JP2000298103A - 透明容器内粉末の異物検査装置 - Google Patents

透明容器内粉末の異物検査装置

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JP2000298103A
JP2000298103A JP10820699A JP10820699A JP2000298103A JP 2000298103 A JP2000298103 A JP 2000298103A JP 10820699 A JP10820699 A JP 10820699A JP 10820699 A JP10820699 A JP 10820699A JP 2000298103 A JP2000298103 A JP 2000298103A
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transparent container
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Hideo Inoue
秀夫 井上
Toshiyuki Wakasa
俊幸 若狭
Hironori Takahashi
宏典 高橋
Kazuhiro Inaba
一弘 稲葉
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Nittetsu Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填された粉末内に混入した異物を精度良く
検出でき、また、粉末と略等しい比重の異物に対しても
検出可能な透明容器内粉末の異物検査装置を提供する。 【解決手段】 透明容器に充填された粉末内に異物が混
入しているかを検査する異物検査装置であって、容器を
加振して粉末を容器内で対流させる加振手段と、加振手
段により加振された容器内の粉末表面を複数回撮像する
撮像手段と、撮像手段により撮像された複数の画像を用
いて、粉末の濃淡レベルとは異なる異物を検出する異物
検出手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明容器内に充填
された粉末を検査する異物検査装置に関し、特に、バイ
アル壜等の透明容器に充填された粉末注射薬等の異物検
査に用いて好適な透明容器内粉末の異物検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用時溶解粉末注射剤等が充填され
たバイアルの製造工程においては、バイアル壜の空容器
に粉末を充填して密閉した後に、この容器を無菌室外の
検査工程に送り、作業員が手作業にて検査を行ってい
た。この手作業による検査は、通常、作業員が容器を手
に持って目視により容器の外観検査をした後、2個の容
器を相互に軽く打ち合わせて粉末を薄く広げた状態に
し、目視により粉末内に異物が混入しているか否かを確
認するものである。このような手作業による検査の場
合、ガラス片や金属片等の比重の大きな異物を確認する
ことは容易であるが、繊維等の粉末より比重の小さな異
物については粉末との分離、浮上が困難で、偶然に粉末
表面や底面に出現したものが確認できる程度であった。
このため、従来の手作業による目視検査では検査精度や
生産性に問題があり、コストアップが避けられない等の
種々の問題があった。このような事情から、近年、この
種の検査を自動的に行う装置が開発されてきた。例え
ば、バイアル壜等の透明容器に回転もしくは振動を与
え、粉末と該粉末内の異物とを比重差を利用して分離
し、この分離された状態を撮像して画像処理によって異
物を検出する異物検査装置が特開平2−187646号
公報、特開平3−51748号公報等に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の異物検査装置にあっては、粉末に対する比重差に基
づいて異物を分離させることで検出していたため、粉末
と略等しい比重の異物に対しては、加振等によって粉末
表面に分離浮上させたり、選択的に粉末内から飛び出さ
せて分離することができず、異物検査が困難であった。
また、目視による方法にあっては、粉末と略等しい比重
の異物は、加振することで一時的に容器内で観察可能に
出現することはあっても、その出現頻度は充分なもので
はなく、異物を見逃す可能性が高くなり、検査ミスが生
じやすいといった問題があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたもので、充填された粉末内に混入した異物を精度
良く検出でき、また、粉末と略等しい比重の異物に対し
ても検出可能な透明容器内粉末の異物検査装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係る透明容器内粉末の異物検査装置
は、透明容器に充填された粉末内に異物が混入している
かを検査する異物検査装置であって、前記容器を加振し
て粉末を容器内で対流させる加振手段と、該加振手段に
より加振された容器内の粉末表面を複数回撮像する撮像
手段と、該撮像手段により撮像された複数の画像を用い
て、画像内の濃淡レベルに応じて異物を検出する異物検
出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
粉末が充填された透明容器を加振手段により加振して粉
末を容器内で対流させる一方、撮像手段により容器内の
粉末表面を複数回撮像する。そして、得られた複数の撮
像画像を用いて、映出された画像内の濃淡レベルに応じ
て異物を異物検出手段により検出する。これにより、容
器内の粉末が振動により対流されて新しい粉末表面が次
々と現れるようになり、粉末内に混入された異物が粉末
表面に出現する頻度が増加する。そして、この粉末表面
を複数回撮像することで、異物を検出する確率が増加し
て、以て、より確実な異物検査を行うことができる。
【0007】請求項2記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記加振手段が、水平保持された容器の底部に
振動吸収体からなる直線状突起を、該底部に平行な面内
で水平から所定角度傾斜させて当接させる押し当て部材
を備えていることを特徴とする。
【0008】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
押し当て部材を容器の底部に当接させることにより、容
器内の粉末は直線状突起の傾斜方向とは反対方向に傾斜
して、粉末が容器内を速いサイクルで回転対流するよう
になる。これにより、粉末内の異物が粉末表面に出現す
る頻度が格段に増加して、異物をより確実に検出できる
ようになる。
【0009】請求項3記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記異物検出手段が、前記撮像手段により撮像
された複数の画像の少なくとも一部の領域を画像間演算
することにより合成画像を形成し、得られた合成画像の
濃淡情報に基づいて異物を検出することを特徴とする。
【0010】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
複数の撮像画像に対して少なくとも一部の領域を画像間
演算することにより、余分な画像情報が削除されて画像
処理の計算負担を軽減でき、また、粉末表面が撮像され
た複数の画像を一枚の画像に合成することで、異物の検
出処理を簡略化することができる。
【0011】請求項4記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記異物検出手段が、前記粉末と略等しい比重
の異物を検出することを特徴とする。
【0012】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
容器に振動が負荷されることで粉末と略等しい比重の異
物は容器内で粉末と共に対流し、この対流動作によって
異物が粉末表面に出現する頻度が増加して異物の検出精
度を向上できる。
【0013】請求項5記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記撮像手段が、前記容器の搬送途中の所定区
間内で、容器の移動に追従して同一容器を連続的に撮像
することを特徴とする。
【0014】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
容器の搬送途中に設定した所定の区間内で、容器の移動
に追従して同一の容器を撮像手段により連続的に撮像さ
れる。これにより、搬送を停止させることなく連続的に
複数回撮像することができ、異物検査装置の検査処理能
力を向上できる。
【0015】請求項6記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記撮像手段は、撮像する容器までの光路の途
中に、傾斜角度が変更可能なミラーを介装し、前記容器
の移動に同期してミラーの傾斜角度を変更することで追
従することを特徴とする。
【0016】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
撮像する容器までの光路の途中に介装したミラーの傾斜
角度を容器の移動に同期して変更することにより、同一
の容器を連続して撮像視野に収めることができ、簡単な
構成で容器の移動に追従した撮像を行うことができる。
【0017】請求項7記載の透明容器内粉末の異物検査
装置は、前記異物検出手段は、異物を検出したときに異
物検出信号を出力すると共に、該異物検出信号に基づい
て異物が検出された容器を搬送中に選別して収容する選
別収容部を備えたことを特徴とする。
【0018】この透明容器内粉末の異物検査装置では、
異物が検出されると異物検出手段から異物検出信号が出
力され、選別収容部はこの異物検出信号を受けて異物が
検出された容器を搬送中に選別して収容する。これによ
り、良品・不良品の選別が行なわれる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る透明容器内粉末の異
物検査装置の好適な実施の形態を、図面を参照して以下
に詳細に説明する。図1に本発明に係る透明容器内粉末
の異物検査装置の正面図を、図2に本発明に係る透明容
器内粉末の異物検査装置の平面図を示した。
【0020】まず、図1及び図2を用いて透明容器内粉
末の異物検査装置の概要を説明する。本実施形態の異物
検査装置100は、例えば透明なバイアル壜(以降、単
に容器と称する)に被検査対象となる淡色(例えば白
色)の粉末が容積比で1/10〜2/10程度充填され
た容器を、搬送しながら加振することで粉末を容器内で
対流させ、この対流された粉末の表面を撮像装置により
繰り返し撮像し、得られた撮像画像から粉末表面に出現
する濃色(例えば黒色)の異物を検出して、異物の有無
に応じて容器を選別収容するものである。
【0021】この異物検査装置100は、多数の容器を
載置すると共にこれらを整列させて後段に供給する容器
供給部Aと、容器供給部Aから供給される容器を整列搬
送しつつ加振する一方、容器内の粉末を撮像して異物を
検出する異物検出部Bと、異物検出部Bによる異物検出
結果に応じて容器を良品・不良品に選別して収容する選
別収容部Cと、を備え、さらに、これら各部を制御する
図示しない制御部を備えている。
【0022】ここでいう異物とは、例えば段ボール等が
焦げた濃色の異物(黒異物)、ガラス、繊維、金属等が
挙げられ、異物検出部Bは上記各異物の種類に対応して
それぞれ設けられている。即ち、異物検出部Bは、黒異
物を検出するための黒異物検出部B1と、異物検出を助
長する加振部B2と、ガラス片を検出するためのガラス
検出部B3と、繊維片を検出するための繊維検出部B4
と、金属片を検出するための金属検出部B5とから構成
される。本発明は、特に黒異物検出部B1によって、異
物の濃淡レベルが粉末の濃淡レベルとは異なることを利
用して、この濃淡レベルに応じた異物検出を行い、そし
て、粉末と略等しい比重の異物を検出可能としたことに
特徴を有している。
【0023】次に、異物検査装置100の構成及びその
作用を順次説明する。まず、容器供給部Aは、図2に示
すように、載置された容器10を一方向に搬送する供給
コンベヤ11と、螺旋状の溝が周面に形成され容器10
を水平搬送する供給スクリュー12と、周面全体に亘っ
て複数の溝部が形成され、各溝部の内面に設けた吸引孔
から真空吸引することで溝部にそれぞれ容器10を保持
して回転する第1の供給スターホイール13と、該第1
の供給スターホイールとは約45゜の角度を持たせて配
設され第1の供給スターホイール13からの容器10を
真空吸引により溝部で受け取り、直立した容器10を水
平姿勢に変換する第2の供給スターホイール14と、第
2のスターホイール14から供給された水平姿勢の容器
10をチェーンコンベヤ上に取り付けたローラ間に載置
して水平搬送する供給ローラコンベヤ15と、詳細は後
述する差し込み装置とから構成されている。前記供給ス
クリュー12、第1及び第2の供給スターホイール1
3、14は、例えば樹脂材料により形成することができ
る。
【0024】これにより、供給コンベヤ11上に載置さ
れた容器10は供給スクリュー12側に寄せられて、供
給スクリュー12の螺旋状の溝に係合される。そして、
供給スクリュー12の回転により、容器10は1個ずつ
等ピッチで整列されて第1の供給スターホイール13に
搬送される。第1の供給スターホイール13の位置に搬
送された容器10は、周面の溝に吸着され、第1の供給
スターホイール13の回転に伴って第2の供給スターホ
イール14の位置に搬送される。そして、第1の供給ス
ターホイール13から第2の供給スターホイール14に
容器10が受け渡され、さらに第2の供給スターホイー
ル14の回転により容器10は直立姿勢から水平姿勢に
変換される。次いで、供給ローラコンベヤ15の位置に
搬送された容器10は第2の供給スターホイール14に
よる吸着が解除され、ローラ間に載置されて異物検出部
Bに搬送される。
【0025】異物検出部Bは、本実施形態においては、
黒異物検出部B1、ガラス検出部B3、繊維検出部B
4、金属検出部B5の順に配置され、この順序で検出処
置が行われるが、勿論、各検査の順序を適宜変更しても
構わない。黒異物検出部B1は、容器内の粉末を加振に
より容器内で対流させながら、粉末表面を複数回撮像す
ることにより、粉末の比重と略等しいために分離されず
にく粉末と共に対流する黒異物を検出するものである。
まず、黒異物検出部B1の構成を詳細に説明する。
【0026】図3に、図2の領域Xを詳細に示した黒異
物検出部B1の部分拡大平面図を示した。供給ローラコ
ンベヤ15のローラ間に載置された容器10は、供給ロ
ーラコンベヤ15の終端部側で図示しない差し込み装置
により、容器10の首部が保持搬送装置18の保持具1
9に差し込まれ、保持具19に保持されて搬送される。
保持搬送装置18は、容器10の首部が保持される複数
の保持具19を無端の駆動チェーン20により水平方向
に搬送するもので、図4の分解斜視図、及び図5の水平
断面図に示すように、個々の保持具19は、フランジ2
1に嵌合されて取り付け板22に固定される。そして、
取り付け板22は、スライドベアリング等により上下動
可能とする保持具上下スライド部23を介して保持搬送
装置18に取り付けられる。
【0027】保持具19は、樹脂材料によって容器保持
側を、外周面が円筒形状、内周面が容器10の首部形状
に沿うように形成し、且つその円周に六割りの切れ目1
9aを入れて、内径を拡径可能に形成している。さら
に、容器保持側の周面に切れ目19aにより断続される
環状溝19bを形成し、この環状溝19bにゴムリング
25を装着している。このゴムリング25により、拡径
時に締め付け力を生じるようになり、容器10を安定し
て保持することができる。
【0028】即ち、この保持具19によれば、図5に示
すように、図示しない差し込み装置により容器10の首
部を保持具19内に挿入することで、保持具19は、一
旦容器10の首部によって拡径された後、首部のくびれ
部を通過したとき縮径し、容器10を保持する。つま
り、ワンタッチで容器10が保持具19に装着される。
【0029】そして、保持搬送装置18に容器10が保
持された直後に、図1及び図6に示す金属製の粉落とし
棒27によって誤検出の要因となる容器10内面上部に
付着した粉末を叩き落とす。具体的には、容器10の側
面に一方の端部を当接させ、他方の端部を回転自在に固
定側に取り付けた金属製の粉落とし棒27が、容器10
の搬送に伴って一方の端部が次の容器に乗り移るとき、
振り子動作により次なる容器10の側面を軽く叩く。こ
れにより、容器10内面上部に付着した粉末が落下して
粉体の観察が容易となる。
【0030】次に、黒異物検出部B1における黒異物検
出手順を説明する。保持搬送装置18に保持された容器
10は検出ステージへ搬送される。検出ステージは、図
3のD方向矢視図である図7に示すように、異物検査装
置100本体側に固設された直進フィーダからなる第1
加振装置30と、該第1加振装置30の振動体に取り付
けられ、先端を容器10の側面下側に容器底部に向けて
約25゜〜35゜の傾斜角度θを有して当接させた振動
付与部材31を備えている。この振動付与部材31は、
単体としては図8に示すように容器10に当接する部分
が直線状に形成されており、この容器との当接部分には
容器保護用として樹脂製の振動板32が取り付けられて
いる。第1加振装置30により振動付与部材31を介し
て容器を40〜60Hzの振動で加振させると、粉末は
容器内で対流するようになる。ここで、上記第1加振装
置30、振動付与部材31、振動板32は加振手段に相
当する。
【0031】また、検出ステージは、図7に示すよう
に、容器10を加振する際に保持具19の上下動を制限
する上部保持具固定ガイド35、下部保持具固定ガイド
36を備えている。この上部保持具固定ガイド35の下
端面がフランジ21の上端に当接し、下部保持具固定ガ
イド36の上端面がフランジ21の下端に当接すること
で、保持具19の上下動を規制している。これにより、
容器10が加振された際のガタつきを防止でき、容器1
0内の粉末に対する振動効果を高めることができる。
【0032】そして、検出ステージは、図3及び図7に
示すように、第1加振装置30による加振時に容器10
内の粉末を効率良く対流させるため、検査ステージ内の
各容器10に対応する複数の押し当て部材40を有する
押し当て部材移動用コンベヤ41を備えている。各押し
当て部材40は、チェーン駆動によって搬送され、保持
搬送装置18により搬送される容器10に同期して、容
器10の底面に当接しつつ水平移動する。具体的には、
押し当て部材40の裏面には上下2段の駆動チェーンが
取り付けられ、これらをスプロケット41a,41bに
より駆動することで、押し当て部材40を保持搬送装置
18の搬送速度と等速度で巡回移動させている。
【0033】この押し当て部材40の容器10側には、
振動吸収体であるゴム板42が水平面から約45゜の角
度で傾斜して取り付けられており、直線状の突起を形成
するゴム板42の端面を容器10に当接させている。こ
の傾斜配置されたゴム板42により、図9に示すよう
に、容器10内の粉末が、第1加振装置30による加振
によってゴム板42の傾斜方向とは逆方向に粉末表面4
3が傾くことになる。これにより粉末は、加振に伴い、
容器10の側面に沿って上方に移動し(f1)、頂部P
1に到達して崩れ、斜め下の底部P2方向に落下する
(f2)。そして底部P2に落下した粉末は再度容器側
面に沿って上方に移動する。このような回転対流を生じ
させることにより、粉末の対流サイクルを速めることが
でき、以て、新しい粉末表面43が次々と現れて、粉末
の内容物全体をいち早く、且つ均等に確認することがで
きる。
【0034】以上をまとめると、検出ステージにおいて
は次のようにして容器10内の粉末を対流させている。
即ち、図10に要部を概略的に示したように、容器10
が保持された保持具19を、上部保持具固定ガイド35
と下部保持具固定ガイド36との間でフランジ21を挟
み込みながら搬送すると共に、振動板32の振動により
容器10を加振する。これにより粉末が容器10内で対
流し、さらに、押し当て部材40を容器10の底面に押
し当てることで、粉末表面が押し当て部材40のゴム板
42の傾斜方向とは逆方向に粉末表面が傾き、粉末の対
流がより活発に行われるようになる。その結果、粉末内
に黒異物が存在した場合に、粉末表面に黒異物が出現す
る頻度が増加して、黒異物の検出をより確実にできる。
【0035】次に、黒異物検出部B1における撮像装置
の構成を説明する。図1に示すように、黒異物検出部B
1の保持搬送装置18上方に配設された撮像手段として
の撮像部50により、容器10内の粉末表面を繰り返し
撮像する。図11に、図1の領域Yの詳細な構成と撮像
のための光路を表す説明図を示した。図11に示すよう
に、撮像部50は光軸を略水平方向に向けて配置された
3台の例えばCCDカメラであるTVカメラ51a、5
1b、51cと、各TVカメラ51a、51b、51c
の光路前方にそれぞれ回動可能に軸支されたミラー52
a、52b、52cと、を備えている。これらのミラー
52a、52b、52cは、図12に示すように、電動
シリンダ53の前進後退動作をクランクアーム54とギ
ア55、56の組み合わせにより回転動作に変換するこ
とで、回動自在に構成されている。これにより、各TV
カメラの撮像範囲は、ミラー52a、52b、52cの
傾斜角度を制御することで簡便に変更できる。なお、本
実施形態ではTVカメラを3台用いているが、搬送速度
等の諸条件に応じて適宜増減して構成することが好まし
い。
【0036】次に、上記構成の撮像部50による黒異物
検出のための撮像手順を説明する。図11に示すよう
に、保持搬送装置18により整列搬送された容器10に
対し、位置a0の容器をTVカメラ51aで捉え、位置
0の容器をTVカメラ51bで捉え、位置c0の容器を
TVカメラ51cで捉える。各容器10は、保持搬送装
置18の搬送動作により各位置a0、b0、c0から図中
の右方向へ移動するが、この移動に追従するように、ミ
ラー52a、52b、52cの傾斜角度を連続的に変化
させることで追従動作させ、各TVカメラ51a、51
b、51cに同一容器の映像が供給できるようにする。
【0037】これにより、例えばTVカメラ51aは、
位置a0の容器を位置a0から位置a 1までミラー52a
を追従動作させることで同一容器を搬送しつつ連続的に
撮像することができる。なお、本実施形態では、ミラー
52の追従開始時から追従終了時まで撮像を繰り返し、
1回の追従動作中に合計約70枚の画像を撮像してい
る。そして、容器が搬送されて位置a1に到達したとき
にミラー52aは一旦追従動作を停止して、その後、ミ
ラー52aの傾斜角度を初期状態の位置a0の位置に高
速復帰させる。これにより、次なる容器(図中の位置a
2の容器がミラー復帰時には位置a0の位置に移動してい
る。)の撮像準備を完了する。他のTVカメラ51b、
51cに対するミラー52b、52cも同様に追従動作
させることで、容器は3個一組で撮像されつつ搬送され
ることになる。このように搬送移動中の対象物であって
も、搬送を停止させることなく連続的に撮像することが
できるため、異物検査装置の検査処理能力を向上でき
る。なお、上記3つのミラー52a、52b、52cは
必ずしも同期して動作させる必要はなく、それぞれ異な
るタイミングで動作させ、後述する画像処理の計算負担
を分散化することが好ましい。
【0038】なお、図7に示すように、撮像部50近傍
の容器10の下方には下部照明装置57を設け、斜め上
方には上部照明装置58を設けており、容器10内の粉
末を均一に照明している。
【0039】次に、各TVカメラによる撮像画像から黒
異物を検出する手順を説明する。図13は、粉末が充填
された容器10をTVカメラにより撮像した撮像画像6
0を示している。この撮像画像60の画像信号は、異物
検出手段としての図示しない制御部の画像処理装置に入
力され、黒異物検出に用いる検査ウィンドウ61内の画
素に対して、例えば640×480の画素サイズで8bi
t階調の濃淡データに変換される。そして、変換された
検査ウィンドウ61内の画像データは画像処理装置の画
像メモリに記憶される。この検査ウィンドウ61の領域
は、異物検査装置100の初期設定時等に予め設定され
る。
【0040】図14は、撮像開始後の1枚面の撮像画像
であり、粉末表面に黒異物G1が出現した様子を示して
いる。図15は、撮像開始後の2枚目の撮像画像であ
り、粉末の対流により粉末表面上を移動した黒異物G2
(黒異物G1と同一の異物)の様子を示している。
【0041】そして、図14及び図15の検査ウィンド
ウW1、W2内の画像データを画像間演算により合成す
ると、図16に示すように異物G1、G2が異なる位置
に現れることになる。これを撮像回数分繰り返し行い、
本実施形態のように約70枚の撮像画像に対して画像間
演算により合成すると、図17に一例として示すように
異物の軌跡62、並びに単発的に出現した異物の跡63
が得られる。また、粉末表面のエッジ部64も同時に撮
像されるが、エッジ部64の濃淡差は小さく、且つ撮像
の度に位置が変動しているため、画像を合成してもぼや
けたものとなる。
【0042】次いで、合成された画像に対し、予め設定
したしきい値に基づいて2値化処理を行うと図18に示
すように、エッジ部64が消失して黒異物だけの画像と
なる。また、黒異物が出現しなかった場合には、何も映
出されない画像となる。ここで、2値化処理した画像に
対し、検査ウィンドウ内の異物に相当する画素数を計数
し、予め設定された感度レベルと比較する。計数された
画素数が設定感度レベル以上である場合には、黒異物が
存在していると判断して不良検知信号を出力する。ま
た、設定感度レベルより少なかった場合には、黒異物の
存在しない良品と判断する。ここで、合成した画像を2
値化処理するタイミングは、前述したミラー52a、5
2b、52cの追従動作終了時の信号に基づいて設定す
ることができる。このように、撮像した画像の一部を検
査ウィンドウとして設定することにより、画像処理の計
算負担を軽減でき、処理速度を向上させることができ
る。また、ウィンドウ内の画像データを一枚の画像に合
成することにより、異物の検出処理を簡略化することが
できる。
【0043】なお、この黒異物検出部B1においては、
黒異物を検出する以外にも、繊維や金属を検出する場合
もある。
【0044】次いで、黒異物検出部B1を通過した容器
10は、後段の加振部B2に搬送される。加振部B2
は、予加振装置70と、第2加振装置77、第3加振装
置78、第4加振装置79とから構成される。予加振装
置70は、駆動モータ71によりクランクロッド72を
駆動することで、クランクロッド72に接続された樹脂
製の予加振板73を上下動作させ、この予加振板73の
上下動作によって保持搬送装置18上を搬送される容器
10底面を叩くものである。従って、第1の加振装置3
0と比較して、振幅のより大きな振動を付与することが
でき、これにより、粉末内のガラス、繊維、金属等の異
物を、粉末との比重差に応じて粉末上面又は下面に一気
に分離させ、後段の加振装置による粉末内からの異物分
離を容易にしている。
【0045】なお、予加振装置70の搬送下流側には、
ガラス、繊維、金属検出用の金属製の粉落とし棒75が
設置され、前述した黒異物検出部B1の搬送上流側の粉
落とし棒27と同様に容器10の内面上部に付着した粉
末を落下させる。
【0046】予加振装置70及び粉落とし棒75を通過
した容器10は、第2加振装置77、第3加振装置7
8、第4加振装置79の順に搬送され、容器10を順次
異なる振動強度で加振される。これらの第2加振装置7
7、第3加振装置78、第4加振装置79は、第1加振
装置30同様に、それぞれ樹脂製の振動板を備え、該振
動板の先端を容器10の側面底部に接触させて容器10
を加振する。ここで、各加振装置の振動加速度は、第2
加振装置を大、第3加振装置を中、第4加振装置を小に
設定して、この順に容器10を順次振動させるようにす
る。この振動により粉末内部に混入している異物(ガラ
ス、繊維、金属)は、比重の小さいものが浮上して、比
重の大きいものが沈下することで分離される。
【0047】次に、予加振装置70を通過した容器10
は、ガラス検出部B3、繊維検出部B4、金属検出部B
5に順次搬送される。以下に、これらのガラス検出部B
3、繊維検出部B4、金属検出部B5の詳細を順次簡単
に説明する。ガラス検出部B3は、保持搬送装置18の
下方に設けられた下部照明装置80と、上方より撮像す
るTVカメラ81と、下部照明装置80からの光が直接
的にTVカメラ81に入射されないように遮光する遮光
板82とを備えている。ガラス検出部B3に搬送されて
きた容器10は、容器10の下方から下部照明装置80
により照明される。ここで、容器内にガラス片が存在し
た場合には、ガラス片が乱反射することによりTVカメ
ラ81で撮像した際に明るく映出される。一方、容器内
の粉体は遮光性を有するため暗く映出される。その結
果、TVカメラ81による撮像画像には、容器内にガラ
ス片が存在しない場合、暗い粉体だけが映出され、容器
内にガラス片が存在する場合、暗い粉体内に明るいガラ
ス片が映出された画像となる。従って、映出された画像
に対して2値化処理等を施すことにより、ガラス片を容
易に検出することができる。
【0048】繊維検出部B4は、容器内の粉末より比重
の小さい異物を検出するもので、保持搬送装置18の下
方に下部照明装置84、また上方に上部照明装置85、
そして上方から容器10を撮像するTVカメラ86とを
備えている。この繊維検出部B4では、加振により粉末
表面に浮上した異物をTVカメラ86により撮像し、得
られた撮像画像から繊維を検出する。この繊維検出部B
4により、繊維以外にも黒異物、金属を検出する場合も
ある。
【0049】金属検出部B5は、容器内の粉末より比重
の大きい異物を検出するもので、保持搬送装置18の上
方に斜め方向から容器10を照明する上方照明装置88
と、上方から容器10を撮像するTVカメラ89とを備
え、前述の下部照明装置84を用いて容器下方から照明
を行っている。この金属検出部B5では、加振により粉
末内から容器頭部側に飛び出して容器側面に分離された
異物をTVカメラ89により撮像し、得られた撮像画像
から金属を検出する。この金属検出部B5により、金属
以外にも黒異物、繊維を検出する場合もある。
【0050】以上説明した黒異物検出部B1、ガラス検
出部B3、繊維検出部B4、金属検出部B5によって、
容器内の粉末内に異物が検出された場合には、異物を検
出した検出部から図示しない制御部のシフトレジスタに
各保持具それぞれに割り付けられた識別情報(異物検出
信号)が出力される。これにより、搬送中の個々の容器
に対する良品、不良品判定結果が制御部に登録されるこ
とになる。
【0051】続いて、上記の異物検出部Bを通過した容
器は、選別収容部Cに搬送される。選別収容部Cは、異
物検出部Bで異物が検出された容器と、検出されなかっ
た容器とを選別して収容するものである。この選別収容
部Cは、保持搬送装置18から異物検出部Bを通過した
容器を受け取り搬送する収容ローラコンベヤ90と、前
述の第2の供給スターホイール14と同様に形成され、
収容ローラコンベヤ90の終端部から受け取った容器を
水平姿勢から直立姿勢に変換する第1の収容スターホイ
ール91と、同じく前述の第1の供給スターホイール1
3と同様に形成され、第1の収容スターホイール91か
ら供給された容器を受け取る第2の収容スターホイール
92と、さらに、その後段に接続された第3の収容スタ
ーホイール93とを備えている。また、第2の収容スタ
ーホイール92の搬送途中で不良品の容器を排出する不
良品排出部95と、排出された不良品の容器を収容する
不良品収容コンベヤ96と、良品の容器を収容する良品
収容コンベヤとを備えている。
【0052】収納ローラコンベヤ90は、保持搬送装置
18によって搬送されてきた容器10を前述の供給ロー
ラコンベヤ15と同様にローラ間に載置して搬送する。
ここで、容器10の保持具19からの保持解除は、図5
に示すように保持解除棒28を容器10方向に押し込
み、保持具19先端を拡径させることで行なわれる。こ
の保持解除棒28は、保持搬送装置18の搬送に沿って
連動する図示しないカム機構等によって自動的に保持解
除動作がなされる。
【0053】第1の収容スターホイール91は、収納ロ
ーラコンベヤ90から受け取った容器10を水平姿勢か
ら直立姿勢に変換し、第2の収容スターホイール92に
容器10を受け渡す。そして、第2の収容スターホイー
ル92は容器10を搬送する。このとき制御部は、シフ
トレジスタに登録された良品、不良品判定結果を参照し
て、前述の異物検出部Bにより不良品と判定された容器
が搬送されてきたときに、不良品排出部94に搬送タイ
ミングを合わせて排出信号を出力する。これにより不良
品排出部94の不良品排出シャッターが開き、不良品の
容器を選択的に不良品収容コンベヤ95に排出する。こ
の不良品収容コンベヤ95はフラットコンベヤからな
り、不良品排出シャッターが開いたときに不良品の容器
をコンベヤのベルトにより引き出すことで不良品の容器
が排出される。
【0054】一方、良品の容器は、不良品排出部94を
そのまま通過して、第3の収容スターホイール93に容
器が受け渡され、良品収容コンベヤ96に搬送される。
この良品収容コンベヤ96はフラットコンベヤからな
り、第3の収容スターホイール93により搬送されてき
た容器をコンベヤのベルトにより引き出して収容する。
【0055】以上詳細に説明したように、本実施形態の
透明容器内粉末の異物検査装置100によれば、粉末が
充填された透明容器を加振手段により加振して粉末を容
器内で対流させる一方、容器内の粉末表面を複数回撮像
し、得られた複数の撮像画像を用いて、映出された画像
内の濃淡レベルに応じて異物を検出することにより、容
器内の粉末が振動により対流されて新しい粉末表面が次
々と現れるようになり、粉末内に混入された異物が粉末
表面に出現する頻度を増加させることができる。そし
て、この粉末表面を複数回撮像することで、異物を検出
する確率が増加して、以て、より確実な異物検査を行う
ことができる。
【0056】
【実施例】本実施形態の異物検査装置100を用いて、
下記条件にて異物検査を行った。 (1)容器 透明ガラスバイアル壜(φ33mm、高さ6
3mm、容量 30mlゴム栓、アルミキャップ巻き締
め (2)内容物 造粒粉末 3ml (3)異物 黒異物(段ボール炭化物)、ガラス、繊維、
金属 上記条件で異物検査装置100を約30本/分の処理速
度で連続運転した結果、いずれの異物に対しても良好な
検出結果が得られ、安定して高精度な異物検査が行え
た。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る透明
容器内粉末の異物検査装置によれば、透明容器を加振し
て粉末を容器内で対流させる加振手段と、該加振手段に
より加振された容器内の粉末表面を複数回撮像する撮像
手段と、該撮像手段により撮像された複数の画像を用い
て、画像内の濃淡レベルに応じて異物を検出する異物検
出手段と、を備えたことにより、粉末が充填された透明
容器内の粉末を対流させることができ、この対流によっ
て新しい粉末表面が次々と現れるようになる。このた
め、粉末内に混入され粉末と略等しい比重の異物が粉末
表面に出現する頻度が増加して、異物検出能力を向上さ
せることができる。そして、撮像手段により容器内の粉
末表面を複数回撮像することで、異物検出の確率を増加
させ、より確実な異物検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明容器内粉末の異物検査装置の
全体正面図である。
【図2】本発明に係る透明容器内粉末の異物検査装置の
全体平面図である。
【図3】図2の領域Xの黒異物検出部の詳細な構成を示
す部分拡大平面図である。
【図4】保持搬送装置と保持具の構成を示す分解斜視図
である。
【図5】保持搬送装置と保持具の構成を示す水平断面図
である。
【図6】粉落とし棒によって容器内面に付着した粉末を
叩き落とす様子を示す図である。
【図7】図3のD方向矢視図である。
【図8】振動付与部材単体の構成を示す図である。
【図9】容器内の粉末が押し当て部材により回転対流さ
れる様子を説明する図である。
【図10】検出ステージの要部を概略的に示す斜視図で
ある。
【図11】図1の領域Yの具体的な構成と撮像のための
光路を示す図である。
【図12】ミラーの角度を変更する機構を説明する図で
ある。
【図13】粉末が充填された容器をTVカメラにより撮
像した撮像画像を示す図である。
【図14】撮像開始後の1枚目の撮像画像を示す図であ
る。
【図15】撮像開始後の2枚目の撮像画像を示す図であ
る。
【図16】図14及び図15の検査ウィンドウ内の画像
データを画像間演算により合成した結果を示す図であ
る。
【図17】約70枚の撮像画像に対して画像間演算によ
り合成した一例を示す図である。
【図18】図17の合成画像を2値化処理した結果を示
す図である。
【符号の説明】
10 容器 18 保持搬送装置 19 保持具 30 第1加振装置 31 振動付与部材 32 振動板 40 押し当て部材 42 ゴム板 50 撮像部 51a、51b、51c TVカメラ 52a、52b、52c ミラー 60 撮像画像 61 検査ウィンドウ B 異物検出部 B1 黒異物検出部 G1、G2 黒異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 宏典 東京都西多摩郡日の出町平井8番地1 日 鉄鉱業株式会社内 (72)発明者 稲葉 一弘 東京都西多摩郡日の出町平井8番地1 日 鉄鉱業株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA28 AB15 BC04 BC10 CA03 CA04 DA02 DA06 DA20 EA11 EB01 ED01 ED04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明容器に充填された粉末内に異物が混
    入しているかを検査する異物検査装置であって、 前記容器を加振して粉末を容器内で対流させる加振手段
    と、 該加振手段により加振された容器内の粉末表面を複数回
    撮像する撮像手段と、 該撮像手段により撮像された複数の画像を用いて、画像
    内の濃淡レベルに応じて異物を検出する異物検出手段
    と、を備えたことを特徴とする透明容器内粉末の異物検
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記加振手段は、水平保持された容器の
    底部に振動吸収体からなる直線状突起を、該底部に平行
    な面内で水平から所定角度傾斜させて当接させる押し当
    て部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の透明容
    器内粉末の異物検査装置。
  3. 【請求項3】 前記異物検出手段は、前記撮像手段によ
    り撮像された複数の画像の少なくとも一部の領域を画像
    間演算することにより合成画像を形成し、得られた合成
    画像の濃淡情報に基づいて異物を検出することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の透明容器内粉末の異物
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記異物検出手段は、前記粉末と略等し
    い比重の異物を検出することを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれか1項記載の透明容器内粉末の異物検査
    装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段は、前記容器の搬送途中の
    所定区間内で、容器の移動に追従して同一容器を連続的
    に撮像することを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1項記載の透明容器内粉末の異物検査装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段は、撮像する容器までの光
    路の途中に、傾斜角度が変更可能なミラーを介装し、前
    記容器の移動に同期してミラーの傾斜角度を変更するこ
    とで追従することを特徴とする請求項5記載の透明容器
    内粉末の異物検査装置。
  7. 【請求項7】 前記異物検出手段は、異物を検出したと
    きに異物検出信号を出力すると共に、該異物検出信号に
    基づいて異物が検出された容器を搬送中に選別して収容
    する選別収容部を備えたことを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1項記載の透明容器内粉末の異物検査
    装置。
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