JP2772842B2 - シャタリング工法及びスライド調整器 - Google Patents

シャタリング工法及びスライド調整器

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JP2772842B2 JP1333412A JP33341289A JP2772842B2 JP 2772842 B2 JP2772842 B2 JP 2772842B2 JP 1333412 A JP1333412 A JP 1333412A JP 33341289 A JP33341289 A JP 33341289A JP 2772842 B2 JP2772842 B2 JP 2772842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、鉄筋コンクリート造建物などを構築する
分野において実施される大形型枠工法、特にせき板、ば
た板及び締め付け金物を所定の大きさに一体化し、これ
に足場も取り付けた大形型枠を使用して組立、脱型及び
移動をシステム的に行なうシャタリング工法と、そのシ
ャタリング梁下部を出入り調整が可能に既設のコンクリ
ート躯体に取り付け固定するため使用されるスライド調
整器に関する。
従来の技術 従来一般のシャタリング工法は、第3図に例示したよ
うに、既設のコンクリート躯体2の上部に外側のシャタ
リング梁1の下部をインサートアンカー3などを利用し
て取り付け固定し、内側のシャタリング梁20はタイボル
ト21によって前記外側のシャタリング梁1と一体的に結
合されている。内外のシャタリング梁2,20にせき板22,2
3が取り付けられており、その間にコンクリート24の打
設が行なわれる。
したがって、型枠の組立精度は、外側のシャタリング
梁1の取り付け固定の精度如何にかかっている。しか
し、従来外側のシャタリング梁1の建て付け精度の出入
り調整を行なう手段としては、第4図に例示したよう
に、既設のコンクリート躯体2に予め用意されているイ
ンサートアンカー3と結合された複数のタイロッド5,5
を外側のシャタリング梁1の下部にカンザシ状に貫通せ
しめ、ロックナット6で外側から締め付け固定すること
が行われている。他方、同じ外側のシャタリング梁1の
内側面には既設のコンクリート躯体2の外表面に突っ張
るジャッキボルト7が用意されている。そして、外側の
シャタリング梁1の足元精度確保の調整は、上位のタイ
ロッド5の直近位置に、木製角材を立方体状に切断した
通称サイコロ25を挟み込むことにより行なわれているに
すぎない。
本発明が解決しようとする課題 上述したサイコロ25を使用する従来の調整方法では、
サイコロ25の外形寸法のバリエーションを用意すること
に限りがあるため、いわゆる微調整が出来ない。また、
サイコロ25は、一つの作業所の範囲内での転用は可能で
あるが、何回も使用するには木材の耐久性が十分でな
く、云わば使い捨てになり易く、不経済であるから、こ
の点が解決するべき課題になっている。
課題を解決するための手段 (第1の発明) 上記従来技術の課題を解決するための手段として、請
求項1記載の発明に係るシャタリング工法は、図面の第
1図と第2図に実施例を示したように、 大型型枠を使用して組立、脱型、移動をシステム的に
行なうシャタリング工法において、 シャタリング梁の下部は、既設のコンクリート躯体の上
部に予め上下二段に用意されたインサートアンカーと、
当該シャタリング梁をカンザシ状に貫通させたタイロッ
ドとを着脱可能に結合して取り付け固定すること、 上段のタイロッドとインサートアンカーとは、既設の
コンクリート躯体表面とシャタリング梁の内側面との間
に介在させたスライド調整器を挟んで結合し取り付け固
定すること、 前記スライド調整器は、前記タイロッドを中心とする
円心円配置にネジ接合した内筒と外筒から成り、前記内
筒又は外筒のいずれか一に回転用のハンドルが設けられ
た構成であり、前記スライド調整器のハンドルを回して
シャタリング梁の出入り調整を行った上で同梁の下部の
位置を固定すること、 をそれぞれ特徴とする。
第2の発明 また、請求項2記載の発明に係るシャタリング工法用
のスライド調整器は、やはり図面の第1図と第2図に示
したように、 シャタリング梁1にカンザシ状に貫通されその一端が
インサートアンカー3に結合されるタイロッド5を中心
部に通した内筒10と外筒11をネジ12により軸方向に伸縮
自在に接合し、内筒10の端面10a及びこれとは反対側の
外筒端面11aが夫々既設コンクリート躯体2の表面及び
シャタリング梁1の内側面に当接されるものとした。そ
して、タイロッド5の他端にシャタリング梁1の外側面
を締め付けるロックナット6を設け、前記内筒10又は外
筒11に回転用のハンドル13を設けたことを特徴とする。
作用 外側のシャタリング梁1の下部は、インサートアンカ
ー3と結合したタイロッド5及びロックナット6とで既
設のコンクリート躯体2に取り付け固定される。
但し、スライド調整器9が付設されたタイロッド5に
関しては、予めロックナット6を十分に緩めておいて、
同スライド調整器9を構成する内筒10又は外筒11をその
ハンドル13によって回すと、ネジ12による両筒のネジ運
動によって内筒10の端面10aと外筒11の端面11aとの間隔
が大小に変化する。従って、この二つの端面10a,11aに
それぞれ当接された既設コンクリート躯体2の表面及び
シャタリング梁1の内側面との間隔が大小に変えられ
(第1図)、ひいては外側のシャタリング梁1の下部の
足元精度、建て付け精度が出入り調節され、微調整の目
的が達成される。
実施例 次に、図面の第1図と第2図に示した本発明の実施例
を説明する。
外側のシャタリング梁1の下部は、既設(下階)のコ
ンクリート躯体2の上部に上下二段のタイロッド5、5
で取り付け固定されている。各タイロッド5はシャタリ
ング梁1にカンザシ状に貫通され、その内端がコンクリ
ート躯体2に予め用意されたインサートアンカー3と鉄
コン8を介して一体的に結合されている。上段のタイロ
ッド5にスライド調整器9が付設されている。これはタ
イロッド5を中心部に通した内筒10と外筒11が、ネジ12
によって軸方向への伸縮移動が自在に接合されている。
金属製の内筒10と外筒11は、内筒10の外周面に雄ネジが
形成され、外筒11の内周面に雌ネジが形成され、両者を
ねじ込んで接合されている。内筒10及び外筒11は、各々
の一端のみ開口された有底筒状をなすものであり、内筒
10の端面10aはシャタリング梁1の内側面に当接され
る。外筒11の端面11aはコンクリート躯体2の表面に当
接される。内筒10の前記端面10a寄り位置の外周面の半
径方向にハンドル13,13が突設されている。
したがって、ハンドル13で内筒10を正転方向に回す
と、非回転の外筒11との間でネジ12によるネジ運動を発
生し、内筒10が外筒11の中に進入してゆき、両端面10a
と11aの間隔が小さくなる。よってシャタリング梁1は
コンクリート躯体2へ接近できる。逆にハンドル13で内
筒10を逆転方向に回すと、シャタリング梁1をコンクリ
ート躯体2の表面から遠ざけることが出来る。かくして
シャタリング梁1の下部足元の出入りは、スライド調整
器9のハンドル13の回転操作によって簡単、確実に微調
整することが出来るのである。微調整を行なった後は、
タイロッド5の外端部にネジ込まれたロックナット6で
シャタリング梁1の外側面を締め付けてその調整位置を
確定することが出来る。
なお、シャタリング梁1の既設のコンクリート躯体2
に対する位置は、同コンクリート躯体2の表面に対して
突っ張るジャッキボルト7によっても調整される。
本発明が奏する効果 この発明に係るシャタリング工法及びスライド調整器
によれば、特に外側のシャタリング梁1の下部の足元精
度の微調整を簡単、確実に出来るので、シャタリング工
法の実施を精度良く能率的に行える。その他、例えば防
水顎凸部とか梁型等の凸部の型枠組立も自在に可能とな
り、多面的な活用が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るシャタリング工法の実施状況を
要部について示した断面図、第2図はスライド調整器を
示した斜視図、第3図は従来一般のシャタリング工法の
実施状況を示した立面図、第4図はシャタリング型枠下
部の従来の調整要領を示した立面図である。 1…外側のシャタリング型枠 2…既設のコンクリート躯体 3…インサートアンカー、7…ジャッキボルト 9…スライド調整器、5…タイロッド 10…内筒、11…外筒 12…ネジ、10a,11a…端面 6…ロックナット 13…ハンドル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大型型枠を使用して組立、脱型、移動をシ
    ステム的に行うシャタリング工法において、 シャタリング梁の下部は、既設のコンクリート躯体の上
    部に予め上下二段に用意されたインサートアンカーと、
    当該シャタリング梁をカンザシ状に貫通させたタイロッ
    ドとを着脱可能に結合して取り付け固定すること、 上段のタイロッドとインサートアンカーとは、既設のコ
    ンクリート躯体表面とシャタリング梁の内側面との間に
    介在させたスライド調整器を挟んで結合し取り付け固定
    すること、 前記スライド調整器は、前記タイロッドを中心とする円
    心円配置にネジ接合した内筒と外筒から成り、前記内筒
    又は外筒のいずれか一に回転用のハンドルが設けられた
    構成であり、前記スライド調整器のハンドルを回してシ
    ャタリング梁の出入り調整を行った上で同梁の下部の位
    置を固定すること、 をそれぞれ特徴とするシャタリング工法。
  2. 【請求項2】シャタリング梁をカンザシ状に貫通されて
    その一端がコンクリート躯体のインサートアンカーに結
    合されるタイロッドを中心として円心円状配置に通した
    内筒と外筒がネジにより軸方向へ伸縮自在に接合され、
    前記内筒の端面とこれとは反対側の外筒端面がそれぞれ
    既設コンクリート躯体の表面及びシャタリング梁の内側
    面に当接され、前記タイロッドの他端部にシャタリング
    梁の外側面を締め付けるロックナットが設けられてお
    り、前記内筒又は外筒のいずれか一に回転用のハンドル
    が設けられていることを特徴とする、シャタリング工法
    用のスライド調整器。
JP1333412A 1989-12-22 1989-12-22 シャタリング工法及びスライド調整器 Expired - Fee Related JP2772842B2 (ja)

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