JPH0610986U - 掲示板 - Google Patents

掲示板

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JPH0610986U
JPH0610986U JP5410992U JP5410992U JPH0610986U JP H0610986 U JPH0610986 U JP H0610986U JP 5410992 U JP5410992 U JP 5410992U JP 5410992 U JP5410992 U JP 5410992U JP H0610986 U JPH0610986 U JP H0610986U
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JP
Japan
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specific gravity
layer
bulletin board
hard
hard layer
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Pending
Application number
JP5410992U
Other languages
English (en)
Inventor
富泰 本多
Original Assignee
富泰 本多
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Publication date
Application filed by 富泰 本多 filed Critical 富泰 本多
Priority to JP5410992U priority Critical patent/JPH0610986U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然木質資源が枯渇しつつある状況において
も安価且つ安定供給が可能であって、画鋲や接着テー
プ、糊等を用いて行われる掲示物の保持作用も良好であ
る掲示板を提供する。 【構成】 全体比重が0.4〜0.8の中比重でありな
がら、表裏に高比重0.8〜1.4の表面平滑な硬質層
2、2を有する中比重繊維板1を用いて掲示板を構成す
る。硬質層は掲示板の表面に露出している。表面側硬質
層の上には更に合成樹脂による非透水層を設けることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面にポスター等の掲示物を貼り付けるために用いられる掲示板に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の掲示板には、その取り扱いの容易さや価格が安いこと等から、一般に合 板が用いられている。特に、選挙用掲示板は、選挙の公示期間が短いために、全 て合板が用いられており、枠材による枠組み面に釘や木ネジ等により固着して使 用される。
【0003】 掲示板には、画鋲、接着テープ、糊等により、掲示物を容易に貼り付けること ができるが、一般に屋外で用いられるため、風雨時においても掲示物の貼着保持 力が失われないものであることが要求される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
合板は、天然木材を薄く切削して得た単板を複数枚積層接着して製造するもの であるが、近年、天然資源の枯渇問題が世界的に深刻化しており、原材料である 原木を伐採することが困難になりつつある。また、原木の質の低下により、供給 される単板の質が劣悪化しつつある。このため、品質が良くしかも安定した合板 を安価に得ることが徐々に困難になってきている。
【0005】 このような状況において、表裏面材には比較的良質の単板を用い、芯材や中芯 材には低品質の単板を用いて合板を製造することが一般的となっている。このよ うな合板は、外観的には問題がないように見えるが、芯部においては硬い節や抜 け節、割れ等の欠点を有しており、硬い節の部分では画鋲が刺さりにくく、抜け 節や割れの部分では画鋲がきかない、等の問題があり、掲示板としての適性に劣 るものであった。
【0006】 また、天然木質単板が有する導管溝等のために、合板表面は粗面となっており 、接着テープの接着力が十分に発揮されず、また、合板表面に塗布された糊が内 部に浸透して初期の接着力が得られない、等の問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、上記従来技術の欠点を解消することのできる掲示板を提供す ることを目的とする。
【0008】 即ち、本考案による掲示板は、中心層に比べて比重の高い硬質層が表裏部に形 成された全体比重0.4〜0.8の中比重繊維板よりなり、少なくとも表面側の 硬質層が中比重繊維板の表面に露出されていることを特徴とする。
【0009】 硬質層の層厚は好ましくは0.3〜3mmである。
【0010】 硬質層の比重は好ましくは0.8〜1.4である。
【0011】 中比重繊維板の表面側の硬質層の上には更に非透水層を形成することができる 。
【0012】
【作用】
高比重で表面平滑な硬質層が掲示板の表面に露出されているため、画鋲や接着 テープ、糊等による掲示物の保持作用が良好に発揮される。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の一実施例による掲示板を示し、硬質層2、2を表裏部に有し、 その間に中心層3が配されてなる中比重繊維板1により構成される。
【0014】 すなわち、中比重繊維板1は全体比重が0.4〜0.8であるが、表裏部には 、0.8〜1.4、好ましくは1.0〜1.2の比重を有する硬質層2、2が各 々0.3〜3mm、好ましくは0.5〜2mmの層厚みで形成されている。中心 層3の比重は0.4〜0.75、好ましくは0.6〜0.7の範囲である。
【0015】 硬質層2、2の比重は、中心層3よりも少なくとも0.1以上、好ましくは0 .3以上の比重差を有する。
【0016】 このように、中心層3に比べて比重が高く、引張り強度及び圧縮強度が優れた 硬質層2、2が表裏部に配されるため、軽量でしかも曲げ強度が大きく、荷重に 対するたわみ変化量が小さなものとなる。
【0017】 硬質層2、2の少なくとも一方は中比重繊維板1の表面に露出され、この露出 硬質層が掲示板の表面を構成する。
【0018】 硬質層の層厚みが0.3mm未満、比重が0.8未満であると、画鋲を刺し込 んだ際の引き抜き抵抗が小さく、保持力が不十分になって抜けやすくなる。
【0019】 逆に、層厚みが3mmを越え、比重が1.4を越えるものとなると、硬くなり すぎて画鋲の刺し込みが困難となる。
【0020】 掲示板の表面には硬質層2が露出されているため、接着テープの密着力が向上 され、また糊の吸い込みが防止されて接着力が向上される。
【0021】 中心層3の比重については、0.4未満であると板としての強度が不十分とな り、逆に0.75を越えると板としての全体重量が大きくなって取り扱いに不便 を生ずる。
【0022】 硬質層2、2と中心層3との比重差については、0.1未満であると、硬質層 の層厚みを中心層と同等程度に大きくしないと十分な曲げ強度、たわみが得られ ず、結果的に重量の大きな板となって取り扱いにくいものとなる。
【0023】 逆に0.8よりも大きな比重差があると、硬質層と中心層の物性に大きな差が 生ずることとなる。すなわち、例えば曲げ荷重に対しては荷重側において圧縮力 が働き、反荷重側においては引張り強度が働くが、硬質層にあっては、比重が大 きく、木質繊維間が密であるため、面内方向での圧縮、引張り変形が起きにくい のに対し、中心層は、比重が小さく、木質繊維間が疎であるため、圧縮、引張り 変形が起きやすくなる。このように物性が顕著に相違することとなると、硬質層 と中心層との間で層間剥離が生じやすくなるため、好ましくない。
【0024】 このような中比重繊維板1は、例えば乾式法による木質繊維板の製造工程にお いて、解繊され接着剤等を添加、乾燥された木質繊維を、フォーミング装置によ りスクリーンコンベア上に堆積し、仮圧締して木質繊維マットを得、次いで、一 定寸法に裁断して定尺木質繊維マットとした後、これを加熱圧締することによっ て得られる。
【0025】 上記製造工程において、木質繊維に対する接着剤の添加量を多くすれば、硬質 層2、2の層厚がより大きく形成される。また、定尺木質繊維マットの上面又は 下面に水を塗布し、或いは不織布、紙、布等の保水性のあるシート状物に含水さ せたものを該木質繊維マットの上面又は下面に載置し、この状態で加熱すると、 表裏部の含水率が高められた状態で加熱圧締されることとなるため、硬質層の層 厚が増大する。このようにして、中比重繊維板1における硬質層2、2の層厚を 調節することができる。
【0026】 得られた中比重繊維板は、加熱圧締時の接着剤のプレキュアによる低比重薄表 層が形成されるため、サンディングを施して該低比重薄表層を除去し、硬質層2 、2を露出させる。
【0027】 図2は本考案の別の実施例を示し、図1の中比重繊維板1の表面硬質層2上に 更に非透水層4を設けてなる掲示板である。
【0028】 非透水層4は、例えば合成樹脂含浸紙を接着剤を介して表面硬質層2上に貼着 し、或いは、合成樹脂塗料を表面硬質層2上に塗布乾燥して合成樹脂被膜とする ことによって形成され、複数層よりなるものであっても良い。
【0029】 非透水層4は、中比重繊維板1の表面に露出している硬質層2上に形成される ため、優れた接着力、密着力を有し、剥離することがない。
【0030】 このように非透水層4が掲示板の表面に設けられたものにあっては、接着テー プの密着力が更に向上され、また、糊の吸い込みが防止されるのでこの場合の接 着力も更に向上される。
【0031】
【考案の効果】
本考案の掲示板には、工業化製品であって均質なものを安定供給可能な中比重 繊維板が用いられるので、良質な木質単板が得られにくくなっている現状におい て特に有用である。
【0032】 中比重繊維板の表裏部には高比重で表面平滑な硬質層が設けられ、少なくとも 表面側においてこの硬質層が露出されているので、画鋲の刺し込みが容易であり ながら保持力が優れ、接着テープの密着力が良好であり、糊を塗布した場合にも 吸い込みが防止されるので接着力が良好である。したがって、ポスター等の掲示 物を貼り付けるために用いられる掲示板として好適である。
【0033】 表面側の硬質層上に更に非透水層を設けることにより、掲示板に対する保持力 を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による掲示板を示す断面図で
ある。
【図2】本考案の別の実施例による掲示板を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 中比重繊維板 2 硬質層 3 中心層 4 非透水層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心層に比べて比重の高い硬質層が表
    裏部に形成された全体比重0.4〜0.8の中比重繊維
    板よりなり、少なくとも表面側の硬質層が中比重繊維板
    の表面に露出されていることを特徴とする掲示板。
  2. 【請求項2】 硬質層の層厚が0.3〜3mmである
    ことを特徴とする請求項1の掲示板。
  3. 【請求項3】 硬質層の比重が0.8〜1.4である
    ことを特徴とする請求項1の掲示板。
  4. 【請求項4】 中比重繊維板の表面側の硬質層の上に
    非透水層が形成されることを特徴とする請求項1の掲示
    板。
JP5410992U 1992-07-09 1992-07-09 掲示板 Pending JPH0610986U (ja)

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JP5410992U JPH0610986U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 掲示板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5410992U JPH0610986U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 掲示板

Publications (1)

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JPH0610986U true JPH0610986U (ja) 1994-02-10

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52135387A (en) * 1976-05-07 1977-11-12 Nippon Hardboard Semiihard textile boards and method for their production
JPS56128400A (en) * 1980-03-11 1981-10-07 Daiken Trade & Industry Production of medium density fiberboard
JPH02268293A (ja) * 1989-04-10 1990-11-01 Toshiba Corp 自然循環式沸騰水型原子炉
JPH0342202A (ja) * 1989-07-07 1991-02-22 Ibiden Co Ltd 複合素材板及びその製造方法

Patent Citations (4)

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