JPH11224344A - 出力制御装置及び記憶媒体 - Google Patents
出力制御装置及び記憶媒体Info
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- JPH11224344A JPH11224344A JP2613898A JP2613898A JPH11224344A JP H11224344 A JPH11224344 A JP H11224344A JP 2613898 A JP2613898 A JP 2613898A JP 2613898 A JP2613898 A JP 2613898A JP H11224344 A JPH11224344 A JP H11224344A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力された文字列において、領域を指定する
操作を行うことによって文字列の回転及び配置状態等の
属性の変更を行うことが可能な出力制御装置を提供す
る。 【解決手段】 マウス71によって、表示画面上におい
て領域を設定し、この設定された領域の始点と終点との
座標を比較することによって領域指定方法を判別し、記
憶媒体6内に格納された回転制御ファイルを参照して、
当該領域指定方法に対応する回転方向を決定し、対照の
文字列を回転させて出力する。
操作を行うことによって文字列の回転及び配置状態等の
属性の変更を行うことが可能な出力制御装置を提供す
る。 【解決手段】 マウス71によって、表示画面上におい
て領域を設定し、この設定された領域の始点と終点との
座標を比較することによって領域指定方法を判別し、記
憶媒体6内に格納された回転制御ファイルを参照して、
当該領域指定方法に対応する回転方向を決定し、対照の
文字列を回転させて出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、領域を指定するこ
とによって文字列或いは記号列の回転及び配置状態の変
更等の属性を変更する出力制御装置及び記憶媒体に関す
る。
とによって文字列或いは記号列の回転及び配置状態の変
更等の属性を変更する出力制御装置及び記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータにおけるワープロソフトウェアや表計算ソフ
トウェア等において、入力された文字を回転させたり、
あるいはこの回転に伴って配置状態などを変更する際に
は、まず回転させる文字列の領域を指定し、さらに回転
方向の属性を変更していた。
ンピュータにおけるワープロソフトウェアや表計算ソフ
トウェア等において、入力された文字を回転させたり、
あるいはこの回転に伴って配置状態などを変更する際に
は、まず回転させる文字列の領域を指定し、さらに回転
方向の属性を変更していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法においては、文字列を回転させるため
にマウス等によって複数の操作を行う必要があり、効率
よくオペレーション操作を行う際の障害となっていた。
ような従来の方法においては、文字列を回転させるため
にマウス等によって複数の操作を行う必要があり、効率
よくオペレーション操作を行う際の障害となっていた。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するため、
出力された文字列において、領域を指定する操作を行う
ことによって文字列の回転及び配置状態等の属性の変更
を行うことが可能な出力制御装置を提供することを目的
とする。
出力された文字列において、領域を指定する操作を行う
ことによって文字列の回転及び配置状態等の属性の変更
を行うことが可能な出力制御装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、出力対象項目を出力する際
の出力状態を制御する出力制御装置において、出力可能
な領域内において特定の領域を指定する領域指定手段
と、この領域指定手段による特定の領域の指定態様に基
づいて、前記出力対象項目の出力状態を指定する出力状
態指定手段と、この出力状態指定手段によって指定され
た前記出力状態に従って前記出力対象項目を出力する出
力手段と、を備えることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、出力対象項目を出力する際
の出力状態を制御する出力制御装置において、出力可能
な領域内において特定の領域を指定する領域指定手段
と、この領域指定手段による特定の領域の指定態様に基
づいて、前記出力対象項目の出力状態を指定する出力状
態指定手段と、この出力状態指定手段によって指定され
た前記出力状態に従って前記出力対象項目を出力する出
力手段と、を備えることを特徴としている。
【0006】従って、特定の領域を指定する操作によっ
て、出力したい出力対象項目の出力状態を指定すること
が可能であり、複数の操作を経て出力状態を変化させる
場合に比べて手間を大きく軽減し、作業負担を減らして
作業効率を大きく向上させることができる。
て、出力したい出力対象項目の出力状態を指定すること
が可能であり、複数の操作を経て出力状態を変化させる
場合に比べて手間を大きく軽減し、作業負担を減らして
作業効率を大きく向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図10の図面を参照しながら説明する。
いて、図1〜図10の図面を参照しながら説明する。
【0008】(第1の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態としての出力制御装置を適用したコンピュータ
システム1の全体斜視図であり、図2は、図1に示すコ
ンピュータシステム1の内部構成を示すブロック図であ
る。図2に示すように、コンピュータシステム1は、本
体10に設けられたCPU2、プログラム記憶装置3、
RAM4、記憶装置5、記憶媒体6、入力部7、表示部
8及びバス9の各部によって構成され、記憶媒体6を除
く各部はバス9に接続されている。また、このコンピュ
ータシステム1において、入力部7は、マウス71及び
キーボード72を有している。
施の形態としての出力制御装置を適用したコンピュータ
システム1の全体斜視図であり、図2は、図1に示すコ
ンピュータシステム1の内部構成を示すブロック図であ
る。図2に示すように、コンピュータシステム1は、本
体10に設けられたCPU2、プログラム記憶装置3、
RAM4、記憶装置5、記憶媒体6、入力部7、表示部
8及びバス9の各部によって構成され、記憶媒体6を除
く各部はバス9に接続されている。また、このコンピュ
ータシステム1において、入力部7は、マウス71及び
キーボード72を有している。
【0009】CPU(Central Processing Unit )2
は、プログラム記憶装置3内に格納される各種プログラ
ムを読み込んで、RAM4内に設けられたメモリエリア
に展開し、入力部7から入力される指示に従って文字列
を出力するための表示情報を生成して表示部8に対して
出力し、表示画面上に表示させる。また、CPU2は、
マウス71によるドラッグ操作が行われて表示画面上の
領域が指定されると、当該領域の始点の座標と終点の座
標とを比較して、この比較の結果をもとに、記憶装置5
によって記憶媒体6内に格納された回転制御ファイル
(図7)を読み込み、この回転制御ファイルに設定され
た内容に基づいて、表示部8によって表示画面上に出力
されている文字列を回転させる出力制御を実行する。
は、プログラム記憶装置3内に格納される各種プログラ
ムを読み込んで、RAM4内に設けられたメモリエリア
に展開し、入力部7から入力される指示に従って文字列
を出力するための表示情報を生成して表示部8に対して
出力し、表示画面上に表示させる。また、CPU2は、
マウス71によるドラッグ操作が行われて表示画面上の
領域が指定されると、当該領域の始点の座標と終点の座
標とを比較して、この比較の結果をもとに、記憶装置5
によって記憶媒体6内に格納された回転制御ファイル
(図7)を読み込み、この回転制御ファイルに設定され
た内容に基づいて、表示部8によって表示画面上に出力
されている文字列を回転させる出力制御を実行する。
【0010】プログラム記憶装置3は、CPU2が実行
する各種プログラムを格納する記憶装置であり、これら
各種プログラムは、CPU2が読み取り可能なプログラ
ムコードの形態で記憶されている。また、このプログラ
ム記憶装置3には、プログラム記憶装置3内に格納され
た各種プログラムをCPU2によって実行するためのデ
ータ等が、あわせて格納される。
する各種プログラムを格納する記憶装置であり、これら
各種プログラムは、CPU2が読み取り可能なプログラ
ムコードの形態で記憶されている。また、このプログラ
ム記憶装置3には、プログラム記憶装置3内に格納され
た各種プログラムをCPU2によって実行するためのデ
ータ等が、あわせて格納される。
【0011】また、プログラム記憶装置3は図示しない
記憶媒体を有し、この記憶媒体は磁気的、光学的記録媒
体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶
媒体はプログラム記憶装置3に固定的に設けたもの、若
しくは着脱自在に装着するものであり、また、上記のプ
ログラム記憶装置3に記憶されるプログラムは、通信回
線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する
構成にしてもよく、さらに、通信回線等を介して接続さ
れた他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設
け、この記憶媒体に記憶されているプログラムやデータ
を通信回線を介して使用する構成としても良い。
記憶媒体を有し、この記憶媒体は磁気的、光学的記録媒
体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶
媒体はプログラム記憶装置3に固定的に設けたもの、若
しくは着脱自在に装着するものであり、また、上記のプ
ログラム記憶装置3に記憶されるプログラムは、通信回
線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する
構成にしてもよく、さらに、通信回線等を介して接続さ
れた他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設
け、この記憶媒体に記憶されているプログラムやデータ
を通信回線を介して使用する構成としても良い。
【0012】RAM(Random Access Memory)4は、プ
ログラム記憶装置3内に格納される各種プログラムをC
PU2によって実行する際に、その処理に係るプログラ
ム及びデータを一時的に格納するメモリエリアを形成す
る。
ログラム記憶装置3内に格納される各種プログラムをC
PU2によって実行する際に、その処理に係るプログラ
ム及びデータを一時的に格納するメモリエリアを形成す
る。
【0013】記憶装置5は、後述する回転制御ファイル
のような各種データ等が記憶される記憶媒体6を有し、
この記憶媒体6は、プログラム記憶装置3が有する記憶
媒体と同様に磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。
のような各種データ等が記憶される記憶媒体6を有し、
この記憶媒体6は、プログラム記憶装置3が有する記憶
媒体と同様に磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。
【0014】入力部7は、マウス71及びキーボード7
2を有し、マウス71及びキーボード72から入力され
る各種信号をCPU2に対して出力する。マウス71
は、表示部8の表示画面上に出力されるアイコンや操作
メニュー、或いは各種データの選択指定等を行うポイン
ティングデバイス(Pointing Device )であり、相対位
置座標データ及びクリック信号を出力する。また、キー
ボード72は、数字キー、文字キー、機能キー等の各種
キーを備え、これら各キーが押下されると、押下された
キーに対応する押下信号を出力する。
2を有し、マウス71及びキーボード72から入力され
る各種信号をCPU2に対して出力する。マウス71
は、表示部8の表示画面上に出力されるアイコンや操作
メニュー、或いは各種データの選択指定等を行うポイン
ティングデバイス(Pointing Device )であり、相対位
置座標データ及びクリック信号を出力する。また、キー
ボード72は、数字キー、文字キー、機能キー等の各種
キーを備え、これら各キーが押下されると、押下された
キーに対応する押下信号を出力する。
【0015】表示部8は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表
示画面を備え、CPU2から入力される表示情報に基づ
いて、表示画面上に表示を行う。
やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表
示画面を備え、CPU2から入力される表示情報に基づ
いて、表示画面上に表示を行う。
【0016】図3は、コンピュータシステム1において
文字列に係る処理を行う際に表示画面上に行われる表示
の一例を示す図である。表示画面には、出力制御処理プ
ログラムが実行中であることを示すウィンドウが表示さ
れ、このウィンドウの中央には、文字列「ABCDE」
が出力されている。以下、この図3に示す文字列の制御
について説明する。
文字列に係る処理を行う際に表示画面上に行われる表示
の一例を示す図である。表示画面には、出力制御処理プ
ログラムが実行中であることを示すウィンドウが表示さ
れ、このウィンドウの中央には、文字列「ABCDE」
が出力されている。以下、この図3に示す文字列の制御
について説明する。
【0017】図4は、図3に示す表示画面上において、
マウス71によって領域指定を行う際の領域指定方法を
示す図であり、(a)は領域指定方法Aを、(b)は領
域指定方法Bを、(c)は領域指定方法Cを、(d)は
領域指定方法Dを示す。
マウス71によって領域指定を行う際の領域指定方法を
示す図であり、(a)は領域指定方法Aを、(b)は領
域指定方法Bを、(c)は領域指定方法Cを、(d)は
領域指定方法Dを示す。
【0018】(a)に示す領域指定方法Aは、図中、矢
示するように、表示画面上において始点から右下方向に
向かってマウス71によるドラッグ操作を行って領域を
指定する方法である。同様に、(b)に示す領域指定方
法Bは、表示画面上において左下方向に向かってドラッ
グ操作を行って領域を指定し、(c)に示す領域指定方
法Cは左上方向へ、(d)に示す領域指定方法Dは、右
上方向へドラッグ操作を行うことによって領域を指定す
る方法である。従って、表示画面上でマウス71による
ドラッグ操作を行うと、縦方向及び横方向の平行移動を
除いては、上記のいずれかの領域指定方法に該当する。
なお、領域を指定する装置は、マウスに限らず、ペン入
力装置やデジタイザ等を用いたポインティングデバイス
であっても良い。
示するように、表示画面上において始点から右下方向に
向かってマウス71によるドラッグ操作を行って領域を
指定する方法である。同様に、(b)に示す領域指定方
法Bは、表示画面上において左下方向に向かってドラッ
グ操作を行って領域を指定し、(c)に示す領域指定方
法Cは左上方向へ、(d)に示す領域指定方法Dは、右
上方向へドラッグ操作を行うことによって領域を指定す
る方法である。従って、表示画面上でマウス71による
ドラッグ操作を行うと、縦方向及び横方向の平行移動を
除いては、上記のいずれかの領域指定方法に該当する。
なお、領域を指定する装置は、マウスに限らず、ペン入
力装置やデジタイザ等を用いたポインティングデバイス
であっても良い。
【0019】図5は、コンピュータシステム1の表示画
面上において、文字列の出力制御処理が実行された際に
行われる表示の一例を示す図である。同図において、
(a)は、領域指定が行われる前の状態を示し、(b)
は領域指定方法Aが実行された後の状態を示す。同様
に、(c)は、領域指定方法Bが実行された後の状態を
示し、(d)は領域指定方法Cが実行された後の状態を
示し、(e)は領域指定方法Dが実行された後の表示画
面上における出力状態を示す。また、図6は、記憶媒体
6内に記憶される回転制御ファイルに設定される内容を
示す図である。
面上において、文字列の出力制御処理が実行された際に
行われる表示の一例を示す図である。同図において、
(a)は、領域指定が行われる前の状態を示し、(b)
は領域指定方法Aが実行された後の状態を示す。同様
に、(c)は、領域指定方法Bが実行された後の状態を
示し、(d)は領域指定方法Cが実行された後の状態を
示し、(e)は領域指定方法Dが実行された後の表示画
面上における出力状態を示す。また、図6は、記憶媒体
6内に記憶される回転制御ファイルに設定される内容を
示す図である。
【0020】図5(a)に示す状態において、領域指定
方法A,B,C及びDのいずれかが実行されると、図6
に示す回転制御ファイルに基づいて回転方向が判断さ
れ、表示画面上には、出力されていた文字列が回転され
て出力される。
方法A,B,C及びDのいずれかが実行されると、図6
に示す回転制御ファイルに基づいて回転方向が判断さ
れ、表示画面上には、出力されていた文字列が回転され
て出力される。
【0021】例えば、回転制御ファイルにおいて、領域
指定方法Aに対応する回転は「右に0度」と記載されて
いる。従って、図5(a)に示す状態から領域指定方法
Aが実行されると、表示画面上における表示は、同図
(b)に示す状態、即ち、(a)に示す状態と同様の出
力状態となる。
指定方法Aに対応する回転は「右に0度」と記載されて
いる。従って、図5(a)に示す状態から領域指定方法
Aが実行されると、表示画面上における表示は、同図
(b)に示す状態、即ち、(a)に示す状態と同様の出
力状態となる。
【0022】同様に、図5(a)に示す状態において領
域指定方法Bによって領域が指定されると、回転制御フ
ァイルに「右90度」と記載されているので、表示画面
上に出力された文字列は右に90度回転して出力され
る。また、領域指定方法Cによって領域が指定された場
合には、回転制御ファイルの設定に従って、文字列は右
に180度回転して出力され、同様に、領域指定情報D
によって領域が指定された場合には、回転制御ファイル
の設定に従って、表示画面上に出力されていた文字列は
右に270度回転して出力される。
域指定方法Bによって領域が指定されると、回転制御フ
ァイルに「右90度」と記載されているので、表示画面
上に出力された文字列は右に90度回転して出力され
る。また、領域指定方法Cによって領域が指定された場
合には、回転制御ファイルの設定に従って、文字列は右
に180度回転して出力され、同様に、領域指定情報D
によって領域が指定された場合には、回転制御ファイル
の設定に従って、表示画面上に出力されていた文字列は
右に270度回転して出力される。
【0023】図5(a)において矢示するように、表示
画面上においては、左上の隅を原点として、水平(横)
方向にはX座標が設定され、垂直(縦)方向にはY座標
が設定されている。マウス71によってドラッグ操作が
行われると、このドラッグ操作の始点の座標(X1,Y
1)と、終点の座標(X2,Y2)を比較することによ
って、実行されたドラッグ操作がA〜Dの各領域指定方
法のいずれの領域指定方法であるかを認識することが可
能である。
画面上においては、左上の隅を原点として、水平(横)
方向にはX座標が設定され、垂直(縦)方向にはY座標
が設定されている。マウス71によってドラッグ操作が
行われると、このドラッグ操作の始点の座標(X1,Y
1)と、終点の座標(X2,Y2)を比較することによ
って、実行されたドラッグ操作がA〜Dの各領域指定方
法のいずれの領域指定方法であるかを認識することが可
能である。
【0024】即ち、図記憶媒体6に示す回転制御ファイ
ルには、「始点と終点の位置関係」との項目が設定さ
れ、この項目には、X座標及びY座標のそれぞれについ
て始点と終点の座標の比較(X1とX2、Y1とY2)
の結果をもとに領域指定方法A〜Dを分類するための設
定がなされている。
ルには、「始点と終点の位置関係」との項目が設定さ
れ、この項目には、X座標及びY座標のそれぞれについ
て始点と終点の座標の比較(X1とX2、Y1とY2)
の結果をもとに領域指定方法A〜Dを分類するための設
定がなされている。
【0025】例えば、X1<X2であり、かつ、Y1<
Y2であれば、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Aに該当し、X1>X2、Y1>Y2であれば領域指定
方法Cに該当する。
Y2であれば、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Aに該当し、X1>X2、Y1>Y2であれば領域指定
方法Cに該当する。
【0026】図7は、コンピュータシステム1によって
実行される、文字列の回転に関する出力制御処理を示す
フローチャートである。この図7に従って、コンピュー
タシステム1による出力制御処理について説明する。
実行される、文字列の回転に関する出力制御処理を示す
フローチャートである。この図7に従って、コンピュー
タシステム1による出力制御処理について説明する。
【0027】まず、マウス71によってドラッグ操作が
行われ、表示画面上の領域が指定されると、ドラッグ操
作の始点の座標(X1,Y1)が確定され(ステップS
1)、さらにドラッグ操作の終点の座標(X2,Y2)
が確定される(ステップS2)。
行われ、表示画面上の領域が指定されると、ドラッグ操
作の始点の座標(X1,Y1)が確定され(ステップS
1)、さらにドラッグ操作の終点の座標(X2,Y2)
が確定される(ステップS2)。
【0028】そして、始点の横方向の座標X1と終点の
横方向の座標X2との比較、及び、始点の縦方向の座標
Y1と終点の縦方向の座標Y2との比較が行われ(ステ
ップS3)、X1<X2であり、かつ、Y1<Y2であ
る場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法A
に該当するので、当該文字列を回転させる必要はなく、
そのまま処理を終了する。
横方向の座標X2との比較、及び、始点の縦方向の座標
Y1と終点の縦方向の座標Y2との比較が行われ(ステ
ップS3)、X1<X2であり、かつ、Y1<Y2であ
る場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法A
に該当するので、当該文字列を回転させる必要はなく、
そのまま処理を終了する。
【0029】始点と終点の座標が、X1<X2、Y1<
Y2の条件に適合しない場合には、X1>X2、Y1<
Y2であるか否かを判断する(ステップS4)。そし
て、この条件に適合した場合には、領域指定方法Bに該
当するので、文字列を右に90度回転させて出力し(ス
テップS5)、処理を終了する。
Y2の条件に適合しない場合には、X1>X2、Y1<
Y2であるか否かを判断する(ステップS4)。そし
て、この条件に適合した場合には、領域指定方法Bに該
当するので、文字列を右に90度回転させて出力し(ス
テップS5)、処理を終了する。
【0030】始点と終点との位置関係がX1<X2、Y
1<Y2及びX1>X2、Y1<Y2に適合しない場合
には、さらにX1>X2、Y1>Y2に適合するか否か
を判断する(ステップS6)。そして、この条件に適合
する場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Cに該当するので、文字列を右に180度回転させて出
力し(ステップS7)、処理を終了する。
1<Y2及びX1>X2、Y1<Y2に適合しない場合
には、さらにX1>X2、Y1>Y2に適合するか否か
を判断する(ステップS6)。そして、この条件に適合
する場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Cに該当するので、文字列を右に180度回転させて出
力し(ステップS7)、処理を終了する。
【0031】そして、始点と終点の座標の比較の結果、
領域指定方法A〜Cに該当しない場合には、X1<X
2、Y1>Y2の条件に適合するか否かを判断する(ス
テップS8)。この条件に適合した場合は、領域指定方
法Dに該当するので、文字列を右に270度回転させて
出力し(ステップS9)、処理を終了する。また、始点
と終点の位置関係が領域指定方法A〜Dのいずれにも当
てはまらない場合には、文字列の回転等の処理を行わず
にそのまま処理を終了する。
領域指定方法A〜Cに該当しない場合には、X1<X
2、Y1>Y2の条件に適合するか否かを判断する(ス
テップS8)。この条件に適合した場合は、領域指定方
法Dに該当するので、文字列を右に270度回転させて
出力し(ステップS9)、処理を終了する。また、始点
と終点の位置関係が領域指定方法A〜Dのいずれにも当
てはまらない場合には、文字列の回転等の処理を行わず
にそのまま処理を終了する。
【0032】以上のように、本発明の第1の実施の形態
であるコンピュータシステム1によれば、表示画面上に
おいてX座標及びY座標を設定し、マウス71によって
ドラッグ操作が行われると、当該操作の始点と終点との
座標を確定して比較することにより、該当する領域指定
方法A〜Dを判断し、この判断の結果に基づいて文字列
を回転させて出力するので、表示画面上に出力されてい
る文字列を、ドラッグ操作のみによって回転させて出力
させることができる。これにより、複数の段階の操作が
不要となって、作業効率をより向上させることが可能で
ある。また、A〜Dの領域指定方法と、回転制御ファイ
ルに設定された文字列の回転方向との対応は、それぞれ
感覚的に覚えやすい構成となっているので、操作方法の
習得に大きな労力を有するという問題がなく、非常に便
利である。
であるコンピュータシステム1によれば、表示画面上に
おいてX座標及びY座標を設定し、マウス71によって
ドラッグ操作が行われると、当該操作の始点と終点との
座標を確定して比較することにより、該当する領域指定
方法A〜Dを判断し、この判断の結果に基づいて文字列
を回転させて出力するので、表示画面上に出力されてい
る文字列を、ドラッグ操作のみによって回転させて出力
させることができる。これにより、複数の段階の操作が
不要となって、作業効率をより向上させることが可能で
ある。また、A〜Dの領域指定方法と、回転制御ファイ
ルに設定された文字列の回転方向との対応は、それぞれ
感覚的に覚えやすい構成となっているので、操作方法の
習得に大きな労力を有するという問題がなく、非常に便
利である。
【0033】(第2の実施の形態)図8は、本発明の第
2の実施の形態としてのコンピュータシステム1の表示
画面上において、文字列の出力制御処理が実行された際
に行われる表示の一例を示す図である。同図において、
(a)は、領域指定が行われる前の状態を示し、(b)
は上記の領域指定方法Aが実行された後の状態を示す。
同様に、(c)は、領域指定方法Cが実行された後の状
態を示し、(d)は領域指定方法Bが実行された後の状
態を示し、(e)は領域指定方法Dが実行された後の表
示画面上における出力状態を示す。また、図9は、本発
明の実施の形態としてのコンピュータシステム1による
出力制御処理を示すフローチャートである。以下、これ
ら図8及び図9に基づいて、本発明の第2の実施の形態
としてのコンピュータシステム1による出力制御処理に
ついて説明する。
2の実施の形態としてのコンピュータシステム1の表示
画面上において、文字列の出力制御処理が実行された際
に行われる表示の一例を示す図である。同図において、
(a)は、領域指定が行われる前の状態を示し、(b)
は上記の領域指定方法Aが実行された後の状態を示す。
同様に、(c)は、領域指定方法Cが実行された後の状
態を示し、(d)は領域指定方法Bが実行された後の状
態を示し、(e)は領域指定方法Dが実行された後の表
示画面上における出力状態を示す。また、図9は、本発
明の実施の形態としてのコンピュータシステム1による
出力制御処理を示すフローチャートである。以下、これ
ら図8及び図9に基づいて、本発明の第2の実施の形態
としてのコンピュータシステム1による出力制御処理に
ついて説明する。
【0034】なお、本発明の第2の実施の形態としての
コンピュータシステム1は、上記第1の実施の形態とし
てのコンピュータシステム1と同様の構成によってなる
ものであり、各部に同符号を付して図示及び説明を省略
する。
コンピュータシステム1は、上記第1の実施の形態とし
てのコンピュータシステム1と同様の構成によってなる
ものであり、各部に同符号を付して図示及び説明を省略
する。
【0035】図8(a)に示す状態、即ち、表示画面上
において文字列「ABCDE」が出力された状態で領域
指定方法Aの操作が行われると、同図(b)に示すよう
に、右に0度回転した状態で出力される。また、領域指
定方法Cが実行されると、同図(c)に示すように、右
に180度回転した状態で出力される。
において文字列「ABCDE」が出力された状態で領域
指定方法Aの操作が行われると、同図(b)に示すよう
に、右に0度回転した状態で出力される。また、領域指
定方法Cが実行されると、同図(c)に示すように、右
に180度回転した状態で出力される。
【0036】一方、図8(a)に示す状態において、領
域指定方法Bが実行され、文字列が右に90度回転した
状態で出力されると、図8(d)に示すように、文字列
「ABCDE」は、上からA,B,C,D,Eの順に縦
に並んで出力される。ここで、この文字列は縦書きと同
じように縦に並んでいるので、縦に文字列が並んだとき
には縦書きにする旨の縦書き属性がONに設定されてい
る場合には、正規の縦書きに変更して出力する。この処
理によって、文字列の回転によって横書きから縦書きへ
の変換を行うことができる。
域指定方法Bが実行され、文字列が右に90度回転した
状態で出力されると、図8(d)に示すように、文字列
「ABCDE」は、上からA,B,C,D,Eの順に縦
に並んで出力される。ここで、この文字列は縦書きと同
じように縦に並んでいるので、縦に文字列が並んだとき
には縦書きにする旨の縦書き属性がONに設定されてい
る場合には、正規の縦書きに変更して出力する。この処
理によって、文字列の回転によって横書きから縦書きへ
の変換を行うことができる。
【0037】同様に、図8(e)に示すように、領域指
定方法Dが実行されると、文字列「ABCDE」は、上
からE,D,C,B,Aの順に縦に並ぶ。ここで、縦書
き属性がONに設定されている場合には、正規の縦書き
として出力される。
定方法Dが実行されると、文字列「ABCDE」は、上
からE,D,C,B,Aの順に縦に並ぶ。ここで、縦書
き属性がONに設定されている場合には、正規の縦書き
として出力される。
【0038】図9に示すように、CPU2は、まず、マ
ウス71によってドラッグ操作が行われ、表示画面上の
領域が指定されると、ドラッグ操作の始点の座標(X
1,Y1)が確定されて(ステップS10)読み込ま
れ、さらにドラッグ操作の終点の座標(X2,Y2)が
確定される(ステップS11)。
ウス71によってドラッグ操作が行われ、表示画面上の
領域が指定されると、ドラッグ操作の始点の座標(X
1,Y1)が確定されて(ステップS10)読み込ま
れ、さらにドラッグ操作の終点の座標(X2,Y2)が
確定される(ステップS11)。
【0039】そして、始点の横方向の座標X1と終点の
横方向の座標X2との比較、及び、始点の縦方向の座標
Y1と終点の縦方向の座標Y2との比較が行われ(ステ
ップS12)、X1<X2であり、かつ、Y1<Y2で
ある場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Aに該当するので、そのまま処理を終了する。
横方向の座標X2との比較、及び、始点の縦方向の座標
Y1と終点の縦方向の座標Y2との比較が行われ(ステ
ップS12)、X1<X2であり、かつ、Y1<Y2で
ある場合には、実行されたドラッグ操作は領域指定方法
Aに該当するので、そのまま処理を終了する。
【0040】始点と終点の座標が、X1<X2、Y1<
Y2の条件に適合しない場合には、X1>X2、Y1<
Y2であるか否かを判断する(ステップS13)。この
条件に適合した場合には、実行されたドラッグ操作は領
域指定方法Bに該当するので、文字列を右に90度回転
させて出力する(ステップS14)。
Y2の条件に適合しない場合には、X1>X2、Y1<
Y2であるか否かを判断する(ステップS13)。この
条件に適合した場合には、実行されたドラッグ操作は領
域指定方法Bに該当するので、文字列を右に90度回転
させて出力する(ステップS14)。
【0041】そして、回転の結果、文字列が縦に並んだ
か否かを確認し(ステップS19)、縦に並んでいなけ
れば処理を終了する一方、文字列が縦に並んだ場合に
は、縦書き出力を行うことを設定する縦書き属性がON
であるか否かを確認する(ステップS20)。
か否かを確認し(ステップS19)、縦に並んでいなけ
れば処理を終了する一方、文字列が縦に並んだ場合に
は、縦書き出力を行うことを設定する縦書き属性がON
であるか否かを確認する(ステップS20)。
【0042】ステップS20で、縦書き属性がONでな
ければ処理を終了するが、縦書き属性がONであれば、
縦に並んでいる項目を縦書き化して出力し(ステップS
21)、処理を終了する。
ければ処理を終了するが、縦書き属性がONであれば、
縦に並んでいる項目を縦書き化して出力し(ステップS
21)、処理を終了する。
【0043】ステップS13において、始点と終点との
位置関係がX1<X2、Y1<Y2及びX1>X2、Y
1<Y2に適合しない場合には、さらにX1>X2、Y
1>Y2に適合するか否かを判断する(ステップS1
5)。そして、この条件に適合する場合には、実行され
たドラッグ操作は領域指定方法Cに該当するので、文字
列を右に180度回転させて出力し(ステップS1
6)、ステップS19に移行する。
位置関係がX1<X2、Y1<Y2及びX1>X2、Y
1<Y2に適合しない場合には、さらにX1>X2、Y
1>Y2に適合するか否かを判断する(ステップS1
5)。そして、この条件に適合する場合には、実行され
たドラッグ操作は領域指定方法Cに該当するので、文字
列を右に180度回転させて出力し(ステップS1
6)、ステップS19に移行する。
【0044】一方、始点と終点の座標の比較の結果、領
域指定方法A〜Cに該当しない場合には、X1<X2、
Y1>Y2の条件に適合するか否かを判断する(ステッ
プS17)。この条件に適合した場合は、領域指定方法
Dに該当するので、文字列を右に270度回転させて出
力し(ステップS18)、ステップS19に移行する。
また、始点と終点の位置関係が領域指定方法A〜Dのい
ずれにも当てはまらない場合には、文字列の回転等の動
作を行わずに、そのまま処理を終了する。
域指定方法A〜Cに該当しない場合には、X1<X2、
Y1>Y2の条件に適合するか否かを判断する(ステッ
プS17)。この条件に適合した場合は、領域指定方法
Dに該当するので、文字列を右に270度回転させて出
力し(ステップS18)、ステップS19に移行する。
また、始点と終点の位置関係が領域指定方法A〜Dのい
ずれにも当てはまらない場合には、文字列の回転等の動
作を行わずに、そのまま処理を終了する。
【0045】以上のように、本発明の第2の実施の形態
としてのコンピュータシステム1によれば、縦書き属性
をあらかじめONに設定しておくことによって、文字列
を回転させた結果、文字列が縦に並んだ場合には、正規
の縦書きにして出力することができる。これによって、
横に倒れた状態で出力された文字を1個ずつ回転させる
などの面倒な操作を省くことが可能であり、作業効率を
より一層向上させることができる。
としてのコンピュータシステム1によれば、縦書き属性
をあらかじめONに設定しておくことによって、文字列
を回転させた結果、文字列が縦に並んだ場合には、正規
の縦書きにして出力することができる。これによって、
横に倒れた状態で出力された文字を1個ずつ回転させる
などの面倒な操作を省くことが可能であり、作業効率を
より一層向上させることができる。
【0046】なお、上記の第2の実施の形態において
は、縦書き属性を設定することにより、文字列が縦に並
んだ場合に、縦書き化して出力するものとしたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、上下が反
転した文字が出力された場合に、これを、文字間の配列
状態を変更することなく、各文字について文字の上下を
正規の文章に適合する向きに変更するものとしても良
い。
は、縦書き属性を設定することにより、文字列が縦に並
んだ場合に、縦書き化して出力するものとしたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、上下が反
転した文字が出力された場合に、これを、文字間の配列
状態を変更することなく、各文字について文字の上下を
正規の文章に適合する向きに変更するものとしても良
い。
【0047】また、上記実施の形態においては、文字列
を回転させ、出力制御処理を行うものとしたが、例えば
図10に示すように、絵記号が並んで出力される記号列
の出力制御を行うものとしても良い。
を回転させ、出力制御処理を行うものとしたが、例えば
図10に示すように、絵記号が並んで出力される記号列
の出力制御を行うものとしても良い。
【0048】図10(a)は、出力制御処理が実行され
る前の表示画面上における出力状態を示し、(b)は、
同図(a)において領域指定方法Aが実行された後の状
態を示す。同様に、(c)は、領域指定方法Cが実行さ
れた後の状態を示し、(d)は、領域指定方法Bが実行
された後の状態を示し、(e)は、領域指定方法Dが実
行された後の状態を示す。
る前の表示画面上における出力状態を示し、(b)は、
同図(a)において領域指定方法Aが実行された後の状
態を示す。同様に、(c)は、領域指定方法Cが実行さ
れた後の状態を示し、(d)は、領域指定方法Bが実行
された後の状態を示し、(e)は、領域指定方法Dが実
行された後の状態を示す。
【0049】この図10に示すように、領域指定方法A
が実行された際には、記号列は0度回転して出力され、
また、領域指定方法Cが実行された場合には、右に18
0度回転して出力される。また、上記の縦書き属性がO
Nに設定されている場合に、領域指定方法Bを実行する
と、各絵記号は縦に並んだ状態で、図10(a)と同じ
向きに出力される。そして、図10(e)に示すよう
に、縦書き属性がONに設定された状態において領域指
定方法Dが実行されると、図10(d)に示す状態とは
逆の順序で各絵記号が縦に並び、かつ、各絵記号が図1
0(a)と同じ向きになるように出力される。
が実行された際には、記号列は0度回転して出力され、
また、領域指定方法Cが実行された場合には、右に18
0度回転して出力される。また、上記の縦書き属性がO
Nに設定されている場合に、領域指定方法Bを実行する
と、各絵記号は縦に並んだ状態で、図10(a)と同じ
向きに出力される。そして、図10(e)に示すよう
に、縦書き属性がONに設定された状態において領域指
定方法Dが実行されると、図10(d)に示す状態とは
逆の順序で各絵記号が縦に並び、かつ、各絵記号が図1
0(a)と同じ向きになるように出力される。
【0050】また、本実施の形態においては、文字列あ
るいは記号列を回転させる出力制御処理を行うものとし
たが、本発明はこれに限定されず、例えば、領域指定さ
れた領域の大きさをも出力制御の要因とし、対象となる
文字列を回転させるだけでなく、当該領域内の大きさに
対応して拡大あるいは縮小して出力する出力制御処理を
併せて行う構成としても良い。また、対象となる文字列
の入力については、文字列を入力する前に領域を指定し
て、その後入力された文字列を出力制御する構成として
も良い。
るいは記号列を回転させる出力制御処理を行うものとし
たが、本発明はこれに限定されず、例えば、領域指定さ
れた領域の大きさをも出力制御の要因とし、対象となる
文字列を回転させるだけでなく、当該領域内の大きさに
対応して拡大あるいは縮小して出力する出力制御処理を
併せて行う構成としても良い。また、対象となる文字列
の入力については、文字列を入力する前に領域を指定し
て、その後入力された文字列を出力制御する構成として
も良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1及び7記載の発明によれば、特
定の領域を指定する操作によって、出力したい出力対象
項目の出力状態を指定することが可能であり、複数の操
作を経て出力状態を変化させる場合に比べて手間を大き
く軽減し、作業負担を減らして作業効率を大きく向上さ
せることができる。
定の領域を指定する操作によって、出力したい出力対象
項目の出力状態を指定することが可能であり、複数の操
作を経て出力状態を変化させる場合に比べて手間を大き
く軽減し、作業負担を減らして作業効率を大きく向上さ
せることができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、単純な処理
によって出力対象項目の出力状態を指定することが可能
であるので、当該コンピュータシステムの構成を複雑化
することがなく、コストを軽減することができる。ま
た、領域指定手段による領域の指定方法と出力状態の対
応が簡単なものとなり、作業者の負担を増加させること
がない。
によって出力対象項目の出力状態を指定することが可能
であるので、当該コンピュータシステムの構成を複雑化
することがなく、コストを軽減することができる。ま
た、領域指定手段による領域の指定方法と出力状態の対
応が簡単なものとなり、作業者の負担を増加させること
がない。
【0053】請求項3記載の発明によれば、特にワード
プロセッサやワープロソフトウェアなどによって文章中
における文字列の出力状態を指定するなど、操作が煩雑
になりやすい作業において、作業効率をより一層高める
ことができる。
プロセッサやワープロソフトウェアなどによって文章中
における文字列の出力状態を指定するなど、操作が煩雑
になりやすい作業において、作業効率をより一層高める
ことができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、記号列を出
力する方向を変更した場合に、記号列内における配置状
態を変更することができるので、例えば、横書きの文字
列を縦書きに変更した際に、文字そのものが横に倒れて
しまった場合にも、文字を1個ずつ回転させるなどの処
理を行う必要がないので、作業効率をより一層高めるこ
とができる。
力する方向を変更した場合に、記号列内における配置状
態を変更することができるので、例えば、横書きの文字
列を縦書きに変更した際に、文字そのものが横に倒れて
しまった場合にも、文字を1個ずつ回転させるなどの処
理を行う必要がないので、作業効率をより一層高めるこ
とができる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、横書きで出
力されていた記号列を縦書きに変更した場合に、記号列
内における文字及び記号の配置状態を適切にする事がで
きるので、文章の出力制御処理において頻繁に行われる
横書きから縦書きへの変更をより少ない労力で行うこと
ができる。
力されていた記号列を縦書きに変更した場合に、記号列
内における文字及び記号の配置状態を適切にする事がで
きるので、文章の出力制御処理において頻繁に行われる
横書きから縦書きへの変更をより少ない労力で行うこと
ができる。
【0056】請求項6記載の発明によれば、任意の範囲
に収まるように出力対象項目を出力させる際に、出力し
たい領域を指定するだけで良いので、出力対象項目を拡
大あるいは縮小する倍率を決定して出力させるために面
倒な判断を要求され、かつ、多くのミスが発生しやすい
操作を行うことが不要となり、作業負担を軽減して効率
を向上させることができる。
に収まるように出力対象項目を出力させる際に、出力し
たい領域を指定するだけで良いので、出力対象項目を拡
大あるいは縮小する倍率を決定して出力させるために面
倒な判断を要求され、かつ、多くのミスが発生しやすい
操作を行うことが不要となり、作業負担を軽減して効率
を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態としてのコンピュータシス
テムを示す斜視図である。
テムを示す斜視図である。
【図2】図1のコンピュータシステムの内部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】図1のコンピュータシステムによって文字列に
係る処理を行う際に、表示画面上に行われる表示の一例
を示す図である。
係る処理を行う際に、表示画面上に行われる表示の一例
を示す図である。
【図4】図1の表示画面上において、領域指定を行う際
の領域指定方法を示す図であり、(a)は領域指定方法
Aを、(b)は領域指定方法Bを、(c)は領域指定方
法Cを、(d)は領域指定方法Dを示す図である。
の領域指定方法を示す図であり、(a)は領域指定方法
Aを、(b)は領域指定方法Bを、(c)は領域指定方
法Cを、(d)は領域指定方法Dを示す図である。
【図5】図3に示す状態において、文字列の出力制御処
理が実行された際に行われる表示の一例を示す図であ
り、(a)は、領域指定が行われる前の状態を示す図で
あり、(b)は領域指定方法Aが実行された後の状態を
示す図であり、(c)は領域指定方法Bが実行された後
の状態を示す図であり、(d)は領域指定方法Cが実行
された後の状態を示す図であり、(e)は領域指定方法
Dが実行された後の表示画面上における出力状態を示す
図である。
理が実行された際に行われる表示の一例を示す図であ
り、(a)は、領域指定が行われる前の状態を示す図で
あり、(b)は領域指定方法Aが実行された後の状態を
示す図であり、(c)は領域指定方法Bが実行された後
の状態を示す図であり、(d)は領域指定方法Cが実行
された後の状態を示す図であり、(e)は領域指定方法
Dが実行された後の表示画面上における出力状態を示す
図である。
【図6】図2の記憶媒体内に記憶される回転制御ファイ
ルに設定される内容を示す図である。
ルに設定される内容を示す図である。
【図7】図1のコンピュータシステムによる出力制御処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態としてのコンピュー
タシステムの表示画面上において、行われる表示の一例
を示す図であり、(a)は領域指定が行われる前の状態
を示す図であり、(b)は領域指定方法Aが実行された
後の状態を示す図であり、(c)は領域指定方法Cが実
行された後の状態を示す図であり、(d)は領域指定方
法Bが実行された後の状態を示す図であり、(e)は領
域指定方法Dが実行された後の表示画面上における出力
状態を示す図である。
タシステムの表示画面上において、行われる表示の一例
を示す図であり、(a)は領域指定が行われる前の状態
を示す図であり、(b)は領域指定方法Aが実行された
後の状態を示す図であり、(c)は領域指定方法Cが実
行された後の状態を示す図であり、(d)は領域指定方
法Bが実行された後の状態を示す図であり、(e)は領
域指定方法Dが実行された後の表示画面上における出力
状態を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態としてのコンピュー
タシステムによる出力制御処理を示すフローチャートで
ある。
タシステムによる出力制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明を適用した一例としてのコンピュータ
システムにおいて出力制御処理が行われた際に表示画面
上に実行される表示の例を示す図であり、(a)は、出
力制御処理が実行される前の表示画面上における出力状
態を示す図であり、(b)は(a)において領域指定方
法Aが実行された後の状態を示す図であり、(c)は領
域指定方法Cが実行された後の状態を示す図であり、
(d)は領域指定方法Bが実行された後の状態を示す図
であり、(e)は領域指定方法Dが実行された後の状態
を示す図である。
システムにおいて出力制御処理が行われた際に表示画面
上に実行される表示の例を示す図であり、(a)は、出
力制御処理が実行される前の表示画面上における出力状
態を示す図であり、(b)は(a)において領域指定方
法Aが実行された後の状態を示す図であり、(c)は領
域指定方法Cが実行された後の状態を示す図であり、
(d)は領域指定方法Bが実行された後の状態を示す図
であり、(e)は領域指定方法Dが実行された後の状態
を示す図である。
【符号の説明】 1 コンピュータシステム 2 CPU 3 プログラム記憶装置 4 RAM 5 記憶装置 6 記憶媒体 7 入力部 71 マウス 72 キーボード 8 表示部 9 バス 10 本体
Claims (7)
- 【請求項1】出力対象項目を出力する際の出力状態を制
御する出力制御装置において、 出力可能な領域内において特定の領域を指定する領域指
定手段と、 この領域指定手段による特定の領域の指定態様に基づい
て、前記出力対象項目の出力状態を指定する出力状態指
定手段と、 この出力状態指定手段によって指定された前記出力状態
に従って前記出力対象項目を出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする出力制御装置。 - 【請求項2】前記領域指定手段は、前記特定の領域の始
点と終点とを指定し、 前記出力状態指定手段は、前記領域指定手段によって指
定された前記特定の領域の始点の座標と終点の座標の値
に基づき、前記出力対象項目の出力状態を指定するこ
と、 を特徴とする請求項1記載の出力制御装置。 - 【請求項3】前記出力対象項目は、文字または記号が配
列されてなる記号列であって、 前記出力状態指定手段は、前記領域指定手段による前記
特定の領域の指定態様に基づいて、前記記号列を出力す
る方向を指定すること、 を特徴とする請求項1または2記載の出力制御装置。 - 【請求項4】前記出力状態指定手段は、前記記号列を出
力する方向を指定するとともに、前記記号列内における
前記文字または記号の配置状態を指定すること、 を特徴とする請求項3記載の出力制御装置。 - 【請求項5】前記記号列が出力される方向が縦書きであ
ることを検知する縦書き検知手段をさらに備え、 この縦書き検知手段によって前記記号列が縦書きで出力
されることを検知すると、前記出力状態指定手段は、前
記記号列内における前記文字または記号の配置状態を指
定すること、 ことを特徴とする請求項4記載の出力制御装置。 - 【請求項6】前記出力状態指定手段は、前記領域指定手
段によって指定された前記特定の領域の形状及び面積に
基づいて、前記出力対象項目を拡大する倍率を指定し、 前記出力手段は、前記出力状態指定手段によって指定さ
れた倍率に従って、前記出力対象項目を拡大して前記特
定の領域内に出力すること、 を特徴とする請求項1記載の出力制御装置。 - 【請求項7】出力対象項目を出力する際の出力状態を制
御するコンピュータが実行可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、 出力可能な領域内において指定された特定の領域を示す
データに基づき、領域の指定態様を判別するコンピュー
タが実行可能なプログラムコードと、 判別された特定の領域の指定態様に基づいて、前記出力
対象項目の出力状態を指定するコンピュータが実行可能
なプログラムコードと、 この指定された前記出力状態に基づいて前記出力対象項
目を出力するコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613898A JPH11224344A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 出力制御装置及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613898A JPH11224344A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 出力制御装置及び記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224344A true JPH11224344A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12185201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2613898A Abandoned JPH11224344A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 出力制御装置及び記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11224344A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1779230A1 (en) * | 2004-07-16 | 2007-05-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and control method thereof |
JP2010066851A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Brother Ind Ltd | ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体 |
JP2011134192A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Casio Computer Co Ltd | 文字列表示装置、文字列表示方法およびプログラム |
JP2019533251A (ja) * | 2016-10-19 | 2019-11-14 | ゼットティーイー コーポレイション | 端末のスクリーンショット方法、装置及びモバイル端末、記憶媒体 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP2613898A patent/JPH11224344A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1779230A1 (en) * | 2004-07-16 | 2007-05-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and control method thereof |
EP1779230B1 (en) * | 2004-07-16 | 2012-05-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and control method thereof |
JP2010066851A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Brother Ind Ltd | ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体 |
JP2011134192A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Casio Computer Co Ltd | 文字列表示装置、文字列表示方法およびプログラム |
JP2019533251A (ja) * | 2016-10-19 | 2019-11-14 | ゼットティーイー コーポレイション | 端末のスクリーンショット方法、装置及びモバイル端末、記憶媒体 |
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