JPH11239425A - 小動物飼育容器用換気装置 - Google Patents

小動物飼育容器用換気装置

Info

Publication number
JPH11239425A
JPH11239425A JP4645798A JP4645798A JPH11239425A JP H11239425 A JPH11239425 A JP H11239425A JP 4645798 A JP4645798 A JP 4645798A JP 4645798 A JP4645798 A JP 4645798A JP H11239425 A JPH11239425 A JP H11239425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
small animal
adsorbent
container
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4645798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Tominaga
和利 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK
Original Assignee
TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK filed Critical TOMINAGA JUSHI KOGYOSHO KK
Priority to JP4645798A priority Critical patent/JPH11239425A/ja
Publication of JPH11239425A publication Critical patent/JPH11239425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な通気性を確保することができ、温度、
湿度の過度の上昇を防止できるとともに、異臭を有効に
除去でき、快適な飼育環境を得ることができる小動物飼
育容器用換気装置を提供する。 【解決手段】 吸着剤カートリッジ110が、空気導入
口及び空気排出口を有する吸着剤容器111と、その容
器内に収納された吸着剤116とを有する吸着剤カート
リッジ110と、吸気口及び排気口124を有するケー
シング121と、そのケーシング内に収容され、吸気口
から吸引した空気を排気口124から排出するための送
風ファンとを有する吸気手段120とを備え、吸着剤カ
ートリッジ110の空気導入口が通路形成用チューブ
5、6を介して小動物飼育容器1の出入口に連結される
とともに、吸気手段120の吸気口が吸着剤カートリッ
ジ110の空気排出口に連結されてなる小動物飼育容器
用換気装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハムスター等の
小動物を観賞、観察、飼育する場合に使用されるプラス
チック製等の略密閉型小動物飼育容器における換気装置
に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】ハムスターは、容姿やしぐさ
が非常に可愛らしく、また集合住宅等の狭いスペースで
も容易に飼育することができるので、近年、都市生活者
のペットとして人気を集めている。
【0003】このようなハムスター用飼育容器として
は、主要部が針金等の金属により構成されるケージタイ
プのものや、容器構成部品のほとんどが合成樹脂により
構成されるプラスチック製のものが一般に提供されてい
る。このうち、プラスチック製の飼育容器は、形状や色
彩等が斬新でデザイン的にも優れ、更に周知の熱成形に
より、効率良く製造できて安価であるが、その反面、容
器内の密封性が高過ぎて通気性に劣り、例えば夏期等に
おいては、容器内の温度、湿度が異常に上昇してしま
い、ハムスターを衰弱させ、場合によっては死去させて
しまったり、あるいは容器内に飼育動物特有の異臭がこ
もって、飼育環境を悪化させてしまう恐れがある。
【0004】このため、従来より、例えば容器壁部にス
リット状通気孔等を形成して、通気性を向上させるよう
にしているが、未だ十分な通気性を確保することができ
ず、温度、湿度の過上昇や、異臭の問題を、確実に解消
することは困難であった。
【0005】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、十分な通気性を確保することができ、温度、湿度の
過度の上昇を防止することができるとともに、異臭を有
効に除去することができ、快適な飼育環境を得ることが
できる小動物飼育容器用換気装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、周壁に小動物が通過可能な出入口を有
する略密閉型の小動物飼育容器の内部を換気するための
小動物飼育容器用換気装置であって、空気導入口及び空
気排出口を有する吸着剤容器と、その容器内に収納され
た吸着剤とを有する吸着剤カートリッジと、吸気口及び
排気口を有するケーシングと、そのケーシング内に収容
され、かつ前記吸気口から空気を吸引して排気口から排
出するための送風ファンとを有する吸気手段とを備え、
前記吸着剤カートリッジの空気導入口が前記小動物飼育
容器の出入口に連通されるとともに、前記吸気手段の吸
気口が前記吸着剤カートリッジの空気排出口に連通され
るよう構成されてなるものを要旨としている。
【0007】本発明の小動物飼育容器用換気装置におい
ては、吸着剤カートリッジの空気導入口が飼育容器の出
入口に連通されるとともに、吸気手段の吸引口が吸着剤
カートリッジの空気排出口に連通されるものであるた
め、吸気手段によって空気を吸引することにより、飼育
容器内の空気が吸着剤カートリッジを通過して吸気手段
の排気口から排出されるので、飼育容器内の空気がスム
ーズに循環排出する。更にこうして循環排出される空気
は、吸着剤カートリッジ内の吸着剤中を通過するので、
循環排出空気中の異臭成分や余剰水分が除去される。
【0008】また吸着剤が収納された吸着剤カートリッ
ジを構成要素とするものであるため、仮にカートリッジ
内の吸着剤の効力が弱くなってしまった場合には、カー
トリッジのみを取り替えるだけで、再び所定の吸着効果
を得ることができる。
【0009】一方、本発明においては、前記小動物飼育
容器の出入口に、小動物が通過可能な通路形成用チュー
ブからなる小動物通路が連結され、その通路に、前記吸
着剤カートリッジの空気導入口が連結されてなる構成を
採用するのが良い。
【0010】すなわちこの構成を採用する場合には、吸
着剤カートリッジや吸気手段を、位置的に制約されずに
所望の位置に支障なく設置することができる。
【0011】更に本発明においては、前記小動物通路の
途中に分岐口が設けられ、その分岐口に前記カートリッ
ジの空気導入口が連結されてなる構成を採用するのが望
ましい。
【0012】すなわちこの構成を採用する場合には、小
動物通路を換気装置によって封鎖してしまう等の不具合
を防止しつつ、飼育容器内の換気等を確実に行うことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
換気装置が適用されたハムスター用飼育システムを示す
斜視図である。
【0014】同図に示すように、このハムスター用飼育
システムは、飼育容器(1)と、多数のハムスター通路
形成用チューブ(5)(6)と、展望台(7)と、換気
装置(10)とを基本的な構成要素として備えている。
【0015】図1及び図2に示すように、飼育容器
(1)は、ベーストレー(2)と、上部カバー(3)
と、両者(2)(3)を連結する口縁材(4)とを有し
ている。
【0016】ベーストレー(2)は、底壁(21)と、
底壁(21)の周縁から上方に延びるように一体形成さ
れた周側壁(22)とを有する上端開放箱型の硬質合成
樹脂一体成形品をもって構成されており、左右側壁(2
2)(22)の中央上端には、U字状に切り欠かれるよ
うにしてU字状切欠部(23)(23)が形成されてい
る。
【0017】上部カバー(3)は、天井壁(31)と、
その天井壁(31)の周縁から下方に延びるように一体
形成された周側壁(32)とを有する下端開放箱型の透
明な硬質合成樹脂一体成形品をもって構成されており、
左右側壁(32)(32)の中央下端には、上記ベース
トレー(2)のU字状切欠部(23)(23)に対応し
て、逆U字状切欠部(33)(33)が形成されてい
る。また天井壁(31)には、その後部両側に、ハムス
ターが出入り可能な上部出入口(16)(16)が形成
されるとともに、中央領域に、多数の通気孔(18)を
有する開閉蓋(17)が開閉自在に設けられている。
【0018】この構成の上部カバー(3)をベーストレ
ー(2)に、対向周縁部同士を一致させるように被蓋す
ることにより、外観体裁の良好な飼育容器(1)が形成
される。このときベーストレー(2)のU字状切欠部
(23)に上部カバー(3)の逆U字状切欠部(33)
が対応して配置されて、両切欠部(23)(33)によ
り、側部出入口(15)(15)が形成される。
【0019】一方、口縁材(4)は、合成樹脂の一体成
形品からなり、中央にハムスターが通過可能なハムスタ
ー通過口(42)が形成されるとともに、その通過口
(42)の周縁に沿って、通路形成用チューブ(5)
(6)を嵌着するためのチューブ嵌着手段(43)が形
成されている。更に口縁材(4)は、その下部外周が上
記ベーストレー(2)の切欠部(23)に着脱自在に構
成されるとともに、上部外周が上部カバー(3)の切欠
部(33)に着脱自在に構成されている。
【0020】そして、ベーストレー(2)の切欠部(2
3)に口縁材(4)の下部外周を着脱自在に取り付ける
とともに、上部カバー(3)の切欠部(33)に口縁材
(4)の上部外周を着脱自在に取り付けることにより、
ベーストレー(2)及び上部カバー(3)が口縁材
(4)(4)を介して互いに連結されるよう構成されて
いる。なおこの連結状態においては、口縁材(4)のハ
ムスター通過口(42)が飼育容器(1)の側部出入口
(15)(15)に対応して配置される。
【0021】図1ないし図3に示すように、通路形成用
チューブ(5)(6)は、透明ないし半透明の硬質合成
樹脂成形品からなり、両端外周にフランジ(51)が形
成されている。更にチューブ(5)(6)のうち、分岐
口付チューブ(6)は、周側壁に、チューブ(5)
(6)の内径と同じ口径を有する分岐口(62)が設け
られ、その分岐口(62)の外周に、上記同様のフラン
ジ(51)が形成されている。そして、軟質合成樹脂製
のチューブ連結リング(52)を介して、各チューブ
(5)(6)の端部と端部、端部と分岐口(62)、分
岐口(62)と分岐口(62)をそれぞれ連結し得るよ
うに構成されており、必要に応じて所要形状のハムスタ
ー通路(55)(56)を形成できるよう構成されてい
る。
【0022】また各通路形成用チューブ(5)(6)の
フランジ(51)は、上記口縁材(4)のチューブ嵌着
手段(43)に着脱自在に嵌着し得るよう構成されてお
り、その嵌着状態においては、口縁材(4)のハムスタ
ー通過口(42)を介して飼育容器(1)の内部と通路
形成用チューブ(5)(6)とが連通するよう構成され
ている。
【0023】更に通路形成用チューブ(5)(6)は、
上部カバー(3)の上部出入口(16)(16)に挿通
配置し、その状態でチューブ(5)(6)に嵌着された
チューブ連結リング(52)の外周面を、上部出入口
(16)(16)の内周面に密着させることにより、上
部カバー(3)の上部出入口(16)(16)に連結で
きるよう構成されている。なお上部出入口(16)(1
6)には、必要に応じて、図示しない閉塞部材を取り付
けて、閉塞しておくことも可能である。
【0024】本実施形態においては、複数のチューブ
(5)(6)が連結されて形成されるハムスター通路
(55)の一端が、一方の側部出入口(15)の口縁材
(4)に連結されるとともに、その通路(55)の他端
がハムスター用展望台(7)に連結されている。
【0025】また、この通路(55)には、2つの分岐
口付チューブ(6)が介在されており、その一方の分岐
口付チューブ(6)の分岐口(62)には、複数のチュ
ーブ(5)からなる他のハムスター通路(56)の一端
が連結されるとともに、その通路(56)の他端が、上
部カバー(3)の一方の上部出入口(16)に連結され
ている。
【0026】更に他方の分岐口付チューブ(6)の分岐
口(62)には、本実施形態のポイントとなる換気装置
(10)が連結されている。
【0027】この換気装置(10)は、吸着剤カートリ
ッジ(110)と、吸気手段(120)とを有してい
る。
【0028】吸着剤カートリッジ(110)は、通路形
成用チューブ(5)(6)と同径の硬質合成樹脂製の筒
状吸着剤容器(111)を具備している。この容器(1
11)の一端側は閉塞されており、その閉塞壁には、多
数の通気孔(112)が形成されている。なおこの容器
(111)の一端側(閉塞側)端部によって、空気導入
口(113)が形成されるとともに、他端側(開放側)
端部によって、空気排出口(114)が形成されてい
る。
【0029】吸着剤容器(111)の内部には、シリカ
ゲル等の脱湿剤や、活性炭等の脱臭剤からなる吸着剤
(116)が収納されるとともに、容器(111)の一
端側閉塞壁内面及び他端側開放部には、吸着剤(11
6)が容器(111)外にこぼれ落ちるのを防止するた
めに、不織布等からなるフィルター(117)(11
7)が取り付けられている。
【0030】また吸着剤カートリッジ(110)の空気
導入口(113)及び空気排出口(114)の外周縁部
には、それぞれフランジ(115)が形成されており、
これらの導入口(113)及び排出口(114)を、上
記チューブ(5)(6)の端部及び分岐口(62)に、
チューブ連結リング(52)を介して連結できるととも
に、上記口縁材(4)のハムスター通過口(42)に直
接連結できるよう構成されている。
【0031】本実施形態においては、上記構成の吸着剤
カートリッジ(110)が、その吸気導入口(113)
を、チューブ連結リング(52)を介して、分岐口付チ
ューブ(6)の分岐口(62)に連結した状態に配置さ
れている。
【0032】一方、吸気手段(120)は、吸気口(1
23)及び排気口(124)が設けられたケーシング
(121)を具備している。このケーシング(121)
は、吸気口(123)及び排気口(124)の外周縁部
にそれぞれフランジ(125)(125)が形成されて
おり、これらの吸気口(123)及び排気口(124)
を、上記チューブ(5)(6)の端部及び分岐口(6
2)に、チューブ連結リング(52)を介して連結でき
るとともに、上記口縁材(4)のハムスター通過口(4
2)に直接連結できるよう構成されている。
【0033】またケーシング(121)の内部には、送
風ファン(126)と、そのファン(126)を回転駆
動するための駆動手段(127)とが収容されており、
駆動手段(127)の駆動により送風ファン(126)
を回転させることにより、吸気口(123)からケーシ
ング(121)内に空気が吸い込まれてその空気が排気
口(124)から排出されるよう構成されている。
【0034】なお図1及び図3において、(128)
は、駆動手段(127)に駆動電力を供給するための送
電線である。
【0035】本実施形態においては、上記構成の吸気手
段(120)が、排気口(124)を外部に開放すると
ともに、吸気口(123)を上記吸着剤カートリッジ
(110)の空気排出口(114)に、チューブ連結リ
ング(52)を介して連結した状態に配置されている。
【0036】以上の構成のハムスター飼育システムにお
いて、換気装置(10)の送風ファン(126)を回転
駆動すると、吸着剤カートリッジ(110)の内部が負
圧に設定されて、飼育容器(1)の内部や、各通路形成
用チューブ(5)(6)の内部等の飼育システム内部の
空気が、吸着剤カートリッジ(110)にその空気導入
口(113)から吸い込まれて、吸着剤容器(111)
内を通過した後、吸着剤カートリッジ(110)の空気
導出口(114)及び吸気手段(120)の吸気口(1
23)を通って、排気口(124)から外部に排出され
る一方、飼育容器(1)の通気孔(18)等から、適
宜、飼育システム内部に空気が導入されることになる。
【0037】このように飼育システムの内部の空気が強
制的に循環されて、システム内に十分な通気性を得るこ
とができる。従って、システム内における温度や湿度の
過度の上昇を確実に防止することができ、ハムスターに
とって快適な飼育環境を提供することができる。
【0038】更に飼育システム内から排出される空気
は、吸着剤カートリッジ(110)の吸着剤(116)
中に通過させるようにしているため、排出空気中の異臭
成分や余剰水分等の有害成分が除去されるので、飼育シ
ステム周辺に異臭が漂ったり、湿度が過度に上昇したり
するようなことがなく、周辺環境も良好に維持すること
ができる。
【0039】また換気装置(10)の吸着剤カートリッ
ジ(110)を、吸気手段(120)に対し着脱自在に
構成しているため、カートリッジ(110)内の吸着剤
(116)の効力が弱くなってしまった場合等には、カ
ートリッジ(110)のみを取り替えるだけで、所定の
吸着効果を再び得ることができる。従って、面倒な吸着
剤の詰め替え作業等を必要とせず、手間なく所定の吸着
効果を維持することができる。
【0040】また本実施形態においては、ハムスター通
路(55)に分岐口(62)を設けてその分岐口(6
2)に換気装置(10)を連結するようにしているた
め、換気装置(10)によってハムスター通路(55)
を封鎖してしまう等の不具合を確実に防止しつつ、上記
したような飼育システム内の換気等を確実に行うことが
できる。
【0041】また換気装置(10)は、飼育容器(1)
の小動物出入口(15)に連通させるものであるため、
飼育容器に換気装置取付口を設ける等の変更を加えるこ
となく、既存の飼育容器(1)にそのまま適用すること
ができる。
【0042】なお、上記実施形態においては、換気装置
(10)の排気口(124)を外部に開放するようにし
ているが、本発明においては、換気装置(10)の排気
口(124)を、チューブ(5)(6)等を介して、飼
育容器(1)に連通するようにしても良い。この場合に
おいても、飼育システム内の空気は循環するので、良好
な通気性を確保することができるとともに、その循環空
気は、吸着剤カートリッジ(110)を通って、異臭成
分や余剰水分が除去されるので、システム内の飼育環境
を快適に維持することができる。
【0043】もっとも、本発明においては、上記実施形
態に示すように、換気装置(10)の排気口(124)
を外部に開放しているため、飼育システム内の空気が外
部に排出されるのに伴って、新鮮な空気が飼育システム
内部に効率良く取り込まれるので、より一層快適な飼育
環境を提供することができる。
【0044】また、本発明においては、分岐口(62)
を有しないハムスター通路の一端を飼育容器(1)に連
結するとともに、そのハムスター通路の他端を換気装置
(10)に連結するようにしても良く、更に換気装置
(10)における吸着剤カートリッジ(110)の空気
導入口(113)を、飼育容器(1)の口縁材(4)に
直接連結するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の小動物飼育容器
用換気装置によれば、飼育容器の出入口に設けられる吸
着剤カートリッジと、その吸着剤カートリッジの空気排
出口に設けられる吸気手段とを備えるものであるため、
吸気手段の吸引作用により、飼育容器内の空気が、吸着
剤カートリッジを通過して吸気手段の排気口から排出さ
れる。このため、飼育容器内の空気が強制的に循環され
て、容器内に十分な通気性が得られるので、飼育容器内
における温度や湿度の過上昇を、確実に防止することが
でき、ハムスター等の小動物にとって快適な飼育環境を
提供することができる。更に飼育容器から排出される空
気を、吸着剤カートリッジ内の吸着剤中に通過させるよ
うにしているため、排出空気中の異臭成分や余剰水分が
除去される。従って、異臭が漂ったり、湿度が過度に上
昇したりするようなことがなく、より快適な環境を提供
することができる。特に排出空気を外部に放出するよう
な場合であっても、その空気は上記したように異臭成分
や余剰水分等の有害成分が除去されているので、周辺環
境を汚染するようなことはない。また吸着剤カートリッ
ジを吸気手段に対して別体に構成しているため、仮に吸
着剤が収納された吸着剤カートリッジを構成要素とする
ものであるため、吸着剤の効力が弱くなってしまった場
合には、面倒な吸着剤の詰め替え作業等を必要とせず
に、カートリッジのみを取り替えるだけで、所定の吸着
効果を維持することができるという効果がある。
【0046】また本発明において、飼育容器の出入口
に、小動物通路形成用チューブからなる小動物通路を介
して、吸着剤カートリッジの空気導入口を連結する場合
には、吸着剤カートリッジや吸気手段を、位置的に制約
されずに自由な位置に設置できるようになるので、所望
の飼育システムを構築することができるという利点があ
る。
【0047】更に本発明において、飼育容器の出入口に
連結された小動物通路に分岐口を設けて、その分岐口に
吸着剤カートリッジの空気導入口を連結する場合には、
小動物通路を封鎖してしまう等の不具合を防止しつつ、
上記の効果を確実に行うことができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である換気装置が適用され
たハムスター用飼育システムを示す斜視図である。
【図2】実施形態の飼育システムにおける飼育容器周辺
を示す分解斜視図である。
【図3】実施形態の飼育システムにおける換気装置周辺
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…飼育容器 15、16…出入口 22、32…周側壁 5、6…通路形成用チューブ 55、56…ハムスター通路 62…分岐口 10…換気装置 110…吸着剤カートリッジ 111…吸着剤容器 113…空気導入口 114…空気排出口 116…吸着剤 120…吸気手段 121…ケーシング 123…吸気口 124…排気口 126…送風ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に小動物が通過可能な出入口を有す
    る略密閉型の小動物飼育容器の内部を換気するための小
    動物飼育容器用換気装置であって、 空気導入口及び空気排出口を有する吸着剤容器と、その
    容器内に収納された吸着剤とを有する吸着剤カートリッ
    ジと、 吸気口及び排気口を有するケーシングと、そのケーシン
    グ内に収容され、かつ前記吸気口から空気を吸引して排
    気口から排出するための送風ファンとを有する吸気手段
    とを備え、 前記吸着剤カートリッジの空気導入口が前記小動物飼育
    容器の出入口に連通されるとともに、 前記吸気手段の吸気口が前記吸着剤カートリッジの空気
    排出口に連通されるよう構成されてなることを特徴とす
    る小動物飼育容器用換気装置。
  2. 【請求項2】 前記小動物飼育容器の出入口に、小動物
    が通過可能な通路形成用チューブからなる小動物通路が
    連結され、その通路に、前記吸着剤カートリッジの空気
    導入口が連結されてなる請求項1記載の小動物飼育容器
    用換気装置。
  3. 【請求項3】 前記小動物通路の途中に分岐口が設けら
    れ、その分岐口に前記カートリッジの空気導入口が連結
    されてなる請求項2記載の小動物飼育容器用換気装置。
JP4645798A 1998-02-27 1998-02-27 小動物飼育容器用換気装置 Pending JPH11239425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4645798A JPH11239425A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 小動物飼育容器用換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4645798A JPH11239425A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 小動物飼育容器用換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11239425A true JPH11239425A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12747701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4645798A Pending JPH11239425A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 小動物飼育容器用換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11239425A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020012085A (ko) * 2000-08-05 2002-02-15 정병현 소동물용 사육케이지
KR100353601B1 (ko) * 2000-08-07 2002-09-27 주식회사 바이오제노믹스 실험동물 사육용 케이지
KR100368747B1 (ko) * 2000-08-03 2003-01-24 주식회사 바이오제노믹스 마우스 사육 케이지 랙시스템용 공기조절장치
KR100986661B1 (ko) 2008-02-26 2010-10-18 주식회사 오리엔트이엔지 마우스 사육시설의 공조시스템
WO2012086110A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-28 Eatron, Inc. A cage for breeding a small animal
KR20160055387A (ko) * 2014-11-08 2016-05-18 최유필 애완동물 케어 시스템
KR20220105735A (ko) * 2021-01-21 2022-07-28 이은서 공기정화시스템을 형성하는 고양이 화장실
CN117136858A (zh) * 2023-11-01 2023-12-01 佳木斯大学 一种裸鼠异味净化过滤装置及其使用方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368747B1 (ko) * 2000-08-03 2003-01-24 주식회사 바이오제노믹스 마우스 사육 케이지 랙시스템용 공기조절장치
KR20020012085A (ko) * 2000-08-05 2002-02-15 정병현 소동물용 사육케이지
KR100353601B1 (ko) * 2000-08-07 2002-09-27 주식회사 바이오제노믹스 실험동물 사육용 케이지
KR100986661B1 (ko) 2008-02-26 2010-10-18 주식회사 오리엔트이엔지 마우스 사육시설의 공조시스템
WO2012086110A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-28 Eatron, Inc. A cage for breeding a small animal
KR20160055387A (ko) * 2014-11-08 2016-05-18 최유필 애완동물 케어 시스템
KR20220105735A (ko) * 2021-01-21 2022-07-28 이은서 공기정화시스템을 형성하는 고양이 화장실
CN117136858A (zh) * 2023-11-01 2023-12-01 佳木斯大学 一种裸鼠异味净化过滤装置及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6341579B1 (en) Litter box filter system
US5778822A (en) Method and apparatus for filtering odors generated in a pet litter container
CA2745373C (en) Apparatus, system, and method for isolating and venting a litter box
US5044325A (en) Ventilated litter box
US11000007B2 (en) Pet litter box
KR20160011469A (ko) 다기능 팬 모듈과 드라이룸 기능을 구비한 애완동물용 가방의 조립체
JPH11239425A (ja) 小動物飼育容器用換気装置
JP3850522B2 (ja) 排泄容器が適用された小動物用観賞飼育システム
JPH02156904A (ja) シューズボックス
KR101971577B1 (ko) 애완동물 드라이 장치
JP2009247397A (ja) 手乾燥装置
KR102009167B1 (ko) 산림욕 기능을 가진 공기청정기
KR102381074B1 (ko) 고양이 화장실의 공기정화장치
KR101539640B1 (ko) 설치류 사육용 캐비닛
KR200318114Y1 (ko) 가구에 적용된 착탈식 통풍구
KR100558273B1 (ko) 자연 가습 시스템과 이를 구비한 자연 가습형 공기청정기
JP2005261217A (ja) ペット用乾燥装置
KR102195423B1 (ko) 편백오일 송풍기능을 갖춘 공기청정기
JP4123414B2 (ja) 薬剤拡散装置
JP2000060344A (ja) 動物飼育装置
JPH0894166A (ja) 換気装置
JPH10191824A (ja) ぺットケージ
KR200423265Y1 (ko) 통풍 수납가구
JPS6345890Y2 (ja)
KR200266450Y1 (ko) 장독뚜껑