JPH11213665A - 半導体回路装置およびその使用方法 - Google Patents

半導体回路装置およびその使用方法

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JPH11213665A
JPH11213665A JP10012541A JP1254198A JPH11213665A JP H11213665 A JPH11213665 A JP H11213665A JP 10012541 A JP10012541 A JP 10012541A JP 1254198 A JP1254198 A JP 1254198A JP H11213665 A JPH11213665 A JP H11213665A
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node
frequency
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power supply
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JP10012541A
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Takashi Ito
孝 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • G11C7/1069I/O lines read out arrangements
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    • G11INFORMATION STORAGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部クロック信号の周波数が低い場合でもリ
ンギング現象が起こり難いSDRAMを提供する。 【解決手段】 外部クロック信号の周波数に応じてモー
ドレジスタに所望のモードアドレス信号MA7,MA8
を設定し、その信号MA7,MA8に応答してデータ出
力バッファ回路中のPチャネルMOSトランジスタ1,
111,112をオンまたはオフにする。これにより、
外部クロック信号の周波数が低い場合、駆動されるトラ
ンジスタ1,111,112の数を減らし、トランジス
タ1,111,112で形成されるトランジスタ素子1
10の電流供給能力を低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体回路装置お
よびその使用方法に関し、さらに詳しくは、外部クロッ
ク信号に同期して動作する同期型半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外部クロック信号に同期して動作する半
導体回路装置の一例としてシンクロナスダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(以下「SDRAM」と略す。)
がある。従来のSDRAMには、図11に示されるよう
なCMOS型出力バッファ回路が設けられている。
【0003】図11を参照して、この出力バッファ回路
は、PチャネルMOSトランジスタ1と、NチャネルM
OSトランジスタ2とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタ1は外部電源電圧EVCCを受ける外部電源ノー
ド3と出力ノード4との間に接続され、そのゲートは入
力ノード5に接続される。NチャネルMOSトランジス
タ2は接地電圧GNDを受ける接地ノード6と出力ノー
ド4との間に接続され、そのゲートは入力ノード5に接
続される。
【0004】メモリセルアレイから読出されたL(論理
ロー)レベルの出力信号VOUTが入力ノード5に与え
られると、PチャネルMOSトランジスタ1がオンにな
り、NチャネルMOSトランジスタ2がオフになり、こ
れによりH(論理ハイ)レベルのデータ信号DQnが出
力ノード4から出力される。
【0005】一方、Hレベルの出力信号VOUTが入力
ノード5に入力されると、上記とは逆に、PチャネルM
OSトランジスタ1がオフになり、NチャネルMOSト
ランジスタ2がオンになり、これによりLレベルのデー
タ信号DQnが出力ノード4から出力される。
【0006】SDRAMは一般にコンピュータシステム
の記憶装置として用いられるため、CPU(中央演算処
理装置)の動作周波数に応じて、さまざまな周波数の外
部クロック信号がこのSDRAMに入力される。そのた
め、通常は、最大周波数の外部クロック信号が入力され
るとき出力バッファ回路が十分な電流を供給できるよう
に、トランジスタ1および2のサイズが設計される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部ク
ロック信号の周波数が低い場合には、出力バッファ回路
の電流供給能力が大きすぎるためにデータ信号DQnが
HレベルまたはLレベルに収束する前にリンギング現象
が起きるという問題があった。
【0008】なお、特開平2−92019号公報には、
データ信号の出力端子に接続される外部回路の負荷に応
じてモードレジスタを設定し、その設定されたモードレ
ジスタに応じて出力バッファ回路の駆動能力を変化させ
る技術が開示されているが、このモードレジスタに設定
されるのは外部回路の「負荷」に応じた信号であるた
め、上記問題を解決することはできない。
【0009】この発明の目的は、外部クロック信号の周
波数が低い場合でもリンギング現象が起こらない半導体
回路装置およびその使用方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従うと、クロック信号に同期して動作する半導体回路装
置は、出力バッファ回路と、制御回路とを備える。出力
バッファ回路は、データ信号を出力するトランジスタ素
子を含む。制御回路は、クロック信号の周波数に応じて
出力バッファ回路を制御してトランジスタ素子の電流供
給能力を変化させる。
【0011】好ましくは、上記制御回路は、レジスタ
と、変化回路とを含む。レジスタには、所望の信号が設
定可能である。変化手段は、レジスタに設定された信号
に応答してトランジスタ素子の電流供給能力を変化させ
る。
【0012】さらに好ましくは、上記トランジスタ素子
は、第1の電源ノードと出力バッファ回路の出力ノード
との間に並列に接続された複数の第1導電型トランジス
タを含む。上記変化回路は、レジスタに設定された信号
に応答して複数の第1導電型トランジスタを選択的に活
性化する活性化回路を含む。上記出力バッファ回路はさ
らに、第2の電源ノードと出力ノードとの間に接続され
た第2導電型トランジスタを含む。
【0013】好ましくは、上記制御回路は、検出回路
と、変化回路とを含む。検出回路は、クロック信号の周
波数を検出しかつその検出された周波数に応じて制御信
号を出力する。変化回路は、検出回路から出力された制
御信号に応答してトランジスタ素子の電流供給能力を変
化させる。
【0014】さらに好ましくは、上記トランジスタ素子
は、第1の電源ノードと出力バッファ回路の出力ノード
との間に並列に接続された複数の第1導電型トランジス
タを含む。上記変化回路は、検出回路から出力された制
御信号に応答して複数の第1導電型トランジスタを選択
的に活性化する活性化回路を含む。上記出力バッファ回
路はさらに、第2の電源ノードと出力ノードとの間に接
続された第2導電型トランジスタを含む。
【0015】好ましくは、上記半導体回路装置はさら
に、外部電源電圧を降圧して内部電源電圧を生成する降
圧回路を備える。上記トランジスタ素子は、第1のPチ
ャネルMOSトランジスタと、第2のPチャネルMOS
トランジスタとを含む。第1のPチャネルMOSトラン
ジスタは、外部電源電圧を受ける外部電源ノードと出力
バッファ回路の出力ノードとの間に接続される。第2の
PチャネルMOSトランジスタは、内部電源電圧を受け
る内部電源ノードと出力ノードとの間に接続される。上
記制御回路は、クロック信号の周波数に応じて第1また
は第2のPチャネルMOSトランジスタを活性化する。
上記出力バッファ回路はさらに、接地ノードと出力ノー
ドとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタを
含む。
【0016】この発明のもう1つの局面に従うと、クロ
ック信号に同期して動作する半導体回路装置であって、
データ信号を出力するトランジスタ素子を含む出力バッ
ファ回路と、所望の信号が設定可能なレジスタと、レジ
スタに設定された信号に応答してトランジスタ素子の電
流供給能力を変化させる変化回路とを備える半導体回路
装置の使用方法は、クロック信号の周波数に応じた信号
をレジスタに設定するステップを含む。
【0017】上記半導体回路装置においては、クロック
信号の周波数に応じて出力バッファ回路中のトランジス
タ素子の電流供給能力が変化するので、クロック信号の
周波数が低い場合はトランジスタ素子の電流供給能力も
低くなり、リンギング現象が起こり難くなる。
【0018】また、所望の信号がレジスタに設定される
と、その設定された信号に応答してトランジスタ素子の
電流供給能力が変化するので、クロック信号の周波数が
低い場合にはその低い周波数に応じた信号をレジスタに
設定すると、リンギング現象が起こり難くなる。
【0019】また、電源ノードと出力ノードとの間に並
列に接続された複数のトランジスタがレジスタに設定さ
れた信号に応答して選択的に活性化されるので、クロッ
ク信号の周波数が低い場合にはその低い周波数に応じた
信号をレジスタに設定すれと、複数のトランジスタのう
ちいくつかが活性化され、そのため、複数のトランジス
タから構成されるトランジスタ素子の電流供給能力が低
くなる。
【0020】また、クロック信号の周波数が検出され、
その検出された周波数に応じてトランジスタ素子の電流
供給能力が変化するので、クロック信号の周波数が低い
場合には検出されたその低い周波数に応じて自動的にト
ランジスタ素子の電流供給能力が低くなる。
【0021】また、クロック信号の周波数に応じて第1
または第2のPチャネルMOSトランジスタが活性化さ
れるので、クロック信号の周波数が低い場合には第1の
PチャネルMOSトランジスタが不活性化されかつ第2
のPチャネルMOSトランジスタが活性化される。第2
のPチャネルMOSトランジスタは内部電源ノードに接
続されているため、外部電源ノードに接続されている第
1のPチャネルMOSトランジスタよりも電流供給能力
が低くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0023】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1によるSDRAMの全体構成を示すブロック図
である。図1を参照して、このSDRAMは、4つのバ
ンク♯A,♯B,♯C,♯Dから構成されるメモリセル
アレイ10と、メモリセルアレイ10から読出された出
力信号VOUTをデータ信号DQ0〜DQ15として出
力しかつ入力されたデータ信号DQ0〜DQ15を入力
信号VINとしてメモリセルアレイ10に書込むデータ
入出力バッファ11と、クロックイネーブル信号CKE
に応答して活性化され、外部クロック信号ECLKを内
部クロック信号ICLKとして出力するクロックバッフ
ァ12と、内部クロック信号ICLKに応答してメモリ
セルアレイ10およびデータ入出力バッファ11を制御
する制御回路13とを備える。
【0024】このSDRAMはさらに、外部アドレス信
号EA0〜EA12を内部アドレス信号IA0〜IA1
2として出力し、かつバンク選択信号BA0およびBA
1を受けるアドレスバッファ14と、さまざまな動作モ
ードが設定可能なモードレジスタ15と、種々の外部制
御信号(チップ選択信号/CS,行アドレスストローブ
信号/RAS,列アドレスストローブ信号/CAS,ラ
イトイネーブル信号/WE,入出力データマスク信号D
QM)に応答して種々の内部制御信号を生成する制御信
号バッファ16とを備える。
【0025】外部制御信号がモードレジスタ15の設定
コマンドを表わす所定のタイミングで入力されると、こ
のSDRAMはレジスタ設定モードになり、制御回路1
3はアドレスバッファ14から与えられる内部アドレス
信号IA0〜IA12をモードレジスタ15に設定す
る。したがって、このモードレジスタ15には所望の信
号を設定することが可能である。
【0026】制御回路13は、図2に示されるように、
コマンドデコーダ131と、インバータ132と、13
個のクロックドインバータ133と、13個のラッチ回
路134とを含む。
【0027】コマンドデコーダ131は、制御信号バッ
ファ16を介して外部から入力されるコマンド(制御信
号/CS,/RAS,/CAS,/WE,DQMの入力
タイミングで表わされる)をデコードし、種々の制御信
号を出力する。ここで、モードレジスタ15の設定コマ
ンドを表わす所定のタイミングで制御信号が入力される
と、コマンドデコーダ131は出力制御信号の1つであ
るモード設定信号/MSETをLレベルに活性化する。
このモード設定信号/MSETは13個のクロックドイ
ンバータ133に共通に与えられ、また、インバータ1
32から出力されるモード設定信号MSET(モード設
定信号/MSETの反転信号)もまた13個のクロック
ドインバータ133に共通に与えられる。
【0028】各クロックドインバータ133は、モード
設定信号/MSETがLレベルでありかつモード設定信
号MSETがHレベルであるとき活性化され、アドレス
バッファ14から与えられる内部アドレス信号IA0〜
IA12のうち対応する1ビットの信号を反転して対応
するラッチ回路134に伝達する。
【0029】各ラッチ回路134は2つのインバータ1
34a,134bから構成され、対応するクロックドイ
ンバータ133からの反転された1ビットの内部アドレ
ス信号をラッチし、そのラッチされた信号をモードレジ
スタ15中の対応するビットに供給する。したがって、
13ビットの内部アドレス信号IA0〜IA12は13
ビットのモードアドレス信号MA0〜MA12としてモ
ードレジスタ15に設定される。
【0030】このモードレジスタ15には種々の動作モ
ードが設定可能である。一般に、バーストレングスを決
定するためのモードアドレス信号MA0〜MA2は第0
〜第2ビットに設定される。また、シーケンシャル方
式、インタリーブ方式などのバーストタイプを決定する
ためのモードアドレス信号(図示せず)は第3ビットに
設定される。また、列アドレスストローブ信号/CAS
のレイテンシを決定するためのモードアドレス信号(図
示せず)は第4〜第6のビットに設定される。
【0031】通常のモードレジスタの第7および第8ビ
ットは使用されていないが、このモードレジスタ15の
第7および第8ビットにはクロックモードを決定するた
めのモードアドレス信号MA7およびMA8が設定され
る。
【0032】次の表1は、モードアドレス信号MA7,
MA8と外部クロック信号ECLKの周波数との関係を
示す真理値表である。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示されるように、外部クロック信号
ECLKの周波数が83MHz未満の場合はモードアド
レス信号MA7として「0」が設定され、モードアドレ
ス信号MA8として「0」が設定される。また、外部ク
ロック信号ECLKの周波数が83MHz以上90MH
z未満の場合は、モードアドレス信号MA7として
「1」が設定され、モードアドレス信号MA8として
「0」が設定される。また、外部クロック信号ECLK
の周波数が90MHz以上125MHz未満の場合は、
モードアドレス信号MA7として「0」が設定され、モ
ードアドレス信号MA8として「1」が設定される。ま
た、外部クロック信号ECLKの周波数が125MHz
以上の場合は、モードアドレス信号MA7として「1」
が設定され、モードアドレス信号MA8として「1」が
設定される。
【0035】データ入出力バッファ11は、16個の図
3に示されるようなCMOS型インバータを含み、16
ビットの出力信号VOUTを反転させて16ビットのデ
ータ信号DQ0〜DQ15を出力する。このようなイン
バータの各々は、3つのPチャネルMOSトランジスタ
1,111,112により形成されるトランジスタ素子
110と、NチャネルMOSトランジスタ2と、1ビッ
トの出力信号VOUTを反転させて1ビットの出力信号
/VOUTを出力するインバータ113とを含む。
【0036】PチャネルMOSトランジスタ1,11
2,111は、外部電源電圧EVCCを受ける外部電源
ノード3と出力ノード4との間に並列に接続される。N
チャネルMOSトランジスタは、接地電圧GNDを受け
る接地ノード6と出力ノード4との間に接続される。出
力信号VOUTは、PチャネルMOSトランジスタ1お
よびNチャネルMOSトランジスタ2のゲートに与えら
れる。ここで、PチャネルMOSトランジスタ111の
サイズ(より具体的にはゲート幅)は、PチャネルMO
Sトランジスタ112のサイズよりも大きくなるように
設計されている。
【0037】このSDRAMはさらに、モードレジスタ
に設定されたモードアドレス信号MA7,MA8に応答
してトランジスタ素子110の電流供給能力を変化させ
るため、2つのNAND回路17,18を備える。NA
ND回路17はインバータ113からの出力信号/VO
UTおよびモードレジスタ15からのモードアドレス信
号MA8を受け、NAND回路17の出力信号はPチャ
ネルMOSトランジスタ111のゲートに与えられる。
NAND回路18はインバータ113からの出力信号/
VOUTおよびモードレジスタ15からのモードアドレ
ス信号MA7を受け、NAND回路18の出力信号はP
チャネルMOSトランジスタ112のゲートに与えられ
る。
【0038】したがって、モードアドレス信号MA8お
よびMA7の両方がLレベルの場合(外部クロック信号
ECLKの周波数が83MHz未満の場合)は、Pチャ
ネルMOSトランジスタ111および112の両方がオ
フになり不活性化され、PチャネルMOSトランジスタ
1が活性化される。また、モードアドレス信号MA8が
Lレベルでありかつモードアドレス信号MA7がHレベ
ルの場合(外部クロック信号ECLKの周波数が83〜
90MHzの場合)は、PチャネルMOSトランジスタ
111がオフになり不活性化され、PチャネルMOSト
ランジスタ110および112が活性化される。また、
モードアドレス信号MA8がHレベルでありかつモード
アドレス信号MA7がLレベルの場合(外部クロック信
号ECLKの周波数が90〜125MHzの場合)は、
PチャネルMOSトランジスタ112がオフになり不活
性化され、PチャネルMOSトランジスタ110および
111が活性化される。また、モードアドレス信号MA
8およびMA7の両方がHレベルの場合(外部クロック
信号ECLKの周波数が125MHz以上の場合)は、
すべてのPチャネルMOSトランジスタ1,111,1
12が活性化される。
【0039】ここで、PチャネルMOSトランジスタ1
11のサイズはPチャネルMOSトランジスタ112の
サイズよりも大きいため、外部クロック信号ECLKの
周波数が高くなるにつれてトランジスタ素子110の電
流供給能力も高くなる。すなわち、この実施の形態1に
おいては、モードレジスタ15およびNAND回路1
7,18が、トランジスタ素子110の実効的なサイズ
(より具体的には実効的なゲート幅)を外部クロック信
号ECLKの周波数に応じて変化させることによりその
電流供給能力を変化させている。
【0040】次に、上記のように構成されたSDRAM
の動作を図4に示されたタイミングチャートを参照して
説明する。
【0041】外部クロック信号ECLKがLレベルから
Hレベルに立上がるとき、チップ選択信号/CS、行ア
ドレスストローブ信号/RAS、およびライトイネーブ
ル信号/WEがLレベルであり、かつ列アドレスストロ
ーブ信号/CASがHレベルであれば、このタイミング
はモード設定コマンドを意味するので、コマンドデコー
ダ131はモード設定信号/MSETをLレベルに活性
化する。このLレベルのモード設定信号/MSETに応
答してクロックドインバータ133が活性化されるた
め、このとき、アドレスバッファ14から与えられる内
部アドレス信号IAn(n=0〜12)がモードアドレ
ス信号MAn(n=0〜12)としてモードレジスタ1
5に設定される。
【0042】外部クロック信号ECLKの周波数が83
MHz未満の場合は、外部アドレス信号IA8およびI
A7がいずれもLレベルにされ、これによりモードアド
レス信号MA8およびMA7がいずれもLレベルに設定
される。また、外部クロック信号ECLKの周波数が8
3〜90MHzの場合は、内部アドレス信号IA8がL
レベルにされかつ内部アドレス信号IA7がHレベルに
され、これによりモードアドレス信号MA8がLレベル
に設定されかつモードアドレス信号MA7がHレベルに
設定される。また、外部クロック信号ECLKの周波数
が90〜125MHzの場合は、内部アドレス信号IA
8がHレベルにされかつ内部アドレス信号IA7がLレ
ベルにされ、これによりモードアドレス信号MA8がH
レベルに設定されかつモードアドレス信号MA7がLレ
ベルに設定される。また、外部クロック信号ECLKの
周波数が125MHz以上の場合は、内部アドレス信号
IA8およびIA7がいずれもHレベルにされ、これに
よりモードアドレス信号MA8およびMA7がいずれも
Hレベルに設定される。
【0043】モードアドレス信号MA8およびMA7が
いずれもLレベルに設定された場合(外部クロック信号
ECLKの周波数が83MHz未満の場合)は、Pチャ
ネルMOSトランジスタ1が活性化され、PチャネルM
OSトランジスタ111および112が不活性化され
る。また、モードアドレス信号MA8がLレベルに設定
されかつモードアドレス信号MA7がHレベルに設定さ
れた場合(外部クロック信号ECLKの周波数が83〜
90MHzの場合)は、PチャネルMOSトランジスタ
1および112が活性化され、PチャネルMOSトラン
ジスタ111が不活性化される。また、モードアドレス
信号MA8がHレベルに設定されかつモードアドレス信
号MA7がLレベルに設定された場合(外部クロック信
号ECLKの周波数が90〜125MHzの場合)は、
PチャネルMOSトランジスタ1および111が活性化
され、PチャネルMOSトランジスタ112が不活性化
される。また、モードアドレス信号MA8およびMA7
がいずれもHレベルに設定された場合(外部クロック信
号ECLKの周波数が125MHz以上の場合)は、す
べてのPチャネルMOSトランジスタ1,111,11
2が活性化される。
【0044】PチャネルMOSトランジスタ111のサ
イズはPチャネルMOSトランジスタ112よりも大き
いので、外部クロック信号ECLKの周波数が高くなる
につれてトランジスタ素子110の電流供給能力も高く
なる。そのため、外部クロック信号ECLKの周波数が
125MHz以上のように高い場合は、トランジスタ素
子110が十分な電流を出力ノード4に供給するため、
この出力バッファ回路11から出力されるデータ信号D
Q0〜DQ15はその高い周波数の外部クロック信号E
CLKに十分に追従することができる。一方、外部クロ
ック信号ECLKの周波数が83MHz未満のように低
い場合は、トランジスタ素子110の電流供給能力が低
くなるため、この出力バッファ回路11から出力される
データ信号DQ0〜DQ15中にリンギング現象が起こ
り難くなる。
【0045】以上のようにこの実施の形態1によれば、
外部クロック信号に応じた信号がモードレジスタ15に
設定され、その設定された信号に応じてPチャネルMO
Sトランジスタ1,111,112が選択的に活性化さ
れているため、トランジスタ素子110の電流供給能力
は外部クロック信号ECLKの周波数に応じて変化す
る。そのため、外部クロック信号ECLKの周波数が8
3MHz未満のように低い場合でも、データ信号DQ0
〜DQ15にリンギング現象が起こり難くなる。その結
果、消費電力も低減される。
【0046】[実施の形態2]図5は、この発明の実施
の形態2によるSDRAMにおける主要部分の構成を示
すブロック図である。図5を参照して、このSDRAM
は、図1に示されたモードレジスタ15に代えて、クロ
ックバッファ12からの内部クロック信号ICLKの周
波数を検出しかつその検出された周波数に応じて制御信
号CLKHおよびそれと相補的な制御信号/CLKHを
出力するクロック周波数検出器20を備える。このクロ
ック周波数検出器20は、内部クロック信号ICLKの
周波数を内部で生成された基準クロック信号の周波数と
比較し、内部クロック信号ICLKの周波数が基準クロ
ック信号の周波数よりも高い場合はHレベルの制御信号
CLKHを出力しかつLレベルの制御信号/CLKHを
出力し、逆に、内部クロック信号ICLKの周波数が基
準クロック信号の周波数よりも低い場合はLレベルの制
御信号CLKHを出力しかつHレベルの制御信号/CL
KHを出力する。なお、このクロック周波数検出器20
の具体的な回路構成およびその動作は後に図7および図
8を参照して詳しく説明する。
【0047】図6は、この実施の形態2によるSDRA
Mにおけるデータ入出力バッファに含まれる各CMOS
型インバータの構成を示す回路図である。図6を参照し
て、このインバータ10のトランジスタ素子114は図
3に示されたトランジスタ素子110と異なり2つのP
チャネルMOSトランジスタ1,115を含む。2つの
PチャネルMOSトランジスタ1,115は、外部電源
ノード3と出力ノード4との間に並列に接続される。
【0048】このSDRAMは、クロック周波数検出器
20から出力された制御信号CLKHおよび/CLKH
に応答してトランジスタ素子114の電流供給能力を変
化させるために、トランスファゲート21と、Pチャネ
ルMOSトランジスタ22とを含む。トランスファゲー
ト21は、制御信号CLKHがHレベルでかつ制御信号
/CLKHがLレベルのときオンになり、メモリセルア
レイから読出された出力信号VOUTをPチャネルMO
Sトランジスタ115のゲートに供給する。Pチャネル
MOSトランジスタ22は、外部電源ノード3とPチャ
ネルMOSトランジスタ115のゲートとの間に接続さ
れ、Lレベルの制御信号CLKHに応答してオンにな
る。
【0049】したがって、制御信号CLKHがHレベル
でかつ制御信号/CLKHがLレベルの場合(内部クロ
ック信号ICLKの周波数が高い場合)は、両方のPチ
ャネルMOSトランジスタ1および115が活性化さ
れ、これによりトランジスタ素子114の電流供給能力
が高くなる。逆に、制御信号CLKHがLレベルでかつ
制御信号/CLKHがHレベルの場合(内部クロック信
号ICLKの周波数が低い場合)は、PチャネルMOS
トランジスタ1が活性化され、PチャネルMOSトラン
ジスタ115が不活性化される。このとき、Pチャネル
MOSトランジスタ115のゲートはトランスファゲー
ト21によって入力ノード5から切り離されるが、Pチ
ャネルMOSトランジスタ22がオンになるので、フロ
ーティング状態ではなくHレベルになり、その結果、こ
のトランジスタ素子114の電流供給能力は低くなる。
【0050】したがって、この実施の形態2において
は、クロック周波数検出器20およびトランスファゲー
ト21が、外部クロック信号ECLKの周波数に応じて
出力バッファ回路を制御してトランジスタ素子114の
電流供給能力を変化させている。
【0051】このように、内部クロック信号ICLKの
周波数が高い場合はトランジスタ素子114の電流供給
能力が高くなるので、この出力バッファ回路から出力さ
れるデータ信号DQnはその高い周波数の内部クロック
信号ICLKに十分に追従することができる。逆に、内
部クロック信号ICLKの周波数が低い場合はトランジ
スタ素子114の電流供給能力が低くなるので、データ
信号DQnにリンギング現象が起こり難くなる。その結
果、消費電力も低減される。
【0052】以上のようにこの実施の形態2によれば、
クロック周波数検出器20によって内部クロック信号I
CLKの周波数が検出され、その検出された周波数に応
じてPチャネルMOSトランジスタ1および115が選
択的に活性化されているため、トランジスタ素子114
の電流供給能力は外部クロック信号ECLKの周波数に
応じて自動的に変化する。その結果、上記実施の形態1
のようにモードを設定する煩わしさが解消される。
【0053】ここで、クロック周波数検出器20の一例
を図7を参照して説明する。図7を参照して、このクロ
ック周波数検出器20は、Tフリップフロップ31と、
遅延回路32,33,34と、NOR回路35,36
と、インバータ回路37〜43と、トランスファゲート
44とを含む。また、遅延回路32は、n(nは自然
数)個のNAND回路NA1〜NAnと、n個のインバ
ータINV1〜INVnとを含む。
【0054】遅延回路32において、NAND回路NA
1の出力ノードはインバータINV1の入力ノードに接
続され、インバータINV1の出力ノードはNAND回
路NA2の一方の入力ノードに接続される。同様に、N
AND回路NA2の出力ノードはインバータINV2の
入力ノードに接続され、インバータINV2の出力ノー
ドはNAND回路NA3の一方の入力ノードに接続され
る。同様に、n個のNAND回路とn個のインバータが
交互に直列に接続される。NAND回路NA1の一方入
力ノードnaはTフリップフロップ31の未反転出力ノ
ードQに接続される。また、n番目のインバータINV
nの出力ノードはトランスファゲート44の入力ノード
nbに接続される。
【0055】一方、遅延回路33の出力ノードはインバ
ータ37の入力ノードに接続され、インバータ37の出
力ノードはNOR回路35の一方の入力ノードに接続さ
れる。遅延回路33の入力ノードおよびNOR回路35
の他方の入力ノードはそれぞれNAND回路NA1の入
力ノードnaに接続される。同様に、遅延回路34の出
力ノードはインバータ38の入力ノードに接続され、イ
ンバータ38の出力ノードはNOR回路36の一方の入
力ノードに接続される。遅延回路34の入力ノードおよ
びNOR回路36の他方の入力ノードはそれぞれNOR
回路35の出力ノードncに接続される。また、NOR
回路36の出力ノードはインバータ39の入力ノードn
dに接続される。インバータ39の出力ノードには、N
AND回路NA1〜NAnの各他方の入力ノードが接続
される。
【0056】また、NAND回路35の出力ノードnc
には、トランスファゲート44を形成するNチャネルM
OSトランジスタのゲートおよびインバータ40の入力
ノードがそれぞれ接続され、インバータ40の出力ノー
ドはトランスファゲート44を形成するPチャネルMO
Sトランジスタのゲートに接続される。インバータ41
および42は入力および出力ノードが相互に接続されて
ラッチ回路45を形成し、ラッチ回路45の入力ノード
はトランスファゲート44の出力ノードに接続され、ラ
ッチ回路45は制御信号CLKHを出力するとともに、
インバータ43を介して制御信号/CLKHを出力す
る。
【0057】遅延回路33、NOR回路35、およびイ
ンバータ回路37は、単安定マルチバイブレータ46を
形成しており、同様に、遅延回路34、NOR回路3
6、インバータ38は、単安定マルチバイブレータ47
を形成している。Tフリップフロップ31の入力ノード
Tはクロックバッファ12に接続されて内部クロック信
号ICLKを受ける。Tフリップフロップ31は、入力
された内部クロック信号ICLKの立上がり時に出力信
号のレベルを反転させる回路である。
【0058】図8は、図7に示されたクロック周波数検
出器20の動作を示すタイミングチャートであり、この
図8を参照して、クロック周波数検出器20の動作を説
明する。
【0059】図8において、遅延回路32による遅延時
間をτ0とし、内部クロック信号ICLKの周期をτと
する。内部クロック信号ICLKが立上がってNAND
回路NA1のノードnaがHレベルになり、時間τ経過
後には、ノードnaはLレベルになる。ノードnaがH
レベルからLレベルに立下がったことにより、NOR回
路35のノードncにはワンショットパルス信号が発生
する。
【0060】ここで、τ<τ0であるとすると、ノード
naのHレベルがトランスファゲート44のノードnb
に伝わる前に、ノードncにHレベルのワンショットパ
ルスが発生し、トランスファゲート44はオンして導通
状態になった後、オフして非導通状態になる。このた
め、ラッチ回路45の入力はLレベルになって、クロッ
ク周波数検出器20からの制御信号CLKHはHレベル
になり、制御信号/CLKHはLレベルになる。一方、
τ≧τ0である場合は、ノードnaのHレベルがノード
nbに伝わってから、ノードncにHレベルのワンショ
ットパルス信号が発生し、トランスファゲート44はオ
ンして導通状態になった後、オフして非導通状態にな
る。このため、ラッチ回路45の入力はHレベルになっ
て、クロック周波数検出器20からの制御信号CLKH
はLレベルになり、制御信号/CLKHはHレベルにな
る。
【0061】すなわち、クロック周波数検出器20は、
クロックバッファ12から入力される内部クロック信号
ICLKの周波数が所定の周波数以下の場合に、Lレベ
ルの制御信号CLKHおよびHレベルの制御信号/CL
KHを出力し、所定の周波数を超えた場合、Hレベルの
制御信号CLKHおよびLレベルの制御信号/CLKH
を出力する。なお、単安定マルチバイブレータ47は、
単安定マルチバイブレータ46によって出力されたワン
ショットパルス信号によってトランスファゲート44が
開閉した後、遅延回路32に残っているパルス信号をリ
セットするための信号を出力する。
【0062】[実施の形態3]図9は、この発明の実施
の形態3によるSDRAMにおける主要部分の構成を示
す回路図である。図9を参照して、このSDRAMにお
ける出力バッファ回路は、図3に示されたトランジスタ
素子110に代えてトランジスタ素子116を含む。こ
のトランジスタ素子116は2つのPチャネルMOSト
ランジスタ117,118を含む。PチャネルMOSト
ランジスタ117は、外部電源電圧EVCCを受ける外
部電源ノード3と出力ノード4との間に接続される。P
チャネルMOSトランジスタ118は、外部電源電圧E
VCCよりも低い内部電源電圧IVCC(後述する図1
0に示された内部電源降圧回路によって生成される)を
受ける内部電源ノード23と出力ノード4との間に接続
される。
【0063】このSDRAMはまた、図3に示されたN
AND回路17,18に代えて、2つのNAND回路2
4,25と、インバータ26とを備える。NAND回路
24は図2に示されたモードレジスタ15に設定された
モードアドレス信号MA8およびインバータ113から
の出力信号/VOUTを受け、NAND回路24の出力
信号はPチャネルMOSトランジスタ117のゲートに
与えられる。NAND回路25はモードアドレス信号M
A8の反転信号/MA8およびインバータ113からの
出力信号/VOUTを受け、NAND回路25の出力信
号はPチャネルMOSトランジスタ118のゲートに与
えられる。この反転信号/MA8は、モードアドレス信
号MA8を受けるインバータ26によって生成される。
【0064】この実施の形態3においては、外部クロッ
ク信号ECLKの周波数が高い場合はモードレジスタ1
5にHレベルのモードアドレス信号MA8が設定され
る。したがって、この場合は、PチャネルMOSトラン
ジスタ117が活性化され、PチャネルMOSトランジ
スタ118が不活性化される。一方、外部クロック信号
ECLKの周波数が低い場合は、モードレジスタ15に
Lレベルのモードアドレス信号MA8が設定される。し
たがって、この場合は、PチャネルMOSトランジスタ
118が活性化され、PチャネルMOSトランジスタ1
17が不活性化される。
【0065】このSDRAMはさらに、図10に示され
るような内部電源降圧回路を備える。この内部電源降圧
回路は、差動増幅器27と、PチャネルMOSトランジ
スタ28とを含む。差動増幅器27は、内部で生成され
た一定の基準電圧VREFを反転入力端子(−)に受
け、かつ内部電源電圧IVCCを非反転入力端子(+)
に受ける。PチャネルMOSトランジスタ28は、外部
電源ノード3と内部電源ノード23との間に接続され、
差動増幅器27の出力信号に応答して制御される。すな
わち、この差動増幅器27は内部電源ノード23からフ
ィードバックされた内部電源電圧IVCCが基準電圧V
REFと等しくなるようにPチャネルMOSトランジス
タ28を制御する。基準電圧VREFは外部電源電圧E
VCCよりも低く設定されるため、この内部電源降圧回
路によって生成される内部電源電圧IVCCもまた外部
電源電圧EVCCよりも低くなる。
【0066】上述したように外部クロック信号ECLK
の周波数が高い場合は、外部電源電圧EVCCを受ける
PチャネルMOSトランジスタ117が活性化されるた
め、このトランジスタ素子116の電流供給能力が高く
なる。一方、外部クロック信号ECLKの周波数が低い
場合は、内部電源電圧IVCCを受けるPチャネルMO
Sトランジスタ118が活性化されるため、このトラン
ジスタ素子116の電流供給能力は低くなる。
【0067】したがって、この実施の形態3において
は、モードレジスタ15、NAND回路24,25、お
よびインバータ26が、外部クロック信号ECLKの周
波数に応じてトランジスタ素子116の電流供給能力を
変化させている。
【0068】以上のようにこの実施の形態3によれば、
外部クロック信号ECLKの周波数が低い場合には内部
電源電圧IVCCを受けるPチャネルMOSトランジス
タ118が活性化されるため、トランジスタ素子116
の電流供給能力が低くなり、そのため、データ信号DQ
nにリンギング現象が起こり難くなる。
【0069】以上、この発明の種々の実施の形態を説明
したが、この発明はその他の形態でも実施し得るもので
ある。たとえば上記実施の形態1〜3ではPチャネルM
OSトランジスタ111,112,115,117,1
18を制御することによりトランジスタ素子110,1
14,116の電流供給能力(サイズ)を変化させてい
るが、これに代えて、出力ノード4と接地ノード6との
間に複数のNチャネルMOSトランジスタを並列に接続
し、これらのNチャネルMOSトランジスタを制御する
ことによりトランジスタ素子の電流供給能力を変化させ
るようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】この発明に従った半導体回路装置はクロ
ック信号の周波数に応じて出力バッファ回路中のトラン
ジスタ素子の電流供給能力を変化させているため、クロ
ック信号の周波数が低い場合でも出力バッファ回路から
出力されるデータ信号にリンギング現象が起こり難くな
る。
【0071】また、クロック信号の周波数に応じた信号
をレジスタに設定すると、その設定された信号に応じて
トランジスタ素子の電流供給能力が変化するため、リン
ギング現象が起こらないようにこの半導体回路装置を適
宜調節することができる。
【0072】また、この半導体回路装置はレジスタに設
定された信号に応答して複数のトランジスタを選択的に
活性化しているため、リンギング現象が起こり難い回路
を比較的簡単な構成で実現することができる。
【0073】また、この半導体回路装置はクロック信号
の周波数を検出しその検出された周波数に応じてトラン
ジスタ素子の電流供給能力を変化させているため、リン
ギング現象が起こらないようにトランジスタ素子の電流
供給能力を自動的に調節することができ、クロック信号
の周波数に応じた信号をレジスタに設定するなどの煩わ
しさが解消される。
【0074】また、この半導体回路装置は上記検出され
た周波数に応じて複数のトランジスタを選択的に活性化
しているため、リンギング現象が起こらない回路を比較
的簡単な構成で実現することができる。
【0075】また、この半導体回路装置はクロック信号
の周波数に応じて、外部電源電圧を受けるPチャネルM
OSトランジスタまたは内部電源電圧を受けるPチャネ
ルMOSトランジスタを活性化しているため、リンギン
グ現象が起こらない回路を比較的簡単な構成で実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるDRAMの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示された制御回路の主要部分およびモ
ードレジスタなどの周辺回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】 図1に示されたデータ入出力バッファに含ま
れる出力バッファ回路およびその制御回路の構成を示す
回路図である。
【図4】 図1〜図3に示されたSDRAMの動作を示
すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるSDRAMの
主要部分の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5に示されたSDRAMにおける出力バッ
ファ回路およびその制御回路の構成を示す回路図であ
る。
【図7】 図5に示されたクロック周波数検出器の具体
的な構成を示す回路図である。
【図8】 図7に示されたクロック周波数検出器の動作
を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3によるSDRAMに
おける出力バッファ回路およびその制御回路の構成を示
す回路図である。
【図10】 図9に示されたSDRAMにおける内部電
源降圧回路の構成を示す回路図である。
【図11】 従来のSDRAMの出力バッファ回路の構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,111,112,115,117,118 Pチャ
ネルMOSトランジスタ、2 NチャネルMOSトラン
ジスタ、3 外部電源ノード、4 出力ノード、6 接
地ノード、11 データ入出力バッファ、15 モード
レジスタ、17,18,24,25 NAND回路、2
0 クロック周波数検出器、21 トランスファゲー
ト、23 内部電源ノード、10 インバータ、26,
113,110,114,116 トランジスタ素子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期して動作する半導体
    回路装置であって、 データ信号を出力するトランジスタ素子を含む出力バッ
    ファ回路と、 前記クロック信号の周波数に応じて前記出力バッファ回
    路を制御して前記トランジスタ素子の電流供給能力を変
    化させる制御手段とを備える、半導体回路装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 所望の信号が設定可能なレジスタと、 前記レジスタに設定された信号に応答して前記トランジ
    スタ素子の電流供給能力を変化させる変化手段とを含
    む、請求項1に記載の半導体回路装置。
  3. 【請求項3】 前記トランジスタ素子は、第1の電源ノ
    ードと前記出力バッファ回路の出力ノードとの間に並列
    に接続された複数の第1導電型トランジスタを含み、 前記変化手段は、前記レジスタに設定された信号に応答
    して前記複数の第1導電型トランジスタを選択的に活性
    化する活性化手段を含み、 前記出力バッファ回路はさらに、第2の電源ノードと前
    記出力ノードとの間に接続された第2導電型トランジス
    タを含む、請求項2に記載の半導体回路装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記クロック信号の周波数を検出しかつその検出された
    周波数に応じて制御信号を出力する検出手段と、 前記検出手段から出力された制御信号に応答して前記ト
    ランジスタ素子の電流供給能力を変化させる変化手段と
    を含む、請求項1に記載の半導体回路装置。
  5. 【請求項5】 前記トランジスタ素子は、第1の電源ノ
    ードと前記出力バッファ回路の出力ノードとの間に並列
    に接続された複数の第1導電型トランジスタを含み、 前記変化手段は、前記検出手段から出力された制御信号
    に応答して前記複数の第1導電型トランジスタを選択的
    に活性化する活性化手段を含み、 前記出力バッファ回路はさらに、第2の電源ノードと前
    記出力ノードとの間に接続された第2導電型トランジス
    タを含む、請求項4に記載の半導体回路装置。
  6. 【請求項6】 外部電源電圧を降圧して内部電源電圧を
    生成する降圧回路をさらに備え、 前記トランジスタ素子は、 前記外部電源電圧を受ける外部電源ノードと前記出力バ
    ッファ回路の出力ノードとの間に接続された第1のPチ
    ャネルMOSトランジスタと、 前記内部電源電圧を受ける内部電源ノードと前記出力ノ
    ードとの間に接続された第2のPチャネルMOSトラン
    ジスタとを含み、 前記制御手段は、前記クロック信号の周波数に応じて前
    記第1または第2のPチャネルMOSトランジスタを活
    性化する活性化手段を含み、 前記出力バッファ回路はさらに、接地ノードと前記出力
    ノードとの間に接続されたNチャネルMOSトランジス
    タを含む、請求項1に記載の半導体回路装置。
  7. 【請求項7】 クロック信号に同期して動作する半導体
    回路装置であって、データ信号を出力するトランジスタ
    素子を含む出力バッファ回路と、所望の信号が設定可能
    なレジスタと、前記レジスタに設定された信号に応答し
    て前記トランジスタ素子の電流供給能力を変化させる変
    化手段とを備える半導体回路装置の使用方法であって、 前記クロック信号の周波数に応じた信号を前記レジスタ
    に設定するステップを含む、半導体回路装置の使用方
    法。
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