JP2001151917A - 多孔性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

多孔性フィルム及びその製造方法

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JP2001151917A JP33752499A JP33752499A JP2001151917A JP 2001151917 A JP2001151917 A JP 2001151917A JP 33752499 A JP33752499 A JP 33752499A JP 33752499 A JP33752499 A JP 33752499A JP 2001151917 A JP2001151917 A JP 2001151917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い液防漏性と、高い通気性を合わせ持つ多
孔性フィルム、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂25〜55重量%
及び微粒子充填剤75〜45重量%を含み、少なくとも
一軸方向に延伸された多孔性フィルムであって、多孔性
フィルムに形成された細孔の最大孔径(A:μm)とそ
のフィルム厚み(B:μm)が〔B≧25A〕なる関係
を満たし、且つ、透湿度が少なくとも500g/m2
24hr、厚みが5〜40μmであることを特徴とする
多孔性フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔性フィルム及
びその製造方法に関する。詳しくは、ポリオレフィン系
樹脂及び微粒子充填剤を含み、フィルム厚みに比してよ
り小さい最大孔径を有し、且つ高い透湿度を有する多孔
性シート、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂中に微粒子充填剤を
分散させ、溶融成形した後、延伸等によりそれぞれの界
面を剥離させることで製造された多孔性フィルムが提供
されている。これらの多孔性フィルムは、内部に多数の
微細な細孔を有しているため、高い透湿度を持ちながら
も細孔が十分微細であるために高い防水性を合わせ持
つ。これらの多孔性フィルムは、近年子供用の使い捨て
紙オムツの液防漏フィルムとして広く使用されるように
なってきている。これまでの通気性のない液防漏フィル
ムに比べ、オムツかぶれが低減し、風合いも柔軟で、廉
価、安全という面が高く評価されているためである。
【0003】生理用ナプキンの液防漏フィルムにもこれ
と同様の要望がある。特に、夏場のムレは、快適性の低
下に加え、ナプキン周辺の雑菌の繁殖をも促進し、衛生
面からも好ましくなく、一部で肌のトラブル等を訴える
ケースが増えている。これらの背景から、現在使われて
いる通気性のない液防漏フィルムから通気性を持った液
防漏フィルムへ変更しようとの要望が強まっている。
【0004】しかしながら、一般的に、子供用紙オムツ
に比べ、生理用ナプキンは液防漏性の要求が非常に厳し
い。例えば、経血がフィルムから浸透して下着が汚れる
などすることは生理用ナプキンの基本性能からいって好
ましくない。本発明者の試験によれば、通常、子供用紙
オムツで使用している多孔性フィルムでは、経血は少し
ずつ内部の細孔に浸透していき、経時的に反対側にしみ
出すことがわかっている。したがって、従来の子供用紙
オムツで使用している多孔性フィルムを、そのまま生理
用ナプキン用液防漏フィルムとして使用することはでき
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記しみ出しの原因と
して、多孔性フィルムのフィルム内部にある細孔の最大
孔径が、該多孔性フィルムの厚みに比して大きいためで
あることが考えられる。従来の多孔性フィルム、及びそ
の製造方法によれば、使用する微粒子充填剤が比較的大
きく、これにより生じる細孔も大きくなり、結果とし
て、多孔性フィルムが有する細孔の最大孔径が大きくな
る傾向がある。この最大孔径がそのフィルム厚みに比し
て大きいため、液防漏性が損なわれる問題が生じてい
た。一方、微粒子充填剤の粒子径を小さくした場合に
は、樹脂中への粒子の分散性が低下するために、フィル
ムとしての均一性が得られなかったり、均一分散できた
としても細孔が小さいために通気性が損なわれたりし
て、好ましいものが得られないという問題があった。こ
のように、通気性をもたらす細孔を有しながら、良好な
液防漏性、しみ出し防止性を発揮するという、いわば相
反する性質を併せ持つ多孔性フィルムが求められていた
が、具体的には良好なものが得られていなかった。本発
明の目的は、上記問題に鑑み、高い液防漏性と、高い通
気性を合わせ持つ多孔性フィルム、及びその製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、ポリオレフィン系樹脂に特定の平均粒子径、
及び最大粒子径を有する微粒子充填剤の所要量含むフィ
ルムを延伸し、所定の厚みとした多孔性フィルムが、高
い液防漏性を示し、且つ高い透湿度を有することを見出
し、遂に本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の第1発明は、ポリオレ
フィン系樹脂25〜55重量%及び微粒子充填剤75〜
45重量%を含み、少なくとも一軸方向に延伸された多
孔性フィルムであって、多孔性フィルムに形成された細
孔の最大孔径(A:μm)とそのフィルム厚み(B:μ
m)が〔B≧25A〕なる関係を満たし、且つ、透湿度
が少なくとも500g/m2・24hr、厚みが5〜4
0μmであることを特徴とする多孔性フィルムである。
【0008】また、第2発明は、ポリオレフィン系樹脂
25〜55重量%及び微粒子充填剤75〜45重量%を
含むフィルムを少なくとも一軸方向に延伸する多孔性フ
ィルムの製造方法であって、平均粒子径が0.1〜3μ
m、最大粒子径が1〜20μmである微粒子充填剤を用
い、少なくとも一軸方向に1.1〜3倍延伸することを
特徴とする多孔性フィルムの製造方法である。
【0009】本発明により提供される多孔性フィルムの
特徴は、ポリオレフィン系樹脂に特定の平均粒子径及び
最大粒子径を有する微粒子充填剤を含むフィルムを成形
し、得られたフィルムを特定の倍率で延伸を行い、所定
の厚みとした多孔性フィルムである点にある。かかる構
成を採用することにより、樹脂中に分散している微粒子
充填剤が比較的小さいために、延伸処理によってそこか
ら生じる細孔も小さく、最大孔径の小さい多孔性フィル
ムが得られる。また、微粒子充填剤が適度な粒子径を有
するために、樹脂中への分散が良好で、均一なフィルム
が得られる上に高い透湿度が得られる。さらには、体液
等の液防漏性を制御できる。従って、本発明の多孔性フ
ィルムは、生理用ナプキン等の衛生材料用に最も好まし
く使用でき、子供用紙おむつ用、食品等の包装材料用、
衣料用としても好適に使用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の多孔性フィルムは、ポリオレフィン系樹
脂、及び特定の形状を有する微粒子充填剤を含む樹脂組
成物を溶融成形してフィルムとなし、得られたフィルム
を少なくとも一軸方向に延伸を行い、所定の厚みとする
ことにより製造することができる。
【0011】多孔性シートに使用されるポリオレフィン
系樹脂とは、エチレン、プロピレン、ブテン等のモノオ
レフィン重合体及びそれらの共重合体を主成分とするも
のである。具体的には、低密度ポリエチレン、線型低密
度ポリエチレン(エチレン−α−オレフィン共重合
体)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン、エチレン−ポリプ
ロピレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂、ポリ4−
メチルペンテン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0012】これらのポリオレフィン系樹脂は、ツィー
グラー触媒の如きマルチサイト触媒を用いて製造された
樹脂であっても、また、メタロセン触媒の如きシングル
サイト触媒を用いて製造された樹脂であってもよい。こ
れらの内、シートへの成形性、得られたシートの耐熱性
及び延伸性等を総合的に勘案すると、エチレン−α−オ
レフィン共重合体である線型低密度ポリエチレン樹脂、
低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、及びエ
チレン−プロピレン共重合体が好ましい。上記樹脂は、
単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。ま
た、シートの成形性、延伸性等を考慮すると、メルトイ
ンデックスは、ポリエチレン系樹脂の場合、0.1〜1
0g/10min程度(190℃、荷重2.16k
g)、ポリプロピレン系樹脂の場合、1〜10g/10
min程度(230℃、荷重2.16kg)、ポリ4−
メチルペンテン系樹脂の場合、10〜70g/10mi
n程度(260℃、荷重5.0kg)であることが好ま
しい。ここで、本発明におけるメルトインデックスは、
ASTM D−1238に規定される方法により上記条
件で測定したものである。
【0013】本発明の多孔性フィルムは、上記ポリオレ
フィン系樹脂と、所定の微粒子充填剤を含む。微粒子充
填剤として、例えば、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
硫酸カルシウム、炭酸バリウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸
化チタン、シリカ、タルク等の無機充填剤が挙げられ
る。これらの内、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、及び
それらの混合物が好ましい。また、シリコン、スチレン
モノマーを重合させた合成樹脂充填剤も好ましい。これ
らの微粒子充填剤は単独で用いても、2種以上を混合し
て用いてもよい。
【0014】上記微粒子充填剤の平均粒径、及び最大粒
子径は、得られる多孔性フィルムの物性に影響を及ぼ
す。本発明に於いて用いる微粒子充填剤の平均粒径は
0.1〜3μmである。好ましくは0.3〜2μmであ
る。さらに好ましくは0.5〜1.8μmである。ま
た、微粒子充填剤の最大粒子径は1〜20μmである。
好ましくは1〜10μmである。
【0015】平均粒径が0.1〜3μmであり、最大粒
子径が1〜20μmである微粒子充填剤を用いると、得
られる多孔性フィルムの内部細孔径が小さく、同時に最
大孔径も小さなり、体液等の液防漏性が高いので好適で
ある。また、上記形状を有する微粒子充填剤は、適度の
粒子径を有し、多孔性フィルム内部に連通孔を形成しや
すいため、高い透湿度が得られるので好適である。さら
に、樹脂への分散性や、フィルムの延伸性も良好で、均
一なフィルムが得られるので好適である。
【0016】微粒子充填剤の平均粒径が3μmを超えた
り、最大粒子径が20μmを超えたりすると、多孔性フ
ィルムの内部の細孔径が大きくなる。その結果、フィル
ムの最大孔径が大きくなる。これにより、液防漏性が低
下するので好ましくない。また、平均粒子径が上記範囲
より大きくなると、フィルムの製造時に製膜破れ等の問
題を引き起こすので好ましくない。微粒子充填剤の平均
粒径が0.1μm未満であると、多孔性フィルムの細孔
径が小さくなりすぎて、多孔性フィルム内部に連通孔が
形成されにくくなり、透湿度が得られにくいので好まし
くない。また、樹脂へ微粒子充填剤粒子を均一に分散さ
せることが困難になる上に、延伸処理が困難であるため
に、均一なフィルムが得られず好ましくない。
【0017】これらの微粒子充填剤は、ポリオレフィン
樹脂との分散性を向上させるため、また樹脂との界面剥
離を促進させるため、さらには外部からの水分の吸収を
防ぐために表面処理が施されたものでもよい。表面処理
剤としては、微粒子充填剤の表面を被覆することによ
り、その表面を疎水化できるものが好ましい。例えば、
ステアリン酸、ラウリル酸等の高級脂肪酸、またはそれ
らの金属塩等を挙げることができる。
【0018】ポリオレフィン系樹脂と微粒子充填剤との
組成比は、シートの成形性、延伸性、得られる多孔性フ
ィルムの透湿度等に影響を及ぼす。微粒子充填剤の添加
量が、樹脂組成物全体の45重量%を下回ると、得られ
る多孔性フィルムの内部細孔が減少し、透湿度が低下す
るので好ましくない。また、微粒子充填剤の量が、樹脂
組成物全体の75重量%を超えると、透湿度は増大する
が、製造時に製膜破れ等の問題を引き起こしたり、樹脂
中への微粒子充填剤の分散が困難となるだけでなく、フ
ィルム強度も低下するために好ましくない。かかる観点
から、ポリオレフィン樹脂と微粒子充填剤との組成比
は、ポリオレフィン樹脂が25〜55重量%、微粒子充
填剤が75〜45重量%であることが好ましい。更に好
ましくは、ポリオレフィン樹脂が30〜45重量%、微
粒子充填剤が70〜55重量%である。
【0019】本発明の多孔性フィルムには、本発明の目
的を妨げない範囲で鉱物系、植物系、動物系、合成系、
石油系のワックス等の延伸助剤、安定剤、酸化防止剤、
着色剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、消臭剤、抗菌
剤等の他の添加剤を添加してもよい。これらの添加剤の
内、特に延伸性を向上させるため、鉱物系、植物系、動
物系、合成系、石油系のワックス等の延伸助剤を添加す
ることが望ましい。上記延伸助剤の添加量は多すぎると
シートの生産性が低下し、少なすぎると十分な効果が得
られないので、ポリオレフィン樹脂及び微粒子充填剤を
含む樹脂組成物100重量部に対し0.1〜3重量%が
好ましい。
【0020】本発明の多孔性フィルムは次の方法で製造
される。ポリオレフィン系樹脂と微粒子充填剤、必要に
応じてその他の添加剤とを添加した後、ヘンシェルミキ
サー、スーパーミキサー、タンブラー型等の混合機を用
いて混合し、その後、通常の一軸あるいは二軸スクリュ
ー押出機等によって混練し、ペレット化する。次いで、
そのペレットをポリオレフィン系樹脂の融点以上、好ま
しくは融点+20℃以上、分解温度未満の温度におい
て、Tダイ等が装着された押出成形機、円形ダイが装着
されたインフレーション成形機等の公知の成形機を用い
て溶融、製膜する。場合によってはペレット化せず直接
成形機で製膜することもできる。製膜されたフィルム
は、ロール法、テンター法等の公知の方法により、室温
以上、樹脂の軟化点(JIS K−6760に規定され
る方法により測定した値)未満の温度において、少なく
とも一軸方向に1.1〜3倍延伸を行う。延伸は、一段
で行ってもよいし、多段階に分けて行ってもよい。
【0021】また、延伸した後、必要に応じて得られた
開孔の形態を安定させるために熱固定処理を行ってもよ
い。熱固定処理としては、樹脂の軟化点以上、融点未満
の温度において、0.05〜100秒間熱処理する方法
が挙げられる。さらに、フィルムの厚みや風合い、延伸
性を向上させる等の目的でフィルムにエンボス処理を施
してもよい。エンボス処理は、延伸前、または延伸後、
または同時のいずれであってもよい。
【0022】延伸倍率は、得られる多孔性フィルムの物
性、延伸性に影響を及ぼす。延伸倍率が1.1倍を下回
ると、十分に細孔が形成されず、透湿度が低下するので
好ましくない。延伸倍率が3倍を超えると細孔は十分形
成されるが、逆に製造時のフィルム破れ等のトラブルが
発生し好ましくない。また、延伸により細孔径が大きく
なり、その結果フィルムの最大孔径が大きくなる。これ
により、液防漏性が低下するので好ましくない。かかる
観点から、多孔性フィルムの延伸倍率は1.1〜3倍が
好ましい。
【0023】本発明に係わる多孔性フィルムは、内部細
孔の最大孔径が、0.1〜1.6μmであり、その厚み
に比して小さいため、液防漏性が高いものである。通
常、多孔性フィルムの液防漏性は、厚みを同一とした場
合、細孔の最大孔径が小さいほど良好である。言い換え
ると、通常、多孔性フィルムの液防漏性は、細孔の最大
孔径を同一とした場合、厚みが厚いほど良好である。
【0024】通常、従来の多孔性フィルムは、厚み
(B)が5〜40μmである場合、最大孔径(A)は例
えば5μm以下であり、両者の関係は〔B<25A〕な
る関係にある。これに対し、本発明に係わる多孔性フィ
ルムは、厚み(B)が5〜40μmである場合、最大孔
径(A)が1.6μm以下であり、両者の関係は〔B≧
25A〕なる関係にある。
【0025】すなわち、本発明に係わる多孔性フィルム
は、フィルム厚みに応じて最低限必要とされる最大孔径
が異なる。最大孔径が小さいほどフィルム厚みを薄くす
ることができ、反対に最大孔径が大きい場合には、フィ
ルム厚みを厚くすることが必要となる。ただし、フィル
ム厚みが40μmを超えると、フィルム強度は増大する
が、フィルムの柔軟性が損なわれたり、廉価性に劣るた
め、液防漏フィルムとしては好ましくない。逆に、フィ
ルムの厚みが5μm未満ではフィルム強度が低下し、生
産性が低下する。かかる点を考慮すると、本発明の多孔
性フィルムの厚みは、5〜40μmであることが好まし
い。本発明の多孔性フィルムの最大孔径は、例えば、厚
みが40μmである場合、1.6μm以下であることが
好ましい。また、厚みが5μmである場合、0.2μm
以下であることが好ましい。各々の場合の最大孔径が上
記値を超えると、液防漏性が損なわれることになり、例
えば、生理用ナプキンの液防漏フィルムとして使用した
際に経血が経時的に多孔性フィルムからしみ出し、裏側
の下着を汚すことになり好ましくない。最大孔径の下限
はフィルムの厚みにより異なるが、通常、0.1μm程
度である。
【0026】上記組成及び製造条件で得られる多孔性フ
ィルムは、透湿度が少なくとも500g/m2・24h
rである。例えば、多孔性フィルムを生理用ナプキンの
液防漏フィルムとして用いるには、高い液防漏性と共
に、高い透湿度を有することが望まれる。本発明に於け
る多孔性フィルムの細孔径は適当な大きさであるため
に、透湿度が高いものである。多孔性フィルムの透湿度
が500g/m2・24hrを下回ると、着用者にム
レ、カブレ等を生じさせることとなり好ましくない。
【0027】
【実施例】以下、本発明について更に具体的に説明する
ため、以下に実施例を示す。尚、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。実施例に示したメルトイ
ンデックス(以下、MIという)、最大孔径、透湿度、
フィルム厚み、液防漏性、微粒子充填剤の平均粒径、最
大粒子径は、下記方法により測定した値である。
【0028】(1)メルトインデックス(g/10mi
n) ASTM D−1238−57T(E)に規定される方
法により、ポリエチレン系樹脂の場合、温度190℃、
荷重2160gの条件下、ポリプロピレン系樹脂の場
合、温度230℃、荷重2160gの条件下で測定す
る。
【0029】(2)最大孔径(μm) JIS K−3832に規定されたフィルターの大きさ
に測定サンプルを切り、装置に取り付ける。その後、貯
液槽にエタノールを入れ、ゲージを見ながらニードル弁
を少しずつ開け、試料面から気泡が発生した時のエヤー
圧を記録する。気泡発生時のエヤー圧から最大孔径
(A)を次式により算出する。 A(μm)=0.6369/エヤー圧(kg/cm2) なお、測定時の温度は25±2℃とする。、 (3)透湿度(g/m2・24hr) ASTM E−96に規定される方法に基づき、温度4
0℃、相対湿度60%、純水法の条件で測定する。測定
時間は24時間とする。
【0030】(4)フィルム厚み(μm) 多孔性フィルムから試料〔MD:10cm、TD:10
cm〕を10枚採取し、1枚につき3cm間隔で5点、
合計50箇所の測定点について、厚み測定機(PEAC
OCK社製、UPRIGHT DIAL GUAGE
NO.25)を用いて厚みを測定し、平均値を算出す
る。
【0031】(5)液防漏性 多孔性フィルムの表面と裏面の同一位置に10cm角の
濾紙(ADVANTEC TYPE:ANANASH
I)を置き、表面濾紙上に着色液(22dyne標準液
を赤インクにて着色したもの)2mlを滴下し、10k
g重りで均一に濾紙を加圧する。10分間後裏面濾紙に
しみ出している着色液の状態を観察する。 ○:まったく着色が認められない。△:面積比で5割未
満着色が認められる。×:面積比で5割以上着色が認め
られる。
【0032】(6)微粒子充填剤の平均粒径(μm)及
び最大粒子径(μm) レーザー回折散乱法粒度分布測定器(日機装(株)製、
形式:マイクロトラックX−100)を用いて計測し、
平均粒径(μm)及び最大粒子径(μm)とする。
【0033】実施例1 線型低密度ポリエチレン(三井化学(株)製、商品名:
ウルトゼックス2021L、密度:0.920g/cm
3 、MI:2.1g/10min)40重量%に対し、
硫酸バリウム(バライト工業(株)製、商品名:UD、
平均粒径(1.0μm)及び最大粒子径(8μm))6
0重量%をタンブラーミキサーにて混合した後、タンデ
ム型押出機を用いて230℃において均一に混練しペレ
ット状に加工した。このペレットをTダイが装着された
押出成形機を用いて、230℃において溶融押出して未
延伸フィルムを得た。得られた未延伸フィルムを70℃
に加熱した予熱ロールと延伸ロールとの間で1.1〜
3.0倍の延伸倍率で機械方向に一軸延伸した後、10
0℃にて熱固定を行い、厚み30μmの多孔性フィルム
1を得た。多孔性フィルム1は、最大孔径が小さく、透
湿度、液防漏性が良好であった。
【0034】実施例2 微粒子充填剤として炭酸カルシウム(備北粉化(株)
製、商品名:μ−POWDER 3S、平均粒径:1.
0μm、最大粒子径:8μm)を用いた以外、実施例1
と同様にして多孔性フィルム2を得た。多孔性フィルム
2は、最大孔径が小さく、透湿度、液防漏性が良好であ
った。
【0035】実施例3 多孔性フィルムの厚みを〔表1〕に示す値とした以外、
実施例1と同様にして多孔性フィルム3を得た。最大孔
径が小さく、透湿度、液防漏性が良好であった。
【0036】実施例4 微粒子充填剤として炭酸カルシウム(同和カルファイン
(株)製、商品名:SST−40、平均粒径:1.8μ
m、最大粒子径:12μm)を用いた以外、実施例1と
同様にして多孔性フィルム4を得た。多孔性フィルム4
は、最大孔径は比較的大きいが、透湿度、液防漏性全て
良好であり、実用上問題はなかった。
【0037】実施例5〜7 線型低密度ポリエチレンと硫酸バリウムの配合比率をそ
れぞれ〔表1〕に示す割合とした以外、実施例1と同様
にして多孔性フィルム5〜7を得た。多孔性フィルム
5、6、及び7は、最大孔径が小さく、透湿度、液防漏
性が良好であった。
【0038】実施例8 プロピレンホモポリマー(グランドポリマー(株)製、
商品名:F−103、密度0.900g/cm3、M
I:2.4g/10min)を用いた以外、実施例1と
同様にして多孔性多孔性フィルム8を得た。多孔性フィ
ルム8は、最大孔径が小さく、透湿度、液防漏性が良好
であった。
【0039】比較例1 多孔性フィルムの厚みが4μmとなるようにした以外
は、実施例1と同様にして多孔性フィルム9を作成しよ
うとした。しかし、製膜時にフィルム破れが多発し、良
好なフィルムが得られなかった。
【0040】比較例2 多孔性フィルムの厚みを〔表2〕に示す値とした以外、
実施例4と同様にして多孔性フィルム10を得た。多孔
性フィルム10は、透湿度は良好なものの、最大孔径が
大きく、フィルム厚みも薄いために、液防漏性が損なわ
れた。
【0041】比較例3〜5 線型低密度ポリエチレンと硫酸バリウムの配合比率をそ
れぞれ〔表2〕に示す割合とした以外、実施例1と同様
にして多孔性フィルム11〜13を得た。多孔性フィル
ム11は、最大孔径、透湿度は良好なものの、フィルム
厚みが薄いために、液防漏性が損なわれた。多孔性フィ
ルム12は、線型低密度ポリエチレンの配合比率が少な
いためにフィルム製膜時に破れが多発し、フィルムとす
ることができなかった。多孔性フィルム13は、最大孔
径、液防漏性は良好なものの、硫酸バリウムの配合比率
が低いために透湿度が低下した。
【0042】比較例6 微粒子充填剤として炭酸カルシウム(同和カルファイン
(株)製、商品名:FSK−40、平均粒径:4.2μ
m、最大粒子径:25μm)を用い、実施例1と同様に
して厚み45μmの多孔性フィルム14を得た。多孔性
フィルム14は、透湿度は良好なものの、最大孔径が大
きく、液防漏性が損なわれた。
【0043】比較例7 微粒子充填剤として硫酸バリウム(堺化学(株)製、商
品名:B−55、平均粒径:0.06μm、最大粒子
径:<1μm)を用いた以外、実施例1と同様にして多
孔性フィルム15を得た。多孔性フィルム15は、最大
孔径、液防漏性は良好なものの、透湿度が低下した。ま
た、フィルム内での硫酸バリウムの分散状態が悪く、全
体に均一なフィルムが得られなかった。実施例1〜8で
得られた結果を〔表1〕、比較例1〜7で得られた結果
を〔表2〕にそれぞれ示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明により提供される多孔性フィルム
は、ポリオレフィン系樹脂及び特定の形状を有する微粒
子充填剤を含むフィルムを延伸し所定の厚みとしたもの
で、多孔性フィルムに形成された細孔の最大孔径(A:
μm)とそのフィルム厚み(B:μm)が〔B≧25
A〕なる関係を満たし、且つ、透湿度が少なくとも50
0g/m2・24hr、厚みが5〜40μmである。か
かる特性を有する多孔性フィルムは、優れた液防漏性を
示す。従って、生理用ナプキン等の衛生材料用に最も好
ましく使用でき、紙おむつ用として好適に使用すること
ができる。その他、食品等の包装材料用、衣料用として
も使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊関 勉 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 4F074 AA18 AA20 AA20A AA24 AA25A AA26A AA32 AA90 AC26 AC30 AE01 AE06 AG01 CA02 CA06 CA07 CC32Z CC42 DA03 DA23 DA24 DA39 DA53 DA59 4J002 BB031 BB051 BB121 BB151 BB171 BC022 CP032 DE076 DE106 DE136 DE146 DE236 DE246 DG046 DJ016 DJ046 FA082 FA086 FD012 FD016

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂25〜55重量%
    及び微粒子充填剤75〜45重量%を含み、少なくとも
    一軸方向に延伸された多孔性フィルムであって、多孔性
    フィルムに形成された細孔の最大孔径(A:μm)とそ
    のフィルム厚み(B:μm)が〔B≧25A〕なる関係
    を満たし、且つ、透湿度が少なくとも500g/m2
    24hr、厚みが5〜40μmであることを特徴とする
    多孔性フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂が、低密度ポリエ
    チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
    ン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共
    重合体から選ばれた少なくとも1種の樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載の多孔性フィルム。
  3. 【請求項3】 微粒子充填剤が、硫酸バリウム、及び炭
    酸カルシウムを含む無機充填剤、並びに、シリコン系樹
    脂、及びスチレン系樹脂を含む粒状合成樹脂から選ばれ
    た少なくとも1種の充填剤であることを特徴とする請求
    項1記載の多孔性フィルム。
  4. 【請求項4】 微粒子充填剤が硫酸バリウム及び炭酸カ
    ルシウムから選ばれた少なくとも1種の無機充填剤であ
    ることを特徴とする請求項1記載の多孔性フィルム。
  5. 【請求項5】 微粒子充填剤の平均粒子径が0.1〜3
    μm、最大粒子径が1〜20μmであることを特徴とす
    る請求項1記載の多孔性フィルム。
  6. 【請求項6】 最大孔径が0.1〜1.6μmであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の多孔性フィルム。
  7. 【請求項7】 多孔性フィルムが、生理用ナプキンの液
    防漏フィルムであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の多孔性フィルム。
  8. 【請求項8】 ポリオレフィン系樹脂25〜55重量%
    及び微粒子充填剤75〜45重量%を含むフィルムを少
    なくとも一軸方向に延伸する多孔性フィルムの製造方法
    であって、平均粒子径が0.1〜3μm、最大粒子径が
    1〜20μmである微粒子充填剤を用い、少なくとも一
    軸方向に1.1〜3倍延伸することを特徴とする多孔性
    フィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 ポリオレフィン系樹脂が、低密度ポリエ
    チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
    ン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共
    重合体から選ばれた少なくとも1種の樹脂であることを
    特徴とする請求項8記載の多孔性フィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 微粒子充填剤が、硫酸バリウム、及び
    炭酸カルシウムを含む無機充填剤、並びに、シリコン系
    樹脂、及びスチレン系樹脂を含む粒状合成樹脂から選ば
    れた少なくとも1種の充填剤であることを特徴とする請
    求項8記載の多孔性フィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 微粒子充填剤が硫酸バリウム及び炭酸
    カルシウムから選ばれた少なくとも1種の無機充填剤で
    あることを特徴とする請求項8記載の多孔性フィルムの
    製造方法。
  12. 【請求項12】 多孔性フィルムの細孔の最大孔径
    (A:μm)と厚み(B:μm)が〔B≧25A〕なる
    関係を満たし、且つ、透湿度が少なくとも500g/m
    2・24hr、厚みが5〜40μmであることを特徴と
    する請求項8記載の多孔性フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 最大孔径が0.1〜1.6μmである
    ことを特徴とする請求項8記載の多孔性フィルムの製造
    方法。
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