JPH11218062A - 内燃機関の燃料噴射装置を制御するための装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置を制御するための装置Info
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- F02M63/00—Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
- F02M63/0012—Valves
- F02M63/0031—Valves characterized by the type of valves, e.g. special valve member details, valve seat details, valve housing details
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い信頼性を備え、公知の装置に典型的な前
述の欠点を解消するように設計された燃料噴射装置を制
御するための装置を提供する。 【解決手段】 燃料噴射装置11を制御するロッド14のた
めの案内シート部を形成する孔36を備える弁本体26と、
孔36と同軸線上の制御チャンバー38とを有し、制御チャ
ンバー38が、流出管路44を介して流出チャンバー32と接
続され、ロッド14は、前記案内シート部の端面40に制止
され、且つ、制御チャンバー38を一時的に閉じる当接部
52を有し、加圧燃料の流入管路41が、端面40近傍の案内
シート部の上部と接続されており、当接部52は、端面40
の截頭円錐状部54と係合する截頭円錐形表面53を有し、
截頭円錐状部54は、制御チャンバー38近傍にあり、且
つ、截頭円錐形表面53と同じテーパーを有している。
述の欠点を解消するように設計された燃料噴射装置を制
御するための装置を提供する。 【解決手段】 燃料噴射装置11を制御するロッド14のた
めの案内シート部を形成する孔36を備える弁本体26と、
孔36と同軸線上の制御チャンバー38とを有し、制御チャ
ンバー38が、流出管路44を介して流出チャンバー32と接
続され、ロッド14は、前記案内シート部の端面40に制止
され、且つ、制御チャンバー38を一時的に閉じる当接部
52を有し、加圧燃料の流入管路41が、端面40近傍の案内
シート部の上部と接続されており、当接部52は、端面40
の截頭円錐状部54と係合する截頭円錐形表面53を有し、
截頭円錐状部54は、制御チャンバー38近傍にあり、且
つ、截頭円錐形表面53と同じテーパーを有している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射装置を制御するための装置に関する。
射装置を制御するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知の燃料噴射装置は、通常、絞り弁に
よって水力学的に制御されたノズル制御ロッドを備え、
前記絞り弁は弁本体を備え、該弁本体は加圧燃料が供給
される制御チャンバーと同軸のロッド案内シート部を有
する。前記制御チャンバーは、電磁石により制御される
閉鎖部材により通常閉じられた流出管路を介し、流出チ
ャンバーと連結されている。
よって水力学的に制御されたノズル制御ロッドを備え、
前記絞り弁は弁本体を備え、該弁本体は加圧燃料が供給
される制御チャンバーと同軸のロッド案内シート部を有
する。前記制御チャンバーは、電磁石により制御される
閉鎖部材により通常閉じられた流出管路を介し、流出チ
ャンバーと連結されている。
【０００３】前記絞り弁が開かれたときに前記制御チャ
ンバーを一時的に閉じるため、前記制御ロッドは、通
常、前記弁本体内の前記案内シート部の平坦な端面と当
接する部分を有している。そして、前記絞り弁が開いて
いるときの燃料の流量を減らすために、前記制御ロッド
（前記制御チャンバーを閉鎖するように配置されてい
る）の側面は、通常、前記ロッド案内シート部の平坦な
端面近傍の燃料流入管路を部分的に閉じる。
ンバーを一時的に閉じるため、前記制御ロッドは、通
常、前記弁本体内の前記案内シート部の平坦な端面と当
接する部分を有している。そして、前記絞り弁が開いて
いるときの燃料の流量を減らすために、前記制御ロッド
（前記制御チャンバーを閉鎖するように配置されてい
る）の側面は、通常、前記ロッド案内シート部の平坦な
端面近傍の燃料流入管路を部分的に閉じる。
【０００４】上記形式の公知の噴射装置の主な欠点は、
前記ロッドが前記弁本体の平坦面と衝撃し、軸方向にか
なりリバウンドするため、前記制御チャンバー内に燃料
が流入し、その結果、流体平衡位置付近で前記ロッドの
強制振動が起こり、前記噴射装置によるイレギュラーな
燃料供給が起こる。このことが、中央制御ユニットによ
る前記ノズルの開閉時間を変動させる。
前記ロッドが前記弁本体の平坦面と衝撃し、軸方向にか
なりリバウンドするため、前記制御チャンバー内に燃料
が流入し、その結果、流体平衡位置付近で前記ロッドの
強制振動が起こり、前記噴射装置によるイレギュラーな
燃料供給が起こる。このことが、中央制御ユニットによ
る前記ノズルの開閉時間を変動させる。
【０００５】このような変動を減少させるために、燃料
噴射装置では、前記絞り弁が閉じられる時に、前記制御
チャンバーを完全に閉じてしまわないように、前記ロッ
ドが載る表面に微細な溝を形成し、それによって前記ロ
ッドの振動を吸収するために、一定量の燃料が前記制御
チャンバー内に継続して流れるようにしている。
噴射装置では、前記絞り弁が閉じられる時に、前記制御
チャンバーを完全に閉じてしまわないように、前記ロッ
ドが載る表面に微細な溝を形成し、それによって前記ロ
ッドの振動を吸収するために、一定量の燃料が前記制御
チャンバー内に継続して流れるようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな燃料の流れは、前記ロッドの噴射ノズルの開口応答
を鈍らせると同時に、循環する燃料の効果を無にする。
更に、前記微小な溝の形成は、かなりコスト高となる。
うな燃料の流れは、前記ロッドの噴射ノズルの開口応答
を鈍らせると同時に、循環する燃料の効果を無にする。
更に、前記微小な溝の形成は、かなりコスト高となる。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記形式の噴射
装置を制御するための装置であって高い信頼性を備え、
公知の装置に典型的な前述の欠点を解消するように設計
された装置を提供することにある。
装置を制御するための装置であって高い信頼性を備え、
公知の装置に典型的な前述の欠点を解消するように設計
された装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、燃
料噴射装置を制御するロッドのための案内シート部を備
える弁本体と、前記案内シート部と同軸線上の制御チャ
ンバーとを有し、前記制御チャンバーが、流出管路を介
して流出チャンバーと接続され、前記ロッドは、前記案
内シート部の端面に制止され、且つ、前記制御チャンバ
ーを一時的に閉じる当接部を有し、加圧燃料の流入管路
が、前記端面近傍の前記案内シート部の上部と接続され
ている、内燃機関の燃料噴射装置を制御するための装置
であって、前記当接部は、前記端面の截頭円錐状部と係
合する截頭円錐形表面を有し、前記截頭円錐状部は、前
記制御チャンバー近傍にあり、且つ、前記截頭円錐形表
面と同じテーパーを有していることを特徴とする装置に
よって達成される。
料噴射装置を制御するロッドのための案内シート部を備
える弁本体と、前記案内シート部と同軸線上の制御チャ
ンバーとを有し、前記制御チャンバーが、流出管路を介
して流出チャンバーと接続され、前記ロッドは、前記案
内シート部の端面に制止され、且つ、前記制御チャンバ
ーを一時的に閉じる当接部を有し、加圧燃料の流入管路
が、前記端面近傍の前記案内シート部の上部と接続され
ている、内燃機関の燃料噴射装置を制御するための装置
であって、前記当接部は、前記端面の截頭円錐状部と係
合する截頭円錐形表面を有し、前記截頭円錐状部は、前
記制御チャンバー近傍にあり、且つ、前記截頭円錐形表
面と同じテーパーを有していることを特徴とする装置に
よって達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料噴射装置を制御
するための装置の一実施形態につき、以下に添付図面に
基づき説明する。
するための装置の一実施形態につき、以下に添付図面に
基づき説明する。
【００１０】図１の符号１１は、内燃機関等の燃料噴射
装置全体を示し、該燃料噴射装置は、中空本体１２を有
し、該中空本体は、１又は２以上の噴射オリフィスを備
える底部で終端するノズル１０を支持している。中空本
体１２は、軸方向の空洞部１３を有し、該空洞部内にお
いて、前記噴射オリフィスを閉じるピン９に接続された
制御ロッド１４が摺動する。
装置全体を示し、該燃料噴射装置は、中空本体１２を有
し、該中空本体は、１又は２以上の噴射オリフィスを備
える底部で終端するノズル１０を支持している。中空本
体１２は、軸方向の空洞部１３を有し、該空洞部内にお
いて、前記噴射オリフィスを閉じるピン９に接続された
制御ロッド１４が摺動する。
【００１１】中空本体１２はまた、付属部１５を有し、
該付属部内に取付け部品１６が挿入されており、この取
付け部品１６は、例えば１３５０ｂａｒという非常に高
い圧力を持った燃料を供給するための標準燃料供給ポン
プに接続されている。付属部１５は、ピン９の段部に配
置されたノズル１０の噴射チャンバー８と取付け部品１
６とを接続している管路１７を有している。そして、中
空本体１２はまた、実質上円筒状で螺子１９付きの中空
部１８と、段部２３によって中空部１８と画されたシー
ト部２１とを有している。
該付属部内に取付け部品１６が挿入されており、この取
付け部品１６は、例えば１３５０ｂａｒという非常に高
い圧力を持った燃料を供給するための標準燃料供給ポン
プに接続されている。付属部１５は、ピン９の段部に配
置されたノズル１０の噴射チャンバー８と取付け部品１
６とを接続している管路１７を有している。そして、中
空本体１２はまた、実質上円筒状で螺子１９付きの中空
部１８と、段部２３によって中空部１８と画されたシー
ト部２１とを有している。
【００１２】噴射装置１１はまた、シート部２１内に収
容された絞り弁２４を有し、該絞り弁は、電磁石（図示
せず）の鉄心棒２５によって制御され、フランジ２９付
きの弁本体２６を有し、該フランジは、中空部１８の螺
子１９に螺入された外螺子付きリングナット３１と係合
する。
容された絞り弁２４を有し、該絞り弁は、電磁石（図示
せず）の鉄心棒２５によって制御され、フランジ２９付
きの弁本体２６を有し、該フランジは、中空部１８の螺
子１９に螺入された外螺子付きリングナット３１と係合
する。
【００１３】リングナット３１と鉄心棒２５との間の間
隙は、絞り弁２４の流出チャンバー３２を形成し、該流
出チャンバー３２は、公知の方法で、前記燃料タンクと
接続された流出口取付け部３３と連通され、その結果、
流出チャンバー３２内の燃料は、実質的に大気圧とな
る。中空本体１２内の軸方向の空洞部１３はまた、中空
本体１２内に形成された流出管路３４を介して、流出口
取付け部３３と接続され、その結果、空洞部１３も大気
圧となる。
隙は、絞り弁２４の流出チャンバー３２を形成し、該流
出チャンバー３２は、公知の方法で、前記燃料タンクと
接続された流出口取付け部３３と連通され、その結果、
流出チャンバー３２内の燃料は、実質的に大気圧とな
る。中空本体１２内の軸方向の空洞部１３はまた、中空
本体１２内に形成された流出管路３４を介して、流出口
取付け部３３と接続され、その結果、空洞部１３も大気
圧となる。
【００１４】弁本体２６は、軸方向の孔３６を有し、該
孔がロッド１４の頂部３７のための案内シート部を形成
する。そして、制御チャンバー３８（図２）は、孔３６
と同一軸線上にあり、この孔３６は、全体として符号４
０で示された端面によって制御チャンバー３８に接続さ
れている。
孔がロッド１４の頂部３７のための案内シート部を形成
する。そして、制御チャンバー３８（図２）は、孔３６
と同一軸線上にあり、この孔３６は、全体として符号４
０で示された端面によって制御チャンバー３８に接続さ
れている。
【００１５】弁本体２６は、外周面に環状溝３９を有
し、該環状溝は、正確に寸法調整された管路４１を介し
孔３６の上部４５と連通している。管路４１は、制御チ
ャンバー３８の流入管路を形成する。そして、中空本体
１２は、別の管路４２を有し、該管路４２は、取付け部
品１６と環状溝３９とを接続している。従って、環状溝
３９は、燃料を管路４２から制御チャンバー３８に供給
するための供給チャンバーとして機能する。
し、該環状溝は、正確に寸法調整された管路４１を介し
孔３６の上部４５と連通している。管路４１は、制御チ
ャンバー３８の流入管路を形成する。そして、中空本体
１２は、別の管路４２を有し、該管路４２は、取付け部
品１６と環状溝３９とを接続している。従って、環状溝
３９は、燃料を管路４２から制御チャンバー３８に供給
するための供給チャンバーとして機能する。
【００１６】制御チャンバー３８は、正確に寸法調整さ
れた流出管路４４を有し、該管路４４は、流出チャンバ
ー３２に接続されている。そして、燃料が制御チャンバ
ー３２から軸方向の空洞部１３へ流れるのを阻止するた
めに、ロッド１４の頂部３７は２つの環状シール４７を
備えている。
れた流出管路４４を有し、該管路４４は、流出チャンバ
ー３２に接続されている。そして、燃料が制御チャンバ
ー３２から軸方向の空洞部１３へ流れるのを阻止するた
めに、ロッド１４の頂部３７は２つの環状シール４７を
備えている。
【００１７】スプリング４６の助けをかりて、制御チャ
ンバー３８及び孔３６の上部４５でロッド１４に作用す
る燃料圧力は、ピン９の段部７上に作用するチャンバー
８内の燃料圧力より大きくなっている。従って、ロッド
１４は、通常、ピン９を下方に保持し、噴射装置１１の
ノズル１０を閉じている。そして、制御チャンバー３８
の流出管路４４は、通常、ボール４８の形をした閉鎖部
材によって閉じられており、前記ボールは、円錐状シー
ト部５０に載っており、鉄心棒２５のフランジ５１によ
って作動させられる案内プレート４９によって案内され
る。
ンバー３８及び孔３６の上部４５でロッド１４に作用す
る燃料圧力は、ピン９の段部７上に作用するチャンバー
８内の燃料圧力より大きくなっている。従って、ロッド
１４は、通常、ピン９を下方に保持し、噴射装置１１の
ノズル１０を閉じている。そして、制御チャンバー３８
の流出管路４４は、通常、ボール４８の形をした閉鎖部
材によって閉じられており、前記ボールは、円錐状シー
ト部５０に載っており、鉄心棒２５のフランジ５１によ
って作動させられる案内プレート４９によって案内され
る。
【００１８】本発明によれば、ロッド１４の頂部３７
は、截頭円錐形表面５３を持つ当接部５２を有し、該当
接部は、孔３６の端面４０の截頭円錐状部５４と係合
し、ロッド１４が上方へ移動するのを制止する。截頭円
錐状部５４は、制御チャンバー３８の底縁部近傍にあ
り、当接部５２の截頭円錐形表面５３と同じテーパーを
有している。
は、截頭円錐形表面５３を持つ当接部５２を有し、該当
接部は、孔３６の端面４０の截頭円錐状部５４と係合
し、ロッド１４が上方へ移動するのを制止する。截頭円
錐状部５４は、制御チャンバー３８の底縁部近傍にあ
り、当接部５２の截頭円錐形表面５３と同じテーパーを
有している。
【００１９】截頭円錐形表面５３と截頭円錐状部５４と
の接触面積を最小限にするため、截頭円錐状部５４の外
径は、好ましくは、制御チャンバー３８の直径の１．１
〜１．５倍である。そして、截頭円錐形表面５３及び截
頭円錐状部５４のテーパーは、１２０°〜１５０°の頂
角を有している。
の接触面積を最小限にするため、截頭円錐状部５４の外
径は、好ましくは、制御チャンバー３８の直径の１．１
〜１．５倍である。そして、截頭円錐形表面５３及び截
頭円錐状部５４のテーパーは、１２０°〜１５０°の頂
角を有している。
【００２０】截頭円錐形表面５３は、ロッド１４の頂部
３７の側面と、縁部５６を形成する。孔３６の上部４５
は、直径において孔３６よりも大きな表面５７を有して
いる。そして、表面５７の高さは、ロッド１４の移動時
に、縁部５６が頂部３７の案内シート部（孔３６）の表
面と接触しないような高さに設定されている。
３７の側面と、縁部５６を形成する。孔３６の上部４５
は、直径において孔３６よりも大きな表面５７を有して
いる。そして、表面５７の高さは、ロッド１４の移動時
に、縁部５６が頂部３７の案内シート部（孔３６）の表
面と接触しないような高さに設定されている。
【００２１】噴射装置１１は、以下のようにして作動す
る。
る。
【００２２】上記の電磁石が励磁されると、鉄心棒２５
が持ち上げられる。制御チャンバー３８内の燃料圧力に
より、絞り弁２４が開くと、噴射装置のチャンバー８内
の燃料圧力が、スプリング４６に打ち勝って、ピン９と
ロッド１４の双方を持ち上げる。そして、ピン９が噴射
装置１１のノズル１０を開口させ、その一方で制御チャ
ンバー３８内の燃料が、流出チャンバー３２及び流出口
取付け部３３を介して前記タンクに流出する。
が持ち上げられる。制御チャンバー３８内の燃料圧力に
より、絞り弁２４が開くと、噴射装置のチャンバー８内
の燃料圧力が、スプリング４６に打ち勝って、ピン９と
ロッド１４の双方を持ち上げる。そして、ピン９が噴射
装置１１のノズル１０を開口させ、その一方で制御チャ
ンバー３８内の燃料が、流出チャンバー３２及び流出口
取付け部３３を介して前記タンクに流出する。
【００２３】ロッド１４の当接部５２の截頭円錐形表面
５３が端面４０の截頭円錐状部５４と係合すると、ロッ
ド１４が制止され、それにより端面４０の截頭円錐状部
５４上で截頭円錐形表面５３に垂直な反発力が発生し、
その反発力はロッド１４の軸に向けられる。従って、前
記反発力のロッド軸に平行な成分は非常に小さいため、
ロッド１４のリバウンドが小さくなる。
５３が端面４０の截頭円錐状部５４と係合すると、ロッ
ド１４が制止され、それにより端面４０の截頭円錐状部
５４上で截頭円錐形表面５３に垂直な反発力が発生し、
その反発力はロッド１４の軸に向けられる。従って、前
記反発力のロッド軸に平行な成分は非常に小さいため、
ロッド１４のリバウンドが小さくなる。
【００２４】更に、截頭円錐形表面５３と截頭円錐状部
５４との接触面積を小さくすることにより、孔３６の上
部４５内の燃料圧力が、燃料を截頭円錐状部５４に沿っ
て制御チャンバー３８内にリークさせ、それにより、ロ
ッド１４を上方に引き上げて残っているリバウンドを吸
収する。
５４との接触面積を小さくすることにより、孔３６の上
部４５内の燃料圧力が、燃料を截頭円錐状部５４に沿っ
て制御チャンバー３８内にリークさせ、それにより、ロ
ッド１４を上方に引き上げて残っているリバウンドを吸
収する。
【００２５】前記電磁石が消磁されると、スプリング
（図示せず）が鉄心棒２５を下方へ押し、円錐状シート
部５０にボール４８を押しやって絞り弁２４を閉じる。
ここで、制御チャンバー３８内の燃料圧力が急速に上昇
し、ロッド１４をピン９と共に下方へ押しやり、ピン９
が噴射装置１１のノズル１０を閉じる。
（図示せず）が鉄心棒２５を下方へ押し、円錐状シート
部５０にボール４８を押しやって絞り弁２４を閉じる。
ここで、制御チャンバー３８内の燃料圧力が急速に上昇
し、ロッド１４をピン９と共に下方へ押しやり、ピン９
が噴射装置１１のノズル１０を閉じる。
【００２６】本発明に係る制御装置の従来装置と比較し
た利点は、前述の説明から明らかであろう。特に、制御
ロッド１４は、極めて急速に制御チャンバー３８を閉
じ、その結果、噴射装置１１により供給された燃料は、
公知の燃料噴射装置のそれよりも、ずっと安定してい
る。更に、端面４０の截頭円錐状部５４に沿ってリーク
する燃料は、溝が形成されたロッドの制止表面の場合よ
りも少ない。最後に、ロッドの制止表面に溝を切る高コ
ストの加工が不要である。
た利点は、前述の説明から明らかであろう。特に、制御
ロッド１４は、極めて急速に制御チャンバー３８を閉
じ、その結果、噴射装置１１により供給された燃料は、
公知の燃料噴射装置のそれよりも、ずっと安定してい
る。更に、端面４０の截頭円錐状部５４に沿ってリーク
する燃料は、溝が形成されたロッドの制止表面の場合よ
りも少ない。最後に、ロッドの制止表面に溝を切る高コ
ストの加工が不要である。
【００２７】本発明の請求項に記載された範囲から離れ
ることなしに、上記した制御装置に変更を加えられ得る
ことは明らかである。例えば、流入管路４１は、半径方
向反対側に向けることもできるし、縁部５６に丸みを持
たせることもできる。また、孔３６の上部４５の表面を
孔３６と同じ直径とすることもできる。
ることなしに、上記した制御装置に変更を加えられ得る
ことは明らかである。例えば、流入管路４１は、半径方
向反対側に向けることもできるし、縁部５６に丸みを持
たせることもできる。また、孔３６の上部４５の表面を
孔３６と同じ直径とすることもできる。
【図１】本発明に係る制御装置を内蔵した燃料噴射装置
の一実施形態を一部断面で示す側面図である。
の一実施形態を一部断面で示す側面図である。
【図２】図１の一部を拡大して示す断面図である。
１１ 燃料噴射装置 １４ ロッド ２６ 弁本体 ３６ 孔（案内シート部） ３８ 制御チャンバー ４０ 端面 ４４ 流出管路 ４５ 上部 ５２ 当接部 ５３ 截頭円錐形表面 ５４ 截頭円錐状部 ５６ 縁部
Claims (4)
- 【請求項１】 燃料噴射装置を制御するロッドのための
案内シート部を備える弁本体と、前記案内シート部と同
軸線上の制御チャンバーとを有し、前記制御チャンバー
が、流出管路を介して流出チャンバーと接続され、前記
ロッドは、前記案内シート部の端面に制止され、且つ、
前記制御チャンバーを一時的に閉じる当接部を有し、加
圧燃料の流入管路が、前記端面近傍の前記案内シート部
の上部と接続されている、内燃機関の燃料噴射装置を制
御するための装置であって、前記当接部は、前記端面の
截頭円錐状部と係合する截頭円錐形表面を有し、前記截
頭円錐状部は、前記制御チャンバー近傍にあり、且つ、
前記截頭円錐形表面と同じテーパーを有していることを
特徴とする装置。 - 【請求項２】 前記截頭円錐状部の外径が、前記制御チ
ャンバーの直径の１．１〜１．５倍であることを特徴と
する請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記テーパーの頂角が１２０°〜１５０
°であることを特徴とする請求項１又は２に記載の装
置。 - 【請求項４】 前記截頭円錐形表面が、前記ロッドの側
面と交差する縁部にまで延び、前記縁部が前記案内シー
ト部に接触しないように、前記案内シート部の上部が、
前記案内シート部よりも、大きい直径を有していること
を特徴とする請求項１〜３の何れかに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT97A001006 | 1997-11-18 | ||
| IT97TO001006A IT1296143B1 (it) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | Dispositivo di comando di un iniettore di combustibile per motori a combustione interna. |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11218062A true JPH11218062A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=11416144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10326333A Pending JPH11218062A (ja) | 1997-11-18 | 1998-11-17 | 内燃機関の燃料噴射装置を制御するための装置 |
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|---|---|
| US (1) | US5950600A (ja) |
| EP (1) | EP0916842B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11218062A (ja) |
| KR (1) | KR100605478B1 (ja) |
| CN (1) | CN1107166C (ja) |
| DE (1) | DE69837069T2 (ja) |
| IT (1) | IT1296143B1 (ja) |
| RU (1) | RU2215180C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100495172B1 (ko) * | 2001-07-16 | 2005-06-13 | 가부시키가이샤 봇슈오토모티브시스템 | 연료 분사 밸브에 있어서의 노즐 니들의 제어 구조 |
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| DE19701879A1 (de) | 1997-01-21 | 1998-07-23 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzeinrichtung für Brennkraftmaschinen |
| IT1296143B1 (it) * | 1997-11-18 | 1999-06-09 | Elasis Sistema Ricerca Fiat | Dispositivo di comando di un iniettore di combustibile per motori a combustione interna. |
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| DE19940301A1 (de) * | 1999-08-25 | 2001-03-01 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzventil |
| DE19945314A1 (de) | 1999-09-22 | 2001-04-05 | Bosch Gmbh Robert | Common-Rail-Injektor |
| DE10017657A1 (de) * | 2000-04-08 | 2001-10-11 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzventil für Brennkraftmaschinen |
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| US6824081B2 (en) | 2002-06-28 | 2004-11-30 | Cummins Inc. | Needle controlled fuel injector with two control valves |
| DE10234909A1 (de) | 2002-07-31 | 2004-02-19 | Robert Bosch Gmbh | Kraftstoffinjektor mit hochdruckfestem Anschlußbereich |
| DE10259950A1 (de) * | 2002-12-20 | 2004-07-01 | Robert Bosch Gmbh | Steuerventil für Injektoren, insbesondere Common-Rail-Injektoren von Brennkraftmaschinen |
| DE10355411B3 (de) * | 2003-11-27 | 2005-07-14 | Siemens Ag | Einspritzanlage und Einspritzverfahren für eine Brennkraftmaschine |
| DE102004010759A1 (de) * | 2004-03-05 | 2005-09-22 | Robert Bosch Gmbh | Common-Rail Injektor |
| EP1657422A1 (en) | 2004-11-12 | 2006-05-17 | C.R.F. Societa' Consortile per Azioni | A method for controlling fuel injection in an internal combustion engine |
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| EP1795738A1 (en) * | 2005-12-12 | 2007-06-13 | C.R.F. Societa Consortile per Azioni | Fuel-injection system for an internal-combustion engine and corresponding method for controlling fuel injection |
| DE102005063014A1 (de) * | 2005-12-30 | 2007-07-05 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
| DE102007001555A1 (de) * | 2007-01-10 | 2008-07-17 | Robert Bosch Gmbh | Niederdruckdichtelement |
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| DE102008042154A1 (de) * | 2008-09-17 | 2010-03-18 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
| CN101532453B (zh) * | 2009-03-18 | 2011-06-29 | 临海弘征汽车电喷技术有限公司 | 电磁式汽油泵 |
| CN104728002A (zh) * | 2015-03-26 | 2015-06-24 | 常州博瑞油泵油嘴有限公司 | 一种无静态泄漏的高压共轨喷油器 |
| CN104747337A (zh) * | 2015-03-26 | 2015-07-01 | 常州博瑞油泵油嘴有限公司 | 一种即时响应型共轨喷油器的液力耦合器 |
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1997
- 1997-11-18 IT IT97TO001006A patent/IT1296143B1/it active IP Right Grant
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1998
- 1998-11-12 US US09/190,305 patent/US5950600A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-17 DE DE69837069T patent/DE69837069T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-17 JP JP10326333A patent/JPH11218062A/ja active Pending
- 1998-11-17 EP EP98121844A patent/EP0916842B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-17 RU RU98120937/06A patent/RU2215180C2/ru not_active IP Right Cessation
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- 1998-11-18 CN CN98126733A patent/CN1107166C/zh not_active Expired - Fee Related
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| CN1219642A (zh) | 1999-06-16 |
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| EP0916842B1 (en) | 2007-02-14 |
| DE69837069D1 (de) | 2007-03-29 |
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| IT1296143B1 (it) | 1999-06-09 |
| US5950600A (en) | 1999-09-14 |
| ITTO971006A0 (it) | 1997-11-18 |
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