JP2580701B2 - 焼結体姿勢制御装置 - Google Patents
焼結体姿勢制御装置Info
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- JP2580701B2 JP2580701B2 JP63097415A JP9741588A JP2580701B2 JP 2580701 B2 JP2580701 B2 JP 2580701B2 JP 63097415 A JP63097415 A JP 63097415A JP 9741588 A JP9741588 A JP 9741588A JP 2580701 B2 JP2580701 B2 JP 2580701B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、端面に凹部が形成されてなる焼結体の姿勢
を一定にそろえるための焼結体姿勢制御装置に関する。
を一定にそろえるための焼結体姿勢制御装置に関する。
一般に、例えば、対向する一対の端面のうち一方に凹
部が形成されてなる円板状の焼結体をサイジング用プレ
スによって再圧縮する場合には、凹部のある端面を上側
あるいは下側の一方向にそろえる必要がある。
部が形成されてなる円板状の焼結体をサイジング用プレ
スによって再圧縮する場合には、凹部のある端面を上側
あるいは下側の一方向にそろえる必要がある。
ところで、上記のように一方の端面に凹部がある焼結
体の姿勢を一定にそろえるのは、一方の端面に突起があ
る焼結体の姿勢をそろえるのに比べて難しく、従って、
従来は、作業員が個別に焼結体の姿勢をそろえており、
手間がかかり、作業性が悪いという問題があった。
体の姿勢を一定にそろえるのは、一方の端面に突起があ
る焼結体の姿勢をそろえるのに比べて難しく、従って、
従来は、作業員が個別に焼結体の姿勢をそろえており、
手間がかかり、作業性が悪いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、端面に凹部が形成されてなる焼結体
の姿勢を迅速にかつ確実にそろえることができて、省力
化、自動化を図ることができる焼結体姿勢制御装置を提
供することにある。
的とするところは、端面に凹部が形成されてなる焼結体
の姿勢を迅速にかつ確実にそろえることができて、省力
化、自動化を図ることができる焼結体姿勢制御装置を提
供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、少なくとも一方
の端面に凹部が形成されてなる焼結体の姿勢を一定にそ
ろえるための焼結体姿勢制御装置であって、上記焼結体
を一列状に搬送する搬送機構と、上記凹部に挿入可能な
大きさの押圧具が昇降軸の下端に取付けられ、かつ前記
昇降軸の移動位置を検出するための位置センサを備えて
なり、上記搬送機構によって送られてきた焼結体の上端
面に向けて上記押圧具を下降させることにより上記上端
面を検査する凹部検出機構と、前記検査後の焼結体を個
別に所定位置に停止させる定置機構と、移送機構によっ
て移送される反転機構に、上記所定位置に載置された焼
結体を把持する把持機構が設けられてなり、上記凹部検
出機構によって検査された上端面が裏面と判定された場
合に、上記移送機構の動作中に上記把持機構によって把
持された焼結体を反転させるために上記反転機構を動作
させる表裏調整手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
の端面に凹部が形成されてなる焼結体の姿勢を一定にそ
ろえるための焼結体姿勢制御装置であって、上記焼結体
を一列状に搬送する搬送機構と、上記凹部に挿入可能な
大きさの押圧具が昇降軸の下端に取付けられ、かつ前記
昇降軸の移動位置を検出するための位置センサを備えて
なり、上記搬送機構によって送られてきた焼結体の上端
面に向けて上記押圧具を下降させることにより上記上端
面を検査する凹部検出機構と、前記検査後の焼結体を個
別に所定位置に停止させる定置機構と、移送機構によっ
て移送される反転機構に、上記所定位置に載置された焼
結体を把持する把持機構が設けられてなり、上記凹部検
出機構によって検査された上端面が裏面と判定された場
合に、上記移送機構の動作中に上記把持機構によって把
持された焼結体を反転させるために上記反転機構を動作
させる表裏調整手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
また、前記焼結体はその一方に端面に前記凹部として
の小径孔が形成され、かつ他方の端面に前記凹部として
の大径孔が形成されてなり、前記押圧具は前記大径孔に
挿入可能でかつ前記小径孔に挿入不能なものである。
の小径孔が形成され、かつ他方の端面に前記凹部として
の大径孔が形成されてなり、前記押圧具は前記大径孔に
挿入可能でかつ前記小径孔に挿入不能なものである。
本発明の焼結体姿勢制御装置にあっては、搬送機構に
よって送られてきた焼結体を凹部検出機構によって検査
して、凹部がある端面の位置を確認すると共に、定置機
構によって上記焼結体を所定位置に停止させ、次いで、
把持機構によってこの焼結体を把持し、さらに移送機構
によって持ち上げて移送し、かつ上記凹部検出機構によ
って凹部がある端面の位置が反対側であると判定された
焼結体は反転機構によって反転させて正しい姿勢にとと
のえる。
よって送られてきた焼結体を凹部検出機構によって検査
して、凹部がある端面の位置を確認すると共に、定置機
構によって上記焼結体を所定位置に停止させ、次いで、
把持機構によってこの焼結体を把持し、さらに移送機構
によって持ち上げて移送し、かつ上記凹部検出機構によ
って凹部がある端面の位置が反対側であると判定された
焼結体は反転機構によって反転させて正しい姿勢にとと
のえる。
以下、第1図ないし第4図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
第1図ないし第4図は本発明の焼結体姿勢制御装置の
一例を示すもので、第1図は平面図、第2図は第1図の
II−II線矢視図、第3図は正面図、第4図は第1図のIV
−IV線に沿う断面図である。そして、この焼結体姿勢制
御装置が取り扱う焼結体1は、例えば、第2図に示すよ
うに、内部に小径孔1aとこの小径孔1aに連通している大
径孔1bが形成された中空円柱状のものである。
一例を示すもので、第1図は平面図、第2図は第1図の
II−II線矢視図、第3図は正面図、第4図は第1図のIV
−IV線に沿う断面図である。そして、この焼結体姿勢制
御装置が取り扱う焼結体1は、例えば、第2図に示すよ
うに、内部に小径孔1aとこの小径孔1aに連通している大
径孔1bが形成された中空円柱状のものである。
上記焼結体姿勢制御装置は、ロータリーフィーダー2
から排出された上記焼結体1を一列状に整列させて載置
台3上に送る搬送機構4と、この搬送機構4によって送
られてきた焼結体1の端面1c,1dを検査する凹部検出機
構5と、上記搬送機構4によって送られてきた焼結体1
を個別に所定位置に停止させる定置機構6と、上記所定
位置に載置された焼結体1を把持する把持機構7と、こ
の把持機構7によって把持された焼結体1を持ち上げて
サイジング用プレス10のターンテーブル11の凹所11a内
に装入する移送機構8と、上記把持機構7に把持された
焼結体1を反転させる反転機構9とを主体として構成さ
れている。そして、上記搬送機構4は、上記ロータリー
フィーダー2から排出された焼結体1を水平方向に搬送
する搬送コンベア40と、この搬送コンベア40の搬送端か
ら下方の上記装置台3上に焼結体1を受け渡す搬送シュ
ート41とからなるものである。また、上記載置台3上に
は、上記焼結体1を案内する一対のガイド部材30,31が
設置されており、このガイド部材30と上記搬送シュート
41の出口端との間には、上記凹部検出機構5が配置され
ている。
から排出された上記焼結体1を一列状に整列させて載置
台3上に送る搬送機構4と、この搬送機構4によって送
られてきた焼結体1の端面1c,1dを検査する凹部検出機
構5と、上記搬送機構4によって送られてきた焼結体1
を個別に所定位置に停止させる定置機構6と、上記所定
位置に載置された焼結体1を把持する把持機構7と、こ
の把持機構7によって把持された焼結体1を持ち上げて
サイジング用プレス10のターンテーブル11の凹所11a内
に装入する移送機構8と、上記把持機構7に把持された
焼結体1を反転させる反転機構9とを主体として構成さ
れている。そして、上記搬送機構4は、上記ロータリー
フィーダー2から排出された焼結体1を水平方向に搬送
する搬送コンベア40と、この搬送コンベア40の搬送端か
ら下方の上記装置台3上に焼結体1を受け渡す搬送シュ
ート41とからなるものである。また、上記載置台3上に
は、上記焼結体1を案内する一対のガイド部材30,31が
設置されており、このガイド部材30と上記搬送シュート
41の出口端との間には、上記凹部検出機構5が配置され
ている。
上記凹部検出機構5は、上記載置台3の長孔32の一端
側に下方から挿着された第1近接スイッチ50と、載置台
3上にブラケット51を介して取付けられた昇降シリンダ
52と、この昇降シリンダ52の昇降軸53の下端に取付けら
れた押圧具54と、上記昇降軸53の中間部に装着された検
出体55、この検出体55の上部の大径部55aを検出するた
めにブラケット51に取付けられた位置センサとしての第
2近接スイッチ56とから構成されている。そして、各近
接スイチ50,56は、取り扱う焼結体によって適宜切り替
えて使用されるもので、例えば、上記焼結体1の場合に
は、大径孔(凹部)1bが大きく、かつ深いので、押圧具
54が大径孔1bに入るか否かによって焼結体1の表裏両端
面1c,1dの判別を第2近接スイッチ56によって行なうよ
うにしている。一方、焼結体の凹部が浅い場合には、第
1近接スイッチ50を用いて、第1近接スイッチ50とこの
第1近接スイッチ50に対応する焼結体の端面との間の距
離の差によって焼結体の両端面の判別を行なうようして
いる。
側に下方から挿着された第1近接スイッチ50と、載置台
3上にブラケット51を介して取付けられた昇降シリンダ
52と、この昇降シリンダ52の昇降軸53の下端に取付けら
れた押圧具54と、上記昇降軸53の中間部に装着された検
出体55、この検出体55の上部の大径部55aを検出するた
めにブラケット51に取付けられた位置センサとしての第
2近接スイッチ56とから構成されている。そして、各近
接スイチ50,56は、取り扱う焼結体によって適宜切り替
えて使用されるもので、例えば、上記焼結体1の場合に
は、大径孔(凹部)1bが大きく、かつ深いので、押圧具
54が大径孔1bに入るか否かによって焼結体1の表裏両端
面1c,1dの判別を第2近接スイッチ56によって行なうよ
うにしている。一方、焼結体の凹部が浅い場合には、第
1近接スイッチ50を用いて、第1近接スイッチ50とこの
第1近接スイッチ50に対応する焼結体の端面との間の距
離の差によって焼結体の両端面の判別を行なうようして
いる。
上記定置機構6は、上記載置台3上の一端に水平配置
された水平シリンダ60と、この水平シリンダ60のピスト
ンロッドの先端に取付けられ、かつ上記第1近接スイッ
チ50の上方(押圧具54の下方)に位置する焼結体1を両
ガイド部材30,31間に沿って移送する押出具61と、この
押出具61に対向して上記載置台3上の他端に配置された
位置決め板62と、この位置決め板62に溶着したブラケッ
ト63に取付けられ、かつストッパ軸64を上記長孔32の他
端側から出没させる出没シリンダ65とからなるものであ
り、上記押出具61の先端には、焼結体1の移動を安定化
させるV次状の切欠部61aが形成されている。また、上
記位置決め板62、ブラケット63及びストッパ軸64、出没
シリンダ65は、上記押出具61に対して接近、離反調整可
能に上記載置台3に取付けられている。
された水平シリンダ60と、この水平シリンダ60のピスト
ンロッドの先端に取付けられ、かつ上記第1近接スイッ
チ50の上方(押圧具54の下方)に位置する焼結体1を両
ガイド部材30,31間に沿って移送する押出具61と、この
押出具61に対向して上記載置台3上の他端に配置された
位置決め板62と、この位置決め板62に溶着したブラケッ
ト63に取付けられ、かつストッパ軸64を上記長孔32の他
端側から出没させる出没シリンダ65とからなるものであ
り、上記押出具61の先端には、焼結体1の移動を安定化
させるV次状の切欠部61aが形成されている。また、上
記位置決め板62、ブラケット63及びストッパ軸64、出没
シリンダ65は、上記押出具61に対して接近、離反調整可
能に上記載置台3に取付けられている。
上記把持機構7は、対向する一対の把持用ツメ70がシ
リンダによって開閉自在に設けらたもので、両把持用ツ
メ70の対向するV字状のへこみ部71間に焼結体1の外周
部を挟み込んで支持するものである。そして、この把持
機構7は、上記反転機構(ロータリーアクチュエータ)
9の回転軸に連結されている。また、上記反転機構9
は、移送機構8のスイング軸80の上端に取付けられてお
り、このスイング軸80は、載置台3の側部に設置された
ガイド筒81に昇降自在かつ回転自在に支持されている。
そして、上記スイング軸80の下端には、スイングシリン
ダ82の可動軸83が連結されており、このスイングシリン
ダ82は、可動軸83を昇降させる昇降シリンダ84と可動軸
83を90゜回転させるロータリーアクチュエータ85とから
構成されている。上記移送機構8、反転機構9および把
持機構7により表裏調整手段が構成されている。
リンダによって開閉自在に設けらたもので、両把持用ツ
メ70の対向するV字状のへこみ部71間に焼結体1の外周
部を挟み込んで支持するものである。そして、この把持
機構7は、上記反転機構(ロータリーアクチュエータ)
9の回転軸に連結されている。また、上記反転機構9
は、移送機構8のスイング軸80の上端に取付けられてお
り、このスイング軸80は、載置台3の側部に設置された
ガイド筒81に昇降自在かつ回転自在に支持されている。
そして、上記スイング軸80の下端には、スイングシリン
ダ82の可動軸83が連結されており、このスイングシリン
ダ82は、可動軸83を昇降させる昇降シリンダ84と可動軸
83を90゜回転させるロータリーアクチュエータ85とから
構成されている。上記移送機構8、反転機構9および把
持機構7により表裏調整手段が構成されている。
さらに、上記移送機構8によってターンテーブル11上
の凹所11a上に移送された把持機構7と該凹所11aとの間
には、第4図に示すように、円筒状の案内筒12が配置さ
れており、把持機構7によって把持された焼結体1はこ
の案内筒12内を通って上記凹所11a内に挿入されるよう
になっている。また、ターンテーブル11の各凹所11aに
装入された焼結体1は、サイジング用プレス10によって
再圧縮された後に排出口13から下方の排出シュート14に
排出され、かつ搬出コンベア15によって搬出されるよう
に構成されている。
の凹所11a上に移送された把持機構7と該凹所11aとの間
には、第4図に示すように、円筒状の案内筒12が配置さ
れており、把持機構7によって把持された焼結体1はこ
の案内筒12内を通って上記凹所11a内に挿入されるよう
になっている。また、ターンテーブル11の各凹所11aに
装入された焼結体1は、サイジング用プレス10によって
再圧縮された後に排出口13から下方の排出シュート14に
排出され、かつ搬出コンベア15によって搬出されるよう
に構成されている。
上記のように構成された焼結体姿勢制御装置を用いて
ロータリーフィーダー2からサイジング用プレス10に焼
結体1を供給する場合には、まず、ロータリーフィーダ
ー2から払い出された焼結体1は、搬送コンベア40及び
搬送シュート41を介して一列状に整列させた状態で載置
台3上に送る。この場合、水平シリンダ60のピストンロ
ッドを後退させておく共に、出没シリンダ65によってス
トッパ軸64を突出させておくことにより、上記一列状で
送られてきた焼結体1のうち先頭の焼結体1は、ガイド
部材30に停止せしめられ、かつ押出具61の先端とストッ
パ軸64との間(第1近接スイッチ50の上方,押圧具54の
下方)に位置せしめられる。
ロータリーフィーダー2からサイジング用プレス10に焼
結体1を供給する場合には、まず、ロータリーフィーダ
ー2から払い出された焼結体1は、搬送コンベア40及び
搬送シュート41を介して一列状に整列させた状態で載置
台3上に送る。この場合、水平シリンダ60のピストンロ
ッドを後退させておく共に、出没シリンダ65によってス
トッパ軸64を突出させておくことにより、上記一列状で
送られてきた焼結体1のうち先頭の焼結体1は、ガイド
部材30に停止せしめられ、かつ押出具61の先端とストッ
パ軸64との間(第1近接スイッチ50の上方,押圧具54の
下方)に位置せしめられる。
この状態において、昇降シリンダ52の昇降軸53を下降
させると、第2図の二点鎖線に示すように、焼結体1の
大径孔1bが下側に位置している場合には、押圧具54が焼
結体1の端面1cに当接して、それ以上、下方に降下しな
いから、第2近接スイッチ56が検出体55の大径部55aを
検出することにより、焼結体1の凹部(大径孔)1bが下
側に位置していることを円滑に検出することができる。
また、焼結体1の大径孔1bが上側に位置している場合に
は、上記押圧具54が該大径孔1b内に進入するから、検出
体55の大径部55aが第2近接スイッチ56の位置よりもさ
らに下方に降下する。従って、第2近接スイッチ56によ
って上記大径部55aが検出されないから、焼結体1の凹
部1bが上側に位置していることが検知される。
させると、第2図の二点鎖線に示すように、焼結体1の
大径孔1bが下側に位置している場合には、押圧具54が焼
結体1の端面1cに当接して、それ以上、下方に降下しな
いから、第2近接スイッチ56が検出体55の大径部55aを
検出することにより、焼結体1の凹部(大径孔)1bが下
側に位置していることを円滑に検出することができる。
また、焼結体1の大径孔1bが上側に位置している場合に
は、上記押圧具54が該大径孔1b内に進入するから、検出
体55の大径部55aが第2近接スイッチ56の位置よりもさ
らに下方に降下する。従って、第2近接スイッチ56によ
って上記大径部55aが検出されないから、焼結体1の凹
部1bが上側に位置していることが検知される。
次いで、出没シリンダ65のストッパ軸64を下降させる
と共に、水平シリンダ60によって押圧具61を前進させる
ことにより、上記焼結体1を、一対のガイド部材30,31
間に沿って、位置決め板62で停止させるまで移動させ
る。続いて、把持機構7の両把持用ツメ70間を広げた状
態において、第1図に示すように、ターンテーブル11上
に位置している把持機構7を、移送機構8のスイングシ
リンダ82によって、まず、上方に上昇させ、次いで90゜
水平方向に旋回させ、さらに、下方に下降させることに
より、焼結体1の両側方にそれぞれ両把持用ツメ70を位
置させた後に、両把持用ツメ70間を狭めて両把持用ツメ
70によって焼結体1を把持する。そして、上記スイング
シリンダ82によって、焼結体1を把持している把持機構
7を上昇させ、次いで90゜水平方向に旋回させ、さら
に、下降させることにより、第4図に示すように、ター
ンテーブル1の上方に設置された案内筒12の上方に位置
させた後、両把持用ツメ70間を広げた、焼結体1を案内
筒12の内部を通してターンテーブル11の凹所11a内に収
納する。この際、上記凹所検出機構5によって焼結体1
の姿勢が逆であることが検出されている場合には、移送
機構8によって、焼結体1を把持した状態の把持機構7
を移送している途中において、反転機構9によって把持
機構7を180゜反転させることにより、正しい姿勢にと
とのえた焼結体1をターンテーブル11の凹所11a内に収
納することができる。
と共に、水平シリンダ60によって押圧具61を前進させる
ことにより、上記焼結体1を、一対のガイド部材30,31
間に沿って、位置決め板62で停止させるまで移動させ
る。続いて、把持機構7の両把持用ツメ70間を広げた状
態において、第1図に示すように、ターンテーブル11上
に位置している把持機構7を、移送機構8のスイングシ
リンダ82によって、まず、上方に上昇させ、次いで90゜
水平方向に旋回させ、さらに、下方に下降させることに
より、焼結体1の両側方にそれぞれ両把持用ツメ70を位
置させた後に、両把持用ツメ70間を狭めて両把持用ツメ
70によって焼結体1を把持する。そして、上記スイング
シリンダ82によって、焼結体1を把持している把持機構
7を上昇させ、次いで90゜水平方向に旋回させ、さら
に、下降させることにより、第4図に示すように、ター
ンテーブル1の上方に設置された案内筒12の上方に位置
させた後、両把持用ツメ70間を広げた、焼結体1を案内
筒12の内部を通してターンテーブル11の凹所11a内に収
納する。この際、上記凹所検出機構5によって焼結体1
の姿勢が逆であることが検出されている場合には、移送
機構8によって、焼結体1を把持した状態の把持機構7
を移送している途中において、反転機構9によって把持
機構7を180゜反転させることにより、正しい姿勢にと
とのえた焼結体1をターンテーブル11の凹所11a内に収
納することができる。
一方、上記把持機構7が焼結体1を把持して、移送す
ると同時に、水平シリンダ60によって押出具61を元の位
置に後退させると共に、出没シリンダ65のストッパ軸64
を上方に突出させることによって、次の焼結体1を凹部
検出機構5による検査位置に受け入れる。
ると同時に、水平シリンダ60によって押出具61を元の位
置に後退させると共に、出没シリンダ65のストッパ軸64
を上方に突出させることによって、次の焼結体1を凹部
検出機構5による検査位置に受け入れる。
また、上記ターンテーブル11の凹所11aに収納された
焼結体1はサイジング用プレス10によって再圧縮された
後に、排出孔13から排出シュート14上に投下され、さら
に搬送コンベア15上に載置されて搬出される。
焼結体1はサイジング用プレス10によって再圧縮された
後に、排出孔13から排出シュート14上に投下され、さら
に搬送コンベア15上に載置されて搬出される。
なお、上記焼結体1のように深さの深い凹部1bがな
く、凹部が浅い場合には、第1近接スイッチ50を用い
て、第1近接スイッチ50とその上方に位置する焼結体1
の端面との距離の違いを検知することにより、焼結体1
の姿勢の判別を行なう。
く、凹部が浅い場合には、第1近接スイッチ50を用い
て、第1近接スイッチ50とその上方に位置する焼結体1
の端面との距離の違いを検知することにより、焼結体1
の姿勢の判別を行なう。
本発明は、以上説明したとおりに構成されているの
で、搬送機構によって送られてきた焼結体を凹部検出機
構によって検査して、その裏表の状態を迅速に判定し、
その後、定置機構によって上記焼結体を所定位置に停止
させ、次いで、反転機構に設けられた把持機構によって
この焼結体を把持し、さらに移送機構によって反転機構
を持ち上げて移送し、凹部検出機構によって検査された
上端面が裏面と判定された場合に、この移送の間に、反
転機構により焼結体を反転させる。これにより、焼結体
を移送する間に焼結体の姿勢をととのえることにより、
焼結体の姿勢を迅速にかつ確実にそろえることができ
て、省力化、自動化を図ることができるという効果を奏
する。
で、搬送機構によって送られてきた焼結体を凹部検出機
構によって検査して、その裏表の状態を迅速に判定し、
その後、定置機構によって上記焼結体を所定位置に停止
させ、次いで、反転機構に設けられた把持機構によって
この焼結体を把持し、さらに移送機構によって反転機構
を持ち上げて移送し、凹部検出機構によって検査された
上端面が裏面と判定された場合に、この移送の間に、反
転機構により焼結体を反転させる。これにより、焼結体
を移送する間に焼結体の姿勢をととのえることにより、
焼結体の姿勢を迅速にかつ確実にそろえることができ
て、省力化、自動化を図ることができるという効果を奏
する。
また、焼結体の両端面に大径孔、小径孔がそれぞれ形
成されている場合でも、押圧具により焼結体の表裏の状
態を容易に判定できる。
成されている場合でも、押圧具により焼結体の表裏の状
態を容易に判定できる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は平面図、第2図は第1図のII−II線矢視図、第
3図は正面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿った断面
図である。 1……焼結体、 1b……大径孔(凹部)、 1c,1d……端面、 4……搬送機構、 5……凹部検出機構、 6……定置機構、 7……把持機構、 8……移送機構、 9……反転機構(ロータリーアクチュエータ)。
第1図は平面図、第2図は第1図のII−II線矢視図、第
3図は正面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿った断面
図である。 1……焼結体、 1b……大径孔(凹部)、 1c,1d……端面、 4……搬送機構、 5……凹部検出機構、 6……定置機構、 7……把持機構、 8……移送機構、 9……反転機構(ロータリーアクチュエータ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 久夫 新潟県新潟市小金町3番地1 三菱金属 株式会社新潟製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−179243(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも一方の端面に凹部が形成されて
なる焼結体の姿勢を一定にそろえるための焼結体姿勢制
御装置であって、上記焼結体を一列状に搬送する搬送機
構と、上記凹部に挿入可能な大きさの押圧具が昇降軸の
下端に取付けられ、かつ前記昇降軸の移動位置を検出す
るための位置センサを備えてなり、上記搬送機構によっ
て送られてきた焼結体の上端面に向けて上記押圧具を下
降させることにより上記上端面を検査する凹部検出機構
と、前記検査後の焼結体を個別に所定位置に停止させる
定置機構と、移送機構によって移送される反転機構に、
上記所定位置に載置された焼結体を把持する把持機構が
設けられてなり、上記凹部検出機構によって検査された
上端面が裏面と判定された場合に、上記移送機構の動作
中に上記把持機構によって把持された焼結体を反転させ
るために上記反転機構を動作させる表裏調整手段とを具
備したことを特徴とする焼結体姿勢制御装置。 - 【請求項2】前記焼結体はその一方に端面に前記凹部と
しての小径孔が形成され、かつ他方の端面に前記凹部と
しての大径孔が形成されてなり、前記押圧具は前記大径
孔に挿入可能でかつ前記小径孔に挿入不能なものである
請求項1に記載の焼結体姿勢制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63097415A JP2580701B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 焼結体姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63097415A JP2580701B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 焼結体姿勢制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01271317A JPH01271317A (ja) | 1989-10-30 |
JP2580701B2 true JP2580701B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=14191842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63097415A Expired - Fee Related JP2580701B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 焼結体姿勢制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580701B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0638637Y2 (ja) * | 1990-10-15 | 1994-10-12 | 玉川マシナリー株式会社 | 粉末成形プレスの整列装置 |
JP4251549B2 (ja) | 2003-10-28 | 2009-04-08 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
CN108147079B (zh) * | 2017-12-15 | 2020-01-14 | 佛山市万良商贸有限公司 | 一种双磁力定向元器件排料装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59179243A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-11 | Kootaki Kk | ロ−デイング装置 |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP63097415A patent/JP2580701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01271317A (ja) | 1989-10-30 |
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