JP4005777B2 - 車両用キーレスエントリー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用のキーレスエントリー装置、特に車両の盗難防止性を向上すると共に電子キーのバッテリの消耗を防ぐようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両側の送受信装置から電子キーを起動させるための起動信号、例えば電磁誘導信号を送信し、電子キーから送信される識別信号に応じてドアロック装置を施解錠するなど、車載機器に対する所定の制御を行うように構成された車両用キーレスエントリー装置が知られている。このような装置においては、電子キーの携帯者が車両の近くに居ると電子キーが起動し、所定の動作が行われて例えば乗車する予定でなくてもドアロック装置が解錠される。このため、たまたま正規の起動信号に類似した信号を発信して解錠を試みようとした不正行為者が居ると、その者によって車両のドアが開かれて盗難に遭う可能性があった。また、起動信号そのものはコード化された所定の信号ではないので、正規の起動信号に類似した信号でも電子キーが起動して送受信装置と交信可能な状態となり、電子キー側のバッテリが無駄に消耗される可能性があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこれらの点に着目し、車両の盗難の可能性を低減すると共に、電子キーのバッテリの無駄な消耗を防止することを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この発明では、電子キーが車両側から送信される起動信号を受けると所定の動作を開始するために電子キーが起動し、この起動信号が正規の信号であると判断した時に電子キーから車両側に暗号信号を送信すると共に、この暗号信号が正規の信号であると車両側で判断した時に車載機器に対する所定の制御を行う車両用キーレスエントリー装置において、上記電子キーは、電源バッテリと、該電子キーの動作制御を行うCPUと、上記起動信号を受信する受信アンテナを備えた受信回路と、この受信回路からの信号を補正して上記CPUに伝達する波形成形回路と、上記受信回路への電源バッテリからの電源供給を制御する第1電源制御回路と、上記波形成形回路への電源バッテリからの電源供給を制御する第2電源制御回路と、上記第1電源制御回路及び第2電源制御回路と電源バッテリとの間に接続された手動式の復帰スイッチ、とを備えている。そして上記のCPUは、待機状態では第1電源制御回路によって受信回路のみを通電状態とし、受信アンテナへの何らかの信号の入力に応じて受信回路から信号が伝達されると作動状態となって、第2電源制御回路を制御して波形成形回路を作動状態とすると共に、受信回路で受信した信号を波形成形回路を介して読み込んで受信した信号の確認を行い、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信すると、CPUが第1電源制御回路と第2電源制御回路への電源供給を停止して電子キーの起動を取り消すと共に以後の起動も不能として起動信号の受信を不能とし、またこの状態において手動式の復帰スイッチが操作されると電源供給が再開されて受信不能となっていた電子キーを受信可能な状態に戻すように構成されている。このような構成により、車両に異常が生じていることが電子キーの携帯者に判るので、盗難の発生を未然に防止することが可能となる。また電子キーのバッテリの無駄な消耗が確実に防止されると共に、電子キーの携帯者の操作によって正常な状態に戻すことが可能となる。
【0005】
また上記の装置において、電子キーの起動が取り消されたことを報知する警報装置を電子キーに設けている。このような構成により、電子キーの携帯者は電子キーの起動が不能となっていることを容易に理解できる。
【0006】
また、正規の信号でないと判断される信号の受信回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段がカウントを開始した後の経過時間を計時するタイマー手段と、上記カウント手段をリセットするリセット手段、とを設け、上記電子キーが起動した後に、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信して上記カウント手段におけるカウント数が所定値に達した時に電子キーを起動不能とする一方、上記カウント手段におけるカウント数が所定値に達する前にカウント開始後の所定時間が経過すると上記リセット手段によってカウント手段をリセットして電子キーを起動可能とするように構成している。
【0007】
また上記の装置において、カウント手段がカウントを開始した後に正規の信号であると判断される信号を受信すると、リセット手段によってカウント手段をリセットするように構成されている。これらの構成により、必要以上に警報が発せられることがなく、信頼性が高く使いやすい装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施の形態を説明する。図1は装置全体の構成を示すブロック図、図2及び図3は電子キーの構成を示すブロック図である。図において、1はこの発明に係るキーレスエントリー装置、2は電子キー、3は送受信装置4及び関連する各種機器を有する車両側装置である。このキーレスエントリー装置1は電子キー2と車両側装置3で構成されているが、単なるドアの施解錠だけでなく、電子キー2のバッテリが消耗している場合でも、ステアリングロック装置やイグニッションスイッチのオンオフを制御することができるイモビライザーの機能も備えている。
【0010】
電子キー2は原則として使用者(運転者)が携帯しているものであって、トランスポンダの機能を備えており、図2に示すように、CPUを備えた電子キー側制御部21、電子キー側送受信部22、電磁誘導信号受信用アンテナ23及び応答信号発信用アンテナ24、手動送信スイッチ25、ブザー26、電源バッテリ27、トランスポンダ28、復帰スイッチ29等で構成されている。ブザー26は警報発生用であるが、警報は例えば合成音声のような他の手段で発するようにしてもよい。図3に示すように、上記の送受信部22は電磁誘導信号受信回路22aと応答信号発信回路22bを備えており、制御部21はCPU21aのほか、波形成形回路21b、割り込み制御回路21c、受信回路22aの電源を制御する第1電源制御回路21d、波形成形回路21bの電源を制御する第2電源制御回路21e等、所定の動作に必要な各種の回路を備えている。また手動送信スイッチ25は手動操作でドアのロックとアンロックの指令を送信するためのものである。
【0011】
また、トランスポンダ28は後述する専用のアンテナ41bからの電磁誘導信号を受けてその起電力で作動し、受信した電磁誘導信号に対応した識別信号を発信するものである。なお、電磁誘導信号には例えば125kHzの比較的低い周波数が用いられ、応答信号には例えば315MHzの高い周波数が用いられる。また電子キー2はカード状のものであり、図4以下に示すフローチャートで「カード」と記載してあるのは電子キー2を意味しているが、電子キー2の形状は通常の手動操作キー、すなわちマニュアルキーに電子キーの回路部を一体化したものなど、他の形状とすることもできる。
【0012】
図1に示すように、車両側装置3の送受信装置4は、CPUを備えた車両側制御部41と車両側送受信部42を備えたものである。制御部41には専用のアンテナ41bを備えたステアリングロック装置(以下、STLと記す)などを制御するイモビライザー用の制御回路41aが付属しており、この制御回路41aとアンテナ41bはイグニッションスイッチの近傍に配置されている。送受信部42には電磁誘導信号発信用の車内用アンテナ51及び車外用アンテナ52、電子キー2からの応答信号受信用アンテナ53が接続されている。車内用アンテナ51は車室内にある電子キー2に対する発信用で、例えば車両のセンターコンソールに配置されており、車室内の全域に電磁誘導信号を送信するように構成されている。車外用アンテナ52は車室外にある電子キー2に対する発信用で、例えば車両の前部ドアと後部ドアの間にあるセンターピラーに配置されている。
【0013】
更に送受信装置4には、センサ54、駆動装置55、報知装置56、イグニッションスイッチ57等が接続されている。センサ54としては例えばドアセンサ54a、意志確認センサ54b、ロックセンサ54cなどの各種センサがある。なお、ドアセンサ54aは乗降用の各ドアのほか、トランクドアにも適宜設けられる。駆動装置55としては例えばイグニッションスイッチの操作ノブの操作を可能な状態とする操作ノブ用ソレノイド55a、ドアロック用アクチュエータ55b、その他の車載機器55cなどの各種駆動手段、アクチュエータ55bで駆動されるドアロック装置55d等がある。また報知装置56としては、例えばブザー56a、ハザードランプ56b、表示灯56c等が適宜用いられる。57aはイグニッションスイッチ57の操作ノブである。
【0014】
以上のような構成のキーレスエントリー装置1の基本的な動作は次の通りである。すなわち、送受信装置4は電子キー2を起動させるための電磁誘導信号を間欠的にアンテナ51及び52から発信している。電子キー2はこの電磁誘導信号を受信するとこれに応動して所定の識別信号を発信し、送受信装置4はこれを受信して識別信号に応じた動作信号を出力する。この動作信号により、ドアロック用アクチュエータ55bが駆動されてドアロック装置55dが施錠あるいは解錠され、この施解錠の状態はドアセンサ54aで検出され、その結果は制御部41に入力される。
【0015】
電子キー2は上述のようなキーレスエントリーの動作には不可欠なものであるが、車両が使用されておらず、電子キー2の所持者が車両から離れた場所に居る時や、電子キー2が所定の保管位置に保管されている待機状態では、最低限必要な回路のみが作動している状態の省電力モードとなるように構成されている。これにより、容量の小さい電源バッテリ27の無駄な消耗が抑制され、バッテリの消耗に起因する不動作などのトラブル発生が防止されるのである。
【0016】
すなわち、待機状態では電磁誘導信号の受信に備えて第1電源制御回路21dと受信回路22aのみが通電状態となっており、CPU21aはホールド状態で通常の作動状態よりも消費電力が小さい状態となっている。この状態で電磁誘導信号が入力されると、その信号が受信回路22aから割り込み制御回路21cを経てCPU21aに伝達されてCPU21aが作動状態となり、第2電源制御回路21eを制御して波形成形回路21bを作動状態とする。これにより受信回路22aで受信した信号がCPU21aに読み込まれ、所定の信号であることが確認されると所定の識別信号を発信回路22bに送り、応答信号が車両側装置3の送受信装置4に対して発信される。
【0017】
こうして応答信号を受信した車両側装置3では、後述するような各種の動作が行われるが、電子キー2側ではCPU21aが第2電源制御回路21eを制御し、波形成形回路21bを不作動状態として再び上述の待機状態に戻る。また手動送信スイッチ25が操作された場合には、この操作に応じた所定の応答信号が送受信装置4に対して発信され、後述するような動作が行われる。また、CPU21aで読み込まれた波形成形回路21bからの信号が所定の信号ではない場合にはこれをノイズであると判断し、CPU21aは第2電源制御回路21eを制御して波形成形回路21bを不作動状態とし、発信回路22bからの応答信号の発信も行われないで上述の待機状態に戻る。このように、待機状態では最低限必要な一部の回路のみが作動している状態の省電力モードとなり、電源バッテリ27の消耗が抑えられるのである。
【0018】
また、ノイズの入力後に待機状態に戻る動作が所定回数を越えて連続するような場合には、CPU21aは盗難の可能性などのある異常状態と判断してブザー26を作動させて警報を発した後、すべての電源を切って電源バッテリ27の無駄な消耗が防止される。この状態は復帰スイッチ29を操作することによって解除され、再び上述の待機状態に戻るのである。
【0019】
以下、図示のフローチャートによって装置全体の動作を説明する。図4乃至図6は車両側装置3の制御部41の基本動作を示すフローチャート、図7及び図8はステアリングロックの制御に関する制御回路41aの動作を示すフローチャート、図9及び図10は電子キー2の制御部21の基本動作を示すフローチャートである。
【0020】
図4において、ステップS1で初期化された送受信装置4は、ステップS2で割り込み可能となり、電磁誘導信号をアンテナ51及び52から発信する状態を保持してステップS3のホールドに進んで待機している。この電磁誘導信号の発信は原理的には連続でもよいが、ここでは例えば0.68秒の周期で0.1秒ずつ発信するという間欠的なものとなっている。これは車両の電源バッテリの消耗軽減等に有益である。この状態で電子キー2の携帯者が例えば1m以内に近付くと、図9に示すような電子キー2側の動作が開始される。
【0021】
図9において、ステップS201はバッテリ27が入れられて初期化された状態であり、外部割込を可能とするステップS202に進んで各信号の入力の受付が可能となる。続いて、ステップS203で制御部21のCPUはホールドされて休止状態となり、ステップS204でアンテナ以外からの信号入力、すなわち外部割込が禁止されて誤動作が防止される。ここで、電磁誘導信号がアンテナ23から入力されると、ステップS205でアンテナからの入力であることが判断され、アンテナからの入力であればステップS206に進んで第2電源制御回路21eが起動し、波形成形回路21bが作動してステップS207で信号を読み込み、チャタリング等を除去して信号を補正する。
【0022】
次のステップS208では、入力された信号が近傍探査信号であるか否かを判断し、そうであればステップS209に進んで応答用の近傍コードを設定する。この近傍コードは暗号化するほどの必要はなく、単に応答すればよい。またステップS208で近傍探査信号でなかった場合には、ステップS210に進んで入力された信号がチャレンジコードであるか否かを判断し、チャレンジコードであればステップS211で暗号化する。このチャレンジについては後述する。ステップS212ではS209またはS211で設定された信号をアンテナ24から送信し、ステップS213で第2電源制御回路21eを停止し、波形成形回路21bが停止する。またステップS210においてチャレンジコードでない場合には、ステップS214に進んで入力された信号は正規の信号ではないノイズであると判断し、図10の手順に進む。
【0023】
また、ステップS205でアンテナからの入力でないと判断された場合には、ステップS220に進んで手動送信スイッチ25の操作による信号であるか否かが判断され、そうでなければステップS202に戻る。またそうであればステップS221でロック指示コードを作成し、ステップS222で手動送信スイッチ25のロック側が操作されていなければステップS223に進み、アンロック側の操作であればステップS224でアンロック指示コードを作成し、ステップS225でRF(高周波)信号として送信アンテナ24から送信する。またS222でロック側が操作されていればステップS227に進み、ロック指示コードをRF(高周波)信号として送信アンテナ24から送信する。これらの各指示コードは次回のコード設定のためにステップS226及びS228で制御部21のメモリに記憶される。
【0024】
図10の手順においては、ステップS141で第2電源制御回路21eを停止し、ステップS142でCPU21aに内蔵されたカウンタが起動し、ステップS214でノイズと判定された信号の入力回数のカウントを開始する。またステップS143でCPU21aに内蔵されたタイマが起動する。そしてあらかじめ設定された所定の時間が経過すると、ステップS144からステップS148に進んでカウンタのカウントを停止してリセットし、更にステップS149でタイマを停止してリセットし、ステップS202に戻る。また所定時間が経過するまではステップS144からステップS145に進み、カウント数があらかじめ設定された所定の値に達するまではそのままステップS202に戻るが、カウント数が所定値に達するとステップS146に進んでブザー26を作動させて警報を発し、更にステップS147に進んですべての電源を停止する。図10には示してないが、この状態で復帰スイッチ29が操作されると、ステップS201を経てステップS202に戻るのである。
【0025】
なお、図9のステップS213、226及び228の後も、ステップS231及び232を経てカウンタのカウント停止とリセット及びタイマの停止とリセットが行われ、それぞれステップS202に戻る。
【0026】
上記のアンロック指示及びロック指示の各コードを受信する送受信装置4の読み込みタイミングは、電磁誘導信号の送信と同じ0.68秒間隔で行われる。従って、どのタイミングで読み込みが行われても確実にコードを読み込めるように、指示コードの送信は読み込み間隔の2倍強の1.4秒間行い、その間にコードが2回出力されるようにしてある。
【0027】
上述の手順のステップS212において、電子キー2から応答用の近傍コードが送信されると、送受信装置4ではステップS4からステップS11に進み、送受信部42の受信モジュールユニット(以下、RFUと記す)がオンとなり、ステップS12のI/O読込判定で入出力の最新状態を確認し、ステップS13で信号を読み込んだ後、ステップS14でRFUをオフにする。そしてステップS15で今読み込んだ信号がキーレス信号、すなわち手動送信スイッチ25の操作による信号であるか否かが判断される。
【0028】
キーレス信号であれば、ステップS16でその信号がアンロック指示コードであるか否かを判断し、そうであればステップS17でドアロック用のアクチュエータ55bにアンロック信号を出力してドアをアンロックする。またアンロック指示コードでなければステップS18でロック指示コードであるか否かを判断し、そうであればステップS19でドアセンサ54aの信号でドアが開いているか否かを判断し、開いていなければアクチュエータ55bにロック信号を出力してドアをロックする。これらの手順によってアンロックあるいはロックが行われた場合には、ステップS21で例えばハザードランプ56bをアンロックが行われた場合には1回、ロックが行われた場合には2回それぞれ点滅させてアンサーバツクを行う。そしてステップS22に進み、電子キー2が複数個ある場合に現在キーレス操作中である電子キーを優先し、他の電子キーの信号を受け付けないようにした後、図6のステップS101に進む。このステップS22の優先処理については、図5において説明する。
【0029】
なお、ステップS15で信号がキーレス信号でない場合、ステップS18で信号がロック指示コードでない場合、及びステップS19でドアが開いていた場合には、そのまま図6のステップS101に進む。
【0030】
次に、図6により電子キー2が車両の外にあるか、中にあるかを判定する所在確定ルーチンを説明する。この所在判定は常時行うのではなく、電磁誘導信号の送信タイミングの5回に1回の頻度で行われる。このため、ステップS101でアンテナ信号の出力回数をカウントして、ステップS102でカード所在を判定するタイミングであるか否かを判断し、否であればそのままステップS3に戻り、判定タイミングであればステップS105に進む。
【0031】
ステップS105では通常は前回位置は不明であるため、ステップS111からステップS112に進み、電子キー2が車室内にあるか否かの判定を行う。この判定は、電子キー2が車内用アンテナ51と車外用アンテナ52のいずれからの探査信号に対して応答して、ステップS212の近傍コードを送信して来たかによって行われる。今回は室外であるためステップS125に進み、室外判定はまだであるからステップS106に進んで室外判定を行う。そして今回は室外であるためステップS108で前回室外と記憶し、次の判定に備えてステップS123及び124で判定フラグを零として判定未とし、ステップS3に戻る。
【0032】
前述のステップS16における判定結果がアンロック指示コードであれば、ドアはアンロックされており、電子キー2の携帯者はドアを開けて乗車することができる。乗車すると、手順はステップS101からS102、S105と進み、前回が室外であるからステップS106、S107を実行し、今回は室外ではないためステップS109に進む。そして室内判定はまだであるからステップS111、S112を実行し、今回は室内であるからステップS113で前回室内としてステップS114に進む。ここで説明しているキーレスエントリー装置は、No.1からNo.3までの3台の電子キー2を備えたものであって、ステップS114のチャレンジとは優先する電子キーを設定するための問いかけを意味しており、各電子キー2に対する信号の出力順が設定される。
【0033】
次のステップS115ではNo.3まで完了しているか否かが判定され、完了していない場合にはステップS116からS120までの手順が繰り返される。すなわち、ステップS116でRFUをオンとし、ステップS117でチャレンジ信号を送信し、ステップS118で送信した信号を暗号化する。電子キー2はこのチャレンジ信号を受信すると、図9のステップS211で暗号化した信号を返信する。これをステップS119でRFUが受信すると、ステップS120でこの受信信号が所定のコードであるか否かが判定される。所定のコードであればステップS121で照合して一致すればステップS122に進み、後述するSTL制御用の信号が制御回路41aに送信され、ステップS123及び124を実行してステップS3に戻る。
【0034】
また、この状態から電子キー2の携帯者が車室外に出ると、ステップS101からS102、S105と進み、前回は室内であったからステップS111、S112を実行し、今回は室内ではないためステップS125に進み、室外判定はまだであるからステップS106に進んで室外判定を行う。そして今回は室外であるためステップS108で前回室外と記憶し、ステップS123及び124を経てステップS3に戻る。
【0035】
更に、電子キー2の携帯者が車から遠い位置まで離れた場合には、ステップS101からS107に進むが、電子キー2との交信ができないため室外ではないと判定してステップS109に進む。そして室内判定はまだであるからステップS111に進むが、交信ができないため室内ではないと判定してステップS125に進む。そして室外判定は済みであるためステップS126に進んで前回不明とし、ステップS123及び124を経てステップS3に戻る。なお、ステップS109で室内判定済みの場合にもステップS110で前回不明とし、ステップS123及び124を経てステップS3に戻る。
【0036】
さてこの装置においては、ステップS15以下の手順において述べた手動送信スイッチ25による施解錠操作のほかに、電子キー2の所在場所に応じてドアを自動的に施解錠するというキーレスエントリー装置としての一般的な機能を備えているが、その際に車両側装置3に設けられている意志確認センサ54bを操作することを必要としており、更に、イモビライザーの機能により電子キー2でイグニッションスイッチ57も制御するようになっている。上記の意志確認センサ54bとしては、例えばドアのアウターハンドルに設けられているスイッチが用いられている。なお、電子キー2の所在場所に応じてドアを自動的に施解錠するという上記の動作は一般的なものであるので、図9のフローチャートには含まれていない。
【0037】
次に、意志確認センサ54bを操作した場合の動作を説明する。図4に示すステップS3のホールド状態において、電子キー2の携帯者がドアを開けようとして意志確認センサ54bに触れるとこれが検出され、ステップS4からステップS5に進み、更に図5のステップS31に進み、複数の電子キー2に対する処理順を決定してステップS32に進み、決定順に従ってステップS33以下の処理が行われる。
【0038】
ステップS33からS38の手順は図6で説明したステップS115からS120までと同様であり、3台の電子キー2について同じ手順が繰り返される。この場合は電子キー2に送られる信号は近傍探査信号ではなくチャレンジコードであるため、電子キー2からは暗号化されたコードが発信され、所定のコードでなければステップS33に戻って次のチャレンジコードが送信され、所定のコードであればステップS39で照合して一致すればステップS40に進み、優先順位が下位の電子キー2からの信号の読み込みを拒否するモードを設定する。なおこの電子キーの優先順位の上位とするのは、例えば上述のように意志確認センサ54bが操作された時に交信中のもののほか、例えば手動送信スイッチ25が操作されたもの、使用頻度の高いもの、車外にあるもの、現在交信中のもの、最後に交信したもの、などであり、あらかじめ選択され、あるいは設定できるように構成されている。
【0039】
ステップS41ではアンロック指示コードが設定され、ステップS42に進むが、現在はドアがロックされている状態であるからロックセンサ54cはロック状態を検出しており、ステップS42からステップS46に進む。ドアは閉まっているからドアセンサ54aはドアの閉を検出しており、ステップS47でドアロック用アクチュエータ55bにアンロック信号を出力してドアをアンロックし、ステップS48では例えばハザードランプ56bを2回点滅させるアンサーバツクによってドアがアンロックされたことを報知し、ステップS3に戻る。これで電子キー2の携帯者は車に乗り込むことができるのである。
【0040】
乗車して車室内に入ると、ステップS101からステップS102、S105に進み、前回は室外であるためステップS106、S107を実行し、ステップS107で今回は室外でないためステップS109に進む。室内判定済みではないためステップS111、S112を実行し、今回は室内であるからステップS113からステップS114、S115に進む。そしてステップS115からS120を実行し、ステップS121で照合がOKであればステップS122に進み、STL制御用の信号が制御回路41aに送信されて動作が開始される。なお図示はしていないが、この制御回路41aは、操作ノブ57aが押し込まれておらず、且つSTL制御用の信号が送信されない状態が10秒以上継続した場合には、作動を停止して終了するようになっている。
【0041】
制御回路41aが動作を開始すると、ステップS301で初期化し、ステップS302で出力をオフ状態にした後にステップS303に進む。そしてこの状態ではイグニッションスイッチ57はオフ、ACCもオフであるから、図7のステップS303からS304、S305を実行してステップS306に進む。図示の装置のイグニッションスイッチ57は、操作ノブ57aを押し込んで回動させることによって始動操作される構造のものが使用されており、ステップS306ではこの操作ノブ57aが押し込まれた位置にあることを検出するスイッチの状態が確認され、ここでは押し込まれていないためステップS341に進む。
【0042】
今回はSTL制御用の信号が制御部41から送信されてきたものであるから、制御部41は立ち上がり状態であり、ステップS342に進んでコード処理をし、ステップS343でそのコードを制御部41に送信する。そして、ステップS344でコード処理完了のフラグを立てる。コード処理結果が送信されると、図4のステップS3乃至S6が実行され、ステップS6で通信端子割込があったと判断してステップS7に進み、データを読み込んだ後、ステップS8でコード処理結果を格納するようになっている。
【0043】
次にエンジンをかけるために操作ノブ57aを押し込む。今度はステップS306から図8のステップS307に進み、認証通信のための暗号化または処理したコードの送信が完了しているか否かが確認されるが、既にステップS342乃至S344が実行されて処理されたコードが送信され、ステップS344で送信完了フラグが立てられているため、コード送信完了と判断してステップS313に進み、照合が行われる。そして正規の信号であればステップS314からステップS315乃至S319が実行される。ステップS314では操作ノブ用ソレノイド55aに対する駆動出力が出されると共に、例えば操作ノブ57aの先端に設けた表示灯56cが点灯され、押し込み可能となったことが表示される。ステップS315では、ステップS313で正規のコードであると判断されたコードを制御部41に送信し、ステップS316で送信完了フラグを立てる。
【0044】
ステップS317では所定時間が完了しているか否かが判断され、所定時間経過するまではステップS303に戻り、所定時間経過するとステップS318で操作ノブ用ソレノイド55aへの出力が所定時間経過したことを示すフラグを立て、ステップS319で操作ノブ用ソレノイド55aへの出力を停止してソレノイド55aをオフとする。これによって、STLのロックが解除されると共に、あらかじめ設定された時間だけ操作ノブ用ソレノイド55aに対する駆動出力が出され、操作ノブ57aは更に奥まで押し込み可能となってACC位置からON位置まで回動できるようになり、エンジンを始動できる状態となる。
【0045】
ON位置まで回動すると、ステップS303からステップS321に進み、送信完了のフラグをクリアし、ステップS322乃至ステップS324を実行する。ステップS322では、あらかじめ設定された時間が経過していなくても操作ノブ用ソレノイド55aへの出力を停止してソレノイド55aをオフとし、ステップS323でソレノイド55aへの出力が所定時間経過したことを示すフラグを立てるようになっている。そしてステップS324では後述するステップS339でオンにしたアラームをオフにしてステップS325に進み、コードを照合して一致しているか否かが判断され、一致しているとステップS326でエンジンの通電が許可されてエンジンが始動する。コードが一致していない場合には、そのままステップS303に戻り、操作ノブ57aをオン位置まで回動してもエンジンを始動することはできないようになっている。
【0046】
操作ノブ57aを戻してエンジンを停止し、ACCもオフになると、ステップS303乃至S306が実行され、ステップS341に進む。そして制御部41が立ち上がっているタイミングの時であればステップS342に進み、制御部41が立ち上がっていないタイミングの時にはステップS345を経て図8のステップS317に進む。ソレノイドの所定駆動時間は完了しているため、ステップS318、S319を実行してステップS303に戻る。なおコード処理送信が完了していないと判断した場合には、ステップS345からS346に進んでノイズであったと判定する。
【0047】
またエンジンを停止し、イグニッションスイッチがACC位置にある状態でドアを開けて降車しようとすると、ステップS304からステップS331に進んで送信完了のフラグをクリアし、ステップS332で操作ノブ用ソレノイド55aのオンオフが判断される。すなわち、操作ノブ用ソレノイド55aへの出力が所定時間経過したか否かが判断され、今回はステップS323で所定時間完了のフラグが立てられているので、ステップS335に進む。なお、エンジン始動前のソレノイド55aへの出力中に操作ノブを操作してACC状態にした時には、ステップS332からS333に進み、あらかじめ設定された時間が経過していなくても出力を停止してソレノイド55aをオフとし、ステップS334で所定時間が経過したことを示すフラグを立てるようになっている。ステップS335ではイグニッションスイッチの立ち下がりが判断されるが、エンジンを停止してAACにしたためイグニッションスイッチは立ち下がり状態であり、ステップS336に進み、ドアが開かれた場合にはステップS338に進む。
【0048】
そしてステップS339でアラームを所定時間オンとし、例えばブザー56aによって警報音を発するのである。このアラームは、所定時間が完了するとステップS338からS337に進んでオフされる。なお、イグニッションスイッチ57がACC位置にある状態で降車して車両から離れると、STL制御用の信号が送信されない状態となり、この状態が10秒以上継続した場合には、制御回路41aが作動を停止して終了するため、この状態で他人が乗車してイグニッションスイッチをACC位置からON位置まで回動しても、エンジンの始動はできない。また、操作ノブ57aを押し込んで制御回路41aの作動を開始させても、ステップS325でコードが一致しないためやはりエンジンを始動することはできない。
【0049】
上述の図8のステップS307から直接ステップS313に進むのは、電子キー2のバッテリ27が動作する状態の場合であり、バッテリ27が消耗している時には電子キー2の制御部41は全く動作しない。このため、電子キー2の携帯者はマニュアルキーを使用してドアを開き、車に乗り込む必要がある。この場合には、乗車後に電子キー2をイグニッションスイッチ57の近くに置いて操作ノブ57aを押し込むのであり、電子キー2のトランスポンダ28はアンテナ41bから送信される電磁誘導信号を受けてそのエネルギーで動作を開始する。すなわち、操作ノブ57aが押し込まれると制御回路41aの動作が開始され、ステップS301乃至S306を実行してステップS306からS307に進むのであるが、ここではコード信号の送信は完了していないのでステップS308に進む。
【0050】
今回はキー操作によってキーシリンダを作動させているので、手順は更にステップS309以下に進み、ステップS310、S311で所定のコードが電子キー2に向けて出力され、電子キー2のトランスポンダ28は所定のコードを返信し、これがステップS312でアンテナ41bによって受信される。そしてステップS313で正規の信号であればステップS314に進み、前述したようにSTLのロックが解除されると共に、エンジン始動が可能となる。このように、電子キー2のバッテリ27が消耗していてもドアを解錠して車両に乗り込み、所望の動作をさせることができるのであり、この場合にはマニュアルキーと電子キーが同時に必要となるので、電子キーをマニュアルキーが一体に形成された形状のものとしておけば使用者にとって便利である。
【0051】
図示の装置はドアの施解錠とSTLの制御の両機能を備えており、施解錠のための識別信号は意志確認センサ54bが操作された時に、車外用アンテナ52から出力されるチャレンジコードを暗号化したものであり、STL制御のための識別信号は電子キー2が室内判定された時に、車内用アンテナ51から出力されるチャレンジコードを暗号化したものである。このチャレンジコードは出力ごとに変更されて異なる信号が出されるので、暗号化はその都度必要であり、この変更は電子キー2と車両側の送受信装置4の双方であらかじめ設定された基準に従って行われる。また、電子キー2が複数個ある場合には、電子キーごとに異なるチャレンジコードが出力される。従って、特定のチャレンジコードに対して特定の電子キーが近傍コードを応答するので、どの電子キー2と通信しているかは送受信装置4で認識することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、電子キーが車両側から送信される起動信号を受けて起動し、この起動信号が正規の信号であると判断した時に電子キーから車両側に暗号信号を送信すると共に、この暗号信号が正規の信号であると車両側で判断した時に車載機器に対する所定の制御を行う車両用キーレスエントリー装置において、上記電子キーが起動した後に、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信すると、電子キーの起動を取り消すと共に以後の起動を不能として起動信号の受信を不能とする制御部と、受信不能となった電子キーを受信可能な状態に戻す手動式の復帰スイッチ、とを備えたものである。従って、車両に異常が生じていることが電子キーの携帯者に判るので必要な処置を直ちに行うことができ、盗難を未然に防止することが可能となる。また待機状態では受信回路のみを作動させると共に、動作不能な状態では電子キーの復帰スイッチを意識的に手動操作しない限り動作可能な状態に戻ることがないので、電子キーのバッテリの無駄な消耗が確実に防止され、バッテリの消耗による動作不能の可能性が大幅に低下して装置の信頼性が確保される。また、電子キーの携帯者の操作によって正常な状態に戻し、再び電子キーに所定の動作を支障なく行わせることができる。
【0053】
また上記の装置において、起動が取り消されたことを報知する警報装置を電子キーに設けたものでは、電子キーの携帯者は電子キーが起動不能となっていることを容易に理解でき、必要に応じて復帰スイッチを操作して正常な動作を行わせることができる。
【0054】
また電子キーが起動した後に、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信してカウント手段によるカウント数が所定値に達した時に電子キーを起動不能とする一方、上記カウント手段におけるカウント数が所定値に達する前にカウント開始後の所定時間が経過すると上記リセット手段によってカウント手段をリセットして電子キーを起動可能とするように構成し、また、カウントを開始した後に正規の信号であると判断される信号を受信すると、リセット手段によってカウント手段をリセットするように構成したものでは、必要以上に警報が発せられることがなく、信頼性が高く使いやすい装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用キーレスエントリー装置の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】同上の装置の電子キーの構成を示すブロック図である。
【図3】同電子キーの更に詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】同上の装置の車両側装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図5】同じく車両側装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図6】同じく車両側装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図7】同上の装置におけるステアリングロック装置の制御に関するフローチャートである。
【図8】同じくステアリングロック装置の制御に関するフローチャートである。
【図9】同上の装置の電子キーの基本動作を示すフローチャートである。
【図10】同じく電子キーの基本動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キーレスエントリー装置
2 電子キー
3 車両側装置
4 送受信装置
21 電子キー側制御部
21a CPU
22 電子キー側送受信部
23 受信用アンテナ
24 発信用アンテナ
25 手動送信スイッチ
26 ブザー
27 電源バッテリ
29 復帰スイッチ

Claims (4)

  1. 電子キーが車両側から送信される起動信号を受けると所定の動作を開始するために電子キーが起動し、この起動信号が正規の信号であると判断した時に電子キーから車両側に暗号信号を送信すると共に、この暗号信号が正規の信号であると車両側で判断した時に車載機器に対する所定の制御を行う車両用キーレスエントリー装置において、
    上記電子キーは、電源バッテリと、該電子キーの動作制御を行うCPUと、上記起動信号を受信する受信アンテナを備えた受信回路と、この受信回路からの信号を補正して上記CPUに伝達する波形成形回路と、上記受信回路への電源バッテリからの電源供給を制御する第1電源制御回路と、上記波形成形回路への電源バッテリからの電源供給を制御する第2電源制御回路と、上記第1電源制御回路及び第2電源制御回路と電源バッテリとの間に接続された手動式の復帰スイッチ、とを備えており、
    上記CPUは、待機状態では第1電源制御回路によって受信回路のみを通電状態とし、受信アンテナへの何らかの信号の入力に応じて受信回路から信号が伝達されると作動状態となって、第2電源制御回路を制御して波形成形回路を作動状態とすると共に、受信回路で受信した信号を波形成形回路を介して読み込んで受信した信号の確認を行い、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信すると、上記CPUが第1電源制御回路と第2電源制御回路への電源供給を停止して電子キーの起動を取り消すと共に以後の起動も不能として起動信号の受信を不能とし、またこの状態において手動式の復帰スイッチが操作されると電源供給が再開されて受信不能となっていた電子キーを受信可能な状態に戻すように構成したことを特徴とする車両用キーレスエントリー装置。
  2. 電子キーの起動が取り消されたことを報知する警報装置を電子キーに設けた請求項1記載の車両用キーレスエントリー装置。
  3. 正規の信号でないと判断される信号の受信回数をカウントするカウント手段と、このカウント手段がカウントを開始した後の経過時間を計時するタイマー手段と、上記カウント手段をリセットするリセット手段、とを備えており、上記電子キーが起動した後に、正規の信号でないと判断される信号を電子キーが連続して所定回数以上受信して上記カウント手段におけるカウント数が所定値に達した時に電子キーを起動不能とする一方、上記カウント手段におけるカウント数が所定値に達する前にカウント開始後の所定時間が経過すると上記リセット手段によってカウント手段をリセットして電子キーを起動可能とするように構成された請求項1又は2に記載の車両用キーレスエントリー装置。
  4. カウント手段がカウントを開始した後に正規の信号であると判断される信号を受信すると、リセット手段によってカウント手段をリセットするように構成された請求項記載の車両用キーレスエントリー装置。
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