JPH1121618A - 中空円筒体の内面焼入装置 - Google Patents

中空円筒体の内面焼入装置

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JPH1121618A
JPH1121618A JP9187288A JP18728897A JPH1121618A JP H1121618 A JPH1121618 A JP H1121618A JP 9187288 A JP9187288 A JP 9187288A JP 18728897 A JP18728897 A JP 18728897A JP H1121618 A JPH1121618 A JP H1121618A
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靖治 小川
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    • Y02P10/25Process efficiency

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一に内径面を冷却できる中空円筒体の内面
焼入装置 【解決手段】 ワーク1の内径焼入面3aを加熱する誘
導加熱コイル13と、ワーク1の内径焼入面との間に所
定間隔の隙間が形成される外径を有しその外径円周面に
下部が行き止まりになった複数の縦溝23,24が軸方
向に設けられた円柱状の液流制御部材21と、冷却液を
噴射する冷却液噴射手段30と、ワーク1を誘導加熱お
よび冷却中に回転させる回転駆動手段11とが同心軸に
設けられ、液流制御部材21がその縦溝23,24の上
部23c,24cがワーク1の上面に覗き、その下部行
き止まり点23a,24aがワーク1の内径焼入面の下
端より上に位置するようにワーク1の内径に配設され、
冷却液噴射手段30がワーク1の上面から覗く液流制御
部材21の部分に冷却液を噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハブ部品な
ど中空円筒体の内面の誘導加熱焼入れにおいて、内径面
を均等に冷却して焼きむらのない焼入れ層が得られる中
空円筒体の内面焼入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空円筒体の内面を焼入れする焼入装置
の焼入れ冷却の方法としては、その内径面に冷却液噴射
管を設けて面全長に冷却液を噴射して冷却することが望
ましいが、連続誘導焼入装置では小径中空円筒の内径に
噴射管を設けることは構造上難しいため、通常被焼入中
空円筒体の斜め上方から内径焼入面に向かって冷却液を
噴射する方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷却方法では、焼入れ冷却する中空円筒体の孔径が
小さかったり、孔長さが長い場合は、噴射された冷却液
が内径下部に届かないために内径下部側の急冷が不十分
で、この部の焼入硬さが得られず焼きむらが生ずるとい
う問題点があった。
【0004】そこで本発明は、上記欠点がなく均一に内
径面を冷却できる中空円筒体の内面焼入装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の中空円筒体の内面焼入装置は、中空円筒体
の内径面を焼入れする焼入装置において、被焼入中空円
筒体の焼入面を加熱する誘導加熱コイルと、被焼入中空
円筒体の内径に配設されたとき該内径焼入面との間に所
定間隔の隙間が形成される外径を有し該外径円周面に下
部が行き止まりになった複数の縦溝が軸方向に設けられ
た円柱状の液流制御部材と、焼入れの際に冷却液を噴射
する冷却液噴射手段と、誘導加熱および冷却中に前記被
焼入中空円筒体を回転させる回転駆動手段とを備え、前
記液流制御部材は前記縦溝の上部が前記被焼入中空円筒
体の焼入面より上に覗き、前記縦溝の下部行き止まり点
が該被焼入中空円筒体の内径焼入面の下端より上に位置
するように該被焼入中空円筒体の内径に配設され、前記
冷却液噴射手段は前記液流制御部材が前記被焼入中空円
筒体の焼入面より上に覗く部分に冷却液を噴射するよう
に配設されたことを特徴とするものである。
【0006】即ち、本発明の中空円筒体の内面焼入装置
は、従来の噴射冷却のように直接被焼入体の内径に冷却
液を噴射するのでなく、外径に複数の縦溝を設けた液流
制御部材を被焼入中空円筒体の内径に挿入することによ
り、内径の焼入面を均等に冷却しようとするものであ
る。本発明の液流制御部材が被焼入中空円筒体の内径に
装入されると、液流制御部材の外径と被焼入中空円筒体
の内径との間には所定の隙間が形成され、液流制御部材
の外径に設けられた複数の縦溝は上方が被焼入中空円筒
体の上に覗いているので、この部分に冷却液噴射手段に
より冷却液を噴射すると冷却液は縦溝を伝って下方に流
れ、被焼入中空円筒体の内径と液流制御部材の外径との
隙間を充満して流れ落ちる。この縦溝の下方の行き止ま
り部が被焼入中空円筒体の内径焼入面の下部より上にあ
るので、冷却液は縦溝を下方に突き抜けて流れてしまわ
ないで前記隙間に充満されて円周全長から流出する。こ
れによって、中空円筒体の内径の下の方まで焼入面が上
下均等に冷却される。従来の噴射冷却の方法では、内径
が小さかったり内径焼入れ部長さが長い場合には、冷却
液が内径の下部に当たらないで流れてしまうため内径下
方の焼入硬さが得られないという問題点があったが、本
発明の装置ではこれが解消される。また被焼入中空円筒
体は、回転駆動手段により回転されながら加熱コイルに
より誘導加熱され、前記冷却液噴射により冷却されるの
で円周方向も均等に加熱冷却される。
【0007】また、前記冷却液噴射手段は、前記液流制
御部材の前記被焼入中空円筒体の焼入面より上に覗く部
分にその円周方向斜め上方から冷却液を噴射する複数の
噴射ノズルを内径部に備えた中空リング状箱体からな
り、該中空リング状箱体と前記誘導加熱コイルと、前記
液流制御部材とが同軸に配設されることが望ましい。こ
のようにすれば、誘導加熱コイルで内面が加熱された被
焼入中空円筒体を回転したまま軸方向に移動するだけ
で、液流制御部材の縦溝の上部が被焼入中空円筒体の上
面に覗き下部行き止まり点が被焼入中空円筒体の内径焼
入面の下端より上になる位置に簡易に移動することがで
きる。そして被焼入中空円筒体を移動した後、同軸に配
設された中空リング状箱体の噴射ノズルにより前記液流
制御部材の所定位置に斜め上方から内径円周方向に向か
って冷却液が噴射することにより前記のように冷却され
る。これにより加熱後の冷却を迅速に行うことができ
る。
【0008】また、前記液流制御部材の縦溝は、下部行
き止まり点の位置を変えた複数の溝が円周に間隔を置い
て配設されることにより、被焼入中空円筒体の内径面上
下が一層均一に冷却される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
について具体的に説明する。図1は本発明実施形態の中
空円筒体の内面焼入装置の構成を示す断面図、図2はそ
の液流制御部材の詳細を示す図である。図2のうち
(a)は側面図、(b)はそのX−X断面図である。
【0010】これらの図において、本実施形態の被焼入
中空円筒体1(以下単にワーク1という)は、鍔部2と
中空胴部3を有し、鍔部端面2aと中空胴部3の内径面
3aとが焼入れされる。
【0011】焼入装置10の上部側に、ワーク1の鍔部
端面2aを誘導加熱する加熱コイル12と、ワーク1の
内径に挿入されて内径面3aを誘導加熱する加熱コイル
13が設けられている。
【0012】加熱コイル13の下方にコイルと同心軸に
円柱状の液流制御部材21が設けられている。液流制御
部材21は、詳細を図2に示すようにワーク1の長さよ
り長く、ワーク1の内径に挿入したとき、内径との間に
所定の隙間Sが形成されるような外径を有する円柱部2
2を有し、円柱部22の外径円周に図2の断面図(b)
に示すように等間隔に8本の長短の縦溝23、24が設
けられている。縦溝23、24の下端23a,24aは
図2(a)に示すように段差を設けて行き止まりになっ
ており、この長短の縦溝23、24が長短交互に円周上
に配設されている。この縦溝の行き止まり端23a,2
4aの位置は、後述するように液流制御部材21をワー
ク1の内径に挿入したとき長溝の行き止まり端23aが
ワーク1の下端よりやや上に、短溝の行き止まり端23
bがワーク1のほぼ中央になるように実験的に定められ
る。縦溝23,24の上端23b,24bは図のように
切り上がりにされている。この切り上がり部をなくし縦
溝23,24の上部を端面まで貫通していてもよいが、
冷却液の流れをガイドするために緩やかな切り上がりに
することが望ましい。
【0013】液流制御部材21は、長い縦溝23の行き
止まり端23aがワーク1の下端よりやや上に、短い縦
溝24の行き止まり端24aがワーク1のほぼ中央にな
り、縦溝23,24の上側23c,24cがワーク1の
上から覗くようにして、ワーク1の内径に同軸に配設さ
れる。液流制御部材21は、加熱コイル13の内径部を
貫通して挿通された支持部材25とねじ22aにより上
方から吊り下げられて図示しないフレームに固定されて
いる。
【0014】本実施形態では液流制御部材21の縦溝は
長短2種にしたが、さらに縦溝の行き止まりの位置を変
えて、長中短3種あるいはそれ以上の異なる縦溝を配置
してもよい。
【0015】液流制御部材21の下側にはワーク1を載
置する回転盤11が図示しないフレームに設けられる。
回転盤11は液流制御部材21の外径が通過できる内径
の中空部を有する回転円盤からなり、図示しない駆動手
段により加熱コイル13、液流制御部材21と同心に回
転駆動される。また、回転盤11は、回転しながら図1
のA,B,C位置に上下移動されるようになっている。
これにより、A位置で回転盤11に積載されたワーク1
はC位置まで上昇されて、C位置で回転しながら加熱コ
イル12と13により誘導加熱され、加熱されたワーク
1はB位置に下降してB位置で冷却されるようになって
いる。
【0016】冷却手段30は、リング状の中空箱体31
からなり、液流制御部材21と同心軸にその上方に設け
られている。中空箱体31の内径側の壁面は下方に開く
ラッパ型の勾配面31aをなしており、給液管32から
流入される冷却液がこの勾配面31aに設けられた複数
の噴射ノズル31bから噴射される。噴射の角度は、ワ
ーク1が図1のB位置にあるとき、噴射ノズル31bか
ら噴射される冷却液が液流制御部材21の縦溝23,2
4のワーク1の上に覗いた部23c,24cに向かって
円周方向斜め上方から噴射されようになっている。従来
の焼入装置では中空円筒体の内径の下部まで冷却するた
めにこの噴射角度を垂直に近くする必要があり、構造上
制限されて実施が困難であったが、本発明の焼入装置で
は液流制御部材21により液流が調整されるので、この
冷却液の噴射角度が大きくなってもよく、構造上の制限
が少なくなるという特徴がある。
【0017】本実施形態では上記構成によりワーク1の
鍔部端面2aと内径面3aとが同時に焼入れ冷却される
が加熱コイル12を設けなければ内径面3aのみを焼入
れすることができる。
【0018】以下、上記構成の本発明の中空円筒体の内
面焼入装置の作用について説明する。まず、回転盤11
を図1のA位置におきその上にワーク1を載置する。次
に回転盤11をC位置まで上昇させて、この位置でワー
ク1を回転させながら加熱コイル12と13により誘導
加熱する。所定温度に加熱されると回転盤11をB位置
まで下降させ、B位置でワーク1は回転されながら冷却
手段30から冷却液が噴射されて冷却される。
【0019】このとき前述のように、噴射される冷却液
はワーク1の内径に配設された液流制御部材21のワー
ク1の上から覗いた縦溝の上部23c,24cに噴射さ
れる。また縦溝の下部の行き止まりはワーク1の内径下
部より上にある。そこで、冷却手段30の噴射ノズル3
1bから噴射された冷却液は、縦溝23,24を伝って
流れ落ちワーク1と液流制御部材21の隙間Sに充満し
た状態で下方に流れる。この際に縦溝23,24の行き
止まり部23a,24aはワーク1の内径下部より上に
あるので、冷却液は縦溝を下方に突き通って流れないで
行き止まり部23a,24aで遮断されて隙間Sを充満
して流れるのでワーク内面の下部まで冷却液に当たるこ
とになり、上下均等に冷却が行われる。また、行き止ま
り部23a,24aは段違いになっており、ワーク1は
回転盤11により回転されながら冷却されるので、円周
方向も上下も一層均一に冷却される。
【0020】ワーク1が冷却されると、回転盤11をA
位置まで下げて、この位置でワーク1をとり下ろし、次
のワークを載置して焼入れを連続的に行う。
【0021】
【実施例】上記構成の焼入装置により焼入実験を行った
実施例について以下に説明する。実験条件は以下の条件
でに行った。 上記ワークを従来の冷却方法による焼入装置と本発明の
焼入装置により焼入れし、それぞれのワークの図3に示
す内径位置における硬さの測定結果を図4に示す。
【0022】図4の結果から分かるように、従来の焼入
装置の冷却による場合は内径上部から3分の1の位置
1,2ではほぼHRc55の均一な硬さが得られるが、
それより下部の位置3,4,5では硬さが低くなり下部
位置5の硬さはHRc50にしか達しなかった。これに
対し本発明の焼入装置では、上下1から5までの位置で
ほとんど焼入硬さが変わらず均一にHRc55±0.3
の硬さが得られた。
【0023】以上述べたように、本発明の実施形態の焼
入装置によれば、被焼入中空円筒体の内径に複数の縦溝
を設けた液流制御部材を挿入して、この液流制御部材の
外径に設けられた縦溝の被焼入中空円筒体の上に覗いて
いる部分に冷却液噴射手段により冷却液を噴射すること
により、冷却液が縦溝を伝って下方に流し、被焼入中空
円筒体と液流制御部材との隙間に充満して流れる。この
縦溝の下方は被焼入中空円筒体の内径焼入面の下部より
上にあるので、冷却液は縦溝を下方に突き抜けて流れて
しまわないで隙間に充満されるので、中空円筒体の内径
の下の方まで焼入面が上下均等に冷却される。また、被
焼入中空円筒体は、回転駆動手段により回転されながら
誘導加熱され、冷却液噴射により冷却されるので円周方
向も均等に加熱冷却される。
【0024】また、本発明の実施形態の焼入装置は、被
焼入中空円筒体の斜め上方から円周方向内側に向かって
冷却液を噴射する中空リング状箱体の冷却液噴射手段
と、誘導加熱コイルと、液流制御部材とを同軸に配設し
ているので、回転している被焼入中空円筒体を軸方向に
移動するだけで簡易かつ迅速に冷却位置に移動でき急速
冷却ができる。また、中空リング状箱体からなる冷却手
段は、その噴射ノズルにより被焼入中空円筒体の斜め上
方から内径円周方向に向かって冷却液が噴射されるので
円周方向に均一に冷却できる。
【0025】また、下部側の行き止まり点までの溝長さ
が異なる複数の縦溝が円周に配設された液流制御部材を
用いることにより、内径焼入面の上下が一層均一に冷却
される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中空円筒
体の内面焼入装置によれば、液流制御部材を用いること
により、従来の焼入れ装置では均一な冷却が困難であっ
た中空円筒体でも内面全面が均一な冷却が行われる。即
ち、従来の噴射冷却の方法では、小径あるいは内径焼入
部の長さが長い被焼入中空円筒体は、内径の下部の方に
冷却液が当たらないため冷却が不十分になり内径下方の
焼入れ硬さが得られ難かったが、本発明の中空円筒体の
内面焼入装置によれば、このような均一な冷却が困難な
中空円筒体でも内面全面に均一な冷却ができ所定の焼入
硬さが得られる。これにより、簡易な装置で噴射焼入冷
却が可能となり、焼入れの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の中空円筒体の内面焼入装置の
構成を示す断面図である。
【図2】本発明実施形態の中空円筒体の内面焼入装置の
液流制御部材の詳細を示す図である。
【図3】本発明実施例の焼入後の中空円筒体の硬さ測定
位置を示す図である。
【図4】本発明実施例の焼入装置と従来の焼入装置とに
よる焼入後の硬さの測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ワーク(被焼入中空円筒体) 2 鍔部 2a 鍔部端面 3 中空胴部 3a 内径焼入面 10 内面焼入装置 11 回転盤 12 加熱コイル 13 加熱コイル 21 液流制御部材 22 円柱部 22a ねじ 23 縦溝 23a 縦溝下部(行き止まり部) 23b 縦溝上部(切り上がり部) 23c 縦溝覗き部 24 縦溝 24a 縦溝下部(行き止まり部) 24b 縦溝上部(切り上がり部) 24c 縦溝覗き部 30 冷却手段 31 中空箱体 31a 勾配面(内径面) 31b 噴射ノズル 32 給液管 ■

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒体の内径面を焼入れする焼入装
    置において、被焼入中空円筒体の焼入面を加熱する誘導
    加熱コイルと、被焼入中空円筒体の内径に配設されたと
    き該内径焼入面との間に所定間隔の隙間が形成される外
    径を有し該外径円周面に下部が行き止まりになった複数
    の縦溝が軸方向に設けられた円柱状の液流制御部材と、
    焼入れの際に冷却液を噴射する冷却液噴射手段と、誘導
    加熱および冷却中に前記被焼入中空円筒体を回転させる
    回転駆動手段とを備え、前記液流制御部材は前記縦溝の
    上部が前記被焼入中空円筒体の焼入面より上に覗き、前
    記縦溝の下部行き止まり点が該被焼入中空円筒体の内径
    焼入面の下端より上に位置するように該被焼入中空円筒
    体の内径に配設され、前記冷却液噴射手段は前記液流制
    御部材が前記被焼入中空円筒体の焼入面より上に覗く部
    分に冷却液を噴射するように配設されたことを特徴とす
    る中空円筒体の内面焼入装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却液噴射手段は、前記液流制御部
    材の前記被焼入中空円筒体の焼入面より上に覗く部分に
    その円周方向斜め上方から冷却液を噴射する複数の噴射
    ノズルを内径部に備えた中空リング状箱体からなり、該
    中空リング状箱体と前記誘導加熱コイルと前記液流制御
    部材とが同軸に配設されたことを特徴とする請求項1に
    記載の中空円筒体の内面焼入装置。
  3. 【請求項3】 前記液流制御部材の縦溝は、下部行き止
    まり点の位置を変えた複数の溝が円周に間隔を置いて配
    設されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の中空円筒体の内面焼入装置。
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