JPH11225911A - 便座、便蓋又はその付属部品 - Google Patents

便座、便蓋又はその付属部品

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JPH11225911A
JPH11225911A JP3439298A JP3439298A JPH11225911A JP H11225911 A JPH11225911 A JP H11225911A JP 3439298 A JP3439298 A JP 3439298A JP 3439298 A JP3439298 A JP 3439298A JP H11225911 A JPH11225911 A JP H11225911A
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JP3439298A
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Taro Someno
太郎 染野
Yasuo Otani
泰雄 大谷
Koji Sato
浩二 佐藤
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顔料で着色するポリプロピレン系樹脂に無機充
填剤や無機系抗菌剤を添加した成形用材料を用いても、
色むらやウエルドラインが目立たない外観のすぐれた便
座、便蓋及びその付属部品を提供する。 【解決手段】ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変
性ポリオレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5
重量部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、以下必要に応
じ、滑剤0.01〜2重量部、無機充填剤0.01〜2
0重量部を添加し射出成形してなる便座若しくは便蓋又
はそれらの付属部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観にすぐれた便
座若しくは便蓋又はそれらの付属部品に関する。詳しく
は、着色成形品にしばしば見られる色むらやウエルドラ
インが目立たなく外観に優れた便座若しくは便蓋又はそ
れらの付属部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般便座、暖房便座及び温水洗浄
便座の便座、便蓋及びその付属部品の素材としては、一
般に、成形性、光沢に優れ、剛性と耐衝撃強度の物性バ
ランスがとれたABS樹脂(アクリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体)が使用されてきた(特公昭62−58
291号公報)。しかし、ABS樹脂製の便座等は、洗
剤等の薬品の使用により黄変、クラックの発生、強度物
性の低下等を生じ易く、耐薬品性に劣る点が問題であっ
た。
【0003】このため、ポリプロピレンを用いた各種の
ものが提案されており、例えば、高結晶性ポリプロピレ
ンに造核剤を配合したもの(特開平7−184806号
公報)、ポリオレフィンにホスフェート系難燃剤を配合
したもの(特開平8−049282号公報)、ポリプロ
ピレンに抗菌剤を分散させたもの(特開平8−0846
91号公報)、ポリプロピレンをブロ−成形で一体成形
したもの(特公昭60−25131号公報)が挙げられ
る。
【0004】しかし、ポリプロピレンを用いたものは、
ABS樹脂に較べ、耐薬品性がすぐれるが顔料で着色す
ると色むらやウエルドラインが目立ちやすいという問題
点を有している。特に、雑菌繁殖防止のために無機系抗
菌剤を添加したり、ポリプロピレンの剛性向上のために
無機充填剤を添加すると前記問題が一層増幅される傾向
にあり、有効な対策が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、顔料で着色
するポリプロピレン系樹脂に無機系抗菌剤や無機充填剤
を添加した成形用材料を用いても、色むらやウエルドラ
インが目立たない外観のすぐれた便座、便蓋及びその付
属部品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、色むらやウエルドラインの
防止には酸変性ポリオレフィン、あるいはこれと滑剤の
添加が有効であることを見出し、以下に示す本発明を完
成した。 (1)ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変性ポリ
オレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5重量
部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部を添加し射出成形し
てなる便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品。 (2)ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変性ポリ
オレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5重量
部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、滑剤0.01〜2
重量部を添加し射出成形してなる便座若しくは便蓋又は
それらの付属部品。 (3)ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変性ポリ
オレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5重量
部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、無機充填剤0.0
1〜20重量部を添加し射出成形してなる便座若しくは
便蓋又はそれらの付属部品。 (4)ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変性ポリ
オレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5重量
部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、滑剤0.01〜2
重量部、無機充填剤0.01〜20重量部を添加し射出
成形してなる便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品。 (5)酸変性ポリオレフィンが無水マレイン酸変性ポリ
プロピレンである上記(1)から(4)のいずれかに記
載の便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品。 (6)滑剤がステアリン酸金属塩である上記(2)又は
(4)に記載の便座若しくは便蓋又はそれらの付属部
品。 (7)ステアリン酸金属塩がステアリン酸亜鉛である上
記(6)に記載の便座若しくは便蓋又はそれらの付属部
品。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 〔本発明の対象〕本発明の対象とする便座、便蓋又はそ
れらの付属部品(以下、「便座等」ということがあ
る。)とは、一般便座、暖房便座、温水洗浄便座等にお
ける便座、便蓋又は洗浄装置用本体ケース等の付属部品
をいう。
【0008】図1に典型的な温水洗浄便座を示す。温水
洗浄便座は、便座(1)、便蓋(2)、洗浄装置用本体
ケース(3)、温水洗浄ノズル(4)、洗浄スイッチ
(5)等から構成され、通常、便座(1)が便器の上に
設置されて使用される。本発明の対象は、この中で便座
(1)、便蓋(2)、付属部品としての洗浄装置用本体
ケース(3)等である。一般便座は、便座と便蓋とから
なり、これらのジョイント部を有する。暖房便座も、便
座と便蓋とからなるが、通常、便座に電熱線が配線さ
れ、便座がその電熱線により暖められる構造を有してい
る。
【0009】〔便座等の成形材料〕本発明の便座等は、
ポリプロピレン系樹脂に酸変性ポリオレフィン、顔料、
無機系抗菌剤、必要に応じて滑剤、無機充填剤をそれぞ
れ所定量添加し、射出成形することに製造されるもので
ある。以下、これについて詳述する。
【0010】(A)ポリプロピレン系樹脂 本発明の便座等の主要な成形材料であるポリプロピレン
系樹脂としては、メルトフローレート(MFR:JIS
K 7210に準拠して、230℃、荷重2.16k
gでの測定値)が0.1〜80g/10分のもの、特に
5〜60g/10分のものを好適に用いることができ
る。ポリプロピレン系樹脂の種類としては、プロピレン
単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体も
しくは同ブロック共重合体が代表的なものであるが、更
にこれらの重合体に、プロピレンとエチレン、ブテン−
1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセ
ン−1、オクテン−1などのαオレフィンの1種又は2
種以上とのランダム共重合体若しくはブロック共重合体
等を混合して用いることもできる。更に、これらに各種
合成ゴム、例えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、
エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム、ポ
リブタジエン、ポリイソプレン、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプロピレン、スチレン−エチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBブロッ
ク)等を配合した樹脂組成物も使用することができる。
【0011】(B)酸変性ポリオレフィン 本発明に用いる酸変性ポリオレフィンとしては、特に限
定されないが、エチレン、プロピレン、1−ブテン等の
オレフィンとアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸等の極性基を有するビニルモノマーとの共重
合体や不飽和カルボン酸若しくはその誘導体をポリオレ
フィンにグラフト重合させたもの等が挙げられる。中で
も後者は、簡易な方法で製造可能であることから好適で
あり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の
ポリオレフィンおよび不飽和カルボン酸若しくはその無
水物を有機過酸化物の存在下で、通常150〜320℃
で溶融混練して得る方法が広く知られている。この方法
に用いるポリエチレンの具体例としては、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、リ
ニア−低密度ポリエチレン等が、又、ポリプロピレンと
しては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重
合体、プロピレン−αオレフィン共重合体等が挙げられ
る。本発明においては、特にポリプロピレンを変性した
ものが好適に用いられる。
【0012】上記の不飽和カルボン酸又はその無水物と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、シトラコン酸および無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸が挙げられ、中
でも特に無水マレイン酸が好ましい。
【0013】又、有機過酸化物としては、ベンゾイルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチ
ル−アセテート、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ−t
−ブチルパーオキシヘキシン−3が挙げられる。本発明
に用いる酸変性ポリオレフィンの酸変性量は、特に制限
されるものではないが、ポリプロピレンを無水マレイン
酸で変性する例でいうと、ポリプロピレン100重量部
に無水マレイン酸を10〜80重量部程度添加して変性
を行う。
【0014】本発明に用いる酸変性ポリオレフィンは、
ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して0.01〜
5重量部であり、より好ましくは0.1〜3重量部であ
る。0.01重量部より少なければ、外観改良効果が充
分でなく、5重量部より多くしても添加効果の増大がみ
られない。
【0015】(C)顔料 本発明に用いる顔料としては、ポリオレフィン系樹脂の
着色に使用されている公知の有機顔料および無機顔料を
挙げることができる。具体的には、アゾ系、アントラキ
ノン系、フタロシアニン系、キナクドリン系等有機顔
料、二酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、酸化ク
ロム等無機顔料がある。顔料の添加量は、ポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対して、0.1〜5重量部であ
る。0.1重量部より少なければ、調色が不充分とな
り、5重量部より多くなれば、便座等成形品の靱性が脆
くなる等機械的強度面で支障を生じる。
【0016】(D)無機系抗菌剤 本発明に用いる無機系抗菌剤としては、プラスチック練
り込み用抗菌剤であれば特に制限されるものではない
が、典型的にはゼオライト、シリカアルミナ、燐酸ジル
コニウム、アパタイト、ガラス等の無機の担体に、銀、
銅、亜鉛等の抗菌性をもった金属を担持させた無機系抗
菌剤を使用できる。より具体的には、組成式 xMm O・Al
2O3・ySiO2・zH2Oで表されるゼオライトの金属Mの一部
又は全部を銀、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミ
ウムおよびクロムからなる群より選ばれた少なくとも1
種の金属イオンにより置換したもの、特に、銀を用いた
Ag−ゼオライト、AgCu−ゼオライト、AgZn−
ゼオライト、AgCuZn−ゼオライトを好適に用いる
ことができる。例えば、抗菌性ゼオライト「バクテキラ
ー(鐘紡化成品の商品名:登録商標)」を使用できる。
【0017】これら金属の抗菌作用は、解離しているA
+ 、Cu+ 、Cu2+等が細菌の細胞膜のタンパク質に
吸着されて細菌を破壊するためといわれている。抗菌剤
の添加量は、ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て、0.1〜3重量部、より好ましくは0.3〜1.0
重量部の範囲である。
【0018】(E)滑剤 本発明においては、酸変性ポリオレフィンに滑剤を併用
することにより、外観改良効果がより大きくなる。本発
明に用いる滑剤としては、流動パラフィン、ポリエチレ
ンワックス等炭化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪
酸等脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド、ビス脂肪酸アミド等
脂肪酸アミド系滑剤、金属石けん系滑剤、単純エステ
ル、グリセリド等エステル系滑剤、アルコール系滑剤等
各種の滑剤を用いることができる。中でも特に脂肪酸ア
ミド系滑剤、金属石けん系滑剤を好適に用いることがで
きる。具体的には、脂肪酸アミド系としてステアリルア
ミド、パルミチルアミド等モノ脂肪酸アミドのほかメチ
レンビスステアリルアミド、エチレンビスステアリルア
ミド等ビス脂肪酸アミドであり、金属石けんとしてステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等のステアリ
ン酸金属塩、ラウリン酸亜鉛等を挙げることができる。
【0019】より好ましくは、ステアリン酸金属塩、特
にステアリン酸亜鉛である。本発明において、滑剤を使
用する場合は、ポリプロピレン系樹脂100重量部に滑
剤を0.01〜2重量部、より好ましくは0.1〜1重
量部添加する。なお、滑剤の添加量が0.01重量部よ
り少なければ、さらなる外観改良効果が見出せない場合
があり、2重量部より多くても添加効果の向上が見られ
なくなる場合が生ずる。
【0020】(F)無機充填剤 本発明の外観改良効果は、無機充填剤を含有する成形材
料に対しても発現する。無機充填剤としては、例えば、
シリカ、ケイソウ土、バリウムフェライト、酸化ベリリ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基
性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、ドロマイト、ドーソナイト、硫
酸カルシュム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫
酸カルシウム、タルク、クレー、珪酸カルシウム、モン
モリロナイト、ベントナイト、カーボンブラック、グラ
ファイト、硫化モリブテン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バ
リウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウムなど、あ
るいは亜鉛、銅、鉄、鉛、アルミニウム、ニッケル、ク
ロム、チタン、マンガン、スズ、白金、タングステン、
金、マグネシウム、コバルト、ストロンチウムなどの金
属及びこれらの金属酸化物、ステンレス鋼、ハンダ、真
鍮などの合金、炭化珪素、窒化珪素、ジルコニア、窒化
アルミニウム、炭化チタンなどの金属系セラミックスな
どの粉末が挙げられるが、これらの中で特にタルクが好
適である。これらの無機充填剤は1種用いてもよいし、
2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0021】無機充填剤の平均粒径は10μm以下、好
ましくは5μm以下とする。10μmを超えると外観が
悪くなることがある。なお、無機粉末は必要に応じて、
公知の表面処理剤により表面処理して用いることができ
る。この表面処理剤としては、例えばステアリン酸、パ
ルミチン酸などの飽和高級脂肪酸又はその誘導体、オレ
イン酸などの不飽和高級脂肪酸又はその誘導体、シラン
系カップリング剤、チタネート系カップリング剤、シリ
コーンオイル、高級アルコールなどが挙げられる。表面
処理する方法については特に制限はなく、例えば、ヘン
シェルミキサー内で、該無機粉末に表面処理剤を吹きつ
け、混合攪拌して処理してもよいし、無機粉末の製造段
階で同時に処理してもよい。無機充填剤を用いる場合の
添加量は、ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して
0.01〜20重量部、より好ましくは0.1〜10重
量部である。
【0022】(G)配合等 本発明の便座等の製造に用いる上記材料には、必要に応
じてさらに、耐候剤、酸化防止剤,難燃剤,分散剤など
の公知の添加剤を配合することができる。本発明の便座
等の材料の調製方法については、特に制限はなく、例え
ば前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成
分及び必要に応じて用いられる他の添加成分を、一軸押
出機,二軸押出機,バンバリーミキサー,ニーダ,ロー
ルなどを用いて溶融混練する方法等を採用できる。更
に、このようにして調整した成形材料を用いて通常の射
出成形方法により便座等を製造することができる。
【0023】
【実施例】本発明について、更に、実施例を用いて詳細
に説明する。 〔色むら評価方法〕図2に示す、ファンゲート(13)
の近傍に直径5mmの邪魔ピン(12)を設けた板(8
8×50×3mm:たて×よこ×厚さ)を射出成形し
て、その板の表面を目視評価した。 〔ウエルド評価〕図3に示す、両端にゲート(16)を
設けた板(215×25×3mm:たて×よこ×厚さ)
を射出成形して、その板の表面を目視評価した。
【0024】〔実施例1〕メルトフローレート20g/
10分であるプロピレン単独重合体(出光石油化学製
IDEMITSU PP J−2000GP)100k
gに対して、無水マレイン酸変性ポリプロピレン(変性
率25%:プロピレン単独重合体100重量部に無水マ
レイン酸25重量部を配合して変性したもの)2kg、
顔料(アイボリー調色顔料:二酸化チタン1.615k
g、クロムチタンイエロー0.337g、ベンガラ0.
033g、カーボンブラック0.015gからなる)2
kg、無機系抗菌剤「バクテキラー(鐘紡化成品の商品
名:登録商標)」1kgを添加し、ヘンシェルミキサー
にて混合攪拌を行った後、180℃の温度下で押出機に
より溶融混練し、ストランドカットしてペレットを得
た。このペレットを用いて色むら評価、ウエルド評価を
実施した。その結果を表1に示す。
【0025】〔実施例2〕実施例1において、無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンに代えて無水マレイン酸変性
低密度ポリエチレン(変性率50%:低密度ポリエチレ
ン100重量部に無水マレイン酸50重量部を配合して
変性したもの)2kgを用いた以外は同様に実施した。
その結果を表1に示す。 〔実施例3〕実施例1において、更にステアリン酸亜鉛
1kgを添加した以外は同様に実施した。その結果を表
1に示す。 〔実施例4〕実施例1において、更にステアリン酸マグ
ネシウム1kgを添加した以外は同様に実施した。その
結果を表1に示す。 〔実施例5〕実施例1において、更にタルク0.5kg
を用いた以外は同様に実施した。その結果を表1に示
す。 〔実施例6〕実施例1において、更にステアリン酸亜鉛
1kg、タルク0.5kgを用いた以外は同様に実施し
た。その結果を表1に示す。
【0026】〔比較例1〕実施例1において、無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンを添加しなかった以外は同様
に実施した。その結果を表1に示す。 〔比較例2〕実施例3において、無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンを添加しなかった以外は同様に実施した。
その結果を表1に示す。 〔比較例3〕実施例4において、無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンを添加しなかった以外は同様に実施した。
その結果を表1に示す。 〔比較例4〕実施例5において、無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンを添加しなかった以外は同様に実施した。
その結果を表1に示す。 〔比較例5〕実施例6において、無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンを添加しなかった以外は同様に実施した。
その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】上記実施例等から理解されるように、本
発明によれば、色むら、ウエルドが目立たず、表面外観
のすぐれた便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象の一つである温水洗浄便座の
斜視図
【図2】本発明の評価に用いる色むら評価板
【図3】本発明の評価に用いるウエルド評価板
【符号の説明】
1:便座 2:便蓋 3:洗浄装置用本体ケース 4:温水洗浄ノズル 5:洗浄スイッチ 11:色むら 12:邪魔ピン 13:ファンゲート 14:スプル 15:ウエルド 16:ゲート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変
    性ポリオレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5
    重量部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部を添加し射出成
    形してなる便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品。
  2. 【請求項2】ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変
    性ポリオレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5
    重量部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、滑剤0.01
    〜2重量部を添加し射出成形してなる便座若しくは便蓋
    又はそれらの付属部品。
  3. 【請求項3】ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変
    性ポリオレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5
    重量部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、無機充填剤
    0.01〜20重量部を添加し射出成形してなる便座若
    しくは便蓋又はそれらの付属部品。
  4. 【請求項4】ポリプロピレン系樹脂100重量部に酸変
    性ポリオレフィン0.01〜5重量部、顔料0.1〜5
    重量部、無機系抗菌剤0.1〜3重量部、滑剤0.01
    〜2重量部、無機充填剤0.01〜20重量部を添加し
    射出成形してなる便座若しくは便蓋又はそれらの付属部
    品。
  5. 【請求項5】酸変性ポリオレフィンが無水マレイン酸変
    性ポリプロピレンである請求項1〜4のいずれかに記載
    の便座若しくは便蓋又はそれらの付属部品。
  6. 【請求項6】滑剤がステアリン酸金属塩である請求項2
    又は4に記載の便座若しくは便蓋又はそれらの付属部
    品。
  7. 【請求項7】ステアリン酸金属塩がステアリン酸亜鉛で
    ある請求項6に記載の便座若しくは便蓋又はそれらの付
    属部品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014175364A1 (ja) * 2013-04-25 2014-10-30 住友精化株式会社 ポリオレフィン系樹脂組成物

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TWI615432B (zh) * 2013-04-25 2018-02-21 住友精化股份有限公司 聚烯烴系樹脂組成物

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