JP2675652B2 - 巻取紙のローデイング装置 - Google Patents
巻取紙のローデイング装置Info
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- JP2675652B2 JP2675652B2 JP2144455A JP14445590A JP2675652B2 JP 2675652 B2 JP2675652 B2 JP 2675652B2 JP 2144455 A JP2144455 A JP 2144455A JP 14445590 A JP14445590 A JP 14445590A JP 2675652 B2 JP2675652 B2 JP 2675652B2
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- Japan
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- paper
- paper roll
- chuck
- arm
- arms
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H19/00—Changing the web roll
- B65H19/10—Changing the web roll in unwinding mechanisms or in connection with unwinding operations
- B65H19/12—Lifting, transporting, or inserting the web roll; Removing empty core
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輪転機等に供する巻取紙の仕立装置、その
他に設備されるシートロール(巻取紙)ローディング装
置に関するものである。
他に設備されるシートロール(巻取紙)ローディング装
置に関するものである。
特願昭61−20218号として特許出願されている巻取紙
持上げ用アーム装置を第4図について説明する。
持上げ用アーム装置を第4図について説明する。
本巻取紙持上げ装置は、仕立装置等の一部に設備され
るもので、搬送車2によって所定位置へ搬入された巻取
紙1の芯管を、揺動アーム20先端に設けたチャック4を
介して、軸方向に挟持し所定高さ迄持上げた後、一連の
仕立作業を施し、仕立作業完了後、再度搬送車2上に解
放するものである。前記したチャック4は、架台21上に
於いて位置固定的に軸支されたアーム軸22を中心として
揺動昇降する揺動アーム20の先端に、モータ3を介して
回動可能に取付けられたもので、一対のアーム20a,20b
は、図示省略の駆動装置を介して相対的に対向移動すべ
く構成されている。巻取紙1を着脱するチャック4の軸
心は、機能上搬送車2上に載置した巻取紙1の芯管中心
に対応して正しく合致させる必要がある。
るもので、搬送車2によって所定位置へ搬入された巻取
紙1の芯管を、揺動アーム20先端に設けたチャック4を
介して、軸方向に挟持し所定高さ迄持上げた後、一連の
仕立作業を施し、仕立作業完了後、再度搬送車2上に解
放するものである。前記したチャック4は、架台21上に
於いて位置固定的に軸支されたアーム軸22を中心として
揺動昇降する揺動アーム20の先端に、モータ3を介して
回動可能に取付けられたもので、一対のアーム20a,20b
は、図示省略の駆動装置を介して相対的に対向移動すべ
く構成されている。巻取紙1を着脱するチャック4の軸
心は、機能上搬送車2上に載置した巻取紙1の芯管中心
に対応して正しく合致させる必要がある。
しかし、前記した如くチャック4の軸心は、アーム軸
22を中心としたアーム20の揺動昇降によって円弧状軌跡
を描くもので、該アーム20の角度によってアーム軸22に
対する水平方向の距離が変動する。これに対し巻取紙1
の芯管中心は、該巻取紙の直径Dに関係なく常にアーム
軸22からの水平距離を一定とした搬送車2の中心を通る
垂直線上に位置するもので、装着する巻取紙1の直径D
によってはチャック4軸心と巻取紙1芯管中心の位置が
水平方向にずれることとなる。なお、第4図におけるP0
はアーム軸と搬送車の水平距離である。
22を中心としたアーム20の揺動昇降によって円弧状軌跡
を描くもので、該アーム20の角度によってアーム軸22に
対する水平方向の距離が変動する。これに対し巻取紙1
の芯管中心は、該巻取紙の直径Dに関係なく常にアーム
軸22からの水平距離を一定とした搬送車2の中心を通る
垂直線上に位置するもので、装着する巻取紙1の直径D
によってはチャック4軸心と巻取紙1芯管中心の位置が
水平方向にずれることとなる。なお、第4図におけるP0
はアーム軸と搬送車の水平距離である。
チャック軸心と巻取紙芯管中心との位置ずれを補正す
る種々の方法が提案されているものの、巻取紙1のチャ
ッキングが不安定になったり、或いは大幅な位置ずれに
よって巻取紙1やチャック4及び揺動アーム20を破損す
る等恐れがある。その他本形式の巻取紙持上げ装置を使
用する従来型の仕立方法としては、巻取紙1前端を水平
方向に設備した仕立テーブル23上に固定しておきサイド
テープの貼付やサイドカット等一連の仕立作業を行うに
当って各仕立ユニットを平面上で走行させる方法がとら
れ、仕立装置の設置スペースが広くなる等、検討すべき
問題が残されている。これら設置スペースの問題に鑑
み、近年巻取紙を上下方向に繰り出し或いは巻戻す事に
よって、前端部を往復走行させると共に、各種仕立ユニ
ットを巻取紙の軸方向にのみ移動させる事によって、順
次仕立を施す新たな小型仕立装置が提案されている。
る種々の方法が提案されているものの、巻取紙1のチャ
ッキングが不安定になったり、或いは大幅な位置ずれに
よって巻取紙1やチャック4及び揺動アーム20を破損す
る等恐れがある。その他本形式の巻取紙持上げ装置を使
用する従来型の仕立方法としては、巻取紙1前端を水平
方向に設備した仕立テーブル23上に固定しておきサイド
テープの貼付やサイドカット等一連の仕立作業を行うに
当って各仕立ユニットを平面上で走行させる方法がとら
れ、仕立装置の設置スペースが広くなる等、検討すべき
問題が残されている。これら設置スペースの問題に鑑
み、近年巻取紙を上下方向に繰り出し或いは巻戻す事に
よって、前端部を往復走行させると共に、各種仕立ユニ
ットを巻取紙の軸方向にのみ移動させる事によって、順
次仕立を施す新たな小型仕立装置が提案されている。
これら新形式の巻取紙仕立装置では、巻取紙前端のシ
ート走行量(長さ)Lを正確に設定すべく巻取紙の直径
を計測し、単位時間当りの巻取紙回転数(角度)N等を
正確に制御する機能が要求されるが、従来型装置では、
構造上、前記機能(例えば巻取紙直径の検出機能)を具
備させる事が困難であった。
ート走行量(長さ)Lを正確に設定すべく巻取紙の直径
を計測し、単位時間当りの巻取紙回転数(角度)N等を
正確に制御する機能が要求されるが、従来型装置では、
構造上、前記機能(例えば巻取紙直径の検出機能)を具
備させる事が困難であった。
上記現状より、新形式の仕立装置に対応できる巻取紙
ローディング装置の開発が強く要望されている。
ローディング装置の開発が強く要望されている。
前記従来技術の項に於いて説明した如く、これ迄の巻
取紙持上げ用アーム装置は、フレームに軸支したアーム
軸を介して対向移動すべく構成した一対の揺動アームを
具備し、該揺動アーム先端に設けたチャックにより巻取
紙芯管の両部を挟持し、かつ水平アーム軸の回動により
巻取紙を昇降させるよう構成されている。従って、チャ
ック部はアーム軸を中心として揺動するアームによって
円弧状軌跡を描く事になり、アームの角度によってはア
ーム軸との水平方向距離が随時変動する。一方、巻取紙
の芯管中心は、その直径にかかわらず、常に搬送車中心
を通る垂直線上に位置するもので、着脱する巻取紙の直
径によっては芯管中心とチャック軸心との位置が大幅に
ズレ、チャッキングや離脱が正常にできなくなる等の問
題点を生ずる。また、構造上、巻取紙の直径を計測する
事が困難であり、巻取紙の回転数(角度)によって紙前
端の繰出し或いは巻戻し量(長さ)を制御する事ができ
ず、巻取紙前端の前後方向の往復走行と仕立ユニットの
幅方向の走行とを行う仕立装置に設備する事ができなか
った。
取紙持上げ用アーム装置は、フレームに軸支したアーム
軸を介して対向移動すべく構成した一対の揺動アームを
具備し、該揺動アーム先端に設けたチャックにより巻取
紙芯管の両部を挟持し、かつ水平アーム軸の回動により
巻取紙を昇降させるよう構成されている。従って、チャ
ック部はアーム軸を中心として揺動するアームによって
円弧状軌跡を描く事になり、アームの角度によってはア
ーム軸との水平方向距離が随時変動する。一方、巻取紙
の芯管中心は、その直径にかかわらず、常に搬送車中心
を通る垂直線上に位置するもので、着脱する巻取紙の直
径によっては芯管中心とチャック軸心との位置が大幅に
ズレ、チャッキングや離脱が正常にできなくなる等の問
題点を生ずる。また、構造上、巻取紙の直径を計測する
事が困難であり、巻取紙の回転数(角度)によって紙前
端の繰出し或いは巻戻し量(長さ)を制御する事ができ
ず、巻取紙前端の前後方向の往復走行と仕立ユニットの
幅方向の走行とを行う仕立装置に設備する事ができなか
った。
本発明は、これらの問題点に対処すべく提案するもの
である。
である。
前後左右に移動可能な走行フレームから一対のアーム
を吊下げ、各アーム下端に巻取紙芯管に係合するチャッ
クを取付け、該一対のアームを対向移動させる移動手
段、該一対のアームを同期して昇降させる移動手段、該
一対のアームを巻取紙の軸直角方向水平に移動させる移
動手段及びそれらをコントロールする制御装置を設け
る。又、前記一対のアームを同期して昇降させる移動手
段に於いて、昇降装置とチャックを具えたアームとの間
に、上下方向の相対的移動を許容してアームを懸吊する
フローティング機構を設ける。
を吊下げ、各アーム下端に巻取紙芯管に係合するチャッ
クを取付け、該一対のアームを対向移動させる移動手
段、該一対のアームを同期して昇降させる移動手段、該
一対のアームを巻取紙の軸直角方向水平に移動させる移
動手段及びそれらをコントロールする制御装置を設け
る。又、前記一対のアームを同期して昇降させる移動手
段に於いて、昇降装置とチャックを具えたアームとの間
に、上下方向の相対的移動を許容してアームを懸吊する
フローティング機構を設ける。
前記構造により、巻取紙を挟持する一対のアーム(チ
ャック)を搬送車の中心(巻取紙の芯管中心)に沿って
垂直に昇降させる事ができる。また、フローティング機
構により上下方向へ所定量の位置補正ができるため、前
記搬送車を介して搬入された巻取紙の芯管に対して、チ
ャックの軸心を正確に合致させる事ができる。更に、所
定位置迄持ち上げた巻取紙を軸直角方向へ移動し、外径
が基準点に当接する迄の距離を計測する事によって、巻
取紙の直径寸法を容易に算出する事ができる。
ャック)を搬送車の中心(巻取紙の芯管中心)に沿って
垂直に昇降させる事ができる。また、フローティング機
構により上下方向へ所定量の位置補正ができるため、前
記搬送車を介して搬入された巻取紙の芯管に対して、チ
ャックの軸心を正確に合致させる事ができる。更に、所
定位置迄持ち上げた巻取紙を軸直角方向へ移動し、外径
が基準点に当接する迄の距離を計測する事によって、巻
取紙の直径寸法を容易に算出する事ができる。
第1図乃至第3図において、1は巻取紙、2は巻取紙
搬送車、3はパルスモータ(回転駆動手段)、4はチャ
ック、5(5a,5b)はアーム、6はラック、7はスライ
ドガイド、8はフック、9はピニオン、10(10a,10b)
はブラケット、11はスライドガイド、12は走行フレー
ム、13は搬送ネジ、14はスライドガイド、15は架台フレ
ーム、16はラック、17はピニオン、18はリミットスイッ
チ、19は吊上げ駆動軸である。
搬送車、3はパルスモータ(回転駆動手段)、4はチャ
ック、5(5a,5b)はアーム、6はラック、7はスライ
ドガイド、8はフック、9はピニオン、10(10a,10b)
はブラケット、11はスライドガイド、12は走行フレー
ム、13は搬送ネジ、14はスライドガイド、15は架台フレ
ーム、16はラック、17はピニオン、18はリミットスイッ
チ、19は吊上げ駆動軸である。
本装置は、主として輪転機に供する巻取紙1の仕立装
置等に於いて設備されるもので、搬送車2を介して搬入
された巻取紙1の芯管を挟持し所定位置迄上昇させた後
巻取紙前端部を繰り出す或いは巻戻す事によって仕立を
行い、かつ仕立完了後前記元の搬送車2上へ戻すように
構成されている。先ず、構造について説明すると、下端
にチャック4を軸支したアーム5(5a,5b)は、スライ
ドガイド7を介してラック6に係合し、上下に移動でき
るよう構成され、ラック6の昇降(図中(A)方向の移
動)時、下端に固着したフック8によってアーム5が懸
吊されるようになっている。ラック6は図示省略のモー
タを介して回転するピニオン9と歯合しており、ピニオ
ン9の回動によって昇降させる事ができる。前記したア
ーム5を昇降させる移動手段は、ブラケット10に取り付
けられたもので、該一対のブラケット10a,10bは、スラ
イドガイド11を介して走行フレーム12に懸吊されてお
り、螺合した搬送ネジ13の回転によって軸方向(図中
(B)方向)へ移動するようになっている。(搬送ネジ
13は、左右を逆ネジに形成したもので、同一方向の回転
によって、一対のブラケット10a,10bは互いに接離すべ
く対向して移動する。)又、走行フレーム12はスライド
ガイド14を介して本体架台のフレーム15に懸吊されてお
り、フレーム15に固着したラック16へ歯合するピニオン
17の回動によって巻取紙1の軸直角方向(図中(C)方
向)へ移動する事ができるようになっている。図中18
は、アーム5が設定された位置までフローティングした
ことを検知し、吊上げ用ピニオン9の駆動用モータを作
動制御するリミットスイッチである。
置等に於いて設備されるもので、搬送車2を介して搬入
された巻取紙1の芯管を挟持し所定位置迄上昇させた後
巻取紙前端部を繰り出す或いは巻戻す事によって仕立を
行い、かつ仕立完了後前記元の搬送車2上へ戻すように
構成されている。先ず、構造について説明すると、下端
にチャック4を軸支したアーム5(5a,5b)は、スライ
ドガイド7を介してラック6に係合し、上下に移動でき
るよう構成され、ラック6の昇降(図中(A)方向の移
動)時、下端に固着したフック8によってアーム5が懸
吊されるようになっている。ラック6は図示省略のモー
タを介して回転するピニオン9と歯合しており、ピニオ
ン9の回動によって昇降させる事ができる。前記したア
ーム5を昇降させる移動手段は、ブラケット10に取り付
けられたもので、該一対のブラケット10a,10bは、スラ
イドガイド11を介して走行フレーム12に懸吊されてお
り、螺合した搬送ネジ13の回転によって軸方向(図中
(B)方向)へ移動するようになっている。(搬送ネジ
13は、左右を逆ネジに形成したもので、同一方向の回転
によって、一対のブラケット10a,10bは互いに接離すべ
く対向して移動する。)又、走行フレーム12はスライド
ガイド14を介して本体架台のフレーム15に懸吊されてお
り、フレーム15に固着したラック16へ歯合するピニオン
17の回動によって巻取紙1の軸直角方向(図中(C)方
向)へ移動する事ができるようになっている。図中18
は、アーム5が設定された位置までフローティングした
ことを検知し、吊上げ用ピニオン9の駆動用モータを作
動制御するリミットスイッチである。
次に巻取紙の着脱操作について説明する。先ず、搬送
車2を介して所定位置に搬入された巻取紙1に対して、
ピニオン17の駆動によって待機位置から走行フレーム12
を移動し、チャック4の軸心が水平方向に於いて巻取紙
芯管中心と合致した位置で停止させる。次に吊上げ駆動
ピニオン9を駆動し、チャック4の軸心を垂直方向に於
いて巻取紙芯管中心よりも設定量だけ下方に位置して停
止させる。
車2を介して所定位置に搬入された巻取紙1に対して、
ピニオン17の駆動によって待機位置から走行フレーム12
を移動し、チャック4の軸心が水平方向に於いて巻取紙
芯管中心と合致した位置で停止させる。次に吊上げ駆動
ピニオン9を駆動し、チャック4の軸心を垂直方向に於
いて巻取紙芯管中心よりも設定量だけ下方に位置して停
止させる。
次にアーム開閉用搬送ネジ13の駆動によって、ブラケ
ット10a,10bを中央側に移送し、アーム5下端のチャッ
ク4を巻取紙芯管に挿入(挟持)する。続いて吊上げ駆
動軸19を駆動し、該軸19に固着したピニオン9を介し
て、歯合したラック6及びラック6にフック8を介して
係合したアーム5を上昇させ、チャッキングしている巻
取紙1を吊り上げる。巻取紙1を所定の高さ迄上昇させ
た後、再度走行ピニオン17を駆動させ、巻取紙1外周面
が基準点0に当接する迄水平方向(図中(C)方向)に
移動する。
ット10a,10bを中央側に移送し、アーム5下端のチャッ
ク4を巻取紙芯管に挿入(挟持)する。続いて吊上げ駆
動軸19を駆動し、該軸19に固着したピニオン9を介し
て、歯合したラック6及びラック6にフック8を介して
係合したアーム5を上昇させ、チャッキングしている巻
取紙1を吊り上げる。巻取紙1を所定の高さ迄上昇させ
た後、再度走行ピニオン17を駆動させ、巻取紙1外周面
が基準点0に当接する迄水平方向(図中(C)方向)に
移動する。
前記した巻取紙設定位置に於いて、表皮層紙の切断除
去、サイドテープ貼り及びサイドカット、先端テープ貼
り、Tタブ貼り、等々一連の仕立作業が行われる。これ
らの仕立作業完了後、前記と逆操作によって巻取紙1を
搬送車2上に解放し、外部所定の場所に搬出する。とこ
ろで具備したフローティング機構(第3図(3−b)参
照)は、巻取紙着脱に於いて、アーム部チャック4に上
下方向の遊びを持たせる事によって、巻取紙1芯管中心
とチャック4軸心とのズレ量を補正すべく機能するもの
で、巻取紙1を元の搬送車2上に降す場合は、巻取紙1
が該搬送車2上に当接した後も更に吊上げ駆動用ピニオ
ン9を下降方向に回転させ、リミットスイッチ18の作動
でもって下降が停止するよう設定する。
去、サイドテープ貼り及びサイドカット、先端テープ貼
り、Tタブ貼り、等々一連の仕立作業が行われる。これ
らの仕立作業完了後、前記と逆操作によって巻取紙1を
搬送車2上に解放し、外部所定の場所に搬出する。とこ
ろで具備したフローティング機構(第3図(3−b)参
照)は、巻取紙着脱に於いて、アーム部チャック4に上
下方向の遊びを持たせる事によって、巻取紙1芯管中心
とチャック4軸心とのズレ量を補正すべく機能するもの
で、巻取紙1を元の搬送車2上に降す場合は、巻取紙1
が該搬送車2上に当接した後も更に吊上げ駆動用ピニオ
ン9を下降方向に回転させ、リミットスイッチ18の作動
でもって下降が停止するよう設定する。
尚、搬送車2上の巻取紙1をチャッキングする場合
も、前記同様チャック4の高さは巻取紙1芯管中心に対
してやや低い位置に設定している。つまり、第3図(3
−b)に示す如く設定すれば、巻取紙1外周面が搬送車
2に当接した状態でのチャック4軸心ズレ量はフローテ
ィング機構によって吸収される為、昇降するチャック4
の位置精度をラフに制御できるし、ラック6等アーム昇
降機構部に無理な力を作用させる事がなくなる。(着脱
する巻取紙1の直径は状況(仕様、オーダーチェンジ)
により種々多様に変動するものであり、チャック4軸心
を正確に合致させる事は技術的に困難である。したがっ
てフローティング機構が無い場合は、次のような不具合
が発生する。例えば巻取紙1芯管に対してチャック4軸
心が上側にズレた場合は、装着に当って巻取紙芯管部を
強引に押上げる状態となり、芯管や挿入するチャック4
部及びアーム昇降機構を破損する恐れがある。逆に解放
するに当っては巻取紙1を搬送車2上に落下させる危険
性がある。又、巻取紙1芯管に対してチャック4軸心が
下側にズレた場合は、着脱に当って巻取紙を搬送車上へ
強引に押し付ける状態となり、巻取紙1及びチャック
4、アーム昇降機構に無理な力が作用して破損する事が
あり、ズレ量の程度によってはチャック4と搬送車2と
の間に巻取紙1が押圧ロックされ、チャッキング或いは
解放が不可能になる恐れもある。) 本装置は、以上の如く構成、機能するもので、アーム
5の軸直角方向への移動によって、下端に設けたチャッ
ク4を巻取紙1芯管中心に対応した位置で垂直昇降させ
る事ができ、かつフローティング機構によって上下方向
への逃げがとれるようにしているため、チャック4と巻
取紙1のセンターを正確に合致させる事が容易になり、
巻取紙1の着脱が安定化する。又、第3図(3−a)に
示す如く、巻取紙1懸吊後、所定位置迄の移送距離Sを
計測する事によって巻取紙の半径(直径)を容易に演算
できる。つまり、搬送車上の巻取紙中心から基準点0迄
の距離P(一定値)、巻取紙の半径R、直径D基準点迄
のチャック移動距離Sとすると、R=P−S,D=2Rとな
る。その他、巻取紙1の回転による前端部繰出し量(長
さ)Lは、L=π・D・N(ただしN:巻取紙回転数)と
なり、巻取紙回転モータ3の回転数(角度)Nの設定に
よって容易に制御する事ができる。本発明には前記した
種々の機能的特徴があり、近年小型化を目的として研究
されている巻取紙の繰り出し及び巻戻しと仕立ユニット
の巻取紙軸方向への移動によって仕立を施す新形式の仕
立装置の開発に大いに寄与できるものとなっている。
も、前記同様チャック4の高さは巻取紙1芯管中心に対
してやや低い位置に設定している。つまり、第3図(3
−b)に示す如く設定すれば、巻取紙1外周面が搬送車
2に当接した状態でのチャック4軸心ズレ量はフローテ
ィング機構によって吸収される為、昇降するチャック4
の位置精度をラフに制御できるし、ラック6等アーム昇
降機構部に無理な力を作用させる事がなくなる。(着脱
する巻取紙1の直径は状況(仕様、オーダーチェンジ)
により種々多様に変動するものであり、チャック4軸心
を正確に合致させる事は技術的に困難である。したがっ
てフローティング機構が無い場合は、次のような不具合
が発生する。例えば巻取紙1芯管に対してチャック4軸
心が上側にズレた場合は、装着に当って巻取紙芯管部を
強引に押上げる状態となり、芯管や挿入するチャック4
部及びアーム昇降機構を破損する恐れがある。逆に解放
するに当っては巻取紙1を搬送車2上に落下させる危険
性がある。又、巻取紙1芯管に対してチャック4軸心が
下側にズレた場合は、着脱に当って巻取紙を搬送車上へ
強引に押し付ける状態となり、巻取紙1及びチャック
4、アーム昇降機構に無理な力が作用して破損する事が
あり、ズレ量の程度によってはチャック4と搬送車2と
の間に巻取紙1が押圧ロックされ、チャッキング或いは
解放が不可能になる恐れもある。) 本装置は、以上の如く構成、機能するもので、アーム
5の軸直角方向への移動によって、下端に設けたチャッ
ク4を巻取紙1芯管中心に対応した位置で垂直昇降させ
る事ができ、かつフローティング機構によって上下方向
への逃げがとれるようにしているため、チャック4と巻
取紙1のセンターを正確に合致させる事が容易になり、
巻取紙1の着脱が安定化する。又、第3図(3−a)に
示す如く、巻取紙1懸吊後、所定位置迄の移送距離Sを
計測する事によって巻取紙の半径(直径)を容易に演算
できる。つまり、搬送車上の巻取紙中心から基準点0迄
の距離P(一定値)、巻取紙の半径R、直径D基準点迄
のチャック移動距離Sとすると、R=P−S,D=2Rとな
る。その他、巻取紙1の回転による前端部繰出し量(長
さ)Lは、L=π・D・N(ただしN:巻取紙回転数)と
なり、巻取紙回転モータ3の回転数(角度)Nの設定に
よって容易に制御する事ができる。本発明には前記した
種々の機能的特徴があり、近年小型化を目的として研究
されている巻取紙の繰り出し及び巻戻しと仕立ユニット
の巻取紙軸方向への移動によって仕立を施す新形式の仕
立装置の開発に大いに寄与できるものとなっている。
本発明による巻取紙のローディング装置は巻取紙搬送
車の上方を前後左右に移動可能な走行フレームと、前記
走行フレームから吊下げられ下端に巻取紙芯管と係合す
るチャックを具えた一対のアームと、前記一対のアーム
を対向移動させる移動手段と、前記一対のアームを同期
して昇降させる昇降手段と、前記一対のアームを巻取紙
の軸直角方向水平に移動させる移動手段と、前記昇降手
段とアームとの間に上下方向の相対的移動を許容してア
ームを懸吊するフローティング機構とを設けたことによ
り、次の効果を有する。
車の上方を前後左右に移動可能な走行フレームと、前記
走行フレームから吊下げられ下端に巻取紙芯管と係合す
るチャックを具えた一対のアームと、前記一対のアーム
を対向移動させる移動手段と、前記一対のアームを同期
して昇降させる昇降手段と、前記一対のアームを巻取紙
の軸直角方向水平に移動させる移動手段と、前記昇降手
段とアームとの間に上下方向の相対的移動を許容してア
ームを懸吊するフローティング機構とを設けたことによ
り、次の効果を有する。
(1) アームの移動手段と昇降手段とにより巻取紙の
芯管を挟持する一対のチャックを搬送車の中心に位置し
て垂直に昇降することができる。又フローティング機構
によりアームのチャックに係合する巻取紙が搬送台車上
に当接後、更にアームの上下方向の相対的移動を許容し
て巻取紙の破損を防止すると共に、チャッキング時の巻
取紙芯管中心とチャック中心との軸心ズレ量を吸収して
両者の高精度の軸心合わせを不要にして巻取紙の芯管に
対してチャック軸心を正確に合致させる事ができる。
芯管を挟持する一対のチャックを搬送車の中心に位置し
て垂直に昇降することができる。又フローティング機構
によりアームのチャックに係合する巻取紙が搬送台車上
に当接後、更にアームの上下方向の相対的移動を許容し
て巻取紙の破損を防止すると共に、チャッキング時の巻
取紙芯管中心とチャック中心との軸心ズレ量を吸収して
両者の高精度の軸心合わせを不要にして巻取紙の芯管に
対してチャック軸心を正確に合致させる事ができる。
(2) 巻取紙を所定位置迄持上げ、かつ巻取紙外径が
基準点に当接する迄の距離を軸直角方向へ移動する事に
よって、この移動距離から巻取紙の直径を容易に演算で
き、回転数(角度)の制御によって巻取紙前端の繰り出
し量(巻戻し量)を正確に設定する事ができる。
基準点に当接する迄の距離を軸直角方向へ移動する事に
よって、この移動距離から巻取紙の直径を容易に演算で
き、回転数(角度)の制御によって巻取紙前端の繰り出
し量(巻戻し量)を正確に設定する事ができる。
第1図、第2図は本発明に係る巻取紙ローディング装置
の概略構造説明図で、第1図は正面図、第2図は側面
図。第3図(3−a)は巻取紙直径を算定する方法の説
明図、第3図(3−b)はフローティング機構の構成
図、第3図(3−c)は第3図(3−b)の側面図。第
4図は従来型巻取紙ローディング装置の構造及び仕立方
法の説明図である。 1……巻取紙、2……巻取紙搬送車 4……チャック、5……アーム 12……走行フレーム、15……架台フレーム
の概略構造説明図で、第1図は正面図、第2図は側面
図。第3図(3−a)は巻取紙直径を算定する方法の説
明図、第3図(3−b)はフローティング機構の構成
図、第3図(3−c)は第3図(3−b)の側面図。第
4図は従来型巻取紙ローディング装置の構造及び仕立方
法の説明図である。 1……巻取紙、2……巻取紙搬送車 4……チャック、5……アーム 12……走行フレーム、15……架台フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】巻取紙搬送車の上方を前後左右に移動可能
な走行フレームと、前記走行フレームから吊下げられ下
端に巻取紙芯管と係合するチャックを備えた一対のアー
ムと、前記一対のアームを対向移動させる移動手段と、
前記一対のアームを同期して昇降させる昇降手段と、前
記一対のアームを巻取紙の軸直角方向水平に移動させる
移動手段と、前記昇降手段とアームとの間に上下方向の
相対的移動を許容してアームを懸吊するフローティング
機構とを設けたことを特徴とする巻取紙のローディング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144455A JP2675652B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 巻取紙のローデイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144455A JP2675652B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 巻取紙のローデイング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439295A JPH0439295A (ja) | 1992-02-10 |
JP2675652B2 true JP2675652B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=15362651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2144455A Expired - Lifetime JP2675652B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 巻取紙のローデイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11001952B2 (en) * | 2019-05-20 | 2021-05-11 | L&P Property Management Company | Method of replacing rolls for introduction into a quilter and apparatus for practicing method |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2548958B2 (ja) * | 1987-11-11 | 1996-10-30 | 株式会社イソワ | コルゲートマシンの原紙供給装置 |
JPH0246756U (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-30 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP2144455A patent/JP2675652B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439295A (ja) | 1992-02-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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