JPH11240971A - 多孔性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

多孔性フィルム及びその製造方法

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JPH11240971A
JPH11240971A JP10045872A JP4587298A JPH11240971A JP H11240971 A JPH11240971 A JP H11240971A JP 10045872 A JP10045872 A JP 10045872A JP 4587298 A JP4587298 A JP 4587298A JP H11240971 A JPH11240971 A JP H11240971A
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Shigeru Yano
滋 矢野
Katsutoshi Ozaki
勝敏 尾崎
Takayuki Kajiwara
梶原  孝之
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太郎 市川
Tsutomu Izeki
勉 伊関
Toshiyuki Enomoto
敏行 榎本
Kenji Fujii
健二 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全光線透過率及び透湿度が共に高い通気性フ
ィルム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 メタロセン触媒を用いて重合され、温度
上昇溶離分別による溶出曲線の相対強度ピークを溶出温
度70〜90℃の範囲に1個、90℃を超える温度〜1
10℃の範囲に1個有するポリエチレン(A)、及び、
分岐状低密度ポリエチレン(B)との混合樹脂100重
量部、及び無機充填剤10〜300重量部を含み、少な
くとも一軸方向に1.05〜5倍延伸された多孔性フィ
ルムであって、前記混合樹脂中に(B)が、(B)の含
有率を(B)のメルトインデックスの3乗根で除した値
(添加量指数)が5〜30となる範囲で含まれ、且つ、
全光線透過率が50%以上、透湿度が1300〜500
0g/m2・24hrである多孔性フィルム、及びその
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多孔性フィルム及び
その製造方法に関する。詳しくは、全光線透過率が高
く、かつ透湿性も良好な多孔性フィルム及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィン樹脂と無機充填剤
との組成物からなるフィルムを一軸あるいは二軸方向に
延伸し、フィルムに連通したボイドを発生させて多孔性
フィルムを製造する方法は多数提案されている。この多
孔性フィルムは、衛生材料、医療用材料、衣料用材料、
建築用材料、電池用セパレーター等多種用途材料として
使用されている。しかしながら、ポリオレフィン樹脂と
無機充填剤だけの配合系ではしなやかな風合いを有する
多孔性フィルムは得られず、布様のソフト感、しなやか
な風合い等を要求される分野には使用できなかった。か
かる問題点を解決する方法として、ポリオレフィン系樹
脂と無機充填剤の配合系に第三成分として脂肪酸エステ
ル等の添加剤を添加する方法が提案されている。
【0003】しかしながら、本発明者らの知見によれば
これらの多孔性フィルムは多数の微多孔を有しているた
め、フィルム全体が白化しており、全光線透過率の低い
ものである。従って、これを例えば、使い捨てオムツの
バックシートとして使用した場合、オムツ着用者が尿を
しても外観が変わらず、オムツを付け替える時期がよく
判らず、場合によっては長時間汚れたオムツを着用させ
られたままとなり、その結果、多孔性フィルムを用いた
にも関わらず、オムツ着用者にムレ、カブレを生じさせ
る可能性がある。そのため、オムツメーカーによっては
全光線透過率が高くオムツの付け替え時期がわかる機能
(以下、シースルー性という)を優先するために非多孔
性フィルムを採用しているところもあるのが実情であ
る。一方、このようなメーカーにおいても多孔性フィル
ムについての関心は強く、シースルー機能と透湿性の両
方の機能を有する多孔性フィルムへの期待は大きい。
【0004】これを解決するものとして、例えば、特開
平5−168660号公報には、全光線透過率が少なく
とも30%で、かつ、透湿度が少なくとも1000g/
2・24hrである通気性フィルムを防漏シートとし
て用いた使い捨てオムツが開示されている。この通気性
フィルムとしては、全光線透過率を高めるために該フィ
ルムを部分的に溶融させるエンボス加工を行ったものを
使用しており、実施例では全光線透過率32〜64%、
透湿度1020〜1850g/m2の通気性フィルムが
記載されている。
【0005】しかしながら、エンボス加工することによ
り透湿性は低下する傾向にあり、上記公報においても、
全光線透過率を50%近くにするためには、フィルムの
透湿度は1000g/m2・24hr程度まで低下して
いる。また、従来は、使い捨てオムツのバックシートは
多孔性フィルム単独で使用されていたが、最近では、多
孔性フィルムと不織布とをラミネートしたクロスライク
タイプのバックシートが主流になってきており、ラミネ
ート時に透湿性の低下、および全光線透過率の低下が起
こることから、多孔性フィルムに要求される全光線透過
率および透湿性はこれまで以上に高い数値となってきて
いるのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題に鑑み、全光線透過率及び透湿度が共に高い多孔性
フィルム及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、メタロセン触媒を用いて重合され、且つ、特
定の特性を有するポリエチレン(A)、及び、特定の特
性を有する分岐状低密度ポリエチレン(B)とを混合し
て用い、且つ、混合樹脂中に占める(B)の含有量を後
述する添加量指数が5〜30となるように制御すること
により、上記課題が解決できることを見出し、本発明に
到達した。
【0008】すなわち、本発明は、メタロセン触媒を用
いて重合され、温度上昇溶離分別による溶出曲線の相対
強度ピークを溶出温度70〜90℃の範囲に1個、90
℃を超える温度〜110℃の範囲に1個有し、密度が
0.860〜0.945g/cm3、メルトインデック
スが0.1〜20g/10分であるポリエチレン
(A)、及び、密度が0.900〜0.945g/cm
3、メルトインデックスが0.01〜5g/10分であ
る分岐状低密度ポリエチレン(B)との混合樹脂100
重量部、及び無機充填剤10〜300重量部を含み、少
なくとも一軸方向に1.05〜5倍延伸された多孔性フ
ィルムであって、前記混合樹脂中に(B)が下記数式
(1)〔数5〕
【0009】
【数5】 〔式中、Sは添加量指数、Tは混合樹脂中に占める分岐
状低密度ポリエチレンの量(重量%)、Mは分岐状低密
度ポリエチレンのメルトインデックス(g/10分)〕
で表される添加量指数が5〜30となる範囲で含まれ、
且つ、全光線透過率が50%以上、透湿度が1300〜
5000g/m2・24hrであることを特徴とする多
孔性フィルムである。
【0010】また、本発明の他の発明は、前記ポリエチ
レン(A)、及び、前記分岐状低密度ポリエチレン
(B)との混合樹脂100重量部、及び無機充填剤10
〜300重量部を含むフィルムを少なくとも一軸方向に
1.05〜5倍延伸する多孔性フィルムの製造方法であ
って、前記混合樹脂中に占める(B)の量を、上記数式
(1)で表される添加量指数が5〜30となる範囲で制
御することを特徴とする多孔性フィルムの製造方法であ
る。
【0011】本発明により提供される多孔性フィルム
は、従来公知の多孔性フィルムと同様の透湿性、厚み均
一性を有し、しかも全光線透過率が高い。すなわち、透
湿度と全光線透過率が共に高い多孔性フィルムである。
具体的には、全光線透過率(L)と透湿度(V)との積
(L×V/100)で表される透過透湿指数が900〜
4000の範囲にある多孔性フィルムである。
【0012】そのため、衛生材料、医療用材料、衣料用
材料、建築用材料、包装用材料などの分野において好適
に使用することができる。特に、使い捨てオムツのよう
な製品の資材、また全光線透過率が低いために今まで参
入できなかった、絆創膏用、食品包装用等にも使用する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の多孔性フィルムは、メタロセン触媒を用いて重
合され、特定の特性を有するポリエチレン(A)(以
下、メタロセン触媒ポリエチレンという)と、特定の特
性を有する分岐状低密度ポリエチレン(B)とを混合し
て用い、且つ、混合樹脂中に占める(B)の量を前記数
式(1)で表される添加量指数が5〜30となる範囲で
用い、該混合樹脂と無機充填剤を含む樹脂組成物を溶融
製膜した後、少なくとも一軸方向に延伸することにより
製造することができる。
【0014】本発明に使用されるメタロセン触媒ポリエ
チレンは、エチレンと炭素数3〜8個のα−オレフィン
との共重合体が好ましい。メタロセン触媒ポリエチレン
の密度は0.860〜0.940g/cm3が好まし
く、0.890g/cm3〜0.930g/cm3がより
好ましい。メルトインデックス(以下、MIという)は
0.1〜20g/10分が好ましく、0.5〜10g/
10分がより好ましい。数平均分子量(Mn)に対する
重量平均分子量(Mw)の比(Mw/Mn、以下、分子
量分布指数という)は1.5〜3.5が好ましく、2〜
3がより好ましい。メタロセン触媒ポリエチレンとし
て、実施例に示した温度上昇溶離分別(Temperature Ris
ing Elution Fraction:TREF)による溶出曲線の相対強度
ピークが溶出温度70〜90℃の範囲に1個、90℃を
超える温度〜110℃の範囲に1個それぞれ存在するも
のが好ましく用いられる。上記特性を有するメタロセン
触媒ポリエチレンの市販品として、三井化学(株)製、
商品名:エボリューSP2040、エボリューSP15
40等が挙げられる。
【0015】また、本発明に使用される分岐状低密度ポ
リエチレンとしては、密度が0.900〜0.940g
/cm3が好ましく、0.905〜0.930g/cm3
がより好ましい。また、MIは0.01〜5g/10分
が好ましく、0.05〜3g/10分がより好ましい。
かかる特性を有する分岐状低密度ポリエチレンの市販品
として、三井化学(株)製、商品名:ミラソン102、
ミラソン27等が挙げられる。
【0016】本発明では、上記メタロセン触媒ポリエチ
レンと、上記分岐状低密度ポリエチレンとの混合樹脂を
用いる。両樹脂を混合する際には、上記数式(1)で表
される添加量指数が5〜30となる範囲で上記分岐状低
密度ポリエチレンが用いられる。好ましい添加量指数の
範囲は6〜30である。添加量指数が5以上となるよう
な量の分岐状低密度ポリエチレンを用いると、得られる
多孔性フィルムの透湿性が向上する。その理由について
は定かではないが、メタロセン触媒ポリエチレンと分岐
状低密度ポリエチレンの混合性、相互の分散性等の関係
で、フィルムを延伸した時に樹脂と無機充填剤との界面
での剥離により形成される微孔の他に、メタロセン触媒
ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンの界面でも亀
裂が形成され、これが添加量指数が大きくなるにつれて
増加し、5以上となるような量の分岐状低密度ポリエチ
レンを用いると、その亀裂が2つ以上の微孔を貫きはじ
め、その結果、フィルムの透湿性が向上するものと推定
される。
【0017】また、この亀裂によって孔径が従来の多孔
性フィルムよりも大きくなる。従って、従来の多孔性フ
ィルムと同じ透湿性をを得るためには孔の数は少なくて
良い。一般的に、光は屈折率の異なる相の界面で反射及
び屈折する。多孔性フィルムの場合、樹脂と孔(空気
層)の界面で反射、屈折が起こるので、界面の少ない、
すなわち孔数の少ない方が全光線透過率が高くなる。本
発明の多孔性フィルムの全光線透過率が高いのはこのた
めと考えている。
【0018】また、添加量指数が30を超える様な量の
分岐状低密度ポリエチレンを用いると、溶融粘度が高く
なり、成形時の押出速度と冷却速度の調整が困難となる
傾向を示し、フィルムが破れることがあるので好ましく
ない。本発明では、上記事項を総合的に勘案して、上記
メタロセン触媒ポリエチレンと、上記分岐状低密度ポリ
エチレンとを混合する際に、上記数式(1)で表される
添加量指数が5〜30となる範囲で上記分岐状低密度ポ
リエチレンが用いられる。
【0019】無機充填剤としては、例えば、硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化チタン、シ
リカ、マイカ、ゼオライト、タルク、クレー、ガラスビ
ーズ、アルミニウム粉、鉄粉、カーボンブラック、など
が使用される。特に、硫酸バリウム、および炭酸カルシ
ウムが好ましい。これらは、単独、または、複合して使
用してもよい。無機充填剤の平均粒径は10μm以下の
ものが好ましく、特に0.5〜5.0μmのものが好ま
しい。無機充填剤の表面処理は、脂肪酸または、その金
属塩などで処理されたものが好ましい。
【0020】さらに本発明の効果を妨げない範囲で可塑
剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を添加しても
よい。
【0021】次いで、本発明に用いる多孔性フィルムの
好ましい製造方法を例示する。上記メタロセン触媒ポリ
エチレン、分岐状低密度ポリエチレン、無機充填剤、及
び必要に応じて他の添加剤をヘンシェルミキサー、スー
パーミキサー、タンブラー型ミキサー等を用いて混合し
た後、一軸あるいは二軸スクリュー型押出機を用いて混
練してペレット化する。次いで、これらのペレットをベ
ースレジンの融点以上、好ましくは融点+20℃以上、
分解温度未満の温度範囲でTダイ成形機、インフレーシ
ョン成形機等公知の成形機を用いて溶融製膜する。場合
によっては、ペレット化せず直接押出機で製膜すること
もできる。
【0022】製膜されたフィルムは、ロール法、テンタ
ー法等の公知の方法により、室温〜樹脂の軟化点(JI
S K−6760に規定される方法により測定した値)
において、少なくとも一軸方向に延伸を行い、樹脂と無
機充填剤との界面剥離をおこさせることにより多孔性フ
ィルムを製造する。延伸は多段階に分けて行ってもよ
い。
【0023】本発明における延伸倍率は少なくとも一軸
方向に1.05〜5倍、好ましくは、1.1〜3倍であ
る。また、延伸後必要に応じて、得られた開孔の形態を
安定させるために熱固定処理を行っても良い。熱固定処
理としては、樹脂の軟化点以上、融点未満の温度におい
て、0.1〜100秒間熱処理する方法が挙げられる。
【0024】本発明の多孔性フィルムの厚みには特に制
限はないが、通常、5〜100μmが好ましく、10〜
70μmが更に好ましい。5μm未満では破れ易くな
り、100μmを超えると全光線透過率が低下するので
好ましくない。
【0025】本発明における透湿度は、ASTM E−
96に基づき、温度40℃、相対湿度60%、純水法の
条件で1300〜5000g/m2・24hrである。
1300g/m2・24hr未満では、通気性が低すぎ
て、通気性フィルムとしての性能を発揮できない。ま
た、5000g/m2・24hrを超える場合、通気性
としては申し分ないが、この透湿度を達成させるために
延伸倍率を上げる、フィラー量を上げる等が必要となり
生産性が低下する傾向にある。また、高光線透過率が達
成しにくくなるので好ましくない。
【0026】また、得られた多孔性フィルムの全光線透
過率は50%以上である。全光線透過率の上限は高いほ
ど好ましい。全光線透過率が50%以上であるものは、
例えば、使い捨てオムツのバックシート等として使用し
た場合、シースルー性に優れたフィルムとなる。
【0027】また、全光線透過率と透湿度との関係が下
式(2)〔数6〕
【0028】
【数6】 〔式中、Xは透過透湿指数、Lは全光線透過率、Vは透
湿度〕で表される透過透湿指数が900〜4000であ
る。
【0029】透過透湿指数が900以上であるフィルム
は全光線透過率および透湿度とも良好なフィルムとな
る。また、透過透湿指数が4000以上を超える場合
は、全光線透過率および透湿度とも申し分ないが、この
数値を達成させるためにはフィルムが薄くなりすぎるた
めに生産性が低下する傾向にある。
【0030】尚、本発明の多孔性フィルムは、処方、延
伸倍率等の条件によって、全光線透過率および透湿度を
調整すると良いが、熱エンボス等によって調整してもよ
い。ただし、全光線透過率は50%以上、透湿度は13
00〜5000g/m2・24hrでかつ、前述の透過
透湿指数が900〜4000の範囲に入るように調整す
る必要がある。
【0031】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため、
実施例、比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。実施例に示したメル
トインデックス、温度上昇溶離分別、分子量分布指数、
全光線透過率、透湿度、フィルム厚みの均一性の評価は
以下の方法で行った。 (1)メルトインデックス〔g/10分〕 ASTM D−1238−57T(E)に規定される方
法により、温度190℃、荷重2160gの条件下で測
定する。 (2)温度上昇溶離分別(TREF)試験 温度上昇溶離分別(Temperature Rising Elution Fracti
on:TREF)の測定は、TREF用カラムオーブン、バルブ
オーブン、SEC(Size Exclusion Chromatograph)カラ
ムオーブンを備えたクロス分別装置〔三菱化学(株)
製、形式:CFCT150A〕を用いた。メタロセン触
媒ポリエチレンをo−ジクロロベンゼン〔和光純薬工業
(株)製〕に濃度が4mg/mlとなるように140℃
で加熱溶解させ、この樹脂溶液をクロス分別装置に注射
器を用いて注入し、測定を開始する。樹脂溶液はTRE
F用カラムに導入され、TREF用カラムは140℃か
ら0℃まで1℃/minの速度で冷却され、樹脂がカラ
ム内の表面処理された不活性担体(ガラスビーズ)表面
にコーティングされる。この時、分岐の少ない結晶性の
ものから分岐の多い低結晶性のものの順にガラスビーズ
表面に樹脂層を形成する。TREF用カラムは、0、
5、10、15、20、25、30、35、40、4
5、49、52、55、58、61、64、67、7
0、73、76、79、82、85、88、91、9
4、97、100、102、120および140℃の各
溶出温度で30分ずつ昇温され、各温度で溶出した樹脂
はSECカラムで分子サイズの分別が行われる。分離さ
れた樹脂溶液は赤外検出で濃度が検出され、コンピュー
ターにより相対強度として出力される。
【0032】(3)分子量分布指数(Mw/Mn) ゲルパーミエーションクロマトグラフ(ミリポア社製、
形式:GPC−150C、分離カラム:TSK GNH
HT、カラムサイズ:直径72mm、長さ600m
m、検出器:示差屈折計式)を用い、カラム温度140
℃において測定する。測定条件は以下の通りとした。移
動相:o−ジクロロベンゼン〔和光純薬工業(株)
製〕、酸化防止剤:BHT(武田薬品)0.025重量
%、移動速度:1.0ml/分、試料濃度:0.1重量
%、試料注入量:500μl、標準ポリスチレン:重量
平均分子量がMw<1000、および、Mw>4×10
6の場合については、(株)東ソー社製、1000<M
w<4×106については、プレッシャーケミカル
(株)社製を用いた。 (4)全光線透過率(%) 霞度計〔日本電色工業(株)製、形式:NDH−300
A〕を用いて測定する。 (5)透湿度〔g/m2・24h〕 ASTM E−96に規定される方法に基づき、温度4
0℃、相対湿度60%、純水法の条件で測定する。測定
時間は24時間とする。 (6)フィルム厚みの均一性 多孔性フィルムから試料〔機械方向(以下、縦方向とい
う):101cm、機械方向と直角方向(以下、横方向
という):5cm〕を3枚採取し、縦方向に1cm間隔
で合計300ヶ所の測定点について、厚み測定機(PE
ACOCK社製、UPRIGHT DIAL GUAGE NO.25)を
用いて厚みを測定し、平均厚み(X)、最高厚み(MA
X)及び最低厚み(MIN)を求め、〔(MAX)−
(MIN)〕/(X)を算出して、これをフィルム厚み
の均一性とする。
【0033】実施例1〜14、比較例1〜6 メタロセン触媒ポリエチレンとして、密度0.920g
/cm3、メルトインデックス(MI)4.0g/10
分、TREFの溶出曲線のピーク数2個(約84℃に相
対強度0.0072のピーク1個、約99℃に相対強度
0.0014のピーク1個)、Mw/Mnが2.2であ
る、三井化学(株)製、商品名:エボリューSP204
0を用いた。また、分岐状低密度ポリエチレンとして、
密度が0.919g/cm3、MIが0.35g/10
分である三井化学(株)製、商品名:ミラソン102、
または、密度が0.918g/cm3、MIが2.0g
/10分である三井化学(株)製、商品名:ミラソン2
それぞれ用いた。実施例1〜14においては前記数
式(1)を用いて算出した添加量指数が5〜30の範囲
となるように、比較例1〜6においては同数式を用いて
算出した添加量指数が前記範囲外となるように、メタロ
セン触媒ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンとを
それぞれ〔表1〕に示した重量部混合した。得られた混
合樹脂に対し、平均粒子径1.0μmの炭酸カルシウム
〔同和カルファイン(株)製、商品名:SST−40〕
を〔表1〕に示した重量部混合した。尚、実施例13で
は、第3成分としてエチレンビスステアリルアミド〔日
本化成(株)製、商品名:スリバックスE〕0.3重量
部、実施例14では、第3成分として脂肪酸ジアルカノ
ールアミドと脂肪族二塩基酸とのジエステル〔伊藤製油
(株)製、商品名:ITOWAX J45〕0.5重量
部をそれぞれ混合した。
【0034】上記各原料をタンブラーミキサーにて混合
した後、タンデム型押出機で均一に混練しペレット状に
加工した。このペレットをTダイ成形機を用いて、24
0℃で溶融製膜した後、70℃に加熱した予熱ロールと
延伸ロールとの間で〔表1〕に示す延伸倍率で縦方向に
一軸延伸し、厚さ20μmの多孔性フィルムを得た。実
施例11では、厚さ40μmの多孔性フィルムを得た。
得られた多孔性フィルムの全光線透過率、透湿度、透過
透湿指数および厚みの均一性を〔表2〕に示す。尚、使
用したメタロセン触媒ポリエチレンのTREFの溶出曲
線を〔図1〕に示した。混合樹脂中に占める分岐状低密
度ポリエチレンの量が、添加量指数が5〜30となる範
囲内のものは、全光線透過率、透湿度、透過透湿指数お
よび厚みの均一性が良好であった。一方、混合樹脂中に
占める分岐状低密度ポリエチレンの量が、添加量指数が
前記範囲外のものについては、透過透湿指数が良好では
なく、全光線透過率および透湿度が共に良好なものが得
られなかった。また、添加量指数が33.7であったも
のは、製膜によりフィルムに穴があき、サンプルが得ら
れなかった。
【0035】
【表1】 〔表1〕中の略号は、下記の通りである。 LL A:メタロセン触媒ポリエチレン:三井化学
(株)製 SP2040(密度0.920g/cm3
MI4.0g/10分) LL B:メタロセン触媒ポリエチレン:三井化学
(株)製 SP1540(密度0.915g/cm3
MI4.0g/10分) LD a:分岐状低密度ポリエチレン:三井化学(株)
製 ミラソン102(密度0.919g/cm3、MI
0.35g/10分) LD b:分岐状低密度ポリエチレン:三井化学(株)
製 ミラソン27(密度0.918g/cm3、MI
2.0g/10分) 第三成分 I:エチレンビスステアリルアミド:日本化
成(株)製 商品名 スリバックスE 第三成分 II:脂肪酸ジアルカノールアミドと脂肪族二
塩基酸とのジエステル:伊藤製油(株)製 商品名 I
TOWAX J45
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明により提供される多孔性フィルム
は、従来公知のものと同様の透湿性、厚み均一性等を有
し、しかも優れた全光線透過率を有する。そのため、衛
生材料、医療用材料、衣料用材料、建築用材料、包装用
材料などの分野において好適に使用することが出来る。
特に、使い捨てオムツのような製品の資材、絆創膏用、
食品包装用等の如き優れた全光線透過率が要求される分
野において好適に使用するすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実施例1で用いたメタロセン触媒ポリエチ
レンのTREFの溶出曲線を示す。
【符号の説明】
1 70〜90℃の範囲に存在する相対強度のピーク 2 90℃を超える温度〜110℃の範囲に存在する相
対強度のピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:04 B29L 7:00 (72)発明者 尾崎 勝敏 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 梶原 孝之 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 市川 太郎 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 伊関 勉 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 榎本 敏行 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 藤井 健二 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタロセン触媒を用いて重合され、温度
    上昇溶離分別による溶出曲線の相対強度ピークを溶出温
    度70〜90℃の範囲に1個、90℃を超える温度〜1
    10℃の範囲に1個有し、密度が0.860〜0.94
    5g/cm3、メルトインデックスが0.1〜20g/
    10分であるポリエチレン(A)、及び、密度が0.9
    00〜0.945g/cm3、メルトインデックスが
    0.01〜5g/10分である分岐状低密度ポリエチレ
    ン(B)との混合樹脂100重量部、及び無機充填剤1
    0〜300重量部を含み、少なくとも一軸方向に1.0
    5〜5倍延伸された多孔性フィルムであって、前記混合
    樹脂中に(B)が下記数式(1)〔数1〕 【数1】 〔式中、Sは添加量指数、Tは混合樹脂中に占める分岐
    状低密度ポリエチレンの量(重量%)、Mは分岐状低密
    度ポリエチレンのメルトインデックス(g/10分)〕
    で表される添加量指数が5〜30となる範囲で含まれ、
    且つ、全光線透過率が50%以上、透湿度が1300〜
    5000g/m2・24hrであることを特徴とする多
    孔性フィルム。
  2. 【請求項2】 メタロセン触媒を用いて重合されたポリ
    エチレンが数平均分子量に対する重量平均分子量の比が
    1.5〜3.5である請求項1記載の多孔性フィルム。
  3. 【請求項3】 メタロセン触媒を用いて重合されたポリ
    エチレンが、α−オレフィン単位を1〜20重量%含む
    エチレン−α−オレフィン共重合体である請求項1記載
    の多孔性フィルム。
  4. 【請求項4】 下記数式(2)〔数2〕 【数2】 〔式中、Xは透過透湿指数、Lは全光線透過率、Vは透
    湿度〕で表される透過透湿指数が900〜4000であ
    ることを特徴とする請求項1記載の多孔性フィルム。
  5. 【請求項5】 メタロセン触媒を用いて重合され、温度
    上昇溶離分別による溶出曲線の相対強度ピークを溶出温
    度70〜90℃の範囲に1個、90℃を超える温度〜1
    10℃の範囲に1個有し、密度が0.860〜0.94
    5g/cm3、メルトインデックスが0.1〜20g/
    10分であるポリエチレン(A)、及び、密度が0.9
    00〜0.945g/cm3、メルトインデックスが
    0.01〜5g/10分である分岐状低密度ポリエチレ
    ン(B)との混合樹脂100重量部、及び無機充填剤1
    0〜300重量部を含むフィルムを少なくとも一軸方向
    に1.05〜5倍延伸する多孔性フィルムの製造方法で
    あって、前記混合樹脂中に占める(B)の量を、下記数
    式(1)〔数3〕 【数3】 〔式中、Sは添加量指数、Tは混合樹脂中に占める分岐
    状低密度ポリエチレンの量(重量%)、Mは分岐状低密
    度ポリエチレンのメルトインデックス(g/10分)〕
    で表される添加量指数が5〜30となる範囲で制御する
    ことを特徴とする多孔性フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 メタロセン触媒を用いて重合されたポリ
    エチレンが数平均分子量に対する重量平均分子量の比が
    1.5〜3.5である請求項5記載の多孔性フィルムの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 メタロセン触媒を用いて重合されたポリ
    エチレンが、α−オレフィン単位を1〜20重量%含む
    エチレン−α−オレフィン共重合体である請求項5記載
    の多孔性フィルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 多孔性フィルムの全光線透過率が50%
    以上、透湿度が1300〜5000g/m2・24hr
    である請求項5記載の多孔性フィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 下記数式(2)〔数4〕 【数4】 〔式中、Xは透過透湿指数、Lは全光線透過率、Vは透
    湿度〕で表される透過透湿指数が900〜4000であ
    ることを特徴とする請求項5記載の多孔性フィルムの製
    造方法。
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