JPH01144432A - 通気性フィルム - Google Patents

通気性フィルム

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JPH01144432A
JPH01144432A JP30479187A JP30479187A JPH01144432A JP H01144432 A JPH01144432 A JP H01144432A JP 30479187 A JP30479187 A JP 30479187A JP 30479187 A JP30479187 A JP 30479187A JP H01144432 A JPH01144432 A JP H01144432A
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stretching
filler
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清彦 中江
Toshio Kawakita
敏夫 川北
Takanori Kume
久米 孝典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は通気性フィルムに関する。詳しくはフィルムの
加工性に優れ、且つ、通気性・透湿性・感触・外観・機
械的強度に優れた通気性フィルムに関する。
〈従来の技術〉 樹脂と充填剤等とからなる樹脂組成物から得られるフィ
ルムを延伸して該フィルムに微細な空孔(ミクロボイド
)を発生させることによって、水等の液体は透過させな
いが水蒸気等の気体は透過させる通気性フィルムが得ら
れることは知られている(例えば特開昭58−1498
08号公報参照)。
かかる方法によって得られる通気性フィルムの引裂強度
等の機械的強度を窮めるためには、フィルムの延伸倍率
を低くすることによって樹脂の分子配向やフィルムの空
孔率を低減させたり、充填剤の含有量を少なくすること
によって空孔率を低減させなければならない。一方、優
れた通気性を有し延伸ムラがなく感触・外観の良好な通
気性フィルムを得るためには、それとは逆に、フィルム
の延伸倍率を高くしなければならない。
そこで、感触または柔軟性の良好な通気性フィルムを得
るために、樹脂と充填剤の他に第8成分として液状化合
物を含有する樹脂組成物を用いる方法が提案されている
(例えば特開昭58−15588号公報参照)。
また、柔軟性Φ通気性・透湿性に優れた多孔賀フィルム
の製造方法として、充填剤を多量に含有させても優れた
延伸性を示す密度の非常に低いエチレン−σ−オレフィ
ン共重合体を樹脂成分として使用する方法が提案されて
いる(特開昭62−149786号公報参照)。
更にまた、透湿性・柔軟性に優れた安価な透湿性フィル
ムとして、線状低密度ポリエチレン、無機充填剤、高圧
法低密度ポリエチレン及び/又は結晶化度80%未満の
エチレン−α−オレフィン共重合体からなるフィルムが
提案されている(特開昭62−164789号公報参照
)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 と述の従来技術のうち、延伸倍率や充填剤の含有量を低
減させる方法は、延伸ムラの発生による外観不良や通気
性不足という問題点を有しており、延伸倍率を高める方
法は、引裂強度や引張強度の低下という問題点のみなら
ず、通気性フィルムがホットメルト系接着剤の塗布時に
熱収縮を起こすという通気性フィルムの用途上の問題点
をも有している。
第8成分として液状化合物を用いる特開昭58−155
88号公報等の方法は、液状化合物が通気性フィルムの
表面ヘブリードするためにフィルムの表面がべとつき、
フィルムの高次加工において製造ラインを汚したり粘着
テープ等に対する通気性フィルムの接着性が低下すると
いう通気性フィルムの高次加工および用途上の問題点を
有している。
また、密度の非常に低い(0,870−0,910f/
11113)エチレン−α−オレフィン共重合体をmJ
 TIN成分として使用する特開昭62−149786
号公報の方法は、透湿性が不十分であるのみならず透湿
性と通気性とのバランスが悪く、通気性の割に透湿性が
低いという問題点を有している。同公報に記載された発
明が特徴としている1、5〜8倍程度の低倍率延伸と4
0〜70℃程変の低温延伸という延伸条件で得られた通
気性フィルムでさえ、延伸ムラは全く不充分であり実用
に供し難いものである。
更にまた、特開昭62−164789号公報で得られる
透湿性フィルムは、透個性には優れるものの柔軟性は全
く不充分であり、且つ引裂強度も低い。
延伸前のフィルムは通常、樹脂組成物をインフレーシ盲
ン加工法やTダイ加工法等で成形加工することによって
得られる。一般にこれら加工法の速度は遅いので生産性
が悪く、生産性を上げるために高速の引取速度下で成形
加工するといわゆるドローレゾナンスが発生するため厚
さの均一なフィルムが得られない。従って、薄肉のフィ
ルムも得られず安価な通気性フィルムを生産することが
できない。
優れた通気性・透湿性・感触・外観・強度を有性に優れ
、且つ、優れた通気性・透湿性・感触・外観・強度を有
する通気性フィルムを提供す本発明者らは加工性に優れ
、且つ、種々の優れた物性を有する通気性フィルムを得
るために鋭意研究を続けてきた。その結果、(B)特定
の線状低密度ポリエチレンと、何特定の分岐低密度ポリ
エチレンと、(Q充填剤とを特定の配合割合で含む組成
物から本発明の目的とする通気性フィルムが得られるこ
とを知見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、(N重量平均分子鎖長が1000
〜9000Aである25°Cにおけるキリレン抽出成分
18〜45重量%を含み、密度が01370〜0.91
5 f/att” テあり、l 71/トフローレート
が0.1〜30P/10分である線状低密度ポリエチレ
ン60〜95重量%と、■メルトフローレートが0.1
〜8054710分でダイスウェル比が1.2〜1.6
である分岐低密度ポリエチレン40〜5M量%とからな
る樹脂組成物t o o yii部ト、(c)充填剤5
0〜40011量部とを含む組成物からなる通気性フィ
ルムであているとは、25m/分以上の引取速度下で成
形加工しても)厚さが均一で表面の肌荒れや膜割れのな
い薄肉加工されたフィルムが得られることを言い、薄肉
加工とは秤量80 y/mz以下の加工を言う。また、
優れたフィルムの延伸加工性とは、延伸ムラがなく厚さ
が均一で膜割れがなく薄肉のフィルムに延伸できること
を言い、延伸ムラとは延伸される部分と延伸されない部
分が目視し得る程度に存在することを言う。
本発明で使用される線状低密度ポリエチレンは、重量平
均分子鎖長が1000〜9000にである25℃におけ
るキシレン抽出成分(以下「CXS成分」と言う)18
〜45重量%を含み、密度が0.870〜0.915 
?/3”であり、メルトフローレートが0.1〜80 
P/10分の線状低密度ポリエチレン(以下「成分(3
)」とも言う)である。線状低密度ポリエチレンとはエ
チレン−d−オレフィン共重合体であって、適用される
α−オレフィンは炭素数4〜12のd−オレフィンであ
り、−特にブテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペン
テン−1及びオクテン−1が好ましい。該エチレン−α
−オレフィン共重合体は公知の方法、例えば特開昭59
−99209号公報、特開昭59−28011号公報等
に記載されている方法によって製造することができる。
25℃におけるCXS成分の重量平均分子鎖長が100
OX未満の場合は成形後のフィルム表面のべとつきや粘
着テープとの接着性の不良のために好ましくなく、90
00Aを越える場合は充坤剤の配合割合を増やすことが
困難となるので高い通気性を示す通気性フィルムを得る
ことができない。CXS成分の含有量が18重量%未満
の場合は充填剤の配合割合を増やすと充填剤の分散不良
や凝集が生じ、従ってフィルム強度の著しい低下やブツ
発生およびそれらに基づく大空きや水もれ等が起こるの
で好ましくなく、また、45重量%を越える場合は均一
な厚さのフィルムを得るのが困難である。
密度がo、 87 o t/lx3未満の場合はフィル
ム表面がべとつくのみならずフィルム強度および耐熱性
が低下し、0.915 F/33を越える場合は充填剤
の配合割合を増やすと充填剤の分散不良や凝集が生じる
のみならず、得られるフィルムは良好なしなやかさを持
たず高級感に乏しくなる。樹脂の流れ性を示すメルトフ
ローレートがo、14/lo分未満の場合は充填剤の分
散性やフィルム成形性が不良であり、80F/10分を
越える場合は強度の低いフィルムしか得られない。
好ましい線状低密度ポリエチレンは、重量平均分子鎖長
が1800〜6000又である25°CにおけるCXS
成分18〜85重量%を含み、密度が0.89〜0.9
1 f/cs”であり、メルトフローレートが0.5〜
10f/10分のものである。
上述したような特定の線状低密度ポリエチレンを使用す
ることにより、多量の充填剤を用いても充軟性・伸び・
機械的強度(引張衝撃強度、引張破断強度など)・延伸
性に優れたフィルムを与える組成物が得られる。
本発明で使用される分岐低密度ポリエチレンは、メルト
フローレートが0.1〜80P/10分でダイスウェル
比が1.2〜1.6である分岐低密度ポリエチレン(以
下「成分0」とも言う)であり、エチレンを公知の高圧
法で重合させることによって得られる。メルトフローレ
ートがo、 t y、’t o分未満の場合は成分(A
)との分散性が不充分なために得られるフィルムの強度
が良好でないのみならず、フィルムの押出成形加工性も
良好でなく、80 P/10分を越える場合は強度の低
いフィルムしか得られない。溶融樹脂の弾性を示すダイ
スウェル比が1.2未満のものはフィルムの成形性が良
好でなく、また、1.6を越えるものは押出成形加工性
が悪く、例えばドロー17ゾナンスが発生するため厚さ
の均一なフィルムが得られない。好ましい分岐低密度ポ
リエチレンはメルトフローレートが0.6〜toP/1
0分でダイスウェル比が1.25〜1.45のものであ
る。
成分■の配合割合5〜40重量%について、5重量%未
満の場合はミクロボイドの発生が顕著でないので通気性
に優れたフィルムを得ることができず、得られたフィル
ムの強度も良好でない。40重量%を越えろ場合はフィ
ルムの延伸性や強度が極めて低下する。
本発明で使用される充填剤(以下「成分(C)」とも言
う)の例として炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸バリウムなどの炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸カルシウムなどの硫酸塩、リン酸マグネシウ
ム、リン酸カルシウムなどのリン酸場、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化物、アルミナ、
シリカ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛
、酸化チタンなどの酸化物、塩化亜鉛、塩化鉄などの塩
化物、アルミニウム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪
藻土、タルク、カーボンブラック、火山灰などの無機充
填剤や木粉、バルブ粉などのセルロース系粉末、ナイロ
ン粉末、ポリエステル粉末、ポリカーボネート粉末、ポ
リプロピレン粉末、ポリ−4−メチルペンテン−1粉末
などの合成樹脂系粉末などの有機充填剤を挙げることが
でき、これらは単独または組合わせて使用される。フィ
ルムの通気性、感触・外観などの点から炭酸カルシウム
が特に好ましい。充填剤の平均粒径は0.1〜20μm
が好ましく、特に0.8〜5.0μmのものが好ましい
成分0の配合割合50〜400:!!31部について、
50重量部未満の場合は得られるフィルムの通気性が十
分でなく、また、400重量部を越える場合はフィルム
の成形性が困難であり厚さの均一なフィルムが得られな
いばかりか、フィルム強度も良好でない。
本発明においては、更に、充填剤の配合割合が大である
場合における充填剤の均ヤ分散性を向上させ、且つ、優
れた延伸性を緯持させるために分散剤を使用することが
できる。分散剤としては炭素数12〜22の脂肪酸のエ
ステルや塩が挙げられ、好ましいものの具体例はモノグ
リセリンモノステアレート、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム等であり、これらは単独または混合物
で用いられる。また、該分散剤を予めコーティングされ
た充填剤を使用する方法によっても同目的を達成し得る
なお、本発明の通気性フィルムを得るための組成物中に
は、本発明の効果を実質的に損わない範囲で酸化防止剤
、抗ブロツキング剤、無機系または有機系の顔料、帯電
防止剤、消臭剤、殺菌剤等を配合させることができる。
本発明の通気性フィルムを製造する方法は例えば次の通
りである。
まず、成分(8)と成分(B)と成分(C)、場合によ
っては更に分散剤等とを、ロール型またはバンバリー型
の混練機あるいは一軸または二軸押出機などを用いる通
常の方法で混合あるいは混練して組成物を得る。次いで
この組成物からインフレーシ曹ン加工、カレンダー加工
、Tダイ加工等の通常のフィルム成形方法によってフィ
ルムが製造されるが、高速加工という点からはTダイ加
工でフィルム引取速度25 m/91以上が好ましい。
次に、このフィルムを延伸することによってフィルムに
通気性を付与するが、延伸は一軸または二軸で行なわれ
る。−軸延伸の場合は通常ロール延伸が好ましいが、チ
ューブラ−延伸で引取り方向を強調させた延伸等でも可
能である。
また、延伸は一段でも二段以上でも可能である。
延伸倍率は1.2〜6.0倍である。1.2倍未満の場
合は通気性が非常に低く感触・外観も悪く、また、6.
0倍を越える場合はフィルム強度が低い。通気性・透湿
性・感触番外観(延伸ムラなど)・強度のバランスから
、延伸倍率は1.2〜4.0倍が好ましく、更に好まし
くは1.5〜8.0倍である。延伸の温度は得られる通
気性フィルムの通気性・透湿性や感触・外観に影響を及
ぼす重要な因子であり、−船釣には高温で延伸すると感
触・外観は良好であるが通気性・透湿性は高くなく、低
温で延伸すると通気性・透湿性は高いが感触・外観は不
良である。しかし、低温で延伸した場合に得られる本発
明の通気性フィルムは、高い通気性・透湿性と良好な感
触・外観とを同時に有している。本発明における延伸の
温度は通気性゛・透湿性と感触・外観・強度の点から8
0〜80°Cが好ましく、更に、85〜70°Cが好ま
しい。二軸延伸の場合は同時二軸での延伸も可能である
し、また、縦方向の延伸を行なった後に横方向を延伸す
る逐次二軸延伸も可能である。
本発明の通気性フィルムは通気度が150〜8500 
tx”/m’s分、透湿度が1000〜15000?/
m2・日、および引裂強度が5す/c111以上である
。通気度が150cm37m2・分未満の場合は透湿性
が実質的に発現しないことがあり、8500cyx3/
m”・分を越える場合は水漏れしたり通気性過多のため
に防風性能が劣り、用途によっては不都合である。透湿
度が100O?々2・日未満の場合は、例えば紙おむつ
のバックシートに用いたときにムレやカブレの発生原因
となり、また、15000 y/珈2・日を越える場合
は水漏れすることがある。通気度と透湿度は適度にバラ
ンスしていることが望ましい。通常、透湿度は等圧(常
圧)下で、通気度は加圧下でそれぞれ測定される(後述
)。このため、空孔径の分布が異っていても空孔断面積
が同じであれば透湿度は同じであり、通気度は空孔径に
依り変化する。従って、通気度に比較し透湿度が低すぎ
る場合は空孔径分布が広いことがあり、このような関係
において特に透湿度が高い場合には大空孔径部で水もれ
を生ずることがある。また、逆に通気度に比較し透湿度
が非常に高すぎる場合には透湿度のコントロールが困難
となり好ましくない。引裂強度が5す/c11未満の場
合は強度不足のために、例えば紙おむつのバックシート
等の用途に使用することは難しい。
〈実施例〉 以下、実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれ
によって限定されるものではない。
なお、実施例および比較例に示した物性の測定法は以下
の通りである。
重量平均分子鎖長: CXS成分の重量平均分子鎖長は
、東洋曹達■製のゲル浸透クロマトグラフィー(GPC
)811型にカラムとして0MH6−HDを2本取り付
け、iao’cの条件下でポリスチレンを基準として測
定した。
密度:樹脂の密度はJ工S K6760−1981に準
拠して密度勾配管法により23°Cで測定した。
通気度二連気性フィルムの通気性は、23℃でフィルム
に空気圧9.2Kg/ax”Gを加えた場合のフィルム
の単位面積あたり1分間の空気透過量を測定して表わし
た。
引裂強度:通気性フィルムの引裂強度は、Tl5P81
16に準拠してエルメンドルフ引裂強度をフィルム流れ
方向(以下、「MDJと言う)について測定した。
感触:通気性フィルムの感触は触指によって以下の基準
で判定した。
◎:非常に良好な感触である。
○:良好な感働である。
△:ややゴワゴワした感触である。
×:かなりゴワゴワした感触である。
延伸ムラ:通気性フィルムの延伸ムラは目視により以下
の基準で判定した。
◎;延伸ムラが全くない。
0:延伸ムラが殆んどない。
Δ:延伸ムラが少しある。
X:延伸ムラがかなりある。
メルトフローレート:J工S  K6760−1981
に準拠して測定した。
ダイスウェル比:メルトフローレートの測定において得
られるストランドの直径とオリフィスの直径との比とし
て求めた。
透湿度:通気性フィルムの透湿性は40°C1相対湿度
9096の雰囲気中で1時間状態調整した後その時点か
ら1時間後の水蒸気透過量を測定し、フィルムの単位面
積あたり1日に通過した水蒸気の量を測定して表わした
実施例1 成分(A)として重量平均分子炉長が870OAである
CXS成分21重量%を含み、密度が0、900 y/
a+’であり、メルト70−レートが1.8P/10分
であるエチレン−ブテン−1共重合体(以下、この線状
低密度ポリエチレンを第2表の通りrA−IJと記す)
90重量%と、成分何としてメルトフローレートがx、
sP/lo分でダイスウェル比が1.81である高圧法
低密度ポリエチレン(以下、この分岐低密度ポリエチレ
ンを@8表の通り「B−1」と記す)10重量%とから
なる樹脂組成物100重量部と、成分(C)として平均
粒径1.25μmの炭酸カルシウム(白石カルシウム■
製の商品名ホワイトン5SE(赤)、(以下この充填剤
を第4表の通りrC!−IJと記す)1501j景部と
、分散剤としてステアリン酸亜鉛1.2重量部とを森田
精機陣製のタンブラ−ミキサーMT5Q型によって予め
混合した後、得られた混合物を神戸製鋼妙製のBR型バ
ンバリー化よって120〜150℃で5分間さらに混練
して組成物を得た。
この組成物を南千住製作所製の65fi0押出機により
Tダイ成形(ダイス幅7QQM。
ダイリップ開度0.7 ff ) L、、坪量6717
m”のフィルムを得た。なお、フィルムの引取速度は8
5m/分であり、押出機の温度はシリンダー1を250
″C1シリンダー2、シリンダー8、ヘッド及びダイス
を280°Cとした。
このフィルムを日本製鋼■製のロール延伸機により50
℃でMDに1.9倍に延伸し、第1表に示す通り坪量8
517m”、通気度900cm37m”m分、透湿度6
000 f−/m”−日および引裂強度11、OKy 
/ extでありて、且つ、感触に優れ延伸ムラの殆ん
どない良好な通気性フィルムを得た。
実施例2〜11 第1〜4表に示した成分と配合割合の組成物を用い、第
1表に示したフィルム引取速度で実施例1と同様に行な
い通気性フィルムを得た。これらの通気性フィルムは第
1表に示す通り優れた性能を有していた。
比較例1〜9 第1〜4表に示した成分と配合割合の組成物を用いて実
施例と同様の製造条件で行なった。しかし、第1表に示
す通り通気性フィルムが全く得られないか、性能の優れ
ない通気性フィルムしか得られなかった。
第  2  表 第  8  表 第  4  表 〈発明の効果〉 本発明によれば、特許請求の範囲に記載された通り特定
された(A)エチレン−α−オレフィン共重合体と(B
)分岐低密度ポリエチレンと0充填剤とからなる組成物
から、優れた通気性・透湿性・強度・感触・外観を有す
る通気性フィルムを得ることができる。比較例で示した
ように、本発明の範囲外の組成物−すなわち、成分■を
用いなかった比較例1、分散剤の配合割合が過多である
比較例2、範囲外の成分(B)を用いた比較例5、範囲
外の成分(A)を用いた比較例6、成分(C)を範囲外
の配合割合で用いた比較例7、成分(A)と成分のとを
範囲外の配合割合で用いた比較例8と9の組成物−から
は、これら性能をバランス良く兼ね備えた通気性フィル
ムが得られない。これに対して、本発明の実施例ではこ
れら性能を非常にバランス良く兼ね備えた優れた通気性
フィルムが得られるのである。
この驚異的な効果は組成物の樹脂成分として成分−を併
用したことによるものである。驚くべきことに、該成分
を併用することによってフィルム延伸時に樹脂と充填剤
との間に微細な空孔が顕著に発生するので、低い延伸倍
率においてさえ優れた通気性・透湿性・強度を有し、且
つ、感触・外観の優れた通気性フィルムが得られるので
ある。更に、成分の)を併用することによってTダイ成
形等におけるフィルムの引取速度を上げることも可能と
なるから、不都合なドローレゾナンスを発生させること
なく厚さの均一な通気性フィルムを得ることができる。
本発明によって得られる通気性フィルムはその特性を生
かしてレジャーウェアのスポーツウェア・ガウン−レイ
ンコート等の衣料用、包帯・バンド・マスク・人工皮膚
・無菌包装・手術衣等の医療用、生理用品・使い捨てお
むつ・シーツ等のサニタリー用、食品・野菜・果物・植
物・医薬品等の包装用、壁紙、タタミ、ふとん、テント
、濾過膜、香料・殺虫成分等の徐放用等に使用すること
ができる。用途目的に応じて他の基材例えば不織布等と
組み合せて使用することもできる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)重量平均分子鎖長が1000〜9000Å
    である25℃におけるキシレン抽出成分18〜45重量
    %を含み、密度が0.870〜0.915g/cm^3
    であり、メルトフローレートが0.1〜30g/10分
    である線状低密度ポリエチレン60〜95重量%と、(
    B)メルトフローレートが0.1〜30g/10分でダ
    イスウェル比が1.2〜1.6である分岐低密度ポリエ
    チレン40〜5重量%とからなる樹脂組成物100重量
    部と、(C)充填剤50〜400重量部とを含む組成物
    からなる通気性フィルム。
  2. (2)通気度が150〜3500cm^3/m^2・分
    、透湿度が1000〜15000g/m^2・日、およ
    び引裂強度が5Kg/cm以上である特許請求の範囲第
    1項記載の通気性フィルム。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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