JPH11218501A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

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JPH11218501A
JPH11218501A JP10023155A JP2315598A JPH11218501A JP H11218501 A JPH11218501 A JP H11218501A JP 10023155 A JP10023155 A JP 10023155A JP 2315598 A JP2315598 A JP 2315598A JP H11218501 A JPH11218501 A JP H11218501A
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JP
Japan
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powder
inspection
foreign matter
photoelectric switch
insulating drum
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Withdrawn
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JP10023155A
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English (en)
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Kiyoshi Ishida
潔 石田
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y15/00Nanotechnology for interacting, sensing or actuating, e.g. quantum dots as markers in protein assays or molecular motors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/85Investigating moving fluids or granular solids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/0091Powders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉煙を防止すると共に安定して均一な粉末薄
層を形成することで誤検を抑制できて信頼性の高い異物
検査装置を得る。 【解決手段】 絶縁性ドラム2を帯電させる帯電チャー
ジャー14と、絶縁性ドラム2とは逆極性に粉末3を帯
電させる帯電チャージャー15とを有し、透明ガラス製
の絶縁性ドラム2上に粉末3を薄層状に静電吸着させる
静電吸着手段5が設けられ、絶縁性ドラム2上に静電吸
着されて薄層化された粉末群を光学的に検査する光学的
検査手段6が設けられているため、絶縁性ドラム2上に
静電吸着させた粉末3は、より均一で安定な薄層を形成
する。したがって、光学的検査手段6によって光学的な
異物検出がより高精度に安定して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末中に混入して
いる異物を自動的に検査する異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の異物検査装置として、粉
末に振動を与えつつ一定量を移送手段上に連続的に供給
して薄層の粉末を形成して異物の有無を検査する異物自
動検知技術について以下の図5に示している。
【0003】図5は、従来の異物検査装置の構成図であ
る。
【0004】図5において、複数並設され被検白色系の
粉体51が内蔵されたホッパーピン52の底部開口部の
下方には、それらの底部開口部間を移動自在な上部開放
のサブホッパー53が配設されている。このサブホッパ
ー53の底部開口部には振動フィーダ54が連設されて
おり、ホッパーピン52の被検白色系の粉体51はサブ
ホッパー53を経て振動フィーダ54内にその振動で一
定量づつ受け入れられて平坦な粉体層を形成するように
なっている。その振動フィーダ54内の被検白色系の粉
体51は、その排出端部分の下方に配設された移送手段
であるベルトコンベア55上に投下されて運ばれるよう
になっている。この排出端部分の上方には電気除去手段
56が配設されており、この電気除去手段56によって
振動などによる粉体51の静電気が除去されている。
【0005】このベルトコンベア55上の落下点から粉
体51の搬送方向後方にはスキージ57が配設されてお
り、ベルトコンベア55上に落下して堆積した被検白色
系の粉体51の層をさらに平準化するようになってい
る。このスキージ57のさらに搬送方向後方のベルトコ
ンベア55の上方位置には、ガスレーザ走査器58およ
び受光器59からなる反射式ガスレーザスキャニング検
出器60が配設されており、ガスレーザ走査器58から
のレーザ光は粉体51で反射して受光器59内に入射さ
れて光電変換されて制御盤61に電気信号として入力さ
れる。
【0006】このとき、ベルトコンベア55上の被検白
色系の粉体51の表面層に着色異物が存在すると、その
反射光量に大きな変量を生じ、これを制御盤61が検出
して欠点情報として処理する。
【0007】さらに、ベルトコンベア55の末尾上面に
はパルス発信ロール62が配設されており、このパルス
発信ロール62によってベルトコンベア55による粉体
51の移動量が検出され、これが制御盤61で走行長さ
方向の情報として処理されている。この走行長さ方向の
情報と着色異物による欠点情報とがマイクロコンピュー
タで処理され、それが異物情報として検査幅方向の座標
とライン流れ方向の座標とが付加されて演算表示部63
に表示される。演算表示部63の表示内容に基づいて吸
引手段などで異物のある粉末部分をバキューマなどで吸
引して取り除くようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、振動フィーダ54の振動で粉体51が一定量
づつベルトコンベア55上にばら蒔かれた後にスキージ
57で平準化されているが、多くの場合、ベルトコンベ
ア55上の粉体51は均一な薄層にはならず、粉体51
の層内に異物が埋もれて見逃してしまうという問題があ
った。また、補助手段として一定の高さをもった高さ規
制ブレードであるスキージ57を粉体51の進行方向に
直角に、所定の隙間を空けてベルトコンベア55の上方
位置に配置したが、この場合もブレードであるスキージ
57が粉末粒に圧をかけることから、粉体51の材料の
種類によっては粉末粒を破壊してしまうという問題があ
った。さらに、振動フィーダ54で粉体51に先に振動
を与える段階で粉煙が発生してしまい、この粉煙が検査
用のカメラレンズなどに付着したり、演算処理用の精密
機器内まで侵入してそれを故障させたりするという問題
があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、粉煙を防止すると共に安定して均一な粉末薄層を形
成することで誤検を抑制できて信頼性の高い異物検査装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の異物検査装置
は、粉末に混入している異物を検査する異物検査装置に
おいて、絶縁性の検査基体と、この検査基体上に粉末を
静電吸着させる静電吸着手段と、この検査基体上に静電
吸着された粉末を光学的に検査する光学的検査手段とを
有することを特徴とするものである。
【0011】この構成により、静電気力で検査基体上に
吸着させた粉末だけで粉末検査を行うので、検査基体上
に静電吸着させた粉末は、従来のように薄層化するため
に粉末が圧をかけられてつぶれるようなこともなく、よ
り均一な薄層を形成し、かつ安定しており、従来のよう
に粉末層内に異物が埋もれて見逃してしまうようなこと
はなくなると共に、粉末の静電吸着力によって粉末の粉
煙は防止されてその粉煙によるトラブル(レンズなどへ
の付着や精密機器内への侵入など)も防止される。した
がって、光学的な異物検出がより高精度に安定して行わ
れる。
【0012】また、好ましくは、本発明の異物検査装置
における静電吸着手段は、検査基体を帯電させる帯電手
段で構成され、非帯電の粉末を強制的に誘電分極させて
検査基体上に静電吸着させるようにしてもよい。また、
好ましくは、本発明の異物検査装置における静電吸着手
段は、検査基体を一方極性に帯電させると共に、粉末を
検査基体の一方極性とは逆極性に帯電させる帯電手段で
構成され、検査基体上に粉末を静電吸着させるようにし
てもよい。
【0013】この構成により、帯電手段で検査基体や粉
末を帯電させて検査基体上に粉末を静電吸着させるの
で、静電吸着手段の構成をより簡単な構成とすることが
可能となる。この場合、検査基体を一方極性に帯電させ
ると共に、粉末を検査基体の一方極性とは逆極性に帯電
させる方が、検査基体だけを帯電させるよりも静電吸着
力が大きくなって、誘電分極のしにくい粉末材料に対し
ても好適であるが、誘電分極のしやすい粉末材料では、
検査基体だけを帯電させるようにしてもよい。
【0014】さらに、好ましくは、本発明の異物検査装
置における光学的検査手段は、薄層状の粉末群の粉末画
像を取り込んで画像処理して異物を検知する画像処理装
置を有していてもよい。また、好ましくは、本発明の異
物検査装置における光学的検査手段は、粉体との光学特
性との比較において異物を検知する光電スイッチを有し
ていてもよい。また、好ましくは、その光電スイッチ
は、検査基体の粉末吸着面側およびそれとは反対側のう
ち何れかに設けられた反射式光電スイッチで構成されて
いてもよく、この反射式光電スイッチによって薄層状の
粉末中から異物を検知するようにしてもよい。また、好
ましくは、その光電スイッチは、検査基体壁を挟み込む
ように発光部と受光部を配置した透過式光電スイッチで
構成されていてもよく、この透過式光電スイッチによっ
て薄層状の粉末中から異物を検知するようにしてもよ
い。
【0015】この構成により、検査基体上に静電吸着さ
せた粉末はより均一に薄層化されるので、画像処理装置
を用いれば、異物検出がより高精度に安定化して行われ
ることになる。また、静電吸着力による粉末の均一な薄
層化で、画像処理装置の代りに反射式光電スイッチや透
過式光電スイッチを用いることも可能となって、その制
御部も含めた構成がより簡単なものとなり低コストとな
る。
【0016】また、好ましくは、本発明の異物検査装置
において、検査終了後の検査基体上の静電吸着している
粉末に対して静電吸着を解除する除電手段と、この除電
処理後に検査基体上から粉末を分離する分離手段とを有
してもよい。
【0017】この構成により、検査基体上に薄層状に静
電吸着している良品の粉末を簡単な構成で容易にかつ確
実に回収可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る異物検査装置
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0019】図1は本発明の一実施形態の異物検査装置
の構成図である。
【0020】図1において、この異物検査装置1は、絶
縁性の検査基体としての絶縁性ドラム2と、この絶縁性
ドラム2上に粉末3を供給する粉末供給手段4と、この
粉末供給手段4で供給された粉末3を絶縁性ドラム2上
に静電吸着させる静電吸着手段5と、この絶縁性ドラム
2上に静電吸着されて薄層化された粉末群を光学的に検
査する光学的検査手段6と、この光学的検査手段6によ
る検査結果に基づいて、それを表示器7で表示すると共
に、薄層状の粉末3中に異物が検知された場合にはその
異物をその周囲の粉末3と共に取り除くように制御する
異物排除制御手段8と、その光学的検査手段6による検
査終了後の良品の粉末3を絶縁性ドラム2上から分離さ
せて回収する粉末回収手段9とを有しており、粉末を薄
層化してその粉末層中の異物を検知して取り除くように
なっている。
【0021】この絶縁性ドラム2は透明ガラス製の円筒
状に構成されており、粉末供給手段4によって、時計回
りに回転している円筒状の絶縁性ドラム2の頂上よりも
下流側の絶縁性ドラム2上にその所定幅に亘って粉末3
が供給されるようになっている。
【0022】また、この粉末供給手段4は、絶縁性ドラ
ム2上に所定幅に亘って粉末3を投下供給するガイド部
材11と、このガイド部材11に対して底部開口部から
粉末3を投下供給するスキャッター12と、ガイド部材
11から絶縁性ドラム2上に投下供給され、絶縁性ドラ
ム2上に静電吸着しなかった粉末3を下方から受けて回
収してスキャッター12の上部開口部内に投下供給して
戻す粉末循環手段としての粉末リサイクルダクト13と
を有している。
【0023】さらに、静電吸着手段5は、絶縁性ドラム
2の底部下方位置に配設され、その絶縁性ドラム2の表
面を所定幅に亘って一方極性(−極性または+極性)に
帯電させるコロナ放電を利用した第1帯電チャージャー
14と、ガイド部材11の上方位置に配設され、ガイド
部材11上にばら撒かれた粉末3を絶縁性ドラム2の帯
電極性とは逆極性(+極性または−極性)に帯電させる
コロナ放電を利用した第2帯電チャージャー15とを有
しており、図2に示すように、例えば絶縁性ドラム2の
表面を第1帯電チャージャー14で−極性に帯電させ、
粉末3を第2帯電チャージャー15で+極性に帯電させ
ることで、絶縁性ドラム2上に粉末3を薄層状に静電吸
着させ、絶縁性ドラム2上に静電吸着していない粉末3
は絶縁性ドラム2の曲面に沿って落下して粉末リサイク
ルダクト13で受けられるようになっている。
【0024】さらに、光学的検査手段6は、絶縁性ドラ
ム2上に薄層状に静電吸着された粉末3は絶縁性ドラム
2と共にその頂上部分の検査ステージまで上げられて移
動し、その頂上部分の検査ステージにおいて、絶縁性ド
ラム2上の薄層状の粉末3を照明する反射照明装置16
と、この反射照明装置16とは反対側に配設され、光を
透過させて粉末3の未吸着部分のドラム地肌部分をとば
す(地肌部分を粉末と同色(白色)にする)ための透過
照明装置17と、これらの反射照明装置16および透過
照明装置17で粉末3を照明しつつ粉末画像を取り込む
エリア型CCDカメラやライン型CCDカメラなどの撮
像装置18と、この撮像装置18で取り込んだ粉末画像
を画像処理して薄層状の粉末3中の異物を検知する画像
処理装置である画像処理ユニット19とを有している。
透過照明装置17によって粉末3の未吸着部分のドラム
地肌部分を透過させてその地肌部分をとばすようにして
いるため、薄層状の粉末3上に未吸着部分が多少存在し
ていても、その部分を異物を誤検知しないようになって
いる。
【0025】さらに、異物排除制御手段8は、光学的検
査手段6による検査結果に基づいて、それを表示する表
示器7と、検査結果に基づいてバキューマ21の吸引タ
イミングを演算してバキューマ21を駆動制御するコン
ピュータ20と、検出された異物を吸引して取り除くバ
キューマ21とを有している。また、このコンピュータ
20は、絶縁性ドラム2、スキャッター12、粉末リサ
イクルダクト13、第1帯電チャージャー14、第2帯
電チャージャー15、撮像装置18、反射照明装置1
6、透過照明装置17、除電チャージャー22、クリー
ニングブラシ23およびスクレーバーブレード24をそ
れぞれ所定のタイミングで駆動制御するようになってい
る。
【0026】さらに、粉末回収手段9は、検査終了後の
絶縁性ドラム2上の薄層状に静電吸着している粉末3に
対して静電吸着を解除する除電チャージャー22と、こ
の除電チャージャー22の後方位置に配設され絶縁性ド
ラム2上の粉末3を掃き落すクリーニングブラシ23
と、このクリーニングブラシ23の後方位置に配設され
絶縁性ドラム2上にこびり付いた粉末3を絶縁性ドラム
2上から掻き落すスクレーバーブレード24と、良品の
粉末3を受けて回収する良品粉末回収箱25とを有して
いる。
【0027】上記構成により、以下その動作を説明す
る。
【0028】図3は図1のコンピュータ20の動作を示
すフローチャートである。
【0029】図3に示すように、まず、コンピュータ2
0は、絶縁性ドラム2の回転をスタートさせ(#1)、
粉末リサイクルダクト13をオンさせ(#2)、クリー
ニングブラシ23の回転をスタートさせ(#3)、さら
には、第1帯電チャージャー14、第2帯電チャージャ
ー15および除電チャージャー22をそれぞれオン状態
とする(#4)。さらに、コンピュータ20は、反射照
明装置16および透過照明装置17をオン状態とし(#
5)、スキャッター12をオン状態として(#6)、タ
イマ1をセットする(#7)。
【0030】これによって、スキャッター12内に貯留
された被検粉末3は、その底部開口部からばら撒かれる
ようにガイド部材11上に供給される。このガイド部材
11上の粉末3は絶縁性ドラム2側に滑り落ちて行く途
中で、その上方の第2帯電チャージャー15によって+
極性または−極性に帯電させられた状態で、時計回りに
ゆっくりと回転している絶縁性ドラム2の傾斜した曲面
上に投下される。
【0031】一方、絶縁性ドラム2の表面は、予め第1
帯電チャージャー14によって粉末3とは逆極性の−極
性または+極性に帯電させられており、絶縁性ドラム2
の傾斜状態の曲面上に投下された粉末3は、絶縁性ドラ
ム2上に薄層状になって静電吸着するかまたは、絶縁性
ドラム2上に静電吸着せず絶縁性ドラム2の曲面に沿っ
て落下する。つまり、例えば静電吸着した薄層状の粉末
3上に粉末3が存在している場合などには、薄層状の粉
末3上に載っている粉末3は静電吸着が弱く絶縁性ドラ
ム2の曲面に沿って滑り落ちることになる。このよう
に、絶縁性ドラム2の傾斜曲面上に投下された粉末3の
うち、絶縁性ドラム2上に静電吸着せずに落下した粉末
3は、粉末リサイクルダクト13で受けられてスキャッ
ター12内に回収され、スキャッター12からガイド部
材11を介して再び絶縁性ドラム2上に投下供給される
ことになる。
【0032】また、絶縁性ドラム2上に薄層状になって
静電吸着された被検粉末3は、絶縁性ドラム2の表面上
に載って傾斜曲面を上がってその頂上の検査ステージ部
分に絶縁性ドラム2と共に回動して移動する。
【0033】次に、図3に示すように、ステップ#7で
セットされたタイマ1がタイムアップすると、画像処理
ユニット19に対して画像処理実行命令信号を出力する
(#8)。このタイマ1がタイムアップする時間は、当
初はスキャッター12がオン状態となってから最初の粉
末層が頂上の検査ステージ部分に到達するのに必要な時
間であり、その後は、撮像装置18による撮像エリア毎
の角度だけ絶縁性ドラム2が回動するのに必要な時間で
ある。
【0034】さらに、ステップ#8でコンピュータ20
が、画像処理ユニット19に対して画像処理実行命令信
号を出力すると、画像処理ユニット19は撮像装置18
を制御して、この頂上の検査ステージ部分では、薄層状
になって静電吸着された被検粉末3はその画像を撮像装
置18によって取り込み、その取り込まれた粉末画像は
画像処理ユニット19のメモリに転送されて記憶される
と共に、画像処理ユニット19で各種の画像処理が為さ
れて異物判断が行われる。つまり、画像処理ユニット1
9は、その取り込んだ粉末画像の濃淡二値化を行って異
物を抽出し、ラベリング、その面積測定を行い、その面
積と規格値との比較を行って、除去すべき異物の有無を
確認する。
【0035】さらに、コンピュータ20は、除去すべき
異物あると画像処理ユニット19が判断した場合に出力
される異物除去信号があるまで待ち(#9)、このステ
ップ#9で異物除去信号が入力されると、タイマ2をセ
ットする(#10)。ステップ#10でセットされたタ
イマ2がタイムアップすると、即ち、コンピュータ20
によって制御されて絶縁性ドラム2の所定の回転角度θ
2だけ回転した時点で、バキューマ21の吸込口に対向
した絶縁性ドラム2上のエリア内に、検査ステージで検
出した異物が来ていると判断して、バキューマ21よっ
てその異物をその周囲の粉末3と共に真空吸引して除去
する(#11)。
【0036】さらに、コンピュータ20は、このシステ
ムが終了したかどうかを判断し(#12)、このシステ
ムが終了するまでステップ#9〜#12を繰り返して実
行し、このシステムが終了したと判断した場合には各エ
レメントの終了処理を行う(#13)。
【0037】ここで、以下に、この画像処理ユニット1
9による画像処理動作について、図4を参照しながら以
下に詳細に説明する。
【0038】図4は図1の画像処理ユニット19の画像
処理動作を示すフローチャートである。
【0039】図4に示すように、まず、画像処理ユニッ
ト19は画像処理がスタートしたかどうかを判断し(#
21)、画像処理がスタートしたのであれば、撮像手段
18としてのCCDカメラのシャッターをオンして粉末
層の画像を取り込む(#22)。
【0040】さらに、画像処理ユニット19は、その取
り込んだ粉末層の画像に対して濃淡二値化を行って異物
を抽出し(#23)、ラベリング(#24)、各ラベル
面積の測定を行い(#25)、所定の規格値と比較して
除去すべき異物の有無を判断する(#26)。
【0041】さらに、このラベル面積と所定の規格値と
の比較によって、画像処理ユニット19が、除去すべき
異物が所定の規格値以上あると判断するまで上記ステッ
プ#22〜#26を繰り返し、除去すべき異物が所定の
規格値以上あると判断した場合には、コンピュータ20
に対して異物除去信号を出力する(#27)。さらに、
画像処理が終了する(#28)まで上記ステップ#22
〜#27の各動作が繰り返される。
【0042】以上の検査終了後、絶縁性ドラム2の下流
側において、異物がないかまたは、異物が取り除かれた
良品の粉末層は、除電チャージャー22によって電荷が
除去されて絶縁性ドラム2との静電吸着力を失った後
に、クリーニングブラシ23によって良品粉末回収箱2
5内に掃き落されて良品の粉末3が回収される。さら
に、絶縁性ドラム2上にこびり付いて残った粉末3に対
しても、クリーニングブラシ23の後方に配設されたス
クレーパーブレード24によって良品粉末回収箱25内
に掻き落されて良品の粉末3として回収される。
【0043】以上のように本発明の実施形態によれば、
絶縁性ドラム2を帯電させる第1帯電チャージャー14
と、絶縁性ドラム2とは逆極性に粉末3を帯電させる第
2帯電チャージャー15とを有して、透明ガラス製の絶
縁性ドラム2上に粉末3を薄層状に静電吸着させる静電
吸着手段5が設けられ、絶縁性ドラム2上に静電吸着さ
れて薄層化された粉末群を光学的に検査する光学的検査
手段6が設けられているため、絶縁性ドラム2上に静電
吸着させた粉末は、より均一で安定な薄層を形成し、光
学的検査手段6による光学的な異物検出がより高精度に
安定して行うことができる。
【0044】また、これらの第1帯電チャージャー14
および第2帯電チャージャー15などの帯電手段とする
ことで、静電吸着手段5の構成をより簡単な構成とする
ことができる。
【0045】さらに、絶縁性ドラム2上に静電吸着させ
た粉末3はより均一に薄層化されるため、光学的検査手
段6を用いて光学的に画像処理すれば、異物検出がより
高精度に安定して行うことができる。
【0046】さらに、先にコロナ放電を利用した除電チ
ャージャー22を用いて粉末(粉体)3の静電吸着を解
除し、その後、補助分離手段としてクリーニングブラシ
23さらにスクレーパーブレード24を用いて良品の粉
末3を回収するため、絶縁性ドラム2上に薄層状に静電
吸着している良品の粉末3をより簡単な構成で容易かつ
確実に回収することができる。
【0047】なお、本実施形態では、静電吸着手段5
は、絶縁性ドラム2を一方極性に帯電させる第1帯電チ
ャージャー14と、粉末3を絶縁性ドラム2の一方極性
とは逆極性に帯電させる第2帯電チャージャー15とで
構成したが、静電吸着手段5を絶縁性ドラム2を帯電さ
せる第1帯電チャージャー14だけで構成し、非帯電の
粉末3を強制的に誘電分極させて絶縁性ドラム2上に静
電吸着させるように構成してもよい。
【0048】また、本実施形態では、静電吸着力で粉末
3を均一な薄層化とし、それを画像として取り込んで画
像処理する画像処理装置である光学的検査手段6を設け
たが、これに限らず、このような光学的検査手段6をに
代えて、粉体との光学特性との比較において異物を検知
する光電スイッチとしての反射式光電スイッチ(反射式
光センサ)や透過式光電スイッチ(透過式光センサ)を
有した光学的検査手段であってもよい。つまり、反射式
光電スイッチを用いた光学的検査手段としては、絶縁性
ドラム2の粉末吸着面側およびそれとは反対側のうちの
何れかに反射式光電スイッチを設け、この反射式光電ス
イッチからの信号によって粉末3中から異物を検知する
構成とすればよい。また、透過式光電スイッチを用いた
光学的検査手段としては、絶縁性ドラム2の壁部を挟み
込むように発光部と受光部を配置した透過式光電スイッ
チを設け、この透過式光電スイッチからの信号によって
粉末3中から異物を検知する構成とすればよい。この場
合には、その制御部も含めた構成をより簡単なものとす
ることができると共に、より低コストとすることができ
る。さらに、これらの反射式光電スイッチ(反射式光セ
ンサ)や透過式光電スイッチ(透過式光センサ)の他に
色味センサなどであってもよい。
【0049】さらに、本実施形態では、検査基体として
透明ガラス製の絶縁性ドラム2を用いたが、これに限ら
ず、このような絶縁性ドラム2の代りに検査基体として
透明樹脂製の絶縁性ドラムを用いても良いし、検査基体
として粉末搬送用の絶縁性ベルトなどを用いてもよい。
このような絶縁性ベルトの場合には、傾斜した絶縁性ベ
ルト上に粉末3を投下してこの粉末3を絶縁性ベルト上
側に静電吸着させて上に搬送しつつ、静電吸着力で均一
に薄層化した粉末3を光学的に検査するようにすればよ
い。この絶縁性ベルトを傾斜させるのは、絶縁性ドラム
2の場合と同様に、薄層化した粉末3の上に載った粉末
3を滑り落すためであって、より薄い均一な粉末3の薄
層を得るためである。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、静電気力で検査基体上に吸着させた粉末だけで粉末
検査を行うため、検査基体上に静電吸着させた粉末は、
従来のように粉末はその薄層化のために圧をかけられて
つぶれるようなこともなくより均一で安定な薄層を形成
することができ、従来のように粉末層内に異物が埋もれ
て見逃してしまうようなことはなくなると共に、静電吸
着力によって粉末の粉煙を抑制することができてその粉
煙によるトラブル(レンズなどへの付着や精密機器内へ
の侵入など)を防止することができる。したがって、光
学的な異物検出がより高精度に安定して行うことができ
る。
【0051】また、本発明の請求項2,3によれば、静
電吸着手段の構成をより簡単な構成とすることができ
る。
【0052】さらに、本発明の請求項4〜7によれば、
検査基体上に静電吸着させた粉末はより均一に薄層化さ
れるため、画像処理装置を用いれば、異物検出がより高
精度に安定して行うことができる。また、このような静
電吸着力による粉末の均一な薄層化で、画像処理装置の
代りに反射式光電スイッチや透過式光電スイッチを用い
ることもできて、その制御部も含めた構成をより簡単な
ものとすることができると共に、より低コストとするこ
とができる。
【0053】さらに、本発明の請求項8によれば、検査
基体上に薄層状に静電吸着している良品の粉末をより簡
単な構成で容易にかつ確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の異物検査装置の構成図で
ある。
【図2】図1の異物検査装置における粉末の薄層化のメ
カニズムを示す模式図である。
【図3】図1のコンピュータの動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図1の画像処理ユニットの画像処理動作を示す
フローチャートである。
【図5】従来の異物検査装置の構成図である。
【符号の説明】
1 異物検査装置 2 絶縁性ドラム 3 粉末 4 粉末供給手段 5 静電吸着手段 6 光学的検査手段 7 表示器 8 異物排除制御手段 9 粉末回収手段 11 ガイド部材 12 スキャッター 13 粉末リサイクルダクト 14 第1帯電チャージャー 15 第2帯電チャージャー 16 反射照明装置 17 透過照明装置 18 撮像装置 19 画像処理ユニット 20 コンピュータ 21 バキューマ 22 除電チャージャー 23 クリーニングブラシ 24 スクレーバーブレード 25 良品粉末回収箱

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末に混入している異物を検査する異物
    検査装置において、絶縁性の検査基体と、この検査基体
    上に粉末を静電吸着させる静電吸着手段と、この検査基
    体上に静電吸着された粉末を光学的に検査する光学的検
    査手段とを有することを特徴とする異物検査装置。
  2. 【請求項2】 前記静電吸着手段は、前記検査基体を帯
    電させる帯電手段で構成され、非帯電の粉末を強制的に
    誘電分極させて前記検査基体上に静電吸着させることを
    特徴とする請求項1に記載の異物検査装置。
  3. 【請求項3】 前記静電吸着手段は、前記検査基体を一
    方極性に帯電させると共に、粉末を前記検査基体の一方
    極性とは逆極性に帯電させる帯電手段で構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 前記光学的検査手段は、薄層状の粉末群
    の粉末画像を取り込んで画像処理して異物を検知する画
    像処理装置を有することを特徴とする請求項1に記載の
    異物検査装置。
  5. 【請求項5】 前記光学的検査手段は、前記粉体との光
    学特性との比較において異物を検知する光電スイッチを
    有することを特徴とする請求項1に記載の異物検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光電スイッチは、前記検査基体の粉
    末吸着面側およびそれとは反対側のうち何れかに設けら
    れた反射式光電スイッチで構成されたことを特徴とする
    請求項5に記載の異物検査装置。
  7. 【請求項7】 前記光電スイッチは、前記検査基体壁を
    挟み込むように発光部と受光部を配置した透過式光電ス
    イッチで構成されたことを特徴とする請求項5に記載の
    異物検査装置。
  8. 【請求項8】 検査終了後の前記検査基体上の静電吸着
    している粉末に対して静電吸着を解除する除電手段と、
    この除電処理後に前記検査基体上から粉末を分離する分
    離手段とを有したことを特徴とする請求項1に記載の異
    物検査装置。
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