JP2588604Y2 - 掲示板 - Google Patents

掲示板

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JP2588604Y2
JP2588604Y2 JP1992086503U JP8650392U JP2588604Y2 JP 2588604 Y2 JP2588604 Y2 JP 2588604Y2 JP 1992086503 U JP1992086503 U JP 1992086503U JP 8650392 U JP8650392 U JP 8650392U JP 2588604 Y2 JP2588604 Y2 JP 2588604Y2
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JP
Japan
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bulletin board
hard
medium
water
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Expired - Lifetime
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JP1992086503U
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English (en)
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JPH0640985U (ja
Inventor
剛 大石
Original Assignee
株式会社ノダ
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Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13888788&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2588604(Y2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 株式会社ノダ filed Critical 株式会社ノダ
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Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】表面にポスター等の掲示物を貼り
付けるための掲示板に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来その取り扱いの容易
さ、価格が安いということから合板が掲示板として用い
られることが多く、特に、選挙用掲示板は公示期間が短
いために全て合板が用いられ枠材による枠組み面に釘・
木ネジ等により固着し使用される。
【0003】掲示板は掲示物を画鋲、セロハンテープ、
ガムテープ、糊等によって容易に貼り付けることがで
き、風雨時の貼着保持も十分なくてはならない。
【0004】ところで、合板は天然木材を薄く切削して
得た単板を複数枚積層接着し製造するものであり、天然
資源の枯渇問題が世界的に大きく取り上げられ、原材料
である原木を伐採することが困難になるとともに、原木
の質の低下によって良質の単板を得ることが難しく安価
で品質の良いまた安定した合板を得ることが難しい。
【0005】合板は表裏に良質の単板を用い、芯に低品
質の単板を用いることが一般的であり、見た目には間題
がなくても芯部分で硬い節、抜け節、割れ等の欠点を有
し硬い節部分では画鋲が刺さりにくく抜け節、割れ部分
では画鋲がきかない難点がある。
【0006】さらに合板表面が導管溝等を有し、粗な面
であるためセロハンテープ、ガムテープの貼着力が十分
得られないばかりでなく糊が合板に浸透し易く接着力が
でないなどの問題点を有するものである。
【0007】
【技術的手段】中心部1に比べて比重の高い硬質部1
a,1bが表裏に形成された中比重繊維板よりなり、中
比重繊維板の重量に対し、3〜15%の耐水材が添加さ
れた、掲示板。
【0008】
【作用】合板と異なり全厚にわたり均質な中比重繊維板
からなり、また表面に硬質部1aを有するので画鋲を刺
込んでも抜けることなく、また、セロハン、ガムテープ
も硬質部1aの表面によく接着できる。
【0009】
【構成の説明】本考案掲示板は中比重繊維板からなり、
この中比重繊維板は、厚さ0.3〜3mmの硬質部1
a,1bを表裏に有し、中心部1を含む全体比重0.4
〜0.8である。また、硬質部1a,1bの各々の厚さ
が0.3〜3mm好ましくは0.5〜2mmであり、そ
の部分の比重が0.8〜1.4好ましくは1.0〜1.
2の範囲である。
【0010】更に表裏の硬質部1a,1bは中心部1の
比重に比べ少なくとも0.1以上、好ましくは0.3〜
0.8の比重差となる比重であることが好ましい。
【0011】このように厚さ方向における中心部1に比
べ比重が高く、引張り強度および圧縮強度が優れた硬質
部1a,1bを表裏に配され軽量でしかも曲げ強度が強
く、荷重に対するたわみ変化量の少ないものとなる。
【0012】硬質部1a,1bは、第1図のように好ま
しくはその表面側において露出され、該露出面が掲示板
の表面として用いられるものであって、その厚さが0.
3〜3mm、比重が0.8〜1.4である。
【0013】硬質部1a,1bの層厚が0.3mm以
下、比重が0.8以下であると画鋲を刺込んだ際の引抜
き抵抗が低く抜け易い。
【0014】逆にこ硬質部の厚さが3mm以上、比重が
1.4以上であると画鋲の刺し込みが固く困難なものと
なる。
【0015】本考案掲示板は表面が平滑であり非透水性
の高い硬質部1a,1bが表面に露出されるためセロハ
ンテープの密着力が向上され、また糊の吸い込みが少な
く接着力が向上する。
【0016】また、中心部1の比重が0.4以下である
と板として十分な強度が得られず、逆に0.75以上で
あると板として全体重量が上がってしまい取り扱いにく
い。
【0017】硬質部1a,1bと中心部1との比重の差
が0.1以下であると表裏部に設ける硬質部1a,1b
の厚さを中心部1と同等に厚くしないと十分な曲げ強
度、たわみが得られず結果的に重量の重い板となってし
まい取り扱いにくい。
【0018】逆に比重の差が0.8以上であると硬質部
1a,1bと中心部との機械的物性に大きな差が生ずる
こととなり例えば曲げ荷重に対し、硬質部1a,1bは
荷重側において圧縮力が働き、反荷重側においては引張
り力が働くが比重が高く木質繊維間が密であり面内方向
での圧縮、引張り変形が起きにくいのに対し、中心部1
は比重が低く木質繊維間が疎であるため圧縮、引張り変
形が起き易いなどの差により硬質部1a,1bと中心部
1と中心部1との間で層間剥離が生じ易く好ましくな
い。
【0019】このような硬質部1a,1bは中比重繊維
板の製造工程において、加熱圧締の際に表裏に位置する
木質繊維の含水率を高く設定すること、木質繊維への接
着剤の添加量も多く設定することにより中心部1に比べ
局所的に比重の高い層が形成されるものである。
【0020】得られた中比重繊維板は加熱圧締時の接着
剤のプレキュアによる低比重薄表層が生ずるため、サン
ディングを施し硬質部1a,1bを露出させる。また、
必要に応じ露出した硬質部1a,1b上に非透水層2を
第2図のように形成する。
【0021】非透水層2は紙に合成樹脂を含浸させた含
浸紙を接着剤を介して貼着し形成する。あるいは合成樹
脂塗料を塗布乾燥し合成樹脂被膜として形成される。
【0022】合成樹脂被膜は複数層に形成しても良い。
非透水層2は露出した硬質部上に形成されるため、該非
透水層2の接着力また密着力は優れたものとなり、剥離
することなく設けられる。非透水層2を設けることでセ
ロハンテープ、ガムテープ等の密着力が向土され、また
糊の吸い込みがなく接着力が向上される。
【0023】中比重繊維板は、その内部に中比重繊維板
の重量に対し、3〜15%のの耐水材3が添加される。
耐水材3はロジン、ワックス、パラフィンなどであり、
吸湿、吸水を抑制して掲示板としての中比重繊維板の耐
久性を向上する。
【0024】本考案の掲示板は、例えば乾式法による木
質繊維板の製造工程において、解繊され接着剤等を添加
し乾燥した木質繊維を、フォーミング装置によりスクリ
ーンコンベアー上に堆積し仮圧締することにより、木質
繊維マットを得る。次いで一定寸法に裁断された定尺マ
ットを加熱圧締することによって得られる中比重繊維板
が用いられる。
【0025】接着剤の添加量を多くすること、また先と
同様にして得られる定尺マットの上面および/あるいは
下面に水を塗布または水を含有された不織布、紙、布等
の保水性のあるシート状物を載置し、加熱圧締すること
により表裏面の含水率を高めた状態で加熱圧締されるた
め硬質部1a,1bの層厚を厚く設けることができる。
また、耐水剤4は接着剤の添加と同時に添加すれば良
い。
【0026】
【考案の効果】▲a▼ 本考案の掲示板は、木質繊維を
解繊して得られる中比重繊維板からなり、欠点のある原
木廃材などを破砕、解繊して得られるものであり、資源
の有効利用が計られる。
【0027】▲b▼ 中比重繊維板は工業化製品であり
均質なものが安定して得られる。また、表裏に比重の高
い層厚の0.3〜3mmの硬質部1a,1bを有し少な
くとも一方の硬質部1aを露出させ、該露出した硬質部
1aを表面として用いるため、画鋲の刺込みが容易に行
なえしかも引抜き抵抗が高く容易に抜けず、平面が平滑
であり、セロハンテープ、ガムテープ等の密着力も得ら
れ、硬質部1a,1bが非透水性であるため、糊の吸い
込みも防止され、糊による接着力も十分に得られ、ポス
ター等の掲示物の貼着保持が問題なくなし得るものであ
る。
【0028】▲c▼ 硬質部1aの表面に非透水層2を
設けることによってなお一層貼着保持が改良される。
【0029】▲d▼ 中比重繊維板の重量に対し、3〜
15%の耐水剤3が添加されるため、吸湿、吸水が抑制
されるため掲示板としてその耐久性が向上された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案掲示板の断面図、
【図2】 同じく表面側に非透水層2を設けた場合の断
面図、
【符号の説明】
1:中心部、1a,1b:硬質部、2:非透水層、3:
耐水剤。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部1に比べて比重の高い硬質部1a,
    1bが表裏に形成された硬質部を有する中比重繊維板よ
    りなり、 中比重繊維板の重量に対し、3〜15%の耐水材が添加
    された、 ことを特徴とする掲示板。
  2. 【請求項2】 少なくとも表面側の硬質部1aが中比重
    繊維板の表面に露出されている請求項1記載の掲示板。
  3. 【請求項3】 中比重繊維板の表面側に、非透水層が形
    成されている請求項1あるいは2記載の掲示板。
JP1992086503U 1992-11-05 1992-11-05 掲示板 Expired - Lifetime JP2588604Y2 (ja)

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JPH0640985U JPH0640985U (ja) 1994-05-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616743Y2 (ja) * 1989-02-18 1994-05-02 株式会社ノダ 積層板
JPH0342202A (ja) * 1989-07-07 1991-02-22 Ibiden Co Ltd 複合素材板及びその製造方法

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KR100795901B1 (ko) 2006-08-31 2008-01-21 이광균 원목 싸인 보드

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