JP2622375B2 - 弾性体装置および弾性体装置の外筒と内金の製造方法 - Google Patents

弾性体装置および弾性体装置の外筒と内金の製造方法

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JP2622375B2 JP61258595A JP25859586A JP2622375B2 JP 2622375 B2 JP2622375 B2 JP 2622375B2 JP 61258595 A JP61258595 A JP 61258595A JP 25859586 A JP25859586 A JP 25859586A JP 2622375 B2 JP2622375 B2 JP 2622375B2
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軸方向に対して直角方向から受ける力の向
きによって弾性的特性が異なる弾性体装置および該弾性
体装置の外筒と内金の製造方法に関する。
そして、本弾性体装置は産業装置の防振設備や車両の
防振装置に広く適用される。
(従来技術と問題点) 従来、この種の弾性体装置には、実開昭56−93366号
公報に示されるようなものが提案されており、筒形円錐
状の上金具と円錐状の下金具との間に固着した筒状の弾
性ゴムあるいは同様な上下の金具の間に挟んだドーナツ
状の弾性ゴムに対して、穴を設けたり、複数に分割した
り、あるいは形状寸法を変えたりするなどの種々の手段
により、装置の中心軸に対して直角方向から受ける力の
向きによって異なる弾性特性を得るようにしている。
よって、弾性ゴムの形状が複雑となり、製造費用が高
騰したり、ゴムに穴があったり、分割によってサイズが
小さくなったりして弱点が生じ、弾性ゴム自体の寿命が
短かくなるなどの問題があった。
一方、弾性ゴムを介在する上下の金具も、金属ブロッ
クから削り出したり、鋳造したりする方法が用いられて
おり、製作が容易でなく、製作費用が高騰するという問
題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、 弾性体装置は、外筒と内金との軸方向および軸直角方
向の荷重を負担する弾性体装置であって、外筒と内金と
の軸直角方向の断面に対する間隔寸法を場所によって変
化させた外筒と内金との間に、形状寸法や特性に予め変
化を付与しない弾性体を介在したことにあり、 上記外筒と内金の製造方法は、外筒または内金あるい
は外筒と内金の双方を、プレス押しまたは型押しにより
所定の形状に加工することにあり、 弾性体には、予め格別な加工を施さないことを目的と
している。
(作 用) 前記第1の発明は、軸方向および軸直角方向の荷重を
負担する弾性体装置の外筒または内金あるいは外筒と内
金の双方のうち何れかを選択して軸直角方向の断面形状
を長円あるいは楕円など真円以外の形状に変化させる
と、セットした際に外筒と内金との間隔が場所によって
変化する。
したがって、外筒と内金との間に形状や断面寸法の一
定な弾性体(形状寸法や特性に予め変化を付与しない弾
性体)を介在すると、弾性体の圧縮度は場所によって変
化する。
この結果、初期圧縮量が変化するのでバネ定数が異な
り、受ける力の方向によってバネ特性が異なる弾性体装
置が実現する。
前記第2の発明は、外筒や内金を真円状に仕上げた
後、軸直角方向からのプレス押しまたは軸方向に型押し
することにより、外筒や内金を短時間に、かつ正確な所
定の形状寸法に仕上げられる。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は弾性体装置の一部断面正面図で、外筒1は内
金2と対となって弾性体3を挟持している。
外筒1の上部には必要に応じて取付板4を設けてもよ
く、また外筒1自身に取付板4の機能をもたせてもよ
い。
内金2の下部も同様に取付けのための段差部5を設け
てある。
第2図は弾性体3を示すもので、この実施例では、生
産し易い形状として断面が真円の円環状、すなわちドー
ナツ状としたものを示している。
本発明の目的からして、弾性体の断面形状は均一なも
のが望ましい訳で、最も適したものが真円であるが、必
要に応じて多角形にしてもよい。
また、材質もゴムやウレタンなどの加工性がよく、耐
久性のあるものが選択される。
第3図乃至第5図は第1図のA−A線(軸直角方向)
断面を示すものである。
第3図は、外筒1のみの断面形状を変化させた実施例
であり、外筒1は一点鎖線で示す真円形状1a(なお、1a
は真円外筒の内周壁を示す)よりX−X線方向に長く、
Y−Y線方向に短かく形成されている。
よって、外筒1と内金2との間に挟持された弾性体3
(第1図参照)は、X−X線付近では初期圧縮量が少な
く、したがってバネ定数が小さくなり、Y−Y線付近で
は初期圧縮量が大きくなるのでバネ定数が大きくなる。
よって、弾性体3は、X−X線方向からの力に対して
は柔らかな作用をなし、Y−Y線方向からの力に対して
は硬い作用をなす。
このように、その使用条件に応じて弾性体3の特性と
外筒1と内金2との間隔を選択することで所期の機能を
満足させつつ、従来の問題点を解決することができる。
第4図は、内金2のみの断面形状を変化させた実施例
であり、内金2は一点鎖線で示す真円形状2a(なお、2a
は真円内金の外周壁を示す)よりX−X線方向に短か
く、Y−Y線方向に長く形成されている。
したがって、外筒1の内周壁と内金2の外周壁との間
隔はX−X線方向では長く、Y−Y線方向では短かくな
るので、前記第3図の実施例と同様に、弾性体3はX−
X線方向からの力に対しては柔らかく、Y−Y線方向か
らの力に対しては硬く作用する。
第5図は、外筒1と内金2の双方の断面形状を変化さ
せた実施例であり、外筒1は一点鎖線で示す真円形状1a
(なお、1aは真円外筒の内周壁を示す)よりX−X線方
向に長く、Y−Y線方向に短かく形成されているので、
弾性体3はY−Y線方向の力に対して硬く作用する。
また、内金2は一点鎖線で示す真円形状2a(なお、2a
は真円内金の外周壁を示す)よりX′−X′線方向に短
かく、Y′−Y′線方向に長く形成されているので、弾
性体3はY′−Y′線方向の力に対して硬く作用する。
そこで、この二つの座標方向X−X線とX′−X′線
あるいはY−Y線とY′−Y′線のなす角度θを種々変
化させることによって、外筒1と内金2との間隔とその
座標方向の方向による方向特性を加えて、より多様にか
つ自在に弾性体3の特性を変化させ、選択することが可
能となる。
そして、前記第5図の実施例ではY−Y線方向とY′
−Y′線方向との間が最も硬く作用する傾向をもつ。
以上の実施例に示した弾性体装置は、軸方向に荷重を
受けつつ、軸直角方向からも力を受け、かつその力の方
向に対し異なる弾性特性をもたせたものであり、外筒1
と内金2を第1図のように円錐状としたものを示した
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
すなわち、第6図の左半分に示す実施例のように、円
錐状でない外筒1′と内金2′にそれぞれ形成したフラ
ンジ1′bと2′bにより、軸方向および軸直角方向の
荷重を負担し、また第6図の右半分に示す実施例のよう
に、軸方向の荷重を受けずに軸直角方向からのみ力を受
ける場合に円筒状の外筒1′と内金2′とすることがあ
るが、いずれの場合にも、外筒1′と内金2′はその何
れか、もしくは双方の軸直角方向の断面形状を真円以外
にすることにより、弾性特性の変化を期すことができ
る。
第7図は外筒の製造方法の実施例で、第8図は他の実
施例を示す。
本実施例において、外筒1を対象としたのは、内金2
より形状が大きく効果も大きいためであるが、内金2に
ついても適用可能であることは言うまでもない。
而して、外筒1を第3図に示すような形状に金属ブロ
ックを削ったり、鋳造して仕上げるのは容易でない。
このため、まず外筒1を真円状に製作しておき、これ
に力を加えて所定の形状に変える方法が最も適してい
る。
第7図は、真円状に製作した外筒1をプレス等を用い
て押し金6,7で挟み、矢印の方向に力を加えて変形させ
る方法である。
この方法では、金属ブロックの削り出し加工に比し材
料が節約でき、外筒1の姿勢を逐次変えることである程
度形状を調整することができ、内金2との間隔寸法を変
えられる利点がある。
さらに、図は第1図に示す外筒1の下側付近のみを押
すもので、径が小さくなっている上部はそのままの形状
となっている。
即ち、弾性体の当たる部分のみを加工するだけで十分
であるから、この方法は他に比して極めて有効である。
第8図は、型を用いて押し出しする方法であり、前加
工した外筒1を押え金10,11で挟んで型8,9で押し出す。
もとより型8,9は所定の形状寸法に仕上げてあるのが
最も望ましく、量産する際の製造方法に適している。
(効 果) 本発明は次の効果を有する。
(a) 第1の発明によれば、 (i)外筒と内金との軸方向および軸直角方向の荷重を
負担する弾性体装置の外筒と内筒の形状寸法を適正に選
択することで、弾性体の形状寸法や特性を変えることな
く、種々の特性をもつ弾性体装置が得られる。
(ii)弾性体の形状を簡素化して製造費用を抑制するこ
とができる。
(iii)弾性体の弱点部がなくなり、耐年性が向上す
る。
(b) 第2の発明によれば、 (i)外筒と内金との軸方向および軸直角方向の荷重を
負担する弾性体装置の外筒や内金を金属ブロックからの
削り出しや鋳造する方法に比し、所定の形状寸法に容
易、かつ正確に製作することができる。
(ii)量産に適し、製造費用を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る弾性体装置の実施例を示す一部断
面正面図、第2図は弾性体の実施例を示す一部断面正面
図、第3図は外筒のみの断面形状を真円以外に変化した
実施例の断面平面図、第4図は内金のみの断面形状を真
円以外に変化した実施例の断面平面図、第5図は外筒と
内金の双方の断面形状を真円以外に変化した実施例の断
面平面図、第6図は弾性体装置の他の実施例を示す断面
正面図、第7図および第8図は本発明に係る製造方法の
互に異なる実施例を示すものである。 1……外筒、2……内金、3……弾性体、6,7……押し
金、8,9……型、10,11……押え金。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒と内金との軸方向および軸直角方向の
    荷重を負担する弾性体装置であって、外筒と内金との軸
    直角方向の断面に対する間隔寸法を場所によって変化さ
    せた外筒と内金との間に、形状寸法や特性に予め変化を
    付与しない、断面が略々円形の円環状弾性体を介在した
    ことを特徴とする弾性体装置。
  2. 【請求項2】外筒と内金との軸方向および軸直角方向の
    荷重を負担する弾性体装置であって、外筒と内金との軸
    直角方向の断面に対する間隔寸法を場所によって変化さ
    せた外筒と内金との間に形状寸法や特性に予め変化を付
    与しない、断面が略々円形の円環状弾性体を介在した弾
    性体装置の外筒または内金あるいは外筒と内金の双方
    を、プレス押しまた型押しにより所定の形状に加工する
    ことを特徴とする弾性体装置の外筒と内金の製造方法。
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