JPH07119394A - トンネル換気制御方式 - Google Patents

トンネル換気制御方式

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Publication number
JPH07119394A
JPH07119394A JP26883293A JP26883293A JPH07119394A JP H07119394 A JPH07119394 A JP H07119394A JP 26883293 A JP26883293 A JP 26883293A JP 26883293 A JP26883293 A JP 26883293A JP H07119394 A JPH07119394 A JP H07119394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
wind
value
wind directional
ventilation
Prior art date
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Pending
Application number
JP26883293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ito
美穂 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07119394A publication Critical patent/JPH07119394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、避難坑にも風向風速計を設置し、ト
ンネル内の風向風速計との比較によりジェットファンの
回転方向を決定し、換気制御するトンネル換気制御方式
を提供することにある。 【構成】本発明は、ジェットファン及び避難坑を有する
トンネルの換気制御方式において、前記トンネルの避難
坑の風向風速と前記トンネル内の風向風速を比較し、そ
の差が所定以上あることを条件に前記ジェットファンの
風向を逆方向に運転する換気機器制御処理装置を備えた
ことを特徴とするので、トンネル周辺の気象条件、地形
等に合った換気制御が可能となり、ドライバーにより安
全で、なおかつ快適な運転環境を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットファン及び避
難坑を有するトンネルの換気制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジェットファン及び避難坑を有す
るトンネルの換気制御では、交通換気力及び自然換気力
を設計時に考慮して機械換気の方向を設定し、火災時の
他は原則として常にこの方向に機械換気を行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、道路の建設はト
ンネルの多い横断道の延びが著しく、このような地形部
分では季節によって季節風の方向が変化することが多
い。
【0004】ところで、従来の換気制御方式では、設計
時に設定された換気方向のみにしか換気を行っておら
ず、季節の変化により自然換気力が変化しても(自然換
気方向が変化しても)同一方向への換気を試み、トンネ
ルの出口付近の視野が著しく悪化したり、また必要以上
のエネルギーを使用したりしてきた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は避難坑にも風向風速計を設置し、トンネ
ル内の風向風速計との比較によりジェットファンの回転
方向を決定し、換気制御するトンネル換気制御方式を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はジェットファン及び避難坑を有するトンネ
ルの換気制御方式において、前記トンネルの避難坑の風
向風速と前記トンネル内の風向風速を比較し、その差が
所定以上あることを条件に前記ジェットファンの風向を
逆方向に運転する換気機器制御処理装置を備えたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、従来の換気制御では考慮され
なかった自然換気の風向による換気制御ができるため、
トンネル周辺の気象条件、地形等に合った換気制御が可
能となり、ドライバーにより安全で、なおかつ快適な運
転環境を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の構成図である。同図にお
いて、1は送風機、2は排風機、3は風向風速計、4は
ジェットファン、5はトラフィックカウンタ、6は風向
風速演算処理装置、7は換気機器制御処理装置、8はV
I計、9はCO計である。
【0009】次に、本実施例の換気作用について説明す
る。先ず、風向風速計3、トラフィックカウンタ5、V
I計8及びCO計9の各計測機器により、換気制御に必
要な風向風速値、交通量、VI値、CO値を計測する。
また、風向風速計3では、トンネル内部の風向風速値U
A 及びトンネル避難坑の風向風速値UB を計測する。
【0010】次に、各計測値(UB を除く)を換気機器
制御処理装置7に入力し、換気機器の運転台数を算出す
る。同時にトンネル内部の風向風速値UA とトンネル避
難坑の風向風速値UB について風向風速演算処理装置6
にて、まず、|UA |−|UB |>Kの比較演算を行
う。一定時間以上、この条件を満たす場合は、ジェット
ファンの運転方向及び運転台数の補正を行い、割込み制
御する。その後、通常の換気制御を行う。
【0011】以上の換気処理の手順をまとめると、図2
のフローに示すようになる。トンネル内部とトンネル避
難坑に設けた風向風速計により、トンネル内部の風向風
速及びトンネル避難坑の風向風速を計測する(ステップ
S1)。すなわち、トンネル内部では自然換気力、交通
換気力、機械換気力の合計の風向風速値UAを計測し、
トンネル避難坑では自然換気力のみの風向風速値UB
計測するがトンネル内部は通常の換気制御を行う(ステ
ップS2)。
【0012】次に、トンネル内部の風向風速値UA と、
トンネル避難坑の風向風速値UB を比較し、一定時間以
上|UA |−|UB |<K(Kはある一定値、例えば−
0.3)の場合(ステップS3)には、ジェットファン
を、現在運転している方向とは逆方向に運転すると共に
運転台数の補正をするべく制御する(ステップS4)。
つまり、|UA |−|UB |がマイナス側になり、その
値がKより小さい場合(Kを−0.3とすると、このK
より小さい場合、例えば−0.4<−0.3の場合)、
上式が成立し、逆転される。そして上記式が成立しなく
なれば通常の換気制御とする(ステップS5)。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自然換気力を避難坑にて計測し、トンネル内の風向風速
と比較することによって、より効率的な換気制御が可能
となり省エネルギー化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】図1の換気作用を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…送風機、2…排風機、3…風向風速計、4…ジェッ
トファン、5…トラフィックカウンタ、6…風向風速演
算処理装置、7…換気機器制御処理装置、8…VI計、
9…CO計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジェットファン及び避難坑を有するトン
    ネルの換気制御方式において、前記トンネルの避難坑の
    風向風速と前記トンネル内の風向風速を比較し、その差
    が所定以上あることを条件に前記ジェットファンの風向
    を逆方向に運転する換気機器制御処理装置を備えたこと
    を特徴とするトンネル換気制御方式。
JP26883293A 1993-10-27 1993-10-27 トンネル換気制御方式 Pending JPH07119394A (ja)

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JP26883293A JPH07119394A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 トンネル換気制御方式

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JP26883293A JPH07119394A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 トンネル換気制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07119394A true JPH07119394A (ja) 1995-05-09

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ID=17463887

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26883293A Pending JPH07119394A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 トンネル換気制御方式

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JP (1) JPH07119394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6268416B1 (en) 1998-01-28 2001-07-31 Dow Corning Toray Silicone Company, Ltd. Colored silicone rubber adhesive film and methods of use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6268416B1 (en) 1998-01-28 2001-07-31 Dow Corning Toray Silicone Company, Ltd. Colored silicone rubber adhesive film and methods of use

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