JP3456779B2 - 車両用開閉体の解錠システム - Google Patents

車両用開閉体の解錠システム

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JP3456779B2
JP3456779B2 JP00217295A JP217295A JP3456779B2 JP 3456779 B2 JP3456779 B2 JP 3456779B2 JP 00217295 A JP00217295 A JP 00217295A JP 217295 A JP217295 A JP 217295A JP 3456779 B2 JP3456779 B2 JP 3456779B2
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義和 井村
孝一 陶山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の所有者に固有の
IDコード信号および解錠信号を個別に送信可能あるい
は解錠信号にIDコード信号を含ませて送信可能な携帯
用キーと、開閉体の解錠を可能として車両に設けられる
駆動手段と、携帯用キーからのIDコード信号および解
錠信号送信時にIDコードの一致を確認した後に駆動手
段を解錠作動せしめることを可能として駆動手段に接続
される制御手段とを備える車両用開閉体の解錠システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるシステムは、特開昭62−
174478号公報および特公平2−22834号公報
等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
解錠システムでは、携帯用キーからの解錠信号送信によ
って開閉体としてのドアの解錠が可能であるので、ドア
にキー穴を設けることは本来不要のはずであるが、ドア
を施錠した状態で車両に搭載したバッテリが放電してし
まったときにはドアを開放することが不可能となるの
で、上記従来のものでは、キー穴を無くしてしまうこと
ができず、ピッキングや偽造キー等のキー穴からの操作
による車両盗難のおそれもある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、開閉体にキー穴を設けることを不要とした車
両用開閉体の解錠システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両の所有者に固有のID
コード信号および解錠信号を個別に送信可能あるいは解
錠信号にIDコード信号を含ませて送信可能な携帯用キ
ーと、開閉体の解錠を可能として車両に設けられる駆動
手段と、携帯用キーからのIDコード信号および解錠信
号送信時にIDコードの一致を確認した後に駆動手段を
解錠作動せしめることを可能として駆動手段に接続され
る制御手段とを備える車両用開閉体の解錠システムにお
いて、車両には、該車両の外表面に臨んで配設される一
対の非常用電源接続端子と、それら非常用電源接続端子
からの入力電力を前記制御手段に供給するとともに前記
入力電力を制御手段からの指令に応じて前記駆動手段
に供給する電力補助供給手段とが設けられ、携帯用キー
には、前記一対の非常用電源接続端子にそれぞれ接続可
能である一対の非常用電源入力端子が、その両非常用電
源入力端子間に非常用電源としての乾電池の両端を接続
・保持可能なように設けられ、前記一対の非常用電源入
力端子間に前記乾電池の両端を接続・保持した状態で、
その一対の非常用電源入力端子を前記一対の非常用電源
接続端子にそれぞれ接続すると、前記乾電池の電力が該
一対の非常用電源接続端子に入力可能となることを特徴
とする。
【0006】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、電力補助供給手段
は、非常用電源接続端子からの入力電力を蓄電して駆動
手段に供給可能な蓄電手段を含む。
【0007】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、両非常用電源接
続端子がドアミラーの底部に配設される。
【0008】請求項記載の発明によれば、上記請求項
ないしのいずれかに記載の発明の構成に加えて、両
非常用電源入力端子は、携帯用キーに収納された収納位
置と、携帯用キーから突出して乾電池を保持し得る突出
位置との間でのスライドを可能として携帯用キーに設け
られる。
【0009】請求項記載の発明によれば、上記請求項
ないしのいずれかに記載の発明の構成に加えて、携
帯用キーには、両非常用電源入力端子に連なる充電回路
と、充電可能として該充電回路に接続されるバッテリと
が設けられる。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、携帯
用キーの一対の非常用電源入力端子間に非常用電源とし
ての乾電池の両端を接続・保持した状態で、その一対の
非常用電源入力端子を、車両側の一対の非常用電源接続
端子にそれぞれ接続すると、その乾電池の電力が該一対
の非常用電源接続端子に入力可能となり、これにより、
非常用電源としての乾電池の電力を電力補助供給手段か
ら駆動手段供給することが可能となって、携帯用キー
からのIDコード信号および解錠信号の送信に応じて開
閉体を解錠することが可能となる。この場合、携帯用キ
ーに設けられた一対の非常用電源入力端子で保持される
乾電池が非常用電源として機能することになり、非常用
電源を準備することが容易となる。
【0011】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば、駆動手段には蓄電手段で蓄電された電力が供給され
る。
【0012】上記請求項記載の発明の構成によれば、
両非常用電源接続端子を目立たない位置に配設すること
ができる。
【0013】上記請求項記載の発明の構成によれば、
両非常用電源入力端子を非使用状態で携帯用キーに収納
することにより、両非常用電源入力端子が携帯用キーの
携帯に不都合となることがない。
【0014】さらに上記請求項記載の発明の構成によ
れば、乾電池により携帯用キー側のバッテリにも充電可
能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0016】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は携帯用キーの表面側の斜視図、図2
は非常用電源入力端子を収納位置とした状態での携帯用
キーの裏面側の斜視図、図3は非常用電源入力端子を突
出位置とした状態での携帯用キーの裏面側の斜視図、図
4は携帯用キーの回路構成を示すブロック図、図5は非
常用電源接続端子および施錠・解錠装置の回路構成を示
すブロック図、図6は携帯用キー使用状態を示す斜視図
である。
【0017】先ず図1において、携帯用キーCは携帯に
便利なカード状に形成されており、該携帯用キーCの表
面には、車両に搭載されたバッテリの残容量、ドアの施
錠・解錠状態および空調装置の作動状態を示す表示部1
が設けられる。この表示部1は、複数の発光ダイオード
を備えており、バッテリが充分に充電された状態で
「E」から「F」までの複数たとえば8個の発光ダイオ
ードが全て点灯し、車載バッテリの残容量が減少するに
つれて点灯する発光ダイオードの数が減少し、車載バッ
テリが完全な放電状態となったときには「E」の発光ダ
イオードのみが点灯する。またドアが施錠状態にあると
きには「LOCK」の発光ダイオードが点灯し、ドアが
解錠状態にあるときは「UNLOCK」の発光ダイオー
ドが点灯する。さらに空調装置が作動状態にあるときに
は「ON」の発光ダイオードが点灯し、停止状態にあれ
ば「OFF」の発光ダイオードが点灯する。
【0018】携帯用キーCの表面には、車載バッテリの
残容量を表示部1に表示するためのバッテリモニタスイ
ッチ2と、車両所有者に固有のIDコード信号を送信す
るためのIDスイッチ3と、空調装置のオン/オフを切
換えるための空調装置操作スイッチ4と、車両用開閉体
としてのドアを施錠するためのロックスイッチ5と、前
記ドアを解錠するためのアンロックスイッチ6とが配設
される。
【0019】また携帯用キーCの表面には発光ダイオー
ドから成る放電アラーム7およびブザー9が配設されて
おり、放電アラーム7は車載バッテリの残容量が所定値
を下回った場合に点灯し、ブザー9は車両が盗難にあっ
た場合や盗難にあいそうな場合に鳴動するとともに、後
述のコンデンサ29(図5参照)の充電完了にあたって
も鳴動する。
【0020】図2において、携帯用キーCの裏面側に
は、一対の非常用電源入力端子111,112 が配設さ
れる。これらの非常用電源入力端子111 ,112 は、
細長い板状に形成されるものであり、相互に平行にして
携帯用キーCの裏面に設けられた一対の溝121 ,12
2 に嵌合される。而して両非常用電源入力端子111
112 は、図2で示すように携帯用キーCに収納された
収納位置と、図3で示すように携帯用キーCから突出し
た突出位置との間でのスライドを可能として携帯用キー
Cに配設されることになる。しかも両非常用電源入力端
子111 ,112間の間隔は、図3で示すように、両非
常用電源入力端子111 ,112 が突出位置にある状態
で非常用電源としての乾電池13を両入力端子111
112 間に保持し得るように設定されるものであり、一
方の非常用電源入力端子111 には、乾電池13のプラ
ス端子13aを嵌合せしめる凹部14が設けられる。
【0021】図4において、携帯用キーC内には、バッ
テリモニタスイッチ2、IDスイッチ3、空調装置操作
スイッチ4、ロックスイッチ5およびアンロックスイッ
チ6からの信号が入力される中央演算処理装置(CP
U)15が内蔵されており、表示部1、放電アラーム7
およびブザー9の作動は該中央演算処理装置15で制御
される。また携帯用キーCはアンテナ17を備えてお
り、このアンテナ17は送信回路18および受信回路1
9を介して中央演算処理装置15に接続される。さらに
携帯用キーC内には、前記表示部1、放電アラーム7、
ブザー9および中央演算処理装置15に電力を供給する
電源回路20と、該電源回路20に連なるバッテリ21
とが内蔵されており、バッテリ21は、Ni−Cdバッ
テリのように充電可能なものが用いられる。而してバッ
テリ21は、充電回路22を介して両非常用電源入力端
子111 ,112 に接続される。
【0022】図5において、車両V側には、携帯用キー
Cのアンテナ17からの施錠または解錠信号を受けて開
閉体としてのドアDを施錠または解錠する施錠・解錠装
置23が設けられており、この施錠・解錠装置23は、
携帯用キーCのアンテナ17との間で信号の授受を行う
べく車両Vに設けられたアンテナ24に接続される送・
受信回路25と、ドアDの施錠および解錠を行う駆動手
段26と、駆動手段26の作動を制御する制御手段とし
ての中央演算処理装置(CPU)27と、電力補助供給
手段37とを備える。
【0023】駆動手段26は、ドアDおよび車体間に設
けられた施錠機構(図示せず)を施錠側に作動せしめる
正転作動と、前記施錠機構を解錠側に作動せしめる逆転
作動とを切換可能なモータ32と、車載バッテリBへの
接続状態および接地状態を択一的に切換可能としてモー
タ32の一端側に接続されるリレー33と、接地状態お
よび車載バッテリBへの接続状態を択一的に切換可能と
してモータ32の他端側に接続されるリレー34とで構
成され、両リレー33,34は中央演算処理装置27に
より切換制御される。而して、一方のリレー33を車載
バッテリBへの接続状態とし、他方のリレー34を接地
状態としたときにはモータ32が解錠方向に逆転作動さ
れ、一方のリレー33を接地状態とし、他方のリレー3
4を車載バッテリBへの接続状態としたときにはモータ
32が施錠方向に正転作動される。
【0024】電力補助供給手段37は、中央演算処理装
置27に接続される制御手段用電源回路28と、蓄電手
段としてのコンデンサ29あるいはバッテリと、充電電
力をコンデンサ29に供給するコンデンサ充電回路30
と、駆動手段26およびコンデンサ29間に介設される
とともに中央演算処理装置27によりスイッチング態様
が切換えられるスイッチ31とを備える。制御手段用電
源回路28は、車載バッテリBからの電力を調整して中
央演算処理装置27に供給するとともに一対の非常用電
源接続端子351 ,352 から入力される電力を調整し
て中央演算処理装置27に供給するものである。コンデ
ンサ充電回路30は、中央演算処理装置27からの信号
を受けて両非常用電源接続端子351 ,352 から入力
される電力を調整し、コンデンサ29を充電するもので
あり、コンデンサ充電回路30はダイオード36を介し
てコンデンサ29に接続される。またスイッチ31は、
駆動手段26におけるリレー33において車載バッテリ
Bと導通状態にある端子33aと、コンデンサ29との
間に介設されており、このスイッチ31による端子33
aおよびコンデンサ29間の導通・遮断が中央演算処理
装置27によって切換えられる。
【0025】送・受信回路25は、携帯用キーCから受
信した信号を中央演算処理装置27に入力するととも
に、車両V側の情報すなわち車載バッテリの残容量、空
調装置の作動状態、各ドアの施錠・解錠状態に基づく盗
難の可能性の有無、ならびにコンデンサ29の充電完了
等を中央演算処理装置27から受けて携帯用キーC側に
送信するものである。
【0026】ところで、一対の非常用電源接続端子35
1 ,352 は、携帯用キーCに設けられている一対の非
常用電源入力端子111 ,112 を接続することを可能
として、ドアミラーMの底部で車両Vの外表面に臨むよ
うに配設されるものであり、一方の非常用電源接続端子
351 は制御手段用電源回路28およびコンデンサ充電
回路30に接続され、他方の非常用電源接続端子352
は接地される。
【0027】次にこの実施例の作用について図6を参照
しながら説明すると、車載バッテリが充分な残容量を有
し、また携帯用キーC側のバッテリ21が充分な残容量
を有するときには、図6の左側に示すように携帯用キー
CからのIDコード信号、ならびに施錠または解錠信号
の送信により、車両V側で施錠・解錠装置23が作動
し、ドアDの施錠または解錠を車両V外から行うことが
可能である。
【0028】ところが、車載バッテリが放電してしまっ
たときには、携帯用キーCからの信号の送信によって
も、施錠・解錠装置23は不作動状態となり、ドアDを
施錠したままで車載バッテリが放電してしまうと解錠で
きなくなる。しかるに携帯用キーCには、一対の非常用
電源入力端子111 ,112 が、それら111 ,112
に両端を接続させた乾電池13を保持可能として設けら
れており、車両V側には、前記両非常用電源入力端子1
1 ,112 に接続可能な一対の非常用電源接続端子3
1 ,352 が車両Vの外表面に臨んで配設されてお
り、非常用電源接続端子351 ,352 からの入力電力
は、制御手段用電源回路28で調整されて中央演算処理
回路27に供給されるとともに、コンデンサ充電回路3
0に入力され、コンデンサ充電回路30により充電され
るコンデンサ29の電力を駆動手段26に供給可能であ
る。したがって車載バッテリが放電してしまっても乾電
池13の電力によりドアDの解錠が可能となる。
【0029】このような解錠時の動作手順は次のように
なる。先ず図6の右側に示すように、携帯用キーC側で
両非常用電源入力端子111 ,112 を突出位置に引き
出して両入力端子111 ,112 間に乾電池13を保持
した状態で、両入力端子111 ,112 を車両V側の非
常用電源接続端子351 ,352 に接続する。こうする
と、車両V側の施錠・解錠装置23において中央演算処
理装置27に制御手段用電源回路28から電力が供給さ
れて中央演算処理装置27が活性化される。そこで、携
帯用キーCのIDスイッチ3を押して携帯用キーCから
IDコード信号を送信し、そのIDコード信号を中央演
算処理装置27で確認したときに、該中央演算処理装置
27からの指令によりコンデンサ充電回路30がコンデ
ンサ29への充電を開始する。而してコンデンサ29へ
の充電が完了したときには、中央演算処理装置27から
の信号を受けて送・受信回路25からアンテナ24を経
て携帯用キーC側に信号が送信され、携帯用キーCのブ
ザー9が鳴動せしめられる。そこで、携帯用キーCのア
ンロックスイッチ6を押すと、携帯用キーCからの解錠
信号を受けて中央演算処理装置27は、スイッチ31を
導通状態としてコンデンサ29をリレー33の端子33
aに導通せしめる。これによりコンデンサ29からの電
力によりモータ32が逆転し、ドアDが解錠されること
になる。
【0030】このようにして車載バッテリの放電時にも
ドアDの解錠が可能となるが、その際、IDコードの確
認が不可欠であり、車両Vの盗難は確実に防止される。
而して従来設けられていたキー穴をドアDに設けること
が不要となり、キー穴を廃止することにより、車両Vの
外観を向上して商品性の増大を図ることができるだけで
なく、ピッキングや偽造キー等による車両Vの盗難を確
実に防止することができる。
【0031】また携帯用キーCには、両非常用電源入力
端子111 ,112 に連なる充電回路22と、充電可能
として該充電回路22に接続されるバッテリ21とが設
けられるものであり、両非常用電源入力端子111 ,1
2 間に乾電池13を保持することにより、携帯用キー
Cのバッテリ21にも充電が可能である。したがって車
載バッテリおよび前記バッテリ21のいずれが放電状態
にあったとしても、ドアDの解錠が可能となる。
【0032】さらに両非常用電源入力端子111 ,11
2 は、携帯用キーCに収納された収納位置と、携帯用キ
ーCから突出する突出位置との間でのスライドを可能と
して携帯用キーCに設けられるものであり、携帯用キー
Cの通常の使用時には両非常用電源入力端子111 ,1
2 を収納位置としておくことにより、携帯用キーCが
嵩張ることはなく、携帯に不都合を来すことはない。
【0033】しかも両非常用電源接続端子351 ,35
2 は、ドアミラーMの底部に設けられるものであり、両
非常用電源接続端子351 ,352 が目立つことはな
い。
【0034】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0035】たとえば携帯用キーCに設けられているI
Dスイッチ3を廃止し、車両所有者に固有のIDコード
信号を、アンロックスイッチ6の操作による解錠信号に
含ませて携帯用キーCから送信するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1載の発明によれ
ば、車載バッテリの放電時にも、非常用電源としての乾
電池の電力を電力補助供給手段から制御手段および駆動
手段に給可能とし、IDコードの一致を確認するこ
とによる盗難防止を図った上で開閉体の解錠を可能とし
たので、開閉体にキー穴を設けることを不要として車両
の外観向上を図るとともにキー穴からの操作による盗難
防止を図ることができる。また特に携帯用キーに設けら
れた一対の非常用電源入力端子で保持される乾電池を非
常用電源として機能させるようにしたので、非常用電源
を準備することが容易となる。
【0037】また請求項2記載の発明によれば、駆動手
段には蓄電手段で蓄電された電力が供給される。
【0038】上記請求項記載の発明の構成によれば、
両非常用電源接続端子を目立たない位置に配置すること
ができる。
【0039】上記請求項記載の発明の構成によれば、
両非常用電源入力端子を非使用時に収納位置として携帯
用キーの嵩張りを回避し、携帯用キーの携帯に不都合が
生じないようにすることができる。
【0040】さらに上記請求項記載の発明の構成によ
れば、乾電池により携帯用キー側のバッテリにも充電可
能となるので、携帯用キー側のバッテリの放電にも対処
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用キーの表面側の斜視図である。
【図2】非常用電源入力端子を収納位置とした状態での
携帯用キーの裏面側の斜視図である。
【図3】非常用電源入力端子を突出位置とした状態での
携帯用キーの裏面側の斜視図である。
【図4】携帯用キーの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】非常用電源接続端子および施錠・解錠装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図6】携帯用キー使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
111 ,112 ・・・非常用電源入力端子 13・・・非常用電源としての乾電池 21・・・バッテリ 22・・・充電回路 26・・・駆動手段 27・・・制御手段としての中央演算処理装置 29・・・蓄電手段としてのコンデンサ 37・・・電力補助供給手段 351 ,352 ・・・非常用電源接続端子 C・・・携帯用キー D・・・開閉体としてのドア M・・・ドアミラー V・・・車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−213963(JP,A) 特開 平5−321797(JP,A) 特開 平4−336186(JP,A) 実開 平2−83968(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 E05B 49/00 - 49/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(V)の所有者に固有のIDコード
    信号および解錠信号を個別に送信可能あるいは解錠信号
    にIDコード信号を含ませて送信可能な携帯用キー
    (C)と、開閉体(D)の解錠を可能として車両(V)
    に設けられる駆動手段(26)と、携帯用キー(C)か
    らのIDコード信号および解錠信号送信時にIDコード
    の一致を確認した後に駆動手段(26)を解錠作動せし
    めることを可能として駆動手段(26)に接続される制
    御手段(27)とを備える車両用開閉体の解錠システム
    において、車両(V)には、該 車両(V)の外表面に臨んで配設さ
    れる一対の非常用電源接続端子(351 ,352 と、
    それら非常用電源接続端子(351 ,352 )からの入
    力電力を前記制御手段(27)に供給するとともに前記
    入力電力を制御手段(27)からの指令に応じて前記
    駆動手段(26)に供給する電力補助供給手段(37)
    が設けられ、 携帯用キー(C)には、前記一対の非常用電源接続端子
    (35 1 ,35 2 )にそれぞれ接続可能である一対の非
    常用電源入力端子(11 1 ,11 2 )が、その両非常用
    電源入力端子(11 1 ,11 2 )間に非常用電源として
    の乾電池(13)の両端を接続・保持可能なように設け
    られ、 前記一対の非常用電源入力端子(11 1 ,11 2 )間に
    前記乾電池(13)の両端を接続・保持した状態で、そ
    の一対の非常用電源入力端子(11 1 ,11 2 )を前記
    一対の非常用電源接続端子(35 1 ,35 2 )にそれぞ
    れ接続すると、前記乾電池(13)の電力が該一対の非
    常用電源接続端子(35 1 ,35 2 )に入力可能となる
    ことを特徴とする車両用開閉体の解錠システム。
  2. 【請求項2】 電力補助供給手段(37)は、非常用電
    源接続端子(351,352 )からの入力電力を蓄電し
    て駆動手段(26)に供給可能な蓄電手段(29)を含
    むことを特徴とする請求項1記載の車両用開閉体の解
    錠システム。
  3. 【請求項3】 両非常用電源接続端子(351 ,3
    2 )がドアミラー(M)の底部に配設されることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の車両用開閉体の解錠
    システム。
  4. 【請求項4】 両非常用電源入力端子(111 ,1
    2 )は、携帯用キー(C)に収納された収納位置と、
    携帯用キー(C)から突出して乾電池(13)を保持し
    得る突出位置との間でのスライドを可能として携帯用キ
    ー(C)に設けられることを特徴とする請求項1、2
    またはに記載の車両用開閉体の解錠システム。
  5. 【請求項5】 携帯用キー(C)には、両非常用電源入
    力端子(111 ,112 )に連なる充電回路(22)
    と、充電可能として該充電回路(22)に接続されるバ
    ッテリ(21)とが設けられることを特徴とする請求
    ないしのいずれかに記載の車両用開閉体の解錠シ
    ステム。
JP00217295A 1995-01-10 1995-01-10 車両用開閉体の解錠システム Expired - Fee Related JP3456779B2 (ja)

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