JPS5913538B2 - ネツカソセイジユシソセイブツ - Google Patents

ネツカソセイジユシソセイブツ

Info

Publication number
JPS5913538B2
JPS5913538B2 JP13776175A JP13776175A JPS5913538B2 JP S5913538 B2 JPS5913538 B2 JP S5913538B2 JP 13776175 A JP13776175 A JP 13776175A JP 13776175 A JP13776175 A JP 13776175A JP S5913538 B2 JPS5913538 B2 JP S5913538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pva
weight
polyolefin
plasticizer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13776175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5262362A (en
Inventor
謙二 鵜飼
猛 山之内
武 神谷
俊治 二杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP13776175A priority Critical patent/JPS5913538B2/ja
Publication of JPS5262362A publication Critical patent/JPS5262362A/ja
Publication of JPS5913538B2 publication Critical patent/JPS5913538B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン性不飽和酸またはその無水物 、で変
性されたポリオレフィンとポリビニルアルコール(以下
PVAと称す)とPVA用可塑剤とからなる、加工性に
優れ、加工後の成形品に優れた機械的性質を付与し、か
つ香気、酸素の透過を防ぎ、なおかつ耐水性及び衛生性
の優れた性質を有 。
する組成物に関するものである。ポリオレフィンは優れ
た透明性、柔軟性、及び衛生性等の見地から、食品類の
包装材料として広く使用されている。
しかしながら、ポリオレフィンは酸素や炭酸ガス等の気
体の透過性が大きいのが欠点であり、食品を長期間にわ
たつて保存する5 ことができない点で未だ満足しうる
ものではない。ポリオレフィンの気体透過性を抑制する
ために例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を
ポリオレフィンに混入したり(例えば特開昭49−39
678)、ポリオレフィンフィルムの表面10を塩素化
(例えば特公昭47−41096)するなどの方法が用
いられているが、該効果及び経済性の面で満足しうるも
のでなかつた。食品等の包装に用いられている熱可塑性
合成樹脂のうち酸素の透過度の最も低いのはPVAであ
15り次いでポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ナ
イロン、高密度ポリエチレン(以下HDPEと称す)の
順である。
従つて酸素の透過性の点からいえばPVAが最も適当と
いえるが、PVAは耐水性が著しく悪いうえに、加工性
も悪く通常のポフ0 りオレフィンの加工条件で成形す
ることは困難なので、゛PVAをポリオレフィンと共に
多層成形することは困難である。またPVAとポリオレ
フィンとをブレンド成形しようとしても両者の相溶性が
悪いので均一な混合物が得られず、その結果加’5 工
性が悪いうえに不透明で著しく機械的性質の悪い組成物
しかえられない。それ故、PVAとポリオレフィンとか
らなる組成物は実用に供することができない。このよう
な欠点、すなわちPVAとポリオレフィンとのブレンド
成形時の相溶性が悪ノ0 いという欠点を解決する方法
として、PVAとポリオレフィンとのブレンド成形時に
可塑剤として水もしくはグリセリン等を混在させること
は知られているが、水を使用した時には成形後乾燥状態
にすることによつて成形品の物性が低下し、また15グ
リセリン等を使用した時には成形品にグリセリンが経時
変化により表面に滲出してくるなどの現象を伴ない作業
性および衛生上に問題がある。PVAとポリオレフイン
とからなる組成物に伴なう前記のような欠点を解決すべ
く本発明者らは鋭意研究した結果、ポリオレフインのか
わりにエチレン性不飽和酸またはその無水物で変性した
ポリオレフインを用い、そして該変性ポリオレフインに
PVAおよび可塑剤を添加することによりポリオレフイ
ンとPVAとの相溶性を改善するとともに加工性の改良
、成形品の着色防止ならびに劣化防止をはかり、かつ機
械的性質に優れ、同時に酸素ガスの透過を著しく抑制し
うる組成物が得られることを見出し、本発明に到達した
本発明でいうポリオレフインとは、エチレン、プロピレ
ンまたはブテンの固体高分子量単独重合体または共重合
体を意味し、それらは例えば低密度ポリエチレン(以下
LDPEと称す)、高密度ポリエチレン(以下HDPE
と称す)、アイソタクチツクポリプロピレン(以下PP
と称す)、ポリブテンなどである。
ポリエチレンに関しては任意の公知の方法で作ることの
できるもので溶融指数(以下MIと称す)が0.01か
ら509/10分の範囲で密度が0.90〜0.979
/イのものが好ましく使用される。PPに関してはメル
トフローインデツクス(以下MFと称す)が0.3〜2
09/10分の範囲でアイソタクチツク含有量が80%
以上のものが好ましく使用される。
またエチレン−プロピレン共重合体については、プロツ
クコポリマ一、グラフトコポリマー、ランダムコポリマ
ーのいずれを使用してもよい。本発明によれば前記のよ
うなポリオレフイン100重量部当りエチレン性不飽和
酸またはその無水物を0.01ないし20重量部化学的
に結合させた変性ポリオレフインをPVAおよび可塑剤
とブレンドする。
本発明でいうエチレン性不飽和酸とはアクリル酸、メタ
クリル酸等の一塩基性不飽和カルボン酸、あるいはマレ
イン酸、イタコン酸等の二塩基性不飽和カルボン酸であ
り、さらに該無水物とは前記二塩基性不飽和カルボン酸
の無水物すなわち無水マレイン酸、無水イタコン酸等で
ある。無水マレイン酸は特に本発明において適当なる化
合物である。前記のポリオレフインと上記のエチレン性
不飽和酸またはその無水物を化学的に結合させて変性ポ
リオレフインとするための方法は特に限定はないが、一
例として次のような方法があげられる。
ポリオレフインを例えば無水マレイン酸で変性するには
ポリオレフインと無水マレイン酸と有機過酸化物とをよ
く混合し、次いで押出機で溶融押出し、変性ポリオレフ
インを作る。該変性ポリオレフインをシートにして、赤
外分光光度計で無水マレイン酸のIR吸収帯である5.
6μと5.9μのIRピークを測定し、さらに無水マレ
イン酸抽出溶剤であるアセトン沸謄溶液で24時間抽出
した後にピークを測定し、前後の比率を求めたところ殆
ど変化がなかつた。すなわち投入した無水マレイン酸は
ほぼ全量ポリオレフインに化学的に結合したのである。
ポリオレフイン100重量部に対するエチレン性不飽和
酸またはその無水物の化学的結合量は0.01ないし2
0重量部好ましくは0.1ないし10重量部が適当であ
る。
該結合量が0.01重量部以下であるとPVAとの相溶
性が悪くなり所望の結果が得られない。また逆に該結合
量が20重量部以上となると樹脂が着色したり、特にポ
リエチレンなどではゲル化が進みフイルムなどの成形に
際してピンホールなどの原因となるので好ましくない。
また本発明に用いるPVAはその製法について特に限定
はないが、平均重合度500〜3000であれば変性ポ
リオレフインとの混合がしやすいため成形が容易である
平均重合度500以下のPVAの場合には、平均重合度
が500以上のPVAに比べて熱劣化が起りやすいけれ
ども、成形条件(温度)を極力調整してPVAの熱劣化
を誘導しないようにすれば、本発明においても該PVA
(平均重合度500以下のもの)は充分使用しうる。ま
た該PVAの鹸化度については70〜100(Ft)の
範囲内であるのが好ましい。さらにPVAに含有水分が
多い場合には成形時に発泡したりミクロボードが発生し
たりして成形品の透明性及び外観を損なうので含有水分
2.0重量%以下のものが好ましい。前記変性ポリオレ
フインとPVAとを溶融混合する際、高温にしなければ
均一に混合しない。
方PVAの溶融温度は220℃付近でかつ分解温度が2
40〜250℃であり、分解温度が溶融温度に近接して
いるため、PVAの分解なしに変性ポリオレフインと混
合するには細心の注意と高度の技術が必要である。本発
明は変性ポリオレフインとPVA組成物にさらにPVA
用可塑剤を所定量加えることにより前記欠点を解決した
のである。かかる可塑剤としては、グリセリン、エチレ
ングリコールなどの多価アルコール類、低分子量ポリエ
チレングリコール、低分子量ポリエチレングリコールグ
リセリルエーテル、低分子量ポリプロピレングリコール
グリセリルエーテル、尿素、アセトアミドなどのPVA
の可塑剤類が好適なものとしてあげられる。グリセリン
は特に本発明において適当なる化合物である。前記のエ
チレン性不飽和酸またはその無水物を化学的に結合させ
ることによりえられた変性ポリオレフインAとPVAB
と可塑剤Cとの配合割合はAlOO重量部に対して、B
5ないし200重量部好ましくは10ないし100重量
部、かつCをBの配合量の10〜50重量%に相当する
量である。
Bが5重量部以下の場合には得られた成形品の酸素透過
度が大きくなり物囲上余り期待できるものが得られず、
またBが200重量部以上の場合には相溶性が悪くなり
従つて得られた成形品の機械的物性も悪くなり、かつフ
イルム等に成形する時にバルブが不安定になり良好な製
品が得られない。CがB配合量の10重量%以下の場合
にはPVAの可塑剤としての効果がうすれ、高温成形時
にPVAの分解及び劣化が起り易く成形が至極困難とな
り、またCがB配合量の50重量%以上の場合にはPV
Aの可塑剤としての効果は充分であるが、得られた成形
品の表面に該可塑剤が滲出してくる欠点が生じる。さら
に該可塑剤がPVA配合量の10〜50重量%の範囲内
にある限り、可塑剤の量に応じてPVAの溶融温度を任
意に変えられ加工条件も広くなり該組成物の成形は容易
であり、かつ変性ポリオフレーンとPVAと該可塑剤と
を混合成形した時には、変性ポリオレフインと可塑剤と
において親和性があると思われ、成形品の表面に可塑剤
が滲出することはなく、よつて埃や細かいごみが付着す
ることもなく衛生上有効である。以上変性ポリオレフイ
ンAとPVAB・と可塑剤Cとの組成物について記載し
てきたが、該組成物に未変性ポリオレフインDを加えた
組成物が考えられ、これも本発明の範囲内にあると解釈
されるべきである。
すなわち例えば無水マレイン酸で変性したポリオレフイ
ンとこれと同種あるいは異種の未変性ポリオレフインと
PVAと可塑剤とを4成分ブレンド成形することにより
、さらに異なる物性を付与することができる。すなわち
無水マレイン酸変性HDPEと未変性LDPEとPVA
と可塑剤とを4成分ブレンド成形することにより得られ
る製品はLDPEのもつ柔軟性を生かした用途に使用で
きる。このように未変性ポリオレフインを無水マレイン
酸で変性したポリオレフインと混合して用いる場合にも
、組成物中の全ポリオレフイン100重量部に対して無
水マレイン酸量は0.01ないし20重量部であればよ
い。
全ポリオレフイン中の無水マレイン酸の濃度の低いもの
を得ようとするときは、あらかじめ濃度を高くした無水
マレイン酸変性ポリオレフインの少量に未変性ポリオレ
フインを加えて希釈すれば良く、マスターバツチ方式と
なり経済的にも有効である。以ヒのことは無水マレイン
酸以外のエチレン性不飽和酸またはその無水物を使用す
る場合にも適用される。本発明の組成物、すなわち変・
囲ポリオレフインとPVAと可塑剤とからなる組成物あ
るいは必要に応じてこれに未変性ポリオレフインを更に
加えた組成物、を作るための該諸成分の混合は通常よく
知られている方法すなわち、押出機、ロール混練機、バ
ンバリーミキサ一等の混練混合装置を用いることにより
なされうる。
さらに該組成物の成形は上記のような方法で得られた混
練混合物を用いて成形するのが好ましいが、各成分をド
ライブレンドすることにより直接成形機に送り成形品を
作ることもできる。 0以下実施例及
び比較例とを記すが本発明の効果である耐水性、加工性
、相容性とは以下のことをもつて判断するものである。
耐水性が良好であるか否かは、水に浸漬した成形物と水
に浸漬しない成形物とを引張強度、引張伸びにおいて比
較テストした結果、両者の強度、伸びに著しい変化が認
められないか認められるかをもつて判断する。
加工性が良好であるか否かは、たとえばインフレーシヨ
ン装置等でフイルム成形する際、バブルが安定であるか
どうか、またはフイルム面上に劣化等の原因によりゲル
が発生するかどうかをもつて判断する。相溶性が良好で
あるか否かは、組成物をシート等にして外観を観察する
すなわちシートを肉眼観察して、混合不均一による白濁
、あるいは表面の肌荒れ、さらにゲルあるいはフイシユ
アイ等の有無を観察することにより判断する。その外、
同シートの引張強度、伸びを測定することにより均一混
合の場合、強度、伸びが著しく向上することから相溶性
の判断ともなる。実施例 1〜2 MI5.5、密度0.96の高密度ポリエチレン(以下
HDPEと称す)100重量部に、無水マレイン酸(以
下MAHと称す)4.O重量部、および2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシン)−ヘキシン
−3(以下パーヘキシン2,5Bと称す)O.1重量部
をドライブレンドして混合し、20%押出機で230℃
の条件で押出して、無水マレイン酸変性ポリエチレン(
以下MP Eー1と称す)を得た。
前記MPE−1にPVA(平均重合度550、ケン化度
98.5)と可塑剤としてのグリセリンとを所定量加え
よく混合し、20〜押出機で所定の温度で溶融押出し造
粒後、加温加圧プレスにより171Lm厚のシートを作
り、該シートより試験片を打抜き、引張試験(JIS,
K6760)を行つた。
またガス透過度は該造粒物を40〜押出機にて所定の温
度でインフレーシヨン法により100μのフイルムを成
形し、ASTM,D1434の試験法にそつて測定した
。各測定結果を第1表に示す。フイルムをインフレーシ
ヨン成形する際においてバブルが安定しており加工性に
おいて何ら問題は生じなかつた。
さらにシートあるいはフイルム等の外観を観察した時、
白濁現象及びゲル発生もなく相溶性は非常に良好であり
、さらに可塑剤の滲出もなく埃などの付着もなかつた。
またPVAの分解あるいは劣化等による着色もなかつた
。これは第1表の引張試験結果にも反映されている。さ
らにガス透過度についても後記比較例の値と比べてみる
とガス透過度が非常に改良されたことがわかる。実施例
2−A 実施例2で作成したのと同一のシートを24時間水に浸
漬した後実施例2と同一な引張試験を行なつた。
その結果を第1表に示す。実施例2と実施例2−Aと比
較してみる吉引張試験において強度、伸びがほとんど変
化がなかつた。すなわち本発明組成物は耐水性において
も優れていることが明らかである。実施例 2−B 実施例2において使用したPVA(平均重合度550、
ケン化度98.5)を使用しないで他のPVA(平均重
合度2001ケン化度90)を使用した以外は全て実施
例2と同じ操作及び試験を行つた。
その結果を第1表にす。実施例2と実施例2−Bと比較
してみるとガス透過度において実施例2−Bの方がより
まさつている。
すなわち使用するPVAの平均重合度が小さい程、変性
ポリオレフインとの相溶性が良好となり、その結果ガス
透過度の小さい製品がえられる。実施例 3 可塑剤としてグリセリンの代りに低分子量ポリエチレン
グリコール(分子量約1000)を使用した以外は全て
実施例2と同じ操作及び試験を行い結果を第1表に示す
実施例2と実施例3とを比較してみると機械的性質及び
ガス透過度に大差はなく、かつ加工性においても何ら問
題は生じなかつた。
比較例 1〜3 実施例1〜2で使用したHDPEまたはMPE1にPV
A(実施例1〜2で使用したもの)、およびグリセリン
を所定量加え、または加えず、以下実施例1〜2と同様
な操作及び試1験を行い結果を第1表に示す。
比較例1と実施例1〜3との試1験結果より本発明組成
物はガス透過度が著しく改良されていることが明白であ
る。
さらに比較例2においては相溶性が悪いため機械的強度
が著しく低下しているばかりでなく、ガス透過度が著し
く大きい。比較例3においては可塑剤を使用していない
為、第1表のインフレーシヨン成形時の加工温度に示す
ごとく、加工温度が高く実施例2と比べ加工性において
困難さを伴い、さらに成形品は多少着色していた。実施
例 4〜5 M10.24、密度0.922の低密度ポリエチレン(
LDPE)100重量部にMAHl.O重量部およびt
−ブチルパーオキシベンゾエート(以下ハーフチルZと
称す)0.1重量部を加えて均一に混合した後、ブラベ
ンダ一社製プラストグラフを用いて180℃で混練し、
無水マレイン酸変性ポリエチレン(以下MPE−2と称
す)を得た。
MPE−2にPVA(平均重合度17501ケン化度9
8.5)と可塑剤としてのグリセリンを所定量加え均一
に混合して上記プラストグラフを用いて混練し、得られ
た該混練物を加温加圧プレスにより0.1m1厚のシー
トを作り、引張試験(JIS,Zl7O2)を行つた。
またガス透過度は該シートを使用し、ASTMDl43
4の試験法にそつて測定し、各測定結果を第2表に示す
さらに同表にはプラストグラフによる本発明組成物なら
びに後記比較例の混練温度を併記する。実施例4〜5に
おいても実施例1〜3と同様に相溶性、加工性、耐水性
、機械的強度が非常に優れ、かつガス透過度が非常に改
良されている製品がえられた。比較例 4〜7 実施例4〜5で使用したLDPEまたはMPE2にPV
A(実施例4〜5で使用したもの)と可塑性としてのグ
リセリンとを所定量加え、または加えず、以下実施例4
〜5と同様な操作及び試験を行い結果を第2表に示す。
比較例4と実施例4〜5との試験結果より本発明組成物
はガス透過度が著しく改良されていることが明白である
さらに比較例5〜6においては相溶性が悪い為機械的強
度が著しく低下しているばかりでなく、さらにガス透過
度が著しく大きい。比較例7においては可塑剤を使用し
ていないため、第2表のプラストグラフによる混練温度
に示すごとく、加工温度が高く実施例4と比べ加工性に
おいて困難さを伴い、さらに成形品は多少着色していた
。実施例 6 MFI3.0、密度0.91のポリプロピレン(PP)
100重量部にMAH3.0重量部及びパーヘキシン2
,5BO.1重量部を加えて均一に混合してプラストグ
ラフを用いて230℃で混練し無水マレイン酸変性ポリ
プロピレン(以下MPP−1ど称す)を得た。
MPP−1 100重量部にPVA(平均重合度120
0、ケン化度88)を25重量部と可塑剤としてグリセ
リンを10重量部加え均一に混合し、プラストグラフを
用いて混練し、実施例1〜2と同様にして1m7!t厚
のシートとO.1mm厚のシートを作り、117!のシ
ートを使用しJIS,K6758の試験法にそつて引張
試験を行い、さらにO.1mW!厚のシートを使用して
ガス透過度をASTMD1434の試験法にそつて測定
し、各測定結果を第3表に示す。
実施例 7 実施例6において得られたMPP−1 50重量部と実
施例6で使用したPP(未変性ポリプロピレン)50重
量部とPVA(実施例6で使用したもの)25重量部と
可塑剤としてグリセリン10重量部とを均一に混合し、
以下実施例6と同様な操作と試験を行い、各測定結果を
第3表に示す。
実施例6〜7の成形品においても相溶性、加工性、耐水
性、機械的強度が優れ、かつガス透過度が非常に改良さ
れている製品がえられた。特に実施例7で示すようにポ
リオレフインとして変性ポリオレフインと未変性ポリオ
レフインとを併用しても本発明の効果は充分得られる。
比較例 8〜10 実施例6で使用したPPまたはMPP−1にPVA(実
施例6で使用したもの)と可塑剤としてグリセリンとを
所定量加え、または加えず、以下実施例6と同様な操作
及び試験を行い結果を第3表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフィン100重量部当り0.01ないし2
    0重量部の化学的に結合したエチレン性不飽和酸または
    その無水物を含む変性ポリオレフィン100重量部とポ
    リビニルアルコール5ないし200重量部とポリビニル
    アルコールの配合量の10〜50重量%に相当する量の
    ポリビニルアルコール用可塑剤とからなる熱可塑性樹脂
    組成物。
JP13776175A 1975-11-18 1975-11-18 ネツカソセイジユシソセイブツ Expired JPS5913538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13776175A JPS5913538B2 (ja) 1975-11-18 1975-11-18 ネツカソセイジユシソセイブツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13776175A JPS5913538B2 (ja) 1975-11-18 1975-11-18 ネツカソセイジユシソセイブツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5262362A JPS5262362A (en) 1977-05-23
JPS5913538B2 true JPS5913538B2 (ja) 1984-03-30

Family

ID=15206208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13776175A Expired JPS5913538B2 (ja) 1975-11-18 1975-11-18 ネツカソセイジユシソセイブツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913538B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4600746A (en) * 1984-02-08 1986-07-15 Norchem, Inc. Polyvinyl alcohol alloys and method of making the same
US4575532A (en) * 1984-02-08 1986-03-11 Norchem, Inc. Polyvinyl alcohol alloys and method of making the same
JPS61272266A (ja) * 1985-05-28 1986-12-02 Showa Denko Kk 熱可塑性樹脂組成物
DE4433664A1 (de) * 1994-09-21 1996-03-28 Buna Sow Leuna Olefinverb Gmbh Thermoplastische Formmassen mit Gasbarriere-Eigenschaften
JP4584613B2 (ja) * 2004-04-13 2010-11-24 日本合成化学工業株式会社 樹脂組成物およびその用途

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5262362A (en) 1977-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4464438A (en) Blends of polyvinyl alcohol and ethylene-vinyl alcohol copolymer as grease resistant melt extrudable films
BE1010400A3 (fr) Composition a base de polyolefines et de copolymere ethylene-acetate de vinyle.
CA1115888A (en) Thermoplastic polyolefin film compositions
JPH083002B2 (ja) フィルム形成組成物から製造した防曇性フィルム
JPS63230757A (ja) 樹脂組成物
JP2652507B2 (ja) 樹脂組成物と二軸延伸フィルム、その製法、および食品包装材
JPS60212444A (ja) 透明な樹脂組成物
JPS5913538B2 (ja) ネツカソセイジユシソセイブツ
JP3765665B2 (ja) 多孔性フィルム及びその製造方法
JPS63264656A (ja) 熱成形用樹脂組成物
JPS5913537B2 (ja) ネツカソセイジユシソセイブツ
JPS6038445A (ja) 接着剤用又はフィルム用樹脂組成物
US7314901B2 (en) Polypropylene films
US5506297A (en) Resin composition and melt-extruded article formed therefrom
EP0339990B1 (en) Compositions comprising a but-1-ene polymer and a high density polyethylene
JPS6356259B2 (ja)
JPH0691827A (ja) 多層構造体
JP3429901B2 (ja) 変性ポリプロピレン
JPS5941867B2 (ja) 樹脂多層構造物
JP5450921B2 (ja) 架橋ポリオレフィンの製造方法および微架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体
JPS5825322B2 (ja) ゲルの少ない変性ポリオレフインの製造方法
JPH04323244A (ja) 樹脂組成物
JPH11198315A (ja) ポリ4−メチル−1−ペンテン系樹脂積層体
JPH04202549A (ja) 樹脂組成物および多層構造体
JPH04114060A (ja) 熱可塑性樹脂組成物