JP2779764B2 - 筒状ワークの冷却装置 - Google Patents

筒状ワークの冷却装置

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JP2779764B2 JP6060244A JP6024494A JP2779764B2 JP 2779764 B2 JP2779764 B2 JP 2779764B2 JP 6060244 A JP6060244 A JP 6060244A JP 6024494 A JP6024494 A JP 6024494A JP 2779764 B2 JP2779764 B2 JP 2779764B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアクスルチュー
ブ等の筒状ワークの高周波焼入において筒状ワークを冷
却する筒状ワークの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の筒状ワークの冷却装置を
図5を参照しつつ説明する。この種の筒状ワークの冷却
装置は、中心に貫通孔W3 が開設された筒状ワークWを
冷却するものであって、高周波加熱が完了した筒状ワー
クWの外周面W2 に対して冷却液Lを噴射する外側ジャ
ケット200と、筒状ワークWの貫通孔W3の下端部を
閉塞する閉塞用蓋体300と、この閉塞用蓋体300が
閉塞され有底筒状となった筒状ワークWの貫通孔W3
上から冷却液Lを注ぎ込む上部センター400とを有し
ている。
【0003】まず、閉塞用蓋体300で筒状ワークWの
貫通孔W3 を閉塞し、上部センター400の貫通孔41
0から冷却液Lを内周面W1 と閉塞用蓋体300とで有
底筒状となった筒状ワークWの貫通孔W3 に注ぎ込む。
これと同時に、外側ジャケット100からは、筒状ワー
クWの外周面W2 に対して冷却液Lを噴射する。これに
よって、筒状ワークWを外周面W2 及び内周面W1 から
同時に冷却するのである。
【0004】なお、前記閉塞用蓋体300は回動可能
に、上部センター400は図示しない駆動機構によって
回転駆動されるようになっている。従って、冷却液Lの
噴射の際に、上部センター400を回転させれば、筒状
ワークWも回転し、筒状ワークWの外周面W2 は万遍な
く冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の筒状ワークの冷却装置には以下のような問題点
がある。すなわち、筒状ワークが小さいものであれば、
冷却液は素早く筒状ワークの内側に溜まるので、素早い
冷却が可能となるが、アクスルチューブ等の大きな筒状
ワークであれば、冷却液が貫通孔に溜まるまでに時間が
かかる。このため、外周面は素早く冷却されるのに対し
て、内周面の冷却が遅れぎみになる。すなわち、内周面
と閉塞用蓋体とで構成される空間(貫通孔)に冷却液が
溜まるのであるが、内周面の上側にまで冷却液が到達す
るのにある程度の時間がかかるため、内周面の上側の冷
却が遅れぎみになり、均一な硬化層の形成という観点か
らみると好ましくないのである。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、大型の筒状ワークであっても全体を素早く冷却する
ことができる筒状ワークの冷却装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る筒状ワーク
の冷却装置は、貫通孔を有する筒状ワークの外周面に冷
却液を噴射する外側ジャケットと、筒状ワークの貫通孔
に挿入され、貫通孔の内周面に冷却液を噴射する内側ジ
ャケットと、内側ジャケットが進退可能に内挿された上
部センターと、内側ジャケットを上部センターに対して
進退させる内側ジャケット上下動機構と、筒状ワークの
貫通孔の下端部を閉塞する閉塞用蓋体とを具備してお
り、内側ジャケット上下動機構により筒状ワークの貫通
孔に挿入された内側ジャケットと外側ジャケットとから
同時に冷却液を噴射して筒状ワークを冷却するように構
成されている。
【0008】より好ましくは、上部センターを筒状ワー
クの軸を中心として回転駆動する回転駆動部を有してお
り、回転駆動部により筒状ワークを閉塞用蓋体と上部セ
ンターとで挟まれた状態で回転駆動させるようにするこ
とか望ましい。前記回転駆動部の代わりに、閉塞用蓋体
を筒状ワークの軸を中心として回転駆動する回転駆動部
を用いるようにしても良い。
【0009】より好ましくは、内側ジャケットを筒状ワ
ークの下端部にまで到達する長さ寸法に設定するように
することが望ましい。また、内側ジャケットの周面に
は、冷却液が噴射される複数個の開口が開設されてお
り、当該開口は内側ジャケットが前記上部センターから
突出する部分にのみ開設するようにすることが望まし
い。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る筒状ワークの
冷却装置の概略的構成図、図2はこの筒状ワークの冷却
装置による作業手順を説明するための説明図、図3は上
部センターを構成する接触部の一例を示す斜視図、図4
は閉塞用蓋体の一例を示す断面図である。なお、従来の
ものと略同一の部品等には同一の符号を付して説明を行
う。
【0011】まず、本発明の一実施例に係る筒状ワーク
の冷却装置の説明の前に、この筒状ワークの冷却装置に
よって冷却される筒状ワークWを説明する。この筒状ワ
ークWは、図1に示すように、中心に貫通孔W3 が開設
された段付のアクスルチューブであって、段部にのみ硬
化層Kが形成されるようになっている。かかる筒状ワー
クWの加熱は、専用の段付半開放コイル (図示省略) に
よって行われる。その後、筒状ワークの冷却装置によっ
て冷却が行われて焼き入れが完了するものである。
【0012】本実施例に係る筒状ワークの冷却装置は、
貫通孔W3 を有する筒状ワークWの外周面W2 に冷却液
Lを噴射する外側ジャケット200と、筒状ワークWの
貫通孔W3 に挿入され、貫通孔W3 の内周面W1 に冷却
液Lを噴射する内側ジャケット100と、筒状ワークW
の貫通孔W3 の下端部を閉塞する閉塞用蓋体300と、
前記内側ジャケット100が進退可能に内挿された上部
センター400と、前記内側ジャケット100を上部セ
ンター400に対して進退させる内側ジャケット上下動
機構 (図示省略) とを有している。
【0013】外側ジャケット200は、筒状ワークWの
外周面W2 を取り囲むように構成されており、内側に複
数個の開口 (図示省略) が開設されている。この開口か
ら冷却液Lが外周面W2 に向かって噴射されるのであ
る。
【0014】一方、内側ジャケット100は、先端が閉
塞されたパイプであって、筒状ワークWの内部の貫通孔
3 より小さく設定されている。従って、この内側ジャ
ケット100は、筒状ワークWの貫通孔W3 に挿入可能
となっている。
【0015】この内側ジャケット100は、上部センタ
ー400の中心に設けられた貫通孔410に進退可能に
内挿されている。かかる上部センター400は、貫通孔
410が開設されたスリーブ部420と、このスリーブ
部420の下端部に取り付けられた接触部430とを有
している。なお、接触部430の中心にも貫通孔410
に連通する開口431が開設されている。
【0016】上部センター400の接触部430は、図
1に示すように、下端部が上端部より小径で、かつ下端
部が筒状ワークWの貫通孔W3 より小径の円錐台状に形
成されている。従って、接触部430は、その先端の一
部を筒状ワークWの貫通孔W3 に挿入し、傾斜面で筒状
ワークWに接触することになる。なお、この接触部43
0の傾斜面に、図3に示すような切込み432を形成し
ておけば、この切込み432によって貫通孔W3 が外部
と連通するので、内側ジャケット100から冷却液Lを
噴射する際に貫通孔W3 の内部の圧力が変化しないので
好都合である。
【0017】なお、前記接触部430は円錐台状である
としたが、例えば段付の円筒形状であってもよい。ただ
し、接触部430が円錐台状であれば、筒状ワークWと
接触部430の傾斜面との接触は線上となり、筒状ワー
クWを傷つけるおそれが少なくなる、上部センター40
0の軸と筒状ワークWの軸とが多少ずれていたとしても
そのずれを吸収できる等の利点がある。
【0018】前記スリーブ部420は、図外の駆動機構
によって、図1に示す矢印A方向に回転させられるよう
になっている。そして、この回転力は接触部430を介
して筒状ワークWに伝達されるのである。
【0019】このように構成された上部センター400
は、上部センター移動機構 (図示省略) によって筒状ワ
ークWの上端部に向かって移動させられる。
【0020】一方、かかる上部センター400の貫通孔
410に進退可能に内挿された内側ジャケット100
は、冷却液Lが噴射される複数個の開口110が開設さ
れている。そして、前記開口110は、内側ジャケット
100が前記上部センター400から突出する部分、す
なわち筒状ワークWの貫通孔W3 に挿入される部分にの
み開設されている。
【0021】上部センター400に内挿された内側ジャ
ケット100は、内側ジャケット上下動機構によって上
部センター400に対して進退可能になっている。この
内側ジャケット上下動機構は、上部センター400の接
触部430が筒状ワークWの貫通孔W3 の上端部に接触
した後に、内側ジャケット100を貫通孔W3 の内部に
進入させ、筒状ワークWの冷却が完了したならば、内側
ジャケット100を貫通孔W3 から抜くものである。
【0022】かかる内側ジャケット100は、バルブ5
10を介して貯溜タンク520に連結されている。この
貯溜タンク520は、冷却液Lを貯溜するものであっ
て、この貯溜タンク520に貯溜された冷却液Lはポン
プ500によって補助タンク530に供給されている。
この補助タンク530は、内側ジャケット100の上方
に配置されており、これに溜められた冷却液Lはその自
重によって内側ジャケット100に導入されるようにな
っている。なお、前記貯溜タンク520は、冷却液Lを
再利用するために閉塞用蓋体300の下方に設けられて
いる。
【0023】閉塞用蓋体300は少なくとも、筒状ワー
クWの貫通孔W3 を閉塞することができるようなサイズ
に設定されている。従って、この閉塞用蓋体300が筒
状ワークWの下端部に接触すると、前記貫通孔W3 の下
端部が閉塞されて筒状ワークWは有底筒状となる。
【0024】また、当該閉塞用蓋体300は回動可能と
なっている。いわゆるろくろのように構成されているの
である。従って、この閉塞用蓋体300によって貫通孔
3が閉塞された筒状ワークWは回動自在となるのであ
る。
【0025】なお、閉塞用蓋体300による貫通孔W3
の閉塞をより完全にするために、図4に示すように、上
面中心に筒状ワークWの貫通孔W3 に嵌まり込む突起3
10を設けておくことも可能である。
【0026】次に、上述のように構成された筒状ワーク
の冷却装置の動作について説明する。図外の高周波加熱
装置で加熱された筒状ワークWは、下端部を閉塞用蓋体
300に接触させる。上部センター400が、上部セン
ター移動機構によって内側ジャケット100を収容した
状態で筒状ワークWに向かって下降し、接触部430の
一部が筒状ワークWの貫通孔W3 に挿入される。すなわ
ち、図2(A)に示すように、筒状ワークWの貫通孔W
3 は、下端部は閉塞用蓋体300で、上端部は上部セン
ター400の接触部430でそれぞれ閉塞されるのであ
る。
【0027】この状態で内側ジャケット100は、図2
(B)に示すように、内側ジャケット上下動機構によっ
て上部センター400から突出され、筒状ワークWの貫
通孔W3 に挿入される。なお、内側ジャケット100の
先端は閉塞用蓋体300には接触しないようになってい
る。
【0028】このように、筒状ワークWの外周面W2
は外側ジャケット200が、内周面W1 には内側ジャケ
ット100がそれぞれ対向する。そして、ポンプ500
によって、冷却液Lが内側ジャケット100及び外側ジ
ャケット200に同時に供給される。この冷却液Lの供
給の直前から、上部センター400は回転駆動部 (図示
省略) によって図1に示す矢印A方向に回転駆動され
る。閉塞用蓋体300は回動可能になっているから、筒
状ワークWは上部センター400と閉塞用蓋体300と
で挟まれた状態のまま、矢印A方向に回転させられるこ
とになる。
【0029】回転している筒状ワークWに対して、内側
ジャケット100及び外側ジャケット200から冷却液
Lが噴射される。内側ジャケット100の開口110
は、内側ジャケット100が前記上部センター400か
ら突出する部分にのみ開設されているので、スリーブ部
420の貫通孔410内で冷却液Lが溢れることはな
い。また、筒状ワークWの内周面W1 に対して万遍なく
冷却液Lが噴射されるため、従来のように内周面W1
上側の冷却が遅くなることはない。
【0030】筒状ワークWの冷却が完了したならば、冷
却液Lの噴射を停止するととともに、上部センター40
0の回転を停止する。また、内側ジャケット上下動機構
によって内側ジャケット100を上部センター400内
に収容する。さらに、上部センター400を内側ジャケ
ット100とともに、上部センター移動機構によって筒
状ワークWの上方へと移動させる。
【0031】その後、筒状ワークWを図外の搬送機構に
よって閉塞用蓋体300の上から外す。すると、内周面
1 と閉塞用蓋体300とで構成された空間に溜まって
いた冷却液Lが溢れ出る。なお、閉塞用蓋体300の下
方には、溢れ出た冷却液Lを貯溜する貯溜タンク520
が設けられており、当該貯溜タンク520に溜まった冷
却液Lは再使用されるようになっている。
【0032】そして、次の新たな筒状ワークWが搬送機
構によって閉塞用蓋体300の上に載置され、上述と同
様の作業が繰り返されるのである。
【0033】なお、上述した実施例では、筒状ワークW
を回転させる構成として、閉塞用蓋体300が従動側
で、上部センター400が駆動側であるとして説明した
が、この逆であってもよい。すなわち、閉塞用蓋体30
0が図外の駆動機構により回転駆動され、上部センター
400が回動可能になっていてもよいのである。この場
合には、上部センター400の接触部430とスリーブ
部420とは、図示しない軸受等によって連結されてい
る必要がある。すなわち、接触部430は、筒状ワーク
Wとともに回転するが、スリーブ420は回転しないよ
うにするためである。
【0034】また、上述した実施例では、筒状ワークW
の貫通孔W3 の下端部を閉塞用蓋体300で閉塞するも
のとして説明したが、貫通孔W3 に冷却液Lを溜める必
要がなければ、閉塞用蓋体300に開口 (図示省略) を
設けておき、その開口から冷却液Lがすぐに漏れるよう
にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る筒状ワークの冷
却装置は、貫通孔を有する筒状ワークの外周面に冷却液
を噴射する外側ジャケットと、筒状ワークの貫通孔に挿
入され、貫通孔の内周面に冷却液を噴射する内側ジャケ
ットと、内側ジャケットが進退可能に内挿された上部セ
ンターと、内側ジャケットを上部センターに対して進退
させる内側ジャケット上下動機構と、筒状ワークの貫通
孔の下端部を閉塞する閉塞用蓋体とを具備しており、内
側ジャケット上下動機構により筒状ワークの貫通孔に挿
入された内側ジャケットと外側ジャケットとから同時に
冷却液を噴射して筒状ワークを冷却するように構成され
ているから、大きな筒状ワークであっても、貫通孔の内
周面の全面に同時に冷却液が噴射されるので、従来のよ
うに内周面の上側の冷却が遅れぎみになることはない。
従って、大きな筒状ワークであっても、全体を素早く冷
却することができる。特に、内側ジャケットは、上部セ
ンターに対して進退可能に内挿されており、冷却液を噴
射する場合に筒状ワークの貫通孔に進入するように構成
されていることから、上部センターの移動距離が短くて
すむ。これに伴って、上部センターの移動距離を短く設
定することができるとともに、筒状ワークの冷却装置の
全体を小型にすることができる。
【0036】本発明の請求項2に係る筒状ワークの冷却
装置は、筒状ワークか閉塞用蓋体と上部センターとで挟
まれた状態で回転駆動される構成となっているので、筒
状ワークの内周面及び外周面に均一に冷却液が噴射さ
れ、均一な冷却が行われる。
【0037】本発明の請求項3に係る筒状ワークの冷却
装置は、前記回転駆動部の代わりに、閉塞用蓋体を筒状
ワークの軸を中心として回転駆動する回転駆動部を用い
るようにしているだけであるので、請求項2の場合と同
一の効果が得られる。
【0038】本発明の請求項4に係る筒状ワークの冷却
装置は、内側ジャケットを筒状ワークの下端部にまで到
達する長さ寸法に設定するように構成されているので、
筒状ワークの貫通孔の全面に同時に冷却液を噴射するこ
とができる。
【0039】本発明の請求項5に係る筒状ワークの冷却
装置は、内側ジャケットの周面には冷却液が噴射され
る複数個の開口が開設されており、当該開口は内側ジャ
ケットが前記上部センターから突出する部分にのみ開設
するように構成されているので内側ジャケットから冷
却液を噴射しても、上部センター内に収まっている部分
では冷却液が噴射されることはなく、上部センターに対
して負担が加えられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る筒状ワークの冷却装置
の概略的構成図である。
【図2】この筒状ワークの冷却装置による作業手順を説
明するための説明図である。
【図3】上部センターを構成する接触部の一例を示す斜
視図である。
【図4】閉塞用蓋体の一例を示す断面図である。
【図5】従来の筒状ワークの冷却装置の概略的構成図で
ある。
【符号の説明】 100 内側ジャケット 110 (内側ジャケットの)開口 200 外側ジャケット 300 閉塞用蓋体 400 上部センター L 冷却液 W 筒状ワーク W1 (筒状ワークWの)内周面 W2 (筒状ワークWの)外周面 W3 (筒状ワークWの)貫通孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する筒状ワークの外周面に冷
    却液を噴射する外側ジャケットと、筒状ワークの貫通孔
    に挿入され、貫通孔の内周面に冷却液を噴射する内側ジ
    ャケットと、内側ジャケットが進退可能に内挿された上
    部センターと内側ジャケットを上部センターに対して
    進退させる内側ジャケット上下動機構と筒状ワークの
    貫通孔の下端部を閉塞する閉塞用蓋体とを具備してお
    り、内側ジャケット上下動機構により筒状ワークの貫通
    孔に挿入された内側ジャケットと外側ジャケットとから
    同時に冷却液を噴射して筒状ワークを冷却することを特
    徴とした筒状ワークの冷却装置。
  2. 【請求項2】 上部センターを筒状ワークの軸を中心と
    して回転駆動する回転駆動部を有しており、回転駆動部
    により筒状ワークを閉塞用蓋体と上部センターとで挟ま
    れた状態で回転駆動させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の筒状ワークの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動部の代わりに、閉塞用蓋体
    を筒状ワークの軸を中心として回転駆動する回転駆動部
    を用いたことを特徴とする請求項2記載の筒状ワーク。
  4. 【請求項4】 前記内側ジャケットは、筒状ワークの下
    端部にまで到達する長さ寸法に設定されていることを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の筒状ワークの冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記内側ジャケットの周面には、冷却液
    が噴射される複数個の開口が開設されており、当該開口
    は内側ジャケットが前記上部センターから突出する部分
    にのみ開設されていることを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の筒状ワークの冷却装置。
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