JPH0961139A - 透明体の欠点検出方法及び装置 - Google Patents

透明体の欠点検出方法及び装置

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JPH0961139A
JPH0961139A JP21368195A JP21368195A JPH0961139A JP H0961139 A JPH0961139 A JP H0961139A JP 21368195 A JP21368195 A JP 21368195A JP 21368195 A JP21368195 A JP 21368195A JP H0961139 A JPH0961139 A JP H0961139A
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light
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JP21368195A
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Hideto Tani
秀人 谷
Takao Kurita
隆雄 栗田
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスの凹凸を欠点として検出しないように
してガラスの欠点を検出する透明体の欠点検出方法及び
装置を提供する。 【解決手段】 ガラス48の表面48Aにスクリーン部
材42を密着して、ガラス48の裏面48Bから投光さ
れた光でガラス48の表面48Aにガラス48の欠点5
0A、50Bを投影した。従って、ガラス48の表面4
8Aが皺等で凹凸状に形成されていても、この凹凸がス
クリーン部材42に陰として投影されないので、ガラス
48の表面48Aの凹凸を欠点として検出しないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス等の透明体
に存在するキズ潰れ泡等の表面欠点や泡、異物等の内部
欠点を検出する透明体の欠点検出方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス等の透明体に存在するピッ
トや潰れ泡等の表面欠点及び泡、異物等の内部欠点をス
クリーンを利用して検出する場合、図5に示すように、
ガラス10の一方の面側(表面側)にスクリーン14を
設置し、ガラス10の他方の面側(裏面側)に光源12
を配置する。そして、光源12から投光された平行光や
散乱光でガラス10を照射し、スクリーン14上にガラ
ス10に存在する欠点16を投影する。この欠点16の
投影像16Aをカメラ18で撮像して欠点16を検出す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
10のスクリーン14側の表面に皺などの凹凸が形成さ
れている場合、皺などの凹凸の投影像がスクリーン14
上に写るので、皺などの凹凸が欠点として検出されると
いう問題がある。本発明はこのような事情に鑑みて成さ
れたもので、ガラス表面に形成された皺などの凹凸を欠
点として検出しないようにすることができる透明体の欠
点検出方法及び装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、透明体の一方の面にスクリーン部材を密
着し、透明体及びスクリーン部材に光を投光して、前記
スクリーン部材の透明体と密着した面に前記透明体の欠
点を投影し、前記一方の面に投影された前記欠点の投影
像を撮像して前記欠点を検出することを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、透明体の一方の面にスクリーン部材を密着し、透明
体及びスクリーン部材に第1の投光手段から光を投光し
て、前記スクリーン部材の透明体と密着した面に前記透
明体の欠点を投影し、前記スクリーン部材の面に投影さ
れた前記欠点の第1投影像を撮像し、第1の投光手段と
は位置の異なる第2の投光手段から光を投光して、前記
スクリーン部材の透明体と密着した面に前記透明体の欠
点を投影し、前記スクリーン部材の面に投影された前記
欠点の第2投影像を撮像し、前記第1投影像から第2投
影像までの位置の差に基づいて前記欠点の深さ位置を検
出することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、前記目的を達成するため
に、前記透明体の一方の面に密着されたスクリーン部材
と、透明体及びスクリーン部材に光を投光する投光手段
と、前記透明体の他方の面側に設けられ、前記投光手段
から投光された光で、前記スクリーン部材の透明体と密
着した面に投影された前記欠点の投影像を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段で撮像された撮像データに基づい
て透明体の欠点を検出する画像処理手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る透明体の欠点検出方法及び装置の好ましい実施の形態
を詳説する。図1は本発明に係る透明体の欠点検出装置
の側面図である。同図に示すように、透明体の欠点検出
装置30は、スクリーン手段32、第1、第2の投光手
段34、36、撮像手段38及び画像処理手段40を備
えている。
【0008】スクリーン手段32のスクリーン部材42
はゴム状の白色散乱部材で中空のマット状に形成されて
いる。スクリーン部材42の中空部42Aはホース44
を介してエア供給源46に連通されている。これによ
り、エア供給源46を駆動することにより、スクリーン
部材42の中空部42A内にエアが充填される。このよ
うに、スクリーン部材42の中空部42A内にエアが充
填された状態で、スクリーン部材42の上面にガラス4
8の表面48Aが接触するように載置すると、スクリー
ン部材42の上面はガラス48の表面48Aに形成され
た凹凸に対応して変形して、スクリーン部材42の上面
がガラス48の凹凸状の表面48Aに密着する。なお、
ガラス48としては、例えばブラウン管の管球用製品パ
ネル等が対象となる。
【0009】第1の投光手段34はガラス48の裏面4
8B上方の左側に配設されている。この第1の投光手段
34から投光された光はガラス48を透過して、ガラス
48の表面48Aに密着されたスクリーン部材42で反
射散乱される。従って、図2に示すように、ガラス48
に欠点50A、50Bが存在する場合、スクリーン部材
42に欠点50A、50Bの投影像50A1 、50B1
が投影される。この欠点としては、ピット、潰れ泡等の
表面欠点及び泡、異物等の内部欠点が対象となる。
【0010】一方、図1に示すように、スクリーン部材
42の上面がガラス48の凹凸状の表面48Aに密着し
ているので、ガラス48の表面48Aが等価的にスクリ
ーンのような状態となり、ガラス48の表面48Aに形
成された皺などの凹凸が投影像として投影されない。密
着の度合は、ガラス48の表面48Aの凸凹がスクリー
ンに陰影と認識されない程度にガラスとスクリーンが近
ければ良い。
【0011】なお、第1の投光手段34には、一般に散
乱光用の光源が使用されるが、この光源としては、スク
リーンに投影された欠点50A、50Bの投影像のコン
トラストを向上させるために、欠点50A、50Bの2
重投影像を発生させない平行光または発散光の光源が望
ましい。第2の投光手段36はガラス48の裏面48B
上方の左側に配設されている。この第2の投光手段36
から投光された光は、第1の投光手段34から投光され
た光と同様に、ガラス48を透過してガラス48の表面
48Aに密着されたスクリーン部材42で反射される。
従って、ガラス48に存在する欠点50A、50Bの投
影像50A2 、50B2 がスクリーン部材42に投影さ
れる。
【0012】なお、第2の投光手段36の光源として、
平行光または発散角の小さい光源を使用することによ
り、投影像を明確にして欠点50A、50Bの大きさを
高精度に判断することができる。図1に示すように、撮
像手段38は、第1、第2の投光手段34、36の間に
配置され、撮像手段38としては、カメラ、光電変換セ
ンサまたは光電子倍増管等が使用される。この撮像手段
38は、第1の投光手段34の光でスクリーン部材42
に投影された欠点50A、50Bの投影像50A1 、5
0B1 と、第2の投光手段36の光でスクリーン部材4
2に投影された欠点50A、50Bの投影像50A2
50B2 を撮像する。
【0013】また、図3に示すように、第1の投光手段
34の光軸34Aと撮像手段38の光軸38Aとを一致
させないことにより欠点のスクリーン投影像のコントラ
ストを向上することができる。さらに、それぞれの光軸
がガラスを見込む角度を一致させないことによって、正
反射光の受光を取り除き、欠点のコントラストを向上で
きる。
【0014】画像処理手段40は、撮像手段38が撮像
したスクリーン部材42の投影像50A1 、50B
1 と、スクリーン部材42の投影像50A2 、50B2
とに基づいて、投影像50A1 から投影像50A2 まで
の移動量d1 を算出し、投影像50B1 から投影像50
2 までの移動量d2 を算出する。一方、欠点50Aは
ガラス48の裏面48B上にあり、またガラス48は板
厚D1 が求められるので次式から欠点50Bがガラス4
8内に埋設された深さ位置を求めることができる。
【0015】D2 ≒(D1 ×d2 )/d1 なお、図1上で60はスクリーン部材42が載置された
ステージ62を移動する駆動モータである。図1上では
スクリーン部材42を移動する手段としてステージ62
を使用したが、これに限らず、その他の方法でスクリー
ン部材42を移動することも可能である。
【0016】前記の如く構成された本発明に係る透明体
の欠点検出装置の作用を図4に基づいて説明する。先
ず、スクリーン部材42の中空部42A内にエアを充填
した状態で、スクリーン部材42の上面に、透明体とし
てのガラス48の表面48Aを接触するように載置し
て、スクリーン部材42の上面にガラス48の凹凸状の
表面48Aに密着する。次に、ガラス48を検査位置に
位置決めする(ステップ70)。次に、第1の投光手段
34から平行光や発散光を投光して、スクリーン部材4
2に欠点50A、50Bの投影像50A1 、50B1
投影する。そして、スクリーン部材42に投影された投
影像50A1 、50B1 を撮像手段38で撮像する(ス
テップ72)。
【0017】次いで、撮像手段38で撮像した投影像5
0A1 、50B1 の撮像データからノイズ成分を除去す
るために、この撮像データにシェーディングデータを入
力する(ステップ74)。続いて、ノイズ成分が除去さ
れた投影像50A1 、50B 1 の撮像データを画像処理
手段40に取り込む(ステップ76)。次に、画像処理
手段40に取り込んだ撮像データが2個を越えない場合
(ステップ78)、ステップ72にフィードバックして
第2の投光手段36から平行光や発散光を投光して、ス
クリーン部材42に投影された投影像50A2 、50B
2 を投影する。以下、ステップ74、76を経て、ノイ
ズ成分が除去された投影像50A2 、50B2 の撮像デ
ータを画像処理手段40に取り込む。
【0018】そして、再度、画像処理手段40に取り込
んだ撮像データが2個を越えた場合(ステップ78)、
画像処理手段40は、撮像手段38が撮像したスクリー
ン部材42の投影像50A1 、50B1 と、スクリーン
部材42の投影像50A2 、50B2 とに基づいて、投
影像50A1 から投影像50A2 までの移動量d1 を算
出し、投影像50B1 から投影像50B2 までの移動量
2 を算出する。そして、次式に基づいて欠点50Bが
ガラス48内に埋設された深さ位置を求める(ステップ
80)。
【0019】D2 ≒(D1 ×d2 )/d1 また、画像処理手段40は欠点50Bの大きさを求め
る。次いで、測定が終了しない場合(ステップ82)、
ステップ70にフィードバックして順次上述した工程を
繰り返す。一方、測定が終了した場合(ステップ8
2)、測定を終了する。
【0020】前記実施の形態では、ゴム状の白色散乱部
材で中空のマット状に形成したスクリーン部材42を使
用した場合について説明したが、これに限らず、白濁液
体や白煙などをスクリーンとして使用することも可能で
ある。すなわち、スクリーン部材は剛性が低く、透明体
の凸凹にならうように簡単に変形するような材料からな
るものであれば使用できる。白濁液体の場合、容器に充
填された白濁液体の液面にガラス48を浮かせてガラス
48の表面48Aに白濁液体を密着させる。また、白煙
の場合、容器内に充填した白煙をガラス48の表面48
Aに密着することによりスクリーンとして使用できる。
【0021】また、前記実施の形態では、スクリーン部
材42に投影された投影像を第1、第2の投光手段3
4、36側から撮像する場合について説明したが、これ
に限らず、十分に薄い、もしくは半透過性のスクリーン
等を使用することにより第1、第2の投光手段34、3
6と反対側からスクリーン部材42に投影された投影像
を撮像することも可能である。
【0022】前記実施の形態では、ガラス48は、ブラ
ウン管の未研磨パネルやその他の透明体の欠点検出に適
用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る透明体
の欠点検出方法及び装置によれば、透明体の一方の面に
スクリーン部材を密着して、透明体の他方の面側から投
光された光で透明体の一方の面に透明体の欠点を投影し
た。従って、透明体の一方の面が皺等で凹凸状に形成さ
れていても、この凹凸がスクリーン部材に陰として投影
されないので、透明体の凹凸を欠点として検出すること
を防止することができる。従って、透明体の凹凸面の欠
点を確実に検出することができる。また、透明体の内部
及び表面に存在する欠点の検出が可能になる。
【0024】さらに、欠点の近くにスクリーン部材が配
置されるので、欠点の投影像のコントラストを高くして
欠点の検出感度を向上することができる。また、本発明
によれば、欠点の投影像を撮像するので、反射光を受光
する従来の検出機と比較して、光源と受光装置の相対位
置に対する制約が少なく検出装置の簡略化を図ることが
できる。さらに、欠点の投影像を検出することから、多
くの欠点種類を検出することができる。
【0025】また、本発明によれば、投光手段を透明体
の他方の面側に2個設け、第1の投光手段から投光され
た光で、スクリーン部材が密着された透明体の一方の面
に投影された透明体の欠点の第1投影像と、第2の投光
手段から投光された光で、透明体の一方の面に投影され
た前記透明体の欠点の第2投影像とを撮像する。そし
て、撮像された第1投影像から第2投影像までの移動量
に基づいて欠点の深さ位置を求める。
【0026】このように、欠点の深さ位置を特定するこ
とができるので、透明体の表面欠点や内部欠点を区別す
ることができ、また、スクリーン部材の汚れ及び透明体
表面の汚れと透明体内部欠点の区別が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明体の欠点検出装置を示した側
面図
【図2】本発明に係る透明体の欠点検出装置の動作を説
明した説明図
【図3】本発明に係る透明体の欠点検出装置の動作を説
明した説明図
【図4】本発明に係る透明体の欠点検出装置の動作を説
明したフローチャート
【図5】本発明に係る透明体の欠点検出装置を示した斜
視図
【符号の説明】
30…透明体の欠点検出装置 34…第1の投光手段 36…第2の投光手段 38…撮像手段 40…画像処理手段 42…スクリーン部材 48…ガラス(透明体) 48A…一方の面(表面) 48B…他方の面(裏面) 50A、50B…欠点 50A1 、50B1 …第1投影像 50A2 、50B2 …第2投影像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明体の一方の面にスクリーン部材を密
    着し、 透明体及びスクリーン部材に光を投光して、前記スクリ
    ーン部材の透明体と密着した面に前記透明体の欠点を投
    影し、 前記一方の面に投影された前記欠点の投影像を撮像して
    前記欠点を検出することを特徴とした透明体の欠点検出
    方法。
  2. 【請求項2】 透明体の一方の面にスクリーン部材を密
    着し、 透明体及びスクリーン部材に第1の投光手段から光を投
    光して、前記スクリーン部材の透明体と密着した面に前
    記透明体の欠点を投影し、 前記スクリーン部材の面に投影された前記欠点の第1投
    影像を撮像し、 第1の投光手段とは位置の異なる第2の投光手段から光
    を投光して、前記スクリーン部材の透明体と密着した面
    に前記透明体の欠点を投影し、 前記スクリーン部材の面に投影された前記欠点の第2投
    影像を撮像し、 前記第1投影像から第2投影像までの位置の差に基づい
    て前記欠点の深さ位置を検出することを特徴とした透明
    体の欠点検出方法。
  3. 【請求項3】 透明体の一方の面に密着されたスクリー
    ン部材と、 透明体及びスクリーン部材に光を投光する投光手段と、 前記透明体の他方の面側に設けられ、前記投光手段から
    投光された光で、前記スクリーン部材の透明体と密着し
    た面に投影された前記欠点の投影像を撮像する撮像手段
    と、 前記撮像手段で撮像された撮像データに基づいて透明体
    の欠点を検出する画像処理手段と、 を備えたことを特徴とした透明体の欠点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記投光手段を2個設け、 第1の投光手段から投光された光で、前記スクリーン部
    材の透明体と密着した面に投影された前記透明体の欠点
    の第1投影像と、第2の投光手段から投光された光で、
    前記スクリーン面に投影された前記透明体の欠点の第2
    投影像とを前記撮像手段で撮像し、 前記撮像手段で撮像した前記第1投影像から第2投影像
    までの位置の差に基づいて前記欠点の深さ位置を前記画
    像処理手段で求めることを特徴とした請求項3の透明体
    の欠点検出装置。
JP21368195A 1995-08-22 1995-08-22 透明体の欠点検出方法及び装置 Pending JPH0961139A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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