JPH11236005A - 特に、煙草用ヒンジ蓋付きボックスの製造中に包装材料を接着する方法と装置 - Google Patents

特に、煙草用ヒンジ蓋付きボックスの製造中に包装材料を接着する方法と装置

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JPH11236005A
JPH11236005A JP10348543A JP34854398A JPH11236005A JP H11236005 A JPH11236005 A JP H11236005A JP 10348543 A JP10348543 A JP 10348543A JP 34854398 A JP34854398 A JP 34854398A JP H11236005 A JPH11236005 A JP H11236005A
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JP
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adhesive
packaging material
lid
box
nozzles
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Heinz Focke
ハインツ・フォッケ
Martin Stiller
マーティン・シュティラー
Hermann Blome
ヘルマン・ブローメ
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Focke and Co GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に、煙草用ヒンジ蓋付きボックスの製造中に
包装材料を接着する方法と装置 【解決手段】煙草用ヒンジ蓋付きボックスの製造におい
ては、外側になる側部タブと蓋の側部タブが最後に折り
曲げられてヒンジ蓋付きパックの側部壁を形成する。水
平面内に延出する外側になる側部タブと蓋の側部タブ
は、その下側部分に接着剤を備える。この目的で、パッ
クコンベヤーの経路区域に、接着剤ノズルが設けられ、
上記側部タブと蓋の側部タブに、接着剤のストリップ状
付与物を転接するために、上記側部タブおよび蓋の側部
タブと一時的に対向接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装材料、特
に、煙草用ヒンジ蓋付きボックスを製造するためのブラ
ンクに接着剤を付与する方法と装置に関し、前記ブラン
クはボックス部と蓋とからなり、これらは、ボックス部
と蓋の側部壁を形成することを意図する接着剤で互いに
接着された側部タブと蓋の側部タブとを有する。
【０００２】包装材料、特に、折り曲げタブ同士を互い
に接続し、またはこれらをパックのその他の部分と接続
するための紙製の、または、（薄い）カードボード製の
ブランクの接着区域は、包装機の感受性の強い区域であ
る。特に、煙草包装機の場合は、ブランクに接着剤を付
与する作業は、そのような包装機の出力が高いこと、お
よび、それから生じるサイクルの短さに起因する問題点
を提起する。
【０００３】ヒンジ蓋付きボックス（ヒンジ蓋付きパッ
ク）を製造する場合には、薄いカードボード製のブラン
クの複数の区域に接着剤が付与されることになってい
る。
【０００４】
【従来の技術】短い噴霧または噴射サイクルを考慮して
選択された位置にある接着剤スポットを作り出す接着剤
ノズルによって、まだ折り曲げられていない、すなわ
ち、平面状のブランクに、上方からスポット状の接着剤
付与物を付与することは、すでに提案されている。
【０００５】このタイプのパックのボックス部の側部壁
と蓋の側部壁を形成するために、折り曲げタブすなわち
内側および外側の側部タブと蓋の側部タブが接着剤によ
って互いに接続される。ヒンジ蓋付きボックスの製造工
程の終わりの局面において、外側の側部タブと蓋の側部
タブは水平位置において側方を向いており、これらの側
部タブは下に向かって接着される内側面を備える。これ
までのところ、これらの外側の側部タブ同士と蓋の側部
タブ同士は、接着ホイールまたは接着ディスクによって
接着されてきた。これらの接着部材は、外周面に接着剤
層を備え、パックが移送される間に、これらが上記の折
り曲げタブと接触することによってストリップ状の接着
剤付与物を転着してきた。これらの接着ディスクまたは
接着ホイールは、上記のように作用を行い、高度のメイ
ンテナンスの水準を必要とし、さらに誤作動しやすい。
これらの部材は接着アセンブリーの一部を構成する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、高
出力特性を備える包装機を対象として、包装材料に対す
る複雑な接着剤の付与を、信頼性が高く、誤作動を発生
しないようにするための手法を提案することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の方法は、接着剤のストリップ状付与物す
なわち接着剤のストリップが、包装材料の接着剤分配
器、特に接着剤ノズル４１、４２に対する移送運動によ
って転着され、包装材料は、少なくとも接着剤の転着が
行われている間は、接着剤ノズルと向き合って接してお
り、弾力によって接着剤ノズルに対して押圧される点に
特徴を有する。
【０００８】上記の折り曲げタブの区域における先行技
術にかかる接着剤の付与物は、接着剤の付与物が、１列
に並ぶ接着剤の長方形区域によって構成されるように設
計される。接着剤付与物の構造は、対応する凹部を備え
る接着ディスクまたは接着ホイールの構造と作用の結果
として達成される。この発明はこれらに代えて、薄い、
中断することのない、すなわち連続した接着剤のストリ
ップを形成する。
【０００９】この発明の１つの重要な成果は、好ましく
は接着剤のストリップ状付与物が、ブランクの折り曲げ
タブまたは未完成パックに付与されるばかりでなく、未
だ折り曲げられていないブランクまたは連続材料ウエブ
にも付与される点である。この発明の方法は、好ましく
は接着剤のストリップ状付与物が、包装材料- 材料ウエ
ブ、ブランクまたは未完成パックの折り曲げタブ- に、
これらの接着剤分配器、特に接着剤ノズルに対する相対
移動によって付与され、包装材料は接着剤の転着区域に
おいて接着剤分配器と向き合って接する点に特徴を有す
る。
【００１０】したがって、この発明の方法の場合は、接
着剤の付与物、特に接着剤のストリップが、包装材料と
接着剤ノズルのノズル口部との接触によって転着され、
包装材料は、それが好ましくは固定される接着剤ノズル
を過ぎて引っ張られるように、ノズル口部と接触する。
包装材料の移送方向における接着剤付与物の限界は、接
着剤ノズルの開口時間または接着剤供給持続時間によっ
て規定される。したがって、接着剤ノズルは、開口時間
または接着剤供給持続時間によって制御される。厳密に
いえば、一方においては包装材料の速度に依存して、他
方においては、移送方向において求められる接着剤スト
リップの寸法に依存して制御される。
【００１１】方法の特徴は、包装機が低速で運転される
とき、特に、始動時に実現される。この場合の作動状態
においては、接着アセンブリーが周期的態様で駆動され
る。すなわち、接着剤が接着剤ノズルに間歇的なまたは
脈動する態様で供給される。この目的で、対応するパル
スまたは間歇的な態様において制御される弁または遮断
部材が、接着剤ノズルに接着剤を供給する接着剤ライン
に設けられる。
【００１２】さらには、- 包装機の作動状態に依存して
- 接着剤の供給が、接着剤に作用する圧力を変更するこ
とによって規制される。包装材料の移送速度が比較的低
速である場合は、接着剤に比較的低圧が作用し、包装材
料の移送速度が比較的高速である場合は、接着剤に比較
的高圧が作用する。この圧力は、接着剤供給用のポンプ
によって作用されることが好ましい。
【００１３】包装材料、特にブランクを接着するこの発
明の装置は、包装材の移送経路、正確にいえば、その経
路の直ぐ下にある固定された接着アセンブリーからな
る。接着アセンブリーは、複数の平行する接着剤のスト
リップを供給するための好ましくは複数のノズルを有
し、この場合、包装材料は、上を向くノズル口部を経て
移送され、少なくとも接着剤転着中は圧力作用部材によ
ってノズル口部に向かって押圧される。
【００１４】この発明のその他の細部は、接着剤の付与
方法と、接着剤の付与物が正しく形成されているかどう
かを検査するためのモニターユニットを含む装置の細部
である。ブランク構造の一模範具体例と装置の細部を添
付図を参照しつつ以下に詳細に説明する。
【００１５】
【発明の実施の形態】複数の添付図面に描かれた細部は
ヒンジ蓋付きボックス１０とそのブランク１１の製造と
接着に関する。
【００１６】ヒンジ蓋付きボックス１０は、典型的にボ
ックス部１２と蓋１３とからなる。蓋１３は、関節態様
で、すなわち関節線１４を介してボックス部１２と接続
される。
【００１７】ボックス部１２は、前部壁１５、後部壁１
６および底部壁１７からなる。側部壁は二重の積層構
造、すなわち、これらが内側になる側部タブ１８と、外
側になる側部タブ１９を有する。側部タブ１８と１９
は、互いに上下に重なって幅の狭い、直立した側部壁を
形成し、接着によって互いに接続される。
【００１８】蓋１３は、蓋の前部壁２０、蓋の後部壁２
１、および上部壁２２と対応するように設計される。蓋
の前部壁２０の自由な側には、内側になるタブ２３が設
けられ、蓋の前部壁２０の内側と折り重ねられる。
【００１９】蓋の側部壁も同様に内側になる蓋の側部タ
ブ２４と外側になる蓋の側部タブ２５からなる。この場
合は、蓋の側部壁２４、２５が互いに重なり互いに接着
されて、蓋の両側部壁を形成する。
【００２０】ヒンジ蓋付きボックス１０は、図１のブラ
ンクから折り曲げタレット２６（図２）において製造さ
れ、前記折り曲げタレットは、例えば、US第4,084,393
号にしたがって設計される。しかしながら、図２によれ
ば、この発明においては、折り曲げタレット２６は、こ
の公知の具体例とは異なり、一度に１枚のブランク１１
または１個のヒンジ蓋付きボックス１０を収容するため
の組をなすポケット２７、２８を備える２トラックの作
動構造体として設計される。
【００２１】ブランク１１は、（組をなして）ブランク
の移送経路２９に沿って径方向に折り曲げタレット２６
に供給される。多少は完成されたヒンジ蓋付きボックス
１０は、同様に径方向に向くパックコンベヤー経路３０
の区域に導入される。この経路３０はブランクの移送経
路２９を横断して走行する。前記のパックコンベヤー経
路３０の区域においては、ボックス１０が移送されつつ
ある間に、パック完成のための仕上げがヒンジ蓋付きボ
ックス１０に対して行われる。
【００２２】ブランク１１は、折り曲げタブ同士を接続
してパックの諸部分を固定するために接着剤を付与され
ている。ブランクの移送経路２９において、接着剤スポ
ットが、未だ折り曲げられていないブランク１１の内側
に、正確にいえば接着剤のスポット３１が、内側になる
タブ２３を蓋の前部壁２０と接続するために、蓋の前部
壁２０と内側になるタブ２３の区域に付与される。別の
接着剤スポット３２が後部壁１６の区域に配置される。
パックの内容物すなわち煙草グループのための内部包装
材がこの区域に固着される。別の接着剤スポット３３
が、パックの内容物を同様に固着するために底部壁１７
と隣接するように底部壁１５の区域に配置される。同様
に、パックの上部閉鎖縁部と隣り合って前部壁１５の区
域に配置される接着剤スポット３４が、別体のブランク
から形成されるカラーをヒンジ蓋付きボックスの一部と
して固着するために機能する。カラー、すなわちカラー
の側部タブを固着するために、接着剤スポット３５が利
用され、これらのスポットはボックス部の内側になる側
部タブ１８の区域に配置される。接着剤スポット３１、
３２、３３および３４は、どの場合も２つのスポット列
をなして配置され、各スポット列は、異なる機能用にど
の場合も２個のスポットからなる。
【００２３】ブランク１１の問題となる接着は、多少と
も完成されたヒンジ蓋付きボックス１０がひとたび折り
曲げタレット２６から押し出されたときに、すなわち、
パックコンベヤーの経路３０の区域において発生する。
この区域において、ヒンジ蓋付きボックスは、外側にな
る側部タブ１９と蓋の側部タブ２５（のみ）が未だ折り
曲げられていないという事実を別にすれば殆ど完成され
ており、すなわち、これらのボックスは、水平面に延出
している。この場合は、ヒンジ蓋付きボックスは、側部
タブ１９と蓋の側部タブ２５が、上部のパック面内にお
いて、翼状に両側部方向に向くように、互いに離間して
パックコンベヤー経路３０の区域を移送される（図７参
照）。したがって、前部壁１５と蓋の前部壁２０は、上
方を向いている。接着対象である側部タブと蓋の側部タ
ブ２５はしたがって、下方を向く。
【００２４】パックコンベヤー経路３０においては、側
部タブ１９と蓋の側部タブ２５が接着アセンブリー３６
を通過して案内され、この区域において接着される。こ
の場合は、接着剤の特殊な付与物、すなわち、長手方向
に延出する接着剤の平行する薄いストリップ３７、３
８、３９、４０が折り曲げタブに付与される。接着剤の
ストリップ３７…４０は、幅が狭く連続する、すなわ
ち、例えば、１ｍｍから２ｍｍの幅を持つ中断されない
接着剤のエリアである。
【００２５】ひとたび接着剤のストリップ３７…４０が
付与されると、側部タブ１９と蓋の側部タブ２５は、こ
れらが互いに接触して折り曲げられて、関連する内側に
なる１８と蓋の側部タブ２４と接続される。ヒンジ蓋付
きボックス１０がこうして完成状態となる。
【００２６】接着剤アセンブリー３６の外観とその作動
態様は、特別な特徴を備える。ブランク１１またはヒン
ジ蓋付きボックス１０は、接着剤分配器を経て移動さ
れ、接着剤がヒンジ蓋付きボックス１０またはブランク
１１の移動を介して、下側から折り曲げタブに転接され
るように、一時的に前記接着剤分配器と接して支持され
る。接着剤の付与物または接着剤のストリップ３７…４
０は、ブランクの移送速度との兼ね合いで、ブランク１
１が接着剤分配器に向き合って押される状態を持続し、
または、接着剤の前記分配器への供給が持続する結果生
じる。
【００２７】接着剤分配器は、接着剤ノズル４１、４２
であり、これらは上方に向かう口部を備える接着剤供給
口部である（図３、４）。
【００２８】接着剤ノズル４１、４２を経由して接着剤
を転接するために、ブランク１１またはヒンジ蓋付きボ
ックス１０の折り曲げタブは、接着剤４１、４２または
それらの口部と接する。接着剤ノズル４１、４２との接
触およびブランク１１の相対移動の結果として、接着剤
のストリップ状の付与物が転接される。接着剤のストリ
ップ３７…４０の幅は、接着剤ノズル４１、４２の直径
または口部によって与えられる。接着剤のストリップ３
７…４０の長さは、ブランク１１と接着剤ノズル４１、
４２との接触の持続時間または- 今の場合は- 接着剤ノ
ズル４１、４２に対する接着剤の供給の持続時間によっ
て決定される。ブランク１１への接着剤の転接を確実に
するために、接着剤ノズル４１、４２への接着剤の供給
は、対応して制御される遮断部材によって中断される。
【００２９】図３、４によれば、ヒンジ蓋付きボックス
１０の各側、またはパックコンベヤー３０の両側に、独
立した接着ユニット４３、４４が設けられる。各接着ユ
ニット４３、４４は、２つの接着剤のストリップ３７、
３８および３９、４０を付与するために、隣り合う２つ
の接着剤ノズル４１、４２に接着剤を供給する。接着剤
は、（図示しない）中央接着剤供給源を経て各接着ユニ
ット４３、４４の２つの接着剤ノズル４１、４２に供給
される。各接着ライン４５、４６内には、遮断部材また
は遮断弁４７が設けられ、これが包装機に関し時間的に
制御される（図６、７）。したがって、各接着剤ノズル
４１、４２への接着剤の供給は、それぞれ独立して、正
確にいえば、各ノズル４１、４２に専用の弁４７を介し
て制御されることができる。接着剤のストリップ３７…
４０の長さは、弁４７の開閉状態によって決定されるの
で、図１に示すように、長さを異にする接着剤のストリ
ップ３７…４０が、接着剤ノズル４１によって転接され
る。
【００３０】ブランク１１またはヒンジ蓋付きボックス
１０に最大限度量の接着剤を転接するために、ブランク
１１または折り曲げタブは、接着剤ノズル４１、４２と
向き合ってこれらに（弾性的に）押圧される。接着アセ
ンブリー３６の区域に、接着剤ノズル４１、４２の専用
に筐するために圧力作用部材が設けられる。現模範具体
例においては、これらは弾性的に変形可能なストリップ
状の圧力作用プレート４８、４９である（図３、４）。
これらは、折り曲げタブ１９、２５の移送経路の上方
に、移送経路方向に延出する。これらの圧力作用プレー
ト４８、４９は、ブランクの移送方向に向かって下に傾
斜するように配列される。このことによって、ブランク
１１に向かってその移送方向に減少する導入角度が生じ
る。接着剤ノズル４１、４２の区域およびこの区域の前
方において、圧力作用プレート４８、４９は、横向きの
案内部材すなわちヒンジ蓋付きボックス１０の移動経路
の両側にある案内レール５０と対向してこれに接触す
る。この案内レール５０は、側部タブ１９、２５の区域
に延出する。側部タブ１９、２５は、案内レール５０の
上面と接するので、移送が続く間は一時的に案内レール
５０と圧力作用プレート４８、４９の間の位置を通過す
る。
【００３１】接着剤ノズル４１、４２は、案内レール５
０の区域、正確にいえば、その端部に隣り合うように設
けられる。圧力作用プレート４８、４９は、これらが移
送方向において、接着剤ノズル４１、４２を越えて延出
するように、すなわち、圧力作用プレート４８、４９
が、接着剤ノズル４１、４２の区域においてブランク１
１の上面をグリップし、これらに押圧力を作用するよう
に大きさが決められる。ブランク１１またはヒンジ蓋付
きボックス１０が存在しない場合に、圧力作用プレート
４８、４９が接着剤ノズル４１、４２にじかに接するこ
とがないように、圧力作用プレート４８、４９の両端部
- 接着剤ノズル４１、４２の区域- には、Ｕ字状の凹部
が設けられるので、接着剤ノズル４１、４２は露出す
る。
【００３２】圧力作用プレート４８、４９は、ヒンジ蓋
付きボックス１０の経路の上方に設けられたマウント５
２に固定される。今に例では、このマウントは、圧力作
用プレート４８、４９が、図４および図６の圧力作用位
置から引っ込んだ上部位置に移動できるように設計され
る。この目的で、圧力作用プレート４８、４９は、（手
動）レバー５４によって回動可能な１つの横断方向を向
く軸５３に接続されており、その結果として圧力作用プ
レート４８、４９は回動される。
【００３３】圧力作用プレート４８、４９の引っ込ん
だ、または回動された位置において、接着剤ノズル４
１、４２が、外側からこれらのノズルと向き合って接す
る閉鎖部材によって有利に閉じられるので、その結果と
して接着剤ノズル４１、４２の区域においては接着剤が
硬化しない。今の例では、ノズル４１、４２の各組が閉
鎖部材５５に割り当てられる（図３、４）。閉鎖部材５
５は、プレート状の外観を有し、それが接着ノズル４
１、４２と対向接触する区域においては、例えば、ゴム
製の１つの弾性的なシール部材５６を備える（図４、
６）。比較的長い時間に亘って作動が中断される場合
は、圧力作用プレート４８、４９が起立され、閉鎖部材
５５が閉じた位置に移動する。この目的で、閉鎖部材５
５が、横断方向に向く共通の付勢軸５７に設けられ、こ
の付勢軸５７が（手動）レバー５８を経て回動され閉鎖
部材５５を移動する。
【００３４】接着剤付与物、特に接着剤ストリップ３７
…４０が正しい位置に正しい形状をなして配置されてい
るかどうかが、接着ステーションまたは接着アセンブリ
ー３６に続く検査ユニット５９によってチェックされる
（図８参照）。この検査ユニット５９は、パックコンベ
ヤーの経路３０の両側に配置された２つの検査部材６
０、６１を有する。各検査部材６０、６１は、ヒンジ蓋
付きボックス１０の移送方向に関してこれを横断する方
向と一致するフォーク状の２つの脚部６２、６３であ
る。これらの脚部６２、６３は、検査の対象であるブラ
ンク１１の区域、今の場合でいえば側部タブ１９、２５
の区域が、２つの脚部６２、６３の間を通過するよう
に、互いに上下に離間して設けられる。
【００３５】接着剤のストリップ３７…４０が存在する
かどうか、および／または、それらが正しく形成されて
いるかどうかを検査するためにブランク１１が保持され
るのは、検査部材６０の２つの脚部６２、６３の間にお
いてである。この目的で、脚部６２、６３には、側部タ
ブ１９、２５の区域で相互作用を行い、接着剤のストリ
ップ３７…４０（または接着剤の他の付与物）に反応す
るセンサーが設けられる。これらのセンサーは、脚部６
２、６３の間の区域に静電容量電界を発生するものが好
ましい。接着剤のストリップ３７…４０の区域にある不
規則性は、静電容量の変化、正確にいえば、接着剤のス
トリップ３７…４０に水分が存在する結果としての静電
容量の変化を生じる。この静電容量の変化は信号に変換
される。
【００３６】別の特徴は、接着アセンブリー３６の制御
に関する。接着剤付与物の長さ、または、包装材料の移
送方向におけるこれら付与物の大きさは、接着剤ノズル
４１、４２の開口持続時間または接着剤供給時の弁４７
の開口持続時間によって決定される。接着剤の供給はさ
らに、機械の作動中にも、正確には、機械の運転速度お
よび／またはその出力にも影響を受ける。この場合は、
接着アセンブリー３６または接着ユニット４３、４４の
システム中に作用を及ぼす接着剤の圧力が変化する。包
装材料またはブランクの速度が比較的高い場合には、移
送速度が比較的低い場合よりも、これに対応する接着剤
の高い圧力が必要である。例えば、１分当たり４０パッ
クという低速または機械の出力である場合は、接着剤に
作用する圧力は１バールである。例えば、１分当たり４
００パックという最大または標準出力の場合は、システ
ムの圧力は６．５バールに増大される。この目的で、必
要な圧力を発生する（図示しない）ポンプが接着剤の供
給箇所に設けられる。
【００３７】包装機が減少されたサイクル数で始動また
は作動されるときは別の特徴が実行される。接着アセン
ブリー３６の作動モードは、包装機が始動されると、そ
の定常作動状態に調節される。或る最低限度の運転速度
または機械出力に達するまでは、接着剤が付与部材また
は接着剤ノズル４１、４２にパルスの態様で、すなわち
中断を伴って供給される。例えば、包装機は、３つの異
なる速度、例えば、１分当たり４０パックのサイクルと
いう最低の速度で作動するように形成される。この作動
状態にあるときに、接着剤は例えば７０ヘルツのサイク
ル数で供給される。１分当たり２００パックという中間
の速度においては、接着剤は、例えば３５０ヘルツの割
合でパルス態様で供給される。機械出力がさらに高い場
合は、接着剤が加圧状態で連続して移送される。給送さ
れる接着剤の総量は、さらに、またはこれに代えて、接
着剤に作用する圧力を調節することによっても影響を受
ける。その範囲は例えば１バールから３バールの間の圧
力値である。
【００３８】接着剤のストリップ状付与物を付与する方
法と装置は、もちろん折り曲げられていないブランクま
たは連続材料ウエブにも使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】ヒンジ蓋付きボックス用ブランクの展開図。
【図２】ヒンジ蓋付きボックスを製造する包装機の簡略
平面図。
【図３】接着アセンブリーを備えるパックコンベヤーの
経路区域の拡大平面図。
【図４】図３の側面図および長手方向断面図による細
部。
【図５】接着アセンブリーの一層の拡大平面図。
【図６】図５の側面図。
【図７】図５、図６による接着アセンブリーの横断面
図。
【図８】検査アセンブリー区域の断面図。
【符号の説明】
１０…パック，１１…ブランク，１９…側部タブ，２５
…蓋の側部タブ，３０…パックコンベヤー経路，３６…
接着アセンブリー，３７，３８，３９，４０…接着剤の
ストリップ，４１、４２…接着剤ノズル，４３，４４…
接着ユニット，４５，４６…接着剤ライン，４８，４９
…圧力作用プレート，５５…閉鎖部材，５６…シール部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティン・シュティラー ドイツ連邦共和国、27283 フェルデン、 デールベルガー・シュトラーセ 35 (72)発明者 ヘルマン・ブローメ ドイツ連邦共和国、27337 ブレンダー− アインステ、ビュッセンシュット−シュト ラーセ 21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 接着剤のストリップ状の付与物すなわち
    接着剤のストリップ(37,38,39,40) が、包装材料の、接
    着剤分配器すなわち接着剤ノズル(41,42) に対する移送
    運動によって、包装材料に転接され、 包装材料は、少なくとも接着剤を接着剤ノズル(41,42)
    に供給する間は、接着剤ノズルと向き合ってこれらと接
    触し、弾性力によって前記接着ノズルと向き合って押圧
    される点に特徴を有する、 接着剤によって接続された折り曲げタブ、または他のパ
    ックのパーツを備えるパックの製造に関連して、包装材
    料、すなわち、ブランク(11)または一部が折り曲げられ
    たパック(10)の折り曲げタブに接着剤を付与する方法。
  2. 【請求項２】 包装機が始動されるか、接着作用が開始
    されたとき、包装材料の最小速度にに達するまで、接着
    剤が、接着剤付与部材すなわち接着剤ノズル(41,42) に
    パルスをなす間歇的態様で供給され、 この供給作用が、接着剤ノズル(41,42) に至る接着ライ
    ン(45,46) 内にある弁(47)または遮断部材のパルスをな
    す間歇的な開口と閉口によって特に行われる点に特徴を
    有する請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 接着アセンブリー(36)が、接着剤分配器
    すなわち接着剤ノズル(41,42) を備え、 包装材料は、弾性力の下で、包装材料の移送運動中は接
    着剤を転接するために、好ましくは上方を向いたノズル
    の口部と向き合ってこれらと接する点に特徴を有し、 接着剤を転接するために、包装材料、特にヒンジ蓋付き
    ボックス(10)が、コンベヤーの経路、特にパックコンベ
    ヤー経路(30)に沿って移動され、当工程中は、接着アセ
    ンブリー(36)を通過して移送されることが可能である、 包装材料、特に、完成または半完成状態のパック(10)の
    ブランク(11)または折り曲げタブまたはその他のパーツ
    を接着する装置。
  4. 【請求項４】 パックコンベヤー経路(30)の両側に設け
    られた接着ユニット(43,44) の区域において、煙草用ヒ
    ンジ蓋付きボックス(10)の両側方を向く側部タブ(19)お
    よび／または蓋の側部タブ(25)が、固定された接着剤ノ
    ズル(41,42)を越えて移動することができ、 側部タブ(19)および／または蓋の側部タブ(25)は、これ
    らの接着剤ノズル(41,42) と向き合ってこれらと接し、 各接着ユニット(43,44) のは、２つの隣り合う接着ノズ
    ル(41,42) を備え、それぞれが、側部タブ(19)および蓋
    の側部タブ(25)の下側に２つの接着剤のストリップ(37,
    38,39,40) を形成する点に特徴を有する請求項３記載の
    装置。
  5. 【請求項５】 包装材料、特に、ヒンジ蓋付きボックス
    (10)のブランク(11)またはその他のパーツが、圧力作用
    部材、特に、細長い弾性圧力作用プレート(48,49) によ
    って、接着剤ノズル(41,42) と向き合ってこれらに押圧
    されることができ、 前記弾性圧力作用プレート(48,49) は、ブランクの、接
    着剤ノズル(41,42) とは反対側に配置される側部と向き
    合って接する点に特徴を有する請求項３記載の装置。
  6. 【請求項６】 接着剤ノズル(41,42) は、外側から閉鎖
    部材、特にシール部材(56)を備える閉鎖部材(55)によっ
    て閉鎖されることができる点に特徴を有する請求項３記
    載の装置。
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