JPH01266150A - 透湿性フィルム - Google Patents

透湿性フィルム

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Publication number
JPH01266150A
JPH01266150A JP63096348A JP9634888A JPH01266150A JP H01266150 A JPH01266150 A JP H01266150A JP 63096348 A JP63096348 A JP 63096348A JP 9634888 A JP9634888 A JP 9634888A JP H01266150 A JPH01266150 A JP H01266150A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
inorganic filler
crystalline polymer
moisture
thermoplastic elastomer
Prior art date
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Pending
Application number
JP63096348A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Nishikawa
一郎 西川
Takaharu Abe
安部 隆晴
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH01266150A publication Critical patent/JPH01266150A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、紙おむつの防漏シート等として使用される透
湿性フィルムに関する。
(従来の技術) 従来から、使い捨て紙おむつのような衣料用或いは医療
用吸水素材の防漏シートとしては、線状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)を主体とする樹脂組成物を、溶融
成形し、得られたフィルムを少なくとも一方向に延伸す
ることによって液を通さず、蒸気だけ透過する微細な孔
を形成した透湿性フィルムが使用されている。
(発明の解決しようとする課題) しかしながら、このようにL−LDPEを主体とする樹
脂組成物からなる透湿性フィルムは、安価である反面、
耐熱性が低く、また機械的強度特に延伸方向に対して直
角な方向の引裂強度が小さいという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、耐熱性および延伸方向に直角な方向の引裂強度が大
きく、しかもしなやかな風合いを何する透湿性フィルム
を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の透湿性フィルムは、結晶融点が120℃以上の
結晶性ポリマーの20〜80%と熱可塑性エラストマー
の80〜20%とのブレンドポリマー 100重量部に
、平均粒径が5μm以下の無機充填剤を、50〜200
重量部配合した樹脂組成物をフィルム化し、少なくとも
 12096の延伸処理を施して成ることを特徴として
いる。
本発明に使用する結晶融点が120℃以上の結晶性ポリ
マーとしては、結晶融点が125〜135℃でメルトイ
ンデックス(旧)が0.03以上の高密度ポリエチレン
(HDPE)や、結晶融点が150〜taO℃で旧が1
.5以上のポリプロピレン(PP)を使用することがで
きる。特に加工性の点で旧0.5以上のHDPE、また
は17以上のPPの使用が望ましい。
また熱可塑性エラストマーとしては、エバフレックス(
三井ポリケミカル社商品名)のようなエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、エチレン−プロピレンラバー
、エラスレン(昭和電工社商品名)のような塩素化ポリ
エチレン、スチレン−ブタジェンラバー(5BR)、ミ
ラストマー(三井石油化学社商品名)のようなオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー、ミラストマー(日本ミラク
トラン社商品名)のようなウレタン系エラストマー等を
使用することができる。これらの熱可塑性エラストマー
として共重合体を使用する場合には、共重合成分がlO
〜40重量%程度のものが適している。
本発明において、結晶性ポリマーと熱可塑性エラストマ
ーの配合比率を、20〜80%=80〜20%としたの
は次の理由による。すなわち、熱可塑性エラストマーの
配合比率が20%未満の場合には、引裂強度が不充分と
なり、反対に熱可塑性エラストマーの配合量が80%を
越えると、延伸がかかりにくくなり、透湿性が低くなる
ためである。
本発明に使用する平均粒径が5μm以下の無機充填剤と
しては、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、け
いそう土、硫酸バリウム等が例示される。これらの無機
充填剤の中でも炭酸カルシウムの使用が好ましく、特に
平均粒径が1μm程度の微粒子状のものの使用が望まし
い。
本発明においてはこのような無機充填剤を、前記ブレン
ドポリマー 100重量部に対して50〜200重量部
の割合で添加混合する。
無機充填剤の配合量をこのような範囲に限定したのは、
無機充填剤の配合量がブレンドポリマー100重量部に
対して50重量部未満の場合には、耐熱性および透湿性
が不充分となり、反対に200重量部を越えると加工性
や風合い等のその他の特性が劣悪になってしまうためで
ある。
本発明において、フィルムの延伸比率が120%未満で
は一般に紙おむつ等で必要とされる3000〜4000
g/m2・24hrs程度の通気性が得られないので好
ましくない。なお、フィルムの厚さは、lO〜150μ
m程度が適当である。
本発明の透湿性フィルムは、次のようにして製造される
まず、ペレット状の結晶性ポリマー20〜80%と熱可
塑性エラストマー80〜20%とを、タンブラ−やヘン
シェルミキサーを用いてブレンドする。
次に、このブレンドポリマー 100重量部に、無機充
填剤を50〜200重量部の範囲で添加し、加圧ニーダ
−や連続押出機によって混練する。しかる後、インフレ
ーション成形あるいはTダイ成形によりフィルム状に成
形する。
このようにして得られたフィルムをロール延伸機にかけ
、少な(とも−軸方向に、1.2倍以上より好ましくは
2倍程度の倍率で延伸する。
以上の工程により、こうして水などの液体を通さず、水
蒸気のようなガス成分のみを透過させる透湿性の微細孔
を有する透湿性フィルムが形成される。
(作用) 本発明においては、結晶性ポリマーの使用により、延伸
方向と直角方向の耐熱性が向上し、100℃以下におけ
る延伸戻りが解消される。このように使用時の延伸戻り
がないので安定した透湿性が得られる。また、熱可塑性
エラストマーの使用によりしなやかさが得られ、延伸に
よる引き裂き強度の低下が防止される。
さらに、無機充填剤の配合により延伸時に微小な液密性
の通気孔が形成される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について記載する。
実施例1〜5 次表の割合で、結晶融点132℃、旧0.7のII D
 P Eとエバフレックス(酢酸ビニル含量25%のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体)とを、ヘンシェルミキサ
ー中で撹拌混合した後、これらのポリマー成分100重
量部に対して、平均粒径lμlの炭酸カルシウム 10
0重量部を加え、さらに撹拌混合した。
次いで、得られた樹脂組成物を加圧ニーダによってそれ
ぞれ混練、造粒し、これを押出機によってインフレーシ
ョン成形し、厚さ40μmのフィルムを成形した。しか
る後、これらのフィルムをそれぞれロール延伸機にかけ
、60〜80℃で2倍の倍率で一軸延伸を行った。
また比較のために、実施例で使用したL−LDPEおよ
びIt D P Eの単独に、炭酸カルシウムのみを同
量配合した樹脂組成物、あるいはIt D P Hにエ
バフレックスを本発明の配合範囲外の割合で配合した樹
脂組成物を用いて、実施例と同じ条件でそれぞれフィル
ムに成形し、次いで延伸処理を行った。
このように実施例および比較例で得られたフィルムの特
性を、それぞれ以下の方法でJ?J定した。
すなわち、透湿性を月S Z−0208に拠って測定し
、延伸方向に対して直角な方向の引裂強度をJIS P
−gtteに拠って一−1定した。また溶融温度を常法
によって4か1定した。さらにフィルム表面の風合いの
良し悪しを実際に手で触れて調べた。
これらの71−1定結果を次表の下欄に示す。
(以下余白) 配合組成は正量部 [発明の効果] 以上の実施例からも明らがなように、本発明の透湿性フ
ィルムは、充分な透湿性を有し耐熱性および風合いの点
で優れている。また、延伸方向と直角な方向の引裂強度
をはじめとする機械的強度が大きいので、つがいすて紙
おむつの防漏シートとして好適し、かつ簡易衣料などの
分野への使用の拡大が期待される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶融点が120℃以上の結晶性ポリマーの20
    〜80%と熱可塑性エラストマーの80〜20%とのブ
    レンドポリマー100重量部に、平均粒径が5μm以下
    の無機充填剤を、50〜200重量部配合した樹脂組成
    物をフィルム化し、少なくとも120%の延伸処理を施
    して成ることを特徴とする透湿性フィルム。
JP63096348A 1988-04-19 1988-04-19 透湿性フィルム Pending JPH01266150A (ja)

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