JPH11227419A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH11227419A
JPH11227419A JP10029905A JP2990598A JPH11227419A JP H11227419 A JPH11227419 A JP H11227419A JP 10029905 A JP10029905 A JP 10029905A JP 2990598 A JP2990598 A JP 2990598A JP H11227419 A JPH11227419 A JP H11227419A
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tire
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lateral
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S152/00Resilient tires and wheels
    • Y10S152/902Non-directional tread pattern having no circumferential rib and having blocks defined by circumferential grooves and transverse grooves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性能を向上しうる空気入りタイヤを提
供する。 【解決手段】 トレッド面2を、タイヤ軸方向に3等分
してその中央をなすクラウン領域Crと、その両側のシ
ョルダー領域Shとに仮想区分する。トレッド面2に
は、クラウン領域Crをタイヤ周方向に連続してのびる
中央の縦溝3aと、両側のショルダー領域Shでそれぞ
れタイヤ周方向に連続してのびる外の縦溝3bと、これ
らの縦溝に交差する向きでのびかつタイヤ周方向に隔置
される横溝4とを設け複数のブロック5a、5bを形成
する。外の縦溝内3bには、この外の縦溝3bと横溝4
とが交わる溝交差部6を避けしかもこの溝交差部6に近
い交差部付近6aに、外の縦溝3bの溝底から隆起する
1以上の縦溝タイバー7を設ける。縦溝タイバー7の外
の縦溝3bに沿う長さTcを、この縦溝タイバー7がタ
イヤ軸方向両側で隣接する2つのブロック5a、5bの
長さBc1、Bc2の平均長さBcの10〜40%とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性能を向上
しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図4
には、いわゆるブロックパターンの空気入りタイヤのト
レッド面が進行方向Sで路面を走行しているときの様子
を路面側から見た状態を示している。この図には、本発
明者らの測定によって、ブロック上に特定されたaない
しpの各位置のゴムの動きを各点からのびるベクトルで
示している。
【0003】図から明らかなように、ショルダ側のブロ
ックb2、b2については、タイヤ赤道側に向かう方向
に動いているが、クラウン側のブロックb1、b1につ
いては、主としてタイヤ周方向の前後に動いていること
が確認できる。このようなゴムの動き(すべり)が大き
いと、摩耗が大きくなることが知られている。
【0004】また、トレッド面において、クラウン部に
比してショルダ部のゴムの動きが大きいと、ショルダー
部が早期に摩耗するショルダ摩耗が生じるほか、各ブロ
ックにおいて、回転方向先着側(a、c、e、g、i、
k、m、o点など)に比して後着側(b、d、f、h、
j、l、n点など)のゴムの動きが大きいとブロックの
後着側が早期に摩耗するヒールアンドトウ摩耗など各種
の異常摩耗が発生する。
【0005】本発明者らは、このようなクラウン部のブ
ロックの前後方向の動きや、ショルダー部のブロックの
タイヤ軸方向の動きを抑制することによって耐摩耗性を
高めるべく種々実験を重ねたところ、少なくとも前記シ
ョルダ領域をタイヤ周方向に連続してのびる縦溝に、溝
底から隆起する特定寸法のタイバーを特定位置に設ける
ことによって前記各ブロックのゴムの動き効果的に抑
え、トレッド面の平均摩耗量の低減はもとより、ショル
ダ部とクラウン部との摩耗差や、ブロックの先着側と後
着側との摩耗差についても小さくしうることを見出し本
発明を完成させるに至った。
【0006】以上のように、本発明は、耐摩耗性を向上
しうるとともに、偏摩耗防止効果を発揮しうる空気入り
タイヤを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド面を、タイヤ軸方向に3等分して
その中央をなすクラウン領域と、その両側のショルダー
領域とに仮想区分するとともに、前記クラウン領域をタ
イヤ周方向に連続してのびる中央の縦溝と、前記両側の
ショルダー領域でそれぞれタイヤ周方向に連続してのび
る外の縦溝と、これらの縦溝に交差する向きでのびかつ
タイヤ周方向に隔置される横溝とを設けて前記トレッド
面に複数のブロックを形成するとともに、前記外の縦溝
内かつこの外の縦溝と横溝とが交わる溝交差部を避けし
かもこの溝交差部に近い交差部付近に、前記外の縦溝の
溝底から隆起する1以上の縦溝タイバーを設け、かつこ
の縦溝タイバーの外の縦溝に沿う長さTcを、この縦溝
タイバーがタイヤ軸方向両側で隣接する2つのブロック
の前記外の縦溝に沿う縦側縁の長さの平均長さBcの1
0〜40%としてなる空気入りタイヤである。
【0008】また請求項2記載の発明では、接地面内に
少なくとも1つの前記縦溝タイバーを具えることを特徴
とする請求項1記載の空気入りタイヤである。
【0009】また請求項3記載の発明では、前記外の縦
溝は、タイヤ周方向に隣り合う前記溝交差部間かつ各交
差部付近にそれぞれ前記縦溝タイバーが設けられること
を特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤである。
【0010】また、請求項4記載の発明では、前記クラ
ウン領域は、このクラウン領域の横溝内かつ前記中央の
縦溝と前記横溝とが交わる溝交差部を避けしかもこの溝
交差部に近い交差部付近に、前記横溝の溝底から隆起す
る1以上の横溝タイバーが設けられるとともに、この横
溝タイバーの横溝に沿う長さTaを、この横溝タイバー
にタイヤ周方向前後で隣接するブロックの前記横溝に沿
う横側縁の平均長さBaの10〜40%としたことを特
徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の空気入
りタイヤである。
【0011】なお本明細書において、「トレッド面」と
は、トレッド縁間に挟まれる領域をいい、トレッド縁と
は、本明細書では、タイヤを正規リムにリム組みして正
規内圧、正規荷重を付与した状態で接地するタイヤ軸方
向の端縁をいう。
【0012】また「正規リム」とは、タイヤが基づいて
いる規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎
に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リ
ム、TRAであれば "Design Rim" 、 或いはETRT
Oであれば "Measuring Rim"となる。また、「正規内
圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系に
おいて、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、
JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TI
RE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURE
S" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION P
RESSURE" である。
【0013】さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づい
ている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎
に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷
能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOU
S COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETR
TOであれば "LOAD CAPACITY" である。
【0014】また「接地面」とは、前記正規リムに正規
内圧でリム組みし、正規荷重を負荷した状態で接地する
面をいう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。本実施形態の空気入りタイヤのト
レッド面の一例を、図1に示している。トレッド面2
は、タイヤ軸方向に3等分してその中央をなすクラウン
領域Crと、その両側のショルダー領域Sh、Shとに
仮想区分される。
【0016】本実施形態では、前記トレッド面2には、
クラウン領域Crでタイヤ赤道上をタイヤ周方向に連続
してのびる中央の縦溝3aと、前記両側のショルダー領
域Shでそれぞれタイヤ周方向に連続してのびる外の縦
溝3bと、これらの縦溝3a、3bに交差する向きでの
びかつタイヤ周方向に隔置される横溝4とが設けられ
る。これにより、前記トレッド面2には、前記中央の縦
溝3aと外の縦溝3b間の第1のブロック5a、及び外
の縦溝3bとトレッド縁Eとの間の第2のブロック5b
とを含む複数のブロック5が形成されている。
【0017】前記各縦溝3a、3bは、本実施形態では
タイヤ周方向に直線状でのびる溝からなり、例えば、溝
巾がトレッド縁E、E間のタイヤ軸方向距離であるトレ
ッド巾の2.5〜7%程度とするのが好ましく、本例で
は4%としたものを例示している。なお各縦溝3a、3
bは、例えばジグザグ溝に形成することもできる。ま
た、縦溝には直線溝とジグザグ溝とを混在させても良
い。また本実施形態では、前記各縦溝3a、3bは、前
記各領域にいずれも1本設けられるものを示すが、各領
域に2本以上形成されることもありうる。
【0018】前記横溝4は、本例では図1において、ト
レッド縁E、E間を左下から右上にかけてタイヤ軸方向
に対して傾斜して連続してのびる傾斜溝により形成され
たものを例示している。この横溝4は、溝巾が前記トレ
ッド巾の1.5〜6%程度とするのが好ましく、本例で
は約3%としたものを例示している。なお横溝4も、例
示の傾斜溝に限定されるものではなく、タイヤ軸方向と
平行なものや、曲線状のものなど、種々の形態が採用で
きる。
【0019】そして、本発明では前記両側のショルダ領
域Shの外の縦溝3b内、かつこの外の縦溝3bと横溝
4とが交わる溝交差部6を避けしかもこの溝交差部6に
近い交差部付近6aに、前記外の縦溝3bの溝底から隆
起する1以上の縦溝タイバー7を設けたことを特徴の一
つとしている。そして、このような縦溝タイバー7は、
接地面内に少なくとも1以上設けることが好ましい。
【0020】本実施形態では、前記外の縦溝3bは、タ
イヤ周方向に隣り合う前記溝交差部6、6間かつ各交差
部付近6a、6aにそれぞれ縦溝タイバー7A、7Bを
具えることにより、第1、第2のブロック5a、5bの
タイヤ周方向先着側及び後着側の横側縁13が縦溝タイ
バー7を介して横溝4に沿って整一したものを例示して
いる。このようにタイヤ周方向に隣り合う溝交差部6、
6間で、2個一組を縦溝タイバー7の配設単位Uとする
のが特に好ましい。
【0021】そして、本実施形態ではこのような配設単
位Uを、例えば接地面内に1以上設けたものを例示して
いる。
【0022】このような縦溝タイバー7を設けることに
より、ショルダー側に位置する第2のブロック5bの第
1のブロック5a側への動きを効果的に抑制することが
可能となり、ショルダ摩耗を抑制する効果がある。なお
ショルダー領域Shに、2以上の外の縦溝が設けられる
場合には、最も外側の縦溝にタイバーを設けるのが好ま
しい。
【0023】なお、縦溝タイバー7が、前記溝交差部6
に設けられると、排水性に重要なショルダ領域の横溝4
の連続性を阻害し易くなり、ウエット性能の低下が大き
いこと、また縦溝タイバー7の位置が交差部付近6aか
ら離れると、各ブロックの剛性の低いエッジ部が動きや
すくなり、ひいてはショルダ摩耗抑制効果が低下するた
め好ましくない。
【0024】さらに縦溝タイバー7がクラウン領域Cr
の中央の縦溝3aに設けられた場合には、最も排水性が
要求されるタイヤ赤道付近のタイヤ周方向の連続排水性
が途切れる結果、ウエット性能の低下が大きく、かつク
ラウン側の第1のブロック5aはタイヤ周方向前後に動
きやすく、かかる縦溝内の縦溝タイバーによる効果は小
さいものとなるため採用し難い。
【0025】また、前記縦溝タイバー7の外の縦溝3b
に沿う長さTcは、この縦溝タイバーがタイヤ軸方向両
側で隣接する2つのブロック5a、5bの前記外の縦溝
3aに沿う縦側縁9、9の長さBc1、Bc2の平均長
さBcの10〜40%とすることが必要である。
【0026】前記縦溝タイバーの長さTcが、前記平均
長さBcの10%を下回ると、縦溝タイバー7の剛性が
低下しブロックのタイヤ軸方向の大きな動きを抑制する
効果が低下しがちとなり、逆に40%を超えると、例え
ば本例のように縦溝タイバー7の2個一組を配設単位と
して縦溝3b内の隣り合う溝交差部6、6間に設けた場
合には、この縦溝タイバー7により外の縦溝3bの溝容
積を著しく低下させる傾向があるため好ましくない。よ
り好ましくは縦溝タイバー7の長さTcが、前記ブロッ
クの縦側縁の平均長さBcの20〜40%とするのが望
ましい。
【0027】なお図1のA−A断面を図2(a)に示
す。前記縦溝タイバー7は、本実施形態では、図2
(a)に示すように、前記第1、第2のブロック5a、
5bの側壁W、Wを継ぐように形成されるとともに、前
記外の縦溝3bの溝深さGd1の50〜100%の隆起
高さThで前記溝底3dから隆起する如く形成されるこ
とが最も望ましい。
【0028】前記縦溝タイバー7の隆起高さThが、外
の縦溝3bの溝深さGd1の40%未満であると、前記
第2のブロック5bのタイヤ軸方向の動きを抑制する効
果に劣る。好ましくは、前記縦溝タイバー7の隆起高さ
Thが、外の縦溝3bの溝深さGd1の75〜100%
とするのが望ましい。
【0029】また本実施形態のように、外の縦溝3b内
かつタイヤ周方向に隣り合う溝交差部6、6間の各交差
部付近6a、6aに2つの縦溝タイバー7A、7Bを設
けることによって、第1、第2のブロック5a、5bと
において、回転方向先着側と後着側とでゴムの動きの差
を小さくすることができ、いわゆるヒールアンドトウ摩
耗を抑制する効果も発揮しうる。このように本実施形態
の空気入りタイヤでは、トレッド面2の耐摩耗性を向上
でき、とくにショルダ摩耗とヒールアンドトウ摩耗を効
果的に抑制しうる。
【0030】また本実施形態では、図1及び図1のB−
B断面である図2に示すように、前記クラウン領域Cr
は、このクラウン領域Crの横溝4内かつ前記中央の縦
溝3aと前記横溝4とが交わる溝交差部10を避けしか
もこの溝交差部10に近い交差部付近11に、前記横溝
4の溝底4d(図2(b)に示す)から隆起する1以
上、本例では前記接地面内に少なくとも1以上の横溝タ
イバー12が設けられるものを例示している。
【0031】このような横溝タイバー12は、縦溝タイ
バー7と併用することによって、とりわけショルダ摩耗
の抑制効果がさらに高められる点で好ましく、本発明者
らの実験の結果、前記縦溝タイバー7とこの横溝タイバ
ー12とを併用することにより、耐ショルダ摩耗性が縦
溝タイバー7のみを設けたものに比して約10〜14%
向上しうることが判明している。
【0032】なお横溝タイバー12を単独で設けた場合
には、クラウン領域Crにおいて、第1のブロック5a
の回転方向先着側と後着側との動きの差がむしろ大きく
なることによって、ヒールアンドトウ摩耗が生じやくな
ることが本発明者らの実験の結果判明している。また、
横溝タイバー12を、前記ショルダ領域Shに設けた場
合にも、タイヤ軸方向に大きく動く第2のブロックの抑
止効果が得られない。
【0033】本実施形態では、前記クラウン領域Crの
中央の縦溝3aを横切る横溝4内で、中央の縦溝との溝
交差部10の両側に各1つ設けられたものを例示してい
る。また前記横溝タイバー12は、横溝4に沿う長さT
aを、この横溝タイバー12にタイヤ周方向前後で隣接
する第1のブロック5a、5aの前記横溝4に沿う横側
縁13の長さBa1、Ba2の平均長さBaの10〜4
0%とするのが好ましい。
【0034】この横溝タイバー12の前記横溝4に沿う
長さTaが、前記第1のブロック5a、5aの横側縁1
3の平均長さBaの10%を下回ると、横溝タイバー1
2による第1のブロック5ののタイヤ周方向の動きを抑
制する効果に劣り、また40%を超えるとウエット性能
の悪化が生じる。なお前記横溝タイバー12は、前記縦
溝タイバー7と同様、前記横溝の溝深さGd2の50〜
100%の隆起高さThで形成されることが望ましい。
【0035】また、前記縦溝タイバー7は、タイヤの接
地面内に2以上、好ましくは3以上、さらに好ましく
は、図3に示すように外の縦溝3bのタイヤ周方向に隣
り合う全ての溝交差部6、6間に設けるのが好ましく、
このとき、各交差部付近6a、6aにそれぞれ縦溝タイ
バー7を設けるのが特に好ましい。また横溝タイバー1
2についても、タイヤの接地面内に1以上、好ましくは
2以上設けるのが好ましく、さらに好ましくは図3に示
したように、中央の縦溝3aの全ての溝交差部10の両
側に設けるのが好ましい。
【0036】なお本発明の空気入りタイヤは、例えばラ
ジアル構造のカーカスと、このカーカスをタガ締めする
スチールコード等の高弾性コードからなるベルト層とを
具えるラジアルタイヤ、とりわけ乗用車用ラジアルタイ
ヤに好ましく採用しうる。
【0037】
【実施例】タイヤサイズが195/65R15でありか
つ前記縦溝タイバー、横溝タイバーをいずれも具えてい
ないタイヤ(従来例)、および縦溝タイバーのみを具え
るタイヤ(実施例1〜7、比較例1)、横溝タイバーを
も具えるタイヤ(実施例8)について摩耗エネルギーを
調べた。摩耗エネルギーは、タイバーが設けられたブロ
ックについて、下記式を用いて求めた。 摩耗エネルギー=Σ{(X、Y方向のせん断応力)×
(X、Y方向のゴムのすべり量)}
【0038】また、評価する摩耗エネルギーとして、図
4に示した16箇所の摩耗エネルギーを平均した平均摩
耗エネルギーと、ショルダー部とクラウン部の各摩耗エ
ネルギーの比(Ea+Eb+Eo+Ep)/(Eg+E
h+Ei+Ej)であるSh/Cr摩耗エネルギー比
と、タイヤの回転によるブロックの後着側と先着側との
摩耗エネルギーの比(Eb+Ed)/(Ea+Ec)で
ある後着/先着摩耗エネルギー比とを用いた。なお「E
a」、「Eb」などは、点a、点bの摩耗エネルギーを
示している。また縦溝タイバーはいずれも図1に示した
ように、ブロックの先着側と後着側とを1組とした。テ
ストの結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】テストの結果、実施例のタイヤは、平均摩
耗エネルギーを従来例に比べ大幅に低減していることが
確認できた。また、Sh/Cr摩耗エネルギー比が1.
0に近づいていることも確認できた。また、縦溝タイバ
ーと横溝タイバーとを双方具えるものについては、さら
にショルダ摩耗を効果的に防止することが期待できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、縦溝タイバーをショルダ領域に配された外の縦溝
に形成することによって、該外の縦溝のタイヤ軸方向に
隣接するブロックのタイヤ軸方向の無駄な動きを効果的
に抑制することができ、タイヤの摩耗エネルギーを低減
しうるとともにとりわけショルダ摩耗、ヒールアンドト
ウ摩耗といった偏摩耗をも抑制しうる。
【0042】また、縦溝タイバーは、外の縦溝と横溝と
が交差する溝交差部を避けて縦溝内に形成されるため、
ウエット性能に非常に重要となるショルダ領域での横溝
の連続性を阻害することなく、ウエット性能の低下をも
防止しうる。さらに縦溝タイバーは、前記溝交差部を避
けつつも、この溝交差部に近い交差部付近に設けられる
ことによって、剛性が低いブロックエッジ近傍の無駄な
動きを効果的に抑止でき、摩耗エネルギー低減効果をさ
らに高めうる。
【0043】また請求項2記載の発明では、タイヤ回転
中に接地面に1つ以上のタイバーが現れることにより、
さらに確実に耐摩耗性を向上できる。
【0044】また請求項3記載の発明では、外の縦溝
は、タイヤ周方向に隣り合う前記溝交差部間かつ各交差
部付近にそれぞれ設けられることによって、さらに前記
摩耗エネルギー低減効果を発揮しうる。
【0045】また、請求項4記載の発明では、クラウン
領域は、このクラウン領域の横溝内かつ前記中央の縦溝
と前記横溝とが交わる溝交差部を避けしかもこの溝交差
部に近い交差部付近に、前記横溝の溝底から隆起する1
以上の所定形状の横溝タイバーが設けられることによっ
て、とりわけクラウン領域においてブロックの先着側と
後着側との動きの差を減じ、ヒールアンドトウ摩耗を抑
制するなどさらに前記摩耗エネルギーを低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すトレッドパターンの展
開図である。
【図2】(a)は、図1のA−A断面図、(b)は、図
1のB−B断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すトレッドパターン
の展開図である。
【図4】従来の技術を説明する接地面を路面側から見た
図である。
【符号の説明】
2 トレッド面 3a 中央の縦溝 3b 外の縦溝 4 横溝 5 ブロック 5a 第1のブロック 5b 第2のブロック 6 溝交差部 6a 交差部付近 7 縦溝タイバー 12 横溝タイバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面を、タイヤ軸方向に3等分して
    その中央をなすクラウン領域と、その両側のショルダー
    領域とに仮想区分するとともに、 前記クラウン領域をタイヤ周方向に連続してのびる中央
    の縦溝と、前記両側のショルダー領域でそれぞれタイヤ
    周方向に連続してのびる外の縦溝と、これらの縦溝に交
    差する向きでのびかつタイヤ周方向に隔置される横溝と
    を設けて前記トレッド面に複数のブロックを形成すると
    ともに、 前記外の縦溝内かつこの外の縦溝と横溝とが交わる溝交
    差部を避けしかもこの溝交差部に近い交差部付近に、前
    記外の縦溝の溝底から隆起する1以上の縦溝タイバーを
    設け、 かつこの縦溝タイバーの外の縦溝に沿う長さTcを、こ
    の縦溝タイバーがタイヤ軸方向両側で隣接する2つのブ
    ロックの前記外の縦溝に沿う縦側縁の長さの平均長さB
    cの10〜40%としてなる空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記外の縦溝は、接地面内に少なくとも1
    つの前記縦溝タイバーを具えることを特徴とする請求項
    1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記外の縦溝は、タイヤ周方向に隣り合う
    前記溝交差部間かつ各交差部付近にそれぞれ前記縦溝タ
    イバーが設けられることを特徴とする請求項1記載の空
    気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記クラウン領域は、このクラウン領域の
    横溝内かつ前記中央の縦溝と前記横溝とが交わる溝交差
    部を避けしかもこの溝交差部に近い交差部付近に、前記
    横溝の溝底から隆起する1以上の横溝タイバーが設けら
    れるとともに、 この横溝タイバーの横溝に沿う長さTaを、この横溝タ
    イバーにタイヤ周方向前後で隣接するブロックの前記横
    溝に沿う横側縁の平均長さBaの10〜40%としたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    空気入りタイヤ。
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