JPH11238276A - 光ディスク装置のディスクチャッキング装置 - Google Patents

光ディスク装置のディスクチャッキング装置

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JPH11238276A
JPH11238276A JP10008467A JP846798A JPH11238276A JP H11238276 A JPH11238276 A JP H11238276A JP 10008467 A JP10008467 A JP 10008467A JP 846798 A JP846798 A JP 846798A JP H11238276 A JPH11238276 A JP H11238276A
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disk
pulley
chucking
optical disk
magnet
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Kiyoshi Omori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクチャッキングを強力に行え、しか
も、光ディスク装置全体の薄型化を図ること。 【解決手段】 ディスクチャッキング時に、チャッキン
グプーリ63をプーリ支持部材に対して下方へ引き下げ
る第1の磁気吸引手段67をチャッキングプーリ63の
中央部に埋設された第1のマグネット68及びその上面
に密着された第1のヨーク69によって構成し、アンロ
ーディング時に、チャッキングプーリ63をプーリ支持
部材62に対して上方へ引き上げる第2の磁気吸引手段
71をチャッキングプーリ63の中央部で、第1のヨー
ク69より上方位置に埋設された第2のマグネット72
と上カバー26によって構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクをディ
スクトレーによってローディングし、そのローディング
された光ディスクをディスクテーブル上にチャッキング
プーリによってチャッキングするようにした光ディスク
装置のディスクチャッキング装置の技術分野に属するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ここで、本発明の出願人が先に出願して
いるこの種光ディスク装置を図7〜図14によって説明
する。即ち、図13に示すように、光ディスク1をディ
スクトレー2の上面に形成された凹所3内に水平に載置
した後に、ディスクトレー2のフロントパネル2aを矢
印a1 方向に軽く押すと、ローディングスイッチ(図示
せず)がONとなり、後述するローディング機構によっ
て、図14に示すように、ディスクトレー2がトレー出
入口4から光ディスク装置5内にローディング方向であ
る矢印a1 方向から水平に引き込まれて、後述するよう
に光ディスク1がスピンドルモータのディスクテーブル
上に水平に自動的にローディングされる。
【0003】そして、このローディング後に、ホストコ
ンピュータからの記録及び/又は再生指令信号等によっ
て、スピンドルモータによって光ディスク1が高速で回
転駆動され、光学ピックアップによって光ディスク1の
データが記録及び/又は再生される。そして、この光デ
ィスク1の再生後に、ホストコンピュータからのアンロ
ーディング指令信号等によって、図13に示すように、
ディスクトレー2がトレー出入口4から光ディスク装置
5外にアンローディング方向である矢印a2 方向に自動
的にアンローディングされる。
【0004】次に、図7〜図12に示すように、まずデ
ィスクトレー2は合成樹脂によって成形されていて、そ
の凹所3の中央部から後端部2b側にかけてトレーセン
ターP1 に沿った長穴状の底面開口8が形成されてい
る。また、このディスクトレー2の左右両側縁にはトレ
ーセンターP1 と平行な左右一対のガイドレール9が一
体に成形されている。そして、このディスクトレー2の
底面の一側部にはほぼJ形で、平行状のラック10及び
ガイド溝11が一体に成形されている。なお、これらラ
ック10及びガイド溝11の直線部10a、11aはト
レーセンターP1と平行に形成されていて、フロントパ
ネル2a側の端部に円弧部10b、11bが形成されて
いる。
【0005】次に、光ディスク装置5の内部には合成樹
脂によって成形されたほぼ箱型で浅いシャーシ14が設
けられていて、ディスクトレー2の左右一対のガイドレ
ール9がこのシャーシ14の左右両側板14aの内側に
一体成形されている複数のトレーガイド15によって案
内されて矢印a1 、a2 方向に水平にスライドされるよ
うに構成されている。そして、このシャーシ14の底部
14b上に合成樹脂等によって成形された昇降フレーム
16が取り付けられている。この昇降フレーム16に
は、後端部16a側の左右両側の2箇所と、前端部16
b側の中央部との3箇所にインシュレータ取付部17、
18が一体に成形されていて、これらのインシュレータ
取付部17、18にゴム等の弾性部材で構成された緩衝
器である3つのインシュレータ19、20が取り付けら
れている。
【0006】そして、昇降フレーム16の後端部16a
に取り付けられた左右一対のインシュレータ19がこれ
らの中央に挿通された止ネジ21によってシャーシ14
の底部14b上に取り付けられて、昇降フレーム16の
前端部16bに取り付けられた1つのインシュレータ2
0がその中央に挿通された止ネジ22によって昇降駆動
レバー23の先端上に取り付けられている。なお、この
昇降駆動レバー23はトレーセンターP1 に対して直角
状に配置されていて、その昇降駆動レバー23の基部が
左右一対の水平な支点ピン24によってシャーシ14の
底部14b上に上下方向である矢印b1 、b2 方向に回
転自在に取り付けられている。
【0007】従って、昇降駆動レバー23によって、昇
降フレーム16がその後端部16a側の左右一対のイン
シュレータ19を回動支点にした上下方向の回転運動に
よって矢印c1 、c2 方向に昇降駆動されるように構成
されている。なお、この昇降フレーム16の上面には浅
い凹所25が形成されている。
【0008】そして、ローディング機構27は、シャー
シ14の底部14b上で、昇降フレーム16の前端部1
6b側の一側部に取り付けられている。そして、このロ
ーディング機構27は、ローディングモータ28と、そ
のローディングモータ28によって正逆回転駆動するピ
ニオン29と、そのピニオン29の中心軸29aを垂直
な支点軸30の周囲に水平面内で矢印d1 、d2 方向に
首振り運動させるピニオンレバー31と、そのピニオン
レバー31によって一対の部分ギア32を介して駆動さ
れて、垂直な支点軸33の周りに水平面内で矢印e1
2 方向に回転駆動されるカムレバー34と、そのカム
レバー34の支点軸33の周囲に円弧状に形成されて、
上下方向の段差を有するカム溝35と、昇降駆動レバー
23の先端の一側部に一体に成形されて、カム溝35内
に遊嵌されたカム従動ピン36とによって構成されてい
る。そして、ピニオン29がディスクトレー2のラック
10に噛合され、ピニオン29の中心軸29aがガイド
溝11内に遊嵌されている。
【0009】そして、このローディング機構27は、ピ
ニオン29の中心軸29aをディスクトレー2のほぼJ
形のガイド溝11で誘導することによって、ピニオン2
9をディスクトレー2のほぼJ形のラック10に沿わせ
るようにしている。即ち、ディスクトレー2のローディ
ング時には、ローディングモータ28によって正回転駆
動されるピニオン29でラック10の直線部10aをデ
ィスクトレー2の後端部2b側からフロントパネル2a
側に向けて直線的に駆動することによって、ディスクト
レー2を光ディスク装置5内に矢印a方向に水平に引き
込むものである。そして、ローディングモータ28によ
るピニオン29の引き続きの正回転駆動によって、ピニ
オン29をラック10の円弧部10bに沿って矢印d方
向に首振り運動させて、その際に、ピニオンレバー31
によって一対の部分ギア32を介してカムレバー34を
矢印e1 方向に回転駆動する。
【0010】そして、カムレバー34のカム溝35で昇
降駆動レバー23のカム従動ピン36を上方である矢印
1 方向に上昇駆動して、その昇降駆動レバー23でイ
ンシュレータ20を介して昇降フレーム16を図11に
示す斜め下方に傾斜された下降位置から図12に示すよ
うに上昇されて水平となる上昇位置まで左右一対のイン
シュレータ19を中心に矢印c1 方向に上昇駆動する。
そして、ディスクトレー2のアンローディング時には、
ローディング時の逆動作で、ローディングモータ28に
よって逆回転駆動されるピニオン29をラック10の円
弧部10bに沿って矢印d2 方向に首振り運動させる間
に、カムレバー34を矢印e2 方向に回転駆動して、カ
ム溝35でカム従動ピン36を下方である矢印b2 方向
に下降駆動して、昇降駆動レバー23でインシュレータ
20を介して昇降フレーム16を左右一対のインシュレ
ータ19を中心に図12に示す上昇位置から図11に示
す下降位置まで矢印c2 方向に下降駆動する。そして、
ローディングモータ28によるピニオン29の引き続き
の逆回転駆動によって、ピニオン29でラック10の直
線部10aをディスクトレー2のフロントパネル2a側
から後端部2b側に向けて直線的に駆動するようにし
て、ディスクトレー2を光ディスク装置5外へ矢印a2
方向に押し出すものである。
【0011】次に、昇降フレーム16の凹所25内で、
前端部16b側に偏位された位置に形成されているモー
タ取付部38にスピンドルモータ39が垂直状に取り付
けられていて、そのモータ軸39aの上端にステンレス
等の金属である磁性部材で構成されたディスクテーブル
40が水平状に固着されている。なお、ディスクテーブ
ル40の上部中央には光ディスク1の中心穴1aが嵌合
される円錐台形状のセンターリングガイド40aが一体
に形成されている。また、昇降フレーム16の凹所25
内でスピンドルモータ39より後方側に光学ピックアッ
プ41が水平状に取り付けられている。そして、この光
学ピックアップ41は、対物レンズ42及び光反射型の
スキューセンサー43が上向きで垂直状に取り付けられ
たキャリッジ44を有しており、対物レンズ42に対し
てレーザービームを送信する光学ブロック45がそのキ
ャリッジ44の側面に一体に取り付けられている。
【0012】そして、昇降フレーム16には、キャリッ
ジ44を左右一対のガイド軸46に沿って矢印a1 、a
2 方向に直線移動させるキャリッジ移動機構47が取り
付けられていて、このキャリッジ移動機構47は、キャ
リッジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介し
て正逆回転駆動されるピニオン50と、キャリッジ44
の一側面に取り付けられて、ピニオン50によって直線
駆動されるラック51とを備えている。なお、スピンド
ルモータ39及び対物レンズ42はトレーセンターP1
上に配置されていて、対物レンズ42はそのトレーセン
ターP1 に沿って矢印a1 、a2 方向に移動されるよう
に構成されている。
【0013】そして、光ディスク1をディスクテーブル
40上にチャッキングするディスクチャッキング装置6
1は次のように構成されている。即ち、ディスクトレー
2の上部を横切るようにして、シャーシ14の左右両側
板14aの上端部間に合成樹脂によって成形されたプー
リ支持部材62が水平に架設されていて、合成樹脂によ
ってほぼ円盤状に成形されたチャッキングプーリ63が
プーリ支持部材62の中央位置で、ディスクテーブル4
0の真上位置に形成された円形穴64内に上下、左右及
び前後に一定範囲内で移動自在に水平に保持されてい
る。なお、チャッキングプーリ63の上端の外周に一体
成形された水平なフランジ63aを下方から受け止める
水平なプーリ受け62aがプーリ支持部材62の円形穴
64の外周に一体成形されている。そして、このチャッ
キングプーリ63の中央部には円板状のマグネット65
が水平に埋設されている。また、シャーシ14の上部に
はプーリ支持部材62の上部を跨ぐようにして板金等の
磁性部材で構成された上カバー26が取り付けられてい
る。
【0014】従って、ローディング時には、図11に示
すように、チャッキングプーリ63を自重によってプー
リ支持部材62の下方に下降させて、チャッキングプー
リ63のフランジ63aをプーリ支持部材62のプーリ
受け62a上に当接させた吊下状態にしておき、ディス
クトレー2の凹所3内に光ディスク3を水平に載置し
て、そのディスクトレー2によって光ディスク1を光デ
ィスク装置5内に矢印a1 方向から水平にローディング
する。そして、このローディング後に、図12に示すよ
うに、昇降フレーム16が上昇位置まで矢印c1 方向に
上昇されて水平になった時、ディスクテーブル40がデ
ィスクトレー2の底面開口8から上方に挿通されて、そ
のディスクテーブル40のセンターリングガイド40a
が光ディスク1の中心穴1aに下方から嵌合される。そ
して、そのディスクテーブル40によって光ディスク1
がディスクトレー2の凹所3内で上方へ矢印b1 方向に
浮かされると共に、光ディスク1と一緒にチャッキング
プーリ63も上方へ矢印b1方向に押し上げられて、そ
のフランジ63aがプーリ支持部材62のプーリ受け6
2aの上方に浮かされるが、この時に、チャッキングプ
ーリ63のマグネット65によるディスクテーブル40
への磁気吸引力によって、チャッキングプーリ63が光
ディスク1をディスクテーブル40上に矢印b2 方向か
ら水平にチャッキングする。
【0015】そして、ホストコンピュータからの記録及
び/又は再生指令信号等によって、スピンドルモータ3
9によって光ディスク1が高速で回転駆動されると共
に、キャリッジ移動機構47によって光学ピックアップ
41のキャリッジ44が矢印a1 、a2 方向に移動され
て、対物レンズ42がトレーセンターP1 に沿って矢印
1 、a2 方向に移動される。そして、光学ブロック4
5から送信されるレーザービームが対物レンズ42によ
って光ディスク1の下面に照射されると共に、その反射
光が対物レンズ42を通して光学ブロック45で受信さ
れて、光ディスク1のデータが記録及び/又は再生され
る。
【0016】なお、キャリッジ移動機構47は、キャリ
ッジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介して
正逆回転駆動されるピニオン50がラック51を直線駆
動することによって、キャリッジ44を左右一対のガイ
ド軸46に沿って矢印a1 、a2 方向に移動する。そし
て、光ディスク1の記録及び/又は再生後に、ホストコ
ンピュータからのアンローディング指令信号等によっ
て、図11に示すように、昇降フレーム16が下降位置
まで矢印c2 方向に下降されて、ディスクテーブル40
が光ディスク1及びチャッキングプーリ63から下方に
離脱された後に、光ディスク1がディスクトレー2の凹
所3内に水平に載置されて、光ディスク1がディスクト
レー2によって光ディスク装置5外に矢印a2 方向に水
平にアンローディングされる。なお、この時には、ディ
スクテーブル40が矢印c2 方向に下降されると、チャ
ッキングプーリ63のフランジ63aがプーリ支持部材
62のプーリ受け62aに矢印b2 方向から当接されて
引き止められるので、マグネット65の磁気吸引力に抗
してディスクテーブル40がチャッキングプーリ63か
ら強制的に引き離される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この先願例
のディスクチャッキング装置61では、図11に示すよ
うに、ディスクトレー2による光ディスク1の矢印a
1 、a2 方向への水平なローディング及びアンローディ
ング時には、チャッキングプーリ63を自重によってプ
ーリ支持部材62の下方に下降させて、チャッキングプ
ーリ63のフランジ63aをプーリ支持部材62のプー
リ受け62a上に当接させた吊下状態にしていたので、
このローディング及びアンローディング時には、光ディ
スク1がチャッキングプーリ63と干渉しないように、
その吊下状態のチャッキングプーリ63の下面とディス
クトレー2の凹所3内に水平に載置されている光ディス
ク1の上面との間にクリアランスL1 を確保しておかな
ければならなかった。従って、この光ディスク装置5の
先願例では、ローディング及びアンローディング時に、
チャッキングプーリ63がプーリ支持部材62からクリ
アランスL2 分下降された状態で、更に、そのチャッキ
ングプーリ63と光ディスク1との間にクリアランスL
1 を確保しなければならないために、プーリ支持部材6
2と光ディスク1の上面との間にL1 +L2 なる大きな
スペースが必要になり、この光ディスク装置5全体の厚
さT1 が厚くなると言う問題があった。
【0018】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ディスクチャッキングを強力に行
え、しかも、光ディスク装置全体の薄型化を図ることを
目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光ディスク装置のディスクチャッキング装
置は、光ディスクのローディング後に、ディスクテーブ
ルが下降位置から上昇位置へ上昇された時に、チャッキ
ングプーリをディスクテーブル側へ引き下げる第1の磁
気吸引手段を、チャッキングプーリに取り付けられた磁
気吸引力が強い第1のマグネット及びその第1のマグネ
ットの上部に配置された第1のヨークによって構成し、
光ディスクのアンローディング時に、ディスクテーブル
が上昇位置から下降位置へ下降された時に、チャッキン
グプーリをプーリ支持部材に対して上方へ引き上げる第
2の磁気吸引手段をチャッキングプーリに取り付けられ
た磁気吸引力が弱い第2のマグネット及びその第1のマ
グネットより上方位置に固定された磁性部材によって構
成したものである。
【0020】上記のように構成された本発明の光ディス
ク装置のディスクチャッキング装置は、光ディスクのア
ンローディング状態では、チャッキングプーリに取り付
けられた磁気吸引力が弱い第2のマグネットとそれより
上方位置に固定された磁性部材とによって構成された第
2の磁気吸引手段でチャッキングプーリをプーリ支持部
材に対して上方へ引き上げておくことができるので、デ
ィスクトレーによって光ディスクをローディングする際
に、光ディスクがチャッキングプーリに干渉されること
がない。そして、光ディスクのローディング後に、ディ
スクテーブルが下降位置から上昇位置へ上昇された時
に、チャッキングプーリに取り付けられた磁気吸引力が
強い第1のマグネットとその上部に配置された第1のヨ
ークとによって構成されて、ディスクテーブルとの間に
強い磁気吸引力を発生する第1の磁気吸引手段によって
チャッキングプーリをプーリ支持部材に対して下方へ強
く引き下げることができるので、そのチャッキングプー
リによって光ディスクをディスクテーブル上に強力にチ
ャッキングすることができる。それでいて、アンローデ
ィング時に、チャッキングプーリをプーリ支持部材に対
して上方へ引き上げておくことができるので、アンロー
ディング時に確保すべきチャッキングプーリと光ディス
クとの間のクリアランスを、先願例のL1 +L2 よりも
十分に小さいクリアランスL8 に縮小することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
ク装置のディスクチャッキング装置の実施の形態を図1
〜図6によって説明する。なお、図7〜図14と同一構
造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0022】「ディスクチャッキング装置の第1の実施
形態」まず、図1〜図5によって、本発明のディスクチ
ャッキング装置61の第1の実施形態について説明す
る。即ち、本発明のディスクチャッキング装置61は、
チャッキングプーリ63をプーリ支持部材62に対して
下方である矢印b2 方向へ強い磁気吸引力によって引き
下げるための第1の磁気吸引手段67と、チャッキング
プーリ63をプーリ支持部材62に対して上方である矢
印b1 方向へ弱い磁気吸引力によって引き上げるための
第2の磁気吸引手段72とを備えている。
【0023】そして、第1の磁気吸引手段67をほぼ同
径状の環状に構成された第1のマグネット68と第1の
ヨーク69とによって構成し、第1のヨーク69を第1
のマグネット68の上面上に水平に密着させて配置させ
た状態で、これら第1のマグネット68と第1のヨーク
69をチャッキングプーリ63の中央部63bで、中心
2 の外周に同心円形状で、水平状に埋設している。そ
して、第2の磁気吸引手段71を第1のマグネット68
より小径の円板状の第2のマグネット72で構成し、こ
の第2のマグネット72をチャッキングプーリ63の中
央部63bの中心P2 で、第1のヨーク69より上方位
置に水平状に埋設したものである。
【0024】そして、第1のマグネット68のS極であ
るSとN極であるNを直径方向fの両端に着磁したこと
によって、その第1のマグネット68のマグネット力で
ある磁気吸引力を強く構成している。そして、第2のマ
グネット72の磁気吸引力は第1のマグネット68の磁
気吸引力よりも弱く構成されている。そして、第1の磁
気吸引手段67の磁気吸引対象物が、ステンレス等の金
属である磁性部材で構成されていて、チャッキングプー
リ63の下方位置に配置されているディスクテーブル4
0であり、第2の磁気吸引手段71の磁気吸引対象物が
板金等の磁性部材で構成されていて、チャッキングプー
リ63の上方位置に水平に固定されている上カバー26
で兼用されている。なお、チャッキングプーリ63の中
央部63bの下面には、ディスクテーブル40のセンタ
ーリングガイド40aより大径で、円錐台形状の中央凹
部63cが形成されていて、その中央凹部63cの中心
2 に中心ピン63dが下向きの垂直状に一体成形され
ており、ディスクテーブル40のセンターリングガイド
40aの中心P2 には中心穴40bが形成されている。
【0025】本発明のディスクチャッキング装置61は
以上のように構成されていて、図1及び図4に示すよう
に、光ディスク1のアンローディング状態では、第2の
磁気吸引手段71の第2のマグネット72と磁性部材で
構成されている上カバー26との間に磁束密度が低い磁
束φ2 によって発生される上向きである矢印b1 方向へ
の磁気吸引力F2 を発生させて、その弱い磁気吸引力F
2 によってチャッキングプーリ63が支持部材62に対
して上方である矢印b1 方向に引き上げられている。こ
の時、チャッキングプーリ63がプーリ支持部材62に
対してクリアランスL3 だけ矢印b1 方向に上昇されて
いて、このチャッキングプーリ63の下面とディスクト
レー2上に水平に載置されている光ディスク1の上面と
の間にはクリアランスL4 が形成されている。
【0026】従って、図1及び図4に示すように、光デ
ィスク1のローディング時には、ディスクトレー2によ
って光ディスク1が光ディスク装置5内に矢印a1 方向
から水平にローディングされるが、この時、クリアラン
スL4 の存在により、光ディスク1をチャッキングプー
リ63に何等干渉させることなく、安全にローディング
することができる。そして、この光ディスク1のローデ
ィング後に、図2及び図5に示すように、昇降フレーム
16によってスピンドルモータ39と一体にディスクテ
ーブル40が下降位置から上昇位置まで矢印c1 方向に
上昇されて水平になった時、ディスクテーブル40のセ
ンターリングガイド40aが光ディスク1の中心穴1a
に下方から嵌合されて、そのディスクテーブル40によ
って光ディスク1がディスクトレー2の凹所3内で矢印
1 方向にクリアランスL5 だけ浮かされ、チャッキン
グプーリ63の中心ピン63dにセンターリングガイド
40aの中心穴40bが矢印b1 方向から嵌合される。
【0027】すると、この時、磁性部材で構成されてい
るディスクテーブル40のセンターリングガイド40a
が第1の磁気吸引手段67の第1のマグネット68に近
接されて、この第1のマグネット68と、第1のヨーク
67と、センターリングガイド40aとの間に磁束密度
が高い磁束φ1 によって発生される下向きである矢印b
2 方向への強い磁気吸引力F1 が発生する。そして、こ
の第1の磁気吸引手段67の磁気吸引力F1 は第2の磁
気吸引手段71に打ち勝つ強い磁気吸引力F1であるこ
とから、チャッキングプーリ63がプーリ支持部材62
に対して下方である矢印b2 方向にクリアランスL6
け強く引き下げられて、そのチャッキングプーリ63に
よって光ディスク1がディスクテーブル40上に強力
に、かつ、安定良く水平状にチャッキングされる。但
し、この光ディスク1のチャッキング状態でも、チャッ
キングプーリ63のフランジ63aはプーリ支持部材6
2のプーリ受け62aの上方にクリアランスL7 だけ浮
かされている。
【0028】そして、このように、光ディスク1をディ
スクテーブル40上に強力にチャッキングすることがで
きるので、スピンドルモータ39のディスクテーブル4
0によって光ディスク1を高速で回転駆動しても、光デ
ィスク1にスリップ等が全く発生せず、光ディスク1を
高速で安定良く回転駆動することができるので、DVD
−ROM等の光ディスク1の高速回転による高密度の記
録及び/又は再生を高精度に行うことができる。
【0029】そして、この光ディスク1の記録及び/又
は再生後のアンローディング時には、図1及び図4に示
すように、昇降フレーム16によってスピンドルモータ
39と一体にディスクテーブル40が上昇位置から下降
位置まで矢印c2 方向に下降されて、ディスクテーブル
40が光ディスク1から矢印c2 方向に離脱される。す
ると、チャッキングプーリ63とディスクテーブル40
との間に発生していた第1の磁気吸引手段67による矢
印b2 方向への強い磁気吸引力F1 が切断されて、第2
の磁気吸引手段71による矢印b1 方向への弱い磁気吸
引力F2 によってチャッキングプーリ63が再びプーリ
支持部材62に対してクリアランスL3だけ矢印b1
向に上昇されて、そのチャッキングプーリ63の下面と
ディスクトレー2上の光ディスク1の上面との間にクリ
アランスL4 が再び形成される。従って、この後、光デ
ィスク1がディスクトレー2によって光ディスク装置5
の外部へ矢印a2 方向に水平にアンローディングされる
際に、光ディスク1をチャッキングプーリ63に何等干
渉させることなく、安全にアンローディングすることが
できる。
【0030】以上のように、本発明のディスクチャッキ
ング装置61によれば、図1及び図4に示すように、光
ディスク1のアンローディング状態で、第2の磁気吸引
手段71による矢印b1 方向へのの弱い磁気吸引力F2
によってチャッキングプーリ63をプーリ支持部材62
に対して矢印b1 方向にクリアランスL3 だけ引き上げ
た状態で、そのチャッキングプーリ63の下面と光ディ
スク1の上面との間にクリアランスL4 を形成するよう
にしたので、図1に示すように、ディスクトレー2の凹
所3内に水平に載置されてローディング及びアンローデ
ィングされる光ディスク1の上面とプーリ支持部材62
の下面との間のクリアランスL8 を、プーリ支持部材6
2に対するチャッキングプーリ63の上方への引き上げ
量であるクリアランスL3 だけ、先願例の同クリアラン
スL1 +L2 よりも小さくすることができる。そして、
このように、クリアランスをL8 <L1 +L2 構成でき
たことによって、光ディスク装置全体の厚さT2 を先願
例の厚さT1 よりもクリアランスL3 だけ薄くすること
ができる。即ち、T2 =T1 −L3 となる。なお、第2
の磁気吸引手段71の磁性部材を上カバー26で兼用す
ることによって、部品点数及び組立工数の削減による低
コスト化と、光ディスク装置5全体のより一層の薄型化
を実現できる。
【0031】また、本発明のディスクチャッキング装置
61によれば、図2及び図5に示すように、光ディスク
1のローディング後に、チャッキングプーリ63をディ
スクテーブル40側へ矢印b2 方向に磁気吸引する第1
の磁気吸引手段67を環状の第1のマグネット68と、
環状で、第1のマグネット68の上面に水平に密着され
た第1のヨーク69とによって構成し、かつ、第1のマ
グネット68のS極であるSとN極であるNを直径方向
fの両端に着磁したことによって、その第1のマグネッ
ト68とディスクテーブル40のセンターリングガイド
40aとの間に漏洩磁束の少ない、強い磁気吸引力を確
実に発生させることができる。従って、第1の磁気吸引
手段67の磁気吸引力F1 は第2の磁気吸引手段71の
磁気吸引力F2 に対して確実に打ち勝つ強い磁気吸引力
となり、その強い磁気吸引力F1によってチャッキング
プーリ63を矢印b2 方向に強く引き下げることができ
て、光ディスク1をディスクテーブル40上に強力に、
かつ、安定良く水平にチャッキングすることができる。
【0032】そして、第1及び第2の磁気吸引手段6
7、71にそれぞれ独立したマグネットである第1及び
第2のマグネット68、72を設けたことによって、こ
れらの第1及び第2のマグネット68、72の磁束密度
の調整等によって磁気吸引力F1 、F2 を自由に、か
つ、簡単に調整することができるので、光ディスク1の
ローディング後のチャッキング動作及び光ディスク1の
アンローディング時のチャッキングプーリ63の引き上
げ動作をそれぞれ確実に行うことができる。
【0033】「ディスクチャッキング装置の第2の実施
形態」次に、図6によって、本発明のディスクチャッキ
ング装置61の第2の実施形態について説明する。即
ち、本発明のディスクチャッキング装置61は、チャッ
キングプーリ63を合成樹脂によって成形して、そのチ
ャッキングプーリ63に第1及び第2のマグネット6
8、72及び第1のヨーク69が埋設された円筒状の中
央部63bと、その中央部63bの下端の外周に水平状
に形成された円板状のディスク圧着板63eと、そのデ
ィスク圧着板63eの外周から上方に立ち上げられた円
筒状の外周壁部63fと、中央部63bの上端の外周に
水平状に形成されて外周壁部63fの内側に配置された
小径で、円板状のフランジ63aを一体成形している。
【0034】そして、板金製の上カバー26の下面に板
金製で小径に形成されたプーリ支持部材62を取り付
け、そのプーリ支持部材62の下端の内側に水平に形成
したプーリ受け62aをチャッキングプーリ63の外周
壁部63fの内側に挿入して、フランジ63aの下部に
配置し、チャッキングプーリ63aの中央部63bをプ
ーリ受け62aの内側に形成されている円形穴64内に
上下方向及び水平方向に遊びを有する状態に遊嵌されて
いて、このプーリ支持部材62によってチャッキングプ
ーリ63が上下方向及び水平方向に一定範囲内で移動自
在に支持されている。
【0035】従って、本発明のディスクチャッキング装
置61によれば、チャッキングプーリ62が外周壁部6
3fの内側に挿入されているプーリ支持部材62によっ
て支持されているので、光ディスク装置5を机上等に垂
直状に立てて使用する縦置き使用時等において、ディス
クローディング及びディスクアンローディング時に、光
ディスク1がディスクトレー2の凹所3内でプーリ支持
部材62側に大きく浮き上って、その光ディスク1が板
金製のプーリ支持部材62に接触する危険が発生したと
しても、合成樹脂製のチャッキングプーリ63に一体成
形されていて、プーリ支持部材62を下方及び外周を覆
っているディスク圧着板63e及び外周壁部63fによ
って光ディスク1がプーリ支持部材62に直接接触され
ることを未然に防止することができる。
【0036】つまり、光ディスク1は合成樹脂にて成形
されていて、その光ディスク1が板金製で定位置に固定
されているプーリ支持部材62に直接接触するようなこ
とがあると、光ディスク1は板金製で、硬いプーリ支持
部材62によって強くこすられてしまい、その光ディス
ク1が容易に、しかも、大きなダメージ(大きなすり傷
等が容易に発生する)を受けてしまう。
【0037】しかし、本発明のディスクチャッキング装
置では、チャッキングプーリ63のディスク圧着板62
e及び外周壁部62fによって板金製のプーリ支持部材
62の下方及び外周を覆っているので、光ディスク1が
そのプーリ支持部材62に直接接触して、大きなダメー
ジを受けることを未然に防止することができて、高い安
全性を確保することができる。そして、プーリ支持部材
62を小径にして、チャッキングプーリ63の外周壁部
63fの内側に挿入したことによって、図1及び図2に
示すように、プーリ支持部材62をチャッキングプーリ
63の外側に配置していたものと比べて、光ディスク装
置5の内部で、チャッキングプーリ63の外周部分のス
ペースファクターが良くなり、光ディスク装置5の小
型、軽量化を促進することができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光ディ
スク装置のディスクチャッキング装置は、次のような効
果を奏する。
【0040】請求項1は、光ディスクのアンローディン
グ状態では、チャッキングプーリに取り付けられた磁気
吸引力が弱い第2のマグネットとそれより上方位置に固
定された磁性部材とによって構成された第2の磁気吸引
手段でチャッキングプーリをプーリ支持部材に対して上
方へ引き上げておくようにして、ディスクトレーによっ
て光ディスクをローディングする際に、光ディスクがチ
ャッキングプーリに干渉されることがないようにし、光
ディスクのローディング後に、ディスクテーブルが下降
位置から上昇位置へ上昇された時に、チャッキングプー
リに取り付けられた磁気吸引力が強い第1のマグネット
とその上部に配置された第1のヨークとによって構成さ
れて、ディスクテーブルとの間に強い磁気吸引力を発生
する第1の磁気吸引手段によってチャッキングプーリを
プーリ支持部材に対して下方へ強く引き下げるようにし
て、そのチャッキングプーリによって光ディスクをディ
スクテーブル上に強力にチャッキングすることができる
ようにし、そして、アンローディング時に、チャッキン
グプーリをプーリ支持部材に対して上方へ引き上げてお
くことができるようにしたことにより、アンローディン
グ時に確保すべきチャッキングプーリと光ディスクとの
間のクリアランスを、先願例のL1 +L2 よりも十分に
小さいクリアランスL8 に縮小することができるように
したので、光ディスクのディスクテーブル上へのチャッ
キングを強力に行えるものでありながら、光ディスク装
置全体の薄型化を図ることができ、光ディスクのディス
クテーブル上へのチャッキングを強力に行えることによ
って、スピンドルモータで光ディスクを高速で、安定良
く回転駆動することができて、DVD−ROM等の光デ
ィスクの高密度の記録及び/又は再生を高精度に行うこ
とができる。そして、第1及び第2の磁気吸引手段のマ
グネットをそれぞれ独立して設けたことによって、光デ
ィスクのローディング後に、チャッキングプーリを下方
へ引き下げる第1の磁気吸引手段の磁気吸引力と、光デ
ィスクのアンローディング時に、チャッキングプーリを
上方へ引き上げる第2の磁気吸引手段の磁気吸引力を自
由に、かつ、簡単に調整することができる。
【0041】請求項2は、第1の磁気吸引手段をほぼ同
径状の環状に構成された第1のマグネットと第1のヨー
クで構成し、第1のヨークを第1のマグネット上に密着
させた状態で、合成樹脂によって成形されたチャッキン
グプーリの中央部に水平状に埋設し、その時、第1のマ
グネットのS極とN極を直径方向の両端に着磁し、第2
の磁気吸引手段の第2のマグネットを第1のマグネット
より小径状の円板で構成して、その第2のマグネットを
チャッキングプーリの中央部で、第1のヨークより上方
位置に水平状に埋設したので、第1の磁気吸引手段の第
1のマグネットとディスクテーブルとの間に、チャッキ
ングプーリをディスクテーブル上に引き上げるための強
い磁気吸引力を確実に発生させることができる。そし
て、第2の磁気吸引手段の第2のマグネットと、それよ
り上方位置に配置された磁性部材との間には、チャッキ
ングプーリをプーリ支持部材に対して上方に引き上げる
のに最適な弱い磁気吸引力を確実に発生させることがで
きる。
【0042】請求項3は、第2の磁気吸引手段を構成す
るために第2のマグネットの上方位置に固定される磁性
部材を板金製の上カバーで構成したので、部品点数及び
組立工数の削減による低コスト化と共に、光ディスク装
置のより一層の薄型化を促進することができる。
【0043】請求項4は、チャッキングプーリに、マグ
ネットが埋設された中央部と、その中央部の下端の外周
に水平状に形成された円板状のディスク圧着板と、その
ディスク圧着板の外周から上方に立ち上げられた円筒状
の外周壁部と、中央部の上端の外周に水平状に形成され
て外周壁部の内側に配置された円板状のフランジを合成
樹脂によって一体成形し、上カバーの下面に形成された
小径のプーリ支持部材をチャッキングプーリの外周壁部
の内側に挿入して、そのプーリ支持部材でチャッキング
プーリのフランジを支持するように構成したので、光デ
ィスク装置の縦置き使用時等において、ディスクローデ
ィング及びアンローディング時に、ディスクトレーから
プーリ支持部材側に大きく浮き上るようなことがあって
も、その光ディスクが板金製等のプーリ支持部材に直接
接触して、その光ディスクに大きなすり傷等が発生して
しまうような大きなダメージを受けることを未然に防止
することができる。従って、高い安全性を確保でき、光
ディスクの寿命増大を図ることができる。
【0044】請求項4は、プーリ支持部材を小径に構成
して、チャッキングプーリの外周壁部の内側に配置した
ので、光ディスク装置の内部におけるチャッキングプー
リの外周部分のスペースファクターが良くなり、光ディ
スク装置の小型、軽量化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置のディスクチ
ャッキング装置における第1の実施形態を説明するため
のアンローディング時における要部を拡大して示した断
面側面図である。
【図2】同上のディスクチャッキング装置のディスクチ
ャッキング時における要部を拡大して示した断面側面図
である。
【図3】同上のディスクチャッキング装置のチャッキン
グプーリの一部切欠き平面図である。
【図4】同上の光ディスク装置全体のアンローディング
時の断面側面図である。
【図5】同上の光ディスク装置全体のディスクチャッキ
ング時の断面側面図である。
【図6】本発明を適用した光ディスク装置のディスクチ
ャッキング装置における第2の実施形態を説明する断面
側面図である。
【図7】先願例の光ディスク装置を説明する一部切欠き
平面図である。
【図8】同上の光ディスク装置のチャッキングプーリ、
クランパー支持板、ディスクトレー、ディスクテーブル
を説明する分解斜視図である。
【図9】同上の光ディスク装置のヘッド移動機構と昇降
フレームを説明する分解斜視図である。
【図10】同上の光ディスク装置のローディング機構と
シャーシを説明する分解斜視図である。
【図11】同上の光ディスク装置のアンローディング時
の断面側面図である。
【図12】同上の光ディスク装置のディスクチャッキン
グ時の断面側面図である。
【図13】同上の光ディスク装置全体のアンローディン
グ時の斜視図である。
【図14】同上の光ディスク装置全体のローディング時
の斜視図である。
【符号の説明】
1は光ディスク、2はディスクトレー、5は光ディスク
装置、26は磁性部材を兼用する上カバー、40は磁性
部材であるディスクテーブル、40aはセンターリング
ガイド、61はディスクチャッキング装置、62はプー
リ支持部材、63はチャッキングプーリ、67は第1の
磁気吸引手段、68は第1のマグネット、69は第1の
ヨーク、71は第2の磁気吸引手段、72は第2のマグ
ネットである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを載置してローディング及びア
    ンローディングするディスクトレーと、 上記光ディスクのローディング後に下降位置から上昇位
    置へ上昇されて、その光ディスクの中心穴内に下方から
    嵌合され、かつ、その光ディスクを上記ディスクトレー
    の上方に浮上させる磁性部材からなるディスクテーブル
    と、 プーリ支持部材によって上記光ディスクより上方位置に
    支持されていて、上記光ディスクの中心穴内に下方から
    嵌合された上記ディスクテーブルによって、上記プーリ
    支持部材の上方に浮上されると共に、上記光ディスクを
    上記ディスクテーブル上にチャッキングするチャッキン
    グプーリとを備えた光ディスク装置のディスクチャッキ
    ング装置において、 上記光ディスクのローディング後に、上記ディスクテー
    ブルが下降位置から上昇位置へ上昇された時に、上記チ
    ャッキングプーリを上記ディスクテーブル側へ引き下げ
    る第1の磁気吸引手段と、 上記光ディスクのアンローディング時に、上記ディスク
    テーブルが上昇位置から下降位置へ下降された時に、上
    記チャッキングプーリを上記プーリ支持部材に対して上
    方へ引き上げる第2の磁気吸引手段とを備え、 上記第1の磁気吸引手段を上記チャッキングプーリに取
    り付けられた磁気吸引力が強い第1のマグネットと、そ
    の第1のマグネットの上部に配置された第1のヨークと
    によって構成し、 上記第2の磁気吸引手段を上記チャッキングプーリの上
    記第1のヨークの上部に取り付けられた磁気吸引力が弱
    い第2のマグネットと、その第1のマグネットより上方
    位置に固定された磁性部材とによって構成したことを特
    徴とする光ディスク装置のディスクチャッキング装置。
  2. 【請求項2】上記チャッキングプーリを合成樹脂によっ
    て成形し、 上記第1のマグネット及び第1のヨークをほぼ同径状の
    環状に構成し、第1のヨークを第1のマグネット上に密
    着させた状態で、これら第1のマグネット及び第1のヨ
    ークを上記チャッキングプーリの中央部に水平状に埋設
    し、 上記第1のマグネットの直径方向の両端にS極とN極を
    着磁し、 上記第2のマグネットを上記第1のマグネットより小径
    の円板状に構成して、上記チャッキングプーリの中央
    で、第1のヨークの上方位置に水平状に埋設したことを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置のディスク
    チャッキング装置。
  3. 【請求項3】上記マグネットの上方位置に固定される磁
    性部材を上記プーリ支持手段の上部に配置された板金製
    の上カバーで構成したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の光ディスク装置のディスクチャッキング
    装置。
  4. 【請求項4】光ディスクを載置してローディング及びア
    ンローディングするディスクトレーと、 上記光ディスクのローディング後に下降位置から上昇位
    置へ上昇されて、その光ディスクの中心穴内に下方から
    嵌合され、かつ、その光ディスクを上記ディスクトレー
    の上方に浮上させる磁性部材からなるディスクテーブル
    と、 プーリ支持部材によって上記光ディスクより上方位置に
    支持されていて、上記光ディスクの中心穴内に下方から
    嵌合された上記ディスクテーブルによって、上記プーリ
    支持部材の上方に浮上されると共に、上記光ディスクを
    上記ディスクテーブル上にチャッキングするチャッキン
    グプーリとを備えた光ディスク装置のディスクチャッキ
    ング装置において、 上記チャッキングプーリに、マグネットが埋設された円
    筒状の中央部と、その中央部の下端の外周に水平状に形
    成された円板状のディスク圧着板と、そのディスク圧着
    板の外周から上方に立ち上げられた円筒状の外周壁部
    と、中央部の上端の外周に水平状に形成されて外周壁部
    の内側に配置された円板状のフランジを合成樹脂によっ
    て一体成形し、 上カバーの下面に形成された小径のプーリ支持部材を上
    記チャッキングプーリの外周壁部の内側に挿入して、そ
    のプーリ支持部材で上記チャッキングプーリのフランジ
    を支持するように構成したことを特徴とする光ディスク
    装置のディスクチャッキング装置。
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