JPH11219692A - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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- JPH11219692A JPH11219692A JP10329599A JP32959998A JPH11219692A JP H11219692 A JPH11219692 A JP H11219692A JP 10329599 A JP10329599 A JP 10329599A JP 32959998 A JP32959998 A JP 32959998A JP H11219692 A JPH11219692 A JP H11219692A
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
放することが可能で、破裂等のない極めて安全な非水電
解質二次電池を提供する。 【解決手段】 開口部に金属箔を接合してなる開裂弁を
有し、内部圧力の上昇により上記金属箔が開裂し圧力を
開放する非水電解質二次電池である。この電池におい
て、電池内容積(単位:cm3 )を上記開口部の面積
(単位:cm2 )で除した値Kを40≦K≦350とす
る。K値を適正なものとすることにより、内部圧力が所
定の圧力に達した時に速やかに開裂弁が作動し、ガス解
放が行われる。金属箔は、例えばエレクトロフォーミン
グ法や刻印法、クラッド法で作製したものを用い、表面
にフッ素系防水剤を塗布しておくことが好ましい。
Description
池に関するものであり、特に、内部圧力が上昇した場合
に、これを利用して圧力を開放する開裂弁を有する非水
電解質二次電池に関するものである。
等のポータブル機器の普及に伴い、使い捨てである一次
電池に代わって繰り返し使用できる二次電池に対する需
要が高まっている。
ルカリ電解液を用いたニッケルカドミウム電池である。
しかし、このような水溶液系電池は、放電電位が約1.
2Vと低く、電池重量及び電池体積が大きく、エネルギ
ー密度の高い電池の要求には充分応えられていない。ま
た、常温での自己放電率が1ヶ月で20%以上と極めて
高いことも大きな欠点である。
負極にリチウム等の軽金属を使用した非水電解質二次電
池が検討されている。この非水電解質二次電池は、電圧
が3V以上と高く、高エネルギー密度を有し、しかも自
己放電率も低い。
負極に使用した金属リチウム等が充放電の繰り返しによ
りデンドライト状に成長して正極と接触し、この結果、
電池内部において短絡が生じて短寿命となるという欠点
があり、やはり実用化が困難である。
金属と合金化し、この合金を負極に使用した非水電解質
二次電池についても検討がなされている。
り返しにより微細粒子となり、やはり短寿命である。
炭素質材料を負極活物質として使用した非水電解質二次
電池が提案されている。
な欠点を有していないため、サイクル寿命特性に優れて
いる。そして、正極活物質としてリチウム遷移金属複合
酸化物を用いると、電池寿命が向上して、念願の高エネ
ルギー密度の非水電解質二次電池を得ることができる。
を負極に用いた非水電解質二次電池では、燃焼時や異常
温度上昇が発生した場合、速やかに圧力を開放する圧力
開放機構が必要である。
に、この圧力開放機構が作動してガス解放を行うことが
できれば、破裂等のない、極めて安全な電池を提供する
ことができる。
れたものであって、内部圧力が上昇したときに、速やか
にこれを開放することが可能で、破裂等のない極めて安
全な非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
的を達成すべく種々の検討を重ねた結果、非水電解質二
次電池に内部圧力が上昇したときに開裂する開裂弁を設
け、その開口径を電池内容積に応じて最適化すること
で、作動圧力を適正なものとすることができ、異常温度
上昇時や燃焼時のガス解放を良好に行い、破裂等のない
極めて安全な電池とすることができるとの知見を得るに
至った。
たものであり、開口部に金属箔を接合してなる開裂弁を
有し、内部圧力の上昇により上記金属箔が開裂し圧力を
開放する非水電解質二次電池において、電池内容積(単
位:cm3 )を上記開口部の面積(単位:cm2 )で除
した値Kが40≦K≦350であることを特徴とするも
のである。
内部圧力が所定の圧力に達した時に速やかに開裂弁が作
動し、ガス解放が行われる。したがって、電池の膨れや
破裂等が起こることはなく、高い安全性が確保される。
電池缶あるいはこれを密閉する蓋板に設けられた開口部
に金属箔を接合してなる開裂弁を有し、内部圧力の上昇
により上記金属箔が開裂し圧力を開放するものである。
一例を示すものであり、電池缶の開口形状に応じた形状
を有する蓋板1に円形の開口部2を設け、これを塞ぐよ
うに金属箔3をレーザ溶接等の手法により溶接してなる
ものである。
が、楕円等、任意の形状とすることができる。ただし、
動作の安定性、作製の容易さ等を考慮すると、円形であ
ることが好ましい。
記開口部2を塞ぐことができる形状であれば如何なる形
状であってもよい。例えば、開口部2の形状に合わせて
円形とすることもできる。
口部2内に臨む部分に円形の肉薄部3aが形成されてお
り、内部圧力が上昇したときに、この部分から開裂する
ようになっている。
薄部3aを形成したもの、エレクトロフォーミング法に
より上記肉薄部3aを形成したもの、刻印により上記肉
薄部3aを形成したもの等、任意の手法により作製した
ものを用いることができるが、開裂圧のばらつき等を考
慮するとエレクトロフォーミング法によるものが好まし
い。
鋳であり、フォトレジスト等でパターンを形成し、絶縁
膜を作製後、基板に通電し、所定の金属をメッキと同様
な原理で導通部に成長させ、凹凸のパターンを形成する
技術である。
電気的に制御できるため、加工精度の高い膜を作製で
き、公差の小さい開裂圧力を制御するには最適な技術で
ある。
の作製手法を図3に示す。開裂弁を作製するには、先
ず、図3Aに示すように、基板11の上に開裂弁の外形
形状を決める第1のレジストパターン12をフォトレジ
ストを用いたフォトリソ技術により形成し、これをマス
クとしてNiメッキを施す。
iメッキ膜13が形成されるが、この第1のNiメッキ
膜13の厚さが上記肉薄部3aの厚さを決めることにな
る。したがって、この第1のNiメッキ膜13の厚さは
10〜12μm程度に設定する。これは、圧力上昇時に
開裂弁を円滑に開裂させるためである。
じて例えば円形の第2のレジストパターン14を形成
し、図3Dに示すように、再びNiメッキを施して第2
のNiメッキ膜15を形成する。この第2のNiメッキ
膜15と先の第1のNiメッキ膜13を合わせた膜厚
は、例えば40μm以上とする。
iメッキ膜15を成膜し、レジストパターン12、14
を溶解除去すると、図3Eに示すように、第2のレジス
トパターン14の形状に応じて薄肉部が形成された開裂
弁が得られる。
うに、円形の金属板21に刻印による円形の溝22を入
れ、薄肉部を形成してなるものである。この例では、連
続的に打ち抜き形成するため、フープ材との連結部の痕
跡が4箇所の凸部23として残存している。
5に示すように、溝22の外周側の面22aを若干斜め
に(例えば20°程度の傾斜)なるような溝形状とする
ことが好ましい。一方、内周側の面22bは、ほぼ垂直
である。これにより、開裂弁(溝22の内側の円形領
域)にシワ等が発生することがなくなる。
術を示すもので、位置決め孔25を形成したフープ材2
4に、連続して金属板21の外形形状を決める打ち抜き
加工を施し、次に溝22を刻印する。この状態で金属板
21を取り扱い、最後に連結部26を切断して使用すれ
ば、開裂弁を連続的に供給することができ、ラインを自
動化する上で極めて好適である。
り合わせたクラッド材も使用可能である。図7及び図8
は、クラッド材を用いた開裂弁を示すものであり、金属
箔3は、厚い金属箔31と薄い金属箔32からなり、厚
い金属箔31は、上記開口部2内に臨む領域において開
口部2よりも小径で除去されており、円形の肉薄部3b
が形成されている。
0〜100μmとすることが好ましく、厚さが40μ未
満であると例えばレーザ溶接した際に強度を確保するこ
とが難しい。逆に100μmを越えると生産性の点で好
ましくなく、また開裂も円滑に進行しない。
した後、表面にフッ素系防水剤を塗布しておくことが好
ましい。例えば金属箔3をエレクトロフォーミング法に
より形成し、溝状の肉薄部3aを形成した場合、水滴等
が付着すると、蒸発し難いために錆が発生しやすい。予
めフッ素系防水剤を塗布しておけば、錆の発生を防止す
ることができ、信頼性を向上することができる。
開裂弁が作動する開裂圧力は、12〜35kg/cm2
であることが好ましく、耐久性、高温(60〜90℃)
での使用を考慮すると、15〜30kg/cm2 である
ことがより好ましい。開裂圧力が12kg/cm2 より
小さいと、電流遮断後に漏液しやすくなり、35kg/
cm2 を越えると、開裂時期が遅くなりすぎて電池の膨
れや破裂等が起こる虞れがある。
口部2の面積を電池内容積に応じて適正な値に設定する
ことが必要である。
を上記開口部の面積(単位:cm2)で除した値(K
値)を40≦K≦350とし、開裂圧を常に適正なもの
とする。
しいが、蓋板1の形状等を考慮すると、その半分程度の
大きさが限界である。この蓋板1の物理的限界を考慮す
ると、上記K値の下限は40となり、開口部2が真円形
であればK値は50程度が下限である。逆にK値が大き
すぎると(開口部2の面積が小さすぎると)、開裂圧が
高くなりすぎ、溶接部の破断、電池缶の膨れ等に至る。
0の範囲内であることが望ましく、85〜240の範囲
内であることがより望ましい。
端子等が設けられる。
缶の蓋板41の例であり、この蓋板41の中央位置に
は、端子ピン42がガスケット43を介してカシメられ
ており、図示は省略するが、この端子ピン42がリード
を介して電池素子の例えば正極と電気的に接続されてい
る。
裂弁44が、他方の側に電解液を注入するための注液口
45が形成されている。本例では、蓋板41の幅がある
程度広いので、開裂弁44はほぼ円形とされている。
を示すものであるが、この例では蓋板41の幅が狭いの
で、開裂弁44は長円形状とされている。また、注液口
45の周囲には段差が設けられ、機械的強度を高めるよ
うに設計されている。これは、注液口45を微小球を用
いて溶接する際に、加わる力に耐えられるようにするた
めの工夫である。
したような開裂弁を備えることを特徴とするが、他の構
成要素としては、従来の非水電解質二次電池と同様の構
成とすることができる。
としては、目的とする電池の種類に応じて種々の材料を
使用することができるが、電池反応に寄与する金属イオ
ン、特にリチウムイオンをドープ且つ脱ドープ可能な炭
素質材料が挙げられる。
2000℃以下の比較的低い温度で焼成して得られる低
結晶性炭素質材料や、結晶化しやすい原料を3000℃
近くの高温で処理した高結晶性炭素質材料を使用するこ
とができる。例えば、この炭素の原料としては、石油ピ
ッチ、バインダーピッチ、高分子樹脂、グリーンコーク
ス等が適しており、また完全に炭素化した熱分解炭素
類、コークス類(ピッチコークス、石油コークス等)、
人造黒鉛類、天然黒鉛類、カーボンブラック(アセチレ
ンブラック等)、ガラス状炭素類、有機高分子材料焼成
体(有機高分子材料を不活性ガス気流中、あるいは真空
中で500℃以上の適当な温度で焼成したもの)、炭素
繊維等と、前記樹脂分を含んだピッチ類や焼結性の高い
樹脂(例えばフラン樹脂、ジビニルベンゼン、ポリフッ
化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン等)の混合体等を使
用することができる。中でも、(002)面の面間隔が
3.70 以上、真密度が1.70g/cc未満、かつ
空気気流中における示差熱分析で700℃以上に発熱ピ
ークを持たない低結晶性炭素質材料や、負極合剤充填性
の高い真比重が2.10g/cc以上の高結晶性炭素質
材料を使用することができる。
マーにリチウムをドープし使用するタイプの負極とする
こともできる。
しては、目的とする電池の種類に応じて金属酸化物、金
属硫化物、又は特定のポリマーを活物質として用いるこ
とができる。例えば、リチウムイオン二次電池を構成す
る場合には、正極活物質として、LixMO2(ただし、
Mは1種類以上の遷移金属、好ましくは、CoまたはN
i、Feの少なくとも1種を表し、0.05≦X≦1.
10である。)を含んだリチウム複合酸化物が好ましく
用いられる。例えば、このリチウム複合酸化物として
は、LiCoO2,LiNiO2,LiNiyCo(1-y)O
2(但し、0.05≦X≦1.10、0<y<1)が挙
げられる。また、LiMn2O4を用いることも可能であ
る。
ム、コバルト、ニッケル等の炭酸塩を組成に応じて混合
し、酸素存在雰囲気下400℃〜1000℃の温度範囲
で焼結することにより得られる。なお、出発原料は炭酸
塩に限定されず、水酸化物、酸化物からも同様に合成可
能である。
する場合、初充電においてリチウムを脱ドープできない
化合物、例えば二酸化マンガン、酸化チタン等の各種酸
化物、硫化チタン等の硫化物、あるいはポリアニリン等
のポリマーも正極として使用することが可能である。
解質としては、有機溶剤に電解質を溶解した従来公知の
非水電解液を使用できる。
ーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン等のエステル類や、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、置換テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ピラ
ン及びその誘導体、ジメトキシエタン、ジエトキシエタ
ン等のエーテル類や、3−メチル−2−オキサゾリジノ
ン等の3置換−2−オキサゾリジノン類や、スルホラ
ン、メチルスホラン、アセトニトリル、プロピオニトル
等が挙げられる。これらは、単独もしくは2種類以上混
合して使用される。
ム、ホウフッ化リチウム、リンフッ化リチウム、塩化ア
ルミン酸リチウム、ハロゲン化リチウム、トリフルオロ
メタンスルホン酸リチウム等が使用できる。
てもよく、この場合にも従来公知の固体電解質を使用す
ることができる。
質を塗布して作製した帯状の電極を巻回した構成として
もよいし、集電体に活物質を塗布、又は焼結することに
よって活物質を保持させた板状の電極を積層した積層し
た構成でもよい。
る。
タ53を重ね合わせ、これを巻回した電池素子を電池缶
54内に収容した電池の一例を示すものである。電池素
子(巻回対)は、最外周を巻き止めテープ55により巻
き止められ、バネ板56によって電池缶54内に固定さ
れるとともに、上下が絶縁層57,58に挟まれて安定
に電池缶54内に収容されている。
封止するように取り付けられ、その端子ピン42には、
正極51から引き出された正極リード57が接続されて
いる。したがって、この構成の電池においては、電池缶
54が負極、端子ピン52が正極である。
57は、不用意な切断を防止し接続作業を容易なものと
するため等の理由から、通常は長めに設計し、引き出さ
れた正極リード57を折り返して端子ピン42に接続し
ている。
側で折り返す場合と、図15に示すように、これとは反
対側(注液口45側)で折り返す場合とが考えられる
が、本発明者等が検討したところ、後者の方が良好な結
果を示すことがわかった。例えば、通常の使用状態であ
れば、いずれの側に折り返しても問題は無いが、落下試
験等を行うと、開裂弁44側で折り返したものでは、不
用意に開裂弁44が作動することがある。
いて、実験結果を参照しながら説明する。
を用い、これに酸素を含む官能基を10〜20重量%導
入した後(酸素架橋)、不活性ガス気流中、温度100
0℃で焼成してガラス状カーボンに近い性質を持った炭
素質材料を得た。この材料について、X線回折測定を行
なった結果、002面の面間隔は3.76 であり、ピ
クノメータにより測定を行なったところ、真比重は1.
58g/cm3 であった。この炭素質材料を粉砕し、平
均粒径10μmの炭素質材料粉末とした。
量部と、結着材としてポリフッ化ビニリデン(PVD
F)10重量部とを混合し、負極合剤を調整した。次
に、この負極合剤をN−メチルピロリドンに分散させ
て、負極合剤スラリー(ペースト状)にした。
体となる厚さ10μmの帯状の銅箔の両面に塗布し、乾
燥した後、ローラープレス機にて圧縮成形して帯状負極
1を作製した。なお、この帯状負極は、合剤厚みを両面
共に80μmで同一とし、幅を41.5mm長さを50
5mmとした。
ように行った。炭酸リチウムと炭酸コバルトをLi/C
o(モル比)=1になるように混合し、空気中で900
℃、5時間焼成した。この材料についてX線回折測定を
行った結果JCPDSカードのLiCoO2 と良く一致
していた。その後、自動乳鉢を用い粉砕してLiCoO
2 を得た。このようにして得られたLiCoO2 を用
い、LiCoO2 91重量%と、導電材としてグラファ
イト6重量%と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン3
重量%とを混合して正極合剤を作製し、これをN−メチ
ル−2ピロリドンに分散して正極合剤スラリーとした。
次に、この正極合剤スラリーを正極集電体である帯状の
20μmのアルミニウム箔の両面に塗布し、乾燥後ロー
ラープレス機で圧縮成形して正極を作製した。尚、この
帯状正極は、合剤厚みを両面共に80μmで同一とし、
幅を39.5mm、長さを490mmとした。
25μmの微孔性ポリプレンフィルムから成るセパレー
ターを順々に積層してから菱形形状を有する巻き取り芯
に渦巻型に多数回巻回した。そして、粘着テープ幅40
mmにより終端部を固定したのち圧力を加え変形させて
長円形巻回電極体を作製した。
電池缶にスプリング板と共に、上記長円形回巻電極体を
収納し、電極体上下両面に絶縁板を配置した。そして、
負極の集電を取るためにニッケル製の負極リードの一端
を電極に圧着し、他端を電池缶に溶接した。また、正極
の集電を取るためにアルミニウム製の正極リードの一端
を正極に取り付け、他端を電池蓋にレーザー溶接した。
この例では、電池蓋には、開裂弁を設けないものを使用
した。
からプロピレンカーボネート50体積%とジエチルカー
ボネート50体積%の混合溶媒中にLiPF6 1mol
を溶解させた電解液を電解液注液口より注入し、この注
液口に鋼球を電気溶接して封口した。
幅34mmの角形二次電池を作製した。
様にして電池を作製した。
池蓋に開口部を設け、エレクトロフォーミング法により
円形パターン(肉薄部)を形成した金属箔を所定の大き
さに打ち抜き加工し、開口部にレーザ溶接することによ
り作製した。
ことは作製上不可能であった。
円形パターン部を5〜15μmに変化させ、所定の圧力
で開裂するように調節した。
ンプル1〜サンプル4を作製した。
ーナーにより燃焼テストを行った。結果を表1に示す。
電池缶の変形量が少ない状態でガスを逃がすことが可能
であった。
8mmとし、開裂弁の条件を変え、他はサンプル1〜4
と同様にして角形二次電池を作製した。
ーナーにより燃焼テストを行った。結果を表2に示す。
電池缶の変形量が少ない状態でガスを逃がすことが可能
であった。
mmとし、開裂弁の条件を変え、他はサンプル1〜4と
同様にして角形二次電池を作製した。
ーナーにより燃焼テストを行った。結果を表3に示す。
缶の変形量が少ない状態でガスを逃がすことが可能であ
った。
ル体積/開裂面積)で整理したものが表4である。
有効であることがわかる。
の加湿テストを30日行い、開裂弁の外観を確認した。
20個のセルについて試験を行ったところ、30日後に
10個のセルの開裂部に微小な錆が発生した。
ッ素系防水剤(商品名:ノックスガード)を滴下し、乾
燥した。これについて同様の保存テストを行ったとこ
ろ、錆の発生は全く確認されなかった。
は、実使用を考えたときに信頼性を向上させるのに不可
欠な技術と言える。
ミング法、クラッド法、箔刻印法、エッチング法、箔を
そのまま用いる方法とし、これらについて開裂圧のバラ
ツキを調べた。
とし、各々20個作製して開裂圧のバラツキをエアーを
用いてテストした。結果を表5に示す。
バラツキが少なく、良好な結果であった。次には、厚い
箔と薄い箔とを組み合わせて使用するクラッド法が良好
であった。実用上は、これら3種類が好ましいと考えら
れる。エッチング法を使用した場合、バラツキが大き
く、管理が難しいことが予想される。
し方向を開裂弁側(開裂部下)と、これとは逆側(開裂
部逆側)としたサンプルをそれぞれ作製した。
は、有意差は認められなかった。
た。これら電池を高さ1.5mの位置から落下する落下
テストの結果を表6に示す。
は開裂部とは逆側に折り曲げて作製することが好ましい
と言える。このようにして作製することで、安全性に優
れた電池を供給することができる。
明によれば、電池の内部圧力が上昇したときに速やかに
且つ確実にガス解放を行うことができ、破裂等のない極
めて安全な電池を提供することができる。
属箔の一例を示す要部概略断面図である。
方法を工程順に従って概略断面図である。
略平面図である。
面図である。
要部概略平面図である。
略断面図である。
す要部概略断面図である。
態を示す要部概略断面図である。
端子ピン、44 開裂弁、57 正極リード
Claims (12)
- 【請求項1】 開口部に金属箔を接合してなる開裂弁を
有し、内部圧力の上昇により上記金属箔が開裂し圧力を
開放する非水電解質二次電池において、 電池内容積(単位:cm3 )を上記開口部の面積(単
位:cm2 )で除した値Kが40≦K≦350であるこ
とを特徴とする非水電解質二次電池。 - 【請求項2】 上記金属箔の厚さが40〜100μmで
あることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電
池。 - 【請求項3】 上記金属箔の表面にフッ素系防水剤が塗
布されていることを特徴とする請求項1記載の非水電解
質二次電池。 - 【請求項4】 上記開口部の形状が円形又は長円形であ
ることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電
池。 - 【請求項5】 上記金属箔はエレクトロフォーミング法
により形成されたものであり、上記開口部に臨んで肉薄
部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の非
水電解質二次電池。 - 【請求項6】 上記金属箔は、上記開口部に臨んで溝が
刻印されていることを特徴とする請求項1記載の非水電
解質二次電池。 - 【請求項7】 上記金属箔は複数の金属箔を貼り合わせ
たクラッド材よりなり、上記開口部に臨んでこれら複数
の金属箔のうちの一部が除去された肉薄部を有すること
を特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。 - 【請求項8】 電池缶内に電池素子が収容されるととも
に、蓋板により電池缶の開口部が封止されてなり、 当該蓋板に上記開裂弁が形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の非水電解質二次電池。 - 【請求項9】 上記蓋板に端子ピンが取り付けられ、電
池素子から引き出されたリードと接続されていることを
特徴とする請求項8記載の非水電解質二次電池。 - 【請求項10】 上記リードは、蓋板の開裂弁取付側と
は反対側の方向に折り曲げられていることを請求項9記
載の非水電解質二次電池。 - 【請求項11】 上記蓋板には、さらに電解液の注液口
が設けられていることを特徴とする請求項9記載の非水
電解質二次電池。 - 【請求項12】 負極が炭素質材料よりなり、正極がリ
チウム複合酸化物よりなることを特徴とする請求項1記
載の非水電解質二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329599A JPH11219692A (ja) | 1997-11-21 | 1998-11-19 | 非水電解質二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32173497 | 1997-11-21 | ||
JP9-321734 | 1997-11-21 | ||
JP10329599A JPH11219692A (ja) | 1997-11-21 | 1998-11-19 | 非水電解質二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11219692A true JPH11219692A (ja) | 1999-08-10 |
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ID=26570576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10329599A Pending JPH11219692A (ja) | 1997-11-21 | 1998-11-19 | 非水電解質二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11219692A (ja) |
Cited By (7)
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