JP2962170B2 - 鋳造管の引抜き状況検知装置 - Google Patents

鋳造管の引抜き状況検知装置

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JP2962170B2
JP2962170B2 JP27819194A JP27819194A JP2962170B2 JP 2962170 B2 JP2962170 B2 JP 2962170B2 JP 27819194 A JP27819194 A JP 27819194A JP 27819194 A JP27819194 A JP 27819194A JP 2962170 B2 JP2962170 B2 JP 2962170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造機から水平方向に
引き抜かれる鋳造管が所定位置まで引き抜かれたことを
検知するための、鋳造管の引抜き状況検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鋳造機によって水平方向の軸心まわりに
鉄管を遠心鋳造した場合には、引抜き装置を使って、こ
の鋳造機から鋳造管が水平方向に引き抜かれる。引抜き
装置は、管の内面をクランプするクランプ装置を走行台
車上に備えたものが一般的である。引き抜かれた管は引
抜き経路外へ搬出されるが、その前提として、この管が
所定位置まで十分に引き抜かれたことを検知する必要が
ある。
【0003】従来、このような検知に際しては、電極棒
を鎖などによって上方から吊り下げておき、所定位置ま
で引き抜かれた管がこの電極棒に接触して電気回路が構
成されることによって、その引抜き状況を検知するのが
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
鎖などによって吊り下げられた電極棒と管との接触によ
り検知を行うものでは、実際は電極棒は引抜き移動され
る管に衝突されることから、接触後に再度管から離れる
ことが多く、また接触不良が起こりやすい欠点がある。
このため、管が所定位置まで引き抜かれたことを正しく
検知できないことがあるという問題点を有する。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、管の引抜き状況を確実に検知できるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、管の引抜き方向と直交する水平方向の軸心ま
わりに回転可能なようにこの軸心にて吊り下げ支持され
るとともに、所定位置まで引き抜かれた管の端部に当た
ってこの管の端部により回転押し上げされるドッグと、
このドッグと一体回転するカムと、このカムに係り合う
リンクとを設け、前記カムは、ドッグが所定角度まで回
転する間はそれに対応した量だけ前記リンクを変位させ
るとともに、ドッグが所定角度以上回転するときにはそ
れ以上リンクを変位させないように構成され、さらに、
前記リンクが所定量だけ変位したときにこのリンクによ
って作動されるリミットスイッチを設けたものである。
【0007】
【作用】このような構成において、管が所定位置まで引
き抜かれたなら、この管の端部がドッグに当たって押し
上げ、このドッグとカムとが一体に回転する。ドッグに
当たった後のさらなる管の移動により、それに応じた量
だけリンクが変位する。リンクが所定量だけ変位する
と、それによってリミットスイッチが作動され、この管
が所定位置まで引き抜かれたことが検知される。その後
もさらに管が多少移動し、さらにドッグが押し上げられ
ても、カムの作用によりリンクはそれ以上変位せず、し
たがってリミットスイッチに無理な力が作用することが
防止される。管とドッグとに接触不良などが生じても、
リミットスイッチは何ら問題なく安定して動作する。リ
ミットスイッチは、ドッグ、カム、およびリンクを介す
ることで、鋳造直後の赤熱状態の管から離れて位置し、
その保護が図られる。
【0008】
【実施例】図4および図5において、10は鋳造機であ
り、水平軸心のまわりに鋳鉄管を遠心鋳造可能であると
ともに、鋳造作業のために、鋳造する管の軸心12の方向
に往復走行可能である。図5および図6に示すように、
実際は鋳造機10の走行経路はわずかな傾斜を有するよう
に構成されている。
【0009】鋳造機10の走行経路の一端側には、定置式
の溶湯供給装置14が設けられている。この溶湯供給装置
14において、16は注湯トラフであり、鋳造機10の走行に
よりその内部へ挿入可能であるとともに、その先端部か
ら鋳造機10内へ溶湯を供給可能である。
【0010】鋳造機10の走行経路の他端側には、引抜き
装置20が設けられている。この引抜き装置20は、鋳造機
10の走行経路の延長線上に同様にわずかな傾斜を有して
設けられた架台22と、この架台22上を前記延長線の方向
に往復走行可能な台車24とを有している。
【0011】台車24上には、リンク状構造体にて構成さ
れた水平方向のクランプ装置26が設けられている。この
クランプ装置26は、台車24が架台22上を走行して鋳造機
10に接近したときに、この鋳造機10内で鋳造された管の
受口側の端部の開口内に挿入されて、その管内面をクラ
ンプ可能である。
【0012】引抜き装置20は、クランプ装置26が管28の
内面をクランプした状態で、台車24が鋳造機10から遠ざ
かるように架台22上を走行することによって、この管28
を鋳造機10から引き抜いて架台22の位置へ移送可能であ
る。
【0013】鋳造機10の走行経路の他端側の側部には、
管28の長さ方向に沿って複数の支持ローラ装置30が設け
られて、鋳造機10から引き抜かれた直後の管28を支持可
能とされている。各支持ローラ装置30は、鋳造台車10の
走行経路上の位置と退避位置との間で旋回可能な昇降式
のアーム32と、このアーム32の先端に設けられた鼓形ロ
ーラ34とを有している。
【0014】架台22内には、鋳造機10から引き抜かれた
後に台車24の走行によりこの架台22上に搬送された管28
を支持するための昇降式の支持ローラ装置36が、管28の
長さ方向に複数設けられている。また架台22内には、支
持ローラ装置36が降下したときにこの支持ローラ装置36
から傾斜状態の管28を受け取って水平方向に支持するテ
ーブルリフタ38が設けられている。図4に示すように、
架台22の側方には、テーブルリフタ38から転送される管
28を受け取ってこの管28を所定の搬出位置40まで搬送す
るための搬送装置42が設けられている。
【0015】図1〜図3に示すように、引き抜き装置20
の台車24の走行経路の端部の位置には、台車24およびク
ランプ装置26を囲むようにフレーム44が配置されてい
る。このフレーム44には、所定位置まで引き抜かれた管
28の端面46に当たって、この管28を軸心方向に位置決め
して停止させるストッパ48が設けられている。
【0016】またフレーム44には、管28が所定位置まで
引き抜かれたことを検知するための、引抜き状況検知装
置50が設けられている。図3に詳細に示すように、スト
ッパ48の近傍におけるフレーム44上にはサブフレーム52
が設けられており、このサブフレーム52には、管28の軸
心と直交する水平方向の支持軸54が設けられている。支
持軸54にはアーム56が回転自在に取り付けられ、このア
ーム56の先端には、自重によりアーム56を支持軸54の回
りに回転させて鉛直方向下向きの姿勢となるドッグ58が
設けられている。このドッグ58は、その軸心まわりに回
転自在なローラ状体にて構成されている。アーム56に
は、カム60が取り付けられている。このカム60は、蹴り
上げ部62と、支持軸54を中心とする円弧状部64とを有す
る。
【0017】サブフレーム52上にはブラケット66が設け
られ、このブラケット66には支持軸54と平行な方向の支
持軸68が取り付けられている。そして支持軸68によって
リンク70がシーソー状に支持されている。リンク70の一
端にはカム60に倣うローラ72が設けられ、その他端に
は、サブフレーム52上に設けられたリミットスイッチ74
に係り合う作動片76が取り付けられている。
【0018】このような構成において、走行経路の他端
側における鋳造機10の内部で鋳造された管28の引き抜き
を行う際には、引き抜き装置20の台車24を鋳造機10に接
近させたうえで、クランプ装置26によって管28の内面を
クランプする。そして台車24と鋳造機10とを互いに離れ
る方向に走行させて、この鋳造機10から徐々に管28を引
き抜く。鋳造機10が通過すると、ただちに支持ローラ装
置30のアーム32が旋回および上昇して、管28における引
き抜かれた部分を鼓形ローラ34にて支持する。管28は、
鋳造機10および架台22と同様に傾斜された状態で支持さ
れる。
【0019】クランプ装置26で管28をクランプした状態
の台車24が走行することで、この管28は、下向きに傾斜
した状態で架台22に向けて移動する。架台22では、台車
24が通過して衝突のおそれがなくなった後に各支持ロー
ラ装置36が上昇し、同様に傾斜した状態で管28を支持す
る。
【0020】図7は、架台22上の所定位置まで管28が引
き出されて、その端面46がストッパ48に接近した状態を
示す。この状態では、ドッグ58は支持軸54によって鉛直
方向に吊り下げられ、リンク70のローラ72はカム60の蹴
り上げ部62に接触しているが、このリンク70の作動片76
はまだリミットスイッチ74を作動させていない。
【0021】この状態からさらに管28が引き出される
と、図8に示すように端面46の周縁がドッグ58に当た
る。このため図示のようにドッグ58がアーム56およびカ
ム60とともに支持軸54のまわりに上向きに回転し、カム
60の蹴り上げ部62がローラ72を押し上げてリンク70を回
転変位させる。管28の移動にともないリンク70がある程
度変位されると、その作動片76がリミットスイッチ74を
作動させ、所定の位置まで管28が引き抜かれたことが検
知される。
【0022】管28はさらに引き抜きによる移動を続け、
図9に示すように最終的にストッパ48に当たって停止す
るが、この移動の間にもドッグ58およびカム60は回転す
る。しかし、リミットスイッチ74が作動した後は、リン
ク70のローラ72はカム60の円弧状部64に接し、この円弧
状部64は支持軸68を中心とするものであるため、リンク
70はそれ以上の回転変位は行わない。このため作動片76
が必要以上にリミットスイッチ74を押圧することが防止
される。
【0023】架台22上の所定位置まで管34が引き出され
てストッパ48により位置決めされたなら、クランプ装置
26によるクランプが解除され、さらなる台車24の走行に
よってクランプ装置26が管外へ抜き出される。かつテー
ブルリフタ38が上昇し、支持ローラ装置36により傾斜状
態で支持されていた管28を受け取ってこれを水平に支持
する。この傾斜状態から水平状態に移行するときも管28
の端面46が移動してドッグ58が変位するが、このときも
同様にリンク70に回転変位は生じない。
【0024】その後、管28はテーブルリフタ38から搬送
装置42に向けて軸心と直角な方向に送り出されるが、端
面46の周縁に接しているドッグ58が、その軸心まわりに
回転自在なローラ状体にて構成されているため、このド
ッグ58と管28との間ですべりが発生して損傷が起こるこ
とが防止される。テーブルリフタ38から送り出された管
28は、搬送装置42によって搬出位置40まで運搬され、こ
こで装置外へ搬出される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、水平
方向の軸心まわりに回転可能なドッグに管の端部が当た
り、その動きに連動するリンクによってリミットスイッ
チが作動されるように構成したため、この管が所定位置
まで引き抜かれたことを確実に検知することができる。
また検知後にさらに管の移動によりドッグが回転されて
も、カムの作用によりリンクはそれ以上変位しないた
め、リミットスイッチに無理な力がが作用することを防
止できる。また電気的な接触による検知を行っていない
ため、管とドッグとの間に接触不良などが生じても、な
んら問題なく安定して検知を行うことができる。リミッ
トスイッチは、ドッグ、カム、およびリンクを介して作
動されるため、これを管鋳造直後の赤熱状態の管から離
れて位置させることができてその保護を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鋳造管の引抜き状況検知装
置およびその周囲の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示された部分の側面図である。
【図3】図1に示された部分の要部の拡大図である。
【図4】本発明にもとづく鋳造管の引抜き状況検知装置
を利用した管鋳造設備の全体構造を示す概略平面図であ
る。
【図5】同設備の全体構造を示す概略正面図である。
【図6】図5における要部を拡大して詳細に示す図であ
る。
【図7】本発明にもとづく鋳造管の引抜き状況検知装置
の動作状態を示す正面図である。
【図8】図7の次の状態を示す正面図である。
【図9】図8の次の状態を示す正面図である。
【符号の説明】 10 鋳造機 28 管 54 支持軸 58 ドッグ 60 カム 70 リンク 74 リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−197364(JP,A) 特開 平8−141720(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 13/10 B22D 13/12 B22D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造機から水平方向に引き抜かれる鋳
    造管が所定位置まで引き抜かれたことを検知するための
    装置であって、管の引抜き方向と直交する水平方向の軸
    心まわりに回転可能なようにこの軸心にて吊り下げ支持
    されるとともに、所定位置まで引き抜かれた管の端部に
    当たってこの管の端部により回転押し上げされるドッグ
    と、このドッグと一体回転するカムと、このカムに係り
    合うリンクとを設け、前記カムは、ドッグが所定角度ま
    で回転する間はそれに対応した量だけ前記リンクを変位
    させるとともに、ドッグが所定角度以上回転するときに
    はそれ以上リンクを変位させないように構成され、さら
    に、前記リンクが所定量だけ変位したときにこのリンク
    によって作動されるリミットスイッチを設けたことを特
    徴とする鋳造管の引抜き状況検知装置。
JP27819194A 1994-11-14 1994-11-14 鋳造管の引抜き状況検知装置 Expired - Fee Related JP2962170B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042070A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Nippon Chutetsukan Kk 遠心鋳造機における鋳鉄管の引抜き位置検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042070A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Nippon Chutetsukan Kk 遠心鋳造機における鋳鉄管の引抜き位置検出装置

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