JP2002030169A - 多孔性フィルム - Google Patents

多孔性フィルム

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JP2002030169A JP2000215486A JP2000215486A JP2002030169A JP 2002030169 A JP2002030169 A JP 2002030169A JP 2000215486 A JP2000215486 A JP 2000215486A JP 2000215486 A JP2000215486 A JP 2000215486A JP 2002030169 A JP2002030169 A JP 2002030169A
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density polyethylene
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Shigeru Yano
滋 矢野
Meichiyou Ou
銘調 王
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収性物品のバックシートとして有用な、防
漏性に優れた多孔性フィルムを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂40〜55重量
%、及び無機充填材60〜45重量%を主成分とするフ
ィルムを少なくとも一軸方向に延伸して得られた多孔性
フィルムであって、目付け(A:g/m2)と厚み
(B:μm)の比が(B/A)≧1.0、最大孔径が
2.0μm以下、しみ出し開始時間が10分以上、透湿
度が500〜5000g/m2・24h、目付が10〜
60g/m2であることを特徴とする多孔性フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔性フィルムに
関する。詳しくは、体液等の防漏性に優れた、使い捨て
オムツ、生理用ナプキン等の吸収性物品のバックシート
として有用な多孔性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔性フィルムは、使い捨てオム
ツ、生理用ナプキン等のサニタリー分野、屋根防水材等
の建材分野、光反射体等の光学材料分野において汎用さ
れている。通常、サニタリー分野における吸収性物品
は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシ
ートと、これら両シート間にはさまれた吸収体を有して
おり、使い捨てオムツや生理用ナプキン等に用いられ
て、尿や経血等を吸収し、外に漏れ出すことを防ぐもの
として用いられてきている。
【0003】近年、液不透過性のバックシートに、通気
性を持つ多孔性フィルムを用いることにより、漏れを防
ぐのみならず蒸れも防ぐ、通気性バックシートを用いる
物品が多くなってきている。しかしながら、従来の多孔
性フィルムを用いた場合、こうした吸収性物品では漏れ
防止特性が不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題に鑑み、吸収性物品のバックシートとして有用な、
防漏性に優れた多孔性フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定の組成物から
なり、目付け(A:g/m2)に対する厚み(B:μ
m)の比(B/A)が特定値以上、最大孔径が特定値以
下、しみ出し開始時間が特定値以上であり、且つ、特定
の透湿度を有する多孔性フィルムが、上記課題を解決し
得るものであることを見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、ポリオレフィン系樹
脂40〜55重量%、及び無機充填材60〜45重量%
を含むフィルムを少なくとも一軸方向に延伸して得られ
た多孔性フィルムであって、目付け(A:g/m2)と
厚み(B:μm)の比が(B/A)≧1.0、最大孔径
が2.0μm以下、しみ出し開始時間が10分以上、透
湿度が500〜5000g/m2・24h、目付が10
〜60g/m2であることを特徴とする多孔性フィルム
である。
【0007】上記多孔性フィルムにおいて、ポリオレフ
ィン系樹脂が線型低密度ポリエチレン98〜70重量
%、及び分岐状低密度ポリエチレン2〜30重量%を含
むことが好ましい。本発明の多孔性フィルムは、特に、
吸水性物品のバックシート用として用いられる。本発明
におけるバックシートとは、吸収性物品の外側に位置
し、吸収体で保持された尿や経血などの液体を外部に漏
らさない機能をもつシートである。
【0008】尚、本発明における、目付け(A:g/m
2)、目付け(A)に対する厚み(B:μm)の比(B
/A)、最大孔径、しみ出し開始時間、及び透湿度は後
述の実施例に記載した方法により測定した値を意味す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に係わる多孔性フィルムは、ポリオレフィ
ン系樹脂に特定量の無機充填材を添加して未延伸フィル
ムを成形し、得られた未延伸フィルムを少なくとも1軸
方向に延伸することにより製造される。
【0010】本発明に使用されるポリオレフィン系樹脂
は、エチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテ
ン等のモノオレフィン重合体、及びそれらの共重合体を
主成分とするものである。低密度ポリエチレン、線形低
密度ポリエチレン(エチレン−α−オレフィン共重合
体)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0011】これらのポリオレフィン系樹脂は、ツィー
グラ−触媒を用いて製造された樹脂であっても、また、
メタロセン触媒の如きシングルサイト触媒を用いて製造
された樹脂であっても良い。
【0012】これらの内、線形低密度ポリエチレン及び
分岐状低密度ポリエチレンが最も好ましい。得られる多
孔性フィルムの風合いと強度のバランス等を考慮する
と、線形低密度ポリエチレン98〜70重量%、及び分
岐状低密度ポリエチレン2〜30重量%を含むポリオレ
フィン系樹脂が好ましい。また、フィルムの成形性等を
考慮すると、ポリオレフィン系樹脂のメルトインデック
スは、0.5〜10g/10min程度であることが好
ましい。
【0013】無機充填材は、例えば、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化チタン、シリカ、タルク等があげら
れ、これらのうち、炭酸カルシウム及び硫酸バリウムが
特に好ましい。無機充填材の平均粒径は20μm以下の
ものが好ましい。更に好ましくは10μm以下である。
0.5〜5μmのものが最も好ましい。また、無機充填
材は、樹脂との分散性を向上させるために表面処理が施
されているものがより好ましい。表面処理剤としては、
無機充填材の表面を被覆することにより、その表面を疎
水化できるものが好ましい。例えば、ステアリン酸、ラ
ウリン酸等の高級脂肪酸または、それらの金属塩を挙げ
ることができる。
【0014】前記ポリオレフィン系樹脂と無機充填材と
の組成比は、前記ポリオレフィン系樹脂が40〜55重
量%、無機充填材が60〜45重量%の範囲である。無
機充填材が45重量%未満になると、ポリオレフィン系
樹脂と無機充填材の界面が剥離してできる隣接したボイ
ド同士が連通しにくくなり、透湿度が悪化する。また、
60重量%を超えると、多孔性フィルムの体液等のしみ
出し性が悪化する。
【0015】本発明の多孔性フィルムには、本発明の目
的を妨げない範囲で、鉱物系、植物系、動物系、合成
系、石油系のワックス等の延伸助剤、安定剤、酸化防止
剤、着色剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、消臭剤、
抗菌剤等の他の添加剤を添加してもよい。これらの添加
剤のうち、特に延伸性を向上させるため、鉱物系、植物
系、合成系、石油系のワックス等の延伸助剤を添加する
ことが望ましい。上記延伸助剤の添加量は多すぎるとシ
ートの生産性が低下し、少なすぎると十分な効果が得ら
れないので、ポリオレフィン系樹脂及び微粒子充填剤を
含む樹脂組成物100重量部に対し、0.5〜3重量部
が好ましい。
【0016】上記ポリオレフィン系樹脂組成物は、ポリ
オレフィン系樹脂と無機充填材、必要に応じて他の添加
剤とを混合することにより製造される。混合方法には特
に制限はなく、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサ
ー、タンブラー型等の公知の混合機を用いて混合する。
その後、通常の一軸あるいは二軸スクリュー押出機、連
続混練機等によって混練し、ペレット化しても良い。
【0017】ポリオレフィン未延伸フィルムは、前記樹
脂組成物、好ましくは、前記樹脂組成物のペレット状物
をポリオレフィン系樹脂の融点以上、好ましくは融点+
20℃以上、分解温度未満の温度において、Tダイ等が
装着された押出成形機、円形ダイが装着されたインフレ
ーション成形機等の公知の成形機を用いて溶融、製膜す
ることにより製造される。場合によっては、ペレット化
せず、直接成形機で製膜することもできる。
【0018】本発明の多孔性フィルムは、前記ポリオレ
フィン未延伸フィルムを、公知のロール法、テンター
法、ギアストレッチ法、コールドテンター延伸法などに
より、0℃以上、樹脂の軟化点(JIS K−6760
−1995に規定される方法により測定した値)未満の
温度範囲において、少なくとも1軸方向に延伸すること
により製造される。その他の延伸方法としては、室温近
傍におけるテクスチャー加工等が挙げられる。それぞれ
の方法において、延伸倍率を変えることにより、透湿度
をコントロールする。延伸方向は機械方向(以下、MD
方向)、又はMD方向と直角をなす方向(以下、TD方
向)に1軸延伸してもよいし、また、両方向に2軸延伸
してもよい。延伸は、1段で行ってもよいし、多段階に
分けて行ってもよい。延伸倍率は、1.2〜20倍程度
である。延伸倍率が1.2倍未満では十分な透湿度が得
難く、20倍を超すとフィルム破れ等が生じ、好ましく
ない。また、延伸した後、必要に応じて得られた開孔の
形態を安定させるために熱固定処理を行ってもよい。熱
固定処理としては、樹脂の軟化点以上、融点未満の温度
において、0.05〜100秒間熱処理する方法が挙げ
られる。
【0019】上記のようにして製造される本発明の多孔
性フィルムの厚みは、10〜100μm程度である。本
発明の多孔性フィルムを吸水性物品のバックシートとし
て用いる場合、体液の漏れ防止性と蒸れ防止に関係する
蒸気透過性、並びに薄肉化等を考慮すると、目付けが1
0〜60g/m2、透湿度が500〜5000g/m2
24hr、最大孔径が2.0μm以下、しみ出し開始時
間が10分以上であるものが好ましい。
【0020】本発明の多孔性フィルムは、目付け(A:
g/m2)と厚み(B:μm)の比(B/A)が〔B/
A≧1.0〕なる関係を有するフィルムである。目付け
(A)と厚み(B)の比(B/A)が1.0未満になる
と耐しみ出し性が悪化し、十分な漏れ防止性が得られな
い。好ましくは目付けが30〜60g/m2である。目
付けが10g/m2未満になると、耐しみ出し性が悪化
する。
【0021】本発明の多孔性フィルムを使い捨ておむ
つ、生理用ナプキン等の吸水性部品のバックシートとし
て用いる場合、多孔性フィルムの外側に、触感を改善す
るため不織布等を貼り合わせても良いし、内側にさらに
防漏性を改善するため、管路を有するフィルムを貼り合
わせても良い。さらに、防漏性を向上させるために、多
孔性フィルムを複数重ね合わせても良い。
【0022】
【実施例】以下、本発明について更に具体的に説明する
ため,以下に実施例を示す。尚、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。実施例に示した透湿度、
耐水度、最大孔径、しみ出し開始時間は下記方法により
測定した値である。
【0023】(1)透湿度(g/m2・24hr) 多孔性フィルムから試料(10cm×10cm)を10
枚採取し、ASTME−96に規定される方法に準拠し
て、温度40℃、相対湿度60%、純水法の条件で測定
し、その平均値を算出する。測定時間は24時間とす
る。
【0024】(2)最大孔径(μm) 多孔性フィルムから試料3枚(約20cm×20cm)
を採取し、JIS K3832に準拠して、エタノール
を用いて3回測定し、その平均値を算出する。
【0025】(3)しみ出し開始時間(min) 縦横それぞれ10cmの正方形の多孔性フィルム試料を
準備する。予め、試料の中央部に直径5cmの円を描い
ておく。しみ出し促進溶液として界面活性剤溶液[新日
本理化(株)製、シノリンSPE200の0.5重量%
水溶液]を用いた。平板ガラス上に試料フィルムを置
き、厚さ2mmのポリカーボネート製のセル枠(縦7c
m、横7cm、高さ1.5cmのセルを縦5個、横3
個、計15セルに区切られた枠)をセットし、試料のマ
ーキングした円が各枠の中央にくるように調整する。該
円のほぼ中央部に上記溶液をスポイトにより10ml滴
下し、ガラス板へしみ出す様子をガラス板の下部より観
察する。直径5cmの円内に直径約0.5mmのピンポ
イントの不透明部が現れた時点をしみ出し開始時間とす
る。しみ出し開始時間が長いもの程、しみ出し性が改善
された試料である。試験は25℃の室温で行う。
【0026】(4)厚み(μm) 多孔性フィルムから試料[10cm四方]を10枚採取
し、各サンプルの中央近辺を、厚み測定機(Peaco
ck、アップライトダイヤルゲージ、型式:NO.2
5)を用いて厚みを測定し、平均値を算出して、これを
フィルム厚みとする。
【0027】実施例1 線形低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ウルトゼックスUZ2021L)43重量部、分岐状低
密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:ミラソ
ンF967)2重量部、炭酸カルシウム(同和カルファ
イン(株)製、商品名SST−40、平均粒径1.1μ
m)55重量部、エチレンビスステアリン酸アミド(日
本化成(株)製、商品名:スリバックスE)2重量部を
タンブラーミキサーにて混合した後、タンデム型混練押
出機を用いて、230℃において均一に混練し、ペレッ
ト状に加工した。このペレットをTダイが装着された押
出成形機を用いて、240℃において溶融製膜した。得
られたフィルムを70℃に加熱した予熱ロールと延伸ロ
ールとの間で、ライン速度20m/minで機械方向に
一軸延伸し、目付40g/m2、厚み45μmの多孔性
フィルムを得た。このフィルムをバックシートとして用
い、吸収性物品を作成した。多孔性フィルムの物性を表
1に示す。
【0028】実施例2 実施例1と同様な処方、方法で目付30g/m2、厚み
36μmの多孔性フィルムを得た。このフィルムをバッ
クシートとして用い、吸収性物品を作成した。多孔性フ
ィルムの物性を表1に示す。
【0029】実施例3 処方を線形低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商
品名:ウルトゼックスUZ2021L)41重量部、分
岐状低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ミラソンF967)2重量部、炭酸カルシウム(同和カ
ルファイン(株)製、商品名SST−40、平均粒径
1.1μm)57重量部、エチレンビスステアリン酸ア
ミド(日本化成(株)製、商品名:スリバックスE)2
重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で、目付4
0g/m2、厚み46μmの多孔性フィルムを得た。こ
のフィルムをバックシートとして用い、吸収性物品を作
成した。多孔性フィルムの物性を表1に示す。
【0030】比較例1 線形低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ウルトゼックスUZ2021L)35重量部、分岐状低
密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:ミラソ
ンF967)2重量部、炭酸カルシウム(同和カルファ
イン(株)製、商品名SST−40、平均粒径1.1μ
m)63重量部、エチレンビスステアリン酸アミド(日
本化成(株)製、商品名:スリバックスE)2重量部を
タンブラーミキサーにて混合した後、タンデム型混練押
出機を用いて、230℃において均一に混練し、ペレッ
ト状に加工した。このペレットをTダイが装着された押
出成形機を用いて、240℃において溶融製膜した。こ
のフィルムを70℃に加熱した予熱ロールと延伸ロール
との間で、ライン速度20m/minで機械方向に一軸
延伸し、目付40g/m2、厚み45μmの多孔性フィ
ルムを得た。このフィルムをバックシートとして用い、
吸収性物品を作成した。多孔性フィルムの物性を表1に
示す。
【0031】比較例2 実施例3と同様な処方、方法で目付40g/m2、厚み
38μmの多孔性フィルムを得た。このフィルムをバッ
クシートとして用い、吸収性物品を作成した。多孔性フ
ィルムの物性を表1に示す。
【0032】比較例3 処方を線形低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商
品名:ウルトゼックスUZ2021L)55重量部、分
岐状低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ミラソンF967)2重量部、炭酸カルシウム(同和カ
ルファイン(株)製、商品名SST−40、平均粒径
1.1μm)43重量部、、エチレンビスステアリン酸
アミド(日本化成(株)製、商品名:スリバックスE)
2重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で、目付
40g/m2、厚み45μmの多孔性フィルムを得た。
このフィルムをバックシートとして用い、吸収性物品を
作成した。多孔性フィルムの物性を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の多孔性フィルムは、体液等の耐
しみ出し性に優れる。そのため、使い捨ておむつ、整理
用ナプキン等の吸水性物品のバックシートとして極めて
有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月11日(2000.8.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【実施例】以下、本発明について更に具体的に説明する
ため,以下に実施例を示す。尚、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。実施例に示した透湿度、
大孔径、しみ出し開始時間、及び厚みは下記方法によ
り測定した値である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】比較例3 処方を線形低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商
品名:ウルトゼックスUZ2021L)55重量部、分
岐状低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ミラソンF967)2重量部、炭酸カルシウム(同和カ
ルファイン(株)製、商品名SST−40、平均粒径
1.1μm)43重量部エチレンビスステアリン酸ア
ミド(日本化成(株)製、商品名:スリバックスE)2
重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で、目付4
0g/m2、厚み45μmの多孔性フィルムを得た。こ
のフィルムをバックシートとして用い、吸収性物品を作
成した。多孔性フィルムの物性を表1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29L 7:00 105:04 A41B 13/02 F 105:16 A61F 13/18 320 B29L 7:00 Fターム(参考) 3B029 BC03 BC06 4C003 CA06 4F074 AA17A AA20A AA24A AA26A AC17 AC19 AC20 AC21 AC26 AC30 AC32 CA02 CA03 CC04X DA03 DA10 DA23 DA38 DA53 DA59 4F210 AA07 AA08K AB16 AB19 AG01 AG20 QA03 QC02 QG01 QG18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂40〜55重量
    %、及び無機充填材60〜45重量%を含むフィルムを
    少なくとも一軸方向に延伸して得られた多孔性フィルム
    であって、目付け(A:g/m2)と厚み(B:μm)
    の比が(B/A)≧1.0、最大孔径が2.0μm以
    下、しみ出し開始時間が10分以上、透湿度が500〜
    5000g/m2・24h、目付が10〜60g/m2
    あることを特徴とする多孔性フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂が、線型低密度ポ
    リエチレン98〜70重量%、及び分岐状低密度ポリエ
    チレン2〜30重量%を含むことを特徴とする請求項1
    記載の多孔性フィルム。
  3. 【請求項3】 厚みが10〜100μmであることを特
    徴とする請求項1記載の多孔性フィルム。
  4. 【請求項4】 吸水性物品のバックシート用である請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の多孔性フィルム。
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