JP2001109185A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2001109185A
JP2001109185A JP28797799A JP28797799A JP2001109185A JP 2001109185 A JP2001109185 A JP 2001109185A JP 28797799 A JP28797799 A JP 28797799A JP 28797799 A JP28797799 A JP 28797799A JP 2001109185 A JP2001109185 A JP 2001109185A
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Hirobumi Oda
博文 尾田
Takeshi Hiramatsu
平松  剛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着性、流動性及び耐ブロッキング性に優
れ、かつ安定した印字濃度の画像を与える静電荷像現像
用トナーを提供する。 【解決手段】 DSCで測定して60〜90℃の間に吸
熱ピークを有するワックス類を3重量部以上含有してお
り、かつ0.4%重量部以上の流動性改良剤及びこれと
反対極性に帯電する微粉末を外添剤として含有すること
を特徴とする静電荷像現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電荷像現像用トナ
ーに関するものであり、特に定着性、流動性、及び耐ブ
ロッキング性に優れており、連続印字した場合において
安定した印字濃度の画像を与える静電荷像現像用トナー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電荷像現像用トナーは、電子写真複写
機の現像剤として広く知られている。最も一般的な電子
写真複写機では、まず露光により感光体上に被複写物に
対応した静電潜像を形成させる。次いでこの静電潜像を
トナーで現像して静電潜像に対応したトナー像を形成さ
せる。最後にこのトナー像を複写紙に転写させ、定着ロ
ーラーで加熱加圧する事により、トナー像が複写紙上に
固着される。静電荷像現像用トナーには、上記のプロセ
スを円滑に行うために、種々の特性が要求される。中で
も定着ローラーでの加熱加圧により、トナーが複写紙上
にすみやかに定着する、いわゆる定着性の良いこと、定
着ローラーにトナーが付着して次回に定着ローラーと接
触する複写紙を汚染する、いわゆるオフセット現象を起
こさないこと、及び連続的に印刷、複写を行っても得ら
れる印刷物の画像濃度が一定していることが重要であ
る。また、このような定着時の性能に加えて、トナーは
現像装置内において機械的な衝撃を受けても微粉を発生
しないこと、凝集しないで流動性の良いことも要求され
る。更には製造から現像装置に供給されるまでの間にブ
ロッキングを起こさないことも要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の要求性能を全て十分に満足する静電荷像現像用トナー
を製造することは困難である。特に定着に際し、トナー
が複写紙にすみやかに、かつ強く固着することと、オフ
セット現象やブロッキングを起こさないこととは相反す
る性質なので、両者を十分に満足させることは極めて困
難である。従来から、これらを両立させる方法として、
トナーの内部に低融点の滑剤を含有させることが提案さ
れている(特開平9−34170、34171及び96
920号公報参照)。しかしながら、低融点の滑剤をト
ナーに含有させると、その一部はトナーの表面に露出
し、トナーの流動性を著しく悪化させる。この流動性の
悪化は、シリカ微粉末などの流動性改良剤をトナーの表
面に添加することにより改良できるが、逆に添加したシ
リカ微粉末がトナー内部に埋没してトナーの帯電能を変
化させてしまうという問題が発生する。帯電能の変化は
連続的に複写を行う際に、得られる複写物の画像濃度を
変化させ、良好な画像を安定して得るのを困難にする。
従って本発明は、定着に際しトナーが複写紙にすみやか
に、かつ強く固着し、しかもオフセット現象やブロッキ
ングを起こさない静電荷像現像用トナーを提供しようと
するものである。また、本発明は、これらの特性に加え
て、高い流動性を有し、連続的に複写を行っても得られ
る複写物の画像濃度の変化の少ない静電荷像現像用トナ
ーを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る静電荷像現
像用トナーは、DSCで測定して60℃〜90℃の間に
吸熱ピークを有するワックス類を3重量%以上含有して
おり、かつ0.4重量%以上の流動性改良剤及びこれと
反対の極性に帯電する微粉末を外添剤としてその表面に
含有していることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に説明する
と、本発明に係る静電荷像現像用トナーは、結着樹脂に
着色剤、及びDSCで測定して60℃〜90℃の間に吸
熱ピークを有するワックス類を配合し、これに更に常用
の種々の助剤を添加したものを、溶融混練したのち、所
定の粒度に粉砕、分級し、得られた粉砕物の表面に流動
性改良剤、及びこれと反対の極性に帯電する微粉末を添
加することにより製造することができる。
【0006】結着樹脂としては従来からこの用途に用い
得ることが知られている任意のものを用いることができ
るが、通常はスチレン系樹脂、エポキシ系樹脂又は飽和
若しくは不飽和ポリエステル樹脂などが用いられる。好
ましくはスチレン若しくは置換スチレンの(共)重合
体、又はこれらのモノマーと他のビニル系モノマーとの
共重合体であるスチレン系樹脂が用いられる。そのいく
つかを例示すると、ポリスチレン、ポリクロロスチレ
ン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチ
レン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合
体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体(例えば、スチレン−
(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−(メ
タ)アクリル酸エチル共重合体、スチレン−(メタ)ア
クリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチ
ル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸フェニル共
重合体など)、スチレン−クロロアクリル酸メチル共重
合体、及びスチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エ
ステル共重合体などが挙げられる。スチレン系樹脂の中
でも特に好ましいのはスチレン−アクリル酸エステル共
重合体である。結着樹脂は所望ならばいくつかを併用す
ることもできる。
【0007】着色剤も従来からこの用途に用いることが
知られている任意の染顔料を用いることができる。例え
ば、カーボンブラック、紺青、フタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミ
ン系染料、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジン
イエロー、ローズベンガル、トリアリールメタン系染
料、アントラキノン系染料、アゾ系顔料などが用いられ
る。これらの着色剤も所望によりいくつかを併用しても
良い。
【0008】DSCで測定して60℃〜90℃に吸熱ピ
ークを有するワックス類としては、低温オフセット防止
やトナーの定着強度を確保するのに有効であることが知
られているもののなかから適宜選択すればよい。例えば
低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレンなどの
ような分子量が1000以下のポリオレフィンワック
ス、パラフィンワックス、ベヘニルベヘネートなどのエ
ステル、カルナバワックス、モンタンワックスなどの天
然ロウなどを用いればよい。これらのワックス類も所望
によりいくつかを併用してもよい。ワックス類は吸熱ピ
ーク幅が狭いことが好ましく、特に60℃付近に吸熱ピ
ークを有するワックスの場合には吸熱ピークの幅が広い
とトナーがブロッキングを起こしやすくなるおそれがあ
る。これらのワックス類はトナー中に3重量%以上とな
るように含有させる。含有量は3〜20重量%、特に3
〜10重量%であるのが好ましい。含有量が少ないと、
十分な定着強度が得られず、逆に含有量が多すぎるとブ
ロッキングを起こしやすくなる。なお、これらのワック
ス類は、通常はトナーの製造時に結着樹脂に配合する
が、結着樹脂の製造時に重合反応系内にこれらを存在さ
せて、これらを含む、ないしはこれらがグラフト重合し
た結着樹脂として用いることもできる。
【0009】結着樹脂、着色剤及び上述のワックス類を
溶融混練するに際しては、常用の種々の助剤をこれに含
有させることができる。例えばトナーの離型性を改良
し、高温オフセットを防止するために高級脂肪酸、脂肪
酸アミド、金属石鹸などの離型剤を含有させてもよい。
その量は結着樹脂100重量部に対して通常0.1〜1
0重量部である。また、トナーの帯電特性を調整するた
めに、通常は正帯電性または負帯電性の帯電制御剤を含
有させる。帯電制御剤としては種々のものが知られてお
り、その中から適宜選択して用いればよい。例えば正帯
電性トナーの場合には、ニグロシン系染料、第4級アン
モニウム塩、トリス〔アミノフェニル〕メタン系化合
物、イミダゾール系化合物等、負帯電性の場合には含金
属アゾ系染料、サリチル酸金属錯体、アルキルサリチル
酸金属錯体、カーリックスアレーン化合物等を含有させ
る。その量は結着樹脂100重量部に対して0.05〜
10重量部程度が好ましい。
【0010】流動性向上剤としては常用のものを用いれ
ばよく、例えば酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などの金属酸化物や、
これらに表面処理を施したものなどが用いられる。流動
性改良剤はトナーに対し、0.4重量%以上の含有量と
なるように表面に添加する。含有量が少ないとトナーの
流動性が悪く、複写機のトナー回収部で閉塞が起きた
り、トナー凝集物が増加して画像欠陥が生じやすくな
る。流動性改良剤の好ましい含有量は0.4〜2.0重
量%、特に0.4〜1.5重量%である。
【0011】流動性改良剤と反対の極性に帯電する微粉
末としては、酸化珪素、酸化鉄、酸化クロム、チタン酸
カルシウム、チタン酸マグネシウム、酸化セリウム、酸
化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、フェライト等
の無機粉末、アクリル樹脂やポリアミド樹脂などの有機
微粉末などが用いられる。また、これらの粉末に、シラ
ンカップリング剤、チタネートカップリング剤、シリコ
ンオイル、アミノ基を有するモノマーが(共)重合した
樹脂などで表面処理したものを用いることもできる。こ
れらの粉末の粒径は5nm〜500nmであることが好
ましい。また、酸化珪素などの無機微粉末と、これに表
面処理を施してその帯電極性を逆転させたものとの組み
合わせを、流動性改良剤とその反対極性に帯電する微粉
末として用いることもできる。この場合には両者の粒径
が同一なので、トナー表面へのこれらの微粉末の埋没の
程度が同一となる利点がある。これらの流動性改良剤と
反対の極性に帯電する微粉末は、トナー中の含有量が両
者を合わせて、通常0.5〜3.0重量%となるように
添加する。含有量が少なすぎると十分な流動性が得られ
ず、逆に多すぎると感光体へのフィルミング等の問題が
発生する。好ましい含有量は0.5重量%〜2.5重量
%である。
【0012】本発明に係る静電荷像現像用トナーは、磁
性粉末を含有させた一成分現像剤として用いることもで
きる。磁性粉末としては、フェライト、マグネタイト
や、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属の合金など
を用いればよい。磁性粉末は結着樹脂100重量部あた
り、通常20〜70重量部となるように用いればよい。
【0013】本発明トナーを磁性キャリアとともに二成
分現像剤として用いる場合、磁性キャリアとしては粒径
20〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタ
イト粉など、常用のものを用いればよい。また、これら
はシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、
スチレン系樹脂などでコーティング処理して用いるのも
好ましい。本発明に係る静電荷像現像用トナーは、常法
に従って製造することができる。通常は結着樹脂、着色
剤、60〜90℃に吸熱ピークを有するワックス類、帯
電制御剤などを混合し、次いで溶融混練して均一な組成
物とする。これを冷却したのち粉砕分級して、所定の粒
径範囲のものを取得する。通常は3〜12μm、好まし
くは3〜10μmのものを取得する。これに所定量の流
動性改良剤及びこれと反対の極性に帯電する微粉末を添
加し、表面に付着させて本発明に係る静電荷像現像用ト
ナーとする。
【0014】結着樹脂、着色剤、ワックス類及び帯電制
御剤などを混合するには、ダブルコーン・ミキサー、V
型ミキサー、ドラム型ミキサー、スーパーミキサー、ヘ
ンシェルミキサー、ナウターミキサー等を用いればよ
い。混合物の溶融混練には加圧ニーダーやバンバリーミ
キサー等の回分式装置を用いることもできるが、連続生
産可能な押し出し機を用いるのが有利である。たとえば
神戸製鋼所製のKTM型2軸押し出し機、東芝機械社製
のTEM型2軸押し出し機、ケイ・シー・ケイ社製の2
軸押し出し機、池貝鉄工所製のPCM型2軸押し出し
機、ブス社製のコ・ニーダーなどを用いる。混練物は2
本ロール等で圧延したのち、冷却、固化させ、固化物は
クラッシャー、ハンマーミル、フェザーミル等で粗粉砕
し、引き続いてジェットミル、高速ローター回転式ミル
等で細粉砕する。粉砕物は慣性分級方式のエルボジェッ
ト、遠心分級方式のミクロプレックス、DSセパレータ
ー等で分級して、所定の粒径範囲のものを製品として取
得する。分級工程で発生した粗粉は粉砕工程に戻し、微
粉は原料の配合工程に戻す。
【0015】このようにして得た製品に、流動性改良剤
及びこれと反対の極性に帯電する微粉末を添加し、ヘン
シェルミキサー、スーパーミキサーなどの粉体にせん断
力を付与する装置で攪拌・混合して、これらの外添剤を
製品の表面に付着させ、本発明に係る静電荷像現像用ト
ナーとする。この際、発熱して凝集物が生成しやすいの
で、装置を冷却するなどして温度調整をするのが好まし
い。また、外添剤との混合を終えたのち篩分して、凝集
物を除去するのが好ましい。篩分は佐藤式振動篩、ジャ
イロシフター、遠心式スクリーン分級機などを用いて行
うことができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。実施例で用いた原料は次の通りである。また、
ワックス類の吸熱ピークは示差走査熱量計DSC220
U(セイコー電子工業社製品)を用いて、10℃/分の
昇温速度で測定した。
【0017】結着樹脂:スチレン−ブチルアクリレート
共重合体(Mw=20万、Mn=0.35万、軟化点=
130℃) 着色剤A:カーボンブラック#25(三菱化学社製品) 着色剤B:赤色顔料 3429ECR(大日精化社製
品) ワックス類A:低分子ポリエチレンPE130(ヘキス
ト社製品、平均分子量3000、DSCによる吸熱ピー
ク125℃) ワックス類B:ベヘニルベヘネート(DSCによる吸熱
ピーク72℃) ワックス類C:パラフィンワックス(DSCによる吸熱
ピーク69℃) 帯電制御剤A:S54(オリエント化学社製品 金属含
有アゾ染料) 帯電制御剤B:P51(オリエント化学社製品 四級ア
ンモニウム塩化合物) 外添剤A:R974(日本アエロジル社製品、負帯電性
シリカ微粉末) 外添剤B:R972(日本アエロジル社製品、負帯電性
シリカ微粉末) 外添剤C:RA200HS(日本アエロジル社製品、正
帯電性シリカ微粉末) 外添剤D:アミノ基を有するシランカップリング剤で表
面処理したシリカ微粉末。正帯電性。 外添剤E:アミノ基を有するアクリル樹脂で被覆したマ
グネタイト
【0018】実施例1〜6及び比較例1〜4 トナーの調製;外添剤を除く原料を表1に示す重量部で
混合し、混合物を2軸押し出し機を用いて連続的に混練
した。混練物を冷却したのち粉砕・分級して、平均粒径
9μmの着色粉末を取得した。この着色粉末100重量
部に外添剤を表1に示す重量部で添加して混合したの
ち、目開き75μmの超音波篩で篩分して篩下品を静電
荷像現像用トナーとした。
【0019】
【表1】
【0020】トナーの評価; (1)帯電量と画像濃度の変化及び画像欠陥の有無;上
記で得られたトナーとシリコン樹脂でコーティングされ
たフェライトキャリアとを、重量比で4:96で混合し
て現像剤を調製した。この現像剤を用いて有機感光体を
備えたレーザープリンタで10000枚の連続印字を行
った。印字率0.5%と15%とでそれぞれ2000枚
印字した時点での、印字開始時点に対するトナーの帯電
量の変化と画像濃度の変化を表2に示す。なお、帯電量
はブローオフ法、画像濃度はマクベス濃度計を用いて測
定した。10000枚印字した結果も、表2とほぼ同じ
で、実施例1〜6及び比較例3〜4のものは帯電量、画
像濃度共に変化が少なく、また、印字率の変化による帯
電量、画像濃度変化も少なく、良好な結果が得られた。
これに対し、比較例1、2では、帯電量の上昇と画像濃
度の低下が見られ、また、印字率の変化が画像濃度に大
きく影響することが確認された。また、実施例1〜6及
び比較例1〜2では画像欠陥は認められなかったが、比
較例3〜4では画像欠陥が認められた。
【0021】(2)定着強度 金属ローラーにテフロンコーティングを施した直径40
mmの上部ヒートローラーとシリコンゴム製の直径40
mmの下部バックアップローラーとから成る定着装置
に、未定着物を300mm/秒、ニップ幅5mmの条件
で通過させて定着したものにつき、その定着強度を測定
した。ヒートロール表面は180℃に設定した。結果を
表2に示す。なお、定着強度の測定は剥離法により行っ
た。すなわち黒ベタ画像についてその濃度を測定したの
ち、画像上に住友スリーエム社製のメンデングテープ
(CAT.No.810−3−18)をのせ、その上を
30g/cm2 の荷重を1往復させた。荷重を取外して
室温で1時間放置したのちテープを剥離した。剥離後の
画像濃度を測定し、前者に対する後者の比をもって定着
強度とした。
【0022】
【表2】 *定着強度90%以上であることが必要であり、95%以上であることが望ま しい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DSCで測定して60℃〜90℃の間に
    吸熱ピークを有するワックス類を3重量%以上含有して
    おり、かつ0.4重量%以上の流動性改良剤及びこれと
    反対極性に帯電する微粉末を外添剤としてその表面に含
    有していることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 流動性改良剤が負帯電性のシリカであ
    り、かつこれと反対の極性に帯電する微粉末がアミノ基
    を有するシランカップリング剤で処理された正帯電性の
    シリカであることを特徴とする請求項1記載の静電荷像
    現像用トナー。
  3. 【請求項3】 流動性改良剤が負帯電性のシリカであ
    り、かつこれと反対の極性に帯電する微粉末が、アミノ
    基を有するアクリル樹脂、またはこの樹脂でコーティン
    グされたものであることを特徴とする請求項1記載の静
    電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 流動性改良剤がアミノ基を有するシラン
    カップリング剤で処理された正帯電性のシリカであり、
    かつこれと反対の極性に帯電する微粉末が負帯電性のシ
    リカであることを特徴とする請求項1記載の静電荷像現
    像用トナー。
  5. 【請求項5】 流動性改良剤と反対の極性に帯電する微
    粉末の粒径が5nmから500nmであることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の静電荷現像用
    トナー。
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