JP3159684B2 - 動物飼育装置 - Google Patents
動物飼育装置Info
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Description
適した、一定の良好な環境の中で飼育する動物飼育装置
に関する。
育装置を示し、1は飼育作業者が作業する作業室であ
り、この作業室1の隣接部には下がり壁2等で仕切られ
たレタンチャンバ3が設けられる。前記作業室1内には
飼育ラック4が背部を前記レタンチャンバ3に取り外し
が容易な方法にて連通されて設けられる。この飼育ラッ
ク4の各棚の背部開口部には例えばステンレス等の立ち
上がり板5が上部をスリット状に開口するようにして設
けられ、又、前記飼育ラック4の各棚の前面開口部には
例えば帯電防止型の塩化ビニルシート等よりなる垂れ幕
6が上部を閉鎖するようにして設けられる。前記飼育ラ
ック4の各棚には飼育容器あるいは金網ケージが設置さ
れる。前記作業室1の上部には空気流入口7が設けられ
る。図中、矢印は気流分布を示し、矢印8は給気、矢印
9は排気を示す。
ク4に設置された飼育容器あるいは金網ケージの中の動
物の飼育作業をする。この場合、レタンチャンバ3は排
気ができるスペースがあればよく、作業者が入れるスペ
ースを必要としない為、その分作業室1のスペースを広
くすることができ、効率的な作業が実現できる。
即ち、レタンチャンバ3にはファン等の排気装置が接続
され、レタンチャンバ3内の排気が強制的に行われる結
果、空気流入口7から新鮮な空気は飼育ラック4の各棚
に設置された飼育容器あるいは金網ケージを通ってレタ
ンチャンバ3に流れ外部に排気される。この場合、飼育
ラック4に設けられた立ち上がり板5により吸込み風量
をコントロールすることができ、及び垂れ幕6により飼
育ラック4内の雰囲気が作業室1に流出するのを防止で
き、気流の流れを適正化することができる。前記立ち上
がり板5の高さは飼育ラック4の各棚の高さの11/1
2にし、前記垂れ幕6の高さは飼育ラック4の各棚の高
さの1/3にするとよい。例えば、飼育ラック4の高さ
を30cmとすれば、立ち上がり板5の高さは27.5
cm、垂れ幕6の高さは10cmにすればよい。
いは金網ケージを通った汚染された空気を速やかに排気
することにより、室内に流入される清浄な空気に汚染さ
れた空気が混合されることがなく、アレルギー、臭気の
ない快適な作業環境にすることができる。
浄な空気を供給することにより、実験動物間の微生物汚
染が従来に比して、遥かに少なく、アンモニアの滞留も
少ない良好な飼育環境をつくり出すことができる。
ムの動物飼育装置は、ラック前面から背面方向への気流
を作りラック内を換気するが、この一方向流システムの
動物飼育装置では、前面側の作業域で病原体が発生した
場合は、これが必ずラック内を通過し、実験動物を汚染
する可能性があった。
前面排気)では、作業域の塵埃および臭気に対する環境
が悪くなる。
チャンバー)に接続したダクトから給気される気流の動
圧により給気域上部に渦が生じ、一部分の圧力が低下す
るため上部の給気量が低下する傾向があり、均一な給気
は難しかった。
で、飼育ラック内の清浄度を高度に維持でき、且つ作業
域の作業環境をより良く維持でき、しかも給気域の給気
分布を均一にし得る動物飼育装置を提供することを目的
とする。
に本発明の動物飼育装置は、排気ダクトが接続された飼
育域と、前記飼育域に配置され背部に動物が通過できな
い通気性部材が設けられ前部に動物が通過できない隙間
を有した透明立ち上げ板が設けられた移動可能な飼育ラ
ックと、前記飼育ラックの背部側に前記通気性部材で仕
切られて設けられ給気ダクトに接続された多数の細孔を
有する給気中空部材が配置されて前記飼育ラック内に背
面側から均等に給気する給気域と、飼育作業者が作業す
る作業域と、前記作業域と前記飼育域を区分する開閉扉
とを具備することを特徴とするものである。また本発明
の動物飼育装置は、排気ダクトが天井に開口して取り付
けられた飼育域と、前記飼育域に配置され背部に動物が
通過できない通気性部材が設けられ前部に動物が通過で
きない隙間を有した透明立ち上げ板が設けられた移動可
能な飼育ラックと、前記飼育ラックの背部側に前記通気
性部材で仕切られて設けられ給気ダクトに接続された多
数の細孔を有する給気中空部材が配置されて前記飼育ラ
ック内に背面側から均等に給気する給気域と、給気口及
び排気口が設けられ飼育作業者が作業する作業域と、前
記作業域と前記飼育域を区分する開閉扉とを具備するこ
とを特徴とするものである。
毎に区画してもよい。
の形態例を詳細に説明する。
成説明図であり、図2は本発明の一実施形態例を示す平
面構成説明図である。即ち、11は飼育作業者が作業す
る作業域であり、この作業域11の天井には給気口12
及び排気口13が設けられる。前記作業域11の隣接部
には透明ガラス扉14で仕切られた飼育域15が設けら
れ、この飼育域15の上部はダクト配設部16と仕切壁
17で仕切られている。前記仕切壁17には排気ダクト
18が飼育域15の天井に開口して取り付けられ、この
排気ダクト18の開口部には金網(図示せず)が取り付
けられる。前記飼育域15はラック間仕切板19により
複数域に分割され、分割された各飼育域には複数棚より
なる飼育ラック20がキャスター21により移動可能に
して設けられる。この飼育ラック20の各棚の背部開口
部には逃亡防止用金網22が設けられ、又、前記飼育ラ
ック20の各棚の前面開口部(作業域11側の開口部)
には例えば帯電防止型の塩化ビニルシート等よりなる透
明立ち上げ板23が開閉可能にして設けられると共に透
明立ち上げ板23を閉じた状態では上部をスリット状に
開口するようにして設けられる。前記飼育域15の背面
側には前記逃亡防止用金網22で仕切られて給気域24
が設けられ、この給気域24の上部はダクト配設部16
と仕切壁17で仕切られている。前記仕切壁17には給
気ダクト25が給気域24に開口して取り付けられる。
前記給気域24は前記ラック間仕切板19に対応して給
気域仕切板26が設けられ、この給気域仕切板26で仕
切られた前記給気域24には多数の細孔を有する給気中
空部材例えば網目の細かい化学繊維の布よりなるダクト
状の袋27が前記給気ダクト25の開口部に接続されて
設けられる。前記飼育ラック20の各棚には飼育容器あ
るいは金網ケージ(図示せず)が設置され、この飼育容
器あるいは金網ケージ中に実験動物が入って飼育され
る。図中、矢印は気流分布を示し、矢印28は給気、矢
印29は排気を示す。
15、給気域24に区分する。飼育ラック20に対する
給気28は、給気域24の網目の細かい化学繊維の布よ
りなるダクト状の袋27の細かい網目から清浄空気を給
気させることで、飼育ラック20の各棚に対して均一な
給気を行うことができる。飼育域15の天井には、排気
ダクト18の排気口が設けられ給気域24から飼育ラッ
ク20を通過して送気された空気を排気する。作業域1
1の給排気は、作業域11内の給気口12及び排気口1
3により行う。飼育域15と給気域24は逃亡防止用金
網22で仕切り、飼育容器あるいは金網ケージから逃亡
した実験動物が給気域24へ進入するのを防止する。飼
育ラック20の前面には、立ち上げ板23を立ち上げ、
飼育容器あるいは金網ケージから逃亡した実験動物が飼
育ラック20外へでるのを防止する。その立ち上げ板2
3は上部に隙間を設けて、飼育ラック20内の空気を排
気する排気口とする。
り、給気域から清浄な空気が飼育ラックに供給されるた
め、飼育ラック内の清浄度が高度に維持できる。この場
合、給気域の給気は、網目の細かい化学繊維の布よりな
るダクト状の袋を通過させることによって、飼育ラック
に対する給気の上下左右方向の分布を均一にすることが
できる。給気域と飼育域排気口間の圧力損失が小さいの
で、飼育ラックを一部分外してもエアバランスの乱れが
無い。飼育ラック背面の給気域が清浄域であるので汚れ
が少なくなり、最も洗浄、滅菌がしにくいこの部分の管
理作業の頻度を少なくできる。
られるため、作業者及び作業域の汚染度が飼育ラック内
の清浄度に影響しない。一方、飼育ラックの前面側から
飼育ラック内の空気が排気されるが、飼育域と作業域を
透明ガラス扉で仕切ることで、実験動物から発生する臭
気及び塵埃等が作業域に滞留しないので作業環境をより
良く維持できる。作業者のアレルギー対策や臭気による
不快感の除去により労働環境の改善が図られる。
で仕切り、飼育ラックの前面は立ち上げ板で仕切るの
で、実験動物が飼育容器あるいは金網ケージから逃亡し
ても、飼育ラックから逃亡する虞はない。近年使用され
るようになってきた遺伝子操作動物は生態系及び環境に
対する安全性を配慮して実験動物の逃亡を防止しなけれ
ばならない。
ラック内の清浄度を高度に維持でき、且つ作業域の作業
環境をより良く維持でき、しかも給気域の給気分布を均
一にできる動物飼育装置を提供することができる。
ある。
ある。
る。
明ガラス扉、15…飼育域、16…ダクト配設部、17
…仕切壁、18…排気ダクト、19…ラック間仕切板、
20…飼育ラック、21…キャスター、22…逃亡防止
用金網、23…透明立ち上げ板、24…給気域、25…
給気ダクト、26…給気域仕切板、27…網目の細かい
化学繊維の布よりなるダクト状の袋、28…給気、29
…排気。
Claims (3)
- 【請求項1】 排気ダクトが接続された飼育域と、 前記飼育域に配置され背部に動物が通過できない通気性
部材が設けられ前部に動物が通過できない隙間を有した
透明立ち上げ板が設けられた移動可能な飼育ラックと、 前記飼育ラックの背部側に前記通気性部材で仕切られて
設けられ給気ダクトに接続された多数の細孔を有する給
気中空部材が配置されて前記飼育ラック内に背面側から
均等に給気する給気域と、 飼育作業者が作業する作業域と、 前記作業域と前記飼育域を区分する開閉扉とを具備する
ことを特徴とする動物飼育装置。 - 【請求項2】 排気ダクトが天井に開口して取り付けら
れた飼育域と、 前記飼育域に配置され背部に動物が通過できない通気性
部材が設けられ前部に動物が通過できない隙間を有した
透明立ち上げ板が設けられた移動可能な飼育ラックと、 前記飼育ラックの背部側に前記通気性部材で仕切られて
設けられ給気ダクトに接続された多数の細孔を有する給
気中空部材が配置されて前記飼育ラック内に背面側から
均等に給気する給気域と、 給気口及び排気口が設けられ飼育作業者が作業する作業
域と、 前記作業域と前記飼育域を区分する開閉扉とを具備する
ことを特徴とする動物飼育装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の動物飼育装置にお
いて、前記飼育域を仕切板により飼育ラック毎に区画し
たことを特徴とする動物飼育装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13137699A JP3159684B2 (ja) | 1995-10-31 | 1999-05-12 | 動物飼育装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13137699A JP3159684B2 (ja) | 1995-10-31 | 1999-05-12 | 動物飼育装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07283397A Division JP3126641B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 動物飼育装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11318255A JPH11318255A (ja) | 1999-11-24 |
JP3159684B2 true JP3159684B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=15056506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13137699A Expired - Lifetime JP3159684B2 (ja) | 1995-10-31 | 1999-05-12 | 動物飼育装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159684B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2457184A (en) * | 2006-10-13 | 2009-08-12 | Colin Dunlop | Animal warming apparatus and method |
WO2008043155A1 (en) * | 2006-10-13 | 2008-04-17 | Colin Dunlop | Animal warming apparatus and method |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP13137699A patent/JP3159684B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11318255A (ja) | 1999-11-24 |
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