JPH11230701A - 板状体の位置決め方法及び装置 - Google Patents

板状体の位置決め方法及び装置

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JPH11230701A
JPH11230701A JP3310098A JP3310098A JPH11230701A JP H11230701 A JPH11230701 A JP H11230701A JP 3310098 A JP3310098 A JP 3310098A JP 3310098 A JP3310098 A JP 3310098A JP H11230701 A JPH11230701 A JP H11230701A
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Tomoo Kajikawa
智生 梶川
Yoshiharu Okada
由治 岡田
Takayuki Okubo
貴行 大久保
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Asahi Glass Co Ltd
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    • C03B35/145Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by top-side transfer or supporting devices, e.g. lifting or conveying using suction
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑形状の板状体でも容易に位置決め可能な位
置決め方法及び装置を提供する。 【解決手段】本発明は、ロードセル22〜26で測定し
たガラス板1の荷重に基づいてガラス板1の重心1Aを
検出し、ガラス板1を移動して重心1Aを位置決め中心
に合わし、ガラス板1を重心1A周りに回転させてガラ
ス板1の姿勢を位置決め姿勢に合わす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板状体の位置決め方
法及び装置に係り、特に自動車用ガラスのような複雑形
状のガラス板(板状体)を加熱炉に向けて搬送する際
に、該ガラス板を所定の位置に位置決めするための板状
体の位置決め方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ガラス板の製造装置の一例とし
て、平板のガラス板をコンベアで加熱炉内を通過させて
軟化点近くまで加熱した後、成形型で所定の形状に曲げ
成形する製造装置がある。このようなガラス板の製造装
置には、ガラス板の位置決め装置が設けられ、この位置
決め装置によってガラス板は、コンベア上の所定の位置
に位置決めされた後、加熱炉内を通過することにより設
定温度に加熱される。
【0003】従来の位置決め装置は、プッシャとストッ
パとから構成されており、プッシャでガラス板の縁部を
押し、この縁部に対向する縁部をストッパに押し当てる
ことにより、ガラス板を所定の位置に位置決めしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラス板の位置決め装置は、単純形状(正方形、長方
形)のガラス板の位置決めには好適であるが、自動車用
サイドガラスのような複雑形状(変則五角形、変則六角
形)のガラス板には適用し難いという欠点がある。即
ち、複雑形状のガラス板をプッシャで押すと、ガラス板
がどの方向に押されて移動するのかコントロールし難い
ので、位置決めが非常に難しくズレた状態で位置決めさ
れる場合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、複雑形状の板状体でも容易に位置決めするこ
とができる板状体の位置決め方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、板状体の下面に当接して該板状体を支持
する複数の板状体支持部材と、前記複数の板状体支持部
材にそれぞれ設けられると共に、該複数の板状体支持部
材にかかる板状体の荷重を測定する複数の荷重測定手段
と、前記複数の荷重測定手段で測定された複数の荷重に
基づいて前記板状体の重心を検出する重心検出手段と、
前記重心検出手段で検出された板状体の重心が、予め設
定された位置決め中心位置に合致するように板状体を移
動させる移動手段と、前記板状体の重心周りの姿勢を検
出する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段で検出された
板状体の姿勢が、予め設定された位置決め姿勢に合致す
るように板状体を重心周りに回転させる回転手段と、か
ら成ることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、板状体の下面に当接して該板状体を支持する3本の
板状体支持部材と、前記3本の板状体支持部材の位置を
頂点とする三角形の重心に向けて、該3本の板状体支持
部材を同期して移動させることにより、3本の板状体支
持部材に対して前記板状体を摺動させて該板状体の重心
を前記三角形の重心に合致させる移動手段と、前記移動
手段によって重心が前記三角形の重心に合致された前記
板状体の重心周りの姿勢を検出する姿勢検出手段と、前
記姿勢検出手段で検出された板状体の姿勢が、予め設定
された所定の姿勢に合致するように板状体を重心周りに
回転させる回転手段と、から成ることを特徴としてい
る。
【0008】請求項1、3記載の発明によれば、まず、
複数の板状体支持部材で板状体を支持し、これらの板状
体支持部材にかかる板状体の荷重を、板状体支持部材毎
に設けた複数の荷重測定手段によって測定する。次に、
荷重測定手段で測定された荷重に基づいて板状体の重心
を重心検出手段によって検出する。次いで、板状体を移
動手段で移動させて、重心検出手段で検出した前記重心
を予め設定された位置決め中心位置に合致させる。これ
によって、板状体の重心が位置決めされる。そして、重
心が位置決めされた板状体の重心周りの姿勢を姿勢検出
手段によって検出する。そして、板状体を回転手段によ
って重心周りに回転させて、板状体の姿勢を予め設定さ
れた位置決め姿勢に合致させる。これによって、板状体
の位置決めが終了する。したがって、請求項1記載の発
明によれば、板状体の重心を基準に板状体を位置決めす
るので、複雑形状の板状体でも容易に位置決めすること
ができる。
【0009】請求項2、5記載の発明によれば、まず、
3本の板状体支持部材で板状体を支持する。次に、3本
の板状体支持部材の位置を頂点とする三角形の重心に向
けて、3本の板状体支持部材を同期して移動する。これ
により、板状体が3本の板状体支持部材に対して摺動し
始め、板状体の重心が前記三角形の重心に合致する。こ
れにより、板状体の重心が位置決めされる。次いで、重
心が位置決めされた板状体の重心周りの姿勢を姿勢検出
手段によって検出する。そして、板状体を回転手段によ
って重心周りに回転させて、板状体の姿勢を予め設定さ
れた位置決め姿勢に合致させる。これによって、板状体
の位置決めが終了する。したがって、請求項3記載の発
明も請求項1記載の発明と同様に、板状体の重心を基準
に板状体を位置決めするので、複雑形状の板状体でも容
易に位置決めすることができる。
【0010】請求項4記載の発明によれば、重心検出手
段としてロードセルを適用したので、板状体支持部材に
かかる荷重を板状体支持部材毎に支障なく測定すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る板状体の位置決め方法及び装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図1は、実施の形態の位置決め装置
10が自動車用ガラスの位置決め装置に適用された自動
車用ガラス用製造ラインの一部を示す斜視図である。
【0012】まず、同図に示す自動車用ガラス用製造ラ
インについて説明すると、曲げ成形前のガラス板1は、
上流側のローラコンベア2、2…上に載置された後、こ
れらのローラコンベア2、2…からベルトコンベア3に
向けて搬送される。そして、ガラス板1は、ベルトコン
ベア3の下流側に設置された位置決め装置10によって
予め設定された位置決め位置に位置決めされた後、ベル
トコンベア4、及び下流側のローラコンベア5、5…を
介して加熱炉6内に搬送される。加熱炉6内に搬送され
たガラス板1は、加熱炉6内に設置された図示しないヒ
ータによって軟化点近く(約640℃)まで加熱された
後、加熱炉6の後段に設けられた図示しない成形装置の
成形型で所定の形状に曲げ成形される。以上が前記自動
車用ガラス用製造ラインおける1枚のガラス板1の流れ
である。
【0013】次に、位置決め装置10について説明す
る。この位置決め装置10は、荷重測定ユニット12と
吸着ユニット14とから構成され、荷重測定ユニット1
2はガラス板1の搬送ラインの下方側に設置されると共
に、前記吸着ユニット14は前記搬送ラインの上方側に
設置されている。前記荷重測定ユニット12は図1、図
2に示すように3本の支持バー(板状体支持部材)1
6、18、20を有している。3本の支持バー16、1
8、20は、各々の軸が鉛直方向に向くように設置され
ると共に、支持バー16はロードセル(重心検出手段)
22を介してテーブル21上に設置され、支持バー18
はロードセル24を介してテーブル21上に設置され、
支持バー20はロードセル26を介してテーブル21上
にそれぞれ設置されている。また、支持バー16、1
8、20は、その設置位置を頂点とした場合に正三角形
となる位置に設置されている。また、前記テーブル21
は、基台28上に安定して設置されている。
【0014】前記支持バー16、18、20には図2上
二点鎖線で示すように、ガラス板1が載置される。支持
バー16、18、20上にガラス板1が載置されると、
ガラス板1からの荷重が支持バー16、18、20を介
してロードセル22、24、26にかかるので、ロード
セル22では支持バー16にかかる荷重が検出され、ロ
ードセル24では支持バー18にかかる荷重が検出さ
れ、ロードセル26では支持バー20にかかる荷重がそ
れぞれ検出される。前記ロードセル22、24、26で
検出された荷重は、図3に示すCPU30に出力され
る。以上が荷重測定ユニット12の構成である。なお、
CPU30については後述する。
【0015】前記吸着ユニット14は図1に示すように
吸着パッド32、X−Y−θ移動機構34、昇降シリン
ダ装置36、及び移動シリンダ装置38から構成され
る。前記吸着パッド32は、吸着部を下方に向けて取り
付けられると共に図示しないコンプレッサーに接続され
ている。この吸着パッド32をガラス板1の上面に押し
付けて前記コンプレッサーを駆動すると、ガラス板1は
吸着パッド32で吸着保持され、また、コンプレッサー
を停止すると、吸着パッド32によるガラス板1の吸着
が解除される。
【0016】前記X−Y−θ移動機構34は図2に示す
ように、回転機構40と水平方向移動機構42とから構
成される。前記回転機構40は、θ軸モータ44を有
し、このθ軸モータ44のスピンドル46の先端部に
は、前記吸着パッド32を支持するプレート48が固定
されいる。また、前記スピンドル46と吸着パッド32
が同軸上に位置するように、θ軸モータ44と吸着パッ
ド32の取付位置が設定されている。前記θ軸モータ4
4は、矩形状のプレート50に固定され、このプレート
50上に前記水平方向移動機構42が搭載されている。
【0017】水平方向移動機構42は、Y軸方向のねじ
送り機構とX軸方向のねじ送り機構とから構成される。
Y軸方向のねじ送り機構は、Y軸モータ52と、このモ
ータ52のスピンドルに連結されたねじ棒54等から構
成されており、前記ねじ棒54は、前記プレート50上
で図2上矢印Y方向に並設された一対のナット部材5
6、56に螺合される。なお、前記プレート50に、フ
ォトセンサ(姿勢検出手段)58が固定されている。こ
のフォトセンサ58については後述する。
【0018】前記Y軸モータ52は、Y軸モータ52の
上方に配置された矩形状のプレート60に固定され、こ
のプレート60上にX軸方向のねじ送り機構が搭載され
ている。X軸方向のねじ送り機構は、X軸モータ62
と、このモータ62のスピンドルに連結されたねじ棒6
4等から構成される。前記ねじ棒64は、前記プレート
60上で図2上矢印X方向に並設された一対のナット部
材66、66に螺合される。また、前記X軸モータ62
は、このモータ62の上方に配置された矩形状のプレー
ト68に固定される。したがって、このように構成され
たX−Y−θ移動機構34によれば、θ軸モータ44を
駆動すると、吸着パッド32をその軸を中心に回転させ
ることができる。また、Y軸モータ52を駆動すると、
Y軸方向のねじ送り機構の作用によって吸着パッド32
をY軸方向に移動させることができ、X軸モータ62を
駆動すると、X軸方向のねじ送り機構の作用によって吸
着パッド32をX軸方向に移動させることができる。
【0019】前記プレート68の上方には、昇降シリン
ダ装置36が設置される。このシリンダ装置36のピス
トン70は、前記プレート68の上面に固定されてい
る。したがって、昇降シリンダ装置36を駆動してピス
トン70を伸長すると、吸着パッド32を下降移動する
ことができ、ピストン70を収縮すると吸着パッド32
を上昇移動することができる。
【0020】前記昇降シリンダ装置36は図1に示すよ
うに、矩形状のベースプレート72に固定されている。
このベースプレート72の側部には、水平方向に配設さ
れた移動シリンダ装置38のピストン74が連結されて
いる。したがって、移動シリンダ装置38を駆動してピ
ストン74を伸長すると、吸着パッド32をベルトコン
ベア4の上方位置に移動することができ、ピストン74
を収縮すると吸着パッド32を荷重測定ユニット12の
上方位置に移動することができる。
【0021】以上の如く構成された位置決め装置10
は、自動車用ガラスの製造ラインを統括制御する図3の
CPU30によって駆動制御される。これによって、ガ
ラス板1は、予め設定された位置決め位置に位置決めさ
れた後、加熱炉6に搬送されて設定温度に加熱される。
なお、前記CPU30は、図4に示すガラス検知センサ
76からガラス板1が荷重測定ユニット12の上方位置
まで搬送されたことを示す信号が出力されると、図3に
示すベルトコンベア3、4の駆動装置78、及びベルト
コンベア3、4の昇降装置80を駆動制御する。
【0022】次に、前記CPU30による位置決め装置
10の駆動制御方法について図4〜図7を参照しながら
説明する。まず、ベルトコンベア3から搬送されたガラ
ス板1の後端部が図4に示すように、ガラス検知センサ
76で検出されると、即ち、ガラス板1が荷重測定ユニ
ット12の上方位置まで搬送されると、CPU30は、
ベルトコンベア駆動装置78を制御してベルトコンベア
3、4を停止する。そして、CPU30は、ベルトコン
ベア昇降装置80を制御してベルトコンベア3、4を下
降移動させる。これによって、ガラス板1は図5に示す
ように3本の支持バー16、18、20で支持される。
【0023】ガラス板1が支持バー16、18、20で
支持されると、これらの支持バー16、18、20にか
かるガラス板1からの荷重がロードセル22、24、2
6によって測定される。ロードセル22、24、26で
測定された3つの荷重情報はCPU30に出力され、そ
して、CPU30は、前記3つの荷重情報を基に既知の
荷重算出式からガラス板1の重心1Aを検出する。
【0024】次に、CPU30は図6に示すように、X
−Y−θ移動機構34の水平方向移動機構42を駆動制
御して、吸着パッド32の軸心32Aがガラス板1の重
心1Aに合致する位置に吸着パッド32を移動させる。
即ち、CPU30はX−Y座標を有しており、X−Y座
標上における前記重心1Aの座標を検出し、この座標位
置に吸着パッド32の軸心32Aが合致するよう吸着パ
ッド32を移動する。
【0025】次いで、CPU30は、昇降シリンダ装置
36を駆動制御してピストン70を伸長させる。これに
よって、吸着パッド32がガラス板1に押し当てられ
る。そして、CPU30は、吸着パッド32のコンプレ
ッサーを駆動して吸着パッド32でガラス板1を吸着保
持する。これによって、ガラス板1は、その重心1Aが
吸着パッド32の軸心32Aと合致した状態で吸着パッ
ド32に保持される。
【0026】次に、CPU30は、水平方向移動機構4
2を駆動制御してガラス板1を移動させることにより、
ガラス板1の重心1Aを予め設定された位置決め中心位
置(不図示)に合致させる。これによって、ガラス板1
の重心1Aの位置決めが終了する。次に、吸着パッド3
2で保持されたガラス板1の重心1A周りの姿勢をフォ
トセンサ58で検出する。このフォトセンサ58は、ガ
ラス板1のエッジを検出する位置に設けられており、フ
ォトセンサ58で検出された光学情報は、CPU30に
随時出力される。CPU30は、前記フォトセンサ58
で検出された光学情報と、RAM31に予め記憶してい
る位置決め姿勢を示す光学情報とを比較する。そして、
CPU30は、前者の光学情報が後者の光学情報に合致
するまでガラス板1を回転機構40によって図6の如く
回転させ、そして、2つの光学情報が合致した位置で回
転機構40を停止する。これにより、ガラス板1の姿勢
が予め設定された位置決め姿勢に合致する。
【0027】以上の動作によって、ガラス板1の位置決
めが終了する。そして、位置決めされたガラス板1は図
7に示すように、移動シリンダ装置38のピストン74
の伸長動作によってベルトコンベア4の上方に移動され
る。ガラス板1がベルトコンベア4の上方に位置する
と、CPU30は、ベルトコンベア昇降装置80を制御
してベルトコンベア3、4を元の位置まで上昇移動させ
る。これにより、ガラス板1は、ベルトコンベア4上の
予め設定した位置決め位置に載置される。この後、CP
U30は、ベルトコンベア駆動装置78を制御してベル
トコンベア3、4を駆動する。これによって、位置決め
されたガラス板1が加熱炉6に向けて搬送され、一方で
後続する新たなガラス板1が位置決め装置10に向けて
搬送される。このような動作を繰り返すことにより、位
置決め装置10で位置決めしたガラス板1を加熱炉6に
順次搬送することができる。
【0028】したがって、本実施の形態の位置決め装置
10は、ガラス板1の重心1Aを基準にガラス板1を位
置決めしたので、自動車用サイドガラスのような複雑形
状のガラス板1でも容易に位置決めすることができる。
図8は、第2の実施の形態に係る位置決め装置100の
平面図である。同図に示す位置決め装置100は、ガラ
ス板1を支持する3本の支持バー102、104、10
6を有している。これらの支持バー102、104、1
06の各先端部には図9に示すように、三角錐形状の支
持ヘッド108、110、112が設けられている。前
記支持ヘッド108、110、112は、ガラス板1と
の間の摩擦抵抗を小さくするために、樹脂系材料で製造
されている。
【0029】また、前記支持バー102、104、10
6は図8に示すように、テーブル114上に設置される
と共に、その設置位置を頂点とした場合に正三角形とな
る位置に設置されている。更に、支持バー102、10
4、106には、図示しない移動装置が設けられ、この
移動装置によって支持バー102、104、106は、
支持バー102、104、106の位置を頂点とする三
角形の重心Gに向けて同期して移動することができる。
また、前記テーブル114には、図示しない回転装置が
設けられ、この回転装置によってテーブル114は前記
重心Gを中心に回転することができる。
【0030】次に、前記の如く構成された位置決め装置
100の作用について説明する。まず、3本の支持バー
102、104、106でガラス板1を支持する。次
に、3本の支持バー102、104、106の位置を頂
点とする三角形の重心に向けて、3本の支持バー10
2、104、106を同期して移動する。これにより、
ガラス板1が支持バー102、104、106に対して
摺動し始め、そして、支持バー102、104、106
を完全に近接させた時に、ガラス板1の重心1Aが図1
0の如く前記三角形の重心Gに合致する。これにより、
ガラス板1の重心1Aが重心Gに位置決めされる。
【0031】次に、前記ガラス板1の重心1A周りの姿
勢を、ガラス板1の上方に設置したフォトセンサ116
で検出する。このフォトセンサ116は、ガラス板1の
エッジを検出する位置に設けられ、フォトセンサ116
で検出された光学情報は、CPUに随時出力される。C
PUは、フォトセンサ116で検出された光学情報と、
予め記憶している位置決め姿勢を示す光学情報とを比較
し、そして、前者の光学情報が後者の光学情報に合致す
るまでテーブル114を介してガラス板1を回転させ、
そして、2つの光学情報が合致した位置で回転を停止す
る。これにより、ガラス板1の姿勢が予め設定された位
置決め姿勢に合致する。以上の動作によって、ガラス板
1の位置決めが終了する。
【0032】したがって、第2の実施の形態の位置決め
装置10も同様に、ガラス板1の重心1Aを基準にガラ
ス板1を位置決めするので、複雑形状のガラス板1でも
容易に位置決めすることができる。なお、本実施の形態
では、自動車用ガラス板の位置決め装置10について説
明したが、これに限られるものではなく、他の板状体の
位置決め装置に適用しても良い。一方で、自動車用ガラ
ス板の形状は特に複雑であることから、前述のように位
置決めを困難ならしめる。そのため、本発明の位置決め
方法、装置は、自動車用ガラス板、特に形状の複雑な自
動車サイドウインド用ガラス板に好ましく適用できる。
【0033】また、上記実施の形態では、吸着パッドを
ガラス板の上面に配設してあるが、これを下面に配設す
ることもできる。この場合、第1の実施の形態の変形例
として、荷重測定ユニットのテ−ブルの中央に進退自在
に、吸着パッドを設けることによりガラス板の重心測定
とガラス板の位置及び姿勢の調整とをスムースに行うこ
とができる。
【0034】さらにこの場合、吸着パッドをガラス板の
搬送面まで後退させて吸着を解除するだけで、ベルトコ
ンベヤの駆動をガラス板に伝え、ガラス板を搬送するこ
とができる。なお、ガラス板の位置決め後、直ちにベル
トコンベヤの駆動によりガラス板を搬送する上記の手法
は、ガラス板の下面を吸着する変形例に限らず、第1の
実施の形態にあるガラス板の上面を吸着する場合にも適
用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る板状体
の位置決め方法及び装置によれば、板状体の重心を予め
設定された位置決め中心に合致させると共に、板状体を
重心周りに回転させて板状体の姿勢を予め設定された位
置決め姿勢に合致させることにより、板状体を位置決め
するので、複雑形状の板状体でも容易に位置決めするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ガラスの位置決めに適用された位置決
め装置の第1の実施の形態を示す斜視図
【図2】図1の位置決め装置の要部組立斜視図
【図3】図1の位置決め装置の制御系を示すブロック図
【図4】自動車用ガラスが支持バーの上方位置に搬送さ
れた状態を示す図
【図5】自動車用ガラスが支持バーで支持されて荷重が
測定されている状態を示す図
【図6】自動車用ガラスの重心がパッドで吸着保持され
て重心と姿勢とが位置決めされている状態を示す図
【図7】位置決めされた自動車用ガラスがコンベアの所
定の位置に搬送された状態を示す図
【図8】板状体の位置決め装置の第2の実施の形態を示
す平面図
【図9】図8の位置決め装置に適用された支持バーの先
端部を示す斜視図
【図10】図8の位置決め装置によってガラス板が芯合
わせされた状態を示す平面図
【符号の説明】
1…ガラス板 10、100…ガラス板の位置決め装置 12…荷重測定ユニット 14…吸着ユニット 16、18、20…支持バー 22、24、26…ロードセル 30…CPU 32…吸着パッド 34…X−Y−θ移動機構 38…移動シリンダ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体の下面を複数の板状体支持部材によ
    って支持し、 前記複数の板状体支持部材にそれぞれ設けられた複数の
    荷重測定手段によって、該複数の板状体支持部材にかか
    る板状体の荷重を測定し、 前記複数の荷重測定手段で測定された複数の荷重に基づ
    き重心検出手段によって前記板状体の重心を検出し、 前記重心検出手段で検出された板状体の重心が、予め設
    定された位置決め中心位置に合致するように移動手段に
    よって板状体を移動し、 前記板状体の重心周りの姿勢を姿勢検出手段によって検
    出し、 前記姿勢検出手段で検出された板状体の姿勢が、予め設
    定された位置決め姿勢に合致するように回転手段によっ
    て板状体を重心周りに回転することにより、板状体を位
    置決めすることを特徴とする板状体の位置決め方法。
  2. 【請求項2】板状体の下面を3本の板状体支持部材で支
    持し、 前記3本の板状体支持部材の位置を頂点とする三角形の
    重心に向けて、該3本の板状体支持部材を移動手段によ
    って同期させて移動することにより、3本の板状体支持
    部材に対して前記板状体を摺動させて該板状体の重心を
    前記三角形の重心に合致させ、 前記移動手段によって重心が前記三角形の重心に合致さ
    れた前記板状体の重心周りの姿勢を姿勢検出手段によっ
    て検出し、 前記姿勢検出手段で検出された板状体の姿勢が、予め設
    定された所定の姿勢に合致するように回転手段によって
    板状体を重心周りに回転させることにより、板状体を位
    置決めすることを特徴とする板状体の位置決め方法。
  3. 【請求項3】板状体の下面に当接して該板状体を支持す
    る複数の板状体支持部材と、 前記複数の板状体支持部材にそれぞれ設けられると共
    に、該複数の板状体支持部材にかかる板状体の荷重を測
    定する複数の荷重測定手段と、 前記複数の荷重測定手段で測定された複数の荷重に基づ
    いて前記板状体の重心を検出する重心検出手段と、 前記重心検出手段で検出された板状体の重心が、予め設
    定された位置決め中心位置に合致するように板状体を移
    動させる移動手段と、 前記板状体の重心周りの姿勢を検出する姿勢検出手段
    と、 前記姿勢検出手段で検出された板状体の姿勢が、予め設
    定された位置決め姿勢に合致するように板状体を重心周
    りに回転させる回転手段と、 から成ることを特徴とする板状体の位置決め装置。
  4. 【請求項4】前記荷重測定手段は、ロードセルであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の板状体の位置決め装置。
  5. 【請求項5】板状体の下面に当接して該板状体を支持す
    る3本の板状体支持部材と、 前記3本の板状体支持部材の位置を頂点とする三角形の
    重心に向けて、該3本の板状体支持部材を同期して移動
    させることにより、3本の板状体支持部材に対して前記
    板状体を摺動させて該板状体の重心を前記三角形の重心
    に合致させる移動手段と、 前記移動手段によって重心が前記三角形の重心に合致さ
    れた前記板状体の重心周りの姿勢を検出する姿勢検出手
    段と、 前記姿勢検出手段で検出された板状体の姿勢が、予め設
    定された所定の姿勢に合致するように板状体を重心周り
    に回転させる回転手段と、 から成ることを特徴とする板状体の位置決め装置。
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