JPH11241504A - 型枠支持装置 - Google Patents

型枠支持装置

Info

Publication number
JPH11241504A
JPH11241504A JP4224598A JP4224598A JPH11241504A JP H11241504 A JPH11241504 A JP H11241504A JP 4224598 A JP4224598 A JP 4224598A JP 4224598 A JP4224598 A JP 4224598A JP H11241504 A JPH11241504 A JP H11241504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
jaw
cylinder
rod
formwork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4224598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kurashima
正 倉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Draftight Industry Co Ltd
Original Assignee
Draftight Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Draftight Industry Co Ltd filed Critical Draftight Industry Co Ltd
Priority to JP4224598A priority Critical patent/JPH11241504A/ja
Publication of JPH11241504A publication Critical patent/JPH11241504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アゴ部型枠を1つのサポートで支持すること
ができ、アゴ部型枠の支持作業を簡単にして作業効率の
向上を図った型枠支持装置を提供する。 【解決手段】 アゴ部を有する壁構造の躯体を床スラブ
上に構築するのに用いる型枠を支持する型枠支持装置で
あって、アゴ部の下面及び前面を夫々形成する下面側及
び前面側型枠部からなるアゴ部型枠を支持する本体サポ
ート3を有し、本体サポートは、床スラブに固定される
支持部材12と、該支持部材に一端側が回動可能に支持
された固定筒13と、固定筒に摺動可能に嵌合した可動
筒14と、可動筒を固定筒からの突出長さが異なる複数
の位置で固定筒に固定する固定手段15と、可動筒から
の突出長さを微調節可能な長さ微調節用ロッド16と、
下面側及び前面側型枠部を夫々受ける水平板部19及び
垂直板部20が一体に形成されたアゴ受部材21とを備
え、アゴ受部材はロッド16の先端に、連結手段22を
介してロッド16の軸心を中心に回転可能にかつ両型枠
部を受ける受け面方向に角度調節可能に連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パラペット、ペ
ントハウス、ハト小屋、機械設備用基礎等のようなほぼ
垂直な立ち上がり壁部と該立ち上がり壁部の上端からほ
ぼ水平な方向に出張ったアゴ部とを有する壁構造の躯体
を、建築物の屋根或いは床、例えば屋上等の床スラブ上
にコンクリート打設により構築するのに用いる型枠、特
にアゴ部を形成するアゴ部型枠を支持する型枠支持装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、建築物等の防水層を必要とする屋
上等のパラペット、ペントハウス、ハト小屋、機械設備
用基礎等には、防水層の立ち上がり壁部の上部端部から
の水の浸入を防止し、更には防水層を保護する保護板を
取り付けられるようにするために、ほぼ水平方向に出張
ったアゴ部を有している。このようなアゴ部を有する壁
構造の躯体を建築物の屋上等の床スラブ47(図4参
照)上に構築する方法として、墨出しをして鉄筋48を
組み立てた後、立ち上がり壁部49を形成する合板製の
垂直型枠50と、アゴ部51の下面及び前面をそれぞれ
形成する合板製の水平型枠部52及び垂直型枠部53と
を所定の位置に配置し、角材54で必要箇所を補強し、
垂直型枠50と外型枠55、及び垂直型枠部53と外型
枠55をそれぞれ締付金具56で締め付け、床スラブ4
7と水平型枠部52の間に支柱57を配置して水平型枠
部52を下から支えると共に、サポート58の先端を垂
直型枠部53の締付金具56に斜め下方から押し当て、
そのサポート58により垂直型枠部53を側方から支
え、このように作られた形枠内にコンクリートを打設す
るものが知られている。
【0003】最近、上述したような壁構造の躯体を床ス
ラブ上に構築する省力化工法が広く実施されている。こ
の方法は、合板製の型枠を使用する代わりに、セメント
モルタル質の押出成形打込型枠を使用するもので、前記
立ち上がり壁部を形成する平板型枠、アゴ部を形成する
もので水平型枠部と垂直型枠部が一体となったアゴ形型
枠、及びジョイナー等の補助部材を使って型枠を組み立
てた後、これらの型枠を角材で必要箇所を補強し、平板
型枠と外型枠、及びアゴ形型枠の垂直型枠部と外型枠を
それぞれ締付金具で締め付け、床スラブとアゴ形型枠の
水平型枠部の間に支柱を配置してアゴ形型枠を下から支
えると共に、サポートの先端をアゴ形型枠の垂直型枠部
の締付金具に斜め下方から押し当て、そのサポートによ
りアゴ形型枠の垂直部を側方から支え、このように作ら
れた形枠内に水平鉄筋を組み立て、この形枠内にコンク
リートを打設するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記両方法のいずれの
場合にも、コンクリート打設後における、コンクリート
の重量によるアゴ部の下がりを防止し、振動によるアゴ
部の通り(水平)の乱れを防止し、かつ、養生の間にア
ゴ部が外力により破損するのを防止するため、アゴ部の
型枠を前記支柱により下から支えると共に、前記サポー
トにより側方から支える必要がある。すなわち、アゴ部
の型枠の水平部と垂直部とを別の部材で支持しなければ
ならず、その支持を行うための作業が繁雑で手間が掛か
ってしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、アゴ部型枠を1つのサ
ポートにより支持することができ、アゴ部型枠の支持作
業を簡単にして作業効率の向上を図った型枠支持装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、立ち上がり壁部と該壁部の上端
からほぼ水平な方向に出張ったアゴ部とを有する壁構造
の躯体を、建築物の屋根或いは床上にコンクリート打設
により構築するのに用いる型枠を支持する型枠支持装置
であって、アゴ部の下面及び前面をそれぞれ形成する下
面側型枠部及び前面側型枠部からなるアゴ部型枠を支持
する本体サポートを有し、該本体サポートは、前記屋根
或いは床に固定される支持部材と、該支持部材に一端側
が回動可能に支持された固定筒と、該固定筒に摺動可能
に嵌合した可動筒と、該可動筒を固定筒の他端側からの
突出長さが異なる複数の位置で固定筒に固定する固定手
段と、可動筒に一端側が螺合し、回転により可動筒から
の突出長さを微調節可能な長さ微調節用ロッドと、アゴ
部型枠の下面側型枠部及び前面側型枠部をそれぞれ受け
る水平板部及び垂直板部が一体に形成されたアゴ受部材
とを備え、該アゴ受部材は前記微調節用ロッドの先端
に、連結手段を介して前記ロッドの軸心を中心に回転可
能にかつ前記両型枠部を受ける受け面方向に角度調節可
能に連結されていることを特徴とする。
【0007】このような構成から、アゴ受部材の水平板
部及び垂直板部の一方がアゴ部型枠の対応する型枠部に
軽く当たるように、本体サポートを床スラブ上に傾けて
配置した状態で、固定手段による固定筒と可動筒の固定
を解除し、可動筒を摺動させて本体サポートの全長を粗
調節し、この調節後、固定手段により固定筒と可動筒を
固定し、かつ支持部材を床スラブに固定する。この状態
で、アゴ受部材がアゴ部型枠に近づく方向に長さ微調節
用ロッドを回転させて前記全長を微調節する。このと
き、アゴ受部材は長さ微調節用ロッドの先端に該ロッド
の軸心を中心に回転可能に連結されかつアゴ受部材はア
ゴ部型枠に当たっているので、前記ロッドのみがアゴ受
部材に対して回転すると共に、アゴ受部材は前記ロッド
と一緒にアゴ部型枠側へ前進しながらアゴ部型枠の受け
面方向に回動し、水平板部及び垂直板部がそれぞれアゴ
部型枠の下面側型枠部及び前面側型枠にそれぞれ押し付
けられて密着する。これによって、アゴ受部材の水平板
部がアゴ部型枠の下面側型枠部を下から支えると共に、
アゴ受部材の垂直板部がアゴ部型枠の前面側型枠部を側
方から支えるので、アゴ部型枠の各支持箇所が1つの本
体サポートで支持される。
【0008】請求項2記載の発明は、本体サポートに取
り付け可能で、立ち上がり壁部の形成に用いる垂直型枠
の前面に固定されたほぼ水平な方向に延びる支持材を支
持する補助サポートをさらに含み、該補助サポートは、
本体サポートの固定筒又は可動筒のいずれか一方に取り
付けられる取付手段と、該取付手段に取り付けられる筒
体と、該筒体に一端側が螺合し、回転により筒体からの
突出長さを微調節可能な第2の長さ微調節用ロッドと、
支持材に当接してこれを受ける受部材とを備え、該受部
材は前記第2の長さ微調節用ロッドの先端に該ロッドの
軸心を中心に回転可能に連結されていることを特徴とす
る。
【0009】このような構成から、本体サポートのアゴ
受部材がアゴ部型枠を支持した状態で、補助サポートの
受部材が支持材に軽く当たるように補助サポートの筒体
を取付手段を介して本体サポートに取り付け、受部材が
支持材に近づく方向に第2の長さ微調節用ロッドを回転
させる。このとき、受部材は第2の長さ微調節用ロッド
の先端に該ロッドの軸心を中心に回転可能に連結されか
つ受部材は支持材に当たっているので、第2の長さ微調
節用ロッドのみが受部材に対して回転し、この回転によ
り受部材が前記ロッドと一緒に支持材側へ前進する。こ
れによって、受部材が支持材に押し付けられて密着す
る。このようにして、本体サポートで支持されたアゴ部
型枠の下方にある垂直型枠が、本体サポートに取り付け
られた補助サポートの受部材により支持される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る型枠支持装置
の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。図1は
その型枠支持装置の実施の形態の一例を示す正面図、図
2は図1の側面図、図3は型枠支持装置の使用状態を示
す説明図である。図1及び図2に示す型枠支持装置1
は、図3に示すアゴ部型枠2を支持する本体サポート3
と、垂直型枠4を支持する補助サポート5とを備えてい
る。図3において、符号6は建築物の屋上の床スラブ
(コンクリート床)で、ほぼ垂直な立ち上がり壁部7と
該立ち上がり壁部7の上端からほぼ水平な方向に出張っ
たアゴ部8とを有する壁構造の躯体(例えば、パラペッ
ト)を、床スラブ6上にコンクリート打設により構築す
るのに用いる型枠が示されている。同図において、立上
がり壁部7を形成する垂直型枠4としてセメントモルタ
ル質の押出成形打込型枠である平板型枠が、アゴ部8を
形成するアゴ部型枠2として垂直型枠4と同じ押出成形
打込型枠であるアゴ形型枠が使用されている。また、同
図において、符号10はアゴ部型枠2の下端と垂直型枠
4の上端とを接続する細い帯び状の接続部材であり、符
号11は垂直型枠4の前面にこの型枠と一体に設けら
れ、ほぼ水平な方向に延びた支持材である。なお、本例
では、アゴ部8の下面及び前面はほぼ直交している(図
3参照)が、その下面及び前面が鈍角或いは鋭角をなす
ようなアゴ部に対しても本発明を適用可能である。
【0011】本体サポート3は、図1及び図2に示すよ
うに、床スラブ6に固定される支持部材12と、支持部
材12に一端側が回動可能に支持された固定筒13と、
固定筒13に摺動可能に嵌合した可動筒14と、可動筒
14を固定筒13の他端側からの突出長さが異なる複数
の位置で固定筒13に固定する固定手段15と、可動筒
14先端の雌ねじ部(図示略)と螺合する雄ねじ部を外
周に有し、可動筒14の軸心を中心とする回転により可
動筒14からの突出長さを微調節可能な長さ微調節用ロ
ッド16とを備えている。さらに、本体サポート3は、
アゴ部型枠2の水平型枠部17及び垂直型枠部18(図
3参照)をそれぞれ受ける水平板部19及び垂直板部2
0がほぼ直交するように一体に形成された金属製或いは
樹脂製のL形アゴ受部材21を備えている。該アゴ受部
材21の下端角部は、長さ微調節用ロッド16の先端
に、連結手段22を介してロッド16の軸心を中心に回
転可能にかつアゴ部型枠2を受ける受け面方向に(アゴ
部型枠2の両型枠部17,18の面に垂直でかつ鉛直方
向を含む面内、すなわち図1及び図3の紙面内で)角度
調節可能に連結されている。
【0012】支持部材12は、床スラブ6上に置かれる
基板23と、基板23に立設された一対の支持壁24
と、両支持壁24に支持された支軸25とから構成され
ている。基板23の左右が2本のアンカーボルト26に
より床スラブ6に固定される。支軸25は、固定筒13
の一端側に設けた貫通孔に挿通させたボルトと、このボ
ルトの雄ねじ部に螺合させたナットとからなり、ナット
を緩めた状態で固定筒13が支軸25を中心に回動可能
になっている。なお、支持部材12は、図3で示すよう
に、固定筒13が前記受け面方向に回動してその角度を
調節できるような姿勢で床スラブ6に固定されるのが好
ましい。
【0013】固定筒13の外周壁には、複数の位置決め
孔27が軸方向に所定の間隔を置いて設けられていると
共に、各位置決め孔27に差し込むピン28(図2参
照)が、該ピン28の頭部に固定された鎖29を介して
固定筒13に取り付けられている。一方、可動筒14の
外周壁にも、ピン28が挿通する1つ又は複数の位置決
め孔が設けられている。そのピン28を抜くと固定筒1
3と可動筒14の固定が解除され、可動筒14を固定筒
13に対して軸方向に摺動させることができ、この摺動
により本体サポート3の全長を粗調節できる。この調節
後、両筒13、14の合致した位置決め孔にピン28を
差し込むことにより、その長さ調節位置で可動筒14を
固定筒13に固定できるようになっている。
【0014】長さ微調節用ロッド16には、そのほぼ全
長にわたって雄ねじ部が形成されており、その一端側は
可動筒14の先端内周に形成された雌ねじ部に螺合して
いる。一方、ロッド16の他端側には、外周に工具差し
込み用の孔30が設けられたホルダー31が一体に固定
されている。孔30に先端が尖った工具(シノ)を差し
込んでロッド16を可動筒14の軸心を中心に回転させ
ることにより、可動筒14の固定筒13からの突出長さ
を調節して本体サポート3の全長を微調節できるように
なっている。
【0015】前記連結手段22は、ホルダー31の頭部
にロッド16の軸心を中心に回動可能に支持されたコ字
状のアーム32と、アゴ受部材21の下端角部に一端側
が固定されかつ他端側がアーム32の左右の支持板にそ
れぞれ支軸33により回動可能に支持された一対の連結
板34とから構成されている。支軸33は、緩み止め防
止用の座金の付いたボルトで構成され、このボルトの雄
ねじ部に螺合するナットを緩めた状態で、アゴ受部材2
1を前記受け面方向に回動させて角度調節でき、かつ、
ナットを締め付けるとアゴ受部材21がアーム32の左
右の支持板に固定されるようになっている。
【0016】次に、図1〜図3に基づいて補助サポート
5について説明する。補助サポート5は、該サポート5
を本体サポート3の可動筒14に取り付けるための取付
手段35を備えている。この取付手段35は、可動筒1
4の外周に摺動可能に嵌合したパイプ36と、パイプ3
6に適度の角度傾けて溶接により固定されたアングル3
7とから構成されている。アングル37の内側に補助サ
ポート5の固定筒38が取り付けられるようになってい
る。固定筒38の外周壁には、複数の位置決め孔39が
軸方向に所定の間隔を置いて設けられていると共に、ア
ングル37にも1つの位置決め孔が設けられている。こ
のアングル37の位置決め孔を固定筒38の複数の位置
決め孔39の1つに合致させ、合致した両孔に蝶ボルト
40を差し込みことにより、アングル37上における固
定筒38の位置(図1の左右方向の位置)、すなわち蝶
ボルト40から補助サポート5の先端までの補助サポー
ト5の長さを粗調節することができる。また、蝶ボルト
40を緩めた状態で、固定筒38を蝶ボルト40を中心
に回動させることにより、補助サポート5全体を支持材
11を受ける受け面方向に(支持材11の下面42及び
前面43に垂直でかつ鉛直方向を含む面内、すなわち図
1及び図3の紙面内で)角度調節できるようになってい
る。補助サポート5の前記長さ及び角度を調節した後
に、蝶ボルト40を締め付けることにより、固定筒38
がアングル37に固定され、補助サポート5がアングル
37及びパイプ36を介して本体サポート3の可動筒1
4に取り付けられる。
【0017】補助サポート5は、さらに、固定筒38先
端内周の雌ねじ部(図示略)と螺合する雄ねじ部を有
し、固定筒38の軸心を中心とする回転により固定筒3
8からの突出長さを微調節可能な第2の長さ微調節用ロ
ッド41と、垂直型枠4の前面に固定された支持材11
を受ける受部材44とを備えている。この受部材44
は、支持材11の下面及び前面をそれぞれ受ける水平板
部42及び垂直板部43が一体に形成された金属製或い
は樹脂製のものである。そして、この受部材44は、ロ
ッド41の先端に固定されたホルダー45に、ロッド4
1の軸心を中心に回転可能に連結されている。このよう
な構成により、ホルダー45の工具差し込み用の孔46
に先端が尖った工具(シノ)を差し込んでロッド41を
固定筒38の軸心を中心に回転させることにより、ロッ
ド41の固定筒38からの突出長さを微調節して補助サ
ポート5の前記長さを微調節できるようになっている。
【0018】次に、上記構成を有する型枠支持装置1の
使用方法を説明する。まず、本体サポート3によりアゴ
部型枠(本例ではアゴ形型枠)2を支持する場合につい
て説明する。まず、アゴ受部材21の水平板部19及び
垂直板部20の一方がアゴ部型枠2の対応する型枠部1
7又は18に軽く当たるように、本体サポート3を床ス
ラブ6上に傾けて配置する。このとき、連結手段22の
支軸33のナットを軽く緩めておく。この状態で、固定
手段15による固定筒13と可動筒14の固定を解除
し、アゴ受部材21がアゴ部型枠2に近づく方向に可動
筒14を摺動させることにより、本体サポート3の全長
を粗調節する。
【0019】この調節後、ピン28を固定筒13及び可
動筒14の合致した位置決め孔に差し込んで固定筒13
と可動筒14を固定し、支持部材12を床スラブ6に固
定する。この状態で、アゴ受部材21がアゴ部型枠2に
近づく方向に長さ微調節用ロッド16を回転させて本体
サポート3の全長を微調節する。このとき、アゴ受部材
21は長さ微調節用ロッド16の先端に連結手段22の
支軸33を中心に前記受け面方向に角度調節可能に連結
されかつアゴ受部材21はアゴ部型枠2に当たっている
ので、前記ロッド16のみがアゴ受部材21に対して回
転し、アゴ受部材21がそのロッド16と一緒にアゴ部
型枠2側へ前進しながら支軸33を中心に受け面方向に
回動し、アゴ受部材21の水平板部19及び垂直板部2
0がそれぞれアゴ部型枠2の下面側型枠部17及び前面
側型枠18に押し付けられて密着する。この状態で、前
記支軸33のナットを締め付け、アゴ受部材21と前記
ロッド16とを一体に固定する。これによって、アゴ受
部材21の水平板部19がアゴ部型枠2の下面側型枠部
17を下から支えると共に、アゴ受部材21の垂直板部
20がアゴ部型枠2の前面側型枠部18を側方から支え
るので、アゴ部型枠2が1つの本体サポート3で支持さ
れる。
【0020】次に、本体サポート3がアゴ部型枠2を支
持した状態で、この支持箇所の下方において垂直型枠4
を補助サポート5により支持する作業について説明す
る。まず、補助サポート5の固定筒38を取付手段35
のアングル37の内側に取り付ける。これによって、補
助サポート5が取付手段35を介して本体サポート3の
可動筒14に取り付けられる。次に、アングル37の位
置決め孔から蝶ボルト40を外し、受部材44が支持材
11に軽く当たるように、受部材44が支持材11に近
づく方向に固定筒38をアングル37上で移動させて補
助サポート5の前記長さを粗調節する。この調節後、蝶
ボルト40を固定筒38及びアングル37の合致した位
置決め孔に差し込む。この状態で、受部材44の水平板
部42及び垂直板部43が支持材11の下面及び前面に
それぞれ当接するように、固定筒38を蝶ボルト40を
中心に前記受け面方向に回動させ、補助サポート5の角
度を調節する。この調節後、蝶ボルト40を締め付け、
これによって補助サポート5をアングル37に固定す
る。
【0021】この後、ホルダー45の工具差し込み用の
孔46に先端が尖った工具を差し込み、受け部材44の
垂直板部43が支持材11の前面に押し付けられるよう
にロッド41を固定筒38の軸心を中心に回転させ、ロ
ッド41の固定筒38からの突出長さを微調節して補助
サポート5の前記長さを微調節する。このとき、受部材
44は第2の長さ微調節用ロッド41の先端に該ロッド
の軸心を中心に回転可能に連結されかつ受部材44は支
持材11に当たっているので、第2の長さ微調節用ロッ
ド41のみが受部材44に対して回転し、この回転によ
り受部材44が前記ロッド41と一緒に支持材11側へ
前進して受部材44の垂直板部43が支持材11の前面
に押し付けられて密着する。これによって、受部材44
の水平板部42及び垂直板部43が支持部材22の下面
及び前面にそれぞれ押し付けられ、本体サポート3で支
持されたアゴ部型枠2の下方にある垂直型枠4が、本体
サポート3に取り付けられた補助サポート5の受部材4
4により支持される。
【0022】このような本体サポート3及び補助サポー
ト5により型枠を支持する作業を、他の支持箇所におい
ても順次進めていく。このような支持作業が終了した型
枠内にコンクリートを打設する。コンクリート強度発現
の後(養生が終了した後)、補助サポート5の前記ロッ
ド41を上記とは逆方向に回転して受部材44を支持材
11から離し、蝶ボルト40を緩めてアングル37及び
固定筒38の各位置決め孔から抜き、補助サポート5の
固定筒38をアングル37から外す。この後、本体サポ
ート3の前記ロッド16を上記とは逆方向に回転させる
と共にピン28を固定筒13及び可動筒14の各位置決
め孔から抜いて本体サポート3の前記長さを短くするこ
とにより、アゴ受部材21をアゴ部型枠2から離す。こ
の状態で、支持部材12の平板部23を床スラブ6に固
定しているアンカーボルト26を撤去する。これによっ
て、全ての作業が終了する。
【0023】以上説明したように本例によれば、アゴ受
部材21の水平板部19がアゴ部型枠2の下面側型枠部
17を下から支えると共に、アゴ受部材21の垂直板部
20がアゴ部型枠2の前面側型枠部18を側方から支え
るので、アゴ部型枠2を1つの本体サポート3で支持す
ることができる。したがって、アゴ部型枠2の支持作業
が簡単になり、作業効率を向上することができる。ま
た、本例によれば、本体サポート3のアゴ受部材21に
よりアゴ部型枠2を支持した状態で、そのアゴ部型枠2
の下方にある垂直型枠4を本体サポートに取り付けた補
助サポート5の受部材44により支持することができ
る。したがって、アゴ部型枠2とその下方にある垂直型
枠4を本体サポート3と補助サポート5とでより強固に
支持することができる。
【0024】なお、本例において、補助サポート5の固
定筒38を、取付手段35のアングル37及びパイプ3
6を介して本体サポート3の可動筒14に取り付ける代
わりに、その固定筒13に取り付けるように構成するこ
ともできる。
【0025】また、本例では、アゴ部型枠2及び垂直型
枠4としてセメントモルタル質の押出成形打込型枠を用
いているが、アゴ部型枠2及び垂直型枠4として合板製
の型枠を用いてもよい。
【0026】さらに、本例では、アゴ受部材21の水平
板部19及び垂直板部20をほぼ直交させて一体に形成
してあるが、両板19,20のなす所定の角度はアゴ部
型枠2の水平型枠部17及び垂直型枠部18がなす角度
に応じて適宜設定される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、アゴ部型枠を1つのサポートで支持するこ
とができ、アゴ部型枠の支持作業が簡単になり、作業効
率を向上することができる。また、請求項2記載の発明
によれば、本体サポートのアゴ受部材がアゴ部型枠を支
持した状態で、アゴ部型枠の下方にある垂直型枠を、本
体サポートの可動筒に取り付けた補助サポートのアゴ受
部材によりほぼ水平方向に押し付けて支持することがで
きる。したがって、型枠をより強固に支持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠支持装置の実施の形態の一例
を示す側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の型枠支持装置の使用状態を示す説明図。
【図4】従来例の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 型枠支持装置 2 アゴ部型枠 3 本体サポート 4 垂直型枠 5 補助サポート 6 床スラブ 7 立ち上がり壁部 8 アゴ部 11 支持材 12 支持部材 13 固定筒 14 可動筒 15 固定手段 16 長さ微調節用ロッド 17 水平型枠部(下面側型枠部) 18 垂直型枠部(前面側型枠) 19 水平板部 20 垂直板部 21 L形アゴ受部材(アゴ受部材) 22 連結手段 35 取付手段 38 固定筒(筒体) 41 第2の長さ微調節用ロッド 42 水平板部 43 垂直板部 44 受部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上がり壁部と該壁部の上端からほぼ
    水平な方向に出張ったアゴ部とを有する壁構造の躯体
    を、建築物の屋根或いは床上にコンクリート打設により
    構築するのに用いる型枠を支持する型枠支持装置であっ
    て、 前記アゴ部の下面及び前面をそれぞれ形成する下面側型
    枠部及び前面側型枠部からなるアゴ部型枠を支持する本
    体サポートを有し、該本体サポートは、前記屋根或いは
    床に固定される支持部材と、該支持部材に一端側が回動
    可能に支持された固定筒と、該固定筒に摺動可能に嵌合
    した可動筒と、該可動筒を前記固定筒の他端側からの突
    出長さが異なる複数の位置で固定筒に固定する固定手段
    と、前記可動筒に一端側が螺合し、回転により前記可動
    筒からの突出長さを微調節可能な長さ微調節用ロッド
    と、前記アゴ部型枠の下面側型枠部及び前面側型枠部を
    それぞれ受ける水平板部及び垂直板部が一体に形成され
    たアゴ受部材とを備え、該アゴ受部材は前記微調節用ロ
    ッドの先端に、連結手段を介して前記ロッドの軸心を中
    心に回転可能にかつ前記両型枠部を受ける受け面方向に
    角度調節可能に連結されていることを特徴とする型枠支
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記本体サポートに取り付け可能で、前
    記立ち上がり壁部の形成に用いる垂直型枠の前面に固定
    されたほぼ水平な方向に延びる支持材を支持する補助サ
    ポートをさらに含み、該補助サポートは、前記本体サポ
    ートの固定筒又は可動筒のいずれか一方に取り付けられ
    る取付手段と、該取付手段に取り付けられる筒体と、該
    筒体に一端側が螺合し、回転により前記筒体からの突出
    長さを微調節可能な第2の長さ微調節用ロッドと、前記
    支持材に当接してこれを受ける受部材とを備え、該受部
    材は前記第2の長さ微調節用ロッドの先端に該ロッドの
    軸心を中心に回転可能に連結されていることを特徴とす
    る請求項1記載の型枠支持装置。
JP4224598A 1998-02-24 1998-02-24 型枠支持装置 Pending JPH11241504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224598A JPH11241504A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 型枠支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224598A JPH11241504A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 型枠支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11241504A true JPH11241504A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12630652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4224598A Pending JPH11241504A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 型枠支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11241504A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102967323A (zh) * 2012-11-14 2013-03-13 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种万能安放座
CN104047295A (zh) * 2014-06-10 2014-09-17 国家电网公司 一种可调式现浇基础模板支撑装置
CN113622528A (zh) * 2021-09-09 2021-11-09 中建四局第五建筑工程有限公司 一种复合式外墙板用环保节能型连接件
CN114703986A (zh) * 2022-04-02 2022-07-05 东莞职业技术学院 高层楼梯间剪力墙浇筑方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102967323A (zh) * 2012-11-14 2013-03-13 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种万能安放座
CN104047295A (zh) * 2014-06-10 2014-09-17 国家电网公司 一种可调式现浇基础模板支撑装置
CN113622528A (zh) * 2021-09-09 2021-11-09 中建四局第五建筑工程有限公司 一种复合式外墙板用环保节能型连接件
CN114703986A (zh) * 2022-04-02 2022-07-05 东莞职业技术学院 高层楼梯间剪力墙浇筑方法
CN114703986B (zh) * 2022-04-02 2023-06-02 东莞职业技术学院 高层楼梯间剪力墙浇筑方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11241504A (ja) 型枠支持装置
JP3051136B2 (ja) ライニング施工方法及びその装置
CN108570939B (zh) 用于桥梁加固修复的结构及其加固修复方法
JPH09195686A (ja) 内装パネル取付金具および取付調整用工具並びにコンクリート型枠用支持金具
JPH1072922A (ja) コンクリート階段の施工方法及び装置
JP2595429Y2 (ja) 胴縁固定部材
JP2552733Y2 (ja) ベランダ型枠支持装置
JP2603722Y2 (ja) 足場用壁つなぎ金具
JPH0657906A (ja) 壁面構成方法
CN114250888B (zh) 一种建筑装配用装配式免拆模板及安装方法
JPH061943Y2 (ja) 前面パネルの取付け具
JP2583230Y2 (ja) 手摺取り付け用インサートアンカー
JP2985073B2 (ja) バルコニーのプレキャストコンクリート部材の成形型枠
JP2691554B2 (ja) 柱のユニット型枠装置
JP2001032421A (ja) 基礎断熱型枠および基礎断熱型枠用支持具
JPH09273299A (ja) 建築板の取付方法及びその取付に使用する位置決め治具
JP2879436B1 (ja) 構造物の構築用丁張方法及び構造物の構築用丁張装置
JP2778533B2 (ja) 型枠構造体の間隔設定具及びそれを用いた型枠構造体施工法
JP2000310037A (ja) 均しモルタルの天端位置決め具
JP3605580B2 (ja) サポート受金具
JP2772842B2 (ja) シャタリング工法及びスライド調整器
JP2579093Y2 (ja) 改修工事における外壁下地胴縁
JPH06108640A (ja) コンクリート壁の断熱支持具とこの支持具を用いたコンクリート壁構造
KR930005579Y1 (ko) 조립식 거푸집
JP2000282682A (ja) コンクリート梁へのスリーブ取付け方法