JP2001262817A - 床材の基材 - Google Patents
床材の基材Info
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- JP2001262817A JP2001262817A JP2000076837A JP2000076837A JP2001262817A JP 2001262817 A JP2001262817 A JP 2001262817A JP 2000076837 A JP2000076837 A JP 2000076837A JP 2000076837 A JP2000076837 A JP 2000076837A JP 2001262817 A JP2001262817 A JP 2001262817A
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- plywood
- flooring
- fiberboard
- base material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 床材の基材に繊維板を用いるときの、
吸放湿に起因する反りの発生、接合用実部の強度の低
さ、欠け易さといった問題を解決し、剛性が高く平坦性
の良好なかつ接合用実部の強度も高い床材の基材を提供
すること。 【解決手段】 繊維板の表裏面に、各々同一の厚さ、
単板構成の合板を貼着するとともに、四周縁部に接合用
実部を形成したときに、厚さ方向において前記繊維板部
分を中心とした前記接合用実の上下に合板層が現れるよ
うに繊維板層および合板層を構成したことを要旨とす
る。
吸放湿に起因する反りの発生、接合用実部の強度の低
さ、欠け易さといった問題を解決し、剛性が高く平坦性
の良好なかつ接合用実部の強度も高い床材の基材を提供
すること。 【解決手段】 繊維板の表裏面に、各々同一の厚さ、
単板構成の合板を貼着するとともに、四周縁部に接合用
実部を形成したときに、厚さ方向において前記繊維板部
分を中心とした前記接合用実の上下に合板層が現れるよ
うに繊維板層および合板層を構成したことを要旨とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維板を基材の一
部とする床材の基材構成に関する。
部とする床材の基材構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】繊維板は、解繊した植物繊維或は植物繊
維質の小片に接着剤を塗布し板状に加圧成形したもので
あり、適度の耐圧縮性を有するとともに平面内における
均質性が良好であるから床材や壁材等の基材部分の素材
として多用されている。また、繊維板は、解体家屋等か
ら発生する木質廃材や木材工業の廃材、未利用材などを
原料とし得るものであるから、資源の有効活用といった
観点からも優れた材料である。
維質の小片に接着剤を塗布し板状に加圧成形したもので
あり、適度の耐圧縮性を有するとともに平面内における
均質性が良好であるから床材や壁材等の基材部分の素材
として多用されている。また、繊維板は、解体家屋等か
ら発生する木質廃材や木材工業の廃材、未利用材などを
原料とし得るものであるから、資源の有効活用といった
観点からも優れた材料である。
【０００３】上述のように、繊維板は解繊した植物繊維
或は植物繊維質の小片に接着剤を塗布し板状に加圧成形
したものであるから、表裏層は高密度で緻密であるけれ
ども厚さ方向中央部の芯層は表層に比し低密度でポーラ
スである。また、繊維板たとえばＭＤＦ（Medium Densi
ty Fiberboard：中密度繊維板）を床材の基材として用
いると、吸湿、吸水しやすく吸放湿に起因して厚さ、長
さに寸法変化を生じ易くその変化量も大きいから床材に
反りや捩れを惹起しやすい難点がある。
或は植物繊維質の小片に接着剤を塗布し板状に加圧成形
したものであるから、表裏層は高密度で緻密であるけれ
ども厚さ方向中央部の芯層は表層に比し低密度でポーラ
スである。また、繊維板たとえばＭＤＦ（Medium Densi
ty Fiberboard：中密度繊維板）を床材の基材として用
いると、吸湿、吸水しやすく吸放湿に起因して厚さ、長
さに寸法変化を生じ易くその変化量も大きいから床材に
反りや捩れを惹起しやすい難点がある。
【０００４】さらに、繊維板は厚さ方向中央部（芯層）
が表層に比し低密度でポーラスであるから、この部分の
強度が低い。従って、繊維板を床材の基材として用いる
と、床材の四周縁部に形成される接合用実部の強度が低
く、欠け易いという問題がある。
が表層に比し低密度でポーラスであるから、この部分の
強度が低い。従って、繊維板を床材の基材として用いる
と、床材の四周縁部に形成される接合用実部の強度が低
く、欠け易いという問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、床材の基材
に繊維板を床材の基材として用いるときの上記問題を解
決し、剛性が高く平坦性の良好なかつ接合用実部の強度
も高い床材の基材を提供することを目的とする。
に繊維板を床材の基材として用いるときの上記問題を解
決し、剛性が高く平坦性の良好なかつ接合用実部の強度
も高い床材の基材を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、繊維板の表裏面に、各々同一の厚さ、単板
構成の合板を貼着するとともに、四周縁部に接合用実を
形成したときに、厚さ方向において前記繊維板部分を中
心とした前記接合用実の上下に合板層が現れるように繊
維板層および合板層を構成したことを要旨とする。
の本発明は、繊維板の表裏面に、各々同一の厚さ、単板
構成の合板を貼着するとともに、四周縁部に接合用実を
形成したときに、厚さ方向において前記繊維板部分を中
心とした前記接合用実の上下に合板層が現れるように繊
維板層および合板層を構成したことを要旨とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に則して説明する。
形態に則して説明する。
【０００８】
【作用】本発明は叙上の構成になるから、剛性が高く平
坦性に優れた床材用基材を提供することができる。ま
た、床材四周縁の厚さ方向中央部に接合用実部を形成し
たときに、実の上下に合板層が現れるように基材が構成
されているので、接合用実部の強度を大きく向上させる
ことができる。
坦性に優れた床材用基材を提供することができる。ま
た、床材四周縁の厚さ方向中央部に接合用実部を形成し
たときに、実の上下に合板層が現れるように基材が構成
されているので、接合用実部の強度を大きく向上させる
ことができる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照しつつその好ましい一実施
例に則して本発明を詳細に説明する。図１に、本発明の
床材の基材構成の一実施例の縦断面を示す。
例に則して本発明を詳細に説明する。図１に、本発明の
床材の基材構成の一実施例の縦断面を示す。
【００１０】図１において、１は床材の基材、２は繊維
板であって、硬質繊維板、ＭＤＦ、パーティクルボード
などを用いることができる。この実施例においては、Ｍ
ＤＦを用いている。３は合板であり、繊維板２の表裏面
に接着剤を介して貼着される。この実施例においては、
南洋材を原料とする３プライの合板３をＭＤＦ２の表裏
面に対称的に貼着した。こうすることによって、床材の
反りが抑制される。
板であって、硬質繊維板、ＭＤＦ、パーティクルボード
などを用いることができる。この実施例においては、Ｍ
ＤＦを用いている。３は合板であり、繊維板２の表裏面
に接着剤を介して貼着される。この実施例においては、
南洋材を原料とする３プライの合板３をＭＤＦ２の表裏
面に対称的に貼着した。こうすることによって、床材の
反りが抑制される。
【００１１】合板３の厚さは、床材１の四周縁に接合用
の雄実４および雌実５を形成したときに、その上下面に
合板３の層が現れる厚さとされる。
の雄実４および雌実５を形成したときに、その上下面に
合板３の層が現れる厚さとされる。
【００１２】このように、床材１の四周縁に接合用の雄
実４および雌実５を形成したときに、その上下面に合板
３の層が現れるような繊維板２および合板３の厚さとす
ることによって、接合用実部の強度を向上せしめ得る。
実４および雌実５を形成したときに、その上下面に合板
３の層が現れるような繊維板２および合板３の厚さとす
ることによって、接合用実部の強度を向上せしめ得る。
【００１３】６は化粧シートであり、たとえば楢単板や
木目調模様が印刷された化粧紙さらには塩化ビニルシー
トといった化粧材を用いることができる。化粧シート６
は、それ自体周知の接着剤を介して基材１に貼着され
る。
木目調模様が印刷された化粧紙さらには塩化ビニルシー
トといった化粧材を用いることができる。化粧シート６
は、それ自体周知の接着剤を介して基材１に貼着され
る。
【００１４】繊維板２と合板３とを貼着するに際し用い
る接着剤としては、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、変性酢酸ビニル
樹脂、水性ビニルウレタン樹脂などの合成樹脂接着剤を
用いることができる。
る接着剤としては、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、変性酢酸ビニル
樹脂、水性ビニルウレタン樹脂などの合成樹脂接着剤を
用いることができる。
【００１５】上記合成樹脂接着剤を繊維板２の表裏面お
よび／または各々の合板３の下面と上面に塗布し、熱圧
締または冷圧締によって接着する。熱圧締条件は、温
度：９０℃〜１１０℃、圧力：３ｋｇｆ／ｃｍ2〜１０
ｋｇｆ／ｃｍ2、時間：１分間〜５分間である。冷圧締
条件は、圧力：０．５ｋｇｆ／ｃｍ2〜１０ｋｇｆ／ｃ
ｍ2、時間：２０分間〜１８０分間である。
よび／または各々の合板３の下面と上面に塗布し、熱圧
締または冷圧締によって接着する。熱圧締条件は、温
度：９０℃〜１１０℃、圧力：３ｋｇｆ／ｃｍ2〜１０
ｋｇｆ／ｃｍ2、時間：１分間〜５分間である。冷圧締
条件は、圧力：０．５ｋｇｆ／ｃｍ2〜１０ｋｇｆ／ｃ
ｍ2、時間：２０分間〜１８０分間である。
【００１６】実施例１ 厚さ：４．０ｍｍ、幅：９４５ｍｍ、長さ：１８４０ｍ
ｍのＭＤＦの表裏面に、ウレタン樹脂系接着剤を８０ｇ
／ｍ2塗布し、南洋材を原料として製造した、表面単板
および裏面単板の厚さ：０．８ｍｍ、中単板の厚さ：
２．４ｍｍの３プライ構成で幅：９４５ｍｍ、長さ：１
８４０ｍｍの合板各々を重ね、６ｋｇｆ／ｃｍ2の圧力
で１時間冷圧締し、厚さ：１２ｍｍの床材用基材を得
た。
ｍのＭＤＦの表裏面に、ウレタン樹脂系接着剤を８０ｇ
／ｍ2塗布し、南洋材を原料として製造した、表面単板
および裏面単板の厚さ：０．８ｍｍ、中単板の厚さ：
２．４ｍｍの３プライ構成で幅：９４５ｍｍ、長さ：１
８４０ｍｍの合板各々を重ね、６ｋｇｆ／ｃｍ2の圧力
で１時間冷圧締し、厚さ：１２ｍｍの床材用基材を得
た。
【００１７】然る後、上記基材の表面に、尿素酢酸ビニ
ル樹脂接着剤を介して楢単板を熱圧接着した。その後、
床材用基材四周縁に、図１に示すように、その上下面に
合板層が現れるようにして雄実および雌実を形成した。
さらに、楢単板表面に合成樹脂塗料により塗膜を形成し
化粧床板とした。
ル樹脂接着剤を介して楢単板を熱圧接着した。その後、
床材用基材四周縁に、図１に示すように、その上下面に
合板層が現れるようにして雄実および雌実を形成した。
さらに、楢単板表面に合成樹脂塗料により塗膜を形成し
化粧床板とした。
【００１８】
【発明の効果】本発明の床材用基材構成によれば、繊維
板の表裏面に合板を貼着するようにしたから、基材の剛
性が高く真直ぐな基材を得ることができる。また、床材
の四周縁に接合用実部を形成したときに、実の上下面に
合板の層が現れる層構成としたから、接合用実部の強度
を大きく向上させ得る。さらに、繊維板の表裏面に貼着
する各々の合板の厚さ、単板構成を同一とし床材の厚さ
方向中心に関し対称としたから、内部応力が相殺され床
材の反りや捩れを抑えることができる。
板の表裏面に合板を貼着するようにしたから、基材の剛
性が高く真直ぐな基材を得ることができる。また、床材
の四周縁に接合用実部を形成したときに、実の上下面に
合板の層が現れる層構成としたから、接合用実部の強度
を大きく向上させ得る。さらに、繊維板の表裏面に貼着
する各々の合板の厚さ、単板構成を同一とし床材の厚さ
方向中心に関し対称としたから、内部応力が相殺され床
材の反りや捩れを抑えることができる。
【図１】図１は、本発明の床材用基材構成を示す縦断面
図である。
図である。
【符号の説明】１ 基材 ２ 繊維板 ３ 合板 ４ 雄実 ５ 雌実 ６ 化粧シート
Claims (1)
- 【請求項１】 繊維板（２）の表裏面に、各々同一の厚
さ、単板構成の合板（３）を貼着するとともに、四周縁
部に接合用実（４）、（５）を形成したときに、厚さ方
向において前記繊維板（２）部分を中心とした前記接合
用実（４）、（５）の上下に合板（３）の層が現れるよ
うに繊維板層および合板層を構成したことを特徴とする
床材の基材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000076837A JP2001262817A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 床材の基材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000076837A JP2001262817A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 床材の基材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001262817A true JP2001262817A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18594511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000076837A Pending JP2001262817A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 床材の基材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001262817A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009066846A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Eidai Co Ltd | 複合基材の製造方法および複合基材並びにこの複合基材を用いた化粧板 |
| JP2010504866A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 熱処理したウッドを適用した対称構造のウッドフローリング及びその製造方法 |
| JP2011052508A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Daiken Corp | 防音床材及び防音床材の製造方法 |
| JP2011052511A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Daiken Corp | 床材 |
| WO2017206931A1 (zh) * | 2016-06-03 | 2017-12-07 | 江苏诚品环保科技有限公司 | 一种实木复合地板 |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000076837A patent/JP2001262817A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010504866A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 熱処理したウッドを適用した対称構造のウッドフローリング及びその製造方法 |
| JP2009066846A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Eidai Co Ltd | 複合基材の製造方法および複合基材並びにこの複合基材を用いた化粧板 |
| JP2011052508A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Daiken Corp | 防音床材及び防音床材の製造方法 |
| JP2011052511A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Daiken Corp | 床材 |
| WO2017206931A1 (zh) * | 2016-06-03 | 2017-12-07 | 江苏诚品环保科技有限公司 | 一种实木复合地板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050119 |