JPH11212952A - 集合計算装置、集合計算方法、及び集合計算処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

集合計算装置、集合計算方法、及び集合計算処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH11212952A
JPH11212952A JP1699098A JP1699098A JPH11212952A JP H11212952 A JPH11212952 A JP H11212952A JP 1699098 A JP1699098 A JP 1699098A JP 1699098 A JP1699098 A JP 1699098A JP H11212952 A JPH11212952 A JP H11212952A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集合の計算を行なうことが可能になる集合計算
装置を提供すること。 【解決手段】集合計算処理において、任意の集合式「A
∩B」を入力して表示部13に表示させると、この入力集
合式に対応する集合関係図G3が表示され、「=」キー12
f を操作すると、前記集合式内の各集合A,Bそれぞれ
の要素及び要素数が、集合データリストとしてメモリに
予め記憶されて選択設定されている場合には、設定リス
ト内の各集合要素に応じて集合式に対応する共通要素が
検索されて該集合データリスト内に追加記憶されて表示
され、また、入力集合式が要素個数の演算式「n(A∪
B)」である場合には、各集合A,Bの和集合の要素数
及び要素が演算されて表示され、さらに、対応する集合
データリストが設定されてない場合には、その展開式
「n(A)+n(B)」が表示されるので、集合関係を
イメージ表示させたり、その要素数や要素を計算して表
示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合の計算を行な
うための集合計算装置、集合計算方法、及び集合計算処
理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば学習の分野で使用される電
子計算装置としては、通常の四則演算機能のほかに、関
数計算や統計計算機能、プログラミングによる計算機
能、そして計算式や計算結果データに応じたグラフを描
画表示するグラフ表示機能等を備えたものが実用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子計算装置では、数学の集合について演算機能を
備えたものがないため、集合に関する独自の数学記号を
用いた式の表示や要素,個数の計算、そして、集合を表
わす図の表示等を行なうことができない問題があった。
【0004】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、その第1の目的は、集合の計算を行なうこと
が可能になる集合計算装置、集合計算方法、及び集合計
算処理プログラムを記録した記録媒体を提供することに
ある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、集合の関係
を示す図を表示することが可能になる集合計算装置、集
合計算方法、及び集合計算処理プログラムを記録した記
録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の集合計算装置は、集合の式を入力する集合式入
力手段と、この集合式入力手段により入力された集合の
式に応じた演算を行なう集合演算手段と、この集合演算
手段による演算結果を表示する表示手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明に係わる第2の集合計算装置
は、集合の式を入力する集合式入力手段と、この集合式
入力手段により入力された集合の式に応じた集合の関係
を示す図を表示する集合図表示手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係わる第3の集合計算装
置は、集合の式を入力する集合式入力手段と、この集合
式入力手段により入力された集合の式に応じた集合の関
係を示す図を表示する集合図表示手段と、前記集合式入
力手段により入力された集合の式に応じた演算を行なう
集合演算手段と、この集合演算手段による演算結果を表
示する表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の集合計算装置の実
施形態に係わる電子計算装置の電子回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0010】この電子計算装置は、コンピュータ等から
なる制御部(CPU)11を備えている。制御部(CP
U)11は、キー入力部12から入力されるキー入力デ
ータや、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ
たタブレット14から位置検出回路15を介して入力さ
れるタッチペンPによるタッチ位置データに応じて、R
OM16に予め記憶されているシステムプログラムを起
動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されてい
る計算装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部19
により読み取らせて起動させ、RAM17をワークメモ
リとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0011】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検
出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取
り部19が接続され、また、液晶表示部13は表示駆動
回路18を介して接続される。
【0012】キー入力部12には、テンキー,アルファ
ベットキー,演算子キー,関数キー,集合記号キー等の
文字・記号キー群からなるデータ入力キー12aが備え
られると共に、集合の式の入力や計算処理,集合イメー
ジ(図)の表示処理を行なうための集合モード、任意の
入力関数式に対応する計算処理を行なうための関数モー
ド、任意の入力プログラムに対応する計算処理を行なう
ためのプログラムモード等の各種動作モードを選択設定
する際に操作される「モード」キー12b、選択された
データの確定や機能の実行を指示する際に操作される
「実行」キー12c、集合モードにおいて現存の集合デ
ータに基づく集合の要素とその要素数を表示させる際に
操作される「EXIT」キー12d、集合データを各集
合毎の要素にその要素数を対応付けたリストとして記憶
するための集合リストの入力画面を表示させる際に操作
される「List」キー12e、入力式に応じた演算の
開始を指示する際に操作される「=」キー12f、表示
されたデータの選択,送り操作,カーソルKの移動操作
を行なう際に操作される上下左右の各カーソルキー12
g等が備えられる。
【0013】タブレット14は、液晶表示部13の表示
画面上に重ねて設けられ、ペンPによりタッチされた位
置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット
14から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づ
き、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標
が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CP
U)11により操作の内容が判断される。
【0014】ROM16には、本電子計算装置の電子回
路における全体の処理を司るシステムプログラムデータ
が予め記憶されると共に、図5に示す集合モード処理、
図7〜図9に示す集合モード処理での集合計算処理及び
集合図計算処理等、各種の動作モードの処理を司るサブ
プログラムデータである制御プログラムデータも予め記
憶される。
【0015】また、ROM16には、基本集合図ROM
16aが備えられ、この基本集合図ROM16aには、
集合イメージの表示に必要な予め設定された複数サイズ
(大,中,小等)の円図形データや矩形図形データ、及
び予め設定された複数の集合の組み合わせのそれぞれに
対応する基本の集合図形データが記憶されている。
【0016】図2は前記電子計算装置のRAM17に備
えられるデータメモリの構成を示す図である。RAM1
7には、表示データメモリ17a、モードデータメモリ
(M)17b、集合処理フラグメモリ(F)17c、リ
スト表示フラグメモリ(N)17d、基本集合図表示フ
ラグメモリ(T)17e、リストデータメモリ17f、
選択リストデータメモリ17g、式データメモリ17
h、演算データメモリ17i、∩データメモリ17j、
∪データメモリ17k、集合関係データメモリ17l、
集合図データメモリ17m、関数データメモリ17n、
プログラムデータメモリ17o、及びワークメモリ17
p等が備えられる。
【0017】表示データメモリ17aには、液晶表示部
13に表示すべき表示データがビットマップのパターン
データとして記憶される。モードデータメモリ17bに
は、設定された動作モードを示すモード設定データMが
記憶される。
【0018】集合処理フラグメモリ17cには、集合モ
ード処理において集合計算モードが選択設定された際に
“1”、集合図計算モードが選択設定された際に“2”
としてセットされる集合処理フラグFが記憶される。
【0019】リスト表示フラグメモリ17dには、前記
「List」キー12eの操作に応じて集合のリストデ
ータを表示させる際に“1”にセットされるリスト表示
フラグNが記憶される。
【0020】基本集合図表示フラグメモリ17eには、
集合リストの設定がない場合において、入力された集合
の式に対応する基本の集合イメージを示す集合図が表示
された際に“1”にセットされる基本集合図フラグTが
記憶される。
【0021】図3は前記電子計算装置のRAM17に備
えられるリストデータメモリ17fのデータ内容を示す
図である。このリストデータメモリ17fには、リスト
入力画面において任意に入力された各集合毎の要素及び
その要素数がその集合記号に対応付けられて記憶され、
複数の集合の組み合わせが1シートずつ複数シート分記
憶される。
【0022】選択リストデータメモリ17gには、前記
リストデータメモリ14fに記憶されている集合リスト
の中で任意に選択設定された集合の組み合わせからなる
シートNoが記憶される。
【0023】式データメモリ17hには、キー入力され
た集合の式や関数式等が逐次記憶される。演算データメ
モリ17iには、式データメモリ17hに記憶された式
データに応じた計算データがその計算処理に応じ逐次更
新されて記憶される。
【0024】∩データメモリ17jには、前記式データ
メモリ17iに記憶された共通集合の式に応じて得られ
た複数の集合の共通部分の要素及び個数が記憶される。
∪データメモリ17kには、前記式データメモリ17i
に記憶された和集合の式に応じて得られた複数の集合の
和の要素及び個数が記憶される。
【0025】集合関係データメモリ17lには、集合リ
ストデータ(図3参照)のシート選択により設定された
集合の組み合わせにおける各集合間の関係(共通集合,
和集合,補集合,部分集合等)を示すデータが記憶され
る。
【0026】集合図データメモリ17mには、集合モー
ド処理において入力された集合の式に対応する集合のイ
メージが図形データとして描画記憶される。関数データ
メモリ17nには、関数モードの設定に伴なう処理デー
タが記憶される。
【0027】プログラムデータメモリ17oには、プロ
グラムモードの設定に伴なう処理データが記憶される。
ワークメモリ17pには、各種動作モードの制御処理に
伴ない制御部(CPU)11により入出力されるデータ
が一時的に記憶される。
【0028】次に、前記構成による電子計算装置の動作
について説明する。図4は前記電子計算装置の全体処理
を示すフローチャートである。キー入力部12の「モー
ド」キー12bを操作すると、集合モード,関数モー
ド,プログラムモード等の動作モードを選択設定するた
めのモードメニューを配列したモード選択画面G[図6
(A)参照]が液晶表示部13に表示される(ステップ
S1→S2)。
【0029】このモード選択画面Gの表示状態におい
て、任意のモードメニューをカーソル移動操作して選択
し、「実行」キー12cを操作すると、選択指定された
動作モードを示すモードデータMがRAM17内のモー
ドデータメモリ17bに記憶されて設定され、その設定
動作モードに対応する制御処理プログラムが起動され初
期表示画面の表示状態となる(ステップS3→S4,S
5→S6,S7)。
【0030】こうしたモード選択設定処理(ステップS
1〜S7)により、集合の式の入力や計算処理,集合イ
メージ(図)の表示処理を行なうための集合モードが選
択されて設定されると、「集合計算」又は「集合図計
算」の何れかを設定するための集合モード選択画面G1
[図6(B)参照]が液晶表示部13に表示され、集合
モード処理が起動される(ステップS8→SA)。
【0031】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、関数モードが選択されて設定され
ると、演算すべき任意の関数式を入力するための初期表
示画面が液晶表示部13に表示され、関数モード処理が
起動される(ステップS9→S10)。
【0032】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、プログラムグラフモードが選択さ
れて設定されると、任意のプログラムデータを入力する
ため初期表示画面が液晶表示部13に表示され、プログ
ラムモード処理が起動される(ステップS11→S1
2)。
【0033】さらに、前記モード選択設定処理(ステッ
プS1〜S7)により、その他の動作モードが選択され
て設定されると、その初期表示画面が液晶表示部13に
表示された後、対応する動作モード処理が起動される
(ステップS11→他の処理)。
【0034】図5は前記電子計算装置の集合モード処理
を示すフローチャートである。図6は前記電子計算装置
の集合モード処理の設定に伴なう操作表示状態を示す図
である。
【0035】すなわち、前記図4におけるモード選択設
定処理(ステップS1〜S7)により、図6(A)に示
すように、キー入力部12の「モード」キー12bが操
作されることによりモード選択画面Gが液晶表示部13
に表示された状態で、図6(B)に示すように、「集
合」のメニューが選択されて「実行」キー12cが操作
されると、集合モードデータMがRAM17内のモード
データメモリ17bにセットされると共に集合モード処
理が起動され、液晶表示部13には、集合計算処理と集
合図計算処理とを選択するための集合処理メニュー画面
G1が表示される(ステップS8→SA)。
【0036】この集合処理メニュー画面G1の表示状態
において、「集合」のアイコンをタッチすることで、集
合計算処理が選択されると、RAM17内の集合処理フ
ラグメモリ17cの集合処理フラグFが、集合計算処理
の設定を示す“1”にセットされ、集合計算処理を行な
うための各種集合記号21a〜21fが配列された集合
計算入力画面G2[図10(A)参照]が液晶表示部1
3に表示される(ステップA1→A2→A3,A4)。
【0037】また、前記集合処理メニュー画面G1の表
示状態において、「集合図」のアイコンをタッチするこ
とで、集合図計算処理が選択されると、RAM17内の
集合処理フラグメモリ17cの集合処理フラグFが、集
合図計算処理の設定を示す“2”にセットされ、集合図
計算処理を行なうための集合図計算入力画面[図14
(A)参照]が液晶表示部13に表示される(ステップ
A1→A5→A6,A7)。
【0038】こうして、前記集合計算処理又は集合図計
算処理が選択されて設定されると、図7〜図9における
集合あるいは集合図の各計算処理に移行される(ステッ
プAB)。
【0039】図7は前記電子計算装置の集合モード処理
に伴なう集合計算及び集合図計算の共通処理を示すフロ
ーチャートである。図8は前記電子計算装置の集合モー
ド処理に伴なう集合計算処理を示すフローチャートであ
る。
【0040】図9は前記電子計算装置の集合モード処理
に伴なう集合図計算処理を示すフローチャートである。
図10は前記電子計算装置の集合計算処理に伴なう集合
リスト設定の際の集合計算表示状態を示す図である。
【0041】まず、前記集合処理メニュー画面G1にお
いて、「集合」のアイコンがタッチされることで、集合
計算処理が選択されてRAM17内の集合処理フラグメ
モリ17cの集合処理フラグFが“1”にセットされ、
図10(A)に示すように、集合計算処理を行なうため
の集合計算入力画面G2が液晶表示部13に表示された
状態で(ステップA1〜A4→AB)、任意の集合デー
タを入力して、RAM17内のリストデータメモリ17
fに記憶させるために、キー入力部12の「List」
キー12eが操作されると、前記集合計算入力画面G2
に対し集合データのリスト入力画面(図3参照)がウイ
ンドウ表示され、リスト表示フラグメモリ17dにおけ
るリスト表示フラグNが“1”にセットされる(ステッ
プB1→B2,B3)。
【0042】この集合データのリスト入力表示状態(N
=1)にあって、キー入力部12のデータ入力キー12
a及びカーソルキー12gの選択操作により、反転表示
されるカーソル指示位置に対する各集合の要素の入力が
行なわれ、例えばシート1の集合Aに対する要素が
「1,2,3,5」、集合Bに対する要素が「2,5,
8,10」として入力されると、各集合A,Bそれぞれ
に入力された要素の個数nが集合Aについては「4」、
集合Bについては「4」として計算され、各対応するリ
ストデータとして記憶されると共に、液晶表示部13に
表示される(ステップB4→B5→B6〜B9)。
【0043】このように、任意の集合データが入力され
て記憶されるリストデータに対して、各集合の組み合わ
せをシート選択(1,2,3)により指定すると、選択
された集合の組み合わせのシートNoがRAM17内の
選択リストデータメモリ17gに設定記憶される(ステ
ップB10→B11)。
【0044】そして、キー入力部12の「EXIT」キ
ー12dが操作されると、前記RAM17内のリスト表
示フラグメモリ17dにおけるリスト表示フラグNが
“1”→“0”にリセットされ、前記集合データのリス
ト入力画面のウインドウ表示が閉じられて図10(A)
で示すような集合計算入力画面G2に戻されると共に、
選択リストデータメモリ17gにおいて集合のリストが
選択設定されているか否か判断される(ステップB12
→B13→B14,B15,B16)。
【0045】ここで、前記選択リストデータメモリ17
gでは、例えばシートNo「1」が記憶されており、リ
ストデータメモリ17fにおけるシートNo「1」の集
合データの組み合わせが設定されていると判断される
と、図10(B)に示すように、前記集合計算入力画面
G2に対し、設定された集合データリストにおける各集
合A,Bの要素数nが、それぞれ「A=4」「B=4」
として表示されると共に、続けて、その要素の内容が
「{1,2,3,5}」「{2,5,8,11}」とし
て表示可能範囲内の所定の要素数として表示される(ス
テップB16→B17,B18)。
【0046】つまり、ここに表示すべき集合の要素数n
が多く、全ての要素について1列に表示しきれない場合
には、その表示可能な範囲内において所定数の要素のみ
表示される。
【0047】こうして、設定された集合リスト(シート
No1)における各集合の要素数nとその要素の内容
が、集合計算入力画面G2上に「A=4{1,2,3,
5}」「B=4{2,5,8,11}」として表示され
た集合計算処理(F=1)の設定状態にあって、図10
(B)に示すように、データ入力キー12aの操作によ
り当該各集合A,Bに関する任意の集合の式を「A∩
B」として入力すると、該集合記号「A∩」が入力され
た時点で集合記号有りと判断されると共に、これに続い
て「A∩B」と入力された時点で「A」と「B」との共
通集合であるとの集合関係が判断され、その集合関係デ
ータがRAM17内の集合関係データメモリ17lに記
憶される(ステップC1→C2,C3,C4)。
【0048】そして、集合リストの設定有りと判断され
ると、各集合A,B毎の要素個数nの比「4:4」に応
じた同一直径寸法の集合の円図形が基本集合図ROM1
6aより読み出され、集合関係データメモリ17lに記
憶された集合関係データに基づき、入力集合式「A∩
B」に対応する集合関係図G3としてウインドウ表示さ
れる(ステップC5→C6,C8)。
【0049】ここで、さらに、前記入力集合式「A∩
B」に対応する集合計算を実行するべく、図10(B)
に示すように、キー入力部12の「=」キー12fが操
作されると、当該集合式に応じたリストデータ17fが
検索されると共に、集合記号「∩」有り、対応リスト
「A,B」有りと判断される(ステップC9→C10,
C11→C12)。
【0050】そして、集合記号が共通集合を示す「∩」
であると判断されると、対応する集合データのリスト
「A,B」のそれぞれから、そのそれぞれに共通の要素
「2,5」が検索され、その個数「2」と共にRAM1
7内の∩データメモリ17jに対して記憶される(ステ
ップC13→C14)。
【0051】すると、前記集合「A,B」の共通集合の
要素として検索記憶された∩要素「2,5」が数値に応
じて整列されると共に、リストデータメモリ17fの設
定リスト(シートNo1)に対して、前記入力集合式
「A∩B」に対応付けてその要素「2,5」及び個数
「2」が追加記憶され、図10(B)に示すように、
「2{2,5}」として表示される(ステップC15,
C19,C20)。
【0052】一方、例えば前記集合式が「A∪B」とし
て入力された場合には、リストデータメモリ17f内の
設定リストの中から、集合「A,B」の全ての要素「A
=1,2,3,5」「B=2,5,8,11」が読み出
されると共に、そのうちの共通の要素の一方が削除さ
れ、集合「A,B」の和集合の要素「1,2,3,5,
8,11」及びその個数「6」として∪データメモリ1
7kに記憶される(ステップC16→C17)。
【0053】すると、この場合、前記集合「A,B」の
和集合の要素として検索記憶された∪要素「1,2,
3,5,8,11」が数値に従い整列されると共に、リ
ストデータメモリ17fの設定リスト(シートNo1)
に対して、入力集合式「A∪B」に対応付けてその要素
「1,2,3,5,8,11」及び個数「6」が追加記
憶され、「6{1,2,3,5,8,11}」として表
示される(ステップC18,C19,C20)。
【0054】図11は前記電子計算装置の集合計算処理
に伴なう集合リスト設定無しの際の集合計算表示状態を
示す図である。集合計算処理(F=1)に移行された際
に、リストデータメモリ17fに対する集合データの設
定操作が無く、選択リストデータメモリ17gにシート
Noが記憶されてない場合に、「EXIT」キー12d
の操作により集合計算入力画面G2が液晶表示部13に
表示された状態で(ステップB12〜B16→エン
ド)、図11(A)に示すように、データ入力キー12
aの操作により例えば集合式「A∩B」と入力される
と、該集合記号「A∩」が入力された時点で集合記号有
りと判断されると共に、これに続いて「A∩B」と入力
された時点で「A」と「B」との共通集合であるとの集
合関係が判断され、その集合関係データがRAM17内
の集合関係データメモリ17lに記憶される(ステップ
C1〜C4)。
【0055】そして、集合リストの設定無しと判断され
ると、前記集合関係データメモリ17lに記憶された集
合関係データに基づき、基本集合図ROM16aより2
つの集合A,Bの共通集合を示す基本の集合図形が読み
出され、図11(B)に示すように、入力集合式「A∩
B」に対応する集合関係図G3としてウインドウ表示さ
れる(ステップC5→C7,C8)。
【0056】ここで、「=」キー12fが操作される
と、入力集合式「A∩B」に応じた集合リストの検索処
理が行なわれるものの、対応リスト無しと判断され、当
該入力式が展開可能な構成か否か判断される(ステップ
C9〜C12→C21)。
【0057】この場合、前記入力集合式「A∩B」は展
開不可能と判断されてそのままの表示となり(ステップ
C21→エンド)、展開可能な場合はその展開式が表示
される(ステップC21→C22,エンド)。
【0058】図12は前記電子計算装置の集合計算処理
に伴なう集合リスト設定無しの際の3つの集合式にそれ
ぞれ対応する各集合計算表示状態を示す図である。すな
わち、入力集合式に対応する集合リストの設定が無い状
態では、前記ステップC1〜C5→C7,C8の処理を
経て、各対応する基本の集合図形が基本集合図ROM1
6aより読み出され、図12(A),(B),(C)の
それぞれにて示すように、各入力集合式に対応する集合
関係図G3がウインドウ表示される。
【0059】図13は前記電子計算装置の集合計算処理
に伴なう集合個数の計算表示状態を示す図である。集合
計算処理(F=1)において、選択リストデータメモリ
17fには、リストデータメモリ17fに対する集合デ
ータとして(シートNo1)が設定されている状態で、
図13(A)に示すように、データ入力キー12aの操
作により例えば集合個数演算式「n(A∪B)」と入力
されると、該集合記号「n(A∪」が入力された時点で
集合記号有りと判断されると共に、これに続いて「n
(A∪B」と入力された時点で「A」と「B」との和集
合であるとの集合関係が判断され、その集合関係データ
がRAM17内の集合関係データメモリ17lに記憶さ
れる(ステップC1〜C4)。
【0060】そして、集合リストの設定有りと判断され
ると、各集合A,B毎の要素個数nの比「4:4」に応
じた同一直径寸法の集合の円図形が基本集合図ROM1
6aより読み出され、集合関係データメモリ17lに記
憶された集合関係データに基づき、入力集合式「n(A
∪B)」に対応する集合関係図G3としてウインドウ表
示される(ステップC5→C6,C8)。
【0061】ここで、前記入力集合式「n(A∪B)」
に対応する集合個数の計算を実行するべく、図13
(B)に示すように、キー入力部12の「=」キー12
fが操作されると、当該集合式に応じたリストデータ1
7fが検索されると共に、集合記号「∪」有り、対応リ
スト「A,B」有りと判断される(ステップC9→C1
0,C11→C12)。
【0062】そして、前記入力集合式「n(A∪B)」
が集合個数nの演算式であると判断されると、集合A
(=1,2,3,5)と集合B(=2,5,8,11)
との和集合における要素の個数「6」が演算算出され、
その演算結果が「6{1,2,3,5,8,11}」と
して表示される(ステップC23→C24,C20)。
【0063】一方、図13(C)に示すように、「=」
キー12fの操作判断に伴ない、前記入力集合式「n
(A∪B)」に応じた集合リストの検索が行なわれた際
に、対応する集合A,集合Bのリストが存在しないと判
断されると、該入力集合式「n(A∪B)」は「n
(A)+n(B)」として展開処理されて表示される
(ステップC9〜C12→C21→C22)。
【0064】キー入力部12の「=」キー12fが操作
された際に、液晶表示部13に表示されている入力式中
に集合記号が存在しないと判断された場合には、通常の
計算式として判断されて計算処理が実行され、その計算
結果が表示される(ステップC9〜C11→C25,C
26)。
【0065】次に、前記図6(B)における集合モード
選択画面G1において「集合図」を選択実行することに
より、前記図5におけるステップA5〜A7→ABの処
理を経て、RAM17内の集合処理フラグメモリ17c
の集合処理フラグFが、集合図計算処理の設定を示す
“2”にセットされ、集合図計算処理に移行した場合の
動作について説明する。
【0066】図14は前記電子計算装置の集合図計算処
理に伴なう集合図及び集合関係リストの計算表示状態
(その1)を示す図である。図15は前記電子計算装置
の集合図計算処理に伴なう集合図及び集合関係リストの
計算表示状態(その2)を示す図である。
【0067】まず、集合図計算処理に移行された際に、
選択リストデータメモリ17gにおいて集合データのリ
スト(シートNo)が選択設定されてない状態で、キー
入力部12の「EXIT」キー12dが操作されると、
リスト表示フラグメモリ17dにおけるリスト表示フラ
グNが“1”→“0”にリセットされて、集合図計算処
理を行なうための集合図計算入力画面の表示状態となる
(ステップB12→B13→B14,B15)。
【0068】ここで、前記集合図計算入力画面とは、予
め設定された複数の集合の個々の記号(A,B,…)と
その共通集合や和集合等の所定の集合式(A∩B,A∪
B,…)が、液晶表示部13の表示画面の右側に集合関
係リストG5(図14・図15参照)として配列されて
なる画面である。
【0069】そして、集合データの設定リストは無いと
判断されると、前記集合処理フラグメモリ17cの集合
処理フラグFが“2”であるとの判断により、図9にお
ける集合図計算処理に進み、前記集合関係リストG5に
対応する集合図G4が表示されているか否か判断される
(ステップB16→エンド、B19→D1)。
【0070】ここで、液晶表示部13には、前記予め設
定された記号や集合式の配列からなる集合関係リストG
5のみ表示されており、集合図G4は表示されてないと
判断され、さらに、集合データの設定リストは無いと判
断されると、基本集合図ROM16aに予め記憶されて
いる、例えば集合A,B,C,Dからなる基本の集合図
G4が読み出されて表示され、基本集合図表示フラグメ
モリ17eの基本集合図フラグTに基本の集合イメージ
が表示されたことを示す“1”がセットされる(ステッ
プD1→D2→D3,D4)。
【0071】すると、再び前記ステップB19→D1以
降の処理に戻り、集合図の表示有りと判断されると共
に、前記基本集合図表示フラグメモリ17eの基本集合
図フラグTに“1”がセットされたと判断される状態
で、液晶表示部13に表示されている集合関係リストG
5の各集合の記号(A,B,…)に対して、データ入力
キー12aの操作により、任意に各集合の要素数や要素
の内容を入力すると、集合図G4中の各集合を示す囲み
領域が、そのそれぞれの入力要素数に応じた広さに変形
されて表示される(ステップD1→D5→D6→D7,
D8)。
【0072】ここで、「=」キー12fが操作される
と、前記ステップD6→D7の処理を経て集合関係リス
トG5上に任意に入力された各集合の要素数及びその内
容に基づき、各集合を組み合わせたあらゆる集合関係に
対応する、それぞれの要素やその個数が計算され、演算
データメモリ17iに記憶される共とに、集合関係リス
トG5における各集合関係式の対応データとして追加さ
れて表示される(ステップD9→D10,D11,D1
2,D13)。
【0073】この場合、前記集合関係リストG5上の各
集合関係式に対応して計算表示される要素の内容は、該
集合関係リストG5の表示領域上で表示可能な所定数の
要素まで表示され、それ以降表示しきれない要素につい
てはその表示が省略される。
【0074】一方、集合図計算処理に移行された際に、
選択リストデータメモリ17gにおいて集合データのリ
スト(シートNo)が選択設定された状態で、キー入力
部12の「EXIT」キー12dが操作されると、リス
ト表示フラグメモリ17dにおけるリスト表示フラグN
が“1”→“0”にリセットされて、集合図計算処理を
行なうための集合図計算入力画面の表示状態となる(ス
テップB12→B13→B14,B15)。
【0075】この場合の集合図計算入力画面とは、選択
リストデータメモリ17gに設定記憶されたシートNo
に対応してリストデータメモリ17f内の集合データリ
ストに記憶されている各集合個々の記号(A,B,…)
とその所定の組み合わせからなる共通集合や和集合等の
所定の集合式(A∩B,A∪B,…)が、液晶表示部1
3の表示画面の右側に集合関係リストG5(図14・図
15参照)として配列されてなる画面である。
【0076】そして、集合データの設定リスト有りと判
断されると、前記液晶表示部13に表示された集合関係
リストG5内の各集合の記号(A,B,…)に対応させ
て、前記設定された集合データリストに記憶されている
範囲の各集合の要素数が表示されると共に、その要素の
内容が表示可能な所定数で表示される(ステップB16
→B17,B18)。
【0077】例えば選択リストデータメモリ17gに設
定されたシートNoに対応するリストデータメモリ17
f内の集合データリストにおいて、3つの集合A,B,
Dが予め記憶されている場合で、集合Aと集合Bの要素
は一部共通であり、集合A,集合Bの要素は全て集合D
の要素内に含まれる場合(図14参照)について説明す
る。
【0078】この場合に、図9における集合図計算処理
により、まず、集合図の表示無しと判断されると共に、
集合データの設定有りと判断されると、該設定された集
合リスト内の各集合A,B,D間の要素が比較され、は
じめに、他の集合の要素の全てを含む集合、つまり、集
合A,Bの要素を全て含む集合Dが判断され、この集合
Dが全集合に設定されて集合関係データメモリ17lに
記憶される(ステップD1→D2→D14,D15→D
16)。
【0079】続いて、各集合要素間の比較が繰り返され
(ステップD20→D14)、一部共通の要素を有する
集合、つまり、集合A,集合Bが判断されると、該集合
A,Bが共通集合に設定され、集合関係データメモリ1
7lに記憶される(ステップD17→D18)。
【0080】さらに、その他の単独集合がある場合に
は、対応する集合に設定されて集合関係データメモリ1
7lに記憶される(ステップD19)。そして、前記設
定された集合データリストに対する各集合関係の解析処
理が終了すると、前記集合関係データメモリ17lに記
憶された各集合間の関係を示すデータに基づき、集合図
G4が描画表示されるもので、まず、図14(A)に示
すように、全集号Dの矩形図が記号Dと共に表示され、
次に、該全集号Dに含まれる最大要素数の集合Bが予め
設定された半径rの円図として記号Bと共に表示される
(ステップD20→D21,D22)。
【0081】すると、集合Aの円図が、該集合Aに含ま
れる要素数に応じた前記集合Bの要素数との比で、前記
半径rである集合Bの円図が縮小されて共通集合として
表示される(ステップD23)。
【0082】そして、前記設定された集合データリスト
に対応する集合図G4の描画表示処理が終了すると、前
記全集合Dのみに含まれる要素が検出され、集合Cとし
てその要素の個数nと共にリストデータメモリ17f内
の対応する集合データリストに記憶されると共に、当該
集合Cの要素数及び要素の内容が表示可能な範囲で集合
関係リストG5に追加表示される(ステップD24→D
25,D26,D27,D28)。
【0083】この後、図9における集合図計算処理で
は、前記集合図G4の表示有りと判断されるので、図1
4(B)に示すように、キー入力部12の「=」キー1
2fが操作されると、前記リストデータメモリ17f内
の対応する集合データリストに記憶された各集合A,
B,C,Dの要素データに基づき、その他全ての集合関
係(A∩B,A∩C,A∪B,…)にそれぞれ対応する
要素及び個数nが計算され、当該集合データリストに追
加記憶されると共に、集合関係リストG5として表示可
能な範囲で追加表示される(ステップD1→D9〜D1
3)。
【0084】また、例えば選択リストデータメモリ17
gに設定されたシートNoに対応するリストデータメモ
リ17f内の集合データリストにおいて、3つの集合
A,B,Cの各要素数と要素が「A:4{1,2,3,
5}、B:4{2,5,8,11}、C{1,2,3,
4,5,6,7,8,11}」として予め記憶されてい
る場合で、集合Aと集合Bの要素は一部共通であり、集
合A,集合Bの要素は全て集合Cの要素内に含まれる場
合(図15参照)について説明する。
【0085】この場合に、図9における集合図計算処理
により、まず、集合図の表示無しと判断されると共に、
集合データの設定有りと判断されると、該設定された集
合リスト内の各集合A,B,C間の要素が比較され、は
じめに、他の集合の要素の全てを含む集合、つまり、集
合A,Bの要素{1,2,3,5,8,11}を全て含
む集合Cが判断され、この集合Cが全集合に設定されて
集合関係データメモリ17lに記憶される(ステップD
1→D2→D14,D15→D16)。
【0086】続いて、各集合要素間の比較が繰り返され
(ステップD20→D14)、一部共通の要素を有する
集合、つまり、集合A,集合Bが要素{2,5}で共通
であるとして判断されると、該集合A,Bが共通集合に
設定され、集合関係データメモリ17lに記憶される
(ステップD17→D18)。
【0087】さらに、その他の単独集合がある場合に
は、対応する集合に設定されて集合関係データメモリ1
7lに記憶される(ステップD19)。そして、前記設
定された集合データリストに対する各集合関係の解析処
理が終了すると、前記集合関係データメモリ17lに記
憶された各集合間の関係を示すデータに基づき、集合図
G4が描画表示されるもので、まず、図15(A)に示
すように、全集号Cの矩形図が記号Cと共に表示され、
次に、該全集号Cに含まれる最大要素数「4」の集合A
又はBが予め設定された半径rの円図として記号A又は
Bと共に表示される(ステップD20→D21,D2
2)。
【0088】ここで、集合Aの円図が先に表示された場
合には、次に、集合Bの円図が、該集合Bに含まれる要
素数「4」に応じた前記集合Aの要素数「4」との比
で、前記半径rである集合Aの円図と同径rの円図とし
て共通集合として表示される(ステップD23)。
【0089】そして、前記設定された集合データリスト
に対応する集合図G4の描画表示処理が終了すると、前
記全集合Cのみに含まれる要素{4,6,7}が検出さ
れ、集合Dとしてその要素の個数「3」と共にリストデ
ータメモリ17f内の対応する集合データリストに記憶
されると共に、当該集合Dの要素数及び要素の内容「3
{4,6,7}」が表示可能な範囲で集合関係リストG
5に追加表示される(ステップD24→D25,D2
6,D27,D28)。
【0090】この後、図9における集合図計算処理で
は、前記集合図G4の表示有りと判断されるので、図1
5(B)に示すように、キー入力部12の「=」キー1
2fが操作されると、前記リストデータメモリ17f内
の対応する集合データリストに記憶された各集合A,
B,C,Dの要素データに基づき、その他全ての集合関
係(A∩B,A∩C,A∪B,…)にそれぞれ対応する
要素及び個数nが計算され、当該集合データリストに追
加記憶されると共に、集合関係リストG5として表示可
能な範囲で追加表示される(ステップD1→D9〜D1
3)。
【0091】したがって、前記構成の電子計算装置によ
れば、集合計算処理において、任意の集合式「A∩B」
を入力して液晶表示部13に表示させると、この入力集
合式に対応する集合関係図G3が表示され、「=」キー
12fを操作すると、前記集合式内の各集合A,Bそれ
ぞれの要素及び要素数が、集合データリストとしてリス
トデータメモリ14fに予め記憶されて選択設定されて
いる場合には、設定リスト内の各集合要素に応じて集合
式に対応する共通要素が検索されて該集合データリスト
内に追加記憶されて表示され、また、入力集合式が要素
個数の演算式「n(A∪B)」である場合には、各集合
A,Bの和集合の要素数及び要素が演算されて表示さ
れ、さらに、対応する集合データリストが設定されてな
い場合には、前記入力集合式「n(A∪B)」の展開式
「n(A)+n(B)」が表示されるので、集合の関係
式を入力してその集合関係をイメージ表示させたり、そ
の要素数や要素を計算して表示することができる。
【0092】また、前記構成の電子計算装置によれば、
集合図計算処理において、リストデータメモリ14fに
対し任意の集合データリストが選択設定されている場合
には、この設定リストに記憶されている各集合A,B,
…間の要素が比較されてその関係が判断され、集合関係
データ17lに記憶されると共に、この集合関係データ
に基づき各集合の関係が個々の集合の要素数の比に対応
する大きさの矩形図や円図の組み合わせからなる集合図
G4として表示され、さらに、前記設定リスト内に記憶
されている各集合の要素及び要素数のデータと共に、各
集合間のあらゆる組み合わせの関係にある要素及び要素
数が計算されて集合関係リストG5として一覧表示され
るので、複数の集合の組み合わせに対応する集合図の表
示やその関係を具体的な要素及び要素個数と共に表示で
きるようになる。
【0093】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図4のフローチャートに示す全体処理、
図5のフローチャートに示す集合モード処理、図7〜図
9のフローチャートに示す集合/集合図の各計算処理等
の各手法は、コンピュータに実行させることができるプ
ログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAM
カード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハー
ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD
等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して配
布することができる。そして、コンピュータは、この外
部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読み
取り部19によって読み込み、この読み込んだプログラ
ムによって動作が制御されることにより、前記実施形態
において説明した集合計算機能及び集合図計算機能を実
現し、前述した手法による同様の処理を実行することが
できる。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる第1の集
合計算装置によれば、集合の式を入力すると、入力され
た集合の式に応じた演算が、各集合の要素間での演算に
より行なわれ、その演算結果が、例えば共通集合の要素
とその要素の個数、あるいは和集合の要素とその要素の
個数として求められ表示されるようになる。
【0095】また、本発明に係わる第2の集合計算装置
によれば、集合の式を入力すると、入力された集合の式
に応じた集合の関係を示す図が、各集合の図をそれぞれ
の関係に応じた配置にして表示されるようになる。
【0096】さらに、本発明に係わる第3の集合計算装
置によれば、集合の式を入力すると、入力された集合の
式に応じた集合の関係を示す図が、各集合の図をそれぞ
れの関係に応じた配置にして表示されるようになると共
に、入力された集合の式に応じた演算が、各集合の要素
間での演算により行なわれ、その演算結果が、例えば共
通集合の要素とその要素の個数、あるいは和集合の要素
とその要素の個数として求められ表示されるようにな
る。よって、本発明によれば、集合の計算を行なうこと
が可能になる。また、集合の関係を示す図を表示するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集合計算装置の実施形態に係わる電子
計算装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子計算装置のRAMに備えられるデータ
メモリの構成を示す図。
【図3】前記電子計算装置のRAMに備えられるリスト
データメモリのデータ内容を示す図。
【図4】前記電子計算装置の全体処理を示すフローチャ
ート。
【図5】前記電子計算装置の集合モード処理を示すフロ
ーチャート。
【図6】前記電子計算装置の集合モード処理の設定に伴
なう操作表示状態を示す図。
【図7】前記電子計算装置の集合モード処理に伴なう集
合計算及び集合図計算の共通処理を示すフローチャー
ト。
【図8】前記電子計算装置の集合モード処理に伴なう集
合計算処理を示すフローチャート。
【図9】前記電子計算装置の集合モード処理に伴なう集
合図計算処理を示すフローチャート。
【図10】前記電子計算装置の集合計算処理に伴なう集
合リスト設定の際の集合計算表示状態を示す図。
【図11】前記電子計算装置の集合計算処理に伴なう集
合リスト設定無しの際の集合計算表示状態を示す図。
【図12】前記電子計算装置の集合計算処理に伴なう集
合リスト設定無しの際の3つの集合式にそれぞれ対応す
る各集合計算表示状態を示す図。
【図13】前記電子計算装置の集合計算処理に伴なう集
合個数の計算表示状態を示す図。
【図14】前記電子計算装置の集合図計算処理に伴なう
集合図及び集合関係リストの計算表示状態(その1)を
示す図。
【図15】前記電子計算装置の集合図計算処理に伴なう
集合図及び集合関係リストの計算表示状態(その2)を
示す図。
【符号の説明】 11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12a…データ入力キー、 12b…「モード」キー、 12c…「実行」キー、 12d…「EXIT」キー、 12e…「List」キー、 12f…「=」キー、 12g…カーソルキー、 13 …液晶表示部、 14 …タブレット、 16 …ROM、 16a…基本集合図ROM、 17 …RAM、 17a…表示データメモリ、 17b…モードデータメモリ(M)、 17c…集合処理フラグメモリ(F)、 17d…リスト表示フラグメモリ(N)、 17e…基本集合図表示フラグメモリ(T)、 17f…リストデータメモリ、 17g…選択リストデータメモリ、 17h…式データメモリ、 17i…演算データメモリ、 17j…∩データメモリ、 17k…∪データメモリ、 17l…集合関係データメモリ、 17m…集合図データメモリ、 17n…関数データメモリ、 17o…プログラムデータメモリ、 17p…ワークメモリ、 19 …記録媒体読み取り部、 20 …外部記録媒体、 G …モード選択画面、 G1…集合モード選択画面、 G2…集合計算入力画面、 G3…集合関係図、 G4…集合図、 G5…集合関係リスト。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合の式を入力する集合式入力手段と、 この集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    演算を行なう集合演算手段と、 この集合演算手段による演算結果を表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする集合計算装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 複数の集合それぞれの要素を記憶する集合データ記憶手
    段を備え、 前記集合演算手段は、前記集合式入力手段により入力さ
    れた集合の式に含まれる集合の要素を前記集合データ記
    憶手段から読み出し該集合の式に応じた演算を行なう集
    合演算手段であることを特徴とする請求項1に記載の集
    合計算装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記集合演算手段による演算結果を、前記集合データ記
    憶手段に追加して記憶する演算結果追加記憶手段を備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の集合計算装置。
  4. 【請求項4】 前記集合演算手段は、前記集合式入力手
    段により入力された集合の式に応じた要素及び要素の個
    数を求める演算を行なう集合演算手段であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の集合演算装置。
  5. 【請求項5】 集合の式を入力する集合式入力手段と、 この集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    集合の関係を示す図を表示する集合図表示手段とを具備
    したことを特徴とする集合計算装置。
  6. 【請求項6】 さらに、 複数の集合それぞれの要素を記憶する集合データ記憶手
    段を備え、 前記集合図表示手段は、前記集合式入力手段により入力
    された集合の式に含まれる前記集合データ記憶手段に記
    憶された各集合の要素に基づき、該集合の式に応じた集
    合の関係を示す図を表示する集合図表示手段であること
    を特徴とする請求項5に記載の集合計算装置。
  7. 【請求項7】 前記集合図表示手段は、前記集合式入力
    手段により入力された集合の式に含まれる前記集合デー
    タ記憶手段に記憶された各集合の要素に基づき、該集合
    の式に応じた集合の関係を示す図を各集合の要素の個数
    に対応する大きさの図として表示する集合図表示手段で
    あることを特徴とする請求項6に記載の集合計算装置。
  8. 【請求項8】 集合の式を入力する集合式入力手段と、 この集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    集合の関係を示す図を表示する集合図表示手段と、 前記集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    演算を行なう集合演算手段と、 この集合演算手段による演算結果を表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする集合計算装置。
  9. 【請求項9】 集合の式を入力する集合式入力ステップ
    と、 この集合式入力ステップにて入力された集合の式に応じ
    た演算を行なう集合演算ステップと、 この集合演算ステップによる演算結果を表示する表示ス
    テップとからなることを特徴とする集合計算方法。
  10. 【請求項10】 集合の式を入力する集合式入力ステッ
    プと、 この集合式入力ステップにて入力された集合の式に応じ
    た集合の関係を示す図を表示する集合図表示ステップと
    からなることを特徴とする集合計算方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、 集合の式を入力する集合式入力手段、 この集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    演算を行なう集合演算手段、 この集合演算手段による演算結果を表示する表示手段、
    として機能させるための集合計算処理プログラムを記録
    した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、 集合の式を入力する集合式入力手段、 この集合式入力手段により入力された集合の式に応じた
    集合の関係を示す図を表示する集合図表示手段、として
    機能させるための集合計算処理プログラムを記録した記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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