JP5101774B2 - 構成部品の壁の少なくとも1つの面を硬化させる方法とそれを実施する装置 - Google Patents

構成部品の壁の少なくとも1つの面を硬化させる方法とそれを実施する装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、構成部品の壁の少なくとも1つの面を硬化させる方法と、この方法を実施するのに特に適した装置に関する。
【0002】
構成部品の壁の面を硬化させる場合に、一方では硬化の必要とされる品質を達成しなければならず、しかし他方では該当する壁が構成部品のそれぞれの使用目的のために必要な粘靱性を失うことを阻止しなければならない、という問題がある。従って硬化させるべき面の加熱の間、壁が過剰に熱せられることを防止することが必要である。
【0003】
これは、硬化させるべき面を電磁場の誘導により加熱する、誘導子を使用する場合に、誘導子により発生される磁場の進入深さが、硬化させるべき面の領域内の硬化の必要な深さに応じて調節されることにより、行うことができる。しかしこの処置は、硬化させるべき面の領域内に十分な壁厚が存在することを、前提としている。そうでない場合には、壁が過剰に熱せられることと、それに伴って生じる、熱移動に基づく硬化し過ぎが阻止されない。
【0004】
従って比較的薄い壁の構成部品を硬化させる場合には、実際には、壁の、硬化させるべき面の配置されている壁側とは反対の側を液体で冷却するようになってきている。冷却液流を適切に設定することによって、材薄の構成部品の場合でも誘導子により壁内に発生される熱の進入深さと、それに伴って硬化すべき面の領域における硬化の深さを、調節することができる。
【0005】
構成部品の壁の面の硬化に対する特別な要請は、前輪駆動される自動車の領域で生じ、その領域においては駆動トルクは、いわゆる「トリポードジョイント」内に摺動可能に取り付けられたスライド部材を介して伝達される。この種のトリポードジョイントは、ボウル形状に形成されており、かつ互いに対して角度をもって整合された、トリポードジョイントの長手軸に対して軸平行に長手方向に延びる多数の支持面(Stuetzflaechen)および走行面(Laufenflaechen)を有している。この支持面および走行面に接して、スライド部材が案内されている。同時に支持面は、スライド部材から伝達されたトルクを吸収する。この負荷に耐えることができるようにするために、支持面および走行面に硬化を施さなければならない。同時に面の硬化にもかかわらず壁材料の粘靱性を維持し、それによってトリポードジョイントが走行駆動の間の変化するトルク負荷に耐えることができるようにしなければならない。
【0006】
本発明の課題は、わずかな壁厚を有する複雑に成形された構成部品の壁においても少なくとも1つの面の、それぞれの要請に応じた硬化を可能にする、上述した種類の方法を提供することである。さらに、この方法を実施するのに適した装置を提供しようとしている。
【0007】
この課題は、構成部品の壁の少なくとも1つの面を硬化させる方法に関して、硬化させるべき面が少なくとも1つの誘導子によって誘導的に加熱され、硬化させるべき面の加熱の間、硬化させるべき面と誘導子との間に存在する間隙内へ液体が充填されており、壁の、硬化させるべき面を有する側と対向する側に、硬化させるべき面の加熱の間、液体が供給されており、かつ少なくとも1つの液体ビームが、壁の、硬化させるべき面に隣接する、誘導子による加熱から除外されるべきゾーンへ向けられていることによって、解決される。
【0008】
本発明によれば、壁の、硬化させるべき面を有する壁側と対向する側が濡らされるだけでなく、さらに液体が、壁側の、硬化させるべき面に隣接しかつ硬化に捕捉されるべきではないゾーンへ向けられる。付加的な液体ビームは、加熱から除外すべきゾーン内に、誘導された電磁場の作用によって発生する熱を、運び去る。このようにして硬化させるべき面の領域内で、硬化ゾーンの進入深さだけでなく、その面積的な広がりも所望に前もって定めることができる。
【0009】
従って本発明に基づく処置方法は、正確に輪郭を描かれた硬化ゾーンを形成することを可能にし、その硬化ゾーンの延びと深さは、それぞれの構造的な要請および硬化された面を有する構成部品の負荷に適合されている。すなわち、たとえば液体ビームがそれぞれ部分的にのみ、あるいは所定の延びで、硬化すべき面を有する壁へ向けられ、そこに発生する熱が運び去られることによって、液体ビームの方位と延びに従って正確に形成された、硬化させるべき面の端縁の延びを形成することができる。このようにして、たとえば正確に、構造的または取り付け技術的理由から壁の硬化後に変形を実施すべき個所に、十分に柔らかい壁材料が提供される。
【0010】
同時に、誘導子と硬化させるべき面との間に存在する間隙が液体で満たされていることによって、誘導子によって発生された電磁場が加熱すべき壁へ均一に進入することが、保証される。このようにして、そうでない場合には加熱の均一性を損なう恐れのある、面の加熱の間常に供給される液体流にもかかわらず、均質な処理結果を保証することができる。
【0011】
本発明に基づく方法は、壁が内部空間を包囲しており、硬化させるべき面が壁の、内部空間に対応づけられた側に配置されている構成部品の壁の面を硬化させるのに、特に適している。この種の構成部品においては、誘導子と硬化させるべき面との間の間隙の均一な充填を、特に簡単な方法で保証することができる。さらに、特にこのように形成された構成部材においては、簡単な方法で複数の面を同時に硬化させることができる。これは特に、たとえば冒頭で説明したトリポードジョイントがそうであるように、互いに対して角度をもって配置された、それぞれ少なくとも2つの互いに隣接する面が同時に硬化される場合でも、当てはまる。
【0012】
特に強力かつ短期間で、所定の狭く輪郭を定められた面と深さに制限された、硬化すべき面の誘導性加熱を、電磁場が高い周波数で発生されることによって、達成することができる。すなわち、硬化させるべき面の誘導的な加熱は、80kHzまでの周波数において行うことができる。
【0013】
本発明に基づく方法を実施するのに特に適した装置は、硬化させるべき面を加熱するための誘導子と、液体供給部材であって、それを介して液体が誘導子と硬化させるべき面との間の間隙へ流入する、前記液体供給部材と、少なくとも1つの液体ビームを壁の、硬化させるべき面を有する側と対向する側へ向ける第1のシャワーヘッドと、液体ビームを壁の、硬化から除外すべきゾーンへ向ける、少なくとも1つの他のシャワーヘッドとを有している。
【0014】
その場合に、硬化から除外すべきゾーンへ向けられたビームを有するシャワーヘッドが、誘導子によって支持されていると、特に効果的である。本発明に基づく装置のこの種の形態は、わずかな技術的費用で実現され、本発明に基づく構成部材のコンパクトな形状をもたらす。後者は、装置の内部に誘導子とシャワーヘッドのためのわずかなスペースしか提供されない場合に、常に重要である。
【0015】
本発明に基づく方法とそれを実施するのに適した装置の他の好ましい形態は、従属請求項に記載されており、以下で図面を用いて実施例との関連において、詳細に説明する。
【0016】
トリポードジョイントTの支持面Sと走行面Lを硬化させる装置1は、誘導子2、外側シャワーヘッド3、端面シャワーヘッド4および工作物ホルダ5を有している。
トリポードジョイントTは、ボウル状に形成され、かつ内部空間Iを包囲する壁Wを有しており、その壁は底B上に直立している。内部空間Iから始って壁W内へ、それぞれ120°づつ断面において星状に互いに変位する溝状の、図示されていないスライド部材のためのガイドトラックFが形成されており、それらガイドトラックはトリポードジョイントTの長手軸Xに対して軸方向に延びている。これらガイドトラックFの角部領域E1、E2には、それぞれ走行面Lと支持面Sが断面において互いに対して直角に形成されており、その場合に支持面Sは図示されていないスライド部材の形状に応じて湾曲されている。
【0017】
長手方向に上昇および下降可能な誘導子2の外側の形状は、その誘導子2のそれぞれ半径方向に突出する部分がトリポードジョイントTのガイドトラックFへ嵌入するように、トリポードジョイントTの内部空間Iの形状に適合されている。その場合に誘導子2の寸法は、誘導子2がトリポードジョイントT内へ導入された場合にその誘導子の外側の境界7とトリポードジョイントTの壁Wの内側ISとの間に一周する間隙Pが存在するように、設計されている。
【0018】
誘導子2の突出する部分の、ガイドトラックFの角部領域E1、E2に対応づけられた角部領域は、それぞれ必要なシート材(Beblechung)11を有する発熱導体10によって形成されている。誘導子2の長手軸Yに対して同軸に、さらに、冷却液のための供給導管12が配置されている。供給導管12は、図示されていない液体供給源と接続されており、かつ誘導子2の端面側13上に開口している。供給導管12から半径方向へ延びる通路14を介してさらに液体が、発熱導体10ないしはシート材11の間に残る自由空間15へ流出する。
【0019】
誘導子2の上方部分において、誘導子2の半径方向に突出する各部分に通路16が形成されており、その通路は供給導管12と同様に、図示されていない液体供給源と接続されている。その場合に通路16は、それぞれトリポードジョイントTのガイドトラックFの支持面Sに対応づけられている。通路16の外壁17に、半径方向外側を向いた流出開口部19が形成されており、その流出開口部は誘導子2がトリポードジョイントT内へ導入された場合に、それぞれ壁Wの上方の端縁Rと硬化すべき面Sとの間に配置された、トリポードジョイントTの壁Wの内側ISの端縁ゾーンRZへ向けられている。このようにして誘導子2にシャワーヘッド20が形成されて、そのシャワーヘッドは液体ビームKIを、トリポードジョイントTの、硬化すべき面に直接隣接する、硬化から除外すべきゾーンZRへ向ける。
【0020】
外側シャワーヘッド3は、リング状に形成されており、かつその、規則的に配置された流出開口部31を有する内壁32が、工作物ホルダ5上にあるトリポードジョイントTを包囲する。外側シャワーヘッド3の外壁33と内壁32との間には通路34が形成されており、その通路も同様に図示されていない液体供給源と接続されている。
【0021】
端面シャワーヘッド4は、誘導子2によって支持されるので、端面シャワーヘッドは誘導子によってトリポードジョイントTの方向へ下降され、あるいはそのトリポードジョイントから持ち上げられる。端面シャワーヘッド4の形状は、その下方の端面41がそれぞれトリポードジョイントTの上方の端縁Rの端面に隣接して延びるように、端面シャワーヘッド4の、トリポードジョイントTの上方の端縁Rの推移に適合されている。端面シャワーヘッド4の、支持面5、ガイドトラックF間の壁部分WaおよびガイドトラックFと走行路Lとの間の硬化されない壁部分Faに対応づけられた部分において、端面41にはそれぞれ流出孔42が形成されており、その流出孔はトリポードジョイントTの端縁Rへ向けられている。(図3においては、わかりやすくするために、端面シャワーヘッド4は半分までしか図示されていない。)
【0022】
トリポードジョイントTの支持面Sと走行面Lを硬化させるために、誘導子2がトリポードジョイントTの内部空間I内へ下降される。この下降された位置において、供給導管12の開口はトリポードジョイントTの底Bに対してわずかな距離にある。端面シャワーヘッド4は、トリポードジョイントTの端縁Rから同様に隔たっている。シャワーヘッド20の流出ノズルは、トリポードジョイントTの端縁領域RZのそれぞれその流出ノズルに対応づけられた部分へ向けられている。
【0023】
次に、外側シャワーヘッド3、端面シャワーヘッド4およびシャワーヘッド20と供給導管12に、図示されていない液体供給源から冷却液が供給されるので、冷却液ビームKAは壁Wの外側ASを、冷却液ビームKRは、壁Wの上方の端縁Rの領域内で端面の、端面シャワーヘッド4の流出開口部42に対応づけられた部分を、そして冷却ビームKIは、トリポードジョイントTの壁Wの、硬化させるべき支持面Sに直接隣接する端縁ゾーンRZを冷却する。供給導管12の開口部および供給導管12から出ている通路14から流出する冷却液は、壁Wと誘導子2との間に設けられた間隙8を満たす。
【0024】
次に、ガイドトラックFの支持面および走行面S、Lは、発熱導体10によって生成される電磁場の作用によって誘導的に、所望の硬化に必要な温度にされる。加熱の終了後に、加熱された走行面は、供給導管12から流出する冷却液流によって急冷される。続いて走行面Lの領域内にそれぞれ設けられている硬化ゾーンHZは、長手方向において壁Wの端縁Rの下方まで達する。というのは、この領域においてはシャワーヘッド20から冷却ビームKIは放出されていないからである。それに対して支持面Sの領域においては、付属の硬化ゾーンHSと端縁Rとの間に端縁ゾーンRZが硬化されずに残る。というのはこのゾーンにおいては、支持面および走行面S、Lの加熱の間冷却液ビームKIによって行われた冷却が有効であったからである。壁Wの外側ASの冷却に基づいて、2つの硬化ゾーンHL、HSの深さtは、壁Wの壁厚のほぼ半分に制限されている。
【0025】
図示されていないスライダ部材がトリポードジョイントT内に組み込まれた後に、トリポードジョイントTは同様に図示されていない装置内でアプセットを受けて、そのアプセットによって、硬化されていない端縁ゾーンZRの領域に、トリポードジョイントTの内部空間Iへ突出する隆起Uが形成される。この隆起は、トリポードジョイント内に組み込まれたスライダ部材の抜け落ちを阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トリポードジョイントの支持および走行面を硬化させる装置を示す縦断面図である。
【図2】 図1の「X」部分を拡大して示している。
【図3】 図1に示す装置の横断面図である。
【図4】 トリポードジョイントを図3に記入された切断線A−Bに沿って示す断面図である。
【図5】 トリポードジョイントを図3に記入された切断線C−Dに沿って示す断面図である。
【図6】 支持および走行面の硬化に続いて行われたアプセット変形後に、トリポードジョイントを図3に記入された切断線A−Bに沿って断面で示す断面図である。
【符号の説明】
1…硬化装置
2…誘導子
3…外側シャワーヘッド
4…端面シャワーヘッド
5…工作物ホルダ
7…誘導子2の外側の境界
10…発熱導体
11…シート材
12…供給導管
14…通路
13…誘導子2の端面
15…自由空間
16…通路
17…通路16の外壁
19…流出開口部
20…シャワーヘッド
31…流出開口部
32…内壁
33…外壁
34…通路
41…端面
42…流出孔
AS…壁Wの外側
B…底
E1、E2…角部領域
F…ガイドトラック
Fa…壁部分
HL、HS…硬化ゾーン
I…内部空間
IS…壁Wの内側
KA…冷却液ビーム
KI…液体ビーム
KR…冷却液ビーム
L…走行面
P…間隙
R…端縁
RZ…端縁ゾーン
S…支持面
T…硬化ゾーンHL、HSの深さ
U…隆起
W…壁
Wa…壁部分
X…トリポードジョイントTの長手軸
Y…誘導子2の長手軸

Claims (17)

  1. 構成部品(T)の壁(W)の少なくとも1つの面(S、L)を硬化させる方法であって、構成部品(T)は底部と底部から上方に延伸する中空の円筒部を有する杯形状を有していて、
    −硬化させるべき面(S、L)は、構成部品(T)の内側に配設された少なくとも1つの誘導子(2)によって誘導的に加熱され、
    −硬化させるべき面(S、L)の加熱の間、硬化させるべき面(S、L)と誘導子(2)との間に存在する間隙(P)内に液体が充填されており、
    −硬化させるべき面(S、L)の加熱の間、第1のシャワーヘッド(3)から放出された液体ビーム(KA)が、壁(W)の、硬化させるべき面(S、L)を有する側(IS)と対向する側(AS)へ向けられ、かつ
    −硬化させるべき面(S、L)の加熱の間、誘導子(2)によって支持される第2のシャワーヘッド(20)から放出された液体ビーム(KI)が壁(W)の硬化すべき面(S、L)に隣接する、誘導子(2)による加熱から排除されるべきゾーン(RZ)へ向けられている、
    ことを特徴とする方法。
  2. 硬化させるべき面(S、L)の加熱の間、第3のシャワーヘッド(4)から放出された液体ビーム(KR)が、壁(W)の端縁(R)へ向けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 壁(W)は、内部空間(IS)を包囲しており、かつ
    硬化させるべき面(S、L)は、壁(W)の、内部空間(IS)に対応づけられた側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 互いに対して角度をもって配置されている、それぞれ少なくとも2つの互いに隣接する面(S、L)が、同時に硬化されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 壁(W)の、加熱から排除されるゾーン(RZ)は、壁(W)の端縁(R)と硬化させるべき面(S、L)との間に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 構成部品(T)は、硬化させるべき面(S、L)の硬化後にアプセットを受け、そのアプセットによって、加熱から排除されたゾーン(RZ)の領域に隆起部(U)が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 隆起部(U)は、内部空間(IS)内へ向けられていることを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 硬化させるべき面(S、L)の誘導加熱は、80kHzまでの周波数において行われることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の方法を実施する装置であって、
    硬化させるべき面(S、L)を加熱するための誘導子(2)と、
    液体供給部材(12)であって、前記液体供給部材を介して液体が誘導子(2)と硬化させるべき面(S、L)との間の間隙(P)へ流入する、前記液体供給部材と、
    少なくとも1つの液体ビーム(KA)を壁(W)の、硬化させるべき面(S、L)を有する側と反対の側(AS)へ向ける、第1のシャワーヘッド(3)と、
    誘導子(2)によって支持されて、液体ビーム(KI)を壁(W)の、硬化すべき面(S、L)に隣接する、硬化から排除するべきゾーン(RZ)へ向ける、少なくとも1つの第2のシャワーヘッド(20)と、
    を有する、ことを特徴とする装置。
  10. 液体供給部材は、誘導子(2)内に配置された液体導管(12)として形成されており、前記液体導管が誘導子(2)の一方の側(13)に開口していることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 液体導管(12)は軸平行かつ誘導子(2)の発熱導体(10)のすぐ近傍に延びていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 誘導子(2)は、長手軸(Y)に対して軸平行に配置された複数の発熱導体(10)を有していることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 液体導管(12)は、誘導子(2)の長手軸(Y)に対して同軸に配置されていることを特徴とする請求項11または12に記載の装置。
  14. 液体導管(12)は、誘導子(2)の一方の端面(13)上に開口していることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 誘導体(2)内に、シャワーヘッド(20)へ液体を供給する通路(16)が形成されていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 第3のシャワーヘッド(4)が、液体ビーム(KR)を、硬化すべき面(S、L)を有する壁(W)の端縁(R)へ向けることを特徴とする請求項9から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 第3のシャワーヘッド(4)は、誘導子(2)と結合されていることを特徴とする請求項16に記載の装置。
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