JPH11230264A - 防振装置の製造方法 - Google Patents
防振装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH11230264A JPH11230264A JP10037820A JP3782098A JPH11230264A JP H11230264 A JPH11230264 A JP H11230264A JP 10037820 A JP10037820 A JP 10037820A JP 3782098 A JP3782098 A JP 3782098A JP H11230264 A JPH11230264 A JP H11230264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft member
- cylindrical portion
- cylindrical
- elastic body
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P11/00—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for
- B23P11/005—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for by expanding or crimping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P2700/00—Indexing scheme relating to the articles being treated, e.g. manufactured, repaired, assembled, connected or other operations covered in the subgroups
- B23P2700/14—Suspension elements of automobile vehicles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2226/00—Manufacturing; Treatments
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49609—Spring making
- Y10T29/49615—Resilient shock or vibration absorber utility
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49826—Assembling or joining
- Y10T29/49906—Metal deforming with nonmetallic bonding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Springs (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
易化及びコストの低減化を図り得る防振装置の製造方法
を提供する。 【解決手段】軸部材1と、軸部材1の外側に略同軸状に
配置された筒状部21と筒状部21の外周に突設され筒
状部21の外周面に沿った位置に軸方向に貫通する空洞
部26を有するブラケット部23とを備えたアルミニウ
ム合金製の外側部材2と、軸部材1の外周面と筒状部2
1の内周面とに接合されたゴム弾性体3とからなるゴム
成形体を形成する準備工程を実施し、絞り加工装置に設
けられた固定型42の中型部44に外側部材2の空洞部
21を挿通して筒状部21の外周面が中型部44の支持
面44aに当接する状態に前記ゴム成形体を配置し、分
割可動型45により筒状部21を中型部44に向かって
押圧しつつ縮径させて塑性変形させることにより、ゴム
弾性体3に内圧を付与する絞り工程を実施する。
Description
備されるサスペンションアームやエンジンマウント等と
して好適に使用される防振装置の製造方法に関する。
ンアームの連結部に防振連結装置として用いられるサス
ペンションブッシュが知られている。このブッシュは、
図11に示すように、パイプ状の内筒金具101と、内
筒金具101の外側に距離を隔てて略同軸的に配置され
た外筒金具102と、内筒金具101の外周面と外筒金
具102の内周面に加硫接着され両者を一体的に連結す
る略円筒状のゴム弾性体103とからなる。
や耐久性を考慮して、図12に示すように、外筒金具1
02に絞り加工を施して径方向内方に圧縮変形させた
後、図12に示すように、サスペンションアーム104
の一端に設けられた装着孔141の内周面に対して外筒
金具102を圧入することにより嵌合固定される。そし
て、内筒金具101の内孔に他方の連結アーム等の取付
軸部をボルト締め等により嵌合固定することによって取
付けられ、使用に供される。
ブッシュは、外筒金具102がサスペンションアーム1
04の装着孔141に圧入により嵌合固定されるため、
外筒金具102の外径寸法は高い精度が要求される。し
かし、圧入作業の前に絞り加工が施された外筒金具10
2は、満足できる寸法精度を得ることが困難であるた
め、絞り加工を施してそのまま用いると、圧入作業性及
び圧入固定強度を充分にかつ安定して確保することは困
難である。
筒金具102の外径寸法が、周方向全周に亘って又は部
分的に小さすぎると、圧入時にカジリ等が生じて圧入が
極めて困難となる。一方、装着孔141の内径寸法に対
して外筒金具102の外径寸法が、周方向全周に亘って
又は部分的に大きすぎると、充分な圧入固定強度を確保
することが困難となる。
金具102に対して、更に研摩加工等を施すことにより
必要な寸法精度を確保していたが、このような特別な加
工のために特別な工程や設備が必要となるため、製造が
面倒となり大幅なコストアップを招くという問題があっ
た。本発明は上記問題に鑑み案出されたものであり、金
属部材どうしの圧入構造を廃止し、製造の容易化及びコ
ストの低減化を図り得る防振装置の製造方法を提供する
ことを解決すべき課題とするものである。
項1記載の発明は、軸部材と、該軸部材の外側に距離を
隔てて略同軸状に配置される筒状部と該筒状部の外周に
突設され該筒状部の外周面に沿った位置に軸方向に貫通
する空洞部を有するブラケット部とを備えたアルミニウ
ム合金製の外側部材と、前記軸部材と前記筒状部との間
に介装される筒状のゴム弾性体とを準備する準備工程
と、絞り加工装置に設けられた固定型に前記外側部材の
前記空洞部を挿通して前記筒状部の外周面が前記固定型
に当接する状態に配置するとともに、前記筒状部の内側
に前記ゴム弾性体及び前記軸部材を同軸状に配置し、前
記筒状部を前記固定型に向かって押圧しつつ縮径させて
塑性変形させる絞り工程と、から構成されているという
手段を採用している。
形成された軸部材、外側部材及びゴム弾性体を準備し、
次の絞り工程において、絞り加工装置の固定型に外側部
材の空洞部を挿通して筒状部の外周面が固定型に当接す
る状態に配置するとともに、筒状部の内側にゴム弾性体
及び軸部材を同軸状に配置し、筒状部を固定型に向かっ
て押圧しつつ縮径させて筒状部の全体を塑性変形させ
る。これにより、筒状部と軸部材の間に配置されている
ゴム弾性体は、筒状部の縮径に伴って圧縮され、内圧が
付与された状態となる。
によれば、従来の外筒金具に相当する部材を廃止し、防
振装置の製造を極めて容易に行うことができ、コストの
大幅な低減化が可能となる。また、従来行われていた外
筒金具の圧入工程をも廃止することができるため、研磨
加工等の特別な加工工程やそれに伴う特別な設備等を必
要としなくなり、これによっても製造が極めて容易にな
り、コストの大幅な低減化が可能となる。さらに、筒状
部は、絞り加工が施されるのみで、従来のような外筒金
具の圧入工程を伴わないため、筒状部の高い寸法精度の
要求を緩和することができる。
材、外側部材及びゴム弾性体をそれぞれ個別に形成した
ままの状態に準備してもよく、また、外側部材の筒状部
及び軸部材の少なくとも一方にゴム弾性体を圧入乃至は
接着して一体化した状態に準備してもよい。筒状部及び
軸部材の少なくとも一方にゴム弾性体を一体化しておけ
ば、次の絞り工程において、絞り加工装置の所定位置に
それらを配置する際に、容易に位置決めして配置するこ
とが可能となる。ゴム弾性体の接着方法としては、例え
ば後述の請求項2記載の発明のようにゴム弾性体を加硫
成形により形成する際に加硫接着したり、或いは接着剤
を用いて接着するなど種々の方法を採用することができ
る。
に優れ、かつ高強度であるアルミニウム合金製のものが
用いられる。この外側部材は、例えば押出し成形や真空
ダイカスト成形等により形成したものを用いることがで
きる。そして、本発明における絞り工程は、絞り加工装
置に設けられた固定型に外側部材の空洞部を挿通して筒
状部の外周面が固定型に当接する状態に配置するととも
に、筒状部の内側にゴム弾性体及び軸部材を同軸状に配
置し、筒状部を固定型に向かって押圧しつつ縮径させて
塑性変形させることにより、筒状部と軸部材の間に配置
されているゴム弾性体に内圧を付与するものである。
なくとも外側部材の空洞部が挿通されて筒状部が押圧さ
れつつ縮径されるときに筒状部の外周面を支持する部分
(支持面)を有する固定型を備えたものが必要である。
また、筒状部を押圧しつつ縮径させる型としては、例え
ば、筒状部の外側に周方向に沿って配列され求心方向に
進退動自在に設けられる分割可動型が好適に採用され
る。これら固定型及び分割可動型は、絞り加工を施す筒
状部及び外側部材全体の形状等に応じて適宜設計するこ
とができる。
記載の発明において、前記準備工程は、前記筒状部が前
記軸部材の外側に略同軸状に位置するように前記軸部材
及び前記外側部材を成形型内に配置して、前記軸部材と
前記筒状部との間に筒状のゴム弾性体を加硫成形により
形成し、該ゴム弾性体が前記軸部材の外周面と前記筒状
部の内周面とに加硫接着されたゴム成形体を形成するゴ
ム成形体形成工程を含むという手段を採用している。
により形成する際に、ゴム弾性体の形成と同時に軸部材
及び筒状部との一体化を行うことができるため、次の絞
り工程において、絞り加工装置の所定位置にそれらを配
置する際に、容易に位置決めして配置することができ
る。
基づき説明する。 〔実施形態1〕本実施形態は、自動車に装備されるサス
ペンションアームの一端部を構成する防振装置の製造方
法である。この防振装置は、図1及び図2に示すよう
に、円筒状の軸部材1と、軸部材1の外側に距離を隔て
て同軸状に配置され内部に軸方向に貫通する装着孔22
を有する筒状部21と該筒状部21の外周に突設され内
部に取付孔25a及び空洞部26を有するブラケット部
23とからなるアルミニウム合金製の外側部材2と、軸
部材1の外周面と筒状部21の外周面とに加硫接着さ
れ、両者に圧縮されて内圧を付与された略円筒状のゴム
弾性体3とで構成されている。
程を含む準備工程と、絞り工程とを実施することにより
製造される。先ず、準備工程では、軸部材1及び外側部
材2を準備する。この軸部材1は、アルミニウム合金に
より所定の大きさの円筒状に形成されている。そして、
外側部材2は、内部に軸方向に貫通する装着孔22を有
する筒状部21と、筒状部21の外周から略同一方向に
突出する一対の脚部24、24と両脚部24、24の突
出先端に連結しその内部に取付孔25aを有する角ブロ
ック状の連結部25とからなるブラケット部23とで構
成されている(図1及び図2参照)。
1の外周面及び連結部25の外周面とともに形成される
空洞部26が形成されている。この空洞部26は、装着
孔22及び取付孔25aと平行に軸方向に貫設されてい
る。この外側部材2は、押出し成形により形成されたア
ルミニウム合金製のものである。次のゴム成形体形成工
程では、ゴム弾性体3を加硫成形により形成する成形型
を用意し、その成形型内に、筒状部21が軸部材1の外
側に略同軸状に位置するようにして軸部材1及び外側部
材2を配置する。その状態で、成形型内の軸部材1と筒
状部21との間に形成されたキャビティにゴム成形材料
を注入して加硫成形を行い、軸部材1と筒状部21との
間に円筒状のゴム弾性体3を形成する。これにより、ゴ
ム弾性体3が軸部材1の外周面と筒状部21の内周面と
に加硫接着されて一体となったゴム成形体が形成され
る。
ゴム成形体に対して、図3及び図4に示すような絞り加
工装置を用いて絞り加工を施す。ここで用いる絞り加工
装置は、ベース盤41と、ベース盤41と一体に設けら
れベース盤41上の周方向における一箇所に配置された
固定型42と、周方向に10分割に形成されてベース盤
41上の固定型42を除く部分に周方向に沿って配列さ
れ求心方向に進退動自在に設けられた分割可動型45
と、各分割可動型45を求心方向に同期して進退駆動す
る駆動部46とで構成されている。
部23が嵌合される嵌合孔43と、空洞部26が挿通さ
れる柱状の中型部44とが設けられている。中型部44
の内側面には、筒状部21が縮径されるときに筒状部2
1の外周面の一部を支持する円弧状の支持面44aが形
成されている。また、固定型42の両側に隣接する分割
可動型45を除く各分割可動型45の内周側の側面に
は、絞り後の筒状部21の外周面形状に対応して中型部
44の支持面44aとともに同一円周上に位置する円弧
状の作用面45aが形成されている。なお、固定型42
の両側に隣接する分割可動型45の内側面には、絞り後
の両脚部24、24の外側面形状と対応する平面状の作
用面45aが形成されている。これら各分割可動型45
は、通常は遠心方向に後退した位置に待機しており、駆
動部46が下降して各分割可動型45の外側傾斜面45
bを押圧することにより、求心方向に同期して進出する
ようになっている。
は、図3及び図4に示すように、固定型42の中型部4
4に空洞部26を挿通させつつ嵌合孔43にブラケット
部23を嵌合させることにより、筒状部21が各分割可
動型45の内側に位置するように配置する。これによ
り、固定型42の支持面44aに筒状部21の外周面の
一部が当接する状態に配置される。この状態で、駆動部
46を下降させることにより各分割可動型45が求心方
向に進出する。
各分割可動型45が筒状部21を全体的に固定型42の
中型部44に向かって押圧しつつ進出し、各分割可動型
45の各作用面45a及び中型部44の支持面44aに
より筒状部21を縮径させて塑性変形させる。なお、こ
のとき、固定型42の両側に隣接する分割可動型45
は、両脚部24、24の外側面を押圧し、筒状部21の
絞り(縮径)に伴って両脚部24、24の筒状部21側
を互いに近づく方向に変形させる。これにより、筒状部
21と軸部材1との間にあるゴム弾性体3は、両者に圧
縮されて内圧が付与された状態になる。
1に絞り加工を施した後、その中間製品を絞り加工装置
から取出し、後処理を施すことにより、図1及び図2に
示す防振装置が完成する。以上のように、本実施形態の
防振装置の製造方法は、準備工程において、軸部材1の
外周面と筒状部21の内周面とにゴム弾性体3が直接接
着されたゴム成形体を形成し、その後、絞り工程におい
て、絞り加工装置の各分割可動型45により筒状部21
を全体的に固定型42の中型部44に向かって押圧しつ
つ縮径させて塑性変形させ、これにより筒状部21と軸
部材1の間に配置されているゴム弾性体3に内圧を付与
するようにしている。
方法によれば、従来の外筒金具に相当する部材を廃止
し、製造を極めて容易に行うことができ、コストの大幅
な低減化が可能となる。また、従来行われていた外筒金
具の圧入工程をも廃止することができるため、研磨加工
等の特別な加工工程やそれに伴う特別な設備等を必要と
しなくなり、これによっても製造が極めて容易になり、
コストの大幅な低減化が可能となる。さらに、筒状部2
1は、絞り加工が施されるのみで、従来のような外筒金
具の圧入工程を伴わないため、筒状部21の高い寸法精
度の要求を緩和することができる。
性体3を加硫成形により形成する際に、軸部材1及び外
側部材2と一体成形し、ゴム弾性体3の形成と同時に軸
部材1及び筒状部21との一体化を行うようにしている
ため、次の絞り工程において、絞り加工装置の所定位置
にそれらを配置する際に、容易に位置決めして配置する
ことができる。
部材2のブラケット部23に設けられた空洞部26を利
用し、その空洞部26が挿通される中型部44の支持面
44aに対して筒状部21を全体的に押圧しつつ縮径さ
せて塑性変形させるようにしているため、絞り後の筒状
部21の真円度や寸法精度が良好となる絞り加工を行う
ことができる。
態1と同様の自動車に装備されるサスペンションアーム
の一端部を構成する防振装置の製造方法である。この防
振装置は、図7及び図8に示すように、円筒状の軸部材
5と、軸部材5の外側に距離を隔てて同軸状に配置され
内部に軸方向に貫通する装着孔62を有する筒状部61
と該筒状部61の外周に突設され内部に取付孔65a及
び空洞部66を有するブラケット部63とからなるアル
ミニウム合金製の外側部材6と、軸部材5の外周面と筒
状部61の外周面とに加硫接着されるとともに両者に圧
縮されて内圧を付与された略円筒状のゴム弾性体7とで
構成されている。
ケット部63が、筒状部61の外周から同一方向に平行
状に突出する一対の脚部64、64と両脚部64、64
の突出先端に連結しその内部に取付孔65aを有する角
ブロック状の連結部65とから構成されている点で上記
実施形態1と異なる。即ち、一対の脚部64、64どう
しの間隔を広くして、その間に設けられる空洞部66を
周方向に長くすることにより、空洞部66に面する筒状
部61の外周面の周方向長さを充分に確保できるように
している。
同様に、ゴム成形体形成工程を含む準備工程と、絞り工
程とを実施することにより製造される。先ず、準備工程
では、所定形状に形成した軸部材5及び外側部材6を準
備する。そして、次のゴム成形体形成工程では、上記実
施形態1と同様に、ゴム弾性体7を加硫成形により形成
する成形型内に、筒状部61が軸部材5の外側に略同軸
状に位置するようにして軸部材5及び外側部材6を配置
し、成形型内のキャビティにゴム成形材料を注入して加
硫成形を行うことにより、ゴム弾性体7が軸部材5の外
周面と筒状部61の内周面とに加硫接着されて一体とな
ったゴム成形体を形成する。
ゴム成形体に対して、図9及び図10に示すように、上
記実施形態1と同様の絞り加工装置を用いて絞り加工を
施す。なお、ここで用いる絞り加工装置は、外側部材6
のブラケット部63の形状が上記実施形態1のものと異
なるのに対応して、固定型82の嵌合孔83や中型部8
4及び固定型82の両側のそれぞれ2個の分割可動型8
5が設計変更されている。特に、空洞部66に面する筒
状部61の外周面の周方向長さが長くなっているのに対
応して、中型部84の支持面84aの周方向長さは充分
な長さが確保されている。
は、固定型82の中型部84に空洞部66を挿通させつ
つ嵌合孔83にブラケット部63を嵌合させることによ
り、筒状部61が各分割可動型85の内側に位置するよ
うに配置する。これにより、固定型82の支持面84a
には筒状部61の外周面の一部が当接する状態に配置さ
れる。この状態で、駆動部86を下降させて各分割可動
型85を求心方向に進出させると、図9及び図10に示
すように、各分割可動型85が筒状部61を全体的に固
定型82の中型部84に向かって押圧しつつ進出し、各
分割可動型85の各作用面85a及び中型部84の支持
面84aにより筒状部61を縮径させて塑性変形させ
る。なお、このとき、固定型82の両側のそれぞれ2個
の分割可動型85は、両脚部64、64の外側面を押圧
しており、筒状部61の絞り(縮径)に伴って両脚部6
4、64の筒状部61側を互いに近づく方向に変形させ
る。これにより、筒状部61と軸部材5との間にあるゴ
ム弾性体7は、両者に圧縮されて内圧が付与された状態
になる。
を施した後、その中間製品を絞り加工装置から取出し、
後処理を施すことにより、図7及び図8に示すような防
振装置が完成する。以上のように、本実施形態の防振装
置の製造方法は、準備工程工程において、軸部材5の外
周面と筒状部61の内周面とにゴム弾性体7が直接接着
されたゴム成形体を形成し、その後、絞り工程におい
て、絞り加工装置の各分割可動型85により筒状部61
を全体的に固定型82の中型部84に向かって押圧しつ
つ縮径させて塑性変形させ、これにより筒状部61と軸
部材5の間に配置されているゴム弾性体7に内圧を付与
するようにしている。
方法によれば、従来の外筒金具に相当する部材を廃止
し、製造を極めて容易に行うことができ、コストの大幅
な低減化が可能となり、その他にも上記実施形態1と同
様の作用及び効果を得ることができる。また、本実施形
態では、外側部材6のブラケット部63に設けられた空
洞部66が周方向に長く形成され、空洞部66に面する
筒状部61の外周面の周方向長さが長いため、その空洞
部66に挿通されて、筒状部61に絞り加工が施される
際に筒状部61の外周面を支持する固定型82の中型部
84の支持面84aを周方向に長くすることができる。
これにより、筒状部61の絞り加工をより確実に行うこ
とができ、絞り後における筒状部61の真円度や寸法精
度をより一層向上させることができる。
置の平面図である。
工装置に中間製品を載置した状態を示す平面図である。
ある。
り中間製品に絞り加工を施した状態を示す平面図であ
る。
ある。
置の平面図である。
図である。
り中間製品に絞り加工を施した状態を示す平面図であ
る。
である。
シュの断面図である。
シュに絞り加工を施す状態を示す説明図である。
シュをサスペンションアームの装着孔に圧入する状態を
示す説明図である。
ゴム弾性体 21、61…筒状部 22、62…装着孔 23、63…ブラケット部 24、64…脚部 25、65…連結部 25a、65a…取付孔 26、66…空洞部 41…ベース盤 42、
82…固定型 43、83…嵌合孔 44、84…中型部 44a、84a…支持面 45、85…分割可動型 45a、85a…作用面 45b…外側傾斜面 46、86…駆動部
Claims (2)
- 【請求項1】 軸部材と、該軸部材の外側に距離を隔て
て略同軸状に配置される筒状部と該筒状部の外周に突設
され該筒状部の外周面に沿った位置に軸方向に貫通する
空洞部を有するブラケット部とを備えたアルミニウム合
金製の外側部材と、前記軸部材と前記筒状部との間に介
装される筒状のゴム弾性体とを準備する準備工程と、 絞り加工装置に設けられた固定型に前記外側部材の前記
空洞部を挿通して前記筒状部の外周面が前記固定型に当
接する状態に配置するとともに、前記筒状部の内側に前
記ゴム弾性体及び前記軸部材を同軸状に配置し、前記筒
状部を前記固定型に向かって押圧しつつ縮径させて塑性
変形させる絞り工程と、 から構成されていることを特徴とする防振装置の製造方
法。 - 【請求項2】 前記準備工程は、前記筒状部が前記軸部
材の外側に略同軸状に位置するように前記軸部材及び前
記外側部材を成形型内に配置して、前記軸部材と前記筒
状部との間に筒状のゴム弾性体を加硫成形により形成
し、該ゴム弾性体が前記軸部材の外周面と前記筒状部の
内周面とに加硫接着されたゴム成形体を形成するゴム成
形体形成工程を含むことを特徴とする請求項1記載の防
振装置の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03782098A JP4025410B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 防振装置の製造方法 |
US09/241,289 US6094818A (en) | 1998-02-19 | 1999-02-01 | Process for producing vibration isolator |
DE19906855A DE19906855B4 (de) | 1998-02-19 | 1999-02-18 | Verfahren zur Herstellung eines Schwingungsabsorbers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03782098A JP4025410B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 防振装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230264A true JPH11230264A (ja) | 1999-08-27 |
JP4025410B2 JP4025410B2 (ja) | 2007-12-19 |
Family
ID=12508167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03782098A Expired - Fee Related JP4025410B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 防振装置の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6094818A (ja) |
JP (1) | JP4025410B2 (ja) |
DE (1) | DE19906855B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006509976A (ja) * | 2002-12-16 | 2006-03-23 | ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト | 商用車用の弾性的なシャーシ支承体 |
CN108213189A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-06-29 | 宁海县恒丰轻工有限公司 | 汽车减震器骨架的冲压成型方法 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19919573A1 (de) * | 1999-04-29 | 2000-11-02 | Wolf Woco & Co Franz J | Drehstabschulterlager |
US6394779B1 (en) * | 2001-06-28 | 2002-05-28 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Molding tool for molding with cylindrical core |
US6889988B2 (en) | 2002-04-17 | 2005-05-10 | Visteon Global Technologies, Inc. | Variable rate gripped bushing system |
US6845994B2 (en) * | 2002-10-16 | 2005-01-25 | Visteon Global Technologies, Inc. | Gripped bushing system with alternating radial stiffness |
US6845995B2 (en) * | 2002-11-08 | 2005-01-25 | Visteon Global Technologies, Inc. | Method of forming compression gripped bushing system |
FR2851804B1 (fr) * | 2003-02-27 | 2005-05-13 | Hutchinson | Bielle anti-vibratoire et son procede de fabrication |
US7204479B2 (en) * | 2003-06-10 | 2007-04-17 | Cooper-Standard Automotive Inc. | Vibration isolator assembly having altered stress characteristics, and method of altering stress characteristics of same |
DE102005035478B4 (de) * | 2005-07-26 | 2015-05-21 | Boge Elastmetall Gmbh | Verfahren und Werkzeug zur Herstellung eines Flansches an einem Buchsenlager |
US8042793B2 (en) * | 2006-09-06 | 2011-10-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Solid engine mount |
CN101501360B (zh) * | 2006-10-10 | 2011-03-23 | 特雷里博格汽车德国有限责任公司 | 用于校准支承座的弹性件的方法及根据所述方法制造的支承座 |
US7883071B2 (en) * | 2008-05-21 | 2011-02-08 | Raytheon Company | Methods and apparatus for isolation system |
ES2536604B2 (es) * | 2013-11-22 | 2015-12-15 | Cikautxo, S.Coop. | Soporte antivibratorio y método para fabricar dicho soporte |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2864130A (en) * | 1953-05-13 | 1958-12-16 | Gen Motors Corp | Method of molding |
US3764100A (en) * | 1971-12-27 | 1973-10-09 | Us Navy | Compound-two-stage resilient isolation mounting for use in attenuating mechanical vibrations |
JPH0712768B2 (ja) * | 1988-04-30 | 1995-02-15 | マツダ株式会社 | 車両のサスペンション装置 |
DE3825063A1 (de) * | 1988-07-23 | 1990-01-25 | Freudenberg Carl Fa | Verfahren zur herstellung eines torsionsschwingungsdaempfers |
DE4111233C2 (de) * | 1991-04-08 | 1994-06-16 | Freudenberg Carl Fa | Drehschwingungsdämpfer |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP03782098A patent/JP4025410B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-02-01 US US09/241,289 patent/US6094818A/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-18 DE DE19906855A patent/DE19906855B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006509976A (ja) * | 2002-12-16 | 2006-03-23 | ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト | 商用車用の弾性的なシャーシ支承体 |
CN108213189A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-06-29 | 宁海县恒丰轻工有限公司 | 汽车减震器骨架的冲压成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4025410B2 (ja) | 2007-12-19 |
DE19906855B4 (de) | 2004-04-29 |
US6094818A (en) | 2000-08-01 |
DE19906855A1 (de) | 1999-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11230264A (ja) | 防振装置の製造方法 | |
JP4610721B2 (ja) | ボールジョイントおよびそのハウジングの製造方法 | |
JPH03189440A (ja) | ダンパー付筒型マウント装置 | |
JPWO2002085552A1 (ja) | 金属製筒体の端部加工方法及び金属製筒体、並びに、同加工方法を用いた防振ブッシュの製造方法及び防振ブッシュ | |
JPH11230225A (ja) | 防振装置の製造方法 | |
JP2815599B2 (ja) | 細径蛇腹管の製造方法とその装置 | |
JP3887729B2 (ja) | ロッドカラーの接合方法および接合型 | |
JP5913821B2 (ja) | 防振装置の製造方法 | |
WO2003008129A1 (fr) | Douille antivibrations, et procede de fabrication correspondant | |
JP2004072968A (ja) | モータの回転子とその製造方法 | |
CN108506397A (zh) | 防振装置 | |
JP2780978B2 (ja) | 中空シャフトの製造方法 | |
JPH1113805A (ja) | 防振装置 | |
JP2622375B2 (ja) | 弾性体装置および弾性体装置の外筒と内金の製造方法 | |
JPH068336Y2 (ja) | 球部を有する軸 | |
JPH01261526A (ja) | エンジンマウントの製造方法 | |
JP2000168327A (ja) | パイプアーム及びその製造方法 | |
JPS6347377Y2 (ja) | ||
JPH02176226A (ja) | 防振ブッシュを剛性部材に設けた穴に圧入固着する方法 | |
JP2000337441A (ja) | 防振装置の製造方法 | |
CN117484139A (zh) | 一种液体火箭发动机大尺寸喷管压合装置 | |
JP3440540B2 (ja) | 成形金型 | |
US5065605A (en) | Method of forming shaped configuration at end of long element | |
JP2004116631A (ja) | 防振ブッシュの製造方法 | |
JP2000000617A (ja) | 筒状部材の成形方法及び成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060512 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060710 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070705 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |