JPS6345890Y2 - - Google Patents

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JPS6345890Y2
JPS6345890Y2 JP1981084096U JP8409681U JPS6345890Y2 JP S6345890 Y2 JPS6345890 Y2 JP S6345890Y2 JP 1981084096 U JP1981084096 U JP 1981084096U JP 8409681 U JP8409681 U JP 8409681U JP S6345890 Y2 JPS6345890 Y2 JP S6345890Y2
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JP
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air
breeding
opening
hole
chamber
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JP1981084096U
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JPS57194666U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は実験動物用飼育装置に関するもので
ある。
一般に実験動物は実験や研究のために特定の菌
に感染させた動物を飼育する場合もあり、このよ
うな動物は研究者や作業者と隔離された飼育装置
の内部で飼育されなくてはならない。上記飼育装
置には実験動物を入れたケージを収納する飼育室
が複数配置して設けられており、多数の動物が同
時に飼育されるようになつている。また各飼育室
は前面に透明扉が取り付けられて密閉独立される
とともに、飼育装置の内部に循環経路が設けられ
飼育室の内部を負圧状態に保つことにより細菌や
塵埃などに汚染された空気が外部に流出するのが
防止されている。ところが上記飼育装置は使用状
態において飼育室の透明扉を開けた際に飼育室の
開口部が完全に遮断されていないため、飼育室内
部の汚染空気の外部への流出を完壁に防ぐことは
できないという問題が生じている。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
飼育室内を負圧状態にするとともに飼育室の前面
開口部にその開口部を遮断するエアカーテンを設
けることにより、飼育室の扉を開けた状態におい
て飼育室内部の汚染空気が外部に流出するのを完
全に防止して研究者や作業者に感染することがな
く、また外部の雑菌が飼育室内に吸い込まれるこ
とも防止できる実験動物用飼育装置を提供するこ
とを目的とする。以下この考案を図面を参照して
説明する。
第1図と第2図はこの考案の一実施例を示すも
ので、ステンレスなどのボツクス状の器枠1の内
部に複数の飼育室2,2……が形成されている。
これらの飼育室2は前面2aを開口して設けられ
この開口部3から実験動物を入れたケージ4を収
納する内箱5が出入れ自在に設けられている。上
記飼育室2の開口部3の内縁にはこの開口部3を
遮断するエアカーテン6を形成するための空気吹
出孔7とこれに対向して空気吸込孔8が設けられ
るとともに、飼育室2内に除菌された空気を送給
し、汚染された空気を排気する給気口9および排
気口10がそれぞれ設けられている。上記給気口
9は、第2図に示す如く上記空気吹出孔7よりも
内側の同一高さ位置に並べて配置され、さらにこ
れら給気口9および吹出孔7の向きは互いに平行
な同一方向となつている。上記吹出孔7および吸
込孔8は周知のフアン11やフイルター12を備
えパイプ13などで構成される循環経路14に連
結される。また上記給気口9および排気口10は
送風機15や除菌装置16を介して給気ダクト1
7および排気ダクト18にそれぞれ連結される。
第3図と第4図は空気の循環経路を示すもので
ある。第3図はエアカーテン6の循環経路14の
フアン11やフイルター12を送風機15および
除菌装置16に兼用して給気ダクト17、排気ダ
クト18およびパイプ13を連結したものであ
る。第4図のものはエアカーテン6の吸込孔8に
連結されたパイプ13と排気ダクト18とを合流
させフイルター12に通して除菌した後、分配し
てそれぞれフアン11および送風機15によつて
送給するようになつている。
しかして符号19はパツキン20を介して排気
口10に連結して排気するために内箱5の背板5
aに設けられた透孔である。また21は除菌フイ
ルター22は器枠1の外部に開閉自在に取り付け
られた透明扉、23は空気排出口である。
なお、上記送風機15から分岐して分岐管24
が排出口23に連結されている。この分岐管24
は給気ダクト17に送給する空気量を適当に調節
して飼育室2内部を負圧状態に保つためのもので
ある。また上記循環装置13等に用いられるフイ
ルター12、除菌装置16あるいは除菌フイルタ
ー21は周知のもので、空気中または外気中の細
菌や塵埃などを除去するHEPAフイルターなど
が使用される。
次に上記のように構成された実験動物用飼育装
置の作用について説明する。
まず、実験動物を入れたケージ4を内箱5内に
配置して、フアン11および送風機15の駆動ス
イツチ(図示せず)を操作して循環経路内の空気
を循環させる。上記の操作により図の矢印に示す
ように吹出孔7から空気が吹き出すとともに吹込
孔8に吸入されて第2図仮想線に示すエアカーテ
ン6(噴流層)が飼育室2の開口部3を遮断す
る。このため透明扉22を開けた状態においても
外部の雑菌や汚染された空気が飼育室2内に侵入
するのが防止される。また吸込孔8から吸い込ま
れた細菌などで感染された空気は排気口10から
フイルター12に送られて除菌され、この除菌さ
れた空気が再びパイプ13を通つて吹出孔7に送
給される。また送風機から給気口9に送給された
空気は第3図矢印の如く飼育室2内を通り透孔1
9および排気口10から排気ダクト18に排気さ
れる。そして排気された空気は除菌装置16に送
られて除菌され給気ダクト17に送給されて循環
される。この場合、送風機15から送られる空気
はその一部を分岐して排出口23から排出される
ため飼育室2内に送給される空気量は排気口10
から排気される空気量よりも少なく、飼育室2内
は負圧状態となつている。このため飼育室2内の
細菌や塵埃が外部に流出することはない。
なお、飼育室2内の実験動物を入れ換える場合
は、ケージ4を収納した内箱5を透明扉22を開
けて取り出す。この際内箱5の開口部に蓋(図示
せず)を被着した後、これを外部に取り出すこと
もできる。このようにすれば実験動物を飼育装置
内に飼育する場合だけでなく、それらの実験動物
を外部に取り出す場合においても、研究者や作業
者と実験動物を隔離した状態にすることができ
る。
以上説明したようにこの考案は、器枠内にケー
ジを収納可能に区画して複数の飼育室が設けら
れ、かつ飼育室の内部に空気を除菌して循環させ
る除菌装置において、上記飼育室の開口部を遮断
する空気吹出孔と空気吸込孔が設けられてなるか
ら、実験動物を飼育している時に飼育室の扉を開
けた状態においてもエアカーテンによつて飼育室
内部と飼育室外部が完全に遮断されるため飼育室
内の細菌や塵埃などで汚染された空気が外部に流
出したり、外部の雑菌も飼育室内に吸い込まれる
ことがない。こうして実験動物と研究者や作業者
と完全に隔離状態とすることができ感染を未然に
防止できるといつた効果を奏するものである。ま
た、特に本考案によれば、給気口の向きが空気吹
出孔と平行な同一方向となつているから、これら
から流出する空気が平行な層流となつて相互干渉
が起こらず、この結果、エアカーテンの機能に影
響を与えることがなく、したがつて、飼育室内は
常に正常に保たれ、その飼育室内の空気が開口部
から外部に流出するのを防止する効果が一段と高
められる。さらに、本考案によれば、飼育室の開
口部は開閉自在な扉により閉じられていて、エア
カーテン用の空気吹出孔と空気吸込孔、及び飼育
室内への給気口はいずれも扉の内側に位置する構
成としているから、扉を開閉しない通常の飼育状
態においては、即ち、扉を閉めた状態において
は、その扉の存在により飼育室内は外気流等の影
響を全く受けない状態となり、しかも、扉を開閉
した場合にはエアカーテンが扉の機能を受け持つ
作用を発揮するから、いずれの場合も飼育室は空
気の安定した循環状態に保たれる。この結果、実
験動物用飼育装置の如く飼育室内を負圧状態に保
つ場合には極めて有効なものとなり、理想的な空
気流の状態を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面略図、
第2図は一部破断側面図、第3図および第4図は
循環経路の他の実施例を示す略図である。 1……器枠、2……飼育室、3……開口部、4
……ケージ、6……エアカーテン、7……空気吹
出孔、8……空気吸込孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 器枠1内にケージ4を収納可能に区画して複数
    の飼育室2が設けられ、かつ飼育室2内の空気を
    除菌して循環させるための給気口9および排気口
    10を各飼育室2にそれぞれ開口させてなる循環
    装置が設備された実験動物飼育装置において、上
    記飼育室2の開口部3は開閉自在な扉22により
    閉じられ、かつ当該開口部3の内縁には、上記扉
    22の内側に位置して構成されるエアカーテン6
    によりその開口部3を遮断する空気吹出孔7と空
    気吸込孔8が設けられ、さらに上記給気口9は上
    記空気吹出孔7よりも内側に並べて配置され、か
    つ、これら給気口9および空気吹出孔7の向きは
    互いに平行な同一方向であることを特徴とする実
    験動物用飼育装置。
JP1981084096U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6345890Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981084096U JPS6345890Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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JP1981084096U JPS6345890Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57194666U JPS57194666U (ja) 1982-12-09
JPS6345890Y2 true JPS6345890Y2 (ja) 1988-11-29

Family

ID=29879472

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423929A (ja) * 1990-05-17 1992-01-28 Daruton:Kk 動物飼育装置
JP5377902B2 (ja) * 2008-08-07 2013-12-25 川崎設備工業株式会社 個別換気飼育ケージ・ユニット

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4532066Y1 (ja) * 1967-04-27 1970-12-08
JPS5353740U (ja) * 1976-10-08 1978-05-09

Patent Citations (2)

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JPS4532066Y1 (ja) * 1967-04-27 1970-12-08
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JPS57194666U (ja) 1982-12-09

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