JPH061943Y2 - 前面パネルの取付け具 - Google Patents
前面パネルの取付け具Info
- Publication number
- JPH061943Y2 JPH061943Y2 JP8879588U JP8879588U JPH061943Y2 JP H061943 Y2 JPH061943 Y2 JP H061943Y2 JP 8879588 U JP8879588 U JP 8879588U JP 8879588 U JP8879588 U JP 8879588U JP H061943 Y2 JPH061943 Y2 JP H061943Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front panel
- universal joint
- fixture
- building wall
- universal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建屋壁に前面パネルを取付けるに好適な取付
け具に関する。
け具に関する。
(従来の技術) 例えば、実開昭62−114981号公報に示される如
く、パネル(6)を仕切壁(3)から離して設け、パネル(6)
の表側に衛生器具を取付けるものが知られている。
く、パネル(6)を仕切壁(3)から離して設け、パネル(6)
の表側に衛生器具を取付けるものが知られている。
前記パネル(6)は、山形鋼(14),(15)を組み合せてなる連
結部材にて、仕切壁(3)に取付けられている。
結部材にて、仕切壁(3)に取付けられている。
前記パネル(6)は普通工場で規格通りに製作され、その
背面に設けられる取付け用ボルト穴も位置は固定され
る。
背面に設けられる取付け用ボルト穴も位置は固定され
る。
一方、対向する仕切壁(3)には凹凸があり、この仕切壁
(3)に取付けられる山形鋼(14)はパネル(6)に対して傾斜
する。
(3)に取付けられる山形鋼(14)はパネル(6)に対して傾斜
する。
仍って、山形鋼(14)と山形鋼(15)に長孔を穿設し、これ
ら長孔にて水平方向及び高さ方向の位置のずれを吸収す
るようにしている。
ら長孔にて水平方向及び高さ方向の位置のずれを吸収す
るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、長孔で吸収させるには限度があり、前記山形鋼
(14)を取付けるに際し、取付け位置をできるだけ正確に
し、且つ山形鋼(14)の平行度をパネル(6)にできるだけ
合せるべくシム材を介設するなどの配慮が必要である。
(14)を取付けるに際し、取付け位置をできるだけ正確に
し、且つ山形鋼(14)の平行度をパネル(6)にできるだけ
合せるべくシム材を介設するなどの配慮が必要である。
近年、この種のパネルの設置が盛んになり、取付け工数
の削減が強く求められている。
の削減が強く求められている。
(課題を解決するための手段) このような要望に応えるべく、本考案は建屋壁に臨む第
1の自在継手と、前面パネルに臨む第2の自在継手と、
これら第1・第2の自在継手を連結し且つ第1・第2の
自在継手間距離を変更可能とした中間部材とから前面パ
ネルの取付け具を形成する。
1の自在継手と、前面パネルに臨む第2の自在継手と、
これら第1・第2の自在継手を連結し且つ第1・第2の
自在継手間距離を変更可能とした中間部材とから前面パ
ネルの取付け具を形成する。
(作用) 建屋壁に打ち込むアンカボルトと前面パネル背面のボル
ト孔との間の三次元的ずれは、第1・第2の自在継手の
回動動作と中間部材の伸縮動作によって吸収する。
ト孔との間の三次元的ずれは、第1・第2の自在継手の
回動動作と中間部材の伸縮動作によって吸収する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る取付け具平面図であり、取付け具
1は図左側から第1の自在継手2と、この第1の自在継
手2に係合する中間部材3と、この中間部材3の他端に
係合する第2の自在継手4とからなる。
1は図左側から第1の自在継手2と、この第1の自在継
手2に係合する中間部材3と、この中間部材3の他端に
係合する第2の自在継手4とからなる。
第1の自在継手2は、ボルト孔2a,2aを有するフラ
ンジ部材2bと、このフランジ部材2bに形成した半球
状凹部2cに嵌合するボール部2dを有するネジ部材2
eと、前記フランジ部材2bにボルトB1…にて連結さ
れて前記ボール部2dを抑えるカバー2fとからなる。
ンジ部材2bと、このフランジ部材2bに形成した半球
状凹部2cに嵌合するボール部2dを有するネジ部材2
eと、前記フランジ部材2bにボルトB1…にて連結さ
れて前記ボール部2dを抑えるカバー2fとからなる。
カバー2fには、貫通するネジ部材2eの径より十分に
大きな径の孔2gが設けられている。また、フランジ部
材2bとカバー2fの接合部には数mm程度の隙間aをも
たせてある。
大きな径の孔2gが設けられている。また、フランジ部
材2bとカバー2fの接合部には数mm程度の隙間aをも
たせてある。
第2の自在継手4は、前記第1の自在継手2と同一構成
であり、ボルト孔4a…、フランジ部材4b、ネジ部材
4e、カバー4fからなる。
であり、ボルト孔4a…、フランジ部材4b、ネジ部材
4e、カバー4fからなる。
尚、第1の自在継手2のネジ部材2eは左ネジであり、
第2の自在継手4のネジ部材4eは右ネジである。
第2の自在継手4のネジ部材4eは右ネジである。
そして、中間部材3はこれらネジ部材2eとネジ部材4
eにネジ結合しているターンバックル状部材である。
eにネジ結合しているターンバックル状部材である。
中間部材3には左ネジ部3aと右ネジ部3bが形成さ
れ、またスパナ等工具を掛け易いようにスパナ掛け部3
cが設けられている。
れ、またスパナ等工具を掛け易いようにスパナ掛け部3
cが設けられている。
以上の構成からなる取付け具1の作用を以下に述べる。
第2図は前面パネルの取付け姿を示す図であり、前面パ
ネル5は、ケイ酸カルシウム等で形成した基板5aと、
これの前面に貼着した多数のタイル5b…とからなり、
基板5aの裏面は枠体5cで補強されている。
ネル5は、ケイ酸カルシウム等で形成した基板5aと、
これの前面に貼着した多数のタイル5b…とからなり、
基板5aの裏面は枠体5cで補強されている。
枠体5cの下メンバ5dには高さ調節用のアジャストス
クリュー5eが取付けられ、また枠体5cの背面には高
さ方向に離間してボルト孔5f,5fが設けられてい
る。
クリュー5eが取付けられ、また枠体5cの背面には高
さ方向に離間してボルト孔5f,5fが設けられてい
る。
このような構成の前面パネル5は、予め工場にて基準寸
法内に製作される。
法内に製作される。
現場では、当該建屋壁6にアンカボルト7…を打ち込
む。これらアンカボルト7…は凡その位置に配置して良
い。
む。これらアンカボルト7…は凡その位置に配置して良
い。
次いで、前面パネル5を床8上に起立させる。この前面
パネル5の位置及び高さも凡そで良い。
パネル5の位置及び高さも凡そで良い。
前記アンカボルト7に、取付け具1のボルト孔2aを係
合させ、第1の自在継手2のフランジ部材2bをアンカ
ボルト7に固着する。
合させ、第1の自在継手2のフランジ部材2bをアンカ
ボルト7に固着する。
中間部材3を軸回転方向に回動せしめて、第2の自在継
手4を前後進させることにより、第2の自在継手4のボ
ルト孔4a…を前面パネル5のボルト孔5f…に合わ
せ、ボルトナットB2…にて結合する。尚、前記中間部
材3を回動する際には、ネジ部材2e,4eを人手で把
持するか若しくはネジ部材の段部2h,4hにスパナー
などを係合して、とも廻りを防止する。この状態にて、
前面パネル5は人力を加えることなく、起立可能にな
る。
手4を前後進させることにより、第2の自在継手4のボ
ルト孔4a…を前面パネル5のボルト孔5f…に合わ
せ、ボルトナットB2…にて結合する。尚、前記中間部
材3を回動する際には、ネジ部材2e,4eを人手で把
持するか若しくはネジ部材の段部2h,4hにスパナー
などを係合して、とも廻りを防止する。この状態にて、
前面パネル5は人力を加えることなく、起立可能にな
る。
前面パネル5の高さ調整は下部のアジャストスクリュー
5e…を回動して行い、前面パネル5の出入りは中間部
材3を回動して行う。
5e…を回動して行い、前面パネル5の出入りは中間部
材3を回動して行う。
この位置決め調整に際し、第2の自在継手4のボール部
4d中心は第1の自在継手2のボール部2d中心に対し
て前後・左右・上下に三次元的に変位する。
4d中心は第1の自在継手2のボール部2d中心に対し
て前後・左右・上下に三次元的に変位する。
本考案の取付け具1は第1・第2の自在継手2,4と中
間部材3とを具備するので前記三次元的な変位を容易に
吸収する。
間部材3とを具備するので前記三次元的な変位を容易に
吸収する。
前記前面パネル5の位置決め調整を終えたら、第1の自
在継手2のフランジ部材2bとカバー2fとを結ぶボル
トB1…を強く締結する。
在継手2のフランジ部材2bとカバー2fとを結ぶボル
トB1…を強く締結する。
このことによりボール部2dは拘束され、第1の自在継
手2は固定される。
手2は固定される。
第2の自在継手4を同様に固定状態とするのは任意であ
る。尚、自在継手2,4を固定する固定機構は、前記ボ
ルトB1…締結構成に限らず、別途ロックボルト、ロッ
クナットを付設しても良い。
る。尚、自在継手2,4を固定する固定機構は、前記ボ
ルトB1…締結構成に限らず、別途ロックボルト、ロッ
クナットを付設しても良い。
更に、第2の自在継手4のネジ部材4eに螺合している
ナットNを回動し、中間部材3の廻り止めを施す。
ナットNを回動し、中間部材3の廻り止めを施す。
次いで、前面パネル5に小便器9a、給水管9、排水管
9c及びカウンタ9dを取付ける。
9c及びカウンタ9dを取付ける。
尚、本実施例で説明した組立て順序は、一例を示したに
すぎず、これに限るものではない。
すぎず、これに限るものではない。
また、中間部材3は、ターンバックルに限らず、第1の
自在継手2と第2の自在継手4を連結し且つこれら継手
間距離を変更可能な機構であれば良い。
自在継手2と第2の自在継手4を連結し且つこれら継手
間距離を変更可能な機構であれば良い。
(考案の効果) 以上に述べた如く、本考案の取付け具を採用することに
より、建屋壁に凹凸があっても、また、建屋壁に打ち込
むアンカボルトの位置が不正確であっても、前面パネル
を建屋壁に容易に取付けることができ、取付け工数も大
幅に削減し作業者の負担を軽減する。
より、建屋壁に凹凸があっても、また、建屋壁に打ち込
むアンカボルトの位置が不正確であっても、前面パネル
を建屋壁に容易に取付けることができ、取付け工数も大
幅に削減し作業者の負担を軽減する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る取付け具平面図、第2図は前面パ
ネルの取付け姿を示す図である。 尚、図面中、1は前面パネルの取付け具、2は第1の自
在継手、3は中間部材、4は第2の自在継手、5は前面
パネル、6は建屋壁である。
ネルの取付け姿を示す図である。 尚、図面中、1は前面パネルの取付け具、2は第1の自
在継手、3は中間部材、4は第2の自在継手、5は前面
パネル、6は建屋壁である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 文彦 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 山内 大助 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内 (56)参考文献 実開 昭60−4681(JP,U) 実開 昭62−114981(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】建屋壁から離れて起立する前面パネルを建
屋壁に取付ける前面パネルの取付け具において、 前記取付け具は、建屋壁に臨む第1の自在継手と、前面
パネルに臨む第2の自在継手と、これら第1・第2の自
在継手を連結し且つ第1・第2の自在継手間距離を変更
可能とした中間部材とからなることを特徴とした前面パ
ネルの取付け具。 - 【請求項2】前記第1・第2の自在継手の少なくとも一
方には、回転動作を任意に拘束する固定機構を付設した
ことを特徴とする請求項1記載の前面パネルの取付け
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8879588U JPH061943Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 前面パネルの取付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8879588U JPH061943Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 前面パネルの取付け具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029216U JPH029216U (ja) | 1990-01-22 |
JPH061943Y2 true JPH061943Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31313355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8879588U Expired - Lifetime JPH061943Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 前面パネルの取付け具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061943Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004197311A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Akasaka Kogei Kk | ブラインド開閉制御装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2696639B2 (ja) * | 1992-05-13 | 1998-01-14 | 株式会社イナックス | 壁パネル固定方法 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP8879588U patent/JPH061943Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004197311A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Akasaka Kogei Kk | ブラインド開閉制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029216U (ja) | 1990-01-22 |
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