JPH0379964B2 - - Google Patents
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- JPH0379964B2 JPH0379964B2 JP62044189A JP4418987A JPH0379964B2 JP H0379964 B2 JPH0379964 B2 JP H0379964B2 JP 62044189 A JP62044189 A JP 62044189A JP 4418987 A JP4418987 A JP 4418987A JP H0379964 B2 JPH0379964 B2 JP H0379964B2
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Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は多数の動物を室内に配設したラツク内
で飼育する動物飼育室に関するものである。
で飼育する動物飼育室に関するものである。
(従来の技術)
従来のこの種の動物飼育室は、飼育室を風量調
整可能な仕切壁を介して作業室と排気室とに区画
し、作業室内に複数段のラツクを配設して該ラツ
ク各段に実験用の動物を飼育するケージを配設
し、作業室側から排気室へ清浄な空気を流通させ
るように構成されている。
整可能な仕切壁を介して作業室と排気室とに区画
し、作業室内に複数段のラツクを配設して該ラツ
ク各段に実験用の動物を飼育するケージを配設
し、作業室側から排気室へ清浄な空気を流通させ
るように構成されている。
そして、作業室側からラツク格段を通して清浄
な空気を供給し、ラツクの背面から仕切壁を介し
て排気室側へと気流を一方向に通過させることに
より、動物同志の感染を防止すると共に作業員の
作業環境を動物の排泄物等の悪臭から保護するよ
うにしている。
な空気を供給し、ラツクの背面から仕切壁を介し
て排気室側へと気流を一方向に通過させることに
より、動物同志の感染を防止すると共に作業員の
作業環境を動物の排泄物等の悪臭から保護するよ
うにしている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような構造の動物飼育室に
よれば、清浄な空気が作業室からラツク内に流入
するので、作業室内の作業員が雑菌や実験用薬等
の毒物を保持していると動物に感染したり毒物の
影響がでたりする虞れがあり、又、室内の換気容
量は作業室全体に必要となつて大規模の空調装置
を設置しなければならない等の問題点がある。
よれば、清浄な空気が作業室からラツク内に流入
するので、作業室内の作業員が雑菌や実験用薬等
の毒物を保持していると動物に感染したり毒物の
影響がでたりする虞れがあり、又、室内の換気容
量は作業室全体に必要となつて大規模の空調装置
を設置しなければならない等の問題点がある。
本発明はこのような問題点を解消し、換気容量
を少なくすると共に作業員からの動物への感染を
なくすることを目的とする動物飼育室を提供する
ものである。
を少なくすると共に作業員からの動物への感染を
なくすることを目的とする動物飼育室を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明の動物飼育
室は、動物飼育室1を遮蔽壁板2によつて作業室
3とラツク配設室4とに区画し、該ラツク配設室
4内に複数段のケージ載置用水平棚板6,6…6
を有する動物飼育用ラツク5を配設することによ
つて、上記遮蔽壁板2と動物飼育用ラツク5の前
面間に空気吹出口11に通じる空気送給通路10
と動物飼育用ラツク5の背面側に排気口15に通
じる排気室13に区画し、上記遮蔽壁板2にラツ
ク各段に対応して連通するケージ取扱口18を設
けると共に、上記遮蔽壁板2又は/および各ケー
ジ取扱口18の開閉蓋20に複数の小孔21を穿
設して、該小孔21を通じて上記空気送給通路1
0を排気口14に通じる上記作業室3に連通させ
て上記空気吹出口11からの換気空気を上記空気
送給通路10で上記ラツク5側と上記作業室3側
とに分流させるように構成したことを特徴とする
ものである。
室は、動物飼育室1を遮蔽壁板2によつて作業室
3とラツク配設室4とに区画し、該ラツク配設室
4内に複数段のケージ載置用水平棚板6,6…6
を有する動物飼育用ラツク5を配設することによ
つて、上記遮蔽壁板2と動物飼育用ラツク5の前
面間に空気吹出口11に通じる空気送給通路10
と動物飼育用ラツク5の背面側に排気口15に通
じる排気室13に区画し、上記遮蔽壁板2にラツ
ク各段に対応して連通するケージ取扱口18を設
けると共に、上記遮蔽壁板2又は/および各ケー
ジ取扱口18の開閉蓋20に複数の小孔21を穿
設して、該小孔21を通じて上記空気送給通路1
0を排気口14に通じる上記作業室3に連通させ
て上記空気吹出口11からの換気空気を上記空気
送給通路10で上記ラツク5側と上記作業室3側
とに分流させるように構成したことを特徴とする
ものである。
(作用)
吹出口11からの清浄な空気は、通路10を流
通して動物飼育用ラツク5の各段に流入し、該ラ
ツク各段に配設したケージ7内を流動してケージ
内7を常に所定の環境に維持すると共に、ケージ
7内を流通した空気は排気室13へと排出され
る。
通して動物飼育用ラツク5の各段に流入し、該ラ
ツク各段に配設したケージ7内を流動してケージ
内7を常に所定の環境に維持すると共に、ケージ
7内を流通した空気は排気室13へと排出され
る。
このような空調状態においては、遮蔽壁板2の
ケージ取扱口18は閉止されており、吹出口11
から通路10を流通する空気のごく一部分は遮蔽
壁板2又はケージ取扱口10の開閉蓋20に穿設
した小孔21を通じて作業室3内に流入し、この
作業室3の適所に設けている排気口14から排出
されて作業室3内を常に清浄な空気に換気する。
ケージ取扱口18は閉止されており、吹出口11
から通路10を流通する空気のごく一部分は遮蔽
壁板2又はケージ取扱口10の開閉蓋20に穿設
した小孔21を通じて作業室3内に流入し、この
作業室3の適所に設けている排気口14から排出
されて作業室3内を常に清浄な空気に換気する。
又、ケージ取扱口18を開放して作業室3内か
ら作業員がケージの取出し等を行うと、通路10
を流通する新鮮な空気の一部がケージ取扱口18
を通し作業室3内に入り、作業室3内からの汚れ
た空気が動物飼育用ラツク5側へ流入するのを阻
止すると共に作業室3内を換気しながら室外に排
出される。
ら作業員がケージの取出し等を行うと、通路10
を流通する新鮮な空気の一部がケージ取扱口18
を通し作業室3内に入り、作業室3内からの汚れ
た空気が動物飼育用ラツク5側へ流入するのを阻
止すると共に作業室3内を換気しながら室外に排
出される。
(実施例)
本発明の実施例を図面について説明すると、1
は気密に形成されている動物飼育室で、その中央
部に配設した遮蔽壁板2によつて作業室3とラツ
ク配設室4とに区画してある。
は気密に形成されている動物飼育室で、その中央
部に配設した遮蔽壁板2によつて作業室3とラツ
ク配設室4とに区画してある。
5はラツク配設室4内に配設された方形枠状の
動物飼育用ラツクで、その内部を水平棚板6,6
…6によつて上下方向に複数段に区切られ、各棚
板6上に金網等からなる動物飼育用のケージ7を
載置してある。
動物飼育用ラツクで、その内部を水平棚板6,6
…6によつて上下方向に複数段に区切られ、各棚
板6上に金網等からなる動物飼育用のケージ7を
載置してある。
8はラツク5の開口前面において、各段に着脱
自在に取付けた前面板で、ラツク5内に流入した
空気が逆流するのを防止するものであり、これら
の各前面板8には空気流通孔9を穿設してある。
自在に取付けた前面板で、ラツク5内に流入した
空気が逆流するのを防止するものであり、これら
の各前面板8には空気流通孔9を穿設してある。
動物飼育用ラツク5は、その前面を前記遮蔽壁
板2の背面に対して一定の間隙部からなる通路1
0を存して配設されてあり、この通路10の上方
における天井面に空調装置(図示せず)に連結、
連通した空気吹出口11を開口させてある。又、
この動物飼育用ラツク5はその底部に装着したキ
ヤスター22により移動を容易にしてある。
板2の背面に対して一定の間隙部からなる通路1
0を存して配設されてあり、この通路10の上方
における天井面に空調装置(図示せず)に連結、
連通した空気吹出口11を開口させてある。又、
この動物飼育用ラツク5はその底部に装着したキ
ヤスター22により移動を容易にしてある。
12はラツク5の開口背面に取付けた風量調整
用仕切板で、この仕切板12を介して動物飼育室
1の後部内の空気通路を排気室13に形成し、該
排気室13と前記作業室3との天井面に排気口1
4,15を夫々設けてあり、仕切板12にはラツ
ク各段に連通する通気孔16が穿設されてある。
用仕切板で、この仕切板12を介して動物飼育室
1の後部内の空気通路を排気室13に形成し、該
排気室13と前記作業室3との天井面に排気口1
4,15を夫々設けてあり、仕切板12にはラツ
ク各段に連通する通気孔16が穿設されてある。
なお、これらの排気口14,15は空調装置に
連結連通させて積極的に空気の吸引を行うように
してもよく、又、単に外気に連通させておいても
よい。
連結連通させて積極的に空気の吸引を行うように
してもよく、又、単に外気に連通させておいても
よい。
さらに、前記前面板8,8…8に設けている空
気流通孔9,9…9から空気の通過総面積は、仕
切板12に設けたこれらの通気孔16,16…1
6の空気通過総面積よりも大きくしてあり、仕切
板12の各通気孔16の開口度を適宜な手段によ
つて調整可能にしてケージ内通過風量を調整でき
るようにしてある。
気流通孔9,9…9から空気の通過総面積は、仕
切板12に設けたこれらの通気孔16,16…1
6の空気通過総面積よりも大きくしてあり、仕切
板12の各通気孔16の開口度を適宜な手段によ
つて調整可能にしてケージ内通過風量を調整でき
るようにしてある。
17,17は仕切板12の背面外周縁の全周に
装着したパツキンで、夫々天井部、床部及び両側
壁部に密着させてラツク配設室4と排気室13と
を気密に区画してある。
装着したパツキンで、夫々天井部、床部及び両側
壁部に密着させてラツク配設室4と排気室13と
を気密に区画してある。
又、前記遮蔽壁板2には動物飼育用ラツク5の
各段に対応させてケージ7の取出し可能なケージ
取扱口18を穿設してあり、各ケージ取扱口18
は、作業室3側において、蝶番19を介して開閉
可能な蓋20によつて閉止されてある。この蓋2
0又は前記遮蔽壁板2に、第2図に示すようにラ
ツク5の仕切板12に設けられた空気通気孔16
よりも小径の小孔21を設けてあり、小間隔部空
気送給通路10を流通する新鮮な空気の一部が該
小孔21を通じて作業室3内に流入させ、該作業
室3を上記換気された状態となるように構成して
ある。
各段に対応させてケージ7の取出し可能なケージ
取扱口18を穿設してあり、各ケージ取扱口18
は、作業室3側において、蝶番19を介して開閉
可能な蓋20によつて閉止されてある。この蓋2
0又は前記遮蔽壁板2に、第2図に示すようにラ
ツク5の仕切板12に設けられた空気通気孔16
よりも小径の小孔21を設けてあり、小間隔部空
気送給通路10を流通する新鮮な空気の一部が該
小孔21を通じて作業室3内に流入させ、該作業
室3を上記換気された状態となるように構成して
ある。
なお、前記間隙部からなる通路10は、遮蔽壁
板2の蓋20を開いて作業員がそのケージ取扱口
18からラツク5内のケージ7を出し入れできる
程度の間隔に形成されてある。
板2の蓋20を開いて作業員がそのケージ取扱口
18からラツク5内のケージ7を出し入れできる
程度の間隔に形成されてある。
このように構成したので、空調装置から吹出口
11を通して通路10に清浄な空気を所定の圧力
でもつて供給すると、空気が該通路10を流下す
ると共にラツク5の前面板8に穿設した流通孔9
からラツク各段のケージ7内に入り、ケージ7を
新鮮な空気で充満させると共に仕切板12の通気
孔16を通して排気室13に流動し、該排気室1
3から排気口15を通じて室外に排出される。こ
の換気状態においては、仕切板12の通気孔16
の開口度を各段に応じて適宜に調整してあり、従
つて、ラツク各段の通過風量は各段において略等
しくなつている。
11を通して通路10に清浄な空気を所定の圧力
でもつて供給すると、空気が該通路10を流下す
ると共にラツク5の前面板8に穿設した流通孔9
からラツク各段のケージ7内に入り、ケージ7を
新鮮な空気で充満させると共に仕切板12の通気
孔16を通して排気室13に流動し、該排気室1
3から排気口15を通じて室外に排出される。こ
の換気状態においては、仕切板12の通気孔16
の開口度を各段に応じて適宜に調整してあり、従
つて、ラツク各段の通過風量は各段において略等
しくなつている。
又、この状態においては、遮蔽壁板2の蓋20
が閉じられているので、通路10を流通する新鮮
な空気は小孔21以外からは作業室3側に流通し
なく、従つて換気は小容量で行えるものであり、
又、小孔21から作業室3内に流入する一部の新
鮮な空気によつて作業室3の換気も可能となるも
のである。
が閉じられているので、通路10を流通する新鮮
な空気は小孔21以外からは作業室3側に流通し
なく、従つて換気は小容量で行えるものであり、
又、小孔21から作業室3内に流入する一部の新
鮮な空気によつて作業室3の換気も可能となるも
のである。
次に、作業員がケージ7の取出しのために遮蔽
壁板2に設けている蓋20を開けると、通路10
を流通している新鮮な空気の一部が該蓋20で開
放されたケージ取扱口18を通つて、作業室3内
に流入し、作業室3の排気口14から室外に排出
される。従つて、作業員が雑菌を保持していて
も、さらには作業室3の空気が汚れていても、作
業室3側からラツク配設室4内に空気が流入する
虞れがなく、動物が雑菌等によつて感染すること
がない。
壁板2に設けている蓋20を開けると、通路10
を流通している新鮮な空気の一部が該蓋20で開
放されたケージ取扱口18を通つて、作業室3内
に流入し、作業室3の排気口14から室外に排出
される。従つて、作業員が雑菌を保持していて
も、さらには作業室3の空気が汚れていても、作
業室3側からラツク配設室4内に空気が流入する
虞れがなく、動物が雑菌等によつて感染すること
がない。
なお、空気吹出口11や作業室3の排出口14
及び排気室13の排出口15は天井面ではなく、
側壁部等の適所に設けておいてもよい。
及び排気室13の排出口15は天井面ではなく、
側壁部等の適所に設けておいてもよい。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、前
記実施例における遮蔽壁板2を通路10を存して
動物飼育用ラツク5の前方部に一体に固定したも
のであり、このように、ラツク5と一体化してラ
ツク配設室4にラツク5を配設した時に、該遮蔽
壁板2で作業室3とを区画するように構成してあ
る。さらに、この遮蔽壁板2と前面板8間の通路
10は、その天井部等を吹出口11に対して伸縮
自在なジヨイント23により着脱自在に連結、連
通させるように構成してある。その他の構成は前
記実施例と同様である。
記実施例における遮蔽壁板2を通路10を存して
動物飼育用ラツク5の前方部に一体に固定したも
のであり、このように、ラツク5と一体化してラ
ツク配設室4にラツク5を配設した時に、該遮蔽
壁板2で作業室3とを区画するように構成してあ
る。さらに、この遮蔽壁板2と前面板8間の通路
10は、その天井部等を吹出口11に対して伸縮
自在なジヨイント23により着脱自在に連結、連
通させるように構成してある。その他の構成は前
記実施例と同様である。
なお、これらの実施例において、ラツク5の前
面開口部には必ずしも前面板8を設ける必要はな
く、ラツク5の前面と遮蔽壁板2間の通路10を
流通する空気をラツク5内に直接流入させ、ラツ
ク背面の仕切板12の通気孔16で通気量を調整
して排出するようにしてもよい。
面開口部には必ずしも前面板8を設ける必要はな
く、ラツク5の前面と遮蔽壁板2間の通路10を
流通する空気をラツク5内に直接流入させ、ラツ
ク背面の仕切板12の通気孔16で通気量を調整
して排出するようにしてもよい。
又、仕切板12をラツク5とは別体にして、ラ
ツク配設室4の排気室13間の室壁内面にその四
方端縁を気密に接した状態で配設しておいてもよ
い。
ツク配設室4の排気室13間の室壁内面にその四
方端縁を気密に接した状態で配設しておいてもよ
い。
さらに、以上の実施例においては、ラツク5の
前後側に設けた通路において、遮蔽壁板2側を吹
出口11に連通する通路10に形成すると共に他
方の通路を排気室13としたが、これとは逆に、
遮蔽壁板2側の通路を排気室に形成すると共に他
方の通路を吹出口と連通させてもよい。
前後側に設けた通路において、遮蔽壁板2側を吹
出口11に連通する通路10に形成すると共に他
方の通路を排気室13としたが、これとは逆に、
遮蔽壁板2側の通路を排気室に形成すると共に他
方の通路を吹出口と連通させてもよい。
(発明の効果)
以上のように本発明の動物飼育室によれば、動
物飼育室1内を遮蔽壁板2によつて作業室3とラ
ツク配設室4とに区画し、該ラツク配設室4内に
複数段のケージ載置用水平棚板6,6…6を有す
る動物飼育用ラツク5を配設することによつて、
上記遮蔽壁板2と動物飼育用ラツク5の前面間に
空気吹出口11に通じる空気送給通路10と動物
飼育用ラツク5の背面側に排気口15に通じる排
気室13に区画し、上記遮蔽壁板2にラツク各段
に対応して連通するケージ取扱口18を設けると
共に、上記遮蔽壁板2又は/および各ケージ取扱
口18の開閉蓋20に複数の小孔21を穿設し
て、該小孔21を通じて上記空気送給通路10を
排気口14に通じる上記作業室3に連通させて上
記空気吹出口11からの換気空気を上記空気送給
通路10で上記ラツク5側と上記作業室3側とに
分流させるように構成しているので、空気送給通
路10に供給された新鮮な空気をラツク各段に常
時正常な流れでもつて供給することができると共
にその一部を遮蔽壁板2の全面から小孔21を通
じて常時作業室内側に流出させてラツク側に対す
る作業室側からの雑菌等の侵入を常に防止するこ
とができるものであり、その上、該小孔21から
の流出空気を作業室3に設けた排気口14から排
出して小規模の空調装置で作業室3内を常に清浄
な空気によつて換気が可能となるものである。
物飼育室1内を遮蔽壁板2によつて作業室3とラ
ツク配設室4とに区画し、該ラツク配設室4内に
複数段のケージ載置用水平棚板6,6…6を有す
る動物飼育用ラツク5を配設することによつて、
上記遮蔽壁板2と動物飼育用ラツク5の前面間に
空気吹出口11に通じる空気送給通路10と動物
飼育用ラツク5の背面側に排気口15に通じる排
気室13に区画し、上記遮蔽壁板2にラツク各段
に対応して連通するケージ取扱口18を設けると
共に、上記遮蔽壁板2又は/および各ケージ取扱
口18の開閉蓋20に複数の小孔21を穿設し
て、該小孔21を通じて上記空気送給通路10を
排気口14に通じる上記作業室3に連通させて上
記空気吹出口11からの換気空気を上記空気送給
通路10で上記ラツク5側と上記作業室3側とに
分流させるように構成しているので、空気送給通
路10に供給された新鮮な空気をラツク各段に常
時正常な流れでもつて供給することができると共
にその一部を遮蔽壁板2の全面から小孔21を通
じて常時作業室内側に流出させてラツク側に対す
る作業室側からの雑菌等の侵入を常に防止するこ
とができるものであり、その上、該小孔21から
の流出空気を作業室3に設けた排気口14から排
出して小規模の空調装置で作業室3内を常に清浄
な空気によつて換気が可能となるものである。
さらに、遮蔽壁板2にラツク各段に連通するケ
ージ取扱口18を設けて各取扱口18に多数の小
孔21を穿設している開閉蓋20を開閉自在に配
設しているので、所望の段部のケージに対応する
開閉蓋20のみを開いてその段部のケージの出し
入れを円滑に行えると共に、該開閉蓋20を解放
してもラツク側から作業室に向かつて空気送給通
路10側から空気の一部が流出し、作業室3内の
空気が汚れていても、或いは作業員に雑菌等が付
着していても、飼育動物が雑菌等によつて感染す
る虞れがないものである。
ージ取扱口18を設けて各取扱口18に多数の小
孔21を穿設している開閉蓋20を開閉自在に配
設しているので、所望の段部のケージに対応する
開閉蓋20のみを開いてその段部のケージの出し
入れを円滑に行えると共に、該開閉蓋20を解放
してもラツク側から作業室に向かつて空気送給通
路10側から空気の一部が流出し、作業室3内の
空気が汚れていても、或いは作業員に雑菌等が付
着していても、飼育動物が雑菌等によつて感染す
る虞れがないものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
その簡略縦断側面図、第2図は遮蔽壁板の正面
図、第3図は本発明の別な実施例を示す簡略縦断
側面図である。 1……動物飼育室、2……遮蔽壁板、3……作
業室、4……ラツク配設室、5……動物飼育用ラ
ツク、6……水平棚板、7……ケージ、10……
通路、11……吹出口、12……仕切板、13…
…排気室、14,15……排気口、16……通気
孔、18……ケージ取扱口。
その簡略縦断側面図、第2図は遮蔽壁板の正面
図、第3図は本発明の別な実施例を示す簡略縦断
側面図である。 1……動物飼育室、2……遮蔽壁板、3……作
業室、4……ラツク配設室、5……動物飼育用ラ
ツク、6……水平棚板、7……ケージ、10……
通路、11……吹出口、12……仕切板、13…
…排気室、14,15……排気口、16……通気
孔、18……ケージ取扱口。
Claims (1)
- 1 動物飼育室1内を遮蔽壁板2によつて作業室
3とラツク配設室4とに区画し、該ラツク配設室
4内に複数段のケージ載置用水平棚板6,6…6
を有する動物飼育用ラツク5を配設することによ
つて、上記遮蔽壁板2と動物飼育用ラツク5の前
面間に空気吹出口11に通じる空気送給通路10
と動物飼育用ラツク5の背面側に排気口15に通
じる排気室13に区画し、上記遮蔽壁板2にラツ
ク各段に対応して連通するケージ取扱口18を設
けると共に、上記遮蔽壁板2又は/および各ケー
ジ取扱口18の開閉蓋20に複数の小孔21を穿
設して、該小孔21を通じて上記空気送給通路1
0を排気口14に通じる上記作業室3に連通させ
て上記空気吹出口11からの換気空気を上記空気
送給通路10で上記ラツク5側と上記作業室3側
とに分流させるように構成したことを特徴とする
動物飼育室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4418987A JPS63209529A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 動物飼育室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4418987A JPS63209529A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 動物飼育室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63209529A JPS63209529A (ja) | 1988-08-31 |
JPH0379964B2 true JPH0379964B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=12684623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4418987A Granted JPS63209529A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 動物飼育室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63209529A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH062016B2 (ja) * | 1990-07-06 | 1994-01-12 | ダイダン株式会社 | 動物飼育装置 |
DE102013105982A1 (de) * | 2013-06-10 | 2014-12-11 | Karl Volkhart König | Laborsystem und Verfahren zur Einwirkung auf ein Lebewesen, Beobachtung eines Lebewesens und/oder Versorgung eines Lebewesens |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573397U (ja) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | ||
JPS617951B2 (ja) * | 1981-08-04 | 1986-03-10 | Mitsubishi Electric Corp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS617951U (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-18 | 日立プラント建設株式会社 | 動物飼育室用局所空調装置 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP4418987A patent/JPS63209529A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573397U (ja) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | ||
JPS617951B2 (ja) * | 1981-08-04 | 1986-03-10 | Mitsubishi Electric Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63209529A (ja) | 1988-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |