JP3137482B2 - 粉末品の嵩比重自動測定装置 - Google Patents
粉末品の嵩比重自動測定装置Info
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- JP3137482B2 JP3137482B2 JP04344769A JP34476992A JP3137482B2 JP 3137482 B2 JP3137482 B2 JP 3137482B2 JP 04344769 A JP04344769 A JP 04344769A JP 34476992 A JP34476992 A JP 34476992A JP 3137482 B2 JP3137482 B2 JP 3137482B2
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Description
脂、ABS系樹脂、SBC系樹脂などの樹脂粉末や、食
品粉末、セメント等の粉末品の嵩比重を自動的に測定す
る装置に関するものである。
る際に、規定の品質が確保されているか否かを分析し、
品質検査が行なわれる。検査結果は、工場へ戻して製造
工程の改善に利用したり、出荷先に対する品質表示に用
いられる。
項目の一つに嵩比重測定がある。嵩比重の測定は、JI
S−K−6721に規定されているように、ダンパ付き
の漏斗と円筒形の受器を用いて行なわれる。十分にかき
混ぜた粉末試料を漏斗に入れ、速やかにダンパを引き抜
いて受器に粉末試料を落とす。受器から盛り上った粉末
試料をガラス棒ですり落とした後、粉末試料が入った受
器の質量を正確に計量する。その質量から受器単独の質
量を差し引いて粉末試料のみの質量を求め、受器の内容
積で割って嵩比重を求めている。
21の規定を忠実に守っても、同一試料について数回測
定した場合、再現性のある測定値が得られないことがあ
る。特に測定者が変わった場合には、同一試料でもかな
りのばらつきがでてしまう。その点に関し種々検討した
が、測定に付随する作業の仕方がその時々により微妙に
相違することが原因であると解明できた。特に測定者が
変わった場合には、作業の仕方がかなり相違し、それが
測定値の変化となって現れる。例えば粉末試料を漏斗に
一気に入れた場合と緩やかに入れた場合とでは、漏斗内
の粉末試料の密度が異なり、漏斗からの粉末試料の落下
速度が微妙に変化して、受器内の粉末試料の密度も異な
ってしまう。また粉末試料を漏斗から落す際に漏斗のダ
ンパを引き抜く速さが異なったり、粉末試料が盛り上っ
ている受器に触れてしまったり、盛り上った粉末試料を
すり落とすときの速さが異なったりすることによっても
受器内の粉末試料の密度が変わってしまう。その結果、
嵩比重測定値の再現性がなくなってしまうことになる。
業を人手で行なっているために手間がかかり効率的でな
い。特に粉末試料が入っている受器を扱うのに細心の注
意を払う必要がある。この他、1回の測定毎に受器を完
全に清掃しないと次回の測定値が不正確になるため、毎
回、受器を清掃する作業も煩わしいものであった。
たもので、粉末品の嵩比重をなるべく人手を触れないよ
うに自動的に連続して測定し、高精度な測定が可能な粉
末品の嵩比重自動測定装置を提供することを目的とす
る。
めになされた本発明の粉末品の嵩比重自動測定装置を実
施例に対応する図面により説明する。
定装置は、図1に示すように、粉末試料が入った試料容
器2を把持して搬送し、一定高さで試料容器を反転させ
て粉末試料をあける試料容器搬送ロボット3、その粉末
試料を受けるダンパ付き漏斗4、ダンパ5を抜き差しす
るダンパ駆動源5a、ダンパ付き漏斗4から落下する粉
末試料を検知する試料センサ7、ダンパ付き漏斗4から
落下した粉末試料を受け入れる定容受器6、上面に複数
個の突起9aが形成され突起9a同士の間が貫通孔9b
になって定容受器6を載置するための台座9、定容受器
6の上面を摺動するすり切り棒8、すり切り棒8を往復
動させるすり切り棒駆動源8a、台座9下方の余剰粉末
試料受けホッパ11、ホッパに連結する吸引装置29
a、粉末試料が入った定容受器6を把持して搬送および
反転可能な定容受器搬送ロボット21、搬送されてきた
定容受器6を載置して秤量する電子天秤22、および秤
量済の粉末試料を吸引するクリーナ23が配置されてい
る。図5に示すように、試料容器搬送ロボット3、ダン
パ駆動源5a、すり切り棒駆動源8a、定容受器搬送ロ
ボット21、電子天秤22、およびクリーナ23が制御
回路61・62の制御にしたがって動作することを特徴
とする。
装置は、粉末試料が入った試料容器2に試料ロットナン
バーおよび/または検査条件を記録したバーコード2a
が付されており、バーコード2aを読み取るバーコード
リーダ35、試料容器2を把持して搬送し、一定高さで
試料容器を反転させて粉末試料をあける試料容器搬送ロ
ボット3、その粉末試料を受けるダンパ付き漏斗4、ダ
ンパ5を抜き差しするダンパ駆動源5a、ダンパ付き漏
斗4から落下する粉末試料を検知する試料センサ7、ダ
ンパ付き漏斗4から落下した粉末試料を受け入れる定容
受器6、上面に複数個の突起9aが形成され突起9a同
士の間が貫通孔9bになって定容受器6を載置するため
の台座9、定容受器6の上面を摺動するすり切り棒8、
すり切り棒8を往復動させるすり切り棒駆動源8a、台
座9下方の余剰粉末試料受けホッパ11、ホッパに連結
する吸引装置29a、粉末試料が入った定容受器6を把
持して搬送および反転可能な定容受器搬送ロボット2
1、搬送されてきた定容受器6を載置して秤量する電子
天秤22、および秤量済の粉末試料を吸引するクリーナ
23が配置されている。バーコードリーダ35、試料容
器搬送ロボット3、ダンパ駆動源5a、すり切り棒駆動
源8a、定容受器搬送ロボット21、電子天秤22、お
よびクリーナ23が制御回路61・62の制御にしたが
って動作することを特徴とする。
1・62が、図5に示すように、ホストコンピュータに
接続しており、制御回路61・62から出力される秤量
結果が試料ロットナンバーおよび/または検査条件とと
もにホストコンピュータに転送されるように構成しても
よい。
ット3が粉末試料の入った試料容器2を把持する位置ま
で搬送する搬送装置30が付設されていることが好まし
い。図4に示すように、ダンパ付き漏斗4の外側に接触
するノッカー51bおよびダンパ付き漏斗4の内部に排
出口近くまで侵入する振動バー51aを有し、ノッカー
51bおよび振動バー51aが振動源51に連結してい
ることが好ましい。
制御回路62からの指令で試料容器2が試料容器搬送ロ
ボット3に把持されてダンパ付き漏斗4の上方の定位置
に搬送され、試料容器搬送ロボット3が反転して粉末試
料1は漏斗4にあけられる。ここで制御回路62からの
指令でダンパ駆動源5aが駆動してダンパ5が開くと、
漏斗4内の粉末試料1は定容受器6に落下して山盛りに
なる。粉末試料センサ7により粉末試料1の落下の終了
が検知されると、制御回路62はすり切り棒駆動源8a
を駆動させる。すり切り棒8が定容受器6の上面を摺動
して余剰の粉末試料1をすり切り、粉末試料1が定容に
なる。ここで制御回路62からの指令で定容受器搬送ロ
ボット21が動作し、定容の粉末試料1が入った定容受
器6を電子天秤22に搬送し、電子天秤22で秤量が行
なわれる。秤量値(風袋込みの定容粉末試料1の重量)
は制御回路61に転送される。次いで定容受器6は制御
回路62の制御で定容受器搬送ロボット21によりクリ
ーナ23に搬送されて上下が反転され、ここでクリーナ
23が吸引して定容受器6内部に残留した粉末試料の清
掃が行なわれる。清掃が終了したら、定容受器搬送ロボ
ット21で空の定容受器6は電子天秤22に戻され、電
子天秤22で秤量が行なわれる。秤量値(定容受器6の
風袋)は制御回路61に転送される。次いで定容受器6
は制御で定容受器搬送ロボット21によりダンパ付き漏
斗4直下の定位置(ホームポジション)へ搬送される。
制御回路61では、転送されてきた秤量値、すなわち風
袋込みの定容粉末試料の重量と定容受器6の風袋、およ
び予め記憶されている定容容器の容量から嵩比重の値を
算出する。
は、制御回路61からの指令で試料容器2に付された試
料ロットナンバーおよび/または検査条件のバーコード
2aをバーコードリーダ35で読み取り記憶しておく。
その後、上記第1発明の粉末品の嵩比重自動測定装置と
同様な動作順で動作して嵩比重の値が算出される。この
嵩比重の算出値が、記憶されている試料ロットナンバー
および/または検査条件のデータとともに2次利用、例
えばデイスプレイ表示、プリントアウト、データ転送な
どに供される。
説明する。図1は本発明の粉末品の嵩比重自動測定装置
の正面図、図2はその平面図、図3は正面図の要部拡大
図、図4は要部斜視図、図5は装置の制御ブロック図で
ある。
を搬送する搬送装置30のローラーコンベア31、バー
コードリーダ35および搬出台36をこの順に配置して
ある。試料容器2には測定に必要とするよりも多い量の
樹脂粉末1が収容されており、外面には樹脂粉末1の品
名、ロットナンバー、検査項目などの検査条件データを
コード化したバーコード2aが付されている。
向に沿って敷設されたガイドレール31aにより試料容
器2の通路が形成される。通路の途中にはアクチュエー
タ32aの往復動作によりローラーコンベア31のロー
ラ同士の間から上方に突出する棒状のストッパ32が設
けられ、その容器受入側には試料容器2の有無を検知す
る容器センサ41が取付けられている。ローラーコンベ
ア31の側面にはその搬送経路と平行に往復動作するエ
アーシリンダ37が配置される。その可動部分の先端に
はロータリーアクチュエータ39を介して搬送バー33
が取付けられる。搬送バー33はエアーシリンダ37の
往復動作によってローラーコンベア31上から搬出台3
6上まで変位可能であるとともに、ロータリーアクチュ
エータ39の駆動によりローラーコンベア31の搬送経
路を横切って揺動可能になっている。搬送バー33はス
トッパ32とローラーコンベア31の末端間の一点をホ
ームポジションとし、その容器受入側には試料容器2の
有無を検知する容器センサ42が取付けられている。
31の末端に設けられたターンテーブル34の脇方に取
付けられる。ターンテーブル34はギアモータ38に連
結された円板状のテーブルである。ターンテーブル34
に隣接する平坦面は、バーコード読み取りが終了した試
料容器2を次の工程へ送るための搬出台36になってい
る。
容受器6は上下方向に配置してある。これらの上部には
試料容器搬送ロボット3が設けられている。試料容器搬
送ロボット3は試料容器2を把持し、鎖線示のように昇
降動作、回動動作(図2参照)、上下反転動作が可能に
なっている。
規定の漏斗を外部表面の形状にそって漏斗の上部の開口
部を延長拡大した漏斗で、基台50上に立設した支持板
12から水平に張り出した支持部材13に支持される。
図4に示すように、漏斗4の背面には振動源であるバイ
ブレータ51が取付けられ、漏斗4の内部にはバイブレ
ータ51から排出口近くまで延びたコの字形の振動バー
51aが導入されるとともに、ノッカー51bがダンパ
付き漏斗4の外側に接触している。さらに漏斗4の内部
にはエアーチューブ58が導入され、エアー供給源58
a(図1、図2、図3で図示省略)に連結されている。
ダンパ5は水平方向に往復駆動する電磁式のダンパ駆動
源5aに連結している。
12に取付けられた台座9に載置される。定容受器6は
JIS−K−6721に規定された内容積100ccの円
筒容器である。台座9の上面には複数個の突起9aが形
成され、突起9a同士の間は貫通孔9bになっている。
定容受器6は底面と突起9a先端との点接触により台座
9上に載置される。台座9の下部には余剰粉末試料用の
受けホッパ11が配置され、吸引装置29aに連結して
いる。
センサ7とすり切り棒8とが配置される。粉末試料セン
サ7は漏斗4の真下に向けて光線を照射し、その反射光
を検出して粉末試料1の落下を検知する光電センサであ
る。すり切り棒8は水平方向に往復駆動する電磁式のす
り切り棒駆動源8aに連結し、定容受器6の上面を摺動
可能になっている。台座9下方の余剰粉末試料受けホッ
パ11には吸引装置29aが連結される。また、支持板
12の背面側には空の試料容器2を廃棄する容器廃棄口
53が形成されている(図2参照)。
21の搬送経路に沿って、電子天秤22、クリーナ23
および粉末試料廃棄用のホッパ24が配置されている。
を把持するアームを昇降装置28に取付けたものであ
る。昇降装置28は水平なレール26に従って移動する
テーブル27上に配置される。定容受器搬送ロボット2
1は定容受器6の把持動作、昇降動作、水平方向の往復
動作および上下反転動作が可能になっている。定容受器
搬送ロボット21は、台座9の正面(図4に示す位置)
をホームポジションとする。この位置において定容受器
搬送ロボット21は定容受器6を把持すべく待機してい
る。
面が台座9の突起9aの先端と同じ高さに設定される。
電子天秤22の上方には秤量台を覆う透明な風防カバー
85が設けられる。風防カバー85はワイア巻上げによ
り動作する昇降装置81の腕木82に取付けられて昇降
可能になっており、降下時にも秤量台とは非接触であ
る。
じ高さのテーブル91に、吸引装置29bに連結した吸
気口92を取付けたものである。吸気口92の周囲には
複数のくぼみ93が形成されている。くぼみ93は、吸
気口92上に定容受器6を伏せた場合、定容受器6の外
側と内側とを連通する気流の通路になる。テーブル91
の上方にはカバー86が設けられる。カバー86は下部
が開放され、上面に複数の導気孔が形成された円筒容器
である。カバー86は昇降装置81の腕木82に取付け
られて昇降可能であり、降下時にはテーブル91のくぼ
み93が形成された部分よりも広い範囲を覆うようにな
っている。測定済の粉末試料廃棄用のホッパ24は吸引
装置29bに連結している。
置30のアクチュエータ32aとエアーシリンダ37と
ロータリーアクチュエータ39、試料容器搬送ロボット
3、バイブレータ51、ダンパ駆動源5a、すり切り棒
駆動源8a、クリーナ23の吸引装置29aと吸引装置
29b、定容受器搬送ロボット21、エアー供給源58
a、および昇降装置81がシーケンサ62に接続し、シ
ーケンサ62が演算制御装置(CPU)61に接続され
ている。さらに演算制御装置61にはバーコードリーダ
35および電子天秤22が接続され、ホストコンピュー
タとローカル・エリア・ネットワーク(LAN)で結ば
れている。
下のように動作する。全体的な制御は演算制御装置(C
PU)61のプログラムにしたがって制御され、装置の
個別的な動作はシーケンサ62の制御プログラムにした
がって制御される。以下、図6に示す演算制御装置61
のプログラムチャート、そのサブルーチンA(図7)、
サブルーチンB(図8)、サブルーチンC(図9)に示
すシーケンサ62の制御プログラムチャートにしたがっ
て説明する。
取り、試料容器2に入れる。試料容器2の側面には、製
造ロットナンバー、検査ナンバー、検査条件データをコ
ード化したバーコード2aのラベルを貼付しておく。ロ
ーラーコンベア31に複数個の試料容器2を載置する
と、試料容器2はガイドレール31a間を一列に整列し
た状態で搬送される。
て、図6のステップ101で演算制御装置61からの指
令により、シーケンサ62から図7に示すサブルーチン
Aで搬送装置30が試料容器2の1個だけをターンテー
ブル34の上に乗せる。容器センサ41が試料容器2の
存在を検知したら(ステップ201)、アクチュエータ
32aが動作し(ステップ202)、ストッパ32が先
頭の試料容器2を1個通過させるだけ一時的に退避す
る。するとローラーコンベア31で試料容器2がホーム
ポジションにある搬送バー33まで搬送される。2番目
以降の試料容器2はストッパ32に当接して待機する。
搬送バー33まで試料容器2が搬送されたことが容器セ
ンサ42によって検知されると(ステップ203)、ロ
ータリーアクチュエータ39が動作して(ステップ20
4)搬送バー33が上り、先頭の試料容器2はローラー
コンベア31の末端まで搬送される。搬送バー33が水
平に復帰するとともにエアーシリンダ37が動作(ステ
ップ205)して、試料容器2をターンテーブル34上
に押して乗せる。この動作が終了するとエアーシリンダ
37は一旦戻る。
指令により、バーコードリーダ35でバーコード2aを
読み取る。バーコードリーダ35は、ターンテーブル3
4上の試料容器2がモータ38の駆動で回転することに
よりバーコード2aを走査し読取る。そしてバーコード
2aの製造ロットナンバー、検査ナンバー、検査条件デ
ータのコードを解読して演算制御装置61に転送する。
指令により、シーケンサ62から図8に示すサブルーチ
ンBでエアーシリンダ37が再度動作し(ステップ30
1)、搬送バー33がターンテーブル34上の試料容器
2を押して(図2鎖線示)、試料容器2を搬出台36へ
移動させた後、搬送バー33がホームポジションへ戻
る。ステップ302でホームポジションにある試料容器
搬送ロボット3が試料容器2を把持して上昇し、旋回動
作を行なって試料容器2をダンパ付き漏斗4の上方へ搬
送する。図3のようにアームの先端が回転して試料容器
2が上下反転すると、粉末試料1はダンパ付き漏斗4内
に落下し、溜る。次いでダンパ駆動源5aを駆動させる
(ステップ303)とダンパ5が開き、粉末試料1は台
座9の上にある定容受器6に落下して山盛り状態にな
る。このとき粉末試料センサ7により落下終了が検知さ
れたら(ステップ304)、すり切り棒駆動源8aを作
動させ(ステップ305)、すり切り棒8が定容受器6
の上面を摺動し、盛り上った余剰の粉末試料が台座9に
落下し、貫通孔9bを経て余剰粉末試料受けホッパ11
に溜る。ホッパ11内の余剰粉末試料は吸引装置29a
に吸引される(ステップ306)。次いでステップ30
7で定容受器搬送ロボット21が定容受器6を把持して
搬送し、電子天秤22に載置した後、退避する。昇降装
置81を作動させると(ステップ308)、ホームポジ
ションにあった風防カバー85は下降し(図3参照)、
風による天秤のゆらぎを防ぐことができる。ここで粉末
試料1が入っている定容受器6が電子天秤22により計
量される。この電子天秤22による計量が開始されると
同時に、ダンパ駆動源5aを駆動させて(ステップ30
9)、ダンパ5を開ける。エアー供給源58aを駆動さ
せると(ステップ310)、エアーチューブ58からエ
アーが噴出し、さらにバイブレータ51を動作させると
(ステップ311)、振動バー51aおよびノッカー5
1bがダンパ付漏斗4を振動させる。そのためダンパ付
漏斗4内に閉塞して付着した粉末試料も取り除かれる。
その後ダンパ駆動源5aを駆動させてダンパ5を閉じ
る。
演算制御装置61からの指令により、電子天秤22で秤
量し、粉末試料1の重量が定容受器6の風袋込みで演算
制御装置61に転送される。
指令により、シーケンサ62からのサブルーチンCで昇
降装置81を作動させ(ステップ401)、風防カバー
85が上昇してホームポジションに戻る。次いでステッ
プ402で、前記ステップ308により退避していた定
容受器搬送ロボット21を作動させ、電子天秤22上の
定容受器6を把持し、ホッパ24に搬送して上下反転し
て秤量済の粉末試料を廃棄した後、クリーナ23の上方
へ移動し、上下反転している定容受器6を吸気口92の
上に載置する。ここで昇降装置81を作動させ(ステッ
プ403)、カバー86が下降して定容受器6を覆う。
ステップ404により吸引装置29bが稼動すると、空
気は矢示のようにカバー86上面の導気孔、テーブル9
1のくぼみ93を経て定容受器6の内部に流入され、内
壁面に付着残留した粉末試料が除去される。このとき同
時にホッパ24に溜っている廃棄された粉末試料も吸引
される。次いでステップ405により昇降装置81を作
動させてカバー86を上昇させる。ステップ406によ
り定容受器搬送ロボット21は定容受器6を把持し電子
天秤22の上に戻した後、退避する。さらに昇降装置8
1を作動させ(ステップ407)、風防カバー85が下
降する。
演算制御装置61からの指令により、電子天秤22で秤
量し、定容受器6のみの重量(風袋)が演算制御装置6
1に転送される。
指令により、シーケンサ62からのサブルーチンD(各
ステップの図示省略)で昇降装置81を作動させ、風防
カバー85が上昇する。次いで前記ステップ407によ
り退避していた定容受器搬送ロボット21を作動させ、
電子天秤22上の定容受器6を把持し、台座9の上に戻
し、定容受器搬送ロボット21をホームポジションに戻
す。
プ108で、嵩比重=(ステップ104の秤量値−ステ
ップ106の秤量値)/定容受器6の容量、を演算す
る。ステップ108では、演算された嵩比重のデータを
ステップ102で転送され記憶されている製造ロットナ
ンバー、検査ナンバー、検査条件データとともにLAN
を介してホストコンピュータに転送する。これらのデー
タを演算制御装置61に接続された表示装置やプリンタ
(不図示)で出力することもできる。
ンBのステップ302で試料容器搬送ロボット3が試料
容器2を把持したまま回転して試料容器2内の粉末試料
1をあけた後、ステップ110により試料容器搬送ロボ
ット3はシーケンサ62からのサブルーチンE(各ステ
ップの図示省略)で動作し、図2のように装置の背面側
に回動し、空の試料容器2を容器廃棄口53に投棄す
る。投棄後、試料容器搬送ロボット3は、搬出台36上
(ホームポジション)で待機する。
0が終了すると、装置はリセット状態に戻る。なお上記
の装置で、粉末試料センサ7により粉末試料の落下開始
と落下終了を検知し、その所要時間とダンパ付き漏斗4
の排出口の形状、および粉末試料の落下量(試料容器2
に入っていた粉末試料の量)から演算制御装置61によ
り、粉末試料1の流動特性を求めることもできる。
適用する粉末品の嵩比重自動測定装置は、粉末品の嵩比
重を自動的に連続して測定することができる。粉末品の
粉末試料を搬送装置へ載せるだけで、嵩比重測定装置へ
の供給、粉末試料の定容、秤量、嵩比重の算出、定容受
器の清掃の完全自動化が達成されており、粉末品検査の
省力化に極めて有効である。人による測定のばらつきが
なく、再現性のある高精度な測定が可能になる。さらに
本発明の測定装置では、測定値が不正確になるような要
素は総て改良されており、この面からも高精度な測定が
可能になる。
の一実施例の正面図である。
の一実施例の平面図である。
の要部拡大正面図である。
の要部拡大斜視図である。
の制御ブロック図である。
る。
る。
る。
試料容器搬送ロボット、4はダンパ付き漏斗、5はダン
パ、5aはダンパ駆動源、6は定容受器、7は粉末試料
センサ、8はすり切り棒、8aはすり切り棒駆動源、9
は台座、9aは突起、9bは貫通孔、11・24はホッ
パ、12は支持板、13・64は支持部材、21は定容
受器搬送ロボット、22は電子天秤、23はクリーナ、
26はレール、27はテーブル、28は昇降装置、29
a・29bは吸引装置、30は搬送装置、31はローラ
ーコンベア、31aはガイドレール、32はストッパ、
32aはアクチュエータ、33は搬送バー、34はター
ンテーブル、35はバーコードリーダ、36は搬出台、
37はエアーシリンダ、38はギアモーター、39はロ
ータリーアクチュエータ、41・42は容器センサ、5
0は基台、51はバイブレータ、51aは振動バー、5
1bはノッカー、53は容器廃棄口、58はエアーチュ
ーブ、58aはエアー供給源、61は演算制御装置、6
2はシーケンサ、81は昇降装置、82は腕木、85は
風防カバー、91はテーブル、92は吸気口、93はく
ぼみである。
Claims (6)
- 【請求項1】 粉末試料が入った試料容器を把持して搬
送し、一定高さで試料容器を反転させて粉末試料をあけ
る試料容器搬送ロボット、その粉末試料を受けるダンパ
付き漏斗、ダンパを抜き差しするダンパ駆動源、ダンパ
付き漏斗から落下する粉末試料を検知する試料センサ、
ダンパ付き漏斗から落下した粉末試料を受け入れる定容
受器、上面に複数個の突起が形成され突起同士の間が貫
通孔になって定容受器を載置するための台座、定容受器
の上面を摺動するすり切り棒、すり切り棒を往復動させ
るすり切り棒駆動源、台座下方の余剰粉末試料受けホッ
パ、ホッパに連結する吸引装置、粉末試料が入った定容
受器を把持して搬送および反転可能な定容受器搬送ロボ
ット、搬送されてきた定容受器を載置して秤量する電子
天秤、および秤量済の粉末試料を吸引するクリーナが配
置されており、該試料容器搬送ロボット、該ダンパ駆動
源、該すり切り棒駆動源、該定容受器搬送ロボット、該
電子天秤、および該クリーナが制御回路の制御にしたが
って動作することを特徴とする粉末品の嵩比重自動測定
装置。 - 【請求項2】 粉末試料が入った試料容器に試料ロット
ナンバーおよび/または検査条件を記録したバーコード
が付されており、該バーコードを読み取るバーコードリ
ーダ、試料容器を把持して搬送し、一定高さで試料容器
を反転させて粉末試料をあける試料容器搬送ロボット、
その粉末試料を受けるダンパ付き漏斗、ダンパを抜き差
しするダンパ駆動源、ダンパ付き漏斗から落下する試料
を検知する試料センサ、ダンパ付き漏斗から落下した粉
末試料を受け入れる定容受器、上面に複数個の突起が形
成され突起同士の間が貫通孔になって定容受器を載置す
るための台座、定容受器の上面を摺動するすり切り棒、
すり切り棒を往復動させるすり切り棒駆動源、台座下方
の余剰粉末試料受けホッパ、ホッパに連結する吸引装
置、粉末試料が入った定容受器を把持して搬送および反
転可能な定容受器搬送ロボット、搬送されてきた定容受
器を載置して秤量する電子天秤、および秤量済の粉末試
料を吸引するクリーナが配置されており、該バーコード
リーダ、該試料容器搬送ロボット、該ダンパ駆動源、該
すり切り棒駆動源、該定容受器搬送ロボット、該電子天
秤、および該クリーナが制御回路の制御にしたがって動
作し、バーコードリーダで読み取られた試料ロットナン
バーおよび/または検査条件と電子天秤による秤量結果
が制御回路から出力されることを特徴とする粉末品の嵩
比重自動測定装置。 - 【請求項3】 前記制御回路がホストコンピュータに接
続しており、制御回路から出力される秤量結果が試料ロ
ットナンバーおよび/または検査条件とともにホストコ
ンピュータに転送されることを特徴とする請求項1また
は2に記載の粉末品の嵩比重自動測定装置。 - 【請求項4】 前記試料容器搬送ロボットが粉末試料の
入った試料容器を把持する位置まで搬送する搬送装置が
付設されていることを特徴とする請求項1、2または3
に記載の粉末品の嵩比重自動測定装置。 - 【請求項5】 該ダンパ付き漏斗の外側に接触するノッ
カーおよび該ダンパ付き漏斗の内部に排出口近くまで侵
入する振動バーを有し、該ノッカーおよび該振動バーが
振動源に連結していることを特徴とする請求項1、2、
3または4に記載の粉末品の嵩比重自動測定装置。 - 【請求項6】 前記粉末試料が塩化ビニル系樹脂である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載
の粉末品の嵩比重自動測定装置。
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KR20180106048A (ko) * | 2017-03-17 | 2018-10-01 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 막의 밀도 측정 장치 및 이를 이용한 박막의 밀도 측정 방법 |
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