JPH11223720A - カラーフィルタおよび色パターン材料 - Google Patents

カラーフィルタおよび色パターン材料

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JPH11223720A
JPH11223720A JP3963498A JP3963498A JPH11223720A JP H11223720 A JPH11223720 A JP H11223720A JP 3963498 A JP3963498 A JP 3963498A JP 3963498 A JP3963498 A JP 3963498A JP H11223720 A JPH11223720 A JP H11223720A
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color
color filter
triphenylmethane
dye
pattern
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Tadahiro Furukawa
忠宏 古川
Tatsuhiko Murai
達彦 村井
Atsushi Takahashi
敦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発色性にすぐれたトリフェニルメタン系の染料
の耐光性を有効に向上させることができ、顔料を用いた
場合と同等の耐光性を得ることができる光透過型のカラ
ーフィルタ500を提供する。 【解決手段】カラーフィルタ500は、光透過型のカラ
ー液晶ディスプレイ100をカラー表示するために用い
る。このカラーフィルタ500は、レッド、グリーン、
ブルーの3原色を含む色パターン520を含む。3原色
のうち、シアンを基調にしたグリーンの色の耐光性の改
良が必要である。グリーンの色は着色材としてトリフェ
ニルメタン系の染料を含む。そうした染料を含む色パタ
ーンに対し、耐光性を向上させるために金属錯体を添加
する。添加する金属錯体としては、ジアルキルホスフェ
イト、ジアルキルジチオカルバネートまたはベンゼンジ
チオールあるいはその類似ジチオールが良く、金属とし
てニッケル、銅またはコバルトが良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特には光透過型
の液晶ディスプレイをカラー表示するためのカラーフィ
ルタの技術に関し、別にいうと、着色材として特定の染
料を用いたカラーフィルタおよびカラーフィルタ用の色
パターン材料に関する。
【0002】
【発明の背景】この種のカラーフィルタの製法には、顔
料分散法や電着法等の顔料で着色する方法、染色法や染
料溶解法等の染料で着色する方法がある。着色材として
染料を用いた場合、一般に、顔料を用いた場合に比べて
発色性(色度および光透過率)にすぐれている。しか
し、染料は、顔料に比べて耐光性および耐熱性に劣ると
いわれる。したがって、染料については、そうした耐性
を向上させるための技術が熱望される。この発明では、
特に、染料を用いた場合における耐光性の向上を問題と
する。
【0003】染料等の着色材(つまり、色材)の光退色
については、酸化的な退色、特に光により生成した(一
部の着色材はこの反応の触媒的な働きをする)一重項酸
素によるものが支配的に働くことが知られている。しか
し、カラーフィルタは、パネル化して液晶表示装置の中
に組み込まれるため、空気とは完全に遮断された状態で
ある。そのため、カラーフィルタの色パターンの中の染
料は、酸化的な退色が進行する環境ではなく、その退色
について議論するとき、一般的な退色に関する知見を採
用することはできない。そのことは、次の事実からも知
ることができる。たとえば、フタロシアニン系の染料
は、一般には耐光性が良好であることが広く知られてい
るが、カラーフィルタの着色材として用いると、変色し
やすい。逆に、一般には耐光性に劣るといわれるローダ
ミン等のキサンテン系の染料は、カラーフィルタの着色
材として用いると、変色しにくく強い耐光性を示す。し
たがって、カラーフィルタについては、空気から遮断さ
れた特殊な環境を利用し、経験則に基づいて耐光性の良
好な染料を選択せざるをえない。
【0004】
【発明の解決すべき課題】ところで、カラーフィルタの
色パターンとしては、レッド、グリーン、ブルー、ある
いはイエロー、マゼンタ、シアンの3原色があり、さら
には、それらの中の2つの色を用いることもある。これ
らの互いに異なる色の中で、イエロー、マゼンタおよび
レッドの色を出すための染料については、顔料並みの耐
光性をもつものがすでに知られている。しかし、シアン
の色を出す染料、また、そのシアン色の染料を用いて得
るブルーおよびグリーンの色については、顔料との比較
の下で特に耐光性のさらなる改良が必要である。発色性
の点からすると、シアンの色の染料として、トリフェニ
ルメタン系の染料がすぐれており、その中でも、次の構
造式をもつ染料は、発色性が特にすぐれている。
【化3】 なお、この式の中で、R3の部分にアニリノ基をもつも
のは、ブルーの色である。
【0005】しかし、トリフェニルメタン系の染料は、
たとえばカラーケミカル事典〔有機合成化学協会編、
(株)シーエムシー発行〕の384ページが示すよう
に、耐光性に難点がある。この発明は、発色性にすぐれ
たトリフェニルメタン系の染料の耐光性を有効に向上さ
せることができ、顔料を用いた場合と同等の耐光性を得
ることができる光透過型のカラーフィルタを提供するこ
とを目的とする。また、この発明の他の目的は、特に、
染料溶解法に用いる色パターン材料を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のカラーフィル
タは、主には光透過型の液晶ディスプレイをカラー表示
するためのものであり、色パターンの着色材としてトリ
フェニルメタン系の染料を含む。よりすぐれた発色性か
らすれば、前記した骨格をもつものが好適である。この
カラーフィルタは、各色パターンの厚さが1〜2μmで
あり、波長400〜700nmにおける光透過率の最小
値が5〜7%以下である。光透過率の最小値は、液晶デ
ィスプレイの用途によって異なり、通常、パーソナルコ
ンピュータ用では約7%、テレビ等のAV機器用では約
5%の値が望まれる。色パターンの主なパターン材料
は、アクリルあるいはポリイミド等の樹脂であり、耐光
性のほか、耐熱性をも考えれば、ポリイミド系のものが
より好ましい。この発明では、トリフェニルメタン系の
染料を含む色パターンに対し、耐光性を向上させるため
に金属錯体を基本的に添加する。
【0007】トリフェニルメタン系の染料を着色材とし
て含む色パターンは、次のA、B、Cのいずれか一つの
色をもっている。 A 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のみを含
むシアンまたはブルーの色 B 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のほか、
キサンテン系の染料を含むブルーの色 C 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のほか、
アゾ系の染料を含むグリーンの色
【0008】色パターンの成分組成については、樹脂と
染料との重量比は、1:0.15〜0.75の範囲であ
り、また、樹脂と添加剤である金属錯体との重量比は、
1:0.01〜0.3の範囲である。染料は樹脂の中か
ら溶け出すなどといった弊害が生じないかぎり、できる
だけ多く加えるのが望ましく、また、他の色パターンと
の膜厚をそろえる必要から、前記の範囲が一般的であ
る。それに対し、添加剤である金属錯体は、添加剤を加
え耐光性の向上という効果を得るために、0.01以上
が必要であり、上限は0.3である。上限値の0.3
は、a.塗布液として用いる色パターン材料がゲル化し
たり、b.添加剤が溶解しない、いわば飽和した状態と
なったり、c.色パターンと基体であるガラス基板等と
の界面での密着性が低下したり、d.色パターンをパタ
ーニングする時や加熱処理する時に、色パターンにクラ
ックが発生したり、e.透明導電膜であるITOを形成
する際の加熱および冷却プロセスによって、色パターン
が熱収縮してITOの断線を生じるといった問題を回避
するための制限である。なお、cの問題は、色パターン
と基体との界面部分に添加剤がブリードすることにより
生じると考えられ、また、eの問題は、色パターンに添
加する添加剤等の含有量が一定量を越えると、色パター
ンの応力耐性が弱くなり、熱収縮する際にITOの応力
により変形しやすくなることから生じていると考えられ
る。このeの問題は、色パターン上にオーバーコート層
を介さずにITOを形成する場合でも同様である。した
がって、前記の数値範囲を限定する意義は、色パターン
上に透明導電膜(ITO)を形成する形態において、特
に重みがある。
【0009】添加する金属錯体としては、ジアルキルホ
スフェイト、ジアルキルジチオカルバネートまたはベン
ゼンジチオールあるいはその類似ジチオールが良く、金
属としてニッケル、銅またはコバルトが良い。これらの
金属錯体は、一般に一重項酸素クエンチャーとして知ら
れ、CD−R等の赤外線吸収色素の耐光性向上に用いら
れてはいるが、これは酸素存在下での耐光性向上を図る
ためのものであった。したがって、それらの金属錯体そ
れ自体については、市販のものを適用することができ
る。たとえば、ジアルキルジチオカルバネートについて
は、ジ−n−ブチルジオカルバミン酸ニッケル、D17
81(東京化成工業)、ベンゼンジチオールについて
は、PA−1005やPA−1006(三井東圧ファイ
ン)、また、類似ジチオールのニッケル錯体について
は、NKX1199(日本感光色素)などを用いること
ができる。この発明では、これらの金属錯体が無酸素下
という特殊な環境の中で、染料の耐光性の向上のために
用いる。耐光性を評価するための手段として、カーボン
アークフェードメータを用いて(JIS B7753)
照射前後の色差△Eab*の大小から判断する方法を採
用した。耐光性を評価する際には、パネル化して無酸素
状態としたカラーフィルタを用いるのが好ましいが、カ
ラーフィルタの色パターン上に接着剤(粘着剤)を介し
てガラスを張り合わせたり、カラーフィルタ上に基体透
過性のない緻密な膜(たとえば、ITO膜)を形成した
ものを用いることができる。
【0010】また、着色材としてトリフェニルメタン系
の染料のほか、アゾ系の染料を含むグリーンの色につい
ては、耐光性を向上させるための添加剤として、含金属
アゾ系の染料を添加することによって、金属錯体の添加
を省略することもできる。
【0011】
【実施例】図14にカラーフィルタを含む光透過型の液
晶ディスプレイの断面構造を示す。カラー液晶ディスプ
レイ100は、2枚のガラス等の透明な基板220,2
22の間に光シャッタとしての液晶300を封じ込んだ
構成である。カラーフィルタ500は、一方の基板22
2上、液晶300に面する側に位置し、レッド、グリー
ン、ブルーの3原色を含む色パターン520を主体とす
る。トリフェニルメタン系の染料はシアン色であり、前
記した構造式をもつ染料、たとえばアシッドブルーのN
o.9やNo.103は特に発色性にすぐれている。ト
リフェニルメタン系の染料のシアン色に対し、他の染料
を加えることにより、ブルーあるいはグリーンの各色を
得ることができる。ブルー色については、キサンテン系
のアシッド レッドのNo.52、No.87、あるい
はNo.92、また、グリーン色については、アゾ系の
アシッド イエローのNo.19、No.49、No.
61、あるいはNo.127をそれぞれ加えることが好
ましい。そしてまた、グリーン色については、アゾ系の
染料に加えて、含金属アゾ系のソルベント イエローN
o.19、No.21、No.63、あるいはNo.8
3を金属錯体に対する付加的な添加剤としてさらに加え
ることにより、耐光性をより一層高めることができる。
また、そのような含金属アゾ系の染料を金属錯体に代わ
る添加剤として用いることもできる。
【0012】各色の色パターンはフォトリソグラフィ技
術によってパターニングすることができ、染料を用いる
場合、染色法よりも染料溶解法の方が好ましい。なぜな
ら、染料溶解法は、染色法に比べてより高い色濃度を得
ることができるし、しかも、着色材である染料を色パタ
ーンの全体にわたり均一に分散させ、色濃度を均一にす
ることができる。色濃度は、個々の色パターンのどの部
分、二次元的な範囲だけでなく、厚さ方向についても均
一となり、さらに、基板上のどの部分の色パターンの色
濃度の分布も均一となる。染料溶解法については、通常
の手法にしたがい、ポリイミド前駆体の溶液の中に、着
色材としての染料および耐光性向上のための添加剤を加
えた材料を予め塗布液として用意し、それを用いて基板
上に塗布膜を形成することによってパターニングを行う
(たとえば、特公平4−243号の公報)。なお、色パ
ターンの膜厚は、この種のカラーフィルタに求められる
1〜2μmの範囲に設定した。
【0013】塗布液の組成(乾燥重量比)は、次のとお
りであり、それぞれの塗布液を用いて得た色パターンを
サンプル1〜13とした。また、各サンプルについて、
カーボンアークフェードメータにより100時間照射試
験した後および試験前の色差は表1〜3のとおりであ
り、添付の図1〜13が、それぞれのサンプルについて
の波長−光透過率の特性曲線を示す。図1〜13の図の
番号1〜13は、サンプル1〜13の番号に対応する。
それらのデータから分かるように、トリフェニルメタン
系の染料に対し、金属錯体を加えることにより、色パタ
ーンの耐光性を有効に向上させることができる。また、
サンプル8が示すように、グリーン色については、耐光
性を向上させるための添加剤として、含金属アゾ系の染
料が有効である。なお、色差ΔEab*は、数値が小さ
いほど耐光性が高いことを意味し、顔料を用いた場合の
色差の値(たとえば、3)を考慮すると、好ましくは5
以下、そして特には3以下にすることが望ましい。その
点、この発明によれば、顔料を用いた場合と同等のすぐ
れた耐光性を得ることができる。
【0014】
【塗布液の成分の乾燥重量比】 トリフェニルメタン系のみ(サンプル1および2) 樹脂:トリフェニルメタン系の染料:金属錯体(サンプル2のみ) =1:0.24:0.09
【0015】 トリフェニルメタン系+キサンテン系(サンプル3および4) 樹脂:トリフェニルメタン系:キサンテン系:金属錯体(サンプル4のみ) =1:0.24:0.06:0.09
【0016】 トリフェニルメタン系+アゾ系(サンプル5および6) 樹脂:トリフェニルメタン系:アゾ系:金属錯体(サンプル6のみ) =1:0.1:0.34:0.09
【0017】 含金属染料(サンプル7〜10) 樹脂:トリフェニルメタン系:アゾ系:含金属アゾ系:金属錯体 (サンフ゜ル7、10)(サンフ゜ル9、10) =1:0.13:0.44:0.15:0.09
【0018】 添加剤の添加量別(サンプル11〜13) 樹脂:トリフェニルメタン系:アゾ系:金属錯体 =1:0.1:0.34:0.02〜0.09 なお、金属錯体としては、それぞれ赤外吸収色素として
市販されているPA−1006あるいは1005(三井
東圧ファイン)やNKX1199(日本感光色素)を用
いた。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプル1についての波長−光透過率の特性図
である。
【図2】サンプル2についての波長−光透過率の特性図
である。
【図3】サンプル3についての波長−光透過率の特性図
である。
【図4】サンプル4についての波長−光透過率の特性図
である。
【図5】サンプル5についての波長−光透過率の特性図
である。
【図6】サンプル6についての波長−光透過率の特性図
である。
【図7】サンプル7についての波長−光透過率の特性図
である。
【図8】サンプル8についての波長−光透過率の特性図
である。
【図9】サンプル9についての波長−光透過率の特性図
である。
【図10】サンプル10についての波長−光透過率の特
性図である。
【図11】サンプル11についての波長−光透過率の特
性図である。
【図12】サンプル12についての波長−光透過率の特
性図である。
【図13】サンプル13についての波長−光透過率の特
性図である。
【図14】この発明が適用される液晶ディスプレイの一
例を示す模式的な断面構造図である。
【符号の説明】
100 カラー液晶ディスプレイ 220,222 基板 300 液晶 500 カラーフィルタ 520 色パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/004 501 G03F 7/004 501 505 505

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ樹脂をパターン材料とし、互い
    に異なる色をもつ2種以上の色パターンを備え、それら
    の色パターンは、波長400〜700nmにおける分光
    透過率の最小値が7%以下であり、その中の一つが、ト
    リフェニルメタン系の染料を着色材として含む色パター
    ンであるカラーフィルタであって、前記トリフェニルメ
    タン系の染料を着色材として含む色パターンに対し、耐
    光性を向上させるために金属錯体を添加したことを特徴
    とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記カラーフィルタは、光透過型の液晶
    ディスプレイのカラー表示のために用いるカラーフィル
    タである、請求項1のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記トリフェニルメタン系の染料は、次
    の式で示される、請求項1あるいは2のカラーフィル
    タ。 【化1】
  4. 【請求項4】 前記トリフェニルメタン系の染料を着色
    材として含む色パターンは、次のA、B、Cのいずれか
    一つの色をもつ、請求項1〜3のいずれか一つのカラー
    フィルタ。 A 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のみを含
    むシアンまたはブルーの色 B 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のほか、
    キサンテン系の染料を含むブルーの色 C 着色材としてトリフェニルメタン系の染料のほか、
    アゾ系の染料を含むグリーンの色
  5. 【請求項5】 前記トリフェニルメタン系の染料を着色
    材として含む色パターンは、着色材としてトリフェニル
    メタン系の染料のほか、アゾ系の染料を含むグリーンの
    色であり、さらに、耐光性を向上させるための添加剤と
    して、前記金属錯体に加えて含金属アゾ系の染料を含
    む、請求項1〜3のいずれか一つのカラーフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記金属錯体は、ジアルキルホスフェイ
    ト、ジアルキルジチオカルバネートまたはベンゼンジチ
    オールあるいはその類似ジチオールのニッケル、銅、コ
    バルト錯体である、請求項1のカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 それぞれ樹脂をパターン材料とし、互
    いに異なる色をもつ2種以上の色パターンを備え、それ
    らの色パターンは、波長400〜700nmにおける分
    光透過率の最小値が7%以下であり、その中の一つが、
    トリフェニルメタン系の染料を着色材として含む色パタ
    ーンであるカラーフィルタであって、前記トリフェニル
    メタン系の染料は、次の式で示されるものであり、しか
    も、そのトリフェニルメタン系の染料を含む色パターン
    は、着色材としてアゾ系の染料をも含むグリーンの色で
    あり、さらに、耐光性を向上させるための添加剤として
    含金属アゾ系の染料を含むことを特徴とするカラーフィ
    ルタ。 【化2】
  8. 【請求項8】 前記トリフェニルメタン系の染料は、前
    記樹脂の中に溶け込んで均一に分散している、請求項1
    あるいは7のカラーフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記樹脂は、ポリイミド系の樹脂であ
    る、請求項1〜8のカラーフィルタ。
  10. 【請求項10】 前記カラーフィルタは、前記色パター
    ンの上に透明導電膜が形成された形態であり、しかもま
    た、前記パターン材料である樹脂と添加剤である前記金
    属錯体との重量比が、1:0.01〜0.3の範囲であ
    る、請求項1のカラーフィルタ。
  11. 【請求項11】 樹脂溶液の中に、着色材としてトリフ
    ェニルメタン系の染料を溶け込ませたカラーフィルタ用
    の色パターン材料であって、耐光性向上のために金属錯
    体を添加剤として含むカラーフィルタ用の色パターン材
    料。
  12. 【請求項12】 前記色パターン材料は、色パターンを
    形成すべき基体上に塗布し、フォトリソグラフィ技術に
    よってパターン化するためのものである、請求項11の
    色パターン材料。
  13. 【請求項13】 前記樹脂溶液中の樹脂の成分と、前記
    金属錯体との重量比は、1:0.01〜0.3の範囲で
    ある、請求項11あるいは12の色パターン材料。
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