JPH1121414A - ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス - Google Patents

ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス

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JPH1121414A
JPH1121414A JP19487897A JP19487897A JPH1121414A JP H1121414 A JPH1121414 A JP H1121414A JP 19487897 A JP19487897 A JP 19487897A JP 19487897 A JP19487897 A JP 19487897A JP H1121414 A JPH1121414 A JP H1121414A
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JP
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copolymer
monomers
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JP19487897A
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Akira Kamimura
彰 上村
Toshitaka Nishioka
利恭 西岡
Wataru Fujiwara
渡 藤原
Takashi Takenaka
俊 竹中
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Original Assignee
SUMIKA A B S LATEX KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 2−ビニルピジン15重量%、1,3−
ブタジエン70重量%、スチレン15重量%からなる単
量体(A)60重量部を乳化重合したのち、2−ビニル
ピジン13重量%、1,3−ブタジエン25重量%、ス
チレン62重量%からなる単量体(B)40重量部を乳
化重合して得られる、ゲル含有量が16重量%、SIが
50の共重合体ラテックスとレゾルシン−ホルマリン樹
脂とをゴムと繊維の接着剤として用いる。 【効果】 熱処理後のコード強力の低下が少なく、ゴム
と繊維との良好な接着力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムと繊維の接着
剤用共重合体ラテックスに関するものである。さらに詳
しくは、タイヤ、ベルト、ホース等のゴム製品に含まれ
る繊維とゴムの接着に適した、改良されたゴムと繊維の
接着剤用共重合体ラテックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナイロン、ポリエステル、アラミド等の
繊維は、従来よりゴム補強用繊維として、タイヤ、ベル
ト、ホース等のゴム製品に広く用いられている。
【0003】ゴム補強用に用いられるこれらの繊維は、
それ自身ではゴムに対する接着性に乏しく、ビニルピリ
ジン−ブタジエン系共重合体ラテックス単独またはそれ
と他のゴムラテックスとの混合物およびレゾルシン−ホ
ルマリン樹脂(以下、RFレンジと称する。)からなる
接着剤組成物(以下、RFLと称する。)を用いて接着
処理され、実用に供されているのが一般的である。
【0004】このRFLに使用されるビニルピリジン−
ブタジエン系共重合体ラテックスとしては、2−ビニル
ピリジン15重量%、1,3−ブタジエン70重量%、
スチレン15重量%を重合して得られる共重合体ラテッ
クスが一般的なものとなっている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】いずれの繊維におい
ても、ゴムとの良好な接着力を得ようとする場合、繊維
をRFLに浸漬、乾燥後、ナイロン繊維で170℃以
上、ポリエステル繊維やアラミド繊維では220℃以上
の高温にて、熱処理する必要があるが、この工程におい
て、処理前に持っていた繊維自身の強度が低下するとい
う問題がある。
【0006】繊維の強度低下を最小限にとどめようとし
て、比較的低温にて熱処理すればゴムとの接着力、特に
剥離接着力や剥離後の繊維へのゴム付着率が低下し、逆
により高いゴムとの接着力を得ようと、より高温で熱処
理すれば繊維の強度が低下する。このため、熱処理後の
繊維の強度低下が少なく、かつ高い接着力が得られる接
着剤用共重合体ラテックスの開発が望まれていた。
【0007】このため、RFLに用いられるビニルピリ
ジン−ブタジエン系共重合体ラテックスの改良検討が行
われており、特公平1−49308号公報、特公平1−
49309号公報、特公平2−24314号公報などで
は、特定の構造を有する共重合体粒子からなる共重合体
ラテックスが提案されている。
【0008】しかしながら、これらの共重合体ラテック
スをRFLに用いても、接着力と繊維強度とを共に満足
できなかった。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明者等は、上記問題を解決
するために鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。
【0010】すなわち本発明は、ビニルピリジン5〜2
0重量%、脂肪族共役ジエン系単量体X重量%、および
これらと共重合可能な他の単量体5〜45重量%からな
る単量体(A)20〜80重量部を重合して得られる共
重合体の存在下、ビニルピリジン5〜20重量%、脂肪
族共役ジエン系単量体Y重量%、およびこれらと共重合
可能な他の単量体20〜75重量%からなる単量体
(B)20〜80重量部(ただし単量体(A)と(B)
の合計100重量部)を重合して得られる共重合体ラテ
ックスであって、XとYの値が、50≦X≦75、20
≦Y≦60、10≦|X−Y|、該共重合体ラテックス
の乾燥フィルムのトルエン不溶分が5〜80重量%、か
つ、該共重合体ラテックスの乾燥フィルムのトルエンに
不溶なゲル部分のスウェリングインデックス(SI)が
10以上であることを特徴とするゴムと繊維の接着剤用
共重合体ラテックスを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。共重合体(A)に用いられる単量体のうち、ビニ
ルピリジンが5重量%未満では初期接着力、耐熱接着力
共に低下し、20重量%を越えると初期接着力が低下す
る。好ましくは7〜18重量%である。
【0012】共重合体(A)に用いられる単量体のう
ち、脂肪族共役ジエン系単量体(X)が50重量%未満
では初期接着力が低下し、75重量%を越えると耐熱接
着力が低下する。好ましくは、50〜70重量%であ
る。
【0013】また、共重合体(B)に用いられる単量体
のうち、ビニルピリジン5重量%未満では初期接着力お
よび耐熱接着力共に低下し、20重量%を越えると初期
接着力が低下する。好ましくは7〜18重量%である。
【0014】共重合体(B)に用いられる単量体のう
ち、脂肪族共役ジエン系単量体(Y)が20重量%未満
では初期接着力が低下し、60重量%を越えると耐熱接
着力が低下する。好ましくは、25〜55重量%であ
る。
【0015】また、共重合体(A)に用いられる脂肪族
共役ジエン系単量体X重量%と、共重合体(B)に用い
られる脂肪族共役ジエン系単量体Y重量%の間には、|
X―Y|≧10の関係を満足させることが必要である。
|X―Y|の値が10未満では接着力とコード強度の改
善効果が小さい。ここで、|X−Y|は、XとYの差の
絶対値を示す。
【0016】本発明の共重合体ラテックスに使用される
ビニルピリジンとしては、2−ビニルピリジン、3−ビ
ニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチル−5−
ビニルピリジン等があげられ、これらを1種もしくは2
種以上使用することができる。特に2−ビニルピリジン
が好ましい。
【0017】本発明の共重合体ラテックスに使用される
脂肪族共役ジエン系単量体としては例えば、1,3−ブ
タジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエン等が挙げられ、これらを
1種もしくは2種以上使用することができる。特に1,
3−ブタジエンが好ましい。
【0018】本発明の共重合体ラテックスに使用するこ
とのできる他の共重合可能な単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、モノクロロスチレン等の芳香
族ビニル系単量体、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等のシアン化ビニル系単量体、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、フマル酸等のエチレン系不飽和カ
ルボン酸単量体、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト等のエチレン系不飽和カルボン酸アルキルエステル系
単量体、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒド
ロキシエチルメタクリレート等のヒドロキシアルキル基
を含有する不飽和単量体およびアクリルアミド、メタク
リルアミド等の不飽和カルボン酸アミド単量体等が挙げ
られ、それぞれ1種もしくは2種以上使用することがで
きる。
【0019】これらの中で芳香族ビニル系単量体単独ま
たはこれと他の単量体から選ばれた1種以上の単量体と
の組合せが好ましく、さらにはスチレン単独またはスチ
レンとα−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリ
ル酸、イタコン酸、メチルメタクリレートから選ばれた
単量体との組合せが特に好ましい。
【0020】これら共重合可能な単量体が、共重合体
(A)において5重量%未満では耐熱接着力が低下し、
45重量%を超えると初期接着力、耐熱接着力共に低下
する。また、これら共重合可能な単量体が、共重合体
(B)において20重量%未満では耐熱接着力が低下
し、75重量%を超えると初期接着力、耐熱接着力共に
低下する。
【0021】本発明のラテックスの共重合体(A)と共
重合体(B)の重量比(A)/(B)は20〜80/8
0〜20である。この範囲外では耐熱接着力の改善効果
が小さい。好ましくは25〜75/75〜25である。
【0022】また、本発明の共重合体ラテックスの乾燥
フィルムのトルエン不溶分(以下、ゲル含有量という)
は5〜80重量%であることが必要である。ゲル含有量
が5重量%未満ではRFLの機械的安定性が低下するた
め、含浸処理工程で凝集物を発生するなど安定した操業
に支障をきたすおそれがあり、80重量%を越えると、
初期接着力が低下する。好ましくは5〜65重量%以下
である。
【0023】本発明でいうゲル含有量とは、具体的に
は、共重合体ラテックスを乾燥し、重量既知の共重合体
ラテックスフィルムをトルエンに浸漬後濾過して、乾燥
重量を秤量し、共重合体の乾燥重量に対する、共重合体
のトルエン不溶部分の乾燥重量の割合を計算することに
より求められる値である。
【0024】また、該ラテックスの乾燥フィルムのトル
エンに不溶なゲル部分のスウェリングインデックス(以
下、SIという)は10以上であることが必要であり、
SIが20以上であることがさらに好ましい。SIが1
0未満では初期接着力が低下する。
【0025】本発明でいうSIとは、具体的には、共重
合体ラテックスを乾燥し、重量既知の共重合体ラテック
スフィルムをトルエンに浸漬後濾過して、湿潤重量を秤
量し、その後、乾燥重量を秤量して、その湿潤重量に対
する乾燥重量の割合を計算することにより求められる値
である。
【0026】また、本発明の共重合体ラテックスの数平
均粒子径は80〜180nmであることが好ましい。数
平均粒子径が80nm未満では、ラテックス粘度が上が
り、ラテックスの輸送やRFL作製時の作業性に支障を
きたす可能性がある。また、180nmを越えると共重
合体ラテックスの重合中に凝集物を発生させやすく、安
定な重合が困難になる。更に好ましくは90〜160n
mである。
【0027】本発明の共重合体ラテックスは、公知の二
段重合方法などにより製造されるが、重合に際し用いら
れる単量体(A)および(B)にの添加方法については
特に制限はなく、一括添加方法、分割添加方法、連続添
加方法等いずれも採用できる。
【0028】本発明においては、単量体(A)を重合し
て得られた共重合体の存在下に、単量体(B)を重合す
ることが必要である。この場合、単量体(A)の重合転
化率が80重量%(さらに好ましくは90重量%)以上
に達した後、単量体(B)の重合系内への添加を開始し
て乳化共重合することが好ましい。
【0029】本発明の共重合体ラテックスの重合に際し
ては、乳化剤として、ロジン酸石鹸、脂肪酸石鹸、高級
アルコールの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩、脂
肪族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸塩、非イオン性界
面活性剤の硫酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤あ
るいはポリエチレングリコールのアルキルエステル型、
アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型等の
ノニオン性界面活性剤が挙げられ、これらを1種又は2
種以上使用することができる。
【0030】また、本発明の共重合体ラテックスの重合
に際しては、従来公知の連鎖移動剤、重合開始剤、電解
質、重合促進剤、キレート剤等、さらには炭化水素系溶
剤を使用することができる。
【0031】連鎖移動剤としてはα−メチルスチレンダ
イマー、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメル
カプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ステアリ
ルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、ジメチルキ
サントゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲ
ンジサルファイド等のキサントゲン化合物、ターピノレ
ンや、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチ
ルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノス
ルフィド等のチウラム系化合物、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等の
フェノール系化合物、アリルアルコール等のアリル化合
物、ジクロルメタン、ジブロモメタン、四臭化炭素等の
ハロゲン化炭化水素化合物、α−ベンジルオキシスチレ
ン、α−ベンジルオキシアクリロニトリル、α−ベンジ
ルオキシアクリルアミド等のビニルエーテル、トリフェ
ニルエタン、ペンタフェニルエタン、アクロレイン、メ
タアクロレイン、チオグリコール酸、チオリンゴ酸、2
−エチルヘキシルチオグリコレート等が挙げられ、これ
らを1種または2種以上使用することができる。
【0032】これらの連鎖移動剤は、通常、単量体10
0重量部に対して0〜10重量部にて使用される。
【0033】重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性重合開
始剤、レドックス系重合開始剤、過酸化ベンゾイル等の
油溶性重合開始剤を適宜用いることができる。特に水溶
性重合開始剤の使用が好ましい。
【0034】また、重合に際して、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプ
タン等の飽和炭化水素、ペンテン、ヘキセン、ヘプテ
ン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテ
ン、4−メチルシクロヘキセン、1−メチルシクロヘキ
セン等の不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素などの炭化水素化合物を使用して
も良い。
【0035】本発明の共重合体ラテックスとレゾルシン
−ホルマリン樹脂により、ゴムと繊維の接着剤組成物が
得られる。共重合体ラテックスとレゾルシン−ホルマリ
ン樹脂の使用比率は特に限定されなが、通常、共重合体
ラテックス100重量部(固形分)に対してレゾルシン
−ホルマリン樹脂を5〜100重量部(固形分)を使用
することが好ましい。
【0036】また、この接着剤組成物には、イソシアネ
ート、ブロックドイソシアネート、エチレン尿素、2,
6−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニルメチル)−4
−クロロフェノール、一塩化イオウとレゾルシンの縮合
物及びレゾルシン−ホルマリン縮合物との混合物などの
変性レゾルシン−ホルマリン樹脂、ポリエポキシド、変
性ポリ塩化ビニル、カーボンブラックといった接着助
剤、充填剤、架橋剤、加硫剤、加硫促進剤等を必要に応
じて配合しても差し支えない。
【0037】本発明の共重合体ラテックスを用いた接着
剤組成物が使用される繊維としては、ナイロン繊維、ポ
リエステル繊維、アラミド繊維等が挙げられるが、特に
これらに限定されず、また、これらの繊維はコード、ケ
ーブル、織物、帆布、短繊維等いずれの形態であっても
良い。
【0038】また、この接着剤組成物で処理された繊維
と接着に供されるゴムとしては、天然ゴム、SBR、N
BR、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイ
ソプレンゴム更にはそれらの各種変性ゴム等が挙げられ
るが、特にこれらに限定されるものではない。
【0039】また、本発明の共重合体ラテックスを含む
接着剤組成物を製造するに際して、本発明の共重合体ラ
テックスの一部を必要に応じて、スチレン−ブタジエン
共重合体ラテックス、カルボキシ変性スチレン−ブタジ
エン共重合体ラテックス、アクリルニトリル−ブタジエ
ン共重合体ラテックス、カルボキシ変性アクリルニトリ
ル−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテ
ックス、イソプレンラテックス等に代替しても良いが、
それらは本発明の共重合体ラテックス100重量部中5
0重量部未満であることが好ましく、さらに好ましくは
30重量部未満である。
【0040】
【実施例】以下に、実施例をあげて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例により何ら制限される
ものではない。なお、実施例中の部および%は断りのな
い限り全て重量部および重量%を意味する。
【0041】(共重合体ラテックス1の製造)攪拌機付
きオートクレーブに、水130部、ナフタレンスルホン
酸ナトリウム・ホルマリン縮合物1部、水酸化ナトリウ
ム0.5部とロジン酸カリウム4部を加え溶解させる。こ
れに、さらに1,3−ブタジエン42.0部、2−ビニ
ルピリジン9.0部、スチレン9.0部とt−ドデシル
メルカプタン0.36部を仕込み、乳化させる。次い
で、過硫酸カリウム0.5部を加え、全体を50℃に保
ち重合を行う。重合転化率が仕込み単量体の90%に達
したならば、1,3−ブタジエン10.0部、2−ビニ
ルピリジン5.2部、スチレン24.8部とt−ドデシ
ルメルカプタン0.08部を仕込み、重合を継続した。
重合転化率が、全単量体の93%に達したら、ハイドロ
キノン0.1部を加え、重合を停止させる。得られた共
重合体ラテックスは減圧蒸留により未反応単量体を除去
し、共重合体ラテックス1を得た。単量体(A)と単量
体(B)のそれぞれの重量%は、表1に示したとおりで
ある。
【0042】(共重合体ラテックス2の製造)攪拌機付
きオートクレーブに、水80部、ナフタレンスルホン酸
ナトリウム・ホルマリン縮合物1部、水酸化ナトリウム
0.4部とロジン酸カリウム2.8部を加え溶解させ
る。これに、さらに1,3−ブタジエン42.0部、2
−ビニルピリジン9.0部、スチレン9.0部とt−ド
デシルメルカプタン0.28部を仕込み、乳化させる。
次いで、過硫酸カリウム0.5部を加え、全体を55℃
に保ち重合を行う。重合転化率が仕込み単量体の95%
に達したならば、1,3−ブタジエン10.0部、2−
ビニルピリジン5.2部、スチレン24.8部とt−ド
デシルメルカプタン0.12部及び、ロジン酸カリウム
1.2部、水40部を仕込み、重合を継続した。重合転
化率が、全単量体の95%に達したら、ハイドロキノン
0.1部を加え、重合を停止させる。得られた共重合体
ラテックスは減圧蒸留により未反応単量体を除去し、共
重合体ラテックス2を得た。単量体(A)と単量体
(B)のそれぞれの重量%は、表1に示したとおりであ
る。
【0043】(共重合体ラテックス3の製造)攪拌機付
きオートクレーブに、水100部、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル6.0部と1,3−ブタジエン48.
75部、2−ビニルピリジン11.25部、スチレン1
5.0部、t−ドデシルメルカプタン0.26部、およ
びエチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.05部、過硫
酸カリウム0.3部を仕込み、全体を50℃に保ち重合
を行う。重合転化率が仕込み単量体の94%に達したな
らば、1,3−ブタジエン12.5部、2−ビニルピリ
ジン3.75部、スチレン4.0部、α−メチルスチレ
ン2.0部、アクリロニトリル2.0部、メチルメタク
リレート0.75部とt−ドデシルメルカプタン0.1
1部及び、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1.5
部、水40部を仕込み、重合を継続した。重合転化率
が、全単量体の95%に達したら、ハイドロキノン0.
1部を加え、重合を停止させる。得られた共重合体ラテ
ックスは減圧蒸留により未反応単量体を除去し、共重合
体ラテックス3を得た。単量体(A)と単量体(B)の
それぞれの重量%は、表1に示したとおりである。
【0044】(共重合体ラテックス4、5、12、1
5、20、21の製造)表1及び表2に示したt−ドデ
シルメルカプタン量(部)、ロジン酸カリウム量(部)
及び、単量体(各単量体の重量%と単量体の仕込み部数
で規定された部数)を用いる以外は、共重合体ラテック
ス1と全く同様にして、共重合体ラテックス4、5、1
2、15、20、21を得た。
【0045】(共重合体ラテックス6、16、17の製
造)表1及び表2に示したt−ドデシルメルカプタン量
(部)、ロジン酸カリウム量(部)、水量(部)及び、
単量体(各単量体の重量%と単量体の仕込み部数で規定
された部数)を用いる以外は、共重合体ラテックス2と
全く同様にして、共重合体ラテックス6、16、17を
得た。
【0046】(共重合体ラテックス7、9、10、1
3、14、19の製造)表1及び表2に示したt−ドデ
シルメルカプタン量(部)、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル量(部)、水量(部)及び、単量体(各単量
体の重量%と単量体の仕込み部数で規定された部数)を
用いる以外は、共重合体ラテックス3と全く同様にし
て、共重合体ラテックス7、9、10、13、14、1
9を得た。
【0047】(共重合体ラテックス8の製造)攪拌機付
きオートクレーブに、水140部、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル4.0部と1,3−ブタジエン24.
0部、2−ビニルピリジン2.8部、スチレン8.0
部、α−メチルスチレン2.0部、アクリロニトリル
2.0部、イタコン酸1.2部、t−ドデシルメルカプ
タン0.15部、およびエチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウム0.05部、過硫酸カリウム0.3部を仕込み、全
体を50℃に保ち重合を行う。重合転化率が仕込み単量
体の90%に達したならば、1,3−ブタジエン18.
0部、2−ビニルピリジン9.0部、スチレン33.0
部とt−ドデシルメルカプタン0.23部を仕込み、重
合を継続した。重合転化率が、全単量体の95%に達し
たら、ハイドロキノン0.1部を加え、重合を停止させ
る。得られた共重合体ラテックスは減圧蒸留により未反
応単量体を除去し、共重合体ラテックス8を得た。単量
体(A)と単量体(B)のそれぞれの重量%は、表1に
示したとおりである。
【0048】(共重合体ラテックス11、18の製造)
表2に示したt−ドデシルメルカプタン量(部)、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル量(部)及び、単量体
(各単量体の重量%と単量体の仕込み部数で規定された
部数)を用いる以外は、共重合体ラテックス8と全く同
様にして、共重合体ラテックス11、18を得た。
【0049】(共重合体ラテックスのゲル含有量、SI
の測定方法)室温乾燥で共重合体ラテックスからフィル
ムを作製する。その後フィルム約1gを正確に秤量後4
00ccのトルエンに入れ48時間放置浸漬する。その
後あらかじめ精秤した300メッシュの金網で濾過し、
金網に残った残留物を秤量する。さらに充分乾燥した
後、金網に残った残留物を秤量する。次式により共重合
体ラテックスのゲル含有量、SIを求める。 ゲル含有量(%)=(トルエン浸漬後の金網残留物の乾
燥重量)÷(トルエン浸漬前のフィルムの重量)×10
0 SI=(トルエン浸漬後の金網残留物の湿潤重量)÷
(トルエン浸漬後の金網残留物の乾燥重量)
【0050】(共重合体ラテックスの数平均粒子径の測
定方法)数平均粒子径を動的光散乱法により測定した。
尚、測定に際しては、LPA−3000/3100(大
塚電子製)を使用した。前述の方法で測定した共重合体
ラテックスのゲル含有量とSIおよび数平均粒子径を表
1及び表2に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】応用例−1 (RFL液の調整)水239部に、水酸化ナトリウム
0.3部、レゾルシン11部および37%ホルマリン1
6.2部を加え、25℃にて6時間熟成を行い、RFレ
ジンを作成する。次いで、表1及び表2に示す共重合体
ラテックスそれぞれ70部(固形分)およびスチレン−
ブタジエン共重合体ラテックス(住化A&L社製J−9
049)30部(固形分)の中に、得られたRFレジン
を全量添加し、水にて固形分濃度を20%に調整し、2
5℃にて18時間熟成させ、RFL液を得た。
【0054】(RFL液の機械的安定性の測定)得られ
たRFL液N−1.2.4.7.10.12.15.1
6.21の機械的安定性をJIS K6387−198
2に参考として示された方法に従い、荷重5kg、回転
時間5分の条件で測定し、求められた凝固率(%)に応
じて下記の3段階評価を行い、その結果を表3に示し
た。 ○:0.2%未満 △:0.2%以上2%未満 ×:2%以上
【0055】(タイヤコード浸漬処理、コード強度およ
び接着力測定)試験用シングルコードディッピングマシ
ンを用いて、得られたRFL液にて各々、6−6ナイロ
ンタイヤコード(1260D/3)を浸漬処理し、12
0℃で60秒間乾燥したのち、200℃で120秒間、
焼き付けを行った。処理された各々のタイヤコードをJ
IS−L1017に従いコード強度を測定した。結果を
表3に示す。
【0056】また、処理された各々のタイヤコードを表
4の配合処方に基づくゴム配合物ではさみ、140℃で
45分間加硫プレスした。ASTM、D2138−67
(H Pull Test)に従い接着力を測定した。
結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】 *:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルースルフェンアミド
【0059】応用例−2 (RFL液の調整)水229部に水酸化ナトリウム0.
41部を加え攪拌後、濃度65%のレゾルシン−ホルマ
リン樹脂(住友化学工業社製:スミカノール700S)
24.2部を加え攪拌する。さらに37%ホルマリン
6.3部を加え攪拌混合し25℃にて4時間熟成するこ
とにより、RFレジンを作成する。次いで、表1及び表
2に示す共重合体ラテックス1〜21をそれぞれ100
部(固形分)中に、得られたRFレジンを18.5部添
加し、25%アンモニア水14部を加え、水にて固形分
濃度を20%に調整後、25℃にて40時間熟成させ
る。その後、P−クロロフェノール、ホルムアルデヒ
ド、レゾルシノールの縮合物のアンモニア溶液(ナガセ
化成工業社製:デナボンド)を37部添加し、表5に示
すRFL液P−1〜P−21を得た。
【0060】(タイヤコード浸漬処理、コード強度およ
び接着力測定)試験用シングルコードディッピングマシ
ンを用いて、得られたRFL液にて各々ポリエステル・
タイヤコード(1500D/2)を浸漬処理し、120
℃で60秒間乾燥したのち、230℃で120秒間、焼
き付けを行った。浸漬処理された各々のタイヤコードを
JIS−L1017に従い、コード強度を測定した。結
果を表5に示す。
【0061】また、この処理されたタイヤコードを表4
の配合処方に基づくゴム配合物ではさみ、140℃で4
5分、および170℃で90分の各々の条件にて加硫プ
レスした。ASTM、D2138−67(H Pull
Test)に従い接着力および高温覆歴による接着力
の低下を測定した。結果を表5に示す。
【0062】また、図1に示すように表4のゴム配合物
1の表層に処理コード2を等間隔にて4本埋め込み、1
70℃、100分間の条件にて加硫プレスし、耐熱剥離
接着力測定用の試験片を作製した。
【0063】この試験片を用いて、図2に示すようにコ
ード4本の先端を粘着テープ3にて固定し、ゴム配合物
1より矢印の方向に剥離し、耐熱剥離接着力を測定し
た。また、剥離後のコードへのゴム付着状態を肉眼にて
判定し、優れるもの5点〜劣るもの1点として相対的に
評価した。結果を表5に示す。
【0064】
【表5】
【0065】応用例−3 (RFL液の調製)水229部に水酸化ナトリウム0.
41部を加え攪拌後、65%のレゾルシン−ホルマリン
樹脂(住友化学工業社製:スミカノール700S)2
4.2部を加え攪拌後、さらに37%ホルマリン6.3
部を加え攪拌混合し、25℃にて4時間熟成することに
より、RFレジンを作成する。次いで、表1及び表2に
示す共重合体ラテックスそれぞれ100部(固形分)中
に、得られたRFレジンを18.5部添加し、25%ア
ンモニア水14部を加え、水にて固形分濃度を20%に
調製後、25℃にて40時間熟成させる。その後、P−
クロロフェノール、ホルムアルデヒド、レゾルシノール
の縮合物のアンモニア溶液(ナガセ化成工業社製:デナ
ボンド)を37部添加し、表6に示すRFL液A−1〜
A−21を得た。
【0066】(コード浸漬処理、コード強度および接着
力測定)該RFL液にて、トワロン1001(アクゾ社
製:アラミド繊維コード、接着性付与仕上処理品)(1
680D×2)を浸漬処理し、120℃で60秒間乾燥
したのち、240℃で120秒間焼き付けを行った。こ
の処理されたコードを表4の配合処方に基づくゴム配合
物ではさみ、140℃で45分間加硫プレスした。AS
TM、D2138−67(H−Pull Test)に
従い接着力を測定した。結果を表6に示す。また、処理
された各々のタイヤコードをJIS−L1017に従い
コード強度を測定した。結果を表6に示す。
【0067】
【表6】
【0068】
【発明の効果】本発明の共重合体ラテックスを用いた接
着剤組成物は、従来のものに比べて熱処理後のコードの
強度低下が少なく、かつゴムと繊維との間に良好な接着
力を与える。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における耐熱剥離接着力測定用試験片
の斜視図を示す。
【図2】 本発明における耐熱剥離接着力測定後の試験
片の斜視図を示す。
【符号の説明】
1…ゴム配合物、2…処理コード、3…粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 俊 愛媛県新居浜市菊本町2丁目10番2号 住 化エイビーエス・ラテックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルピリジン5〜20重量%、脂肪族
    共役ジエン系単量体X重量%、およびこれらと共重合可
    能な他の単量体5〜45重量%からなる単量体(A)2
    0〜80重量部を重合して得られる共重合体の存在下、
    ビニルピリジン5〜20重量%、脂肪族共役ジエン系単
    量体Y重量%、およびこれらと共重合可能な他の単量体
    20〜75重量%からなる単量体(B)20〜80重量
    部(ただし単量体(A)と(B)の合計100重量部)
    を重合して得られる共重合体ラテックスであって、Xと
    Yの値が、50≦X≦75、20≦Y≦60、10≦|
    X−Y|、該共重合体ラテックスの乾燥フィルムのトル
    エン不溶分が5〜80重量%、かつ、該共重合体ラテッ
    クスの乾燥フィルムのトルエンに不溶なゲル部分のスウ
    ェリングインデックス(SI)が10以上であることを
    特徴とするゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス。
  2. 【請求項2】 共重合体ラテックスの数平均粒子径が8
    0〜180nmである請求項1に記載のゴムと繊維の接
    着剤用共重合体ラテックス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154126A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nippon A & L Kk ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス
JP2011231434A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Asahi Kasei Chemicals Corp ゴム・繊維用接着剤組成物
JP2014231608A (ja) * 2014-07-28 2014-12-11 旭化成ケミカルズ株式会社 水性接着剤

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JP2011231434A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Asahi Kasei Chemicals Corp ゴム・繊維用接着剤組成物
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