JPH11228860A - ナノメーター級の大きさの無機顔料を含んだインクジエツト印刷用インク - Google Patents

ナノメーター級の大きさの無機顔料を含んだインクジエツト印刷用インク

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JPH11228860A
JPH11228860A JP10327547A JP32754798A JPH11228860A JP H11228860 A JPH11228860 A JP H11228860A JP 10327547 A JP10327547 A JP 10327547A JP 32754798 A JP32754798 A JP 32754798A JP H11228860 A JPH11228860 A JP H11228860A
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ink
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weight
acid
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JP10327547A
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Juan Dr Gonzales-Blanco
ジユアン・ゴンザレス−ブランコ
Werner Dr Hoheisel
ベルナー・ホーハイゼル
Peter Roger Nyssen
ペーター・ロゲル・ニツセン
Dirk Pfuetzenreuter
デイルク・プヒユツツエンロイター
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性が改善され、同時に高い光学密度を示
す印刷に使用するためのインクジェット印刷用のインク
として用いられるnm級の大きさの無機顔料調合物の提
供。 【解決手段】 (a)元素Ti、Zr、Hf、Si、G
eおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物および珪化物か
ら成る群から選ばれる平均一次粒径が0.1〜50nm
の少なくとも1種の顔料、(b)重量平均分子量
(Mw)が1000より大きい少なくとも1種の分散
剤、および(c)水から成る顔料調合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】本発明はnm級の大きさをもつ無機顔
料を含んだ顔料調合物、該調合物の製造法、およびイン
クジェット印刷用インクとしてのその使用に関する。
【0002】インクジェット印刷に使用される着色剤は
水溶性の染料と有機性の着色用顔料との両方およびカー
ボンブラックを含んでいる。一般に、有機染料を用いる
と高度の光沢をもった強い印刷物が得られるが、着色用
顔料に比べて耐光性が悪いことが多い。有機性顔料はし
ばしば光沢および/または透明性に欠けるという欠点を
もっおり、その耐光性は種々の用途、例えば戸外の用途
に対しては不十分である。特に黒色のインクジェット用
の着色剤の分野においては、有機染料およびおよび無機
性の着色顔料およびカーボンブラックは、両方とも高い
光学密度および耐光性に関する所望の性質を未だ充たし
てはいない。
【0003】即ち例えば日本特許62/179,579
号には、窒化チタンを含み、製造業者の記載によれば平
均粒径が0.7μmよりも大きいTiNが使用された顔
料調合物が記載されている。
【0004】本発明の目的は、耐光性が改善され同時に
高い光学密度を示す印刷を得るのに使用し得るインクジ
ェット印刷用のインクとして用いられる顔料水性調合物
を提供することである。
【0005】
〔発明の詳細な説明〕
【0006】顔料 顔料の平均一次粒径は電子顕微鏡によって決定すること
ができるが、これは好ましくは0.5〜50nm(さら
に好ましくは0.5〜30nm)である。顔料の一次粒
子は球形の構造をもっていることが好ましい。これらの
粒子はまた平均粒径が500nmより小さい(さらに好
ましくは150nmより小さい)凝集体または凝固体と
して存在することもできる。
【0007】使用する顔料は結晶性でも無定形でもよい
が、好ましくは結晶性である。
【0008】特に好適な顔料はZrN(紫)、TiN
(青黒色)、TiC(黒褐色)、およびSiC(黄橙
色)である。
【0009】nm級の大きさの顔料は例えばヨーロッパ
特許明細書650,945号および米国特許5,47
2,477号記載の方法で得ることができる。使用され
る好適な方法は化学蒸着法(「CVR法」)であり、こ
の方法によれば大きすぎる粒子を含まない非常に狭い粒
径分布をもった高純度の粒子が得られる。
【0010】このようにして得られた顔料、好ましくは
粉末状の顔料の特徴は、平均粒径よりも実質的に大きな
一次粒子が完全に存在しないことである。即ちその粉末
は平均粒径よりも20%大きな一次粒子は1%よりも少
ない量しか含まず、平均粒径よりも50%大きな粒子は
殆ど完全に存在しない。
【0011】本発明の顔料調合物に使用される顔料は一
次粒子の形、または一次粒子の凝集物または凝固物とし
て、或いは両者の混合物として存在することができる。
凝集物または凝固物とは多数の一次粒子がファン・デル
・ワールスの力によって互いに相互作用し合っている粒
子、または表面反応または「焼結」によって製造工程中
一次粒子が互いに結合した粒子を意味するものとする。
【0012】使用する顔料の酸素含量は極端に少なく、
固体分に関し10重量%より(好ましくは1重量%よ
り、さらに好ましくは0.1重量%より)少ない。他の
特徴としては純度が高く、また表面の純度も高いことが
ある。製造工程の結果、使用される顔料は空気に対して
非常に敏感になり、発火性をもっていることさえある。
この性質を除去するために、本発明の顔料調合物として
使用する前に、これらの顔料をガス/蒸気の混合物で処
理することにより一定の方法で表面を変性し、酸化し、
或いは不動態化することができる。
【0013】本発明の調合物に対する適当な着色用顔料
は、全体としての粒径が500nmより小さい(好まし
くは150nmより小さい、さらに好ましくは2〜50
nmの範囲の)TiNのような顔料を含んでいる。例え
ば直径が10nmのTiNナノ粒子に対する吸光係数の
値は例えばλ440nmにおいて15 l*g-1*c
-1、λ760nmにおいて65 l*g-1*cm-1であ
る。直径が100nmのナノ粒子に対してこれらの値は
λ450nmにおいて12 l*g-1*cm-1、λ800
nmにおいて50 l*g-1*cm-1である。
【0014】ZrNはTiNと同様な性質をもってい
る。TiNと比較すれば、共鳴波長、従って極大吸収が
短波長の緑の領域にあり、分散度が低い場合には紫色効
果(purple color effect)を生じ
る。TiNと同様に、ZrNのナノ粒子も全体としての
粒径が300nmより小さい(好ましくは100nmよ
り小さい、さらに好ましくは2〜50nmの範囲の)着
色用顔料として適している。
【0015】成分(a)の顔料は顔料調合物に関し0.
05〜80重量%(好ましくは0.1〜30重量%、さ
らに好ましくは0.5〜20重量%)の量で使用するこ
とが好適である。
【0016】分散剤 本明細書において分散剤とは重量平均分子量が1000
〜500,000g/モル(好ましくは1000〜10
0,000g/モル、さらに好ましくは1000〜1
0,000g/モル)よりも大きい分子を意味する。分
散剤は非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、または両
性の化合物であることができる。
【0017】非イオン性の分散剤の例としてはアルコキ
シレート、アルカノールアミド、エステル、アミンオキ
シド、およびアルキルポリグリコシドが含まれる。
【0018】他の適当な非イオン性の分散剤の例として
は、アルキレンオキシドとアルキレート化し得る化合
物、例えば脂肪族アルコール、脂肪族アミン、脂肪酸、
フェノール、アルキルフェノール、アラルキルフェノー
ル、例えばスチレン/フェノール縮合生成物、カルボキ
シアミド、および樹脂酸との反応生成物が含まれる。こ
れらの例としてはエチレンオキシドと(a)炭素数が6
〜20の飽和および/または不飽和脂肪族アルコール、
(b)アルキル基中の炭素数が4〜12のアルキルフェ
ノール、(c)炭素数が14〜20の飽和および/また
は不飽和脂肪族アミン、(d)炭素数が14〜20の飽
和および/または不飽和脂肪酸、または(e)水素化さ
れたまたは水素化されていない樹脂酸との反応生成物か
ら成る群から選ばれるエチレンオキシド付加物がある。
特に適したエチレンオキシド付加物は5〜120モル
(好ましくは5〜60モル、さらに好ましくは5〜30
モル)のエチレンオキシドを含む上記(a)〜(e)の
アルキレート化し得る化合物である。
【0019】非イオン性の重合体分散剤が特に好適であ
る。
【0020】重合体分散剤の例としては「水溶性合成重
合体:その性質と挙動(Water−Soluble
Synthetic Polymer:Propert
ies and Behavior)」(Philip
Molyneux、米国フロリダ州、CRC Pre
ss 1983/84年発行)に記載された化合物を意
味するものと了解されたい。
【0021】適当な重合体分散剤の他の例には水に可溶
なまたは水に乳化可能な化合物、例えば均質重合体およ
び共重合体、グラフト重合体およびグラフト共重合体、
およびランダム・ブロック共重合体がある。特に好適な
重合体分散剤の例はAB、BABおよびABC型ブロッ
ク共重合体である。ABまたはBAB型ブロック共重合
体では、A部分は顔料を結合させる疎水性の均質重合体
または共重合体であり、B部分は水性媒質中に顔料を分
散させる親水性の均質重合体、共重合体またはその塩で
ある。この種の重合体分散剤およびその合成法は例えば
ヨーロッパ特許明細書518,225号および同55
6,649号に記載されている。
【0022】適切な重合体分散剤の他の例はポリ(エチ
レンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリ
(オキシメチレン)、ポリ(トリメチレンオキシド)、
ポリ(ビニルメチルエーテル)、ポリエチレンイミン、
ポリ(アクリル酸)、ポリアリールアミド、ポリ(メタ
クリル酸)、ポリメタクリルアミド、ポリ(N,N−ジ
メチルアクリルアミド)、ポリ(N−イソプロピルアク
リルアミド)、ポリ(N−アクリルグリシンアミド)、
ポリ(N−メタクリルグリシンアミド)、ポリ(ビニル
アルコール)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリビニルアルコ
ール/ポリ酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルオキサゾリドン、およびポリビニルメチ
ルオキサゾリドンである。
【0023】天然産の重合体分散剤、例えばセルロー
ス、澱粉、ゼラチン、またはこれらの誘導体も重要な重
合体分散剤である。アミノ酸単位をベースにした重合
体、例えばポリリシン、ポリアスパラギン酸(polyaspar
tic acid)等も特に適している。
【0024】陰イオン性分散剤の例には硫酸アルキル、
エーテルサルフェート、エーテルカルボキシレート、燐
酸エステル、スルフォスクシネート、スルフォスクシナ
メート、パラフィンスルフォネート、オレフィンスルフ
ォネート、サクロシネート、イソチオネート、タウレー
ト、およびリグニン型の化合物が含まれる。
【0025】陰イオン性分散剤は特に好適である。
【0026】特に適した陰イオン性分散剤は芳香族スル
フォン酸とフォルムアルデヒドとの縮合生成物、例えば
フォルムアルデヒドとアルキルナフタレンスルフォン酸
又はフォルムアルデヒドとナフタレンスルホン酸および
/またはベンゼンスルフォン酸との縮合生成物、置換さ
れた又は置換基されていないフェノールとフォルムアル
デヒドおよび重亜硫酸ナトリウムとの縮合生成物であ
る。
【0027】ナフトールとアルカノールとの反応、アル
キレンオキシドとの付加反応、および末端のヒドロキシ
ル基がスルフフォ基、またはマレイン酸、フタル酸また
は琥珀酸のモノエステルに少なくとも部分的に変化する
反応によって得られる縮合生成物も適している。
【0028】他の適当な分散剤はスルフォスクシネート
およびアルキルベンゼンスルフォスクシネート基から得
られるもの、および硫酸化したアルコキシレート化脂肪
族アルコールまたはその塩から得られるものである。ア
ルコキシレート化脂肪族アルコールは特に、エチレンオ
キシド単位を5〜120個(好ましくは5〜60個、さ
らに好ましくは5〜30個)含む飽和または不飽和のC
6〜C22脂肪族アルコール、特にステアリルアルコール
を意味するものと了解されたい。特に好適なものは8〜
10個のエチレンオキシド単位でアルコキシレート化さ
れたステアリルアルコールである。硫酸化されたアルコ
キシレート化脂肪族アルコールは塩として、特にアルカ
リ金属塩またはアミン塩、好ましくはジメチルアミン塩
としてとして存在していることが好適である。
【0029】陰イオン性分散剤の他の例はポリ(アクリ
ル酸)、ポリ(エチレンスルフォン酸)、ポリ(スチレ
ンスルフォン酸)、ポリ(メタクリル酸)およびポリ燐
酸の塩である。
【0030】陰イオン性分散剤の他の例には例えば下記
リストに記載されたアクリル単量体の組み合わせからラ
ンダム共重合体、交互共重合体またはグラフト共重合体
にした共重合体が含まれる。
【0031】 アクリルアミド アクリル酸 アクリルアミド アクリロニトリル アクリル酸 N−アクリルグリシンアミド アクリル酸 アクリル酸エチル アクリル酸 メタクリル酸メチル アクリル酸 メチレンブチロラクタム N−アクリルグリシンアミド N−イソプロピルアクリルアミド メタクリルアミド メタクリル酸 メタクリル酸 メタクリル酸ベンジル メタクリル酸 メタクリル酸ジフェニルメチル メタクリル酸 メタクリル酸メチル メタクリル酸 スチレン 他の陰イオン性分散剤としてはスチレン/マレイン酸無
水物共重合体、それと上記のアクリル単量体との共重合
体、およびポリウレタンをベースにした重合体がある。
【0032】他の適当な重合体分散剤は陰イオン性のビ
ニル単量体が基質重合体にグラフト化したグラフト重合
体およびグラフト共重合体である。基質重合体として使
用される重合体は合成または天然の保護コロイドである
ことができる。
【0033】リグノスルフォネート、例えば亜硫酸法ま
たはクラフト法によって得られるものも特に適してい
る。これらは、部分的に加水分解、酸化、プロポキシル
化、スルフォン化、スルフォメチル化、またはジスルフ
ォン化し、公知方法により例えば分子量またはスルフォ
ン化度によって分別された生成物であることが好まし
い。亜硫酸リグノスルフォネートおよびクラフトリグノ
スルフォネートの混合物も良好な効率をもっている。重
量平均分子量が1000〜100,000よりも大き
く、活性リグノスルフォネート含量が少なくとも80%
で、好ましくは多価の陽イオン含量が低いリグノスルフ
ォネートが極めて適している。スルフォン化度は広い範
囲で変えることができる。
【0034】陽イオン分散剤の例には第4級アルキルア
ンモニウム化合物およびイミダゾールが含まれる。
【0035】陽イオン性の重合体分散剤は特に好適であ
る。
【0036】陽イオン性重合体分散剤の例はポリエチレ
ンイミンの塩、ポリビニルアミン、ポリ(2−ビニルピ
リジン)、ポリ(4−ビニルピリジン)、ポリ(塩化ジ
アリルジメチルアンモニウム)、ポリ(4−ビニルベン
ジルトリメチルアンモニウム塩)、およびポリ(2−ビ
ニルピペリジン)である。
【0037】両性分散剤の例にはベタイン、グリシネー
ト、プロピオネート、およびイミダゾリンが含まれる。
【0038】ポリ電解質として一緒に分類される陰イオ
ン性重合体および陽イオン性重合体は、水性相および/
または有機相中で完全にまたは部分的に解離することが
できる。
【0039】さらに本発明は(a)元素Ti、Zr、H
f、Si、GeおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物お
よび珪化物から成る群から選ばれる平均一次粒径が0.
1〜50nmの少なくとも1種の顔料、(b)スルフォ
琥珀酸エステル、アルキルベンゼンスルフォネート、硫
酸化されたアルコキシレート化脂肪族アルコールまたは
その塩、エーテルサルフェート、エーテルカルボキシレ
ート、燐酸エステル、スルフスクシネート、スルフォス
クシナメート、パラフィンスルフォネート、オレフィン
スルフォネート、サクロシネート、イソチオネート、タ
ウレート、リグニン型の化合物、芳香族スルフォン酸と
フォルムアルデヒドとの縮合生成物、例えばフォルムア
ルデヒドとアルキルナフタレンスルフォン酸との縮合生
成物またはフォルムアルデヒドとナフタレンスルフォン
酸および/またはベンゼンスルフォン酸との縮合生成
物、および置換基をもっていないフェノールとフォルム
アルデヒドおよび重亜硫酸ナトリウムとの縮合生成物、
およびナフトールとアルカノールとの反応、アルキレン
オキシドとの付加反応、および末端のヒドロキシル基が
スルフフォ基、またはマレイン酸、フタル酸または琥珀
酸のモノエステルに少なくとも部分的に変化する反応に
よって得られる縮合生成物、およびアミノ酸単位から成
る重合体、特にポリリジンまたはポリアスパルチン酸か
ら成る陰イオン性分散剤、第4級アルキルアンモニウム
化合物およびイミダゾール〜成る陽イオン性分散剤、グ
リシネート、プロピオネート、およびイミダゾリンから
成る両性分散剤、およびアルコキシレート、アルカノー
ルアミド、エステル、アミンオキシド、およびアルキル
ポリグリコシド、およびアルキレンオキシドとアルキレ
ート化し得る化合物、例えば脂肪族アルコール、脂肪族
アミン、脂肪酸、フェノール、アルキルフェノール、ア
ラルキルフェノール、例えばスチレン/フェノール縮合
生成物、カルボキシアミド、および樹脂酸との反応生成
物から成る非イオン性分散剤から成る群から選ばれる重
量平均分子量(Mw)が1000以下の少なくとも1種
の分散剤から成る顔料調合物が提供される。
【0040】これらの分散剤の例としては(a)炭素数
が6〜20の飽和および/または不飽和脂肪族アルコー
ル、(b)アルキル基中の炭素数が4〜12のアルキル
フェノール、(c)炭素数が14〜20の飽和および/
または不飽和脂肪族アミン、(d)炭素数が14〜20
の飽和および/または不飽和脂肪酸、または(e)水素
化されたまたは水素化されていない樹脂酸とエチレンオ
キシド反応生成物から成る群から選ばれるエチレンオキ
シド付加物がある。特に適したエチレンオキシド付加物
は5〜120モル(好ましくは5〜60モル、さらに好
ましくは5〜30モル)のエチレンオキシドを含む上記
(a)〜(e)のアルキレート化し得る化合物である。
【0041】使用する分散剤は使用する顔料の量の和に
関し0.1〜200重量%(好ましくは0.5〜100
重量%)の量で用いることが好適である。
【0042】さらに本発明の調合物は成分(d)として
有機溶媒を含むことができる。
【0043】適当な有機溶媒(d)は脂肪族C1〜C4
ルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタ
ノール、またはt−ブタノール、脂肪族ケトン、例えば
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、またはジアセトンアルコール、ポリオール、例えば
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、トリメチロールプロパン、平均分子量が100
〜4000g/モル(好ましくは400〜1500g/
モル)のポリエチレングリコール、またはグリセロー
ル、モノヒドロキシエーテル、好ましくはモノヒドロキ
シアルキルエーテル、特に好ましくはグリコールモノ
(C1〜C4アルキル)エーテル、例えばエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノエチルエーテル、チオグリコール、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、またはトリエ
チレングリコールモノエチルエーテル、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリド
ン、N−ビニルピロリドン、1、3−ジメチルイミダゾ
リドン、アセトアミド、例えばジメチルアセトアミド、
およびフォルムアミド、例えばジメチルフォルムアミド
である。上記溶媒の混合物も適している。
【0044】有機溶媒の量は好ましくは顔料調合物に関
し1〜40重量%(さらに好ましくは2〜20重量%)
である。
【0045】好ましくは水と有機溶媒との量は顔料調合
物に関し20〜99重量%(さらに好ましくは30〜9
7重量%)を成している。
【0046】本発明の顔料調合物は、使用される分散剤
の他に、さらに陽イオン性、陰イオン性、両性および/
または非イオン性の、例えば「表面活性剤ヨーロッパ、
ヨーロッパで得られる表面活性剤要覧(Surfact
ants Europa,A Directory o
f Surface−Active Agentsav
ailable in Europa)」(Gordo
n L.Hollis編、英国Cambridge、R
oyal Society of Chemistry
1995年発行)記載の表面活性剤を含んでいること
ができる。
【0047】使用する分散剤がイオン性の基を含んでい
る場合、これらの助剤は好ましくは非イオン性である
か、同じイオン特性をもっていなければならない。
【0048】他の添加剤の中にはテルペン、テルペノイ
ド、脂肪酸、および脂肪酸エステルから成る群から選ば
れる化合物が含まれる。これらの中で好適な化合物に
は、オシメン、ミルセン、ゲラニオール、ネロール、リ
ナロール、シトロネロール、ゲラニアール、シトロネラ
ール、ネラール、リモネン、メントール、例えば(−)
−メント−ル、メントン、または複環式モノテルペン、
炭素数6〜22の飽和および不飽和脂肪酸、例えばステ
アリン酸、オレイン酸、リノール酸、およびリノレイン
酸、およびこれらの混合物が含まれる。
【0049】さらに好適な具体化例においては、本発明
の顔料調合物は成分(a)の顔料および成分(b)の分
散剤の他に、さらに成分(e)の着色剤を含んでいる。
この種の適当な着色剤の例は他の有機および無機の顔料
およびカーボンブラックである。
【0050】特に適したカーボンブラックはファーナス
・カーボンブラックまたはガス・カーボンブラックから
得られる酸性ないしアルカリ性のカーボンブラック、お
よび化学的又は物理的に変性されたまたは後処理された
カーボンブラック、並びに無機顔料、例えば硫化亜鉛、
ウルトラマリン、酸化鉄、コバルトブルー、および酸化
クロム顔料、および微粒子の酸化物の形をした顔料、例
えば二酸化珪素、二酸化チタン、酸化ニッケル、アルミ
ナ、および微粒子の金属、例えば銅、鉄、またはアルミ
ニウム、および有機性の着色剤、例えばアゾ、ジアゾ、
ポリアゾ、アントラキノン、およびチオインジゴ系列の
顔料、並びに多環式顔料、例えばフタロシアニン、キナ
クリドン、ジオキサジン、イソインドリノン、ナフタレ
ンテトラカルボン酸、およびペリレンおよびペリレンテ
トラカルボン酸系列、およびペリノン、インジゴイド、
チオインジゴイド、およびジケトピロロピロール系列か
ら得られるもの、およびアゾ、アゾメチンまたはメチン
染料またはレーキ染料の金属錯体、例えばスルフォン酸
基、および/またはカルボン酸基を含むCa、Mgおよ
びAlレーキ染料である。
【0051】他の使用可能な着色剤には水溶性の有機染
料または白化剤、例えば酸性染料または塩基性染料、ま
たは水に不溶な染料、例えば分散染料が含まれる。分散
染料の例としては、アゾ、ジアゾ、アントラキノン、ク
マリン、イソインドレニン、キノリン、およびメチン系
列の染料が含まれる。
【0052】好ましくはこれらの成分(e)の付加的な
着色剤は、調合物に関し0〜80重量%(さらに好まし
くは0〜65重量%)の量で使用される。調合物の中に
さらに着色剤が存在する場合には、顔料(a)を低い割
合に保つことが有利である。着色剤(e)対顔料(a)
の割合が0.05〜10(好ましくは0.2〜5)程度
の低い値の場合でも、有利な性質が得られ、特に成分
(a)を含まない通常のインクジェット用のインクに比
べ耐光性がかなり改善される。
【0053】この点に関する特に好適な着色剤はカーボ
ンブラックおよび黒色の水溶性の染料、およびヨーロッ
パ特許明細書356,980号(特に実施例1および
2)、および米国特許4,963,189号に記載され
たものである。
【0054】従って本発明によればまた成分(a)の少
なくとも1種の顔料、好ましくは上記成分(b)の少な
くとも1種の分散剤、水、および有機および無機顔料お
よびカーボンブラックから成る群から選ばれる成分
(a)以外の着色剤(e)から成る顔料調合物が提供さ
れる。
【0055】さらに、例えばインクジェット印刷用のイ
ンクとして使用する場合、印刷用のインクの安定性、印
刷挙動、および紙の上での乾燥挙動に悪影響を与えない
限り、本発明の顔料調合物はインクの粘度を調節する試
薬、例えばポリ(ビニルアルコール)、ポリビニルピロ
リドン、メチルセルロース、および当業界の専門家に公
知の他の試薬を含んでいることができる。
【0056】顔料調合物はまた防腐剤(殺菌剤)、他の
湿潤剤または表面活性剤、スペーサー(Abstand
shalter)、艶消し剤、安定剤、さらに紫外線安
定剤、可塑剤、潤滑剤、および必要に応じpH調節剤の
ような添加剤を含んでいることができる。適当な殺菌剤
の例はイソチアゾロンおよびベンゾイソチアゾロンであ
る。
【0057】適当なスペーサーまたは艶消し剤は平均粒
径が特に0.2〜30μmの範囲にあり、例えばドイツ
特許3,331,542号に記載されているようなもの
である。
【0058】スペーサーは好ましくは水に不溶でインク
に使用される溶媒添加剤に対して抵抗性をもっている。
適当なスペーサーまたは艶消し剤の例はポリ(メチルメ
タクリレート)、ポリスチレン、スチレン/ジビニルベ
ンゼン共重合体、交叉結合したポリ(メチルメタクリレ
ート)、および交叉結合したまたはしないポリビニルト
ルエンである。
【0059】適当な安定剤はo−、m−およびp−ジヒ
ドロキシベンゼン、ヒドロキシクロマン、5−ヒドロキ
シクマラン、スピロクロマン、スピロインダン、p−ア
ルコキシフェノール、立体障害をもったフェノール、没
食子酸誘導体、メチレンジオキシベンゼン、アミノフェ
ノール、アミノアニリン、立体障害をもったアミン、エ
ステル化またはエーテル化されたフェノール性ヒドロキ
シル基を含む誘導体またはアシル化またはアルキル化さ
れた芳香族アミノ基を含む誘導体、および金属錯体であ
る。
【0060】特に適した安定剤は立体障害をもったアミ
ン、特に2,2,6,6−テトラアルキルピペリジンを
ベースとした化合物、特に少なくとも1個の共有結合し
た2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン部分を含
む2,2,6,6−テトラアルキルピペリジンをベース
とした化合物である。
【0061】多くの場合着色した画像安定剤の特定な組
み合わせを用いると特に有効であることが分かった。
【0062】適当な紫外線吸収剤は例えばドイツ特許明
細書19,503,885号に記載されている。
【0063】可塑剤および潤滑剤は例えば、柔らかい芯
と交叉結合したかたい外皮から成るか、柔らかい中間層
を含む柔らかい芯とかたい外皮とから成る芯/外皮型ラ
テックスであることができる。
【0064】pH調節剤の例はNaOH、アンモニア、
またはアミノメチルプロパノール、およびN,N−ジメ
チルアミノエタノールである。
【0065】防腐剤の例はメチル−およびクロロメチル
−3−イソチアゾリノン、3−ベンゾイソチアゾリノ
ン、またはこれらの混合物である。
【0066】本発明のさらに特殊な具体化例において
は、本発明の顔料調合物は、成分(a)および(b)、
および適宜(c)および(d)を含む他に、立体障害を
もったアミン、特に2,2,6,6−テトラアルキルピ
ペリジンをベースとした化合物、特に少なくとも1個の
共有結合した2,2,6,6−テトラアルキルピペリジ
ン部分を含む2,2,6,6−テトラアルキルピペリジ
ンをベースとした化合物を含んでいる。
【0067】本発明の好適な顔料調合物は(a)顔料調
合物に関し0.05〜80重量%(好ましくは0.1〜
30重量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%)の
少なくとも1種の成分(a)の顔料、(b)顔料(a)
の使用量に関し0.1〜200重量%(好ましくは0.
5〜100重量%)の成分(c)の分散剤、(c)顔料
調合物に関し10〜98重量%(好ましくは30〜98
重量%)の水、および(d)顔料調合物に関し0〜40
重量%(好ましくは1〜40重量%、より好ましくは2
〜20重量%)の少なくとも1種の有機溶媒を含んでい
る。
【0068】好適な組成物においては、成分(a)はT
iN、ZrN、TiCまたはSiCであり、インクジェ
ット用の黒色着色顔料は特にTiNまたはTiCであ
る。
【0069】本発明はさらに、nm級の大きさの結晶の
形をした成分(a)の顔料を、随時用いられる着色剤
(e)、分散剤(d)の少なくとも一部、および必要に
応じさらに他の添加剤と一緒に均一化し、得られた混合
物に対し随時乾式または湿式粉砕処理を行うインクジェ
ット印刷用の印刷インクの製造法に関する。
【0070】本発明の顔料調合物の製造法は、水および
/または極性有機溶媒中において成分(a)の顔料の表
面を変性し、顔料製造工程で得られた「粗製顔料」を所
望の微粉末の形に変え、その細分化または解凝集化を行
う工程を随時含んでいる。これを達成する方法は例えば
ヨーロッパ特許明細書650,945A2に記載されて
いる。
【0071】成分(a)の顔料の解凝集化を行う他の方
法には、希薄な、半分程度の濃度のアンモニアで顔料粉
末を予備処理する方法がある。しかし濃アンモニア中に
おいて加熱還流させ、次いで50〜250℃で乾燥する
ことにより成分(a)の顔料の予備処理を行うこともで
きる。
【0072】成分(a)の顔料の他の可能な予備処理法
は、例えば2本ロール混練機で少なくとも一部の重合体
分散剤(b)と一緒に混練りする方法である。
【0073】成分(a)を含む本発明の顔料調合物、お
よび成分(e)の顔料または例えば水に不溶な着色剤を
含む顔料調合物は、先ずそれぞれを別々に製造し、次い
で混合して所望の顔料調合物にすることができる。
【0074】一般に、必要に応じ表面処理した後に使用
できる顔料(即ち成分(a))、および粉末または水で
湿らせたプレスケーキの形の任意の随時使用される水に
不溶な着色剤(即ち顔料(e))、および分散剤および
水(好ましくは脱イオン水)の一部を、必要に応じ予備
的に粉砕した後、撹拌式の槽、溶解機、または同様な装
置に導入し、均一な混練りされた懸濁液が得られるまで
均一化を行う。
【0075】混練りされた懸濁液はまた、後の微細混練
り工程で蒸発させて取り除くことができる低沸点の溶媒
(沸点が150℃より低い)を含んでいることができ
る。しかし混練りされた懸濁液は高沸点の溶媒、または
混練り助剤、発泡防止剤または湿潤剤のような他の添加
剤を含んでいることもできる。
【0076】成分(a)の湿潤粉砕、または必要に応じ
成分(e)、あるいは成分(e)と成分(a)との湿潤
粉砕は、予備的な粉砕を含むばかりでなく、微細混練り
工程をも含んでいる。この操作中懸濁液の顔料の濃度
は、好ましくは出来上がった製品の顔料調合物または印
刷インクにおける所望の濃度よりも高い濃度にしなけれ
ばならない。湿潤粉砕操作の後で顔料の濃度を所望の最
終値に調節することが好ましい。予備的な粉砕の後で混
練りを行い粒子の所望の細かい分散物をつくる。この混
練りを行う適当な装置は例えば捏和機、ロールミル、ス
クリュー型捏和機、ボールミル、ローター/ステーター
型ミル、溶解機、コランダムの円盤ミル、振動ミル、お
よび好ましくは連続的にまたはバッチ式で装入できる直
径0.1〜5mmの摩砕媒体をもった撹拌式高速ボール
ミルである。摩砕媒体はガラス、セラミックス、または
金属(例えば鋼)からつくることができる。混練り温度
は好ましくは0〜250℃の範囲であるが、通常は室温
であり、成分(b)の分散剤および随時使用される表面
活性剤の曇り点よりも低いことが好ましい。
【0077】同様に好適な操作方法においては、高圧の
ホモゼナイザーまたはジェット・ホモゼナイザー(ドイ
ツ特許明細書19,536,845号に記載)の中で混
練りを部分的にまたは完全に行い、その結果として懸濁
液中における摩砕媒体の摩耗量、または摩砕媒体から可
溶性の物質(例えばガラス球から出るイオン)が放出さ
れる量を最小限度に抑制するか、または完全にこれを避
けることができる。
【0078】希釈工程においては、得られた顔料調合物
を公知方法で水の中で残った量の分散剤および必要に応
じ他の添加剤と混合し、得られた混合物を均一化し、所
望の顔料最終濃度および該調合物または印刷インクの色
調を与える。この工程の間、例えば希釈液中において細
かい顔料粒子が再び凝集するのを防ぐために、さらに分
散剤を加えることが望ましい。
【0079】安定化を行うために、顔料の濃厚組成物を
製造する混練り工程において十分量の分散剤を加える顔
料製造法が特に有利である。この工程の後または水で希
釈した後に、好ましくは溶液中に存在し顔料に吸着され
ていない分散剤および/または任意の過剰な表面活性剤
を除去し、次いで顔料調合物の残りの部分を加えて顔料
調合物の標準化を行い、その濃度を所望の濃度に調節す
る。
【0080】溶液中に存在する分散剤を取り除く一つの
方法は、例えば懸濁液を遠心分離にかけた後、上澄液を
デカンテーションする方法である。膜を使う方法または
マイクロ濾過法も適している。
【0081】さらに他の添加剤、例えばポリウレタンま
たはアクリル重合体を必要に応じ加え、耐水性をさらに
改善することができる。これらの添加剤は水溶性または
水で乳化し得る種類であるか、または(d)中に存在す
る成分の一つに可溶であることができる。
【0082】好適な操作法においては、顔料調合物の混
合および均一化はジェット・ホモゼナイザーまたは高圧
ホモゼナイザーを用い、泡が生じるのを防ぎ、また可能
な再凝集化を避けるようにする。
【0083】顔料調合物の標準化を行い所望の濃度に調
節する場合、同時にインクの粘度、色度、色調、密度、
および表面張力を所望の値に調節する。
【0084】顔料調合物を印刷用インクとして用いる前
に、必要に応じインクを例えば0.5〜5μmの膜また
はガラス・フィルターのような細かいフィルターを用い
て濾過する。
【0085】一般に、通常のインクジェット・プリンタ
ー用に使用するためにインクの物理的特性を調節する
が、この場合表面張力は好ましくは20〜70mN/m
であり、粘度は好ましくは20mPa秒より低く(さら
に好ましくは0.5〜10mPa秒)なければならな
い。
【0086】本発明に使用される印刷用インクおよび本
発明の印刷用インクは、インクジェット印刷を行う際の
印刷用インクとして用いると、優れた耐光性および高度
の光学密度を有する印刷物を与え、またさらに次のよう
な利点をもっている。広い温度範囲に亙って分散および
貯蔵安定性が優れている。印刷ヘッドの詰まり(凝固)
が起こらない。種々の基質、例えば木質繊維を含まない
紙(上質紙)、中程度の品質の紙、サイジングして被覆
した紙、重合体フィルム、およびオーバーヘッド・プロ
ジェクター用の透明フィルム上において高度の耐水性お
よび移動抵抗性をもった印刷物が得られる。染料インク
または他の顔料を加えたインクと一緒に使用した場合で
も、多色印刷での滲み出しがない。
【0087】上記の顔料調合物は例えばインクジェット
印刷用の印刷インクとして使用される。
【0088】本発明はさらに、インクジェット法を使用
し、一次粒子の平均粒径が0.1〜50nmの元素T
i、Zr、Hf、Si、GeおよびSiの炭化物、窒化
物、硼化物、および珪化物から成る群から選ばれる少な
くとも1種の顔料を含む水性顔料調合物で基質を被覆す
る方法に関する。
【0089】これらの水性顔料調合物は好ましくは分散
剤、特に上記に記載した分散剤を含んでいる。好適な成
分および使用量は上記の通りである。好適な基質は上記
および下記に記載されたものである。
【0090】インクジェット印刷またはインクジェット
法は公知であり、通常インクジェット印刷ヘッドの受器
に印刷用インクを充たし、インクを小さい液滴の形で基
質に噴霧することにより行われる。液滴の形でのインク
の放出は好ましくはピエゾ電気特性をもった結晶、加熱
した針(バブル・ジェット法または熱ジェット法)、ま
たはインク系に圧力をかける機械的圧力増加法によりイ
ンクの液滴を放出させることによって行われる。液滴は
1個またはそれ以上の小さいノズルから放出された後、
基質、例えば紙、木材、織物、プラスティックス、また
は金属上に選択的に衝突させられる。電子的制御系を用
い、個々の液滴は基質上で一緒になり、グラフ文字また
はパターンを与える。別法として静電反射法を使用しイ
ンクジェットは液滴の形の小さい容積で基質へと送られ
る。
【0091】下記実施例により本発明の調合物および該
組成物の使用法を詳細にを例示する。特記しない限り温
度はすべて摂氏単位であり、割合はすべて重量%であ
る。
【0092】
【実施例】実施例 1 1.2gのポリアスパラギン酸(分子量3000g/モ
ル)を64mlの脱イオン水に溶解する。次いで16g
の固体TiN(CVR法で製造、一次粒子の粒径0.5
〜30nm)を少量ずつ激しく撹拌しながら(磁気撹拌
機)この溶液に加えた。硝酸を用いてpHを3.0〜
3.5にし、この懸濁液を超音波(出力:200ワッ
ト)で5分間処理する。次に焼結ガラスの濾斗を用い孔
の大きさ0.45nmの酢酸セルロース/硝酸セルロー
スの円形フィルター(Millipore製HAWP
(R)型)を通して懸濁液を吸引濾過し、乾燥器中で70
℃において10時間フィルター・ケーキを乾燥する。
【0093】このように変性した10gのTiNを、1
00gのPEG1000(Mwが1000g/モルのポ
リエチレングリコール)、50gの2−ピロリドン、6
gのアルキルグリコシド、および844gの脱イオン水
を含む溶液50mlの中に採り、中程度の濃度のNH3
溶液を用いてpHを6にする。次いでこの懸濁液を超音
波フィンガー(finger)で5分間処理する。
【0094】懸濁液の粒子の特性を決定するために、試
料を上記溶液で希釈し、動的光散乱法により(散乱され
た光の分布により)TiNの平均粒径を決定した。12
2nmの値を得た。
【0095】超音波法(重量分布)により重量分布に対
して次の値が得られた。
【0096】 d105090 46nm 72nm 107nm (この場合d10はすべての粒子の10重量%の大きさが
46nmを越えないことを示し、d50はすべての粒子の
50重量%の大きさが72nmを越えないことを示し、
90はすべての粒子の90重量%の大きさが107nm
を越えないことを示す。この点に関して粒子は一次粒子
および凝集物または凝固物の両方を含むものとする。) 粒径が500nmより大きい粒子は見出されなかった。
【0097】実施例 2 1.2gのポリアクリル酸(分子量90,000)を6
4mlの脱イオン水に溶解する。次いで16gの固体T
iN(CVR法で製造、一次粒子の粒径0.5〜30n
m)を少量ずつ激しく撹拌しながら(磁気撹拌機)この
溶液に加えた。硝酸を用いてpHを3.0〜3.5に
し、この懸濁液を超音波(出力:200ワット)で5分
間処理する。次に焼結ガラスの濾斗を用い孔の大きさ
0.45nmの酢酸セルロース/硝酸セルロースの円形
フィルターを通して懸濁液を吸引濾過し、乾燥器中で7
0℃において10時間フィルター・ケーキを乾燥する。
【0098】このように変性した10gのTiNを、1
00gのPEG1000(Mwが1000g/モルのポ
リエチレングリコール)、50gの2−ピロリドン、6
gのアルキルグリコシド、および844gの脱イオン水
を含む溶液50mlの中に採り、中程度の濃度のNH3
溶液を用いてpHを6にする。次いでこの懸濁液を超音
波フィンガーで5分間処理する。
【0099】懸濁液の粒子の特性を決定するために、試
料を上記溶液で希釈し、動的光散乱法により(散乱され
た光の分布により)TiNの平均粒径を決定した。13
1nmの値を得た。
【0100】超音波法(重量分布)により重量分布に対
して次の値が得られた。
【0101】 d105090 53nm 107nm 224nm 粒径が500nmより大きい粒子は見出されなかった。
【0102】実施例1および2で製造されたTiN分散
物を用い、Hewlett−Packard製プリンタ
ーHP560Cの市販の黒色カートリッジに充填した。
Agfa社の標準紙、HPの特殊紙、およびHPの透明
フィルムに印刷を行った。印刷ノズルは長期間に亙り目
詰まりを起こさなかった。すべての試験において光学密
度が高く水およびマーカーに対し抵抗性が優れたジェッ
ト・ブラック(jet−black)の印刷物を得るこ
とができた。
【0103】以上例示の目的で本発明を詳細に説明した
が、このような詳細点は単に例示のためであり、当業界
の専門家は、添付特許請求の範囲の事項以外、本発明の
精神および範囲を逸脱することなく種々の変形を行うこ
とができる。
【0104】本発明の主な特徴および態様は次の通りで
ある。
【0105】1. (a)元素Ti、Zr、Hf、S
i、GeおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物および珪
化物から成る群から選ばれる平均一次粒径が0.1〜5
0nmの少なくとも1種の顔料、(b)重量平均分子量
(Mw)が1000より大きい少なくとも1種の分散
剤、および(c)水から成る顔料調合物。
【0106】2.成分(a)の顔料は一次粒子、凝集
物、凝固物、および/またはこれらの混合物として存在
し、凝集物および凝固物の粒径は500nmよりも小さ
い上記第1項記載の顔料調合物。
【0107】3.成分(a)の顔料がZrN、TiN、
TiC及び/又はSiCである上記第1項記載の顔料調
合物。
【0108】4.成分(b)の分散剤は水に可溶なまた
は水に乳化可能な均質重合体および共重合体、グラフト
重合体およびグラフト共重合体、ランダム・ブロック共
重合体、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレン
オキシド)、ポリ(オキシメチレン)、ポリ(トリメチ
レンオキシド)、ポリ(ビニルメチルエーテル)、ポリ
エチレンイミン、ポリ(アクリル酸)、ポリアリールア
ミド、ポリ(メタクリル酸)、ポリメタクリルアミド、
ポリ(N,N−ジメチルアミド)、ポリ(N−イソプロ
ピルアクリルアミド)、ポリ(N−アクリルグリシンア
ミド)、ポリ(N−メタクリルグリシンアミド)、ポリ
(ビニルアルコール)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリビニ
ルアルコール/ポリ酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルオキサゾリドン、およびポリビニ
ルメチルオキサゾリドン、セルロースまたはその誘導
体、澱粉またはその誘導体、ゼラチンまたはその誘導
体、アミノ酸単位をベースにした重合体である上記第1
項記載の顔料調合物。
【0109】5.成分(b)の分散剤は芳香族スルフォ
ン酸とフォルムアルデヒドとの陰イオン性縮合生成物、
置換基をもったまたはもっていないフェノールとフォル
ムアルデヒドおよび重亜硫酸ナトリウム、スルフォスク
シネート、アルキルベンゼンスルフォネート、硫酸化さ
れたアルコキシル化脂肪族アルコールとの縮合生成物、
ナフトールとアルカノールまたはアルキレンオキシドと
の反応生成物で末端ヒドロキシル基の少なくとも一部が
スルフォ基、マレイン酸モノエステル、フタル酸モノエ
ステル、琥珀酸モノエステル、またはその塩で置き換え
られているものである上記第1項記載の顔料調合物。
【0110】6.(a)元素Ti、Zr、Hf、Si、
GeおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物および珪化物
から成る群から選ばれる平均一次粒径が0.1〜50n
mの少なくとも1種の顔料、(b)陰イオン性スルフォ
琥珀酸エステル、アルキルベンゼンスルフォネート、硫
酸化されたアルコキシル化脂肪族アルコールまたはその
塩、エーテルサルフェート、エーテルカルボキシレー
ト、燐酸エステル、スルフォスクシナメート、パラフィ
ンスルフォネート、オレフィンスルフォネート、サクロ
シネート、イソチオネート、タウレート、リグニン型の
化合物、芳香族スルフォン酸とフォルムアルデヒドとの
陰イオン性縮合生成物、置換基をもったまたはもってい
ないフェノールとフォルムアルデヒドおよび重亜硫酸ナ
トリウムとの縮合生成物、ナフトールとアルカノールま
たはアルキレンオキシドとの反応生成物で末端ヒドロキ
シル基の少なくとも一部がスルフォ基、マレイン酸モノ
エステル、フタル酸モノエステル、琥珀酸モノエステ
ル、またはその塩で置き換えられているもの、アミノ酸
単位をベースにした重合体、および陽イオン性第4級ア
ルキルアンモニウム化合物およびイミダゾール、両性の
グリシネート、プロピオネート、およびイミダゾリン、
非イオン性分散剤のアルコキシレート、アルカノールア
ミド、エステル、アミンオキシド、アルキルポリグリコ
シド、およびアミンオキシドとアルキレート化し得る化
合物との反応生成物から成る群から選ばれる平均分子量
(Mw)が1000以下の少なくとも1種の分散剤から
成る顔料調合物。
【0111】7.脂肪族C1〜C4アルコール、脂肪族ケ
トン、ポリオール、モノヒドロキシエーテル、ピロリド
ン、イミダゾリドン、アセトアミド、フォルムアミド、
およびこれらの混合物から成る群から選ばれる少なくと
も1種の有機溶媒をさらに含んでいる上記第1項記載の
顔料調合物。
【0112】8.メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタ
ノール、t−ブタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンアルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、トリメチロールプロパン、平均分子量が100
〜4000のポリエチレングリコール、グリセリン、エ
チレングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、チ
オグリコール、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、2
−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチ
ルピロリドン、N−ビニルピロリドン、1、3−ジメチ
ルイミダゾリドン、ジメチルアセトアミド、およびジメ
チルフォルムアミドおよびこれらの混合物から成る群か
ら選ばれる少なくとも1種の有機溶媒をさらに含んでい
る上記第1項記載の顔料調合物。
【0113】9.有機顔料、無機顔料、カーボンブラッ
ク、水に不溶な染料、および水溶性の染料から成る群か
ら選ばれる着色剤をさらに含んでいる上記第1項記載の
顔料調合物。
【0114】10.(a)顔料調合物の全量に関し0.
05〜80重量%の顔料(a)、(b)顔料調合物の全
量に関し0.1〜200重量%の分散剤(b)、(c)
顔料調合物の全量に関し10〜98重量%の水、および
(d)顔料調合物の全量に関し0〜40重量%の有機溶
媒から成る上記第1項記載の顔料調合物。
【0115】11.さらに立体障害をもったアミンを含
んでいる上記第1項記載の顔料調合物。
【0116】12.立体障害をもったアミンは少なくと
も一つの共有結合した2、2、6、6−テトラアルキル
ピペリジン部分を含んでいる上記第11項記載の顔料調
合物。
【0117】13.(a)元素Ti、Zr、Hf、S
i、GeおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物および珪
化物から成る群から選ばれる平均一次粒径が0.1〜5
0nmの少なくとも1種の顔料、(b)少なくとも1種
の分散剤、(c)水、および(d)有機顔料、無機顔
料、およびカーボンブラックから成る群から選ばれる成
分(a)以外の少なくとも1種の着色剤から成る顔料調
合物。
【0118】14.インクジェット法を用い、元素T
i、Zr、Hf、Si、GeおよびSnの炭化物、窒化
物、硼化物および珪化物から成る群から選ばれる平均一
次粒径が0.1〜50nmの少なくとも1種の顔料を含
む水性顔料調合物を基質に被覆する方法。
【0119】15.上記第1項記載の水性顔料調合物の
液滴を基質に被覆するインクジェット印刷法。
フロントページの続き (72)発明者 ペーター・ロゲル・ニツセン ドイツ41542ドルマゲン・マグノリエンシ ユトラーセ6 (72)発明者 デイルク・プヒユツツエンロイター ドイツ51399ブルシヤイト・グロスハンベ ルク15アー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)元素Ti、Zr、Hf、Si、G
    eおよびSnの炭化物、窒化物、硼化物および珪化物か
    ら成る群から選ばれる平均一次粒径が0.1〜50nm
    の少なくとも1種の顔料、(b)重量平均分子量
    (Mw)が1000より大きい少なくとも1種の分散
    剤、および(c)水から成ることを特徴とする顔料調合
    物。
  2. 【請求項2】 インクジェット法を用い、元素Ti、Z
    r、Hf、Si、GeおよびSnの炭化物、窒化物、硼
    化物および珪化物から成る群から選ばれる平均一次粒径
    が0.1〜50nmの少なくとも1種の顔料を含む水性
    顔料調合物を基質に被覆することを特徴とする水性顔料
    調合物の被覆方法。
  3. 【請求項3】 上記第1項記載の水性顔料調合物の液滴
    を基質に適用することを特徴とするインクジェット印刷
    法。
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