なお、説明の便宜上、図2及び図
3では、各中継装置11に(A)〜(D)の添え字を付
してあるが、全ての中継装置11(A)〜11(D)を
設ける必要はない。
【0029】中継装置11は、それぞれ後述する如く、
送受信部12と、送信部13と、受信部14と、アンテ
ナ起動部15と、電源部16と、状態通知部17とを備
えている。
【0030】「送受信手段」としての送受信部12は、
ループアンテナ12Aを介して携帯機1との間で交信を
行うものである。送受信部12は、アンテナ起動部15
によって起動されると、ループアンテナ12Aを介して
「送信要求信号」としての誘導電磁波を送信する。この
誘導電磁波に応答して携帯機1から送信された識別コー
ドは、送受信部12によって受信される。受信された識
別コードは、「識別コード送信手段」としての送信部1
3を介して固定機21に送信される。
【0031】「トリガ信号受信手段」としての受信部1
4は、固定機21から送信されたトリガ信号(図中では
「TRG」とも示す)を受信するためのものである。受
信部14がトリガ信号を受信すると、「起動手段」とし
てのアンテナ起動部15は、送受信部12を起動させて
誘導電磁波を送信させる。
【0032】「電源手段」としての電源部16は、例え
ば、アルカリ電池、リチウム電池、小型バッテリ等の電
源を備えてなり、中継装置11の各部に必要な電力を供
給するものである。即ち、電源部16は、固定機21が
電源として利用するバッテリ30とは別個独立の内蔵電
源として構成されている。
【0033】「状態通知手段」としての状態通知部17
は、中継状態を表示等してユーザーに通知するためのも
のである。状態通知部17には、携帯機1から識別コー
ドを受信したか否かを表示するためのIDランプ(図中
では「IL」と表示)17Aと、固定機21からトリガ
信号を受信したか否かを表示するためのトリガランプ
(図中では「TL」と表示)17Bとを備えている。
【0034】例えば、IDランプ17Aは、携帯機1か
ら応答があった場合には緑色に点灯し、携帯機1から応
答が無い場合には赤色に点灯する二色発光型のLEDラ
ンプとして構成されている。トリガランプ17Bは、ト
リガ信号を受信した場合に点灯するようになっている。
なお、これに限らず、例えば、小型の液晶パネルやプラ
ズマディスプレイ等に受信の有無等を表示させてもよい
し、ブザーの鳴動音を用いて受信の有無等を通知するこ
ともできる。
【0035】固定機21は、受信部22と、ID判定部
23と、ID記憶部24と、制御部25と、トリガ信号
生成部26と、送信部27とを備えている。
【0036】「識別コード受信手段」としての受信部2
2は、中継装置11から送信された携帯機1の識別コー
ドを受信するためのものである。「識別コード判定手
段」としてのID判定部23は、受信部22が携帯機1
の識別コードを受信すると、「記憶手段」としてのID
記憶部24から固定機11の識別コードを読出し、携帯
機1に設定された識別コードと固定機11に登録された
識別コードとを照合して制御部25に通知するものであ
る。
【0037】「制御手段」としての制御部25は、ID
判定部23からの判定結果に基づいて所定の制御信号を
出力する。制御部25は、トリガ信号の生成原因に応じ
て、エンジン制御を行うためのエンジンコントロールユ
ニット(ECU)28やドアロックを施解錠するための
ロック機構29に制御信号を出力する。即ち、制御部2
5は、アウトサイドハンドルが操作された場合は、識別
コードの認証結果に応じてロック機構29に解錠信号を
出力し、一方、ユーザーが運転席に着座してエンジン始
動を行う場合には、ECU28にエンジン始動許可信号
を出力するようになっている。
【0038】「トリガ信号生成手段」としてのトリガ信
号生成部26は、所定の状態変化が検出されると、トリ
ガ信号を生成するものである。そして、生成されたトリ
ガ信号は、「トリガ信号送信手段」としての送信部27
から中継装置11に向けて送信されるようになってい
る。
【0039】トリガ信号生成部26は、例えば、ドアス
イッチ(図中「ドアSW」と表示)30、ハンドルスイ
ッチ(図中「ハンドルSW」と表示)31、イグニッシ
ョンプッシュスイッチ(図中「IGN-PSW」と表示)32
からの検出信号に応じてトリガ信号を生成する。ドアス
イッチ30は、ドアの開閉を検出するものである。ハン
ドルスイッチ31は、ドア表面のアウトサイドハンドル
の操作を検出するものである。「手動スイッチ」として
のイグニッションプッシュスイッチ32は、例えば、イ
グニッションスイッチに一体化されており、イグニッシ
ョンスイッチが押圧操作されたか否かを検出するように
なっている。これら各スイッチ30〜32は「状態検出
手段」をそれぞれ構成している。
【0040】なお、固定機21には、車載のバッテリ3
3から給電される。また、制御部25には、イグニッシ
ョンスイッチの作動状態、エンジン始動状態等も入力さ
れるようになっている(いずれも図示せず)。
【0041】次に、図2は、中継装置11の取付位置の
一例を示す概略説明図である。中継装置11は、電磁誘
導を利用したいわゆるイモビライザ方式によって携帯機
1と交信を行うものであり、交信可能距離が短い。従っ
て、中継装置11は、携帯機1の近傍に位置するような
場所を選んで設けられている。
【0042】具体的には、図2(a)に示す如く、第1
の設置場所として、ドア42の内部、例えば、アウトサ
イドハンドル41近傍のドア42内部を選定することが
できる。乗車時にユーザーは、アウトサイドハンドル4
1を把持して引き上げることにより、ドア42を開扉す
る。従って、図中に黒丸で示す如く、アウトサイドハン
ドル41の近傍に中継装置11(A)を設ければ(より
正確には中継装置11のループアンテナ12Aを設けれ
ば)、乗車時において、携帯機1と中継装置11(A)
との距離を比較的短くすることができる。また、ドア4
2に対するユーザーの姿勢や携帯機1の収容位置、収容
状態等によって携帯機1と中継装置11とが交信不能と
なるのを防止すべく、ドア42の内部に複数のループア
ンテナを設けてもよい。さらに、ドア42の全面に広が
るようなループアンテナ12A1を設ければ、携帯機1
との交信距離を伸ばすことができる。
【0043】第2の設置場所として、ステアリングホイ
ール43の近傍に中継装置11(B)を設けることもで
きる。これにより、運転開始時において、携帯機1と中
継装置11(B)との距離を短くすることができる。
【0044】さらに、図2(b)に示すように、第3の
設置場所として、シートベルト部44に中継装置11
(C)を設けることもできる。この場合は、ベルト部表
面にループアンテナ12Aを設けてもよいし、バックル
部に中継装置11(C)の全体またはループアンテナ1
2Aのみを設けてもよい。これにより、ユーザーの胸ポ
ケット等に収容された携帯機1と中継装置11(C)と
の距離を短くすることができる。第4の設置場所とし
て、座席部45の着座部45Aに中継装置11(D)を
設けることもできる。これにより、ユーザーの臀部ポケ
ット等に収容された携帯機1と中継装置11(D)との
距離を短くすることができる。なお、携帯機1がユーザ
ーの背中側に収容されている場合を考慮するときは、座
席部45の背もたれ部45Bに中継装置11を設けても
よい。このように、ユーザーの通常の利用形態、利用動
作、携帯機1の収容場所等を考慮して、携帯機1の近傍
に位置するように中継装置11を取り付ける。
【0045】1−2 作用 次に、図3及び図4に基づいて本発明の作用を説明す
る。図3は、固定機21により実行される固定機側処理
を示すフローチャートである。
【0046】まず、ステップ(以下「S」と略記)1で
は、ハンドルスイッチ31からの検出信号を監視するこ
とにより、アウトサイドハンドル41が操作されたか否
かを判定する。アウトサイドハンドル41が操作された
ときは、ユーザーが乗車しようとする場合であるため、
認証を行ってドアロックを解除する必要がある。そこ
で、S2では、トリガ信号を生成して中継装置11に送
信する。
【0047】図3と共に後述するように、中継装置11
はトリガ信号を受信すると、携帯機1との間で交信を行
い、携帯機1から応答された識別コードを中継する。従
って、中継装置11から識別コードを受信するまで待機
し(S3)、識別コードを受信した場合には、ID記憶
部24から識別コードを読み出して、携帯機1の識別コ
ードと固定機21の識別コードが一致するか否かを判定
する(S4)。両識別コードが一致しない場合は、S1
に戻る。両識別コードが一致する場合は、ロック機構2
9に解錠信号を出力する(S5)。これにより、ユーザ
ーは、ドア42を開いて乗車することができる。
【0048】そこで、次に、ドアスイッチ30の検出信
号を監視することにより、ドア42が開扉されるまで待
機する(S6)。ドア42が開いたと判定されたとき
は、ユーザーが乗車してエンジン始動を開始する場合で
あるため、始動時の認証を開始する。即ち、トリガ信号
を生成して中継装置11に送信し(S7)、中継装置1
1から識別コードを受信したか否かを判定する(S
8)。中継装置11から識別コードを受信したときは、
携帯機1の識別コードと固定機21の識別コードとが一
致するか否かを判定する(S9)。
【0049】両識別コードが一致したときは、認証が正
常に完了した場合なので、イグニッションスイッチがス
タート位置に操作されるまで待機する(S10)。イグ
ニッションスイッチがスタート位置に回された場合は、
ECU28にエンジン始動許可信号を出力する(S1
1)。次に、クランク角センサからの信号等に基づいて
エンジンが始動したか否かを判定し(S12)、エンジ
ンが始動した後は、エンジン停止を監視する(S1
3)。
【0050】そして、ユーザーが駐停車等のためにエン
ジンを停止させると、S13によって「YES」と判定
され、S14に移る。S14では、イグニッションプッ
シュスイッチ32が操作されたか否かを監視する。イグ
ニッションプッシュスイッチ32が操作された場合は、
S7に戻って再度トリガ信号を生成し送信する。
【0051】また、前記S8で識別コードを受信できな
かった場合、前記S9で両識別コードが一致しなかった
場合、前記S12でエンジンの始動に失敗した場合に
も、S14に移行する。
【0052】即ち、エンジン始動ミスが生じた場合やエ
ンジンを再始動させる場合等には、イグニッションプッ
シュスイッチ32の操作を監視し(S14)、イグニッ
ションプッシュスイッチ32が操作された場合は、再度
の認証を行う。一方、イグニッションプッシュスイッチ
32が操作されない場合は、リセットして処理を終了す
る。
【0053】次に、図4は、中継装置11により実行さ
れる中継装置側処理を示すフローチャートである。
【0054】まず、固定機21からのトリガ信号を受信
したか否かを判定し(S21)、トリガ信号を受信した
場合は、状態通知部17のトリガランプ17Bを点灯さ
せる(S22)。次に、送受信部12を起動させてルー
プアンテナ12Aから誘導電磁波を送信させ(S2
3)、携帯機1からの応答を待つ(S24)。
【0055】携帯機1から応答があった場合、即ち、識
別コードを受信した場合は、状態通知部17のIDラン
プ17Aを緑色点灯させ(S25)、識別コードを固定
機21に向けて送信する(S26)。一方、携帯機1か
らの応答が無い場合は、IDランプ17Aを赤色点灯さ
せる(S27)。
【0056】次に、例えば、3秒間程度の所定時間だけ
時間待ちを行い(S28)、所定時間が経過した場合
は、各ランプを消灯させ(S29)、リセットして処理
を終了する。
【0057】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0058】第1に、携帯機1との間で交信を行う中継
装置11を携帯機1の近傍に位置するようにして配置
し、中継装置11と携帯機1との間及び中継装置11と
固定機21との間は、それぞれ無線信号によって交信さ
せるため、携帯機1と固定機21との間の作動距離を長
くすることができる。換言すれば、携帯機1との交信機
能のみを独立させて中継装置11を構成したため、中継
装置11を小型化して取付の自由度を増すことができ
る。従って、中継装置11を携帯機1の近傍に配置する
ことができ、携帯機1との安定した交信を確保すること
ができる。また、中継装置11と固定機21とは無線信
号によって交信するため、信号線を取り付ける必要がな
く、より一層、中継装置11の取付自由度を増すことが
できる。
【0059】第2に、固定機21によってトリガ信号を
生成するため、中継装置11の構成を簡素化、小型化す
ることができ、取付の自由度を向上させて、携帯機1の
近傍に配置することができる。即ち、ドアの開閉等を中
継装置11側で直接検出することも可能であるが、その
場合は、中継装置11の構造が複雑化し、信号線の取付
作業も煩雑化する。これに対し、本実施の形態では、固
定機21によってトリガ信号を生成するため、中継装置
11を簡素化して、容易に取り付けることができる。
【0060】第3に、中継装置11には状態通知部17
を設け、トリガ信号着信の有無や識別コード受信の有無
をユーザーに通知するため、ユーザーは、中継装置11
による中継処理がどの段階まで進んでいるかを容易に確
認することができ、使い勝手が向上する。即ち、ユーザ
ーは、トリガランプ17Bによって、トリガ信号が出力
されたか否かを知ることができる。従って、開扉等の所
定の操作を行ったにも関わらずトリガランプ17Bが点
灯しない場合は、バッテリ33の消耗や各スイッチ30
〜32の接点の摩耗等による不具合が生じた可能性を早
期に確認することができる。また、ユーザーは、IDラ
ンプ17Aによって、携帯機1が応答したことを知るこ
とができる。従って、トリガランプ17Bが点灯してい
るにも関わらずIDランプ17Aが点灯しない場合は、
ユーザーに対し、携帯機1の所持忘れ等について注意を
促すことができる。また、IDランプ17Aによる通知
により、例えば、ドライバー交代の際の携帯機1の渡し
忘れや、携帯機1の車内置き忘れ等に対して注意を促す
ことができ、使い勝手が向上する。
【0061】特に、本発明は、携帯機1を取り出してア
ンテナにかざす必要がないシステムであるため、ユーザ
ーは携帯機1の携行を意識する必要がない。換言すれ
ば、ユーザーは、携帯機1の携行を殆ど意識せずにドア
ロック解除やエンジン始動等の操作を行うことができる
ため、携帯機1を車内に置き忘れたり、運転交代時に携
帯機1を新たな運転者に渡し忘れる等の事態を招く可能
性がある。しかし、本実施の形態では、状態通知部17
を設けているため、ユーザーに対して注意を促すことが
でき、使い勝手が向上する。
【0062】第4に、中継装置11は、独立の電源部1
6を備えているため、車載バッテリ33から給電を受け
る必要がない。従って、無線信号によって固定機11と
交信する構成と結合することにより、より一層、中継装
置11を所望の位置に簡単に取り付けることができる。
【0063】第5に、トリガ信号を生成・送信させるた
めのイグニッションプッシュスイッチ32を設けたた
め、エンジン始動ミスやエンジン再始動の場合に、簡単
に認証を行うことができ、使い勝手が向上する。特に、
イグニッションプッシュスイッチ32はイグニッション
スイッチと一体化されるため、イグニッションプッシュ
スイッチ32の操作からエンジン始動の操作まで滑らか
に行うことができ、使い勝手が向上する。
【0064】2.第2の実施の形態 次に、図5及び図6に基づいて本発明の第2の実施の形
態を説明する。なお、以下の各実施の形態では、第1の
実施の形態述べた構成要素と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の形
態の特徴は、ユーザーの着座を検出してからエンジン始
動時の認証を行う点にある。
【0065】本実施の形態による中継装置51は、前記
中継装置11と同様に、携帯機1の近傍に位置するよう
にして車体の各部に配置されるものである。しかし、本
中継装置51は、独自の電源部を備えず、車載バッテリ
33から給電される点で第1の実施の形態と相違する。
なお、説明の便宜上、中継装置51を1個のみ図示して
いる。
【0066】固定機61は、第1の実施の形態で述べた
固定機21と同様に構成されているが、状態検出手段の
一つとして、ドアスイッチ30に代えて着座スイッチ6
2が接続されている点で相違する。着座スイッチ62
は、座席45の着座部45A等に設けられるもので、ユ
ーザーが着座したことを検出して信号を出力するように
なっている。
【0067】次に、図6に基づいて本実施の形態の作用
を説明する。図6は、固定機側処理を示すフローチャー
トである。本フローチャートは、図3に示す各処理のう
ち、ドア42の開閉を監視するS6を除いた全ての処理
を備えている。
【0068】即ち、S6に代わるS31では、着座スイ
ッチ62の検出信号に基づいてユーザーが座席45に着
座したか否かを判定し、ユーザーの着座を検出してから
認証作業を行うようになっている。
【0069】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の作用を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、ユーザーの着
座を検出してからエンジン始動用の認証作業を開始する
ため、車内の荷物の出し入れ等によって生じうる無駄な
認証動作を防止することができる。また、中継装置51
は、車載バッテリ33から給電されるため、電池の交換
作業等を防止することができ、メンテナンス性が向上す
る。なお、給電線の接続作業は必要となるが、第1の実
施の形態と同様に信号線の接続は不要であるため、高い
取付の自由度を維持することができる。
【0070】3.第3の実施の形態 次に、図7に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明
する。本実施の形態の特徴は、シートベルト44に複数
のループアンテナを離間させて配置させた点にある。
【0071】図7(a)は、本実施の形態による中継装
置71のブロック図である。本中継装置71は、複数の
ループアンテナ12A〜12Cを備えている。図7
(b)に示すように、各ループアンテナ12A〜12C
は、ベルト部の表面に長手方向に離間して配設されてい
る。携帯機1は、いずれか1個のアンテナと交信するこ
とにより、識別コードを送信することができる。
【0072】このように構成される本実施の形態でも上
述した各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施の形態では、複数のループアンテ
ナ12A〜12Cをシートベルト44のベルト部に離間
させて配置したため、ユーザーが被服の前面側に携帯機
1を収容している場合に、携帯機1との交信機会を向上
させることができる。
【0073】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に限らず、本発明から逸脱しない範囲で種々の追加や変
更等を行うことが可能である。
【0074】例えば、中継装置のループアンテナは、上
述したシートベルト44等に限らず、サイドブレーキの
近傍等のように必要に応じて種々の箇所に種々の大きさ
で取り付けることができる。
【0075】また、本発明は、車両用のキーレスエント
リー装置に好適に用いることができるが、これに限ら
ず、例えば、集合住宅の出入口監視システム、ロッカー
装置の管理システム等の種々の装置にも適用することが
できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るキーレ
スエントリーシステムによれば、中継装置を小型化して
取付の自由度を向上させ、携帯機の近傍に位置するよう
に配置するため、携帯機に補助電源を設けることなく、
携帯機と固定機との間の作動距離を長くすることがで
き、使い勝手が向上する。
【0077】また、状態通知手段によって携帯機からの
応答の有無をユーザーに通知できるため、ユーザーは、
携帯機を所定の場所に携行しているか否か等を容易に知
ることができ、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るキーレスエントリー
システムを車両に用いた場合のブロック構成図である。
【図2】中継装置の好ましい設置場所を例示的に示す説
明図である。
【図3】固定機により実行される固定機側処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】中継装置により実行される中継装置側処理を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るキーレスエン
トリーシステムを示すブロック図である。
【図6】固定機側処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るキーレスエン
トリーシステムの中継装置の構成を示すブロック図等を
示し、図7(a)は中継装置のブロック図、図7(b)
はシートベルトに複数のアンテナを設ける場合の概略説
明図である。
【符号の説明】
1 携帯機 11 中継装置 12 送受信部 13 送信部 14 受信部 15 アンテナ起動部 16 電源部 17 状態通知部 21 固定機 22 受信部 23 ID判定部 24 ID記憶部 25 制御部 26 トリガ信号生成部 27 送信部 30 ドアスイッチ 31 ハンドルスイッチ 32 イグニッションプッシュスイッチ 33 バッテリ 51 中継装置 61 固定機 71 中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04L 11/00 310B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機から送信された識別コードと予め
    登録された識別コードとを照合して所定の制御を行うキ
    ーレスエントリーシステムにおいて、 送信要求信号を受信することにより予め設定された識別
    コードを送信する携帯機と、 前記携帯機の識別コードと予め登録された識別コードと
    を照合し、両識別コードが一致する場合には所定の制御
    信号を出力する固定機と、 前記携帯機の近傍に位置するように設けられ、前記携帯
    機に向けて前記送信要求信号を無線信号として送信する
    と共に、前記携帯機から送信された識別コードを受信し
    て前記固定機に向けて無線信号として送信する中継装置
    と、を備えたことを特徴とするキーレスエントリーシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記固定機は、状態検出手段からの検出
    信号に基づいて生成したトリガ信号を無線信号として前
    記中継装置に送信すると共に、前記携帯機の識別コード
    と予め登録された識別コードとを照合し、両識別コード
    が一致する場合には所定の制御信号を出力するものであ
    り、 前記中継装置は、前記トリガ信号を受信すると前記携帯
    機に向けて前記送信要求信号を無線信号として送信する
    と共に、前記携帯機から送信された識別コードを受信し
    て前記固定機に向けて無線信号として送信するものであ
    る請求項1に記載のキーレスエントリーシステム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置は、少なくとも前記携帯機
    からの識別コードの受信の有無を通知するための状態通
    知手段を備えている請求項2に記載のキーレスエントリ
    ーシステム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置は、電源手段を備えている
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のキーレスエント
    リーシステム。
  5. 【請求項5】 携帯機から送信された識別コードと予め
    登録された識別コードとを照合することにより車両に対
    して所定の制御を行うキーレスエントリーシステムにお
    いて、 誘導電磁波を受信することにより起動して予め設定され
    た識別コードを送信する携帯機と、 所定の車両状態が検出された場合にはトリガ信号を無線
    信号として送信すると共に、前記携帯機の識別コードと
    予め登録された識別コードとを照合し、両識別コードが
    一致する場合には所定の制御信号を出力する固定機と、 前記携帯機の近傍に位置するように設けられ、前記トリ
    ガ信号を受信した場合は前記携帯機に向けて前記誘導電
    磁波を送信すると共に、前記携帯機から送信された識別
    コードを受信して前記固定機に向けて無線信号として送
    信する中継装置と、を備え、 前記中継装置は、 前記携帯機との間で送受信を行うための送受信手段と、 前記固定機からの前記トリガ信号を受信するためのトリ
    ガ信号受信手段と、 前記トリガ信号受信手段によって前記トリガ信号が受信
    された場合は、前記送受信手段を起動させて前記携帯機
    との間で送受信を行わせる起動手段と、 前記送受信手段が前記携帯機からの識別コードを受信し
    た場合は、該識別コードを無線信号として前記固定機に
    送信するための識別コード送信手段と、 少なくとも前記携帯機からの識別コードの受信の有無を
    通知するための状態通知手段と、を備えて構成され、 前記固定機は、 前記所定の車両状態が検出された場合は前記トリガ信号
    を生成するトリガ信号生成手段と、 前記生成されたトリガ信号を前記中継装置に無線信号と
    して送信するためのトリガ信号送信手段と、 前記中継装置から送信された識別コードを受信するため
    の識別コード受信手段と、 予め登録された識別コードを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された識別コードと前記中継装置か
    ら受信された識別コードとを照合し、両識別コードが一
    致するか否かを判定するための判定手段と、 前記判定手段によって前記各識別コードが一致すると判
    定された場合には、車両に対してロック解除、エンジン
    始動許可等の所定の制御信号を出力する制御手段と、 車室内に設けられ、前記トリガ信号生成手段に前記トリ
    ガ信号を生成させる手動スイッチと、を備えて構成され
    ていることを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  6. 【請求項6】 前記中継装置は、少なくとも前記車体の
    ドア内部、シートベルト部近傍、座席部近傍のいずれか
    または全てに設けられている請求項5に記載のキーレス
    エントリーシステム。
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