JPH11229596A - 木質系基板 - Google Patents
木質系基板Info
- Publication number
- JPH11229596A JPH11229596A JP4900198A JP4900198A JPH11229596A JP H11229596 A JPH11229596 A JP H11229596A JP 4900198 A JP4900198 A JP 4900198A JP 4900198 A JP4900198 A JP 4900198A JP H11229596 A JPH11229596 A JP H11229596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plywood
- thickness
- fiber plate
- veneer
- wooden
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
性能に優れ、曲げ破壊強度が大きく、撓みや反りの少な
い、有用な木質系基板を提供する。 【解決手段】 請求項1記載の木質系基板は、合板の表
面単板をサンダー等により研削して厚み規制し、その上
面に接着剤を介して木質繊維板が貼着された事を特徴と
し、請求項2記載の木質系基板は、請求項1 記載の木質
系基板において、合板の裏単板の厚さが1.2mm以上
で、木質繊維板が厚さ1.5mm以下である事を特徴と
する。
Description
板として好ましく用いられる木質系基板の構成に関す
る。
板や化粧紙などの化粧シートを貼着し、基板の四周辺に
接合用の実加工を施した床板が最も一般的であった。
ているのに床材の見掛や表面性能、強度などはより高度
な性能が要求され、合板を基板としその表単板に直接ツ
キ板や化粧紙を貼着しても要求性能を満たす事が艱難な
状況が発生している。特に、ツキ板の干割れ現象を防止
したりやキャスターにも傷付きにくい表面性能を得るに
は、基板を変更するかツキ板に特殊な処理を施す事が必
要となっている。
高いパーティクルボードやMDFを基板とする床材も検
討されたが、水分変化による収縮が合板よりも約2〜3
倍近くおおきく、また中心部の強度が合板よりも低いの
で実加工ができないなど、床材の基板としては問題の多
いものであった。
と木質繊維板を複合する事により、表面性能に優れ、曲
げ破壊強度が大きく、撓みや反りの少ない、有用な木質
系基板を提供する事にある。
木質系基板は、合板の表面単板をサンダー等により研削
して厚み規制し、その上面に接着剤を介して木質繊維板
が貼着された事を特徴とする。
求項1 記載の木質系基板において、合板の裏単板の厚さ
が1.2mm以上で、木質繊維板が厚さ1.5mm以下
である事を特徴とする。
すると、合板1は表単板2と裏単板3の厚さが1.2m
m以上の5 プライ構成で、総厚みとしては10.5mm
〜11.5mmの範囲にある合板1が使用できる。そし
て、合板1はその表に貼着される木質繊維板4の厚さに
対応し、複合した総厚さが12mmに仕上がる様に合板
1の表単板2を厚み規制サンダー等により研削する。
質繊維板4の厚さが1.5mmの場合は、合板1の表単
板2を0.5mmだけ研削して10.5mmに仕上げた
後、常用の木材用接着剤を塗布し、木質繊維板4を重ね
て接着する事で、厚さ12mmの複合基板を作成する。
繊維板、比重が0.35〜0.8にある中密度繊維板
(MDF)、パーティクルボードなどで、厚さは1.5
mm以下の薄いものを用いる。木質繊維板4は1.5m
mの厚さに製造された物であっても良いし、3.0mm
程度の厚みに製造された物を2層に剥裂して用いる事も
出来る。
ては、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、変性酢酸ビニル樹脂、水性ビ
ニルウレタン樹脂などからなる合成樹脂接着剤を合板表
面または木質繊維板の裏面に塗布し、熱圧又は冷圧締し
て接着する。熱圧締条件としては、温度90〜110
℃、圧力3〜10kg/cm2 を時間1〜5分。冷圧条
件は、圧力5〜10kg/cm2 を時間20〜180分
の範囲で行う事が出来る。
1の表単板2部分で行うのは、裏単板3を出来るだけ薄
くしない様にして、日本農林規格(JAS)の複合フロ
ーリング規格に合格させるためで有り、特に曲げ試験に
よる撓み量を適合基準内に確保する事にある。
曲げ試験とは、試験フローリングの表面を上面としてス
パン700mmに支え、スパンの中央に直交して置いた
荷重棒の上に試験フローリングの幅100mm当り3k
gとして計算した荷重を加えた時及び幅100mm当り
7kgとして計算した荷重を加えた時の撓みの差を求
め、その差が3.5mm以下であれば基準に適合する。
繊維板4の厚さを1.5mm以上にすると、厚さ12m
m程度の複合基板を構成する場合、表側の層が厚くなり
すぎて基板に反りが生じ易くなる。また、合板1の裏単
板3の厚さが1.2mm以下になると、複合フローリン
グの曲げ試験による撓み量がJASの適合基準以下の値
になり易い為である。
表単板2と裏単板3の厚さが1.2mmの5 プライ構成
で94.5cm×184cmの、総厚みは11.5mm
の合板1とした。一方、その合板1の表単板2面に貼着
されるMDF4は厚さが1.2mmの物を用意した。そ
して、合板1の表単板2を厚み規制サンダーにより0.
7mm研削して、合板1の厚さを10.8mmとした。
ついで、合板1の表単板2表面にウレタン樹脂系接着剤
を80g/m2 塗布し、その上に用意したMDF4を重
ねた。5kg/m2 の圧力で1 時間冷圧締し、求める厚
さが12mmの木質系基板を得た。そして、そのMDF
4表面に厚さ0.25mmのツキ板を尿素酢酸ビニル樹
脂接着剤を介して熱圧接着した後、30.3cm×18
1.8cmに切断し、4周辺に接合用の実加工を施し
た。最後に、そのツキ板表面に合成樹脂塗料により塗膜
を形成し、化粧床板を得た(図示せず)。その化粧床板
をJAS規格に基づく複合フローリングの曲げ試験に供
したところ、撓み量は2.9mmであり、適合基準に合
格する値であった。
表単板2と裏単板3の厚さが1.3mmの5 プライ構成
で94.5cm×184cmの、総厚みは11.0mm
の合板1とした。一方、その合板1の表単板2面に貼着
される薄物パーティクルボード4は厚さが1.8mmの
物を用意した。そして、合板1の表単板2を厚み規制サ
ンダーにより0.8mm研削して、合板1の厚さを1
0.2mmとした。ついで、合板1の表単板2表面に水
性ビニルウレタン樹脂系接着剤を90g/m2 塗布し、
その上に用意した薄物パーティクルボード4を重ねた。
6kg/m2 の圧力で1 時間冷圧締し、求める厚さが1
2mmの木質系基板を得た。そして、その薄物パーティ
クルボード4表面に厚さ0.25mmのツキ板を尿素酢
酸ビニル樹脂接着剤を介して熱圧接着した後、30.3
cm×181.8cmに切断し、4周辺に接合用の実加
工を施した。最後に、そのツキ板表面に合成樹脂塗料に
より塗膜を形成し、化粧床板を得た(図示せず)。その
化粧床板をJAS規格に基づく複合フローリングの曲げ
試験に供したところ、撓み量は2.7mmであり、適合
基準に合格する値であった。
く、曲げ強度にも優れ、反りの無い木質系床材の基板が
えられる為、基板の表面に従来通り厚さの薄いツキ板な
どの化粧シートを貼着しても、見掛けと表面性能及び強
度に優れた床板を提供する事が出来る。
Claims (2)
- 【請求項1】 合板(1 )の表面単板(2)がサンダー
等により研削して厚み規制され、その上面に接着剤を介
して木質繊維板(4)が貼着された事を特徴とする木質
系基板。 - 【請求項2】 合板(1)の裏単板(3)の厚さが1.
2mm以上で、木質繊維板(4)が厚さ1.5mm以下
である事を特徴とする請求項1 記載の木質系基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04900198A JP3933782B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 木質系基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04900198A JP3933782B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 木質系基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229596A true JPH11229596A (ja) | 1999-08-24 |
JP3933782B2 JP3933782B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=12818962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04900198A Expired - Lifetime JP3933782B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 木質系基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3933782B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013057183A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 床用化粧材の製造方法 |
JP2013068029A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 木質床材用基材の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP04900198A patent/JP3933782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013057183A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 床用化粧材の製造方法 |
JP2013068029A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 木質床材用基材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3933782B2 (ja) | 2007-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11156807A (ja) | 木質化粧板およびその製造方法 | |
KR0183985B1 (ko) | 침엽수 목질재의 제조방법 | |
JP3271912B2 (ja) | 建築材の製造方法 | |
JPH11229596A (ja) | 木質系基板 | |
JPH1086103A (ja) | 化粧板およびその製造方法 | |
JP2000006108A (ja) | 耐凹み傷性耐干割れ性に優れた木質フローリング材およびその製造方法 | |
JPH11240001A (ja) | 木質複合板 | |
JP2013023909A (ja) | 木質系床板の製造方法 | |
JP2011226198A (ja) | 木質床材 | |
JPH1046796A (ja) | 化粧板およびその製造方法 | |
JP2009190311A (ja) | 木質複合床材および木質複合床材の製造方法 | |
JPH08224705A (ja) | 複合板の製造方法 | |
JP3359374B2 (ja) | 複合板の製造方法 | |
JPH11151704A (ja) | 木質床材の製造方法 | |
JPH11227105A (ja) | 木質系複合板及びそれを用いた化粧板 | |
JPH09174506A (ja) | 木質建築材の製造方法 | |
JP3359375B2 (ja) | 複合板の製造方法 | |
JP2001262817A (ja) | 床材の基材 | |
JPS61262101A (ja) | 化粧板の製造方法 | |
JPH05177770A (ja) | 突板貼り化粧板 | |
JP3305072B2 (ja) | 化粧複合板の製造方法 | |
JP3305074B2 (ja) | 化粧複合板の製造方法 | |
JP2003039403A (ja) | 木質床材 | |
JP2910004B2 (ja) | 直貼り用複合床材 | |
JP3359376B2 (ja) | 複合板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041122 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160330 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |