JP3061495B2 - 粉末品の異物自動測定装置 - Google Patents

粉末品の異物自動測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば塩化ビニル系樹
脂、ABS系樹脂、MBS系樹脂などの白色の樹脂粉末
に混入した異物を自動的に検査し測定する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂粉末を生産する際や工場から出荷す
る際に、規定の品質が確保されているか否かを分析し、
品質検査が行なわれる。検査結果は、工場へ戻して製造
工程の改善に利用したり、出荷先に対する品質表示に用
いられる。
【0003】例えば塩化ビニル系樹脂粉末の場合、検査
項目の一つに混入した異物を検査する項目がある。従
来、塩化ビニル樹脂粉末は定量の粉末サンプルを広げ、
肉眼により着色(例えば黒色、茶色、赤色等)異物を探
し計数していた。しかしこの方法は、検査員の視力、資
質により客観性のある測定値が得られないし、手間がか
かり効率的でない。
【0004】ところで最近では、ビデオカメラを用いた
工業用自動目視検査装置が利用されている。このような
装置の一例として、肇産業株式会社製のFF4000と
いう機器が市販されている。この機器の基本的機能は、
ビデオカメラで撮影された画像上のキズ、汚れ、異物等
を検知し、モニタ上に変調輝点を明滅させて、検知箇所
を明示するものである。この検査装置は、異物等を自動
的に検査できるため、検査員による測定値のばらつきが
ないし、手間がかからず効率的なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たビデオカメラを用いた工業用自動目視検査装置を塩化
ビニル樹脂粉末などの静電気を帯びやすい樹脂に混入し
た着色異物の検査に利用した場合、樹脂粉末品自身の帯
電のために測定するベルトコンベアへの樹脂粉末品の落
下が不均一になったり樹脂粉末品がかたよって集まった
りすることがある。そのため、樹脂粉末品測定の表面の
凹凸が著しくなり、この結果測定値のばらつきが大き
く、再現性のある結果が得られない。
【0006】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、従来の工業用自動目視検査装置を改良して粉
末品に混入した異物の検査に整合させ、人手を必要とせ
ず高精度に粉末品の異物を測定できる粉末品の異物自動
測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の粉末品の異物自
動測定装置には、図1に示すように、供給された粉末試
料の静電気を除電する除電装置10と、除電装置10か
ら落下する除電済の粉末試料を受けて蓄留するホッパー
41と、ホッパー41から流出し均一の厚さに広げて並
べられた粉末試料を被写体として搬送するコンベア42
と、被写体搬送コンベア42上の粉末試料を一定視野で
撮影するビデオカメラ43を有する。
【0008】粉末試料が入った試料容器2を把持して搬
送し、除電装置10に粉末試料を供給するロボット3が
付設されており、ロボット3、除電装置10、被写体搬
送コンベア42、およびビデオカメラ43が制御回路6
1・62(図3参照)の制御にしたがって動作する。ロ
ボット3が粉末試料の入った試料容器2を把持する位置
まで搬送する搬送装置30が付設されていることが好ま
しい。
【0009】粉末試料を均一の厚さに広げて並べるため
の装置として、具体的には図2に示すようにホッパー4
1から流出する粉末試料を移送するベルトコンベア28
と、ベルトコンベア28上の搬送路にあって移送されて
くる粉末試料の上面に当り均一の厚さに広げる堰板45
と、ベルトコンベア28の末端にあってベルトコンベア
28から落下する粉末試料を受ける緩衝板46・47を
有し、緩衝板46・47から跳ね返った粉末試料が被写
体搬送コンベア42上に落下する。ベルトコンベア28
も制御回路の制御にしたがって動作する。
【0010】粉末試料が入った試料容器2に試料ロット
ナンバーおよび/または検査条件を記録したバーコード
2aが付されており、バーコード2aを読み取るバーコ
ードリーダ35が配設されており、バーコードリーダ3
5で読み取られた試料ロットナンバーおよび/または検
査条件で制御回路61・62が除電装置10およびビデ
オカメラ43の動作を制御することが好ましい。図3に
示すように前記制御回路61がホストコンピュータに接
続しており、ビデオカメラ43で撮影された異物のデー
タを試料ロットナンバーおよび/または検査条件ととも
に制御回路61からホストコンピュータに転送できる。
【0011】除電装置10の具体的構成は、シャッター
14付きの漏斗20に、スクリュウー攪拌機25が挿入
してあり、かつ除電液供給源50に繋がるチューブ54
が導入されている。漏斗20が回転駆動源17に接続さ
れ、漏斗20の内側壁の傾斜に略平行な回転軸のスクリ
ュウー攪拌機25であり、漏斗20とスクリュウー攪拌
機25の回転方向が逆方向であることが好ましい。上記
本発明の粉末品の異物自動測定装置は、塩化ビニル系樹
脂の粉末の測定に好適に使用できる。
【0012】
【作用】本発明の粉末品の異物自動測定装置では、除電
装置10から粉末試料1が流出し、被写体搬送コンベア
42の上に均一の厚さに広げて並べられる。その粉末試
料をビデオカメラ43で撮影して異物を検出することが
できる。このように粉末試料1が除電装置10により除
電されているから、粉末試料を被写体搬送コンベア42
の上に均一の厚さに広げる際に、固まりにならず、平坦
に広がる。そのため、塩化ビニル系樹脂のように帯電し
やすい粉末試料でも、ビデオカメラ43で撮影された撮
影像は、凹凸の影による暗点がなく、異物による暗点だ
けになる。したがって得られる異物のデータのばらつき
がなくなり、再現性のある測定値が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1のAは本発明の粉末品の異物自動測定装
置の平面図、図1のBはその正面図である。図1に示す
ように、試料容器2を搬送する搬送装置30のローラコ
ンベア31、バーコードリーダ35および搬出台36を
この順に配置してある。試料容器2には測定に必要とす
る定量の樹脂粉末1が収容されており、外面には樹脂粉
末1の品名、ロットナンバー、検査項目などの検査条件
データをコード化したバーコード2aが付されている。
【0014】ローラコンベア31の側面には容器センサ
4、その搬送経路と平行に往復動作するエアーシリンダ
37が配置される。その可動部分の先端にはロータリー
アクチュエータ39を介して搬送バー33が取付けられ
る。搬送バー33はエアーシリンダ37の往復動作によ
ってローラコンベア31上から搬出台36上まで変位可
能であるとともに、ロータリーアクチュエータ39の駆
動によりローラコンベア31の搬送経路を横切って揺動
可能になっている。
【0015】バーコードリーダ35はローラコンベア3
1の末端に設けられたターンテーブル34の脇方に取付
けられる。ターンテーブル34はギアモータ38に連結
された円板状のテーブルである。ターンテーブル34に
隣接する平坦面は、バーコード読み取りが終了した試料
容器2を次の工程へ送るための搬出台36になってい
る。
【0016】除電装置10は、漏斗20とそこに挿入さ
れたスクリュウー撹拌機25になっている。漏斗20は
外部が回転可能に軸支され、回転駆動源のモーター17
との間にベルト18が懸回されている。スクリュウー撹
拌機25には駆動モーター19が取り付けられている。
スクリュウー撹拌機25の回転軸は漏斗20の内側壁の
傾斜に略平行になっており、モーター17による漏斗2
0の回転方向とスクリュウー撹拌機25の回転方向が逆
方向に回転する。漏斗20の排出口の外側には、シャッ
ター14が密着している。シャッター14は電磁式の駆
動源14aに連結している。さらに漏斗20の内部に向
けて除電液チューブ54の先端が導入してある。除電液
チューブ54には電磁定量弁53、給送ポンプ51、除
電液タンク50がこの順に連結されている。給送ポンプ
51にはモーター52が連結されている。さらに漏斗2
0の外側には、その外壁を叩く電磁式ノッカー67が取
り付けられる。
【0017】除電装置10の下方には、ホッパー41が
配置してある。ホッパー41の外側には、その外壁を叩
く電磁式のノッカー66が取り付けられる。さらにホッ
パー41の下方には、図2に示すように、モータ64を
駆動源とするベルトコンベア28が前下がりに傾斜して
配置される。ベルトコンベア28の上には若干の隙間を
あけて堰板45が配置されている。尚、堰板45は側板
44との間で長孔によるネジ留めがされて隙間の調節が
できるようになっている。ベルトコンベア28の落下口
には、落下してくる粉末試料を受けて跳ね返らせ、粉末
試料の飛び散りを防ぐための緩衝板46・47が配置さ
れている。緩衝板47の出口の直近には、試料センサ4
8が設けられている。またホッパー41の上部にはベル
トコンベア28の上を見通す試料センサー65が取り付
けられる。
【0018】さらに堰板47の下方には、モータ49を
駆動源とする被写体搬送コンベア42が配置されてい
る。被写体搬送コンベア42はエンコーダ27が付され
ている。被写体搬送コンベア42の搬送前部の上方には
ビデオカメラ43が設置され、さらにビデオカメラ43
の視野範囲を照明するキセノンランプ23が取り付けら
れている。被写体搬送コンベア42の表面は白色にして
あり、粉末試料(白色)に異物(主に黒色)が混入して
いるときに、ビデオカメラ43により暗点として撮影さ
れるようになっている被写体搬送コンベア42の搬送末
端部の下方には廃棄ホース26が配置され、その末端は
図示外の吸引装置に繋がれている。
【0019】上記の装置は、図3に示すように、搬送装
置30の容器センサ4とエアーシリンダ37とロータリ
ーアクチュエータ39、ロボット3、漏斗20の回転駆
動モーター17、スクリュー攪拌機25の駆動モーター
19、給送ポンプ51の駆動モーター52、電磁定量弁
53、開閉駆動源14a、試料センサ48、エンコーダ
27、モーター49、モータ64、ノッカー66、ノッ
カー67、試料センサー65、およびビデオカメラ43
がシーケンサ62に接続し、シーケンサ62が演算制御
装置(CPU)61に接続されている。さらに演算制御
装置61にはバーコードリーダ35、およびビデオカメ
ラ43が接続され、ホストコンピュータとローカル・エ
リア・ネットワーク(LAN)で結ばれている。
【0020】本発明の粉末品の異物自動測定装置は以下
のように動作する。全体的な制御は演算制御装置(CP
U)61のプログラムにしたがって制御され、装置の個
別的な動作はシーケンサ62の制御プログラムにしたが
って制御される。以下、図4に示す演算制御装置61の
プログラムチャート、そのサブルーチンA(図5)、サ
ブルーチンB(図6および図7)に示すシーケンサ62
の制御プログラムチャートにしたがって説明する。
【0021】粉末試料1を300〜1200cc量り取
り、試料容器2に入れる。試料容器2の側面には、製造
ロットナンバー、検査ナンバー、検査条件データをコー
ド化したバーコード2aのラベルを貼付しておく。試料
容器2はローラコンベア31に載置されて搬送されてく
る。
【0022】装置がリセット状態にあることを確認し
て、図4のステップ101で演算制御装置61からの指
令により、シーケンサ62から図5に示すサブルーチン
Aで搬送装置30が試料容器2をターンテーブル34の
上に乗せる。容器センサ4が試料容器2の存在を検知し
たら(ステップ201)、ロータリーアクチュエータ3
9が動作し(ステップ202)、上方に直立していた搬
送バー33が回動して試料容器2の後ろに位置する。エ
アーシリンダ37が動作(ステップ203)して、搬送
バー33が試料容器2をターンテーブル34上に押して
乗せる。この動作が終了するとエアーシリンダ37は一
旦戻り、ロータリーアクチュエータ39が回復動作をし
て搬送バー33が回動して上る。すなわち夫々ホームポ
ジションに戻る。
【0023】試料容器2がターンテーブル34に乗った
ので、ステップ102で演算制御装置61からの指令に
より、バーコードリーダ35でバーコード2aを読み取
る。バーコードリーダ35は、ターンテーブル34上の
試料容器2がモーター38の駆動で回転することにより
バーコード2aを走査し読取る。そしてバーコード2a
の製造ロットナンバー、検査ナンバー、検査条件データ
のコードを解読して演算制御装置61に転送する。
【0024】ステップ103で演算制御装置61からの
指令により、シーケンサ62から図6および図7に示す
サブルーチンBでロボット3による試料容器2の搬送、
粉末試料のあけかえがなされる。ステップ301でロボ
ット3がターンテーブル34上の試料容器2を把持して
持ち上げ、旋回動作を行なって試料容器2を漏斗20の
上方へ搬送する。図1の鎖線示のようにアームの先端が
回転して試料容器2が上下反転すると、粉末試料1は漏
斗20内に落下し、そこに溜る。
【0025】ここでモーター17を回転させると(ステ
ップ302)、漏斗20が回転する。さらにモーター1
9を回転させ(ステップ303)、スクリュー攪拌機2
5が動作して漏斗20内の粉末試料を攪拌する。モータ
ー52を回転させると(ステップ304)、給送ポンプ
51が動作して除電液タンク50から除電液が吸引され
る。ここで電磁定量弁53を動作させると(ステップ3
05)、予め設定してある定量の除電液が流れ、除電液
チューブ54を通って攪拌中の粉末試料に注入される。
適度な攪拌混合の後、モーター17およびモーター19
の回転を停止する。漏斗20の回転方向とスクリュー攪
拌機25の回転方向は、混合の効率を上げるため、逆回
転にすることが好ましい。なお除電液は、例えばカチオ
ン系界面活性剤のイソプロピルアルコール溶液を使用で
きる。イソプロピルアルコール溶媒を使用することによ
り、粉末試料1から溶媒が潤沢に揮発し、除電の有効成
分である界面活性剤だけが粉末試料1に残留する。
【0026】この段階でモーター64を作動させてベル
トコンベア28の回転を始め(ステップ306)、さら
にモーター49を作動させて被写体搬送コンベア42の
回転を始めておく(ステップ307)。前記により粉末
試料1が除電されているので、ステップ308で電磁開
閉駆動源14aを駆動することにより、シャッター14
が開き、ここでノッカー67が作動して漏斗20を叩き
(ステップ309)、ノッカー66が作動してホッパー
41を叩き(ステップ310)、粉末試料1がベルトコ
ンベア28の上に落ちる。ベルトコンベア28はすでに
回転しており、粉末試料1は下流に向かって移送され
る。途中で堰板45によりベルトコンベア28上の粉末
試料1の表面がの幅方向(水平方向)に均一化されかつ
単位時間あたりに流れる粉末試料1の量が一定に保たれ
る。なお堰板45の長穴によりネジ留めする位置を移動
させると単位時間あたりに流れる粉末試料1の量を調製
することができる。堰板45を通過後、粉末試料1はベ
ルトコンベア28上に均一な厚さで流れ、末端から落下
する。それを緩衝板46で受けて跳ね返らせ、さらに緩
衝板47で跳ね返らせて落下衝撃を和らげ、粉末試料1
が飛び散るのを防ぎ、被写体搬送コンベア42の上に一
定の幅で一定の厚さに落下する。
【0027】図7のステップ311で示すように、被写
体搬送コンベア42の上に粉末試料1が落下したことが
試料センサ48で確認されたら、エンコーダ27が予め
設定してある所定の回数、すなわちベルトコンベア42
上の粉末試料1がビデオカメラ43の視野に十分入るタ
イミングまでパルスカウントをする(ステップ31
2)。パルスカウントを終了したら、ビデオカメラ43
を動作させて撮影する(ステップ313)。ビデオカメ
ラ43では異物があると暗点として撮影され、その画像
信号は演算制御装置61に入力する。ビデオカメラ43
での撮影は1回だけであると統計的にみて測定値が不正
確になるので、撮影位置を変えて複数回撮影する。撮影
回数が所定の回数まで達してないときには(ステップ3
14)、エンコーダ27が予め設定してある所定の回
数、すなわちベルトコンベア42上の粉末試料1がビデ
オカメラ43の前回の撮影視野と違う位置に移動するタ
イミングまでパルスカウントをしてから(ステップ31
5)、再度ビデオカメラ43を動作させて撮影する(ス
テップ313)。この画像信号も演算制御装置61に入
力する。これを所定の回数(例えば10回)、繰り返し
て終了する(ステップ314)。尚、撮影が終わった粉
末試料1は、ベルトコンベア42でさらに搬送され、末
端で廃棄ホース26内に落下して図示外の吸引装置に吸
引される。
【0028】ステップ104では、前記ステップ102
で演算制御装置61に入力している製造ロットナンバ
ー、検査ナンバー、検査条件データを、演算制御装置6
1に入力している画像信号とともにLANを介してホス
トコンピュータに転送する。尚、これらのデータを演算
制御装置61に接続された表示装置やプリンタ(不図
示)で出力することもできる。
【0029】前記ステップ103、すなわちサブルーチ
ンBのステップ301でロボット3が試料容器2を把持
したまま回転して試料容器2内の粉末試料1をあけた
後、ステップ105によりロボット3はシーケンサ62
からのサブルーチンC(各ステップの図示省略)で動作
し、図1のBに鎖線で示すように廃棄用シュート24の
上に移動して試料容器2を放す。すると試料容器2はシ
ュート24を通って廃棄箱22に収容される。投棄後、
ロボット3は、搬出台36上(ホームポジション)で待
機する。上記した一連の動作ステップ101〜105が
終了すると、装置はリセット状態に戻る。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明を
適用する粉末品の異物自動測定装置によれば、粉末品に
混入した異物を自動的に連続して測定することができ、
粉末品検査の省力化に極めて有効である。測定者による
測定値のばらつき、偶然的な要素による測定値のばらつ
きがなくなり、統計的な面から再現性のある正確な測定
値が得られる。粉末試料の帯電を除電してから測定する
ので、粉末試料が固まりにならず、平坦に広がるため、
凹凸の影による暗点がなく、異物による暗点だけになる
ので測定データが正確なものになり、再現性のある高精
度な測定が可能になる。さらに本発明の測定装置では、
測定値が不正確になるような要素は総て改良されてお
り、この面からも高精度な測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する粉末品の異物自動測定装置の
一実施例の図である。
【図2】本発明を適用する粉末品の異物自動測定装置の
要部拡大斜視図である。
【図3】本発明を適用する粉末品の異物自動測定装置の
制御ブロック図である。
【図4】演算制御装置のプログラムチャート図である。
【図5】シーケンサの制御プログラムチャート図であ
る。
【図6】シーケンサの制御プログラムチャート図であ
る。
【図7】シーケンサの制御プログラムチャート図であ
る。
【符号の説明】
1は粉末試料、2は試料容器、2aはバーコード、3は
ロボット、4は容器センサ、10は除電装置、14はシ
ャッター、14aは開閉駆動源、17・19・49・5
2・64はモーター、20は漏斗、23はキセノンラン
プ、24はシュート、25はスクリュー攪拌機、26は
廃棄ホース、27はエンコーダ、28はベルトコンベ
ア、30は搬送装置、31はローラコンベア、34はタ
ーンテーブル、35はバーコードリーダ、36は搬出
台、37はエアーシリンダ、38はギアモータ、39は
ロータリーアクチュエータ、41はホッパー、42は被
写体搬送コンベア、43はビデオカメラ、44は側板、
45は堰板、46・47は緩衝板、48は試料センサ、
50は除電液タンク、51は給送ポンプ、53は電磁定
量弁、54は除電液チューブ、61は演算制御装置(C
PU)、62はシーケンサ、65は試料センサー、66
・67はノッカーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉越 英夫 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信越化学工業株式会社鹿島工場品質保証 部内 (72)発明者 北井 幹雄 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信越化学工業株式会社塩ビ技術研究所内 (72)発明者 千野 貴史 東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 日 機装株式会社内 (72)発明者 野上 雄司 東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 日 機装株式会社内 (72)発明者 矢城 一 東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 日 機装株式会社内 (72)発明者 加藤 敬介 東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 日 機装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−49147(JP,A) 特開 昭61−210929(JP,A) 実開 昭56−119549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/85 H04N 7/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末試料が入った試料容器を把持して搬
    送し、粉末試料を供給するロボットと、供給された粉末
    試料の静電気を除電する除電装置と、該除電装置から落
    下する除電済の粉末試料を受けて蓄留するホッパーと、
    該ホッパーから流出し均一の厚さに広げて並べられた粉
    末試料を被写体として搬送するコンベアと、該被写体搬
    送コンベア上の粉末試料を一定視野で撮影するビデオカ
    メラを有し、該ロボット、該除電装置、該被写体搬送コ
    ンベア、および該ビデオカメラが制御回路の制御にした
    がって動作することを特徴とする粉末品の異物自動測定
    装置。
  2. 【請求項2】 粉末試料が入った試料容器を把持して搬
    送し、粉末試料を供給するロボットと、供給された粉末
    試料の静電気を除電する除電装置と、該除電装置から落
    下する除電済の粉末試料を受けて蓄留するホッパーと、
    該ホッパーから流出する粉末試料を移送するベルトコン
    ベアと、該ベルトコンベア上の搬送路にあって移送され
    てくる粉末試料の上面に当り均一の厚さに広げる堰板
    と、該ベルトコンベアの末端にあって該ベルトコンベア
    から落下する粉末試料を受ける緩衝板と、該緩衝板から
    跳ね返った粉末試料が落下して均一の厚さに広げて並べ
    られた粉末試料を被写体として搬送するコンベアと、該
    被写体搬送コンベア上の粉末試料を一定視野で撮影する
    ビデオカメラを有し、該ロボット、該除電装置、該ベル
    トコンベア、該被写体搬送コンベア、および該ビデオカ
    メラが制御回路の制御にしたがって動作することを特徴
    とする粉末品の異物測定装置。
  3. 【請求項3】 粉末試料が入った試料容器に試料ロット
    ナンバーおよび/または検査条件を記録したバーコード
    が付されており、該バーコードを読み取るバーコードリ
    ーダが配設されており、該バーコードリーダで読み取ら
    れた試料ロットナンバーおよび/または検査条件で該制
    御回路が該除電装置および該ビデオカメラの動作を制御
    することを特徴とする請求項に記載の粉末品の異物自
    動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路がホストコンピュータに接
    続しており、該ビデオカメラで撮影された異物のデータ
    を試料ロットナンバーおよび/または検査条件とともに
    該制御回路からホストコンピュータに転送できることを
    特徴とする請求項に記載の粉末品の異物自動測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ロボットが粉末試料の入った試料容
    器を把持する位置まで搬送する搬送装置が付設されてい
    ることを特徴とする請求項、2、3またはに記載の
    粉末品の異物自動測定装置。
  6. 【請求項6】 該除電装置がシャッター付きの漏斗に、
    スクリュウー攪拌機が挿入してあり、かつ除電液供給源
    に繋がるチューブが導入されていることを特徴とする請
    求項1、2、3、4またはに記載の粉末品の異物自動
    測定装置。
  7. 【請求項7】 該シャッター付き漏斗が回転駆動源に接
    続され、該漏斗の内側壁の傾斜に略平行な回転軸の前記
    スクリュウー攪拌機と該漏斗との回転方向が逆方向であ
    ることを特徴とする請求項に記載の粉末品の異物自動
    測定装置。
  8. 【請求項8】 前記粉末試料が塩化ビニル系樹脂である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または
    に記載の粉末品の異物自動測定装置。
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