JPH11209735A - フイルム状シリコーンゴム接着剤及び接着方法 - Google Patents

フイルム状シリコーンゴム接着剤及び接着方法

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JPH11209735A
JPH11209735A JP10030489A JP3048998A JPH11209735A JP H11209735 A JPH11209735 A JP H11209735A JP 10030489 A JP10030489 A JP 10030489A JP 3048998 A JP3048998 A JP 3048998A JP H11209735 A JPH11209735 A JP H11209735A
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silicone rubber
film
rubber adhesive
adhesive
composition
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JP10030489A
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Kazuo Hirai
和夫 平井
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硬化度合、硬化の完結を確認でき、接着強度
のばらつきの少ない接着構造体を得ることができるフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤及び接着方法。 【解決手段】 (A)オルガノポリシロキサン生ゴム、(B)
比表面積が200m2/g以上の湿式法疎水化補強性シ
リカ、(C)ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシ
ロキサン、(D)硬化促進剤 からなるシリコーンゴム組
成物からなり、該シリコーンゴム組成物の未硬化時の引
張強さが25℃において1.5kg/cm2〜5.0kg/m2
範囲内にあり、アゾ系染料またはアントラキノン系染料
で着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤及び接着
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はフイルム状シリコー
ンゴム接着剤及び金属製基材とガラス製基材の接着方法
に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】フイルム状シリコーンゴム
接着剤は知られている。例えば、特公平7−11939
4号公報には、オルガノポリシロキサン生ゴムと湿式法
疎水化補強性シリカと硬化促進剤からなるシリコーンゴ
ム組成物から構成されるフイルム状シリコーンゴム接着
剤が提案されている。かかるフイルム状シリコーンゴム
接着剤は、取り扱い作業が簡単であり、作業性に優れて
いるという特徴を有し、これをガラス製基材、金属製基
材等の平坦な表面を有する基材に適用した場合は、これ
らの基材同志を強固に接着し一体化し得る。そして、か
かるフイルム状シリコーンゴム接着剤は、金属製基材を
ガラス製基材に固定するための接着剤、例えば、建物の
入口に存在するガラス製扉の取っ手、窓ガラスの取っ
手、自動車のフロントガラスに取付けられる鏡(インナ
ーミラー)等を取り付けるための接着剤として有望とさ
れている。ところが、かかるフイルム状シリコーンゴム
接着剤はその硬化の度合によって接着強度に変動があ
る。そのため、かかるフイルム状接着剤を適用した接着
構造体においては接着強度にばらつきを生じ易い等の問
題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記題点
を解消するために鋭意検討した結果、特定の透明なフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤に特定の有機染料を含有さ
せれば、着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤の
色が、加熱下、硬化の進行と共に退色し、硬化の度合が
確認でき、フイルム状シリコーンゴム接着剤の硬化が完
結した時点で完全に透明になることを見出し、このフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤を使用すれば、接着強度の
ばらつきの少ない接着構造体が得られることを見出し本
発明を為すに至った。即ち、本発明の目的は、取扱性、
作業性に優れたフイルム状シリコ−ンゴム接着剤であ
り、これを被着体である各種基材に適用したときには、
フイルム状シリコ−ンゴム接着剤の硬化の度合い、硬化
の完結を確認でき、接着強度のばらつきの少ない接着構
造体を得ることができると言う特徴を有する、フイルム
状シリコ−ンゴム接着剤及び該フイルム状シリコ−ンゴ
ム接着剤を使用して金属基材とガラス基材を接着させる
接着方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、{(A)平均単
位式RaSiO(4-a)/2[式中、Rは置換または非置換の
1価炭化水素基であり、aは1.9〜2.1の数であ
る。]で表される、低級アルケニル基含有オルガノポリ
シロキサン生ゴム 100重量部、(B)R3
iO1/2単位、R2SiO2/2単位、RSiO3/2単位(式
中、各Rは前記と同じである。)及びこれらの混合物か
らなる群から選ばれるオルガノポリシロキサン単位及び
SiO4/2単位から成り(ただし、オルガノポリシロキ
サン単位のSiO4/2単位に対するモル比が0.08〜
2.0である。)、比表面積が200m2/g以上の湿
式法疎水化補強性シリカ 30〜150重量
部、(C)ケイ素原子結合水素原子含有オルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン0.1〜10重量部、および(D)
硬化促進剤 (A)成分〜(D)成分からなる組成物を硬化
させるのに十分な量からなるシリコーンゴム組成物から
構成され、該シリコーンゴム組成物の未硬化時の引張強
さが25℃において1.5kg/cm2〜5.0kg/cm2範囲内
にあるフイルム状シリコーンゴム接着剤の中に、(E)前
記シリコーンゴム組成物を着色させるに十分な量のアゾ
系染料又はアントラキノン系染料が含有されてなる、着
色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤。}、{下記
3工程からなることを特徴とする、金属製基材とガラス
製基材の接着方法。 (1)金属製基材表面にアルコキシ基含有オルガノシラン
又はアルコキシ基含有オルガノシロキサンオリゴマーを
主剤とするプライマー組成物を塗布し、該基材表面にプ
ライマー層を形成させる工程、(2)次いで、形成された
プライマー層の表面に(A)成分〜(E)成分からなる着色
されたフイルム状シリコーンゴム接着剤を積層する工
程、(3)しかる後、前記着色されたフイルム状シリコー
ンゴム接着剤表面をガラス製基材に接触させ、80℃以
上の温度条件下で、該フイルム状シリコーンゴム接着剤
の着色が消去されるまで加熱し、該フイルム状シリコー
ンゴム接着剤を硬化せしめる工程。}および{下記3工
程からなることを特徴とする、金属製基材とガラス製基
材の接着方法。 (1)金属製基材表面にアルコキシ基含有オルガノシラン
又はアルコキシ基含有オルガノシロキサンオリゴマーを
主剤とし、アゾ系染料又はアントラキノン系染料を含む
プライマー組成物を塗布し、該基材表面に着色されたプ
ライマー層を形成させる工程、(2)次いで、形成された
プライマー層の表面に(A)成分〜(D)成分からなるフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤を積層し、そのまま1時間
以上放置することにより、前記アゾ系染料又はアントラ
キノン系染料をフイルム状シリコーンゴム接着剤中に浸
透せしめ、着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤
層を形成させる工程、(3)しかる後、前記着色されたフ
イルム状シリコーンゴム接着剤表面をガラス製基材に接
触させ、80℃以上の温度条件下で、該フイルム状シリ
コーンゴム接着剤の着色が消去されるまで加熱し、前記
フイルム状シリコーンゴム接着剤を硬化させる工程。}
に関する。
【0005】
【発明実施の形態】これを説明するに本発明に使用され
るシリコーンゴム組成物を構成する(A)成分のオルガノ
ポリシロキサン生ゴムは、上式中、Rがメチル基,エチ
ル基,プロピル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基
等のアルケニル基;シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;β−フェニルエチル基等のアラルキル基;フェニ
ル基,トリル基等のアリール基;クロロメチル基,3−
クロロプロピル基,3,3,3,−トリフロロプロピル
基等のハロゲン化アルキル基で例示される置換または非
置換の一価炭化水素基であり、aは平均1.95〜2.
05である。かかるオルガノポリシロキサン生ゴムは1
分子中に少なくとも2個の低級アルケニル基を有するも
のが好ましい。このオルガノポリシロキサン生ゴムの構
造は、直鎖状,やや分岐した直鎖状である。また、その
粘度及び重合度は特に限定されず、当業界においてオル
ガノポリシロキサン生ゴムと呼称されている範囲内のも
のが使用可能であり、通常は、25℃における粘度が1
6センチストークス以上であり、平均重合度が3,0
00以上であるものが好ましく使用される。かかるオル
ガノポリシロキサン生ゴムとしては、ジメチルビニルシ
ロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロ
キサン共重合体、ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合
体、トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体、トリメチルシロキシ基
封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体等が挙げられる。
【0006】本発明に使用される(B)成分の湿式法疎水
化補強性シリカは、本発明のフイルム状シリコーンゴム
接着剤の未硬化時の引張強度を高める働きをし、また、
その接着性能を促進し、加熱硬化後のシリコーンゴム接
着剤の各種基材への接着性、特に接着耐久性を付与する
働きをする。かかる(B)成分は、 R3SiO1/2単位、R2
SiO2/2単位、 RSiO3/2単位(式中、各Rは前記と
同じである。)及びこれらの混合物からなる群から選ば
れるオルガノポリシロキサン単位及びSiO4/ 2単位か
ら成り(ただし、オルガノポリシロキサン単位のSiO
4/2単位に対するモル比が0.08〜2.0であ
る。)、比表面積が200m2/g以上の湿式法疎水化
補強性シリカである。ここで、オルガノシロキサンの量
は、補強性シリカを疎水化するのに十分な量であり、オ
ルガノポリシロキサン単位のSiO4/2単位に対するモ
ル比が、0.08〜1.5の範囲内にあるものが好まし
い。これはモル比が、0.08未満になると基材に対す
る接着性能が低下し、一方、1.5を越えると補強性能
が著しく低下して、補強性充填剤としての要を為さなく
なるからである。かかる(B)成分は、例えば、特公昭6
1―56255号公報あるいは米国特許公報4,41
8,165号公報に開示された方法によって得られる。
【0007】本発明に使用される(C)成分のケイ素原子
結合水素原子含有オルガノハイドロゼンポリシロキサン
としては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロ
キサン共重合体、両末端ジメチルフェニルシロキシ基封
鎖メチルフェニルシロキサン・メチルハイドロジェンシ
ロキサン共重合体、環状メチルハイドロジェンポリシロ
キサン、ジメチルハイドロジェンシロキサン単位とSi
4/2単位からなる共重合体が挙げられる
【0008】本発明に使用される(D)成分の硬化促進剤
は本発明組成物を硬化させるための触媒であり、有機過
酸化物、有機過酸化物と白金系触媒とを併用したもの、
白金系触媒が使用される。ここで、有機過酸化物として
は、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5-ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキシン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、ベンゾイルパーオ
キサイド、O-メチルベンゾイルパーオキサイド、P-メチ
ルベンゾイルパ−オキサイドが例示される。
【0009】また、白金系触媒としては、塩化白金酸、
塩化白金酸のアルコール変生物、白金のキレート化合
物、塩化白金酸とオレフィン類の配位化合物、塩化白金
酸とテトラメチルジビニルシロキサンの錯体化合物が例
示される。本成分の配合量は本発明組成物を硬化させる
に充分な量であり、これは有機過酸化物については0.
1〜10重量部の範囲内である。白金系触媒については
(A)成分100万重量部に対して0.1〜500重量
部、好ましくは1〜300重量部の範囲内である。
【0010】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤
を構成するシリコーンゴム組成物は上記のような(A)成
分〜(D)成分からなるものであるが、これらの(A)成分〜
(D)成分に加えて、さらに基材への接着性を向上させる
ために、(F)成分として、メルカプト基、アミノ基、ビ
ニル基、アリル基、ヘキセニル基、メタクリロキシ基、
アクリロキシ基、グリシドキシ基等の有機官能基を有す
るオルガノアルコキシシラン及びその部分加水分解縮合
物を接着促進剤として含有させることができる。かかる
接着促進剤としては、例えば、γ-メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ-(2―アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ-(2―アミノエチル)ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ-メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ-アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ(メトキシエト
キシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、γ-グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン及びこれらの部分加
水分解物が挙げられる。本成分の配合量は(A)成分10
0重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲内であ
る。
【0011】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤
を構成するシリコーンゴム組成物は上記した(A)成分〜
(D)成分の所定量を配合し二本ロール、ニーダー、バン
バリーミキサーなどで混練りすることによって得られ
る。
【0012】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤
は上記のような(A)成分〜(D)成分からなるシリコーンゴ
ム組成物から構成されるものであるが、このシリコーン
ゴム組成物は、末硬化時の引張強さが25℃において
1.5kg/cm2〜5.0kg/cm2の範囲内にある
ことが必要であり、2.0kg/cm2〜4.0kg/
cm2の範囲内にあることが好ましい。これは引張強さ
が1.5kg/cm2未満になると、取り扱い中に形状
変形を起したり、ちぎれたりするからである。一方、
5.0kg/cm2を越えると取り扱いは容易になる
が、保存中にシリコーンゴム組成物が可塑化戻りを起し
て固くなり過ぎ可塑性を失って割れたりする傾向にある
からである。尚、本発明に言うシリコーンゴム組成物の
未硬化時の引張強さはJIS K 6301に従って測
定した測定値である。本発明においてはフィルム状シリ
コーンゴム接着剤の厚さが均一であることが重要であ
り、その厚さが0.01〜10mmの範囲内にあること
が好ましく、0.05〜5mmの範囲内にあることがよ
り好ましい。これは厚さが0.01mm未満になるとシ
リコーンゴム組成物をフィルム状に成形加工することが
困難になる傾向にあり、また10mmを越えるとシリコ
ーンゴム接着剤の厚さが厚くなり過ぎ、これを硬化した
場合接着界面に応力が集中して接着強度が低くなった
り、クリープが大きくなる等の問題が発生することがあ
るからである。
【0013】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤
を製造するには、上記のようなシリコーンゴム組成物を
所定の寸法の口金を設けた押出機を通してフィルム状に
押出すことによって容易に得られる。また、上記のよう
なシリコーンゴム組成物をカレンダーロールを使用して
フィルム状とし、これを分出することによっても得られ
る。本発明のフィルム状シリコーンゴム接着剤を実際に
使用する際には、これを基材の接着しようとする部分の
形状に合わせて打ち抜いて使用することが有利である。
例えば、基材の接着しようとする部分の形状に打ち抜い
たフィルム状シリコーンゴム接着剤を基材の接着しよう
とする表面部分に載置し、次にその上から別の基材を積
み重ねた後、加圧下(1〜20kg/cm2)で加熱硬
化することによって2種類の基材を接着して一体化する
ことが可能である。
【0014】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤
は、上記のような(A)成分〜(D)成分からなるフイルム状
シリコーンゴム接着剤の中に(E)成分のアゾ系染料又は
アントラキノン系染料が含有されてなるものであるが、
ここで使用されるアゾ系染料としては、モノアゾ染料、
ポリアゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、スチルベンアゾ染
料、チアゾ−ルアゾ染料等が例示される。ジスアゾ系染
料としては、アルゾールレッド(二葉化学研究所
(株))オリエントオイルレッド5B(オリエント化学
工業(株)、商品名)、カヤセットレッド802(日本
化薬(株)製、商品名)、オイルレッドSAエクストラ
((有)シラド化学研究所製、商品名)等が例示され
る。アントラキノン系染料としては、カヤセットブルー
814(日本化薬(株)、商品名)、オレンタルオイル
ブルーK(東洋インキ製造(株)製、商品名)、スミプ
ラストブルーCA(住友化学工業(株)、商品名)等が例
示される。尚、(E)成分の染料は、(A)成分のオルガノポ
リシロキサン生ゴムに可溶なものが好ましい。かかる
(E)成分の含有量は、本発明に使用される(A)成分〜(D)
成分からなるシリコーンゴム組成物を着色させるのに十
分な量であるが、通常は、(A)成分に対して0.05〜
2、000ppmの範囲内である。0.05ppm未満では本
発明のフイルム状シリコーンゴム接着剤を着色させる効
果が十分に発揮されず、また、2、000ppmを越える
とフイルム状接着剤の硬化が阻害される等の障害が発生
することがあるからである。
【0015】かかる(E)成分を前記(A)成分〜(D)成分か
らなる、フイルム状シリコーンゴム接着剤に含有させる
方法としては、上記(A)成分〜(D)成分がらなるシリコー
ンゴム組成物に直接投入して混練する方法、あるいは上
記(A)成分〜(D)成分からなるフイルム状シリコーンゴム
接着剤に浸透させる方法があるが、一般には上記(A)成
分〜(D)成分がらなるフイルム状シリコーンゴム接着剤
に(E)成分を浸透させる方法が好ましい。フイルム状シ
リコーンゴム組成物に浸透させる方法としては、フイル
ム状シリコーンゴム接着剤表面に(E)成分を接触し、そ
のまま1時間放置させることによって、(E)成分をフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤中に浸透し、含有させるこ
とができる。また、実際にフイルム状シリコーンゴム接
着剤を用いて、例えば、金属製基材とガラス製基材を接
着させる場合には、金属製基材とフイルム状シリコーン
ゴム接着剤との接着性を向上させるために金属製基材表
面が予めプライマー処理されている場合が多い。かかる
場合には、予め、プライマー組成物中に(E)成分を含有
させておき、そのプライマー処理表面にフイルム状シリ
コーンゴム接着剤を接触させ、プライマー処理表面から
(E)成分をフイルム状シリコーンゴム接着剤中に浸透さ
せ、フイルム状シリコーンゴム接着中に(E)成分を含有
させ着色する方法が取られる。
【0016】次に、本発明の接着方法について説明す
る。本発明の接着方法の一つの方法は、下記3工程から
なることを特徴とする。 (1)金属製基材表面にアルコキシ基含有オルガノシラン
又はアルコキシ基含有オルガノポリシロキサンを主剤と
するプライマー組成物を塗布し、該基材表面にプライマ
ー層を形成させる工程、(2)次いで、形成されたプライ
マー層の表面に(A)成分〜(E)成分からなる着色されたフ
イルム状シリコーンゴム接着剤を積層する工程、(3)し
かる後、着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤の
表面をガラス製基材に接触させ、80℃以上の温度条件
下で、該フイルム状シリコーンゴム接着剤の着色が消去
されるまで加熱し、該フイルム状シリコーンゴム接着剤
を硬化せしめる工程。
【0017】これについて説明するに、この接着方法に
おいては、まず工程(1)において、金属製基材表面にア
ルコキシ基含有オルガノシラン又はアルコキシ基含有オ
ルガノシロキサンオルゴマーを主剤とするプライマー組
成物を塗布する。ここで、金属製基材としては、ステン
レススチール、鉄、アルミニウム、亜鉛が例示される。
プライマー組成物としては、アルコキシ基含有オルガノ
シラン及び/又はアルコキシ基含有オルガノシロキサン
オリゴマーを主成分とするプライマー組成物が使用され
るのであるが、このプライマー組成物にはアゾ系染料又
はアントラキノン系染料を含有させなくてもよし、含有
させてもよい。かかるプライマー組成物は、例えば、テ
トラエトキシシラン及びテトラエトキシランの加水分解
縮合生成物であるエトキシ基含有ポリシロキサンと有機
チタン化合物と有機溶媒とからなるプライマー組成物が
ある。このプライマー組成物の塗布方法としては特に限
定されず、シリコーンゴムと各種基材を接着させるため
に適用されている従来周知のプライマー組成物の塗布方
法が適用可能である。尚、プライマー組成物が有機溶媒
を含有するものである場合は、プライマー組成物を塗布
後、風乾して有機溶剤を完全に除去することが好まし
い。
【0018】この方法における工程(2)では、工程(1)で
得られたプライマー塗布面に着色されたフイルム状シリ
コーンゴム接着剤を接触させるのであるが、ここでは、
予めフイルム状シリコーンゴム接着剤を金属製基材の形
状に合わせて切断しておき、この切断されたフイルム状
シリコーンゴム接着剤をプライマー塗布面に載置すれば
よい。ここで、着色されたフイルム状シリコーンゴム接
着剤はプライマー塗布面に少し押付て積層した方が好ま
しい。
【0019】次いで、この方法における工程(3)では、
前記工程(1)で得られた構造体のフイルム状シリコーン
ゴム接着剤の表面をガラス基材に接触させる。ここで、
ガラス基材とフイルム状シリコーンゴム接着剤との接触
は、フイルム状シリコーンゴム接着剤がガラス製基材に
十分に接触できるように、フイルム状接着剤が圧縮され
変形する程度の加圧下で行うことが好ましい。通常は
0.1〜20Kg/cm2 の範囲内の加圧下で接触させる。
次いで、80℃以上の温度条件下で加熱して、フイルム
状接着剤を硬化させる。ここで、加熱はアゾ系染料又は
アントラキノン系染料による色が退色し、この色が完全
に消去するまで加熱する。加熱温度は100℃〜170
℃の範囲内が好ましい。かくして、金属製基材とガラス
製基材が強固に接着一体化した構造体が得られる。
【0020】また、本発明のもう一つの接着方法は下記
3工程からなることを特徴とする。 (1)金属製基材表面にアゾ系染料を含むプライマー組成
物を塗布し、該基材表面に着色されたプライマー層を形
成させる工程、(2)次いで、形成されたプライマー層の
表面に(A)成分〜(D)成分からなるフイルム状シリコーン
ゴム接着剤を積層し、1時間以上放置し、前記(E)成分
をフイルム状シリコーンゴム接着剤中に浸透させ着色さ
れたフイルム状シリコーンゴム接着剤層を形成させる工
程、(3)しかる後、フイルム状シリコーンゴム接着剤の
表面をガラス製基材に接触させ、80℃以上の温度条件
下で、前記着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤
組成物の着色が消去されるまで加熱し、前記フイルム状
シリコーンゴム接着剤組成物を硬化せしめる工程。
【0021】これについて説明するに、この接着方法に
おいては、まず工程(1)において、金属製基材表面にア
ゾ系染料又はアントラキノン系染料を含むプライマー組
成物を塗布する。ここで、金属製基材としては、ステン
レススチール、鉄、アルミニウム、亜鉛が例示される。
プライマー組成物としては、アルコキシ基含有オルガノ
シランまたはアルコキシ基含有オルガノポリシロキサン
を主成分とする組成物にアゾ系染料又はアントラキノン
系染料を含有させた組成物が使用される。かかるプライ
マー組成物は、例えば、テトラエトキシシランまたはテ
トラエトキシランの加水分解縮合縮合生成物であるエト
キシ基含有シロキサンオリゴマーと有機チタン化合物と
有機溶媒とアゾ系染料又はアントラキノン系染料からな
るプライマー組成物がある。このプライマー組成物の塗
布方法としては特に限定されず、シリコーンゴムと各種
基材を接着させるために適用されている従来周知のプラ
イマー組成物の塗布方法が適用可能である。尚、プライ
マー組成物が有機溶媒を含有するものである場合は、プ
ライマー組成物を塗布後、風乾して、有機溶剤を完全に
除去することが好ましい。
【0022】この方法における工程(2)では、工程(1)で
得られたプライマー塗布面に本発明のフイルム状シリコ
ーンゴム接着剤を接触させのであるが、プライマー塗布
面にフイルム状シリコーンゴム接着剤を接触させるに際
しては、予め、フイルム状シリコーンゴム接着剤を金属
製基材の形状に合わせて切断しておき、この切断された
フイルム状シリコーンゴム接着剤をプライマー塗布面に
載置すればよい。ここで、フイルム状シリコーンゴム接
着剤はプライマー塗布面に少し押付けて積層する方が好
ましい。次いで、1時間以上放置してプライマー層に存
在するアゾ系染料又はアントラキノン系染料前記をフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤中に浸透させ、着色された
フイルム状シリコーンゴム接着剤層を形成させる。ここ
での放置時間は、アゾ系染料又はアントラキノン系染料
のフイルム状シリコーンゴム接着剤への溶解性、フイル
ム状シリコーンゴム接着剤の厚み等によって異なるので
一概に限定できないが、通常は、1時間以上であり、好
ましくは24時間以上である。
【0023】次いで、この方法における工程(3)でフイ
ルム状シリコーンゴム接着剤をガラス基材に接触させ
る。ここで、ガラス基材とフイルム状シリコーンゴム接
着剤との接触は、フイルム状シリコーンゴム接着剤がガ
ラス製基材に十分に接触できるように、フイルム状接着
剤が圧縮され変形する程度の加圧下で行うことが好まし
い。通常は、0.1〜20Kg/cm2 の範囲内の加圧下で
接触させる。次いで、80℃以上の温度条件下で加熱し
て、前記フイルム状接着剤を硬化させる。ここで、加熱
は、アゾ系染料又はアントラキノン系染料による色が退
色し、この色が完全に消去するまで続行する。加熱温度
は100℃〜170℃の範囲内が好ましい。かくして、
金属製基材とガラス製基材が強固に接着一体化した構造
体が得られる。
【0024】以上のようなフイルム状シリコーンゴム接
着剤は、取扱性、作業性に優れ、特に、これを被着体で
ある基材に適用したときには、フイルム状シリコ−ンゴ
ム接着剤の硬化の度合いを確認でき、接着強度のばらつ
きの少ない接着構造体を得ることができると言う特徴を
有するので、かかる特徴が要求される分野、例えば、金
属製基材をガラス製基材に固定するための接着剤、例え
ば、建物の入口に存在するガラス製扉の取っ手、窓ガラ
スの取っ手、自動車のフロントガラスに取付けられた鏡
(インナーミラー)等を取り付けるための接着剤として
好適に使用される。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例にて説明する。実施例
中、部とあるのは重量部を示し、%とあるのは重量%を
示す。シリコーンゴム組成物の未硬化時の引張強さは次
の方法によって測定した。 ○シリコーンゴム組成物の末硬化時の引張強さの測定 シリコーンゴム組成物を2本ロール上で厚さ2mmのシ
ート状に成形し、得られたシート状成形品からJIS
K 6301(加硫ゴム物理試験方法)に規定する2号
ダンベルを打ち抜く。次いで、このダンベルの引張強さ
を上記 K 6301に規定する方法に従って測定し
た。尚、測定は25℃の温度条件下で行った。
【0026】
【参考例1】 湿式法疎水化補強性シリカの合成 ガラス製反応容器にメタノール118g、濃アンモニア
水32g及びジメチルジメトキシシラン41gを投入
し、電磁攪拌により均一に混合した、次いでこの混合物
を激しく攪拌しながら、その中に正ケイ酸メチル96g
を一度に加えた。反応生成物は10秒後にゲル状となっ
たので攪拌を中止し、そのまま密閉下温室で1週間放置
し湿式法疎水化補強性シリカの分散液を得た。このシリ
カ分散液からメタノールとアンモニアガスを除去した。
得られた湿式法疎水化補強性シリカのBET表面積を測
定したところ、620m2/gの比表面積を有する湿式
法疎水化補強性シリカであることが判明した。
【0027】
【参考例2】 湿式法疎水化補強性シリカの合成 まず、特公昭61−56255号公報に記載された方法
に従って次の疎水化剤を調製した。オクタメチルサイク
ロテトラシロキサン277g、1,3,5,7テトラメ
チル−1,3,5,7テトラビニルシロキサン4.6
g、メチルトリメトキシシラン517g及び触媒として
の水酸化カリウム0.43gを105℃の温度で約2時
間反応させて、開環と再配列化したオルガノポリシロキ
サンからなる疎水化剤を調製した。尚、水酸化カリウム
は炭酸ガスで中和した。得られたオルガノポリシロキサ
ンを分析したところ、このものはメチルビニルシロキキ
シ基を0.7モル%含有する線状オルガノポリシロキサ
ンであることが判明した。次に、上記で得られた疎水化
剤を使用して次のようにして湿式法疎水化補強性シリカ
を合成した。ガラス製反応容器にメタノール118g、
濃アンモニア水32g及び上記で得られた疎水化剤39
gを投入し、電磁攪拌により均一に混合した。次いで該
混合物を激しく攪拌しながら、その中に正ケイ酸メチル
96gを一度に加えた。反応生成物は15秒後ゲル状と
なったので、攪拌を中止し、そのまま密閉下で室温下に
1週間放置し熟成して湿式法疎水化補強性シリカの分散
液を得た。このシリカ分散液からメタノールとアンモニ
アガスを除去して得られた湿式法疎水化補強性シリカの
BET表面積を測定したところ、540m2/gの比表
面積を有する湿式法疎水化補強性シリカであることが判
明した。
【0028】
【実施例1】ジメチルシロキサン単位99.63モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.37モル%からな
り、分子鎖末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され
たジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合
体生ゴム(重合度3000)100部と、参考例1で得
られた湿式法疎水化補強性シリカ分散液(シリカ含有量
25%)300部をニーダーミキサーに投入し、90℃
に加熱して溶剤を除去しながら混合した。揮発分を完全
に除去してシリコーンゴムベースを得た。このシリコー
ンゴムベース100部に25℃における粘度7センチス
トークスの分子鎖末端がトリメチルシロキシ基で封鎖さ
れた25℃における粘度7センチストークスのメチルハ
イドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
(ケイ素原子結合水素原子含有量1.5重量%)1.5
部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサンとの
錯体を白金金属量として10ppmになる量、メチルトリ
ス(メチルイソブチノキシ)シラン100ppmおよびγ
ーメタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5
部、γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.
5重量、グリセリンモノアリールエーテル0.4部を配
合して透明なシリコーンゴム組成物を調製した。このシ
リ―ンゴム組成物に赤色アゾ系染料(キシリルアゾキシ
リデンー2―ナフトール)0.03部を配合して赤色に
着色されたシリコーンゴム組成物を得た。このシリコー
ンゴム組成物の未硬化時の引張強さを測定したところ
2.6Kg/cm2であった。得られたシリコーンゴム組成物
を押出機から所定のノズルを通してフィルム状に押出
し、厚さ1.0mm、巾5cmのフィルム状シリコーン
ゴム接着剤を得た。ついで、得られたシリコーンゴム接
着剤をカッターナイフを使用して、厚さ1.0mm,幅
2.0cm、長さ3cmに切り取り、赤色に着色されたフ
イルム状シリコーンゴム接着剤を得た。
【0029】一方、ステンレススチ―ル製基材(SUS4
03、20×30mm)の表面に、テトラエトキシシラン
の部分加水分解縮合物5部,N-ブチルチタネート1部、N
ーヘプタン94部からなるプライマー組成物を塗布し
た。次いで、室温下、24時間放置して風乾して、ステ
ンレススチール基材の表面に透明なプライマー層が形成
された構造体を得た。次いで、このプライマー層の表面
に上記で得られた赤色に着色されたフイルム状シリコー
ンゴム接着剤を載置し、フイルム状シリコーンゴム接着
剤がプライマー層を介してステンレススチール基材上に
積層された構造体を得た。次いで、このフイルム状シリ
コーンゴム接着剤の表面を予め準備していたガラス製基
材上に圧着させ、温度130℃、圧力13Kg/cm2の条件
下で、フイルム状シリコーンゴム接着剤の赤色が完全に
消去されるまで加熱して、硬化させた。ここで、加熱時
間は25分間であった。得られた構造体は、ステンレス
スチール製基材とガラス製基材が透明なフイルム状シリ
コーンゴム接着剤を介して強固に接着し、一体化した構
造体であった。この構造体のステンレススチール製基材
とガラス製基材の接着強さを測定したところ、52Kg/c
m2であった。
【0030】
【実施例2】ジメチルシロキサン単位99.63モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.37モル%からな
り、分子鎖末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され
たジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合
体生ゴム重合度(3000)100部と、参考例2で得
られた湿式法疎水化補強性シリカ分散液(シリカ含有量
25%)300部をニーダーミキサーに投入し、90℃
に加熱して溶剤を除去しながら混合した。揮発分を完全
に除去してシリコーンゴムベースを得た。このシリコー
ンゴムベース100部に25℃における粘度7センチス
トークスの分子鎖末端がトリメチルシロキシ基で封鎖さ
れたメチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキ
サン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量1.5重
量%)1.5部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルシ
ロキサンとの錯体を白金金属量として10ppmになる
量、メチルトリス(メチルイソブチノキシ)シラン10
0ppmおよびγーメタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン0.5部、γーグリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン0.5重量、グリセリンモノアリールエーテル
0.4部を配合して透明なシリコーンゴム組成物を調製
した。このシリ―ンゴム組成物の未硬化時の引張り強さ
を測定したところ3.0Kg/cm2〜3.5Kg/cm2であっ
た。得られたシリコーンゴム組成物を押出機から所定の
ノズルを通してフィルム状に押出し、厚さ0.75m
m、巾5cmのフィルム状シリコーンゴム接着剤を得
た。ついで、得られたシリコーンゴム接着剤をカッター
ナイフを使用して、厚さ0.75mm,幅2.0cm、長
さ3cmに切り取り、透明なフイルム状シリコーンゴム接
着剤を得た。
【0031】一方、ステンレススチ―ル製基材(SUS4
03、20×30mm)の表面にアゾ系染料で赤色に着色
されたプライマー組成物を塗布した。尚、この赤色に着
色されたプライマー組成物は、テトラエトキシシランの
部分加水分解縮合物5部,N-ブチルチタネート1部、Nー
ヘプタン94部および赤色アゾ系染料(キシリルアゾキ
シリデンー2―ナフトール)1.部からなるプライマー
組成物であった。次いで、工程(1)で、室温下、24時
間放置し、風乾して、ステンレススチール基材の表面に
赤色プライマー層が形成された構造体を得た(図1参
照)。次いで、工程(2)で、このプライマー層の表面に
上記で得られた透明なフイルム状シリコーンゴム接着剤
を載置し、透明なフイルム状シリコーンゴム接着剤がプ
ライマー層を介してステンレススチール基材上に積層さ
れた構造体を得た(図2参照)。この構造体をそのまま
7日間常温下にて放置しておいたところ、透明なフイル
ム状シリコーんゴム接着剤は赤色に着色していた(図3
参照)。次いで、工程(3)で、このフイルム状シリコー
ンゴム接着剤の表面を予め準備していたガラス製基材上
に圧着させ、温度130℃、圧力13Kg/cm2の条件下
で、赤色が消えるまで加熱して、フイルム状シリコーン
ゴム接着剤を硬化させた。ここで加熱時間は30分間で
あった。得られた構造体は、ステンレススチール製基材
とガラス製基材がフイルム状シリコーンゴム接着剤の透
明硬化物を介して強固に接着し、一体化した構造体であ
った(図4参照)。この構造体のステンレススチール製
基材とガラス製基材の接着強さを測定したところ、62
Kg/cm2であった。
【0032】
【発明の効果】本発明のフイルム状シリコーンゴム接着
剤は、(A)低級アルケニル基含有オルガノポリシロキサ
ン生ゴム、(B)R3SiO1/2単位、R2SiO2/2単位、
RSiO3/2単位(式中、Rは置換または非置換の一価
炭化水素基である。)及びこれらの混合物からなる群か
ら選ばれるオルガノポリシロキサン単位及びSiO4/2
単位から成り(ただし、オルガノポリシロキサン単位の
SiO4/2単位に対するモル比が0.08〜2.0であ
る。)、比表面積が200m2/g以上の湿式法疎水化
補強性シリカ、(C)ケイ素原子結合水素原子含有オルガ
ノポリシロキサン、(D)硬化促進剤からなるシリコーン
ゴム組成物から構成され、該シリコーンゴム組成物の未
硬化時の引張強さが25℃において1.5kg/cm2〜5.
0kg/cm2の範囲内にあるフイルム状シリコーンゴム接着
剤の中に、前記シリコーンゴム組成物を着色させるに十
分な量のアゾ系染料またはアントラキノン系染料が含有
されてなる、着色されたフイルム状シリコーンゴム接着
剤であるので、取扱性、作業性に優れ、特にこれを被着
体である基材に適用したときには、フイルム状シリコ−
ンゴム接着剤の硬化程度、硬化の完結を確認でき、接着
強度のばらつきの少ない接着構造体を得ることができる
と言う特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例2の工程(1)において
得られた構造体(ステンレススチール製基材の表面に赤
色に着色されたプライマー層が形成された構造体)の模
式図である。
【図2】 図2は本発明の実施例2において、工程(2)
の前半で得られたプライマー層の表面に、透明なフイル
ム状シリコーンゴム接着剤が積層された構造体の模式図
である。
【図3】 図3は本発明の実施例2の工程(2)の後半に
おいて得られた構造体(ステンレススチール製基材の表
面に赤色に着色されたプライマー層が形成され、該プラ
イマー層の表面に、赤色に着色されたフイルム状シリコ
ーンゴム接着剤が積層され、該赤色に着色されたフイル
ム状シリコーンゴム接着剤の表面をガラス製基材の表面
に接触させた構造体)の模式図である。
【図4】 図4は本発明の実施例2で得られた金属製基
材とガラス基材がフイルム状シリコーンゴム接着剤の透
明な硬化物を介して接着一体化してなる構造体の模式図
である。
【符号の説明】
1 ステンレススチール製基材 2 赤色に着色されたプライマー層 3 透明なフイルム状シリコーンゴム接着剤 4 赤色に着色されたフィルム状シリコーンゴム接着剤 5 フイルム状シリコーンゴム接着剤の透明硬化物 6 ガラス製基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83:07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)平均単位式RaSiO(4-a)/2[式中、
    Rは置換または非置換の1価炭化水素基であり、aは
    1.9〜2.1の数である。]で表される、低級アルケ
    ニル基含有オルガノポリシロキサン生ゴム
    100重量部、(B)R3SiO1/2単位、
    2SiO2/2単位、RSiO3/2単位(式中、各Rは前
    記と同じである。)及びこれらの混合物からなる群から
    選ばれるオルガノポリシロキサン単位)及びSiO4/2
    単位から成り(ただし、オルガノポリシロキサン単位の
    SiO4/2単位に対するモル比が0.08〜2.0であ
    る。)、比表面積が200m2/g以上の湿式法疎水化
    補強性シリカ 30〜150重量部、(C)ケイ素原
    子結合水素原子含有オルガノハイドロジェンポリシロキ
    サン0.1〜10重量部、および(D)硬化促進剤 (A)
    成分〜(D)成分からなる組成物を硬化させるのに十分な
    量からなるシリコーンゴム組成物から構成され、該シリ
    コーンゴム組成物の未硬化時の引張強さが25℃におい
    て1.5kg/cm2〜5.0kg/cm2範囲内にあるフイルム状
    シリコーンゴム接着剤の中に、(E)前記シリコーンゴム
    組成物を着色させるに十分な量のアゾ系染料又はアント
    ラキノン系染料が含有されてなる、着色されたフイルム
    状シリコーンゴム接着剤。
  2. 【請求項2】下記3工程からなることを特徴とする、金
    属製基材とガラス製基材の接着方法。 (1)金属製基材表面にアルコキシ基含有オルガノシラン
    又はアルコキシ基含有オルガノシロキサンオリゴマーを
    主剤とするプライマー組成物を塗布し、該基材表面にプ
    ライマー層を形成させる工程、(2)次いで、形成された
    プライマー層の表面に(A)成分〜(E)成分からなる着色
    されたフイルム状シリコーンゴム接着剤を積層する工
    程、(3)しかる後、前記着色されたフイルム状シリコー
    ンゴム接着剤表面をガラス製基材に接触させ、80℃以
    上の温度条件下で、該フイルム状シリコーンゴム接着剤
    の着色が消去されるまで加熱し、該フイルム状シリコー
    ンゴム接着剤を硬化せしめる工程。
  3. 【請求項3】下記3工程からなることを特徴とする、金
    属製基材とガラス製基材の接着方法。 (1)金属製基材表面にアルコキシ基含有オルガノシラン
    又はアルコキシ基含有オルガノシロキサンオリゴマーを
    主剤とし、アゾ系染料又はアントラキノン系染料を含む
    プライマー組成物を塗布し、該基材表面に着色されたプ
    ライマー層を形成させる工程、(2)次いで、形成された
    プライマー層の表面に(A)成分〜(D)成分からなるフイ
    ルム状シリコーンゴム接着剤を積層し、そのまま1時間
    以上放置することにより、前記アゾ系染料又はアントラ
    キノン系染料をフイルム状シリコーンゴム接着剤中に浸
    透せしめ、着色されたフイルム状シリコーンゴム接着剤
    層を形成させる工程、(3)しかる後、前記着色されたフ
    イルム状シリコーンゴム接着剤表面をガラス製基材に接
    触させ、80℃以上の温度条件下で、該フイルム状シリ
    コーンゴム接着剤の着色が消去されるまで加熱し、前記
    フイルム状シリコーンゴム接着剤を硬化させる工程。
  4. 【請求項4】金属製基材がステンレススチール、鉄、ア
    ルミニウムまたは亜鉛からなるものである請求項2又は
    請求項3に記載の接着方法。
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